内田樹のレビュー一覧

  • ためらいの倫理学 戦争・性・物語

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    全体的にはサクサクと読み進めないところが多かった。戦争責任のあたりはタイムリーなこともあり、また著者の歴史観にも共感でき、興味深く読めた。

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    2012年09月08日
  • 街場の読書論

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    読んだことのある話しが多いが、同じ話でも読む度に腑に落ちることが増えていく。
    自分に向けて書かれたように感じさせるのが内田先生はうまい。

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    2012年09月03日
  • 街場の読書論

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    ブログやその他の既出の文書を集めたものなので、この本でなにか一つの読書についての論を展開しているわけではないです。
    ただ書かれていることのいくつかについてはなるほどと思いました。

    ・学力について
    学力とはテストの点のように測定できるものではなく、学ぶ力のこと。すなわち、①無知の自覚、②師を見つけるアンテナ、③師から学びとる開放性

    ・母語運用能力について
    母語運用能力の高さとは、口から出る文章の分岐点の多さであるという話。

    ・著作権について
    著作権によって著作料を得ることと、作品を読者に届けること、どちらが大事なのか?という話。

    ・論文について
    論文の序文は二回、すなわち書く前後に書く。

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    2012年09月02日
  • いきなりはじめる仏教入門

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    内田先生のお話が好きなので手にとって見た一冊。
    タイトルを見て仏教の入門書だと思うと騙されてしまうので注意が必要。

    仏教というテーマを書簡のやり取りという形で語り合うという内容。書簡という体裁はやはり宗教ネタだからか。
    中身は内田先生の本らしく放談っぽい形になっていて、あまり厳密に仏教の話にこだわっているわけではない様子。日本における宗教のあり方や世界哲学全般、レヴィナス老師、キリスト教、イスラム教など、話は多岐にわたる。
    中々面白かったのだけど、どうも内容が散逸的だったり、実は上下巻でずいぶん中途半端なところで話が途切れていたりと、色々と残念な点が目についた。
    下巻は気が向いたら買おうかな

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    2012年09月01日
  • 街場の読書論

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    これはちょっと「読書論」とは言えないかも。面白いけど。
    箴言と呼べるような言葉に出会える読書は愉悦に近い。

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    2012年08月31日
  • 現代思想のパフォーマンス

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    途中までカフェで借り読み。

    思想家のメッセージをなぞる解説編と、それを具体例(映画)に当てはめて読み解く実践編のバランスが面白い。

    最後まで読んでないけど、ロランバルトのとこはなるほどなぁと思わされた。

    P134
    鈍い意味とは、映画に出てくるちょっと気になる表象のようなもの?話の筋にも関係なく、作者の意図はもちろん読み取れないのだけど、なんか気になるんだよね、みたいなあれ。

    ポニョ見たばっかりだから余計反応してしまった。。

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    2012年08月26日
  • 街場の読書論

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    ネタバレ

    広い意味での読書。 どんな場面でも読書の必要性がわかった。 ただ、どうしても読書の幅が狭まるのを広い観点から本を模索していきたい。

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    2012年08月24日
  • ためらいの倫理学 戦争・性・物語

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    デビュー作。今よりも文体がキツイ。個人に対する攻撃が結構多いから、これは確かに批判されてもおかしくはないかな。面白いし、言いたい事に筋は通ってるから納得はするけど。

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    2012年08月20日
  • はじめたばかりの浄土真宗

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    なかなか一回では内容が汲み取れないですが、最後の対談にあったように、仏教ってクール、喜びにも悲しみにも支配されるな、そこにこそ安住がある、植物のように生きろと言っている気がするという釈さんの言葉をひとまず心にとめておきます。悲しみより、喜びに支配されない態度をととることは難しそうですね。

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    2012年08月02日
  • ためらいの倫理学 戦争・性・物語

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    内田樹の本を読むのは今年これで3冊目。カミュのことについて書かれた評論が収録されており、自分が高校生(?)の頃に「異邦人」や「ペスト」を読んだ時のことを思い出しつつ、作品にそんな哲学的省察が込められていたことに新鮮な驚きを感じました。

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    2012年07月28日
  • 態度が悪くてすみません ――内なる「他者」との出会い

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    (以下引用)
    すべてのサラリーマンは自分の給料は不当に安いと思っているが、それは彼らが稼いだ「上前」をはねることで株式配当や設備投資が行われている以上当然のことである。「そんなのイヤだ、稼いだ分だけ稼いだ人間に戻せ」ということになると企業は資金も調達できずシステムの変化に対応できずテクノロジーの進化にも追いつけず、遠からず破産する。(P.32)

