発言作品一覧

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  • 古代ギリシアにおける自由と正義 思想・心性のあり方から国制・政治の構造へ
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 思想・心性のあり方から国制・政治の構造へ ポリス的意識と思想の実態に迫り、国制や政治構造を形成する要因を解明。 【目次より】 略記号表 まえがき 第I部 自由 第一章 イセーゴリアとパレーシア 発言の平等と言論の自由 第二章 ヘロドトスにおける〈イセーゴリア〉 第三章 ソロンの政治思想における自由 第四章 アテナイ民主政と自由 補章一 「自由」の語源の考察 付論 自由の語源について 補章二 イセーゴリアの意義 伝クセノフォン『アテナイ人の国制』一・―二について 第II部 ソロン 第五章 ソロンとメガラの民主政 第六章 ソロンの僭主政観 第七章 ソロンの「政治詩」の展開 第八章 ソロンの詩「エウノミア」とポリス思想 第III部 正義 第九章 アリステイデスの正義 第一〇章 アテナイ帝国と正義 伝クセノフォン『アテナイ人の国制』の場合 第一一章 五世紀後期におけるポリス間正義 補章三 伝クセノフォン『アテナイ人の国制』の成立年代 第五節 結論 第IV部 アテナイ民主政の比較考察 第一二章 〈アレオパゴス会議の指導〉とエフィアルテス改革 クレイステネス国制の性格づけのために 第一三章 ギリシア世界におけるアテナイ民主政 補章四 最近の諸ポリス研究 研究ノート あとがき 参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 仲手川 良雄 1929年生まれ。西洋史・思想史学者。早稲田大学名誉教授。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。 専門は古代ギリシア史・西洋思想史。 著書に、『ブルクハルト史学と現代』『歴史のなかの自由 ホメロスとホッブズのあいだ』『古代ギリシアにおける自由と正義』『テミストクレス 古代ギリシア天才政治家の発想と行動』『古代ギリシアにおける自由と社会』『ヨーロッパ的自由の歴史』(編著) 訳書に、ロマーノ・グァルディーニ『近代の終末 方向づけへの試み』などがある。
  • トレルチとその時代 ドイツ近代精神とキリスト教
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 週刊紙や議事録などを駆使して、自由主義神学者トレルチの思想に出会い、彼の思想が、どのような歴史的な背景の中で深められていったかを考察する論文集。彼の著作や発言の深意を時代の中で浮彫りにし、その全体像を初めて描く。 目次 略記号 序論 研究史と本書のねらい 第一部 トレルチの神学的課題 第一章 教授資格請求論文(一八九一) 第二章 自然主義との対決 ヘッケル『世界の謎』(一八九九)を中心に 第三章 近代の歴史的思考と神学 第二部 ヴィルヘルム二世時代の社会・学校・教会とトレルチ 第一章 社会問題(一八九〇─一九〇四) 第二章 学校と教会(一九〇四─七) 第三章 教理論争(一九〇七─一一) 伝統的信条と近代 第三部 トレルチと第一次世界大戦 トラウプとの対比 第一章 「城内平和」と両極化の兆し(一九一四─一六) 第二章 「祖国党」と「自由と祖国のための国民同盟」(一九一七─一八) 第四部 ヴァイマル共和国期のトレルチ 革命と反革命 第一章 プロイセン革命政権の学校令(一九一八)とその波紋 第二章 ドレスデン教会大会(一九一九) 福音主義教会の再編成と保守主義 第三章 「学問の革命」 シュペングラー『西洋の没落』をめぐって(一九一九─二二) 第四章 右翼急進主義(一九二〇─二二) カップ一揆からラーテナウ暗殺事件へ 結び あとがき 註 参考文献 独文概要 独文目次 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 佐藤 真一 1948年生まれ。西洋史家。国立音大名誉教授。早稲田大学文学部史学科卒業、同大学院史学研究科修了。文学博士。専門は、ドイツ近代史。 著書に、『教養としてのバッハ』(共著)『ヨーロッパ史学史 探究の軌跡』 『トレルチとその時代』などがある。
  • ワン、ツー、スリー、フォー:ビートルズの時代
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    ピーター・バラカン氏推薦! 異色のビートルズ伝 時系列を大胆に再構成し、多種多様なエピソードをモザイク状に配置しながら、4人の生きた時代、ビートルズと関わった人々の人生を万華鏡のように映し出す。英国の著名なジャーナリスト、諷刺作家による悲喜こもごものポートレート。 長短さまざまな150章から成る本書は、数あるビートルズの伝記、関係者の回想録、インタビュー、日記、ファンレター、同時代の報道など膨大な資料から目ぼしい記述や発言を選りすぐり、著者自身のルポや思い出、噂話、架空の話も交えて、独自の視点で編まれたもの。第一章は伝説的なマネージャー、ブライアン・エプスタインが初めてビートルズの演奏を聴きに行く運命的なシーンで幕を開け、続く章からはエピソード同士がゆるやかに連なり、ときに思わぬ展開を見せ、読者を驚かせる。 著者一流の諷刺とユーモアを散りばめ、ビートルズの人と音楽、同時代への影響を多種多様な人々の声に語らせ、浮き彫りにする。「ビートルズがあまりに明るく輝いたため、誰でもその光線に当たった者は、それがたとえほんの一瞬だったとしても、ビートルズ神話の一部になる」(本書より)。2020年度ベイリー・ギフォード賞受賞作。
  • シャルル・ドゴール伝(下)
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    「20世紀最後の巨人」の脱神話化を試みる決定版 世界を牽引した指導者、「最後の偉大なフランス人」シャルル・ドゴール。彼は巧みな戦略家であり、ひとつの政策に固執する反面、融通無碍な政治家でもあった。派手さを嫌う性格でありながら、ショーマンシップも発揮した。悲観と楽観のあいだを揺れ動き、自信を喪失したかと思うと、自己をフランスと一体化させ、君主であるかのように振る舞った。人びとの心にほとんど宗教的な崇敬の念を吹きこんだ。国民の統一を希求したが、その手法や政策はフランス社会に分断と対立を生み、ドゴールが憎悪の対象ともなった。 従来のドゴール伝が礼賛か批判かに偏りがちだったのに対して、本書は時代ごとの世界情勢や政治的状況、経済的環境のなかにドゴールを位置づけ、著作、書翰、発言、さまざまな同時代人の証言、新公開されたフランス国立文書館収蔵のドゴール文書など膨大な資料を駆使して、その全体像を中立かつ客観的な視点から記述する。さらに本書の大きな魅力は、資料の綿密な分析に基づいて、「人間ドゴール」の複雑な性格を浮びあがらせている点にある。英国の世界的権威による、ドゴールを主役にした「20世紀フランス史」。
  • シャルル・ドゴール伝(上)
