内田樹のレビュー一覧

  • 君たちのための自由論 ゲリラ的な学びのすすめ

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    日本人もハイコンテクストだけでなくローコンテンクストで伝えることも重要。
    相手を思うとはここまで考えないと。

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    2023年03月21日
  • 先生はえらい

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    万人にとっていい先生は存在しない。師を恋人で例えているのは面白かった。

    学ぶことを欲望するものしか学ぶことができない。そして私たちは「わからない」から、満たされないから知りたいと思う。
    私たちは自分のこともわからない。自分が考えていることが上手に言葉になっていかない。言い淀んで言い直してジタバタして、だからコミュニケーションは終わらない。全部わかったら対話はいらない。
    今現在も目下教育界で課題の主体的対話的な学びって、子どもたちの上手くいかないなーわかんないなーこの人のこと知りたいなってところから出発してるんだよね。

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    2023年03月17日
  • 君たちのための自由論 ゲリラ的な学びのすすめ

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    内田樹先生の本の読み方にはコツがある。
    真面目に論を追わない
    信じすぎない
    楽しむ
    である。

    私が内田先生の本を数十年手に取っているのは、
    いつも同じことを言っている
    からである。
    日本や世界でさまざまな出来事が起こっても新しいテクノロジーがでてきても
    いつも同じことを言っている
    のである。

    さまざまな出来事に揺さぶられ、新しいテクノロジーを持て余してしまう自分には、変わらぬ内田先生を確認することで、自分の頭をマッサージしているのである。

    もっと自由に考えて行動していいんだよ
    本書のメッセージはまさにいつも内田先生が繰り返していること。
    今回の内田節はウスビ•サコ先生ともうまくマッチ(時

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    2023年02月12日
  • 生きづらさについて考える【毎日文庫】

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     現代日本の問題の本質を正直に書いてある良書。日本人は直面している問題に向き合わない。そのことをずばりと書いてある良書

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    2023年02月10日
  • 生きづらさについて考える【毎日文庫】

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    感想
    なぜ肩身が狭いのか。自分や社会が用意した枠組みにハマり込もうとするからか。生きやすくするためのルール。それが独走し暴走するのか。

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    2023年02月07日
  • 日本辺境論

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    ネタバレ

    「スケールの吟味」、「変化の仕方が変化しない」、「先行者の立場から他国を領導することが問題になると思考停止に陥る」、「人間が過剰に断定的になるのは、他人の意見を受け売りしているとき」、「自説を形成するに至った自己史的経緯を語れないとネゴシエーションできない」、「清水の舞台を飛び降りる覚悟の例外的な才能」、「弟子は師が教えたことのないことを学ぶことができる」、「未熟さの内に安住する傾向」、「学ぶ力とは先駆的に知る力」

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    2023年01月07日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    中高生を想定読者とした、現在30代〜70代の20名からのメッセージ。今回のパンデミックであらわになった日本社会の欠陥について、こんなに不出来な社会を後続世代に遺すことになってしまった責任を感じ、補正しきれなかった悔しさがにじむ。

    世代が変わると考え方や行動も変わる。是非、現状を反面教師として欲しいです。

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    2023年01月05日
  • 撤退論

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    内田師範のお話以外あまり面白くありませんでした。面白くないのは、たぶん、書いてる人たちの表現力が頭良すぎて何がいいたいのかケムに巻かれたような気持ちになるからかもしれません。

    わかりやすすぎるのも、あれだし難解すぎるのもちょっと。

    正直に申し訳ございません。

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    2023年05月25日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    斎藤幸平さんの名前があったので読んでみた。
    一番心に残ったのは平川克美さんの文章だろうか。会社勤めするようになって当たり前のように見聞きしてきた経済合理性。原価を絞り、無駄を排除して、より低価格の製品を提供する。お客様の要望に応え、お客様が期待する以上の価値を生み出すこと。製造業をはじめ、経済はそのようにして成長するものだと思っていた。
    しかし、現在は総供給が総需要を上回っている状態。必要ないものを売るための広告やマーケティングなど、ブルシットジョブ(この本で言及してる人の多いこと!)が蔓延し、限られた利潤を確保するために「集中と選択」という言葉に現れるように、偏った資源配分をし、競争優位性の

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    2022年12月14日
  • 人口減少社会の未来学

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    タイトル通り人口減少社会で日本がどう生き残るのか、さらに発展するのかについて論じたものを集めた、論文集。
    論文のため、一章ごとが短くなっている。日本の未来をかんがえるきかっけとしてはちょうどよい

    以下気づき
    地方に可能性あり
    女性に嫌われる自治体に未来はない
    日本の農家、漁師は地方と都会をかきまぜることが大事
    男性社会、文化がいまだに根強い

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    2022年12月08日
  • 撤退論

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    撤退についての、さまざまな論者からの寄稿
    それぞれでいろんな発見も、驚きも
    (少し誇張しているのかもしれませんが)
    ありました。

    撤退の困難さはいろんなところで感じる昨今です。

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    2022年10月11日
  • 撤退論

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    撤退論 内田樹編 晶文社
    歴史のパラダイム転換に向けて

    題名に惹かれて手に取ってみたけれど
    前書きを読んで学者の限界を感じた
    まず仲間内で先生と呼び合うのをやめてからにしてほしい
    少子化がいけないと決めつけてからの話では
    答えが出ないだろう
    問題は噂されている
    権力を振りかざしている側の都合で
    少子化を作り出して不安をばらまいていることの真偽を
    確かめることが前提だろう

