内田樹のレビュー一覧

  • 狼少年のパラドクス ウチダ式教育再生論

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    なるほどと思う。
    学校というのは子どもたちに自分が何を知らないかを学ばせる場である。
    頑張ります。

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    2010年02月11日
  • 村上春樹にご用心

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    村上春樹の小説の世界観や村上春樹自身の考え方などについて書かれています。

    その中で、村上春樹の小説には死者からの言葉がよく出てくるとあります。

    著者はその意味を最初すごく考えていたが、そんなものにもともと意味自体ないという考えに至っています。これは小説の中で台詞にも「意味はない」とあることからわかります。

    そこから、カフカなどの不条理の話になり、突然の病気やいじめ、事故、無能な上司による評価など世の中の不条理に我々は意味を見出したがるが、そこには意味はないと論じています。

    私は意味があるかないかというのは状況次第だと思います。そもそも意味とは最初からあったりなかったり決まっているもので

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    2009年12月09日
  • 先生はえらい

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    タイトルからは、どんな内容なのか想像がつかない本。
    結論としてはたしかに、「先生は、その定義からしてどんな場合でも必ずえらい」というところに持っていくのだけれど、それは話題のきっかけに過ぎず、「人から学ぶ」というのはどういう現象なのか、ということについて主に語られている。

    面白いと思ったのは、コミュニケーションは誤解の余地が残されているからこそ質の高いコミュニケーションになる、ということだった。これは経済活動においても、何かを教えるということとも関わっていて、一見すると効率からはかけはなれた「無駄」や「曖昧な部分」があるからこそ上手く機能することが多くある、という。

    たとえば、著者が「あべ

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    2020年07月15日
  • 現代思想のパフォーマンス

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    代表的な現代思想家についてまとめてある。
    単行本よりもかさばらないので新書で購入。
    少し難しいけど基本的にはわかりやすく書いてあると思う。自分で内容の整理をしないとダメかも。
    ソシュールの章しか読み終わっていない。

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    2009年10月04日
  • 女は何を欲望するか?

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    グエ、って感じ。こ、濃いよ・・・。久々の新書で頭がショートしかけました。読書は、特に論説系は離れたらいけないわ・・・。

    「いかにして男性社会の中で女性の文化を作っていくか」、辺りで仮定法で進められていく理論に何度頭を悩ました事か・・・
    一部抜粋すると、

    「女性の文化を作るにしても、男性社会の教育を受けた女性は男性的なやり方でしか組み立てていく事が出来ない。
     最たる者が文字であり、今私達が使用している文字もまた、かつては男性しか使えなかった男性社会の産物だ。
     とすると、女性が新たに女性の文化を作るためには男性社会の文字から脱却しなければならないのではないか」

    ・・・という感じ。これを理

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    2009年10月04日
  • 現代思想のパフォーマンス

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    哲学の先端部分にある現代思想。その現代思想の難解な考えを分かりやすく紹介して、「道具」として人生に適用できるようにしようということをコンセプトに書かれた本。フェルディナン・ド・ソシュール、クロード・レヴィ=ストロース、ロラン・バルト、ミシェル・フーコー、ジャック・ラカン、エドワード・サイードなどの現代思想家たちが紹介されている。人々は主体的に存在しているのではなく、実は知らないうちに、さまざまな構造に支配されて存在しているということに気づく。構造主義。関係論。レヴィ=ストロースが気になった。

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    2009年10月04日
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体

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    未来が予測不可能であることに対して自覚的であること

    内田さんは「中腰」の重要性を説いていたけど、
    要はその上での「準備学」が個々人で必要なのかなと思った。

    疫病利得って、そのまんま俺じゃないか!!Excuse!!!!

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    2009年10月04日
  • 態度が悪くてすみません ――内なる「他者」との出会い

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    〜本に呼び寄せられること、本に選ばれること、本の「呼び声」を感知っできること。それがたぶん本と読者のあいだに成立するいちばん幸福で豊かな関係ではないかと私は思う。〜


    思えばそういう時があった。

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    2009年10月04日
  • 女は何を欲望するか?