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    「20世紀最後の巨人」の脱神話化を試みる決定版 世界を牽引した指導者、「最後の偉大なフランス人」シャルル・ドゴール。彼は巧みな戦略家であり、ひとつの政策に固執する反面、融通無碍な政治家でもあった。派手さを嫌う性格でありながら、ショーマンシップも発揮した。悲観と楽観のあいだを揺れ動き、自信を喪失したかと思うと、自己をフランスと一体化させ、君主であるかのように振る舞った。人びとの心にほとんど宗教的な崇敬の念を吹きこんだ。国民の統一を希求したが、その手法や政策はフランス社会に分断と対立を生み、ドゴールが憎悪の対象ともなった。 従来のドゴール伝が礼賛か批判かに偏りがちだったのに対して、本書は時代ごとの世界情勢や政治的状況、経済的環境のなかにドゴールを位置づけ、著作、書翰、発言、さまざまな同時代人の証言、新公開されたフランス国立文書館収蔵のドゴール文書など膨大な資料を駆使して、その全体像を中立かつ客観的な視点から記述する。さらに本書の大きな魅力は、資料の綿密な分析に基づいて、「人間ドゴール」の複雑な性格を浮びあがらせている点にある。英国の世界的権威による、ドゴールを主役にした「20世紀フランス史」。
  • 近代啓蒙批判とナチズムの病理 カール・シュミットにおける法・国家・ユダヤ人
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 20世紀を体現した思想家カール・シュミットの近代批判・近代啓蒙批判を、シュミットが影響を受けた、あるいは論敵であった思想家、とりわけマックス・ヴェーバーの学問論や法・政治論との比較を通じて、またナチスの反ユダヤ主義や安楽死計画との関連を通じて浮き彫りにし、近代啓蒙批判とナチズムの病理・野蛮性との思想史的連関性を詳細に描き出す。ナチズムに代表される近代の生態を、未公刊の資料を駆使し複眼的な視角から解明、更に後世への歴史的教訓を引き出した画期的作品。 【目次より】 序 近代の病理とシュミット 第一章 シュミットの思想の基盤 法学と文芸の接点から 一 シュミットの家庭環境と修学時代 二 風刺書『影絵』(一九一三年)について 三 風刺文「ブリブンケン」(一九一八年)の内容とその意義 第二章 ヴェーバーとシュミット 学問論の相克 一 シュミットのヴェーバーに対する知的接触 二 「職業としての学問」(一九一七年)の成立事情 三 「職業としての学問」の論点 四 「職業としての学問」とシュミットの学問論 五 初期シュミット(一九一〇~一八年)の思想の核 六 「職業としての学問」の五つの論点とシュミットの「ブリブンケン」『政治的ロマン主義』 第三章 ヴェーバーとシュミット 政治論の相克 一 シュミットの『政治的なものの概念』とヴェーバー "二 シ ュミット『政治的なものの概念』の四つの論点とヴェーバー" 三 シュミットの議会主義・民主主義観とヴェーバー 第四章 ナチス安楽死計画とシュミット 法史的社会史的視角から 一 生命の価値とシュミットの「価値の専制」(一九五九年) 二 ナチス安楽死計画(一九三九~四五年)の事実の概要 三 ナチス安楽死計画の前史 四 「安楽死」の法制化をめぐって 司法省と総統官房 第五章 反ユダヤ主義とシュミット 法・国家・ユダヤ人 一 研究史的前提 二 シュミットの反ユダヤ主義的発言 三 シュミットの反ユダヤ主義的思考の要因 結び 近代啓蒙批判とその教訓 注 あとがき 初出論文一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 佐野 誠 1954年生まれ。奈良教育大学名誉教授。中央大学法学部卒業。京都大学大学院博士課程単位取得退学。博士(法学)。専門は、基礎法学 西洋法制史。 著書に『ヴェーバーとナチズムの間』『ヴェーバーとリベラリズム』『新版「生きるに値しない命」とは誰のことか』(編著)『ヴェーバーとリベラリズム』などがある。
  • 戦後の誕生 テヘラン・ヤルタ・ポツダム会議全議事録
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    ローズヴェルト、チャーチル、スターリン、トルーマン……。 米英ソ三巨頭はどの段階で、何を発言したのか。東西冷戦はどのように準備されたか。国際連合はどのような構想としてスタートしたのか。そして、日本への原爆投下はどのように承認されたか。 これらの詳細が初めて明らかになる国際政治史の基礎資料、初の全訳。ロシアとウクライナ、ベラルーシの現在を予見させるスターリンの発言も見逃せない。
  • 言葉の捕囚 聖書の沈黙からアウシュヴィッツの沈黙へ
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 フランスの哲学者ネエルの「沈黙」と「言葉」を巡るエッセイ集。キリスト教における沈黙からアウシュビッツにおける沈黙を語る。 【目次】  凡例 巻頭の辞 聖書の沈黙への序曲 形態論・光景 創造は沈黙である 「創造者」は沈黙である 被造物は沈黙である 無-言の発言 反論のない発言 統辞論・構造 沈黙の出現 冒険のおける沈黙・エゼキエル 欠如における沈黙・ルツとエステル 試練における沈黙・「アケダ―」 摂理の沈黙・ヨセフ 陰謀の沈黙・ヨブ 罪責の誤解 意味論・諸次元 空虚の色 夜と死の沈黙 プロメテウスとシシュフォス 存在の貯蔵庫 悪の華 ミサと約束 口のきけない者の存在 対話と二重唱 対話と朗唱 天の裏側 隠された「顔」 忘れられた穂の刈り取り人 1 不活動 言葉の以前 はじめにロゴスがあった 言葉のピアニシモ 反響か挫折か? はじめにプロ・ロゴスがあった 虚無の代弁者 など 2 活力 言葉の創世記・バベルの冒険 道に迷った言葉 閉じられた言葉 並行した独語・アダムとイヴ 兄弟殺しの独語・カイン デマゴギーの誕生 アーメンもなく、感謝もない 大いなる神の光栄のために 代表者の沈黙・ノア 最初の仮面をつけた遊び・あなたはどこにいるのか? 最初の仮面なしの遊び・あなたの兄弟はどこにいるのか? 私と共に洪水がある 第三の次元・もの 所有のしるしに下に 煉瓦の不死性・芸術と人為性 頂上と奈落・英雄と猿 酒は人間の舌をほぐす・ノア 精神的領域の誕生 プロメテウスとニムロデ・言葉は贖うものを待っている 言葉の出エジプト記・アブラハムの変身 対話はシュメールに始まる 対話は人間によって始まる 言葉との格闘・アブラハム 「言葉」は動詞となる 沈黙の岩につながれたアブラハム 創造から歴史への飛躍 神よりも進んで 召命と挑発 など 3 挑戦 アウシュヴィッツの挑戦 ≪アウシュヴィッツの後・・・・≫ 完全な挫折 希望のわれら・エドモン・フレッグとエルンスト・ブロッホ など ネエル,アンドレ 1914~1988年。フランスの哲学者。ストラスブール大学教授。 代表著作に、『聖書の沈黙』『ショアと偉大な世界の悲劇の後の神の沈黙』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 比較史の道 ヨーロッパ中世から広い世界へ