    識者とされた多くの人が原稿を寄せた中で
    唯一面白く読ませてもらったのは
    『個人の選択肢を増やす「プランB」とは何か』
    というタイトル始まるお話だ
    広い目線で現代文明が陥っている
    物質至上主義の問題の急所を捉えている
    いやも

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    2022年10月06日
  • しょぼい生活革命

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    内田樹さんとえらいてんちょう(矢内氏)との対談。 矢内さんの生い立ちから社会まで。 矢口さんは全共闘マルクス主義の家庭に育ち、一般人とは全く違う人生を歩んできた。 社会への関心は子供の頃からあったらしい。 小さなビジネスを次々と立ち上げて、社会で暮らす人たちを応援している。対談内容は、ビジネス資本主義、共同体、教育や福祉、宗教、YouTube、将来の日本アジアのあり方など。 内田さんの対談集は、話があちこちに飛んで面白い話も多いけれど、読み終わるとあまり記憶に残っていない。この本もそんな感じ。タイトルと中身が合っていないように思う。
    内容をざっくり知りたいなら、目次を見れば良い。 対談は面白い

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    2022年09月25日
  • 若者よ、マルクスを読もう 20歳代の模索と情熱

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    お二人のマルクス本に対するスタンスの違いを、如実に感じるものでした。僕が最も違いを感じたのは誤解という言葉でした。石川先生はこの言葉を多く用いていた印象を持ちました。
    歴史や社会などのコンテクストの中のマルクス理論に価値を置くのか、活動の背景としてのマルクス理論それ自体に価値を置くのかと単純化して理解しました。マルクス理論自体が行動の根拠となる場合に、理論を崩さないこと自体が大事な世界なのかなと、想像し興味深かったです。内田先生の返答はとても興味深いです。あと、先行はやりづらそうです。ユダヤ人関連の反論は成立してたのか、僕には難しかったです。
    誰を相手として想定した文章なのかに最初に言及してい

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    2022年09月25日
  • ぼくたち日本の味方です

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    東日本大震災前後の時事対談たが、あまりにも状況が変わってなくて驚く。
    震災後は日本は変わる、変わらねばと言っていたが、その後の安倍政権の下、そのままの状況が続き、深化しただけだったのか。
    この本で評価されているシールズなど影も形もなく、ローンウルフ型犯罪ばかりが目につく。父がいなくなったと盛んに言っているが、安倍氏はとても父というタイプではなかったが、その戯画化または代用だったのか。
    維新の会も伸びは止まったが、維新と安倍は同根だし、トランプ型の大きなうねりの一つの流れ。明らかにグローバル化にストップはかかり、ローカルになってきたが、内田や高橋の予想や希望とは異なる方向と思う。

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    2022年09月11日
  • 日本辺境論

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    1章 日本人は辺境人
    ・日本人には、世界標準の制定力がない。それは、自分の行動を裏付けする価値観を自分の中に持ち合わせておらず、外部にしか求めることだできないからである。これ自体は、国の誕生物語を持たないこと、そして古来から「中華」に対して「辺境」の立場として、相対的な価値観に準じて国を発展させてきたからである。よって、日本は何かを目標としてそれにキャッチアップすること、模倣することには類いまれなる才能を発揮するが、主体的に価値観を生み出し他国をリードしていくことはやったこともなく出来もしない。だからこそ、主体性を発揮する訓練をしよう!ではなく、特異的な「日本人の辺境性」を生かす方策を考えるべ

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    2024年01月28日
  • 街場の親子論 父と娘の困難なものがたり

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    高橋源一郎さんが紹介されてたので興味を持って読んだ。内田樹さんはお名前は知ってるけど、著作などは未読。
    あまり親子論的なもので感心することはなかった、というか個人的に幸運なことに家族関係に困難を感じたりということがないからかも。
    自分と父とほぼ同じ年の関係か。これだけリスペクトされる父もすごいが、子の内田るんさんが直球に思想信条を投げかけていて、新鮮に感じた。今屈託なくリベラルって言えることって、一周回って大事かも、と。

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    2022年08月17日
  • 新世界秩序と日本の未来 米中の狭間でどう生きるか

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    安倍さんが暗殺されたばかりの頃に読んだ本。
    第一章の「問題提起」で、ずいぶん安倍政権をこき下ろしてくれていたので、読むのをやめようかと思ったが、第2章以降は、まずまずの納得感であった。
    とくにアメリカの分断というか、対立の構図についての説明がわかりやすかった。

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    2022年08月12日
  • 日本戦後史論

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    ところどころ、というか、要所要所で「ん?」となりがち。今の政治の出鱈目ぶりは保守の自己解体願望でーみたいな話が繰り返し語られるが、「無意識下で」といえば何でも言えてしまうので、こういう文系インテリ仕草はちょっとついていけない。

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    2022年07月09日
  • 先生はえらい

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    「先生はえらい」というタイトルから、先生を肯定するような内容かな?と思っていたが、コミュニケーションや学ぶことの条件について、かなり論理的に、そして、内田樹さん的に解説してあった。

    その人がいったい何を知っているのか私たちには想像が及ばない先生、それが「謎の先生」=「学べる先生」「尊敬できる先生」

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    2022年07月03日