    同じ食物を分け合うということは、食物が乏しいときには、全員が一様に空腹を感じ、腹をこわすときには全員下痢になるという、ある種の運命共同体を立ち上げることである。同じ元を食べているとそのうち解剖学的組成が似てきて、似たような体型、似たような顔つき、似た

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    2012年07月15日
  • 期間限定の思想 「おじさん」的思考2

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    内田さんの著書にしては、あまりぱっとしなかったです。
    『「おじさん」的思考』のほうが断然おもしろかったかな。
    しいて言うなら、中村天風さんの節に出てきた弱さの話と、変化を前提とした社会理論が興味深かった。
    あまりおもしろくなかったと思いつつも、この読みやすさ、内田さんの本のリーダビリティはすごい。

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    2012年07月08日
  • 態度が悪くてすみません ――内なる「他者」との出会い

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    ブログのエッセイを編集したものらしい。
    自分の体を「ソリッドな単体」のイメージで動かすのと「水のような細粒の集積」のイメージで動かすのでは、発動する力がまったく変わるらしい。なるほど、肩コリもこの発想で治るんじゃないかい。いろんな発想の転換が詰まった本。

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    2012年07月07日
  • 橋本治と内田樹

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    橋本治と内田樹の対談。本書で内田先生が述べている通り、「橋本治とは何者なのか」を橋本フリークの内田先生が対談で解体していくような本。ところが橋本先生は、解体できるような、生半な存在ではなかったとまざまざと思い知らされる本。面白かったです。

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    2012年06月30日
  • 嘘みたいな本当の話 [日本版]ナショナル・ストーリー・プロジェクト

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    1000字規定のショートストーリーならば誰でも書けそうだ。

    でも聞き手の心を掴むような体験が簡単にできるとは限らないね。
    だから生きるっておもしろいんだよと、そう囁かれてさわやかな気持ちになれる一冊。


    もともとアメリカで行われた「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」の日本版だそう。

    日本人に作品の応募をかけると、没個性で平均的な情景描写が多いんだって。


    本は厚めだけど、見かけ倒し。
    30分くらいでざざざーっとおいしいところを頂いて満足としましょ。

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    2012年06月27日
  • 呪いの時代

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    ネタバレ

    「漫画の絵の部分は表意文字で、吹き出しが表音文字である」(養老孟司)

    漢字は外来の記号体系であり、
    「かな」は、それを土着の言語のための音声記号に流用したものである。
    外来の言語を図像情報として、土着の言語を音声情報として、脳内の2か所で並列処理している。そんな思考をしている言語集団は日本人のみである。

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    2012年11月14日
  • いきなりはじめる仏教入門

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    内田樹さんと釈徹宗さんが、往復書簡形式で仏教について解説してくれる本。
    入門、と銘打っていますが、自分にとってはかなりむずかしかったです…。宗教には興味がないわけではないので勉強したいのですが…。
    自分の不勉強のためにあんまり身にならなかったので、またチャレンジしたい。

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    2012年06月16日
  • はじめたばかりの浄土真宗

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    便利になりすぎて効率ばかり求める世の中、宗教的な長い時間軸というか、大局的にものを考える捉えることの方が大事ではないかと。
    一見効率化しているようにみえても、実は無駄で無価値で生産性ゼロの仕事ばかりしてしまうケースが多いのではないかと。
    特に後半、そんなことをあらためて感じた一冊。「自分が内蔵している時間意識」なんて言葉が出てくるけど、時と場合に応じてそれを長くしたり極端に短くしてみたり、使い分けする必要があるなあと思った。

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    2012年06月07日
  • 期間限定の思想 「おじさん」的思考2

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     ゼロ年代初頭に書かれたものが文庫化。時事ネタが多いため「期間限定」とあるが、しかしその切り口は未だに賞味期限が訪れていない感があります。

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    2012年05月20日
  • こんな日本でよかったね 構造主義的日本論

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    (以下引用)
    人生はミスマッチである。私たちは学校の選択を間違え、就職先を間違え、配偶者の選択を間違う。それでも結構幸福に生きることができる。チェーホフの『可愛い女』はどんな配偶者とでもそこそこ幸福になることができる「可愛い女」のキュートな生涯を描いている。チェーホフが看破したとおり、私たちは誰でもどのような環境でもけっこう楽しく暮らせる能力が備わっている。「自分のオリジナルにしてユニークな適性」や「その適性にジャストフィットした仕事」の探求に時間とエネルギーをすり減らす暇があったら「どんな仕事でも楽しくこなせて、どんな相手とでも楽しく暮らせる」汎用性の高い能力の開発に資源を投入する方がはるか

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    2012年05月08日