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 カロリング期荘園制の所領明細帳に基づく研究を中心に、中世社会経済史を専門としてヨーロッパ学界でも活発に発言している著者による比較史の勧め。中世史学の本場ベルギーに留学してジェニコから歴史学の真髄を学び、フルフュルストなどとともに中世初期農村史の見直しを進めてきた著者は、国家や文化の枠に囚われない具体的な比較を志す。2000年夏のオスロで開かれた国際歴史学会議のラウンドテーブル「比較史。モデルと方法」での報告を先頭に11編を収録。 【目次より】 序言 本書成立の経緯 第I部 比較史の現在 第一章 比較史の現在 第一九回国際歴史学会議に向けて 第二章 比較史の現在(続) 第一九回国際歴史学会議での論調から 第三章 国際比較中世史料論の現在 熊本シンポジウム『日英中世史料論』をめぐって 第II部 ヨーロッパ中世から 第四章 イギリス中世初期社会経済史への新しい視角 ヨーロッパ大陸との比較から 第五章 中世荘園制の形成におけるイングランドと大陸 フェイスの新著をめぐって 第六章 個別発見貨の意味 イギリス中世古銭学による問題提起と所領明細帳研究への波及 第七章 収穫率についての覚書 九世紀大陸と一三世紀イギリスの史料から 第III部 広い世界へ 第八章 比較都市史研究の新しい動向 共同研究・国際会議『イスラムの都市性』をめぐって 第九章 古銭学・貨幣史の東と西 第一〇章 封建制概念の現在 第二回日英歴史家会議に向けて 第一一章 市場史の射程 第六五回社会経済史学会共通論題結論 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 森本 芳樹 1934~2012年。西洋史学者。九州大学名誉教授。専門は、西洋中世の経済史。 東京大学経済学部卒業、同大学院博士課程修了。経済学博士。 著書に、『西欧中世経済形成過程の諸問題』『中世農民の世界。甦るプリュム修道院所領明細帳』『比較史の道 ヨーロッパ中世から広い世界へ』『西欧中世形成期の農村と都市』(『西欧中世初期農村史の革新。最近のヨーロッパ学界から』などがある。
  • ヨブ記註解1
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ヨブ記は旧約聖書所収の書物。神の裁きと苦難の問題を扱う。特に、正しい人に悪いことが起こる「義人の苦難」の文献として知られる。 『旧約聖書』中の書物。執筆者はモーセとされているが、実際の作者は不明である。『ヨブ記』の中心テーマは、神の裁きと苦難であり、また「義人の苦難」が扱われている。つまり、なぜ良き人が苦しむということが起こるのかを問うている。「ヨブ記」には、神の前に出現するサタンが描かれてもいる。 【目次より】 序 ヘブル語アルファベット発音表 参考とせる註解書その他 プロローグ(ヨブ記一―二章) ヨブの敬虔と幸福(一ノ一―五) 神とサタンとの対話(第一回)(一ノ六―一二) 最初の試練(一ノ一三―二二) 神とサタンとの対話(第二回)(二ノ一―六) ヨブの病、再度の試練(二ノ七―一〇) 友人の訪問(二ノ一一―一三) ダイアローグ(ヨブ記三章―四二章一ノ六) ヨブの発言 その嘆き(三章) エリパズの弁論(四章) エリパズの弁論の続き(五章) ヨブの答え(六章) ヨブの嘆き(七章) ビルダテの登場(八章) ヨブの答え 皆同一(九章) 再び生の否定(一〇章) ゾパルの登場(一一章) 三たびヨブの反論(一二章) ヨブの道(一三章) 絶望の生(一四章) 私訳 旧約口語訳について ヨブ記におけるサタン Tur-Sinai の The Book of Jobなど ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 俺は現役だ
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    「真剣にやる――たよれるのは、これだけです」2,000万部を突破し、もはやベストセラー機械と化した光文社「カッパの本」編集部の熱気を伝える、619の金言集。戦前の東京帝大に学び、大講談社から光文社社長へと累進しながらも、あくまで「播州の田舎出の非エリート」と反骨に徹した明治生まれの出版人の、部下を鼓舞する発言のかずかずが、若き、名もなき、金もなき、令和時代の編集企画者たちの胸いっぱいに鳴り響く。
  • 病いのレジリアンス ナラティヴにおける虚偽主題
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    著者は,人間学的精神医学や現象学的精神病理学,ラカン派の精神分析,近年注目されているナラティヴ・アプローチの交点に位置づけられるような領域研究と,自らが築きあげてきた精神療法家としての素地を柱とした臨床経験の精華として本書を書き上げた。 各論稿では,クラウス,ヤンツァーリク,ラカン,エランベルジェ,等,独仏の碩学の理論を止揚し,病いに苦しむ人の自己(身体),他者,世界との関係を明らかにしようと試みる。臨床の現場においては,精神病患者の語りに耳を傾け,患者の痛みと苦悩の内的世界を再構築し,現代における統合失調症・うつ病の病理を問うている。 さらに,本書にはいくつもの鍵概念が提示される。ひとつは、患者の〈虚偽主題 Lugenmotiv〉である。これは、うつ病や統合失調症等の病的体験に出現する「うそをついた」といった発言や自らの偽りの自白を指す。次に,具体的実践的な治療論への展開のために「自己回復力」とも大まかに理解される「レジリアンス」という概念を援用する。さらに,本書のタイトルにもなっている「ナラティヴ(語り)」については,物語(story)には病いを癒す力があり、そこでは、病者は物語の語り手としての能動的存在であり、語りと聴取をとおして、病者と聞き手とのあいだで、深い次元での共感と了解にもとづく紐帯が作り出されると述べる。これら重要概念を解説しながら,著者自身の一貫した臨床研究テーマ「心の病いにとって治療とは何か?」に到達する。それは,物語論(ナラトロジー)の見地から,現象学的精神医学の再生を目論むことにもなるのである。

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  • Swift+Core DataによるiOSアプリプログラミング
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 Core Dataをマスターして、正しいiOSアプリ設計方法をマスターしよう! Core DataはiOSアプリ開発に使う、オブジェクトやデータ管理の仕組みを提供するフレームワークです。歴史の長いフレームワークですが、複雑なためにこれまで敬遠してきた開発者も多いのではないでしょうか。 本書では、Core Dataそのものの仕組みを解説するとともに、Core Dataとユーザインターフェイスとの連携方法を重点的に解説します。iOSアプリはオブジェクト(データ)だけでなく、ユーザインターフェイス(画面)が必要ですから、Core Dataは画面と連携してこそ意味を持つのです。Core Dataという道具の性能が分かっても、使い方が分からなければ意味がありません。本書ではチュートリアル形式で解説を進めていきます。具体的なアプリを作成しながら、Core Dataの基礎と使い方の両方が習得できます。特につまづきやすい部分では、問題点を明確にするために、エラーの内容を確認しながらコードを修正していくなど、実践的な内容になっています。また、ユーザインターフェイスの実装に不慣れな方でもスムーズに読み進めていただけるように、チュートリアルの中で取り扱うユーザインターフェイス実装の基本事項を、まとめて解説しています。 iOSアプリの開発言語が、Objective-CからSwiftに変わりつつある現状を踏まえ、本書はSwiftを用いて解説を行っています。Objective-CとSwiftとでは、言語の性質の違いにより実装時の注意点も異なるので、以前からCore Dataを用いている開発者の方にも、役立てていただける内容になっています。ぜひ本書を通じて、Core Dataの仕組みと活用法をマスターし、iOSアプリ開発の幅を広げてください。
