内田樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いやー、最近は内田樹関連の本しか読んでないな(汗。これからも当分そうかもしれない。
対話集だし深く考えずさらっと読んだので、特に熱をもってレビューする気もわいてこない。普通に面白かった。大事なことは「距離感」と「肩を張らないこと」かな。別にそんなことを直接言ってるわけではないけど、内田樹はどの本でも一貫してそういう姿勢だから(おっと、何でも「大事なこと」という名のもとまとめてしまうの良くないな)。名越康文は最近流行りの精神科医なんだっけ?雑誌とかでたまに見かける。二人は仲の良い知り合いでした。
対話集独特の、相手を肯定しあいながら対話が進む雰囲気(それが対話の基本的な文法なんだろうか)がイ -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
生きづらさを、晴れやかに解き放つヒント。
「閉じられた心の世界」を打ち破る精神科医と、「身体からの信号」に耳を澄ます仏文学者の説教ライブ。
[ 目次 ]
第1章 世代論に逃げこむな
第2章 「自分探し」はもうやめよう
第3章 人間は、わかり合えっこない
第4章 個性とこだわり幻想
第5章 健全な肉体に狂気は宿る
第6章 まずは身体に訊け
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参っ -
Posted by ブクログ
読んでいて、思わずふむふむと納得してしまう論の進め方が見事だと思った。
本当に気をつけてないと、本当にそうか?という視点を持てず、「読まれて」しまう。
しかし、我が意を得たりと思った部分があった。
みんな古典を読もうぜ。
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(読書上のアドバイスを聞かれて)
できるだけ今の自分と生きた時代も生きた場所も縁の遠い人間の書いた本を読むこと。
世界観も宗教も感受性も身体感覚も、まるで違う人のものを読んで、それにぶるぶるっと共振するものが自分の中に見出せたら、その震えは「人間にとってかなり汎通性の高いもの」だということである。
ある種の書物が歴史の風雪に耐えて何百年、何千年と生き残ってきたも -
Posted by ブクログ
村上春樹の小説の世界観や村上春樹自身の考え方などについて書かれています。
その中で、村上春樹の小説には死者からの言葉がよく出てくるとあります。
著者はその意味を最初すごく考えていたが、そんなものにもともと意味自体ないという考えに至っています。これは小説の中で台詞にも「意味はない」とあることからわかります。
そこから、カフカなどの不条理の話になり、突然の病気やいじめ、事故、無能な上司による評価など世の中の不条理に我々は意味を見出したがるが、そこには意味はないと論じています。
私は意味があるかないかというのは状況次第だと思います。そもそも意味とは最初からあったりなかったり決まっているもので -
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タイトルからは、どんな内容なのか想像がつかない本。
結論としてはたしかに、「先生は、その定義からしてどんな場合でも必ずえらい」というところに持っていくのだけれど、それは話題のきっかけに過ぎず、「人から学ぶ」というのはどういう現象なのか、ということについて主に語られている。
面白いと思ったのは、コミュニケーションは誤解の余地が残されているからこそ質の高いコミュニケーションになる、ということだった。これは経済活動においても、何かを教えるということとも関わっていて、一見すると効率からはかけはなれた「無駄」や「曖昧な部分」があるからこそ上手く機能することが多くある、という。
たとえば、著者が「あべ -
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グエ、って感じ。こ、濃いよ・・・。久々の新書で頭がショートしかけました。読書は、特に論説系は離れたらいけないわ・・・。
「いかにして男性社会の中で女性の文化を作っていくか」、辺りで仮定法で進められていく理論に何度頭を悩ました事か・・・
一部抜粋すると、
「女性の文化を作るにしても、男性社会の教育を受けた女性は男性的なやり方でしか組み立てていく事が出来ない。
最たる者が文字であり、今私達が使用している文字もまた、かつては男性しか使えなかった男性社会の産物だ。
とすると、女性が新たに女性の文化を作るためには男性社会の文字から脱却しなければならないのではないか」
・・・という感じ。これを理 -
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内田樹の新刊、というだけで買った本。で、買って初めて分かったのは、これが「かなり学術的なアプローチによるフェニミズム批判(筆者)」の本であるということである。非常に困った。だって、そもそもフェミニズムって何?っていうことを、ほとんど知らないのだから。なんだろう、サッカーを知らない人がサッカーの戦術論の本を買ってしまったような感じだろうか。サッカーのルールを知らない人が戦術本を読んでも仕方がないのと同じで、フェミニズムの基本的な理解に欠けている人間が、それのやや学術的な論考を読むはめになってしまった、ということだ。従って、感想はない、というよりも、内田樹が何を議論しようとしていたのか、理解できな
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Posted by ブクログ
自分は、村上春樹氏の作品は、とても好きな作品と、あまり好きではない作品の2種類に分かれる。これまで、あまり好きではなかったのは、抽象的で、何が言いたいのかわかりにくいタイプの作品だ。
しかし、この本から、今まで好きでなかったタイプの作品は、そもそも自分の読み方の、アプローチの方向が違っていたから、その真意が理解出来ていなかったのだと気づかされた。
本の中で、「村上春樹が世界各国で受け入れられる理由」について、特に見事に表現していると思ったのは、次の部分だった。
村上文学がそのローカルな限界を突き抜けることができたのは、存在するものを共有できる人間の数には限界があるが、存在しないものを共有する -
Posted by ブクログ
●フランス哲学者の内田樹氏と精神科医の春日武彦氏の対談。
タイトルは春日氏の発言から。喋っている分量は、内田氏60%春日氏40%と言うところか。 ●発言から察するに、内田氏は自己肯定推奨派・自己肯定人生を送れる人のようだ。
一方の春日氏は、自己否定とまでは言わないまでも、常に世界と自分に違和感を持っているタイプ。
そんな二人が語り合うからこそ面白い、と言ってしまえばそうなのだろうが、私は、内田氏にはあまり説得されたくない。
大変説得力のある言葉も散見できるのだが、相手にいちいち共感や同意を求めるあたりに疲れをもよおす。ま、話す機会は一生ないと思うけどね。 ●タイトルほど春日氏色は強くない。タイ