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    内田樹の新刊、というだけで買った本。で、買って初めて分かったのは、これが「かなり学術的なアプローチによるフェニミズム批判(筆者)」の本であるということである。非常に困った。だって、そもそもフェミニズムって何?っていうことを、ほとんど知らないのだから。なんだろう、サッカーを知らない人がサッカーの戦術論の本を買ってしまったような感じだろうか。サッカーのルールを知らない人が戦術本を読んでも仕方がないのと同じで、フェミニズムの基本的な理解に欠けている人間が、それのやや学術的な論考を読むはめになってしまった、ということだ。従って、感想はない、というよりも、内田樹が何を議論しようとしていたのか、理解できな

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    2011年07月25日
  • 村上春樹にご用心

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    自分は、村上春樹氏の作品は、とても好きな作品と、あまり好きではない作品の2種類に分かれる。これまで、あまり好きではなかったのは、抽象的で、何が言いたいのかわかりにくいタイプの作品だ。
    しかし、この本から、今まで好きでなかったタイプの作品は、そもそも自分の読み方の、アプローチの方向が違っていたから、その真意が理解出来ていなかったのだと気づかされた。
    本の中で、「村上春樹が世界各国で受け入れられる理由」について、特に見事に表現していると思ったのは、次の部分だった。

    村上文学がそのローカルな限界を突き抜けることができたのは、存在するものを共有できる人間の数には限界があるが、存在しないものを共有する

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    2020年07月15日
  • 健全な肉体に狂気は宿る ――生きづらさの正体

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    ●フランス哲学者の内田樹氏と精神科医の春日武彦氏の対談。
    タイトルは春日氏の発言から。喋っている分量は、内田氏60%春日氏40%と言うところか。 ●発言から察するに、内田氏は自己肯定推奨派・自己肯定人生を送れる人のようだ。
    一方の春日氏は、自己否定とまでは言わないまでも、常に世界と自分に違和感を持っているタイプ。
    そんな二人が語り合うからこそ面白い、と言ってしまえばそうなのだろうが、私は、内田氏にはあまり説得されたくない。
    大変説得力のある言葉も散見できるのだが、相手にいちいち共感や同意を求めるあたりに疲れをもよおす。ま、話す機会は一生ないと思うけどね。 ●タイトルほど春日氏色は強くない。タイ

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    2009年10月04日
  • 態度が悪くてすみません ――内なる「他者」との出会い

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    これも内田先生のブログに書いた記事や雑誌に投稿したものを編集者が1冊の本にまとめたもの。したがって一貫性がない。タイトルの意味も、一応冒頭で説明はされているものの内容とは一致していないと思う。コミュニケーション論、身体論、社会論はおもしろい。内田先生の他の本と同じようなことが書いてあるけど、だからこそおもしろい。

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    2009年10月04日
  • 狼少年のパラドクス ウチダ式教育再生論

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    下流志向に続けて読んだ内田本。内容の半分くらいは下流志向とかぶっていた。個人的には、下流志向より良い本だと思ったが、いかんせん後に読んでしまったので星三つです。興味がある人は、こっちから先に読むことを僕はお勧めします。ただ、内田氏はブログがとても充実しているのでそっちを眺めたほうがいいかも。

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    2009年10月04日
  • 狼少年のパラドクス ウチダ式教育再生論

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    いろんなところに書かれたエッセイを一冊にまとめられている割にバラバラ感をさほど感じさせないのは、第1章から3章くらいまでの前半は解り易いからでしょうか。

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    2009年10月04日
  • 狼少年のパラドクス ウチダ式教育再生論

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    内田樹お得意のブログ本。テーマは教育。ブログの部分も大体読んでいたとはいえ、本の形になって改めて読むというのはまた違う行為だ。ブログにはなかった第九章で語られる日比谷高校の同窓生との関係が面白い。

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    2009年10月04日
  • 態度が悪くてすみません ――内なる「他者」との出会い

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    「教養」ではなく「娯楽」。なんて節操のない本だ!色んなことを書いている。ツボにはまる項はものすごくおもしろい。

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    2009年10月04日
  • 現代思想のパフォーマンス

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    新書になったので読んでみたのですが、予想を超えた良書でした。内田樹氏の担当した部分、とりわけラカンの解説には手抜きがなく、この手の本としては秀逸です。

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    2009年10月04日
  • 集英社新書創刊20周年記念小冊子(試し読み付)

    購入済み

    荒木飛呂彦先生の他の連中が臭い臭い
    一応は中身を確かめてみたけど、他の人は読まなくていいよ?
    無駄だ

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    2024年11月01日
  • 嘘みたいな本当の話 [日本版]ナショナル・ストーリー・プロジェクト

    Posted by 読むコレ

    高橋源一郎に内田樹、二人とも大好きです。最近の高橋源一郎さんの文章はわかりすい文章で、愛に満ちています。

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    2012年09月06日