  • プーチン(上):生誕から大統領就任まで
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    「最新かつ最良のプーチン伝」池田嘉郎氏推薦! 本書は、「世界が対峙している男」、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンの生誕から、ウクライナ戦争に至る現在までの70年を網羅した、圧巻の伝記だ。 プーチンの幼少年・青年期以来の個人的な資質、その後の経歴から得た歴史観、社会観、手法、西側との関係性を丹念に追いかけ、詳述する。彼自身の言動や各種情報源を無批判に羅列するのではなく、同じ内容に関する彼の発言の変化をとらえた上で比較考察し、さらにその変化そのものから背後にある真相を把握するという、きわめて周到な分析を試みている。これが、本書の記述の信頼性を増し、本格的な伝記たる所以だ。 BBC特派員(モスクワ、ワシントン)を経て、伝記作家として活躍する著者は、ロシアのウクライナ侵攻後に本書に加筆しているが、この暴挙も、以前に執筆した内容に見事に当てはまり、違和感がない。それまでの検証の正しさが、図らずも証明された形となっている。 8年がかりの調査取材によって執筆された本書は、読みやすさと充実のボリューム、高い精度の分析を兼ね備え、類書の追随を許さない。まさに「プーチンの真実」に迫る必読の書。
  • ユング派分析家資格取得論文シリーズ 第2巻 個性化における「私」と「身体」 アニメ映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』と『イノセンス』の分析を通じて
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    私とは何か、私がいる現実とは何か……。映画監督・押井守がその作品を通して投げかけてくる問いを心理臨床実践に重ね合わせたとき、どのような地平が開けるのか。心理臨床の根本的な出発点となる「私」、そして「私」がこの世に身を置くための基盤となる「身体」を切り口として、押井の発言や作品を手がかりに、心理臨床の意味を問い直す。“ゴースト”のささやきにいかに耳を傾けることができるか、異色の心理臨床論。
  • 【電子合本版】約束の地 大統領回顧録1 上下
    5.0
    北米で発売初日89万部! 空前の売れ行きを達成したベストセラー 信念に燃え、あらゆる難局に全力で立ち向かった日々が再現される 「短所もあるけれど、才能にあふれる思想家たちが考え抜いてつくり上げた、ゆるぎない、それでいて変化も受け入れる体制。それが私の納得できるアメリカなのだ」(本書より) 2009年。ハワイ州で生まれ育ち、父は黒人、政治家としてのキャリアは浅く、若干47歳と異例尽くめのアメリカ合衆国大統領が誕生した。「YES WE CAN」をキャッチフレーズに世界中で大フィーバーを巻き起こし、人種、民族、政治的分断に橋を架けようと、困難に立ち向かい続けた日々を、オバマ自身が詳細なディテール、関係者の発言とともに、生き生きと描く。
  • Pythonによるバイオデータ解析入門
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この電子書籍は紙版書籍のページデザインで制作した固定レイアウトです。 バイオのデータもPythonで! 生物学に関わる理解・研究では、コンピュータによるデータ処理が欠かせないものとなってきています。生物学の扱う系はもともと非常に複雑で雑音が多く、統計的な解析が広く使われてきましたが、特に最近のDNA/RNA解析ではいわゆる次世代シーケンサ(NGS)が大量のDNA配列データを生み出してそれを整理しなければならないなど、コンピュータによるデータ処理が必須になっています。  本書は、生物学分野において行われる、さまざまなデータ解析処理について、Pythonを用いて行う方法を解説し、理解することを目的としています。従来、簡単な処理はExcelを使ったり、RやSPSSなどの統計処理を主目的とする言語・ソフトウェアパッケージが用いられてきました。そのなかで本書は、比較的新しく、機械学習やデータ分析に優れたプログラミング言語であるPython を使って、初歩的なデータ処理をどのように行えばよいのかを紹介しています。 第 1 章 バイオデータ処理 第 2 章 プログラムを動作させるための知識 第 3 章 Pythonによる入力・出力データ加工のためのプログラミング 第 4 章 Pythonからバイオデータを扱うライブラリ 第 5 章 可視化のためのライブラリ 第 6 章 統計処理に便利な汎用の統計パッケージ 第 7 章 変異解析・発言解析の流れの例
  • ジェイムズ・ボールドウィンのアメリカ:「もう一度始める」ための手引き
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    「アメリカ」という物語の偽りと希望 1960年代末から70年代にかけてボールドウィンは、アメリカという国が、マルコムXや非暴力を唱えていたキング牧師さえも殺害し、黒人解放運動を袖にする様子を目の当たりにした。公民権運動が盛り上がりを見せ、一時は希望と期待に胸膨らませたが、結局これまでと変わらぬ白人優位の体制を選んだことを思い知らされ、深い幻滅と絶望を味わったのだ。 アフリカン・アメリカン研究の分野をリードする著者は、ボールドウィンの足跡と数ある作品の中から、当時の暗澹たる状況に彼がどう向き合ったかを探り出した。初の黒人大統領が誕生し、今度こそアメリカは変わると思われたすぐ後でトランプ政権に代わり、白人至上主義が再燃するような今の危機的状況にこそ、ボールドウィンの作品と当時の発言を振り返り、もう一度始めるためのヒントを探る意義があると考えたからだ。 都合よく解釈され語り継がれてきた「アメリカ」という物語を噓と断じたうえで、ボールドウィンの意図することとその背景にあるものを深く掘り下げ、当時と今を行き来しながら、われわれが直面する人種問題、ひいてはアメリカという国のありようについて論じた魂の書である。
  • あなたが消された未来――テクノロジーと優生思想の売り込みについて
