内田樹のレビュー一覧

  • 呪いの時代

    Posted by ブクログ

    ¥

    mmsn01-

    【要約】
    ・

    【ノート】
    ・ハッとさせられる知見や洞察、しかし、相変わらずところどころでなんか鼻につく内田節。自分にとってはちょうどいいテキストなのかも知れない。

    ・「呪い」についてのセンセーの洞察にやられちゃって買い求めた本書だが、呪い自体についての言及はそれほど多くはない。ただし、色々な形質での呪いについて言及してはいるけど。その意味では、第1章と第2章がタイトルに即応した本書のコアだと思った。

    ・最終章でポパー「開かれた社会とその敵」を題材にしていたとはすごいすごい。あまりよみこまずに、自分で読んでから照合させてもらおう。

    0
    2018年10月28日
  • 若者よ、マルクスを読もう 20歳代の模索と情熱

    Posted by ブクログ

    久々に内田先生の本。
    まあ読みものとしてはいいのではないだろうか。マルクスくらい読んでおかないと....

    0
    2018年10月23日
  • 街場のメディア論

    Posted by ブクログ

    内容自体は面白いし、また同感できる部分も多数あるが、若干話が飛躍しすぎている・強引な所もちらほらと見かけられる。

    内田氏の他の本を読んだことがないので、ちょっと判断しようがないのだが、こういうテイストで書かれている方なのかも知れない。

    メディアというものについて、今まで語られてこなかった軸を知る材料うえでは有用な一冊だろう。ただし、それらの事柄については自分自身で考え、判断し、予想しなければならない。

    「価値」と「ありがとう」の関係性については深く考えてみる必要があるだろう。それはミドルメディアあるいはソーシャルのコミュニティーの中心的な軸になってくるはずである。

    0
    2018年10月09日
  • 困難な結婚

    Posted by ブクログ

    んーそうは思わないなぁってこともあったけど、そうも考えられるんだぁって言うこともいっぱあって読んでよかった。

    0
    2018年08月11日
  • アジア辺境論 これが日本の生きる道

    Posted by ブクログ

    姜尚中さんの「日本の隠ぺい体質」の指摘がズバリと刺さった。
    今の一連の忖度事件をはじめ、先の戦争が泥沼化していった過程などの日本の誤った歴史は大抵それが原因だと気付く。

    ※内田センセーの主張はいつも通りなので…

    0
    2018年05月15日
  • 竹と樹のマンガ文化論(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    竹宮恵子と内田樹による、主に少女漫画を対象とした文化論。

    寡聞にして竹宮恵子の漫画を全然知らないので、内容を十分に理解できなかったが、彼女の漫画を含む少女漫画に造詣のある人なら楽しめるかと。

    0
    2018年04月11日
  • 街場の天皇論

    Posted by ブクログ

    20180210 今の政治の状況について自分なりに理解したいと思い、天皇論のタイトルで読む事にした。安倍政治が何故長期政権になり得たのか?結局はうまく争点をはぐらかされて経済優先、グローバル化という響きの良い言葉だけに流されているせいだと理解した。
    大衆が本筋を理解するためには曇りなく論じてくれる作者のような存在が必要だと思った。自分のことなので自分で判断するのは当然なのだが、、、

    0
    2018年02月10日
  • 内田樹による内田樹

    Posted by ブクログ

    著者自身による自作の解説紹介という珍しい体裁の本、収録されている中で、半分くらい読んでいない物があるので、この本を取っ掛かりにして読んでみるの面白いかも

    0
    2018年01月17日
  • 困難な結婚

    Posted by ブクログ

    結婚に幻想を抱いている人が読むべきだと思う。
    しかし、若いうちにセイフティーネットとしての結婚に納得する人はどれくらいいるのだろう。

    0
    2018年01月02日
  • 僕たちの居場所論

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    3人の対談として読むので軽くていい。
    会話の中で流れついていくいろいろな話題が面白い。
    以下印象に残ったことなど。
    ・グローバルという視点の元に、均一の基準で比べられる大学。
    個性や理念は問題にされず、
    数値化できるもので誰にでもわかるようにならされる。
    結果、ランクの低い大学を淘汰し、補助金を分配する対象を減らしていく。
    教えることがこんなに見下されているってなんだろうか。
    ・先生と言うのは誰にでもできるもの、という内田さんの言葉が印象的。
    能力のある人にしかできないものだったら、
    該当者がいないときに、子供は生きていくすべを学ぶことができず
    その集団は一代で滅んでしまう。
    ・自分の中の演算機能が低いと、複雑な状況を理解することが出来ず
    単純な考え(陰謀史観とか)にすがってしまう。深く納得!
    ・言葉に新たな語義を付け加える権利があるのは母語話者のみ。
    ・守るものがある人の方が弱い。
    どこにも帰属せず面倒を見なくていい立場の人間は
    その場限りのネットワークの中で匿名の一刺しで強さを持つ時代。

