内田樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
#疲れすぎて眠れぬ夜のために #内田樹 #読書記録
内田樹先生の2003年の作品。古い。そのため、むむむ、と思うところもある。
が、やはり内田樹。
強い。自分の足を地につけて、ただ一人で立つことができる人。内田樹。
いやー、私はそこまで強くない、けど、そうありたいよなー、と思う。だから、ほんと、その通りですよね、と思う言葉でいっぱい。(一部を除く)
我慢しすぎるな、『ワンランク下の自分に』(第一章)とかいう言葉は書かれているけども、その実は、自分で考え自分で責任持って行動しなさいよ。人に合わせて、嫌なことするような、そんな生き方やめなよ、ということを言っているので、結構厳しい。
そうあり -
Posted by ブクログ
少し古い結婚観かなと思うところもありつつ、得心したり旨にせねばと思うところも多々あり。
以下覚書
●結婚は貧困ベース、病気ベースで考える
●ピンチはうまくいかないことが束になって手が回らなくなる状態。
ひとつひとつのうまくいかないことは大したことじゃない。その数がある閾値を超えると人はパニックになる。だからうまくいかないことの数を一つ一つ減らしていく以外に手立てはない。
そうすることで、些細な事でコップの水が溢れてブチンと切れることがなくなる。
●配偶者との関係を健全に保とうと思ったらまず自分はどうすれば機嫌が良くなるかを考える
●自分の人生が充実していると倦怠期が来ても問題にならな -
Posted by ブクログ
内田さんの書かれたものを読むと、どこかで同じようなことを言われていたなあと思うことが多いのだが、でも読んでいて面白い。
本書では時事ネタが多く取り上げられているが、それらについて書かれた文章は、ともすると後になって読むと古いと感じることも多いのだが、そんなことはない。ある出来事や事象の奥にある真の問題点にまで内田さんの考えが届いている上に、それを納得させる文章術の妙があるからこそ、今でも興味深く読ませるのだと思う。
また、これは不幸なことではあるのだが、本書のタイトルの「生きづらさ」が、今も大きくは変わっていないことにも拠るのだろう。例えば、本書では安倍政治への批判的文章がある。その安 -
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⚫︎対談形式が多いからサクッと読めるね
⚫︎内田さんは日本辺境論は面白かったし、わかりやすくて読みやすい。ゆっくり読めば咀嚼できる丁度いい内容。あ、これ以上いくと無理だなってとこで止まる絶妙な文体。
⚫︎成熟した大人がいないのは、まあしょうがないのかもなあとか、そもそも自分だってなあとか…政治家は国民のレベルを写す鏡だから、結局日本人が成熟していないってこと?でもそれもなんだか安易な自虐論理みたいで嫌だなあ。
⚫︎内田さん、ネットだとよく炎上しているイメージだけど、本はしっかりしているよね。大学の教授だったこともあり、話が分かりやすい。
⚫︎なんというか、ちょっと神霊的な話も出てくるけど、それ -
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内田さんが、雑誌等に寄稿した文章を集めたもの。
求められたテーマを内田流に考察した文章は、主観に基づいた記述であることから、大いに納得するものから、なかなか理解が追いつかないものまで多岐にわたる。
ロシアのウクライナ侵攻についても書かれている。以前のクリミア半島の時と異なり、ゼレンスキー大統領が政治的な正しさを打ち出したことが、世界の共感をもたらしたという。単にウクライナが攻め込まれたという事ではなく、上位の観念に持っていくことで、我々のため、我々の自由のために戦っているというストーリーに持って行ったことで各国の支援を受けられたとの主張だ。
他の事柄も、いくつかの論点で書かれているので、自 -
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ネタバレ国民国家という概念は中くらいの現実。太鼓から存在したモノではない。
グリーバル企業は国民国家に帰属意識はないことが要件。
ウクライナの戦争がどうなっても、ロシアは没落する。勢力圏はなくなる。
『フェデラリスト』の中に合衆国憲法の制定の議論がわかる。連邦派と独立国派の争いがあった。連邦と州の自由とのせめぎあい。軍隊は、同胞に向けられるべきではなく、国外に向けられるべき、という論法で連邦の下に常備軍を置くことになった。一方で、民衆の武装権も保障した。
アメリカでは19誠意に公教育の導入の反対があった。
合衆国憲法は、常備軍の保持を禁止している。軍は時の権力者の私兵になる。議会が招集して編成するもの -
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著者が、神戸市東灘区に約80坪の土地を得て、合気道の道場「凱風館」を建てるまでのてんまつをえがいたエッセイです。
著者は、若き建築家の光嶋裕介との縁に感じるものがあり、彼に道場の設計を依頼します。その後、光嶋とともに理想の道場を実現するために職人たちと交渉しつつ、理想の道場をめざします。彼らの「アンチ効率主義」と形容されるスタンスは、著者の思想に通じるものがあり、道場の建築から運営まで一貫しておなじ精神がつらぬかれていることが語られています。
また著者は、道場は「アジール」(避難所)としての役割を担うべきだと主張します。人びとがその場所につどい、彼らのあゆみを測定するための定点となることが