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    一部の先端的なバイオテクノロジーは、人々の優生学的な衝動を利用しながら売り歩かれている。著者はダウン症のある子をもつ作家として、この局面を見つめた。本書は、バイオ企業の広告や、スティーブン・ピンカーら科学者の発言を吟味し、テクノロジーがもたらす未来のビジョンとともに優生思想がいかに私たちの意識下へ刷り込まれているかを示す。新型出生前診断(NIPT)をはじめとするスクリーニング、ゲノム編集、ミトコンドリア置換、合成細胞、染色体サイレンシング……こうしたバイオテクノロジーのPRの物語のなかで、障害者はすでに消された、実体のない存在であり、またそれゆえに、売り込みに必須の要素として使われている。売り込みは経済合理主義の社会的圧力をエンジンとして推し進められ、非定型の遺伝的素因をもつ人々は圧倒的少数派へと追いやられつつある。生殖テクノロジーの選択は当事者の「自己決定」の問題だといわれるが、本書が示すような圧倒的な〈説得〉の圧力のもとにある自己決定とは何物だろうか? ジョージ・フロイドとまったく同じ形で命を奪われたダウン症のある青年イーサン・セイラーに、私たちの多くが気づけなかったのはなぜだろう? テクノロジーが優生思想の裏口となっている現状を痛切に描き出す書。
  • YMO1978-2043
    4.0
     本書は、YMOが結成された1978年から「散開」した1983年直後までを第1部、再生を果たした1992年から2021年初頭までを、第2部としている。  第1部は、当時の国内外の資料をあらためて精査した上で、多くの関係の方々を取材して得た証言から構成している。  1970年代末から1980年代初頭の日本にYMOという稀有な存在がどのように誕生し、当時の社会情勢の中でなぜ広く受け入れられ、さらに前例のない形での海外進出を果たすことができたのか。  ぼくはその当時は地方都市に暮らす10代で、遠い外部から憧憬の眼差しで見つめたかつてのYMOの姿を今回あらためて凝視し直したとも言える。  ここでは、1980年代から1990年代にかけて構築され、ほぼ完成されていたYMOに関する「神話」を一度頭から追い出して、フラットな気持ちで事実を追い、情報の確認もしたつもりだ。当時、海外からYMOはどう見えて、どう捉えられていたのかも調べてみた。  第2部の1990年代から現在までは、幸いにも取材者としてYMOとそのメンバーたちに接することが多く、何度かの海外公演にも立ち会うことができた。  その際に得た本人たちの証言や感慨を原稿に多く組み入れることで、この第2部ではメディアなど第三者のフィルターを通したYMOではなく、自分の目で見て、自分の耳で聞いた事実や言葉を中心に内容を組み立てることができたのは僥倖だった。内部ではないが、そこに近い視点からYMOの新しい歴史を追ったつもりだ。 (「はじめに」より) 知られざる新事実も満載 ■はじめに ■第1部 1978‐1983(全13章) ■第2部 1992‐2021(全15章) ■おわりに ■YMO作品リスト ■YMO年譜 ■引用発言出典一覧
  • 実践調停 面会交流―子どもの気持ちに寄り添う調停実務―
    -
    2つのストーリーから夫婦の葛藤、子どもの気持ちや 思考の変化の過程を読み解く、新しいテキスト! ● 子どもとの面会をめぐる架空の2つのストーリーを設定し、実務家の視点に基づき、実践的な調停援助技術と働きかけについて解説。 ● ストーリーでは触れることができなかった面会交流に係る諸問題(禁止・制限事由の個別的検討、第三者機関、間接強制) 等、最近の実務上の問題点に関する実務家の視点や参考となる裁判例を別章にて紹介。 ● 好評『実践調停 遺産分割事件~物語から読み解く調停進行と実務』(日本加除出版、2016 年) の姉妹図書。 【ストーリー1:別居親からなされた面会交流申立てを、子どもとの任意の面会を経て当事者が主体的に調整・解決できたケース】  佐藤友和と小百合は結婚十年目の夫婦で、小学校一年生の長男悠人がいる。小百合は、意に反した友和両親との同居や友和父・ 仙一のワンマン的な態度に耐え切れず、悠人と一緒に家を出ようとしたが、友和両親に見咎められ、単身追い出されてしまう… 【ストーリー2:両親が、父母の紛争下にあり板挟み状況にある子どもの心情を理解し、「夫婦の争い」から「子どもとの交流」へと視点を変えていくことができたケース】  鈴木俊之と綾夫婦には、長女美保(10 歳)、長男翔真(7 歳)がおり、約2年前に俊之が単身赴任となった。単身赴任後の5月の連休に俊之が自宅に帰省すると、綾と子どもたちが転居してしまっていた… <当事者・調停委員の発言・意図に「一歩踏み込む」解説> ・重要場面における当事者、調停委員等の発言の意味や位置づけを「ポイント」として適示 ・調査官の観点に基づく分析や指針について、「中山Eyes」として論述  ※中山はストーリーに登場する調査官 ・実務担当者の視点を「Zoom up」「Comment」として紹介
  • 政治学大図鑑
    4.5
    政治とは何か。アリストテレスは、政治とは単に欠乏状態での物質的要求を満たすための戦いではないと述べている。政治とは、生きていくために必要な決まりを定め、団結して追究すべき目的を決定する意義深い活動なのだ。 孔子、ムハンマド、マキャヴェッリ、ホッブズ、マルクス、マンデラ…古代から現代にわたる政治史の巨人100余名の複雑難解な政治思想・哲学・理論・政策を、わかりやすく解説した図鑑の日本語版。 シンプルな図解で思想の流れを示した「マインドマップ」、思想の核心と前後史を概観した「背景」、関連する思想家への「参照」、歴史を動かした宣言や発言の「引用」、写真やイラストレーションなど豊富な「図版」を、斬新でポップなレイアウトで整理した。
  • ちんどん屋の響き――音が生み出す空間と社会的つながり
    -
    通り抜ける音が、巷の情動(こころ)に響きわたる――数十年の停滞ののち再起した、路上の巡回広告業ちんどん屋。大阪の路地裏、震災後の仮設住宅、脱原発集会など、様々な場に集う情緒、力、関係が、〈ヒビキ〉によってあらわになる。初のちんどん屋研究書。 ◇推薦の辞より 彼女の質問は、実にきめ細かく執拗だった。出版を心から喜ぶ――林幸治郎(ちんどん通信社創始者) 本書は刺激的な議論に満ちている。〔ちんどんは〕洋楽受容の歴史のど真ん中にある――大熊ワタル(音楽家/文筆家) ◇解説より ヒビキは現場の人を繫ぎ、歴史の蓄積を縫い合わせ、情動を活性化する……本書はちんどん屋を見たことのない読者に向けて、今日的な音楽/音響研究の諸テーマへと導くのに巧みだが、彼らを見聞きし、よく知っているつもりの日本人読者にとっても新たな発見に富むだろう。――細川周平(音楽学者) ◇本文「プロローグ」より ある日、私はこの〔渋谷のスクランブル〕交差点を歩いていた。心身ともにかなり弱っていたときだったこともあり、至るところに氾濫する消費主義の感覚的標徴に圧倒され、すでに経験していた孤独の感覚がさらにはっきりと浮き彫りになった。そんな中、突然、交差点を横切ってそれぞれの道を歩く人の波の中で、大阪でインタビューをしたちんどん屋の林幸治郎の言葉がよみがえってきた。 「家の中にいる人に聞かせているのよ。……街中ハッピーな人はいないよ。あんまりね。……鬱の人が〔家から〕出てくるような音を〔出さなきゃいけない〕」。 インタビューのときは、その発言はなんだか悲観的なように聞こえた。もしかして、自分自身の苦難を大阪都市部の見えない聴衆に投影しているのではないかとさえ思った。 でも、そのとき、交差点の途中で、私は突然、林と同じように世界が聞こえたのだ。この群衆の中で孤独の重さを感じていたのは私だけではないだろう。ちんどん屋の実践者がどのように社会関係やその断絶を「聞いている」のか、私はそのとき理解した。……ちんどん屋の音の労働は、ある社会的つながりに関する哲学に深く根ざしているということに気づいたのだ。 ……彼らの仕事が作り出そうとする音のアフォーダンス(環境が生み出す能力)に注目することで、公共空間をいかに理解しうるのか、そして、ちんどん屋の音が響く都市空間においていかなる社会的結合と断絶が生起しているのか、ということを考察していきたい。 ※本電子書籍は巻頭にカラー写真があります。
