内田樹のレビュー一覧
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一番印象に残ったのは、9章の『神の言葉に聴き従うもの』です。ユダヤ教に関して、私がずっと疑問だったことの回答がありました。
厳しい戒律を2千年以上守って暮らしてきたのに、神の助けなく600万もの人が虐殺される。民族存亡の危機に、いま救世主が現れずにいつ現れるの?大戦後にイスラエルが建国されたことをプラス加点したとしても、周辺国からは攻められっぱなしで、落ち着く暇もありません。そんな神さん、私だったら、とっくに見限ってるわ、とずっと思っていました。
それをレヴィナスという哲学者は、「ホロコーストは人間が人間に対して犯した罪である。人間が人間に対sて犯した罪は人間によってしか購うことはできな -
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内田樹氏は 斬り込むポイントが うまいですね。
キイワードのほじくり出し方が すぐれていると想う。
「批評とは?」 「父の不在」 「倍音」
家族とは という提起も
内田樹氏と ムラカミハルキは共通性があるようだ。
『親と子が何でもはなせる楽しい家庭』という標語に
ムラカミハルキと内田樹氏は 考える。
ムラカミハルキは言う
『親と子が何でもはなせる家庭というのは本当に楽しい家庭なんだろうか?と僕はその標語の前に立って、根本的に悩んでしまう。・・・僕は思うのだけれど、家庭というのはこれはあくまで暫定的な制度である。それは絶対的なものでもないし、確定的なものでもない。
はっきり言えば、それは -
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ネタバレタイトル、なんでこうしたんだろう。子どもたちのことと言うより、社会のムード的な話が中心になってるから。日頃、思ってること・気になってることを言葉にしてくれたって感じの内容も多かった。
「コミュニケーション力」
言いたいことを一方的に発信するのがコミュニケーションじゃない。むしろ受信力が弱まってないか、と。察する力。非言語的なものも含めて、全体から感じ取る力はどこへ?
「要するに」「結局」と一言でまとめちゃう限定的な理解の横行。これをされると、話しているほうは本当に無力感に襲われる。
「外界を遮断」
自分に関係ないものは、見えない、聞こえない、意味がない。こうしなきゃやってられないようなが -
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本書の冒頭に書かれていますが、
現代は「ポスト構造主義」なんだそうです。
それは、構造主義の次に来た時代という意味ではありますが、
構造主義が終わった時代ではないと内田さんは言います。
構造主義の物の見方や考え方があまりに深く我々の生活に浸透した時代のことを
言っているんじゃないのか、と言います。
しかし、そう言われても、構造主義と聞いてピンときません。
というわけで、構造主義を平易な文章で説明してくれているのがこの本です。
まず、構造主義を支えた前史的なものとして、マルクス、フロイト、ニーチェについて。
それから、構造主義の始祖とも言われる、言語学者のソシュールについて。
最後に、構造主義 -
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内田樹さんの対談相手の光岡英稔氏が凄まじい人だということはよくわかった。単に殴ったり蹴ったりすることが強いというだけでなく、山伏や修行僧のような思想面での強さや、どんな状況であれとりあえず生き残るノールールサバイバル強者という印象。
ただし、私の方にその発信を受けとめるだけの強さがないようだ。スゴイ、もっと知りたいと思うより先に、ひぇっと身をすくめてしまう。
とはいえ、幾つかのメッセージは受け取ることができた。
「晴天モデルではなく荒天モデルで準備し行動しよう。」ふむ。
「メソッドに頼ればある程度のところまではいけるが、それより上や想定外には対応できない。」ふ〜む。 -
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ネタバレこの二人って本当に気が合っているのかなあ、という疑問が。
まあ終始穏やかで大人の対談なんだけど。
内田樹はあくまでフィジカルで、
且つ文学者、しかもフランス文学だから、
感覚的なものを信じている。
一方で春日武彦は闇を抱え、
冷静にロジカルに物事を捉えている、
といった印象。
全体的に推す内田樹に対し、
春日武彦は少し引いている。
職業柄そういう話の仕方が癖なのかもしれないけど。
『健全な肉体に狂気は宿る』というタイトルは実にアイキャッチで
私もタイトル買いをしたクチなのだが、
これには私が感じたような文学的意図はなく、
本当に読んだ字のままでした。
なので期待が裏切られたがっかり感も。
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内田樹氏は言う
『アメリカのような国は アメリカ以前には存在しなかった』
ウェルズは アメリカ以前を 『身分の社会』
アメリカ以後を 『契約の社会』と呼んだ。
たしかに アメリカの前に アメリカのような国はなかった。
歴史がない というのは 起源に戻るとしたら
独立宣言 しかないという アメリカの強みは
あらゆる形で 発揮される。
そのために アメリカは 権力の集中を 制度的に
許さない。人間の悪があることを認め それを刷り込んでいる。
日本は どうも 違った国のカタチを作り上げている。
そして 中国は いかに権力を 集中させるかで
国を統治しようとしている。
日本という国は 首相が