内田樹のレビュー一覧

  • コロナ後の世界

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    現在の社会のあり様を、この様に解釈するとわかり良くなるという、視点をもらえる本。
    個人的には、積読の効用が、無知の知を視覚化する所にあるという解釈が秀逸だと思った。
    後は、コロナや、ここ数年のアメリカ、中国、日本の政治に対するもやもやとした違和感の正体を解説して提示されたことに感謝。
    →中間層の弱体化、政治的無関心を助長することと市民の権利の無権利化で統治コストを下げるというのは、ジリ貧しか生み出さないということ。
    →緊急事態への対応として、正常性バイアスを解除するためには、自分以外の視点からの情報の取り込みを一気に増大させないといけないということ。様々な視点から立体的に物事を見ないと、何が起

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    2021年11月29日
  • コロナ後の世界

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     著者を「知の巨人」と呼んでも過言ではないのではないか。透徹したその眼で鋭く世の中を見ている。そして理路整然とした語り口にぐいぐい引き込まれていく。
     全世代に一度は読んでほしい著書だ。いや、そういう前にもう一度読んでみよう。新たな発見があるはずだ。

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    2021年11月28日
  • 身体の言い分

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    今月3冊目
    ★★★
    いや、深いです。池上先生達は野口先生に近い感じかな。
    治療家というか哲学、人格者というか、どこまでも考えてるんだなと。
    治療家でなくてもなにしてもやってけそうな頭脳。
    ちなみに池上先生の息子さんは知り合い

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    2021年11月06日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    玉石混交の内容だが、面白い議論もある。人の行動は変わらないが、コロナの記憶は当面続く。国境の意識、遠隔技術の成果は明らか。企業や国家の行動に影響はあるだろう。イノセンスな効率至上主義は若干減少すると期待したい。

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    2021年11月03日
  • 身体の言い分

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    哲学者で武道家の内田樹と、「三軸修正法」という治療法の提唱者である池上六朗の対談です。

    「文庫版のためのまえがき」で内田が、二人の著者たちの出会いが不思議な「ご縁」にみちびかれたものだったということを語っていますが、本編でも身体知にもとづく共感の重要性が指摘されるとともに、そうした原初的なコミュニケーションの回路がうしなわれてしまっている現代の状況に対する批判が展開されています。

    内田の身体論・武道論にかんする本はこれまで何冊か読んだことがあるのですが、もはや言説のレヴェルで説得を試みることを放棄してしまっているように感じられて、どうしてもついていけないと感じてしまいます。フランス現代思想

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    2021年10月26日
  • 修業論

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    ネタバレ

    問い
    修行とは何か。
    自分はどのように修業すべきか。

    答え
    修業は、「私の心身のパフォーマンスを低下させる要素」を最小化(できれば無化)することを目的として行う。それは、実はめざしていたものとは異なるものが得られる過程でもある。
    「道場は楽屋であり、道場の外が舞台である」。舞台とは「真剣勝負の場」である。生業と稽古は表裏一体のものでなければならない

    要するに、生業でのパフォーマンスを上げるために修業する場を自覚的にもつということ。

    キーワード
    修業、天下無敵、石火の機、卒啄の機、木偶坊・操り人形・案山子、弱さ・無知、居着き、科学的と科学主義的、鍛える発想、稽古、瞑想、額縁、狐疑・駝鳥、キ

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    2021年09月16日
  • 新世界秩序と日本の未来 米中の狭間でどう生きるか

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    かつての大英帝国が縮退し、一島国「イギリス」としてその存在を再び確立したように、日本も「身の丈に合った中規模国」としてのあり方を模索すべき、という基本概念の下に、今日の激動する国際情勢を様々な角度から考察するとともに、日本の国家戦略のあり方を批判的に議論する対談書。

    マスコミでは通り一遍の報道しかされない中国の内部事情や、建国まで遡る米国のイデオロギーの対立とそれがもたらす強み・弱み、さらには地政学的観点から見たトルコの存在感など、興味深い考察が複数示されるとともに、日本の国家戦略については、「国家理性」よりも「国民感情」が優先される結果、真に国益となる政策よりもポピュリズムが意思決定の源泉

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    2021年08月20日
  • 嘘みたいな本当の話みどり 日本版ナショナル・ストーリー・プロジェクト

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    読みやすさ★★★★★
    学べる★
    紹介したい★★★
    一気読み★★★★
    読み返したい★

    ほっこり癒されます。
    調べるとネットでも投稿ストーリーの1部が読めるのですね。
    疲れたときなどに少しずつ読んでいこうと思います。

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    2021年08月18日
  • 日本戦後史論(朝日文庫)

