角田光代のレビュー一覧
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まず。
やっと読めた、読み終わったという印象。
そして、どっと疲れた。
主人公山辺みのりの視点を通してずっと読み続けてきた。私自身みのりと同年代ということもあり、就職氷河期だったり、アメリカ同時多発テロだったり、東日本大地震だったり、コロナ禍だったり、大きな流れの中で何かできることをその時々で成し得たいと、もっというと、役割を果たしたいというみのりの気持ちや、挫折、戸惑いや迷い、諦めなどその全てが突き刺さる感じで、正直読み進めるのが難しかった。
物語の終盤、みのりはいろいろな人との出会いの中で、それでも自分を突き動かす何かによって、また何かをやり始めようと思う。そう、やらなければ、何もわか -
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Posted by ブクログ
角田光代さん。
浅香光代とごっちゃになっていて、なんとなく作品に触れていなかったのですが、先日読んだ作品が面白かったので興味が湧きました。いろいろ見ていたら、彼女の旅の本もおすすめとのことで本書を読んでみました。
バックパッカーでいろんな国を旅していた角田さん。その土地の人たちとコミュニケーションをとり、ゆらゆらと滞在している姿、すごいなぁ。私ももっと若い学生の時だったら...同じように旅する勇気が持てただろうか?人見知りも克服できたかなあ。
印象に残ったのは、マレーシアに行った時に釣りにさそわれて、朝から出動したのに延々と飲み会が続き、結局釣りをしたのが深夜。そしてそのまま釣った魚をBB -
Posted by ブクログ
大河ドラマ『光る君へ』が大好きで
源氏物語をぜひ読んでみたくなりました
千年以上の時を超え
紫式部の心の機微を感じることができ
感無量です!!
文章から浮かび上がる紫式部の心情や人生が
今の時代にも普遍的なのだと感じました
“書くことで、己の悲しみを救った_”
(大河ドラマ内の台詞)
紫式部も許されぬ身分の恋や
家族や友との出会いや別離を通して
書くことで 己の悲しみを救ってきたのかも…と
想いを馳せる読書は とても素晴らしい時間でした
源氏物語1では 輝く皇子として誕生した光源氏が
数多くの恋と波乱に満ちた運命が描かれています
大人になって読むと 感慨深 -
Posted by ブクログ
読みやすくおもしろかった。
10代のころに初めて源氏物語を読んだとき面白いと思わなかった理由が分かった気がする。
古典だからというわけではなく、顔と権力で女をとっかえひっかえ好き勝手する話というとらえ方で、いわゆる平安版昼メロとちょっと刺激的な少女マンガが合わさったようなもののイメージを持っていたような。
その後、あらすじになるストーリーそのものより、心情と情景描写が見事だったり、
お人形のようだった紫の上の葛藤や不安定さを想像できるようになったり、
女性目線の研究が進んで、世の価値観が変わり、私自身も年を取ったことで、より源氏物語の良さもすごさも分かるようになったなあと思いました。 -