    0
    2017年12月31日
  • 内田樹による内田樹

    Posted by ブクログ

    自著について著者自身によるブックガイド。
    というより、「あとがき」のようなもの。
    いろんな書評本はあるけれど、こういう形を取るのもアリだな、と思う。

    レヴィナス絡みの本はやや苦しい。
    レヴィナスがホロコーストを体験(経験)した結果、自分が存在することそのものに懐疑を抱き(という言葉は相応しいのか分からない)揺れたのだ、ということはとてもよく「分かる」。
    そして、レヴィナスのその揺れが内田樹を惹きつけたのだろうとも。

    「人がほんとうに哲学を必要とするのは、哲学書の行間に自分自身が今日生きる支えとなり、導きとなるようなたしかな叡智を求めるときです。テクストにすがりつくように知恵を求める者にだけテクストはその深い意味を開示する。」

    そしてその、「体験」による「言葉に出来ないもの」は村上春樹の「壁と卵」に繋がる。
    面白い。

    「ある時期の、ある種の出来事については言語化しないし、できない。そういう種類の『空虚』を抱え込んだまま、戦後日本の平和で凡庸な日常を生きていった男たちを多く数えたのが父の世代です。」

    また、自分的にメジャーすぎて手を出してこなかった『下流思考』の部分では、読まないとなーと思わされる。(うまいな……)

    「子どもたちの『学習能力』が『貨幣』であり、提供される教育コンテンツが『商品』であるとするなら、子どもたちが学校という市場で最優先するのは、最少の学習努力で教育商品を獲得することになります。いかに少ない学習努力で、価値ある商品(卒業証書や技術資格)を手に入れるか、それが子どもたちの最優先の関心事となります。」

    大人たちの憂いは、大人たち自身が作り出している。
    もっと言えば生徒たちへの憂いは、教師自身が作り出していると読める。

    全体を通して、「成熟」とは何かということを考えさせられる。
    機能的で「スマート」な生き方・社会は「成熟」とは言えない。
    では、私自身が「成熟」するためには、どのような思考生活が必要なのだろうか。
    うーん。。。

    0
    2017年12月14日
  • 聖地巡礼 コンティニュード 【電子限定 写真カラー版】

    Posted by ブクログ

    今回は対馬。いつものようにGoogleEarthで見ながら
    読み進めましたが、対馬はなかなかGoogleでも補足
    されていな部分が多く・・・ちょっと残念。
    今回は、日本の古層と神話の始まり。日本と海外のインターフェースというのがキーワード。
    表紙の和多都美神社の海の鳥居がとても素敵な写真です。
    日本の原風景というか、古風景がそこにあるのだろうと
    思いました。
    なかなか行けないところではありますが

    0
    2017年10月10日
  • 武道的思考

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まず驚いたのは、著者の内田樹氏は合気道6段だということ。
    ずっと社会学系の教授だと思っていたのでかなりびっくりしました。

    著者の考える武道の目的は、「生き延びること」だといいます。

    それは単に戦場でだけという話ではなく、生活全般の話としてとらえられております。

    例えば、江戸時代の武士は、余計なリスクを負わないために用事のないところへは出かけなかったそうです。

    また、歴戦の戦士であった東郷平八郎は、「わずかな兆候から次に起こりそうなことを予見する能力」に秀でていたそうで、目の前の道に荷馬がいるのを見て道の反対側によけて通ったといいます。

    それを見とがめた同僚が、「武人が馬を恐れて道を避けるとは何事か」というと、東郷は、

    「万が一馬が暴れてけがをして、本業に障りがあれば、それこそ武人として目も当てられない」

    といったそうです。

    このように本書では、著者の武道に対する考えや、他の専門家との対談での気づき、その他社会学的な考察など、いろいろな話が1コラム3-4ページ程度でまとめられています。

    著者の「避けられる争いは避ける」というスタンスはしなやかで興味深いと感じました。

    本書の中では、白黒つけなくてもよいものを無理に決めつけることの危険性について何度か言及されているように思えました。

    例えば、死んでいるけどまだ死に切っていない生死における第3の状態としての葬儀の重要性であったり、グローバル化した世界においてもう未知の領域は存在しないとする考え方に対する警鐘だったり、相手に妥協しないアメリカの外交戦略であったり・・。

    あんまり正論が過ぎると生き延びる確率が下がるから気を付けようというのが著者のメッセージだと自分は感じました。

    0
    2017年10月08日
  • 転換期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    もうこういった言説にほとんど共感を感じなくなってしまったなー。「現状は危機的だ」「政府はこんなにあくどい」みたいなのって、「ほんとにそうなの?それを示す証拠は?」とまず思ってしまう。