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    対米従属を徹底することにより、日本がいかに特殊な国かということが分かった。私たちが日常生活を送る分には特に何も感じないけれど、歴史が残したものは想像以上に大きく、それを自覚することは大切だと思う。このようなことは本来学校教育で教えられるべきであり、そうすることが日本の未来を変えていく為には必要なことだと感じた。

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    2021年08月11日
  • 集英社新書創刊20周年記念小冊子(試し読み付)

     

    購入済み

    良い

    集英社新書が、創刊20周年を迎えた。集英社新書でおなじみの著者の方々に、集英社新書や自身の著作への思いを語っていただき、その歴史を振り返る。

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    2021年07月31日
  • 大人のいない国

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    ゲームマスターが居るような気になってしまう
    つまり責任者出てこい!の思考
    そうなったら全てが他人任せになっちゃうね

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    2021年06月23日
  • コロナと生きる

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    「コロナに有効なのはひととずれること!」
    というメッセージが込められていた。

    政治や他国のことなどザクザク切り込んでいくのがすごいな勢いがあるなと感じた。
    テンポよく読めた。

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    2021年05月24日
  • 嘘みたいな本当の話 [日本版]ナショナル・ストーリー・プロジェクト

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    なんとなく気分が重く、ぱっとしなかった時期に読んだ。
    面白いことは沢山ある。
    拾い上げて、大事にしたい。

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    2021年05月09日
  • 困難な結婚

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    そもそもなぜ結婚をするのか。メリットデメリットが記されている。
    作者が東大卒というのもあり、非常にリアリストで読んでいて心地よい。

    特に印象に残っているのは、
    ◎結婚式は私事の関係を公事の関係にシフトさせる宣言であること
    →結婚式の意味が親への感謝という意見がしっくりこなかったが、この内容を知ると結婚式の有用性が理解出来た

    ◎結婚は誰としてもいいこと
    →相手により自分が変わるが、本当の自分は存在しない。相手を変えてもこれは不可逆である。

    ◎結婚のセーフティネットとしての機能
    →経済的にも。病気の時に支え合える。

    ◎家事への適切なマインドセット
    →好きな家事を増やす。公に家事が好きと公言

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    2021年05月04日
  • 人口減少社会の未来学

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    最悪の事態に備えてリスクヘッジをする習慣がなく、その予測を敗北主義として忌避するという、日本人というリスク。
    目から鱗の文言でした。

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    2021年04月30日
  • ためらいの倫理学 戦争・性・物語

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    多様な問題に白か黒か断定的な立場を取るのは一見知的だけど
    本来知的な人とは、知らないことを知る「無知の知」を知り、無知を隠さない人だ

    という視点で様々な問題を論じた本
    ただ中身は難しい笑

    この考えを持っとくと本当に信頼できるのは誰かがわかる気がする

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    2021年04月16日
  • 下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち

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    経済原理が行き渡りすぎた結果、教育が「等価交換」サービスと誤認される、という考察は頷ける。
    「統計的に言うと」と言及される個所がいくつかあるのだけれども、そこに出典が明記されていれば、そちらも辿って読むことができるのだが、その点惜しいと感じる。

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    2021年04月07日
  • 日本戦後史論(朝日文庫)

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    搾取される事も知らないないまま国力が落ちていく。貧乏と貧困は違うと言いますが、よい世界になるのでしょうか。ちょっとだけ極端に感じるご意見はありますが、幸せとは何かを新しい世界で問われている。自分の頭で考えて決めていく事が大切な時代なのに何故かいろいろな事に気付かないフリをしているのはなぜだろうか、脅威はそこまで
    、いやもう来ているのに。

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    2021年03月29日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    若い人からベテラン著者まで、さまざまな視点で、ポストコロナについて書かれていました。

    蔓延するウィルスがどのようなものか、また、そこから受ける我々の生活への影響とこれからの展望。

    いずれにせよ、近代的思想に基づいた人間の行動から生み出された歪みだということは一致しているように思える。

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    2021年03月18日
  • 内田樹による内田樹

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    著者がこれまでに刊行した著書や翻訳書をとりあげ、それについて著者自身があらためて振り返りながら解説をおこなっている本です。

    もともとは著者の大学での講義にもとづく内容で、毎回著者の本のいずれかをとりあげ、それについての発表と、著者のコメントがまとめられています。ただし著者は「文庫版のためのあとがき」で、「僕は授業で話しているうちに、「全くそんな話をする気のなかった話」に果てしなく逸脱するという悪癖がありまして」と語っているように、たんなる著書の内容の要約ではなく、あらためてそれぞれのテーマにかんする著者の考えが述べられており、本書にとりあげられている著書をすでに読んでいるという読者にとっても

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    2021年03月10日