  • 言葉の新鮮さについてなど
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 法学者によるエッセイ集。民法、法社会学、財産法、契約法、日本の公安警察など幅広い専門を持つ著者が、社会の事象などを読み解いた一冊。 【目次】 はしがき I  言葉の新鮮さについて 取締官憲の意識 現代警官論 ルポルタージュ 家庭裁判所 ある大臣答弁 広島のこと 助手になった前後 II ある友人から来たはがきのこと ある機動隊長の発言 法律ないし法律学の「無力」ということ 刑事司法に対する批判について 治安立法の機能と裁判の問題 他方の言い分 誘拐事件の続発に考える 夕刊随想から 庭の草 無神経 怒り ある暑い日の思い おとなの責任 私の判例研究 民事紛争処理制度のあり方と立法府 III 大学のこと おもしろい資料 誤字 時事解説放送から 水俣病補償あっせんにおもう ビラはりは違法か 問題のある入国管理行政 患者の人権 偽計による自白 名前の問題 雑誌評コラムから 法律以前の問題 税金の季節 人権と公共の福祉 国家機密 困った公害論 弁護士のこと 助手論文を本にするに際して 聴く側の気持ち 「姦通」と「自然の愛情」との間 IV ふきのとう 「自己の危険において行動する」 弔辞──小川保弘君(民法学者)に 弔辞──乙骨淑子さん(児童文学作家)に 三十一年前の原稿 仙台のこと ロンのこと 一人前 林竹二先生のこと 年ごとに一編を選ぶ 補遺──「思い出」三編 あるドイツの学者の思い出 斎藤忠昭君の思い出 柳瀬先生の思い出 広中 俊雄 1926~ 2014年。法学者。東北大学名誉教授。専門は、民法、法社会学、財産法、契約法、日本の公安警察など。東京大学法学部卒業。法学博士(東京大学)。 著書に、『日本の警察』『契約法の研究』『債権各論講義(3巻)』『法と裁判』『借地借家判例の研究』『戦後日本の警察』『市民と法と警察と』『法と裁判』『民法論集』『警備公安警察の研究』『契約とその法的保護』『法社会学論集』『農地立法史研究 上』『借地借家判例の研究 2』『物権法 第2版 増補版』『言葉の新鮮さについてなど』『民法綱要 第1巻 (総論 上 民法の意義・権利) 新版』『国家への関心と人間への関心 ある法学研究者の歩み』『ある手紙のことなど』『民法解釈方法に関する十二講』『戦争放棄の思想についてなど』など、 訳書に、ハインリッヒ・ミッタイス『ドイツ私法概説』(共訳)などがある。
  • ワクチンの噂――どう広まり、なぜいつまでも消えないのか
    4.5
    〈私は、噂の重要性を次のように見ている。すなわち、公的な情報源から提供されない場合に答えを求める手段、不確かなリスクに直面したときに集団で意味づけをする手段、公的な経路ではまだ認識されていない予見できないリスクについての新情報を伝える合図としての重要性である〉「ワクチンを打つと不妊になる」「ワクチンを打つと自閉症になる」――。予防接種という世界的なプロジェクトの誕生以来、私たちはワクチンをめぐって常に噂やデマに翻弄されつづけてきた。それらの噂やデマは単に街の噂話から立ち上り拡散されていくのでなく、時の政権やエリートへの不信感のなかに、そして宗教的指導者や科学者の発言のなかに火種が隠されていることもある。さらに、ソーシャルメディアに慣れ親しんだ今日の私たちは、容易に噂のパンデミックに曝される危機に陥っているのだ。ワクチンをめぐる噂やデマはどのように生まれ、どう広まり、なぜ疑いようのない事実のようにいつまでも消え去らないのか? ワクチンの信頼性をめぐる国際的な研究プロジェクトを率いてきた人類学者が、多様な背景より湧き上がる噂の生態系を明らかにする。[解説・磯野真穂]
  • 新全体主義の思想史:コロンビア大学現代中国講義
    -
    自由に発言することを望んで、中国社会科学院哲学研究所を解雇された著者は現在、米コロンビア大学で教鞭を執りながら、祖国を見詰める。 本書はそのコロンビア大学で開講されている「現代中国の九大思潮」がもとになっている。 その最大の特長は、現代中国を従来のように権威主義体制として理解せず、「新全体主義」と捉えていることである。 ただ、この強権体制を見る視点は独裁一色というような単純なものではない。 ポスト「六四」天安門の思想状況は、高度経済成長とともに、党=国家体制へと回収されていく強力なナショナリズムが醸成されたのは確かに事実である。 だが、その過程は、グローバル化や通信技術の革新の下で展開しており、一党独裁を支える政治・社会思想はかつてのように一枚岩ではない。 こうした新たな眼鏡を持つことが、一党独裁を掘り崩していく知的な土台になる。本書が「新全体主義の知識社会学」と自ら規定しているのは、この意味においてである。世界的に注目される自由の闘士による中国批判理論構築の試み。
  • [証言録]海軍反省会
    3.7
    「数百時間に及ぶ、日本海軍中堅幹部の肉声が遺されていたという事実に、驚きを禁じえない。感動した」と、戦史研究家の半藤一利氏も思わず心高ぶった感想をもらされたように、本書は、極秘で開催され続け、その後、現在まで秘蔵されていた、「海軍反省会」の生々しい記録である。「海軍反省会」は、昭和55年3月28日に、水交会で第一回を開催し、以後、12年にわたり継続した。本書は、この第一回から第十回までの会議において、各員が発言した記録のテープを文字に起こしたものである。この十回分を選定したのは、全体量が膨大で、全文の刊行が困難であることもあるが、当初、この程度の会合で、一定の結論を出すことを目的としたため、初期の会合で、重要事項がほぼ網羅されているためでもある。肉声に宿る、真実の証言が満載された、読み逃せない一冊である。
  • 2015年の時事を振り返る5冊セット 全試合記者会見全文!激闘!なでしこジャパン 他
    -
    2015年を騒がせたニュースをもう一度! 2015年、日本で、そして世界で何が起こったのか? FIFAのブラッター会長への一連の疑惑問題の発覚、ラグビーワールドカップで大旋風を巻き起こした日本代表チームのヘッドコーチであるエディー・ジョーンズ退任会見、華麗なる戦いを繰り広げた女子サッカーワールドカップの全試合記者会見、作家である百田氏の問題発言を巡る影響とその検証、韓国を襲った致死率40%のMERS感染。 これらの2015年に起こった出来事を深く追求した5冊をセット!