    まあ内田センセイの七色のロジックを楽しめるという点では面白い。

    0
    2017年09月08日
  • 街場のメディア論

    Posted by ブクログ

    大学での講義内容を本に起こしたもの。
    ものの見方や考えかたの新たな面を感じられた。
    「今遭遇している前代未聞の事態を「自分宛の贈り物」だと思いなして、にこやかに、かつあふれるほどの好奇心を以てそれを迎え入れることのできる人間だけが、危機をいきのびることができる。」今の私が求めていた考え方を、享受いただきました。

    0
    2020年02月26日
  • 大人のいない国

    Posted by ブクログ

    大人のいない国

    内田樹22冊目(鷲田清一との共著)
    ・教養についての考察が面白かった。なぜ自分はこのことを知らずにきたのか、知ることを拒んできたのかという、自分の無知の構造に目を向けられた瞬間に教養が起動するということや、教養とは自分のわかっていないことについてわかるということということがうなずけた。自分の経験から照らしてみても、さらに、この人ならこのことについて知っているかもしれないという風なセンサーが働いて、お願いできれば、たいていのことは何とかなるとも思う。
    ・人がそのかけがえのなさに気づかず、ないがしろにしているものに対して注意を促して、その隠された価値を再認識させる言葉の働きを「祝」と言い、そのことが主役となる「祝」の文体では、誰が言ったかは副次的要素となる。一方、不当な利益を占有している他者が、その不当な利益を失うことを強く念じることを「呪」と言い、これもまた、誰が言ったかは副次的な要素となる。「呪い」は誰から到達したものかいうことが出来ないという、発信者の欠如によって、機能する。そして、その呪いを行っている当の本人も気づかないことが多い。
    ・親族の構造分析にて、叔父と父から出される対立的・矛盾したメッセージが、もたらす葛藤が、子供を成熟へといざなう。このような矛盾したメッセージを子供がいっぺんに受けることによって、子供は「世の中には矛盾したことがある」というメタメッセージを受け取る。子供に理解できないメッセージを与えることで、絶えず子供の「理解できる容積」の改訂と拡大を要請する。これは、両親でも同じである。叔父と父は同性の親族であり、同性による成熟へのいざないであるが、これは両親でもおなじであって、同一の意見に充溢した家庭は「北朝鮮化された家庭」と同じで、子供を子供に留めてしまう。

    0
    2017年09月09日
  • 態度が悪くてすみません ――内なる「他者」との出会い

    Posted by ブクログ

    社会学、文学、心理学など多方面にわたる身近な問題を、筆者の見解を加えて綴られたエッセイ集。
    大学教授をされているという職業柄、実際に学生と触れ合われているようで、そうしたジェネレーションギャップに関するエピソードも面白い。
    なかでも『待つことの功徳』は、興味深い。携帯電話のせいで失われつつある「待つ」ことを美風とまで言い高めた筆者の視点は共感しないでもない。
    古(いにしえ)の人々が「待つ」という行為をどのようにとらえていたか、百人一首からの引用も味わい深い。

    0
    2017年08月27日
  • 日本戦後史論

    Posted by ブクログ

    戦後日本の政治的論考を、ウチダ先生と『永続敗戦論』の白井聡先生が対談形式で行った、非常に刺激的な本。近年表面化している様々な政治的な問題は、ここ何年かの文脈で読もうとすると誤読してしまい、きちんと1945年(あるいは、それよりももっと昔)から丁寧に経過を追って読んでいかないと読み解くことは難しいのでは、ということを本書を読むと痛感させられる。戦後史の「語られていない部分」をきちんと正視しないと、真の意味での対米自立は難しいのではないか、と思ってしまうのです。

    0
    2017年08月18日
  • 教えて! 校長先生 「才色兼備」が育つ神戸女学院の教え

    Posted by ブクログ

    学校ごとにこういう教育方針をもっているんだ、というのが分かり、他の私立学校の方針なども見ていきたいと思えるようになった本。

    0
    2017年07月01日
  • 修業論

    Posted by ブクログ

    戦はいつはじまるか判らない。
    つまり、その瞬間に最大のパフォーマンスを発揮できるようにするのが日々の稽古であり修行である。
    故に「次の○○大会を目標に頑張る…」などというのは、余り賢い発想とは言えない。

    とにかく生き延びること。
    それ以外の、例えば競争相手やタイムなどは全然取るに足らないモノである。

    その生涯を通して走り続けるところに意義がある。
    鉄人レースの醍醐味もそこにある。

    0
    2017年06月24日