  • ボルカー回顧録 健全な金融、良き政府を求めて
    5.0
    「原著ペーパーバック版へのあとがき」を収録!  著者のポール・ボルカー氏は2019年12月8日に92歳で亡くなる前に1本のエッセイをしたためていた。『回顧録』の原著ペーパーバック版(2020年3月刊行予定)向けの「あとがき」である。その内容はまさに彼が鳴らした「最後の警鐘」と言える。 「伝説のFRB議長」による「最後の警鐘」 通貨・金融への信頼、政府への信頼回復のために何が必要なのか。 現代金融の同時代史にして、強い危機感をもとに書かれた未来への羅針盤。 ◆本書への賞賛 「ポール・ボルカーは私の知る最も偉大な人物だ……本書は、彼の人生を詳細に記述した以上のものだ。彼の信条そのものを描いたものだ」(マーティン・ウルフ、FTコメンテーター) 「ポール・ボルカーの発するメッセージほど重要なものはない」(ジミー・カーター元大統領) 「ポール・ボルカーはここ50年以上にわたり、世界経済をより良くするために誰よりもよく観察し、行動してきたアメリカのヒーローだ。この回顧録は必読の書だ」(レイ・ダリオ、ブリッジウォーター・アソシエイツ創業者、『PRINCIPLES』著者) 「本書は、50年以上にわたって世界の金融問題において中心的な役割を果たしてきた人物が打ち立てた金字塔だ」(ジャック・ドラロジエール、元IMF専務理事) ■世界で最も尊敬を集めるひとり、ポール・ボルカー元FRB(アメリカの中央銀行)議長が、ほぼ70年間にわたって関わってきた金融・通貨政策について回顧し、金融危機の到来に警鐘を鳴らし、また、公僕として行政に関わることの重要性を後世代へのメッセージとして伝える自伝的回顧録。 ■ボルカー氏本人による初めての回顧録です。ボルカー氏は誰もができなかった高インフレとの闘いに周囲や社会からの圧力に負けることなく勝利した伝説的な中央銀行家です。銀行危機や世界の債務危機を解決し、FRB議長を退いた後も、最も頼れる人物として数多くの公職に就き、内外の不正や腐敗をただす仕事を成し遂げてきました。 ■本書では、20世紀後半、ブレトンウッズ体制の崩壊にどのように対処したのか、FRB議長就任後のインフレとの闘いや内外の金融危機への対処が生き生きと描かれるとともに、インフレ目標に固執する金融政策、金融システムの抱えるリスク、金融危機発生への懸念について述べ、人々の政府への無関心ぶりへの危機感が率直に語られます。 ■ボルカー氏はFRB議長退任後、今日に至るまで、借金(負債)に依存した過剰な消費、過剰なリスクテイクとバブルの発生について、常に警告を発してきました。質実剛健な人柄、直裁な発言、信念を貫く清廉潔白な姿が本書から浮かび上がってきます。 ■本書は、じつは、次の世代に金融や通貨政策に関わる教訓、政府の役割の重要性、公共の仕事に就くことの意義を伝えたいとのボルカー氏の強い思いから執筆されています。「健全な通貨」「健全な金融」「良き政府」、この三つに世の中の真理はあるとするボルカー氏の信条を語る書でもあります。 ■20世紀のインフレとの闘いに劇的な勝利を収め、幾多の通貨・金融危機に対処してきたまさに偉大な元議長の回顧録は、現代の金融の世界を理解し、また、民主主義が危機の時代を迎える中で、大切なことは何かを考える上で、公共的な仕事に就いているひと、金融関係者、世の中に役立つ仕事をしたいと考える若い世代の人々にとって欠かせない1冊です。
  • 暴力について――共和国の危機
    4.3
    ベトナム戦争、プラハの春、学生運動… 1960年代後半から70年代初頭にかけて全世界的な広がりをみせた騒然たる動向を、アーレントは亡命の地・アメリカ合衆国でどのように考えていたか。「国防総省秘密報告書」を手がかりに嘘と現実(リアリティ)との政治的なあり方を論じた「政治における嘘」、暴力と権力との相違をテーマにした「暴力について」、さらに「市民的不服従」など、本書は、情況への鋭い発言のかたちをとりながら、われわれとわれわれを取りまく世界への根本的な問いを投げかけている。「政治とは何か」をもっとも明快かつ具体的に論じた書ともいえよう。
  • [音声DL付]TOEIC(R) L&Rテスト 究極の模試600問+
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 TOEIC L&Rテスト研究の第一人者ヒロ前田氏が、ノウハウのすべてを注ぎ込んだ1冊! リアルな模試3本と詳細な解説であらゆるレベルに対応。弱点問題タイプ診断や復習用のTest 4、600問分の動画解説付。 特長 (1) 本番そっくりの模試3回分&復習用模試を収録! 公式教材や公開テストを研究し、使用語彙、トピック、難易度、問題タイプのバランスなどを調整し、200問ずつのセットを一から作成した模試です。さらにTest 1~3に収録した問題から、トピック、難易度、問題タイプのバランスなどを調整して200問に再構成した、復習用の模試が1セット。Test 1~3の模試を復習した後の受験が効果的です。 特長 (2) 1500名以上のモニターで正確な予想スコアを算出、弱点問題タイプ診断も! 1500人以上を対象としたモニタリングテストを実施。モニターのTOEIC L&Rテストのスコアを基に換算スコアを算出。本書の模試の正答数から本番のテストでのセクション別スコアを予想できます。すべての問題に付与された「問題タイプ」を集計すると、自分の弱点が一目瞭然。テスト採点センターを利用すれば、換算スコアや弱点問題タイプも一発で分かります。 特長 (3) 「ゼミ生中継」を読めば講義を受ける感覚で理解できる! 正解の根拠だけでなく、間違える理由や問題を解くためのテクニックが徹底的に理解できます。 特長 (4) 全600問の解説動画付き! 書籍でも動画でも好きな方で学習できる! 模試3回分(全600問)の解説がすべて動画でご覧いただけます。著者自らが解説しているため、実際に講義を受けている感覚で学習に取り組めます。 特長 (5) 自動採点サイトが利用可能。解答を入力すると、自動で結果を表示! アルクテストセンターを利用して解答を入力すると、自動で採点、換算スコアや弱点問題タイプが表示されます。採点結果を自分にメールしておけば、間違えた問題の復習にも役立ちます。 ご購入者特典 ダウンロードセンターでは、本書の4つの模擬試験の音声のほか、以下のコンテンツも提供。 特典コンテンツ (1) 動画内容の音声 Test 1~3全問題の動画解説の音声をmp3ファイルで提供します。通勤・通学時などに音声だけで確認したい場合にご利用ください。 特典コンテンツ (2) 復習用音声 Test 1~3の以下の音声をmp3ファイルで提供します。Part 2 質問または発言と正解応答のペア音声/Part 3 ロールプレイ用音声/Part 5 正解入り問題文音声/Part 6 正解入り問題文書音声/Part 7 問題文書音声 特典コンテンツ (3) 特製マークシート Test 1~4と予備のマークシートをpdf 形式でダウンロードできます。Test 1~3はマークシートA(勘ボックスあり)が3枚、Test 4にはマークシートB(勘ボックスなし)が1枚、マークシートA、Bの予備が1枚ずつ、計12枚あります。 ※本書の学習で使用する音声(MP3)は、すべて無料でダウンロードできます。アルクのウェブサイトよりダウンロードの上ご利用ください。お持ちのPCの音声プレーヤーや、スマホに同期して再生、もしくはスマホアプリ「語学のオトモALCO(アルコ)」(無料)から直接ダウンロードして、再生いただくこともできます。なお、本電子書籍のビューワー上で音声再生はできません。予めご了承ください。商品ご購入前に、ご利用の端末でのアプリ「語学のオトモ ALCO」インストールの可否を、ストア(App Store/Google Playストア)でご確認ください。 【対象レベル】 全レベル 【ダウンロード音声】 基本情報:約3時間5分。MP3方式 収録言語:英語、日本語
  • 日中関係史 1500年の交流から読むアジアの未来
    -
    GDP世界二位の中国と、三位の日本の関係は、米中関係に次いで世界で二番目に重要な二国間関係だと言える。だが、日中関係は「緊迫」「危険」「難解」「複雑」という言葉が当てはまる。尖閣諸島周辺では、いまなお両国が日常的に対峙し、危険な衝突が起きる可能性が高い。もし二国間関係の取り扱いを間違えば、両国は軍拡競争に走り、二国間、地域、グローバルな問題での協力は行き詰まり、最終的には紛争になるだろう。 だが、日中関係を適切に取り扱うことができれば、両国は国際秩序と地域の協力枠組みを守るために協力し合える。貿易、経済建設、研究開発、平和維持、自然災害対応などの分野で、両国は力を合わせていけるはずなのである。 日中の指導者たちは、両国関係を発展させていくには、相手国が歴史に対して真摯に向き合うべきだと発言している。日中関係は1500年にわたる長い歴史を持ち、両国国民は過去の歴史に対する深く複雑な感情を有している。そのため、両国の研究者が集まって歴史観をすり合わせようとしても、新たな緊張関係を生みだし、重要な問題についてはほとんど合意が得られない。 しかし、両国の協力関係と友好関係のためには、歴史問題の超克は不可避の課題だ。本書は、日中両国の研究者であるエズラ・ヴォーゲルが、7世紀の遣隋使以来の1500年間におよぶ日中関係を網羅し、第三国人の視点から客観的な日中関係史を提供するものである。
  • アメリカ経済から読む日本の財政セット
    -
    1巻3,300円 (税込)
    日本の財政はアメリカ経済をトレースするのか? 世界経済に影響を与えているアメリカのFOMC(連邦公開市場委員会)、そしてFRB(米連邦準備制度理事会)のイエレン議長。 それらはアメリカの経済指標を示す会議であり発言ではあるが、それは日本の経済動向を読む上で重要なファクターとなってくる。 これまでのFOMC会議の議事録や、イエレン議長の会見の中で、自ずと垣間見えてくる世界、そして日本経済の動向を探っていこう!
  • 20世紀写真論・終章 無頼派宣言
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 森山大道や東松照明、荒木経惟らに伴走し、写真編集者として写真家の奥に隠された精神をも明るみに引き出した渾身の評論集。写真の歴史的・社会的背景を語り、写真家の苦悩と闘いをさぐり、写真というメディアをとおして同時代に発言する写真論の決定版。

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  • 中国・朝鮮論
    -
    1巻3,190円 (税込)
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 民本主義の理論的旗手,吉野作造の論文から,知られることの少ない中国問題や朝鮮問題に関する発言を選んで編集。両民族と友好のあった彼の卓見は,読者につよく訴えかける。

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  • 蟲師~連綴~ 二〇〇四〇七〇九-二〇〇六〇八〇八
    完結
    4.4
    著者はアニメ監督。そして原作者が全面協力。究極の“蟲師書”、現出。どこまでも“原作に忠実である事”を目指し、驚異的クオリティで観る者を圧倒したアニメ『蟲師』――その全貌をひも解く全244頁の妖世譚解体書。アニメと原作を分け隔てなく扱いつつ、関係者の発言や証言、そしてビジュアルもふんだんに収録した、長濱氏が著者の視点で制作する一冊。※通信環境によりダウンロードに時間がかかる場合がございます。
  • 21世紀の経済政策
    値引きあり
    5.0
    1巻3,118円 (税込)
    これ1冊で、21世紀の世界経済を動かす主要な考え方がまるわかり。なぜ日本はデフレから抜け出せないのか、政治と金融政策の関係、日銀が金融緩和を恐れる理由、MMT理論は通用するのか、そしてコロナ後に求められる経済政策まで網羅。ノーベル経済学賞受賞者から、日米の経済学者、政治家など89人をインタビュー。 主な発言者 ジョセフ・スティグリッツ(ノーベル経済学賞受賞者) ピーター・ダイアモンド(ノーベル経済学賞受賞者) 青木昌彦(スタンフォード大学名誉教授) 清滝信宏(プリンストン大学教授) ウィリアム・ノードハウス(ノーベル経済学賞受賞者) ローレンス・サマーズ(元アメリカ財務長官) ジョン・テイラー(元アメリカ財務次官) 安倍晋三(第90、第96~98代内閣総理大臣) 岩田規久男(元日本銀行副総裁) 原田泰(元日本銀行政策委員会審議委員) 岩井克人(東京大学名誉教授) ポール・クルーグマン(ノーベル経済学賞受賞者) 伊藤元重(東京大学名誉教授) 伊藤隆敏(コロンビア大学教授) ジョージ・ソロス(ソロス・ファンド・マネジメント会長) ロバート・シラー(ノーベル経済学賞受賞者) クリストファー・シムズ(ノーベル経済学賞受賞者) 著者略歴 浜田宏一(はまだ・こういち) 1936年、東京都に生まれる。第2次~第4次安倍内閣(2012~2020年)官房参与。イェール大学名誉教授。東京大学名誉教授。国際金融論に対するゲーム理論の応用で国際的な注目を浴びる。日本のバブル崩壊後の経済停滞については金融政策の失敗がその大きな要因と主張、日本銀行の金融政策を批判する。 1958年、東京大学法学部卒。1957年、司法試験合格。1960年、同大経済学部卒。1965年、イェール大学にて経済学博士号取得。 1969年、東京大学経済学部助教授。1981年、同学経済学部教授。1986年、イェール大学経済学科教授。2001年から2003年まで、内閣府経済社会総合研究所所長を務める。法と経済学会の初代会長。著書に20万部のベストセラー『アメリカは日本経済の復活を知っている』(講談社)、『経済成長と国際資本移動――資本自由化の経済学』(東洋経済新報社)、『国際金融の政治経済学』(創文社)など。世界の有識者による論考・分析を配信する国際的NPO「プロジェクト・シンジケート」定期寄稿者。
  • MBA流ケースメソッドで学ぶ 医療経営入門 II
    -
    1巻3,080円 (税込)
    医療経営における、現場で直面する課題のケースディスカッションを紙上再現! ミス多発、パワハラ、万年赤字… ケースメソッドの醍醐味を追体験しながら、医療マネジメントの基本を学びます。 “私なら、こう考える” ケースメソッドは、参加者に発言を促し、討論を元に講義を進めるものです。 本書の10事例には、あなたの現場でも身近な課題が潜んでいます。よりよい医療を提供するための、医療経営の改革ヒントを見つけてください。 各ケースの重要シーンには漫画やイラストを多用した、わかりやすい構成です。ケースメソッドを使って、医療マネジメントにおける問題解決型思考の習得をサポートします。 【主なケースディスカッション】 ケース [1] CSとES(マーケティング)  …たかなし中央病院の満足度調査 ケース [2] 医療安全  …黒田記念病院にオオカミが来た ケース [3] 原価計算(生産管理)  …南部病院の原価計算 ケース [4] HRM、人事評価、パワハラ  …国立津山病院のパワハラ副院長 ケース [5] リーダーシップ、組織運営  …新都市総合病院の手術部長 ケース [6] 会計、財務分析  …公立病院改革 ~日比谷市立病院の場合~ ケース [7] 新サービス(マーケティング)  …北陸漢方研究所 ケース [8] 財務、会計  …暁病院の建て替え資金計画 ケース [9] 診療所の運営(総合経営)  …患者が来ない診療所 ケース [10] 総合経営  …ジリ貧病院の再生
  • 絶対に挫折しない iPhoneアプリ開発「超」入門【Swift & iOS8.1以降 完全対応】
    4.0
    1巻3,080円 (税込)
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 これから始める人に読んでほしいとことん丁寧な本格入門書! プログラミング経験ゼロでも安心の「疑問を残さない詳細解説」だから、新しい開発言語「Swift」とアプリ開発の基本はこの1冊で必ず習得できます!手順の省略や解説の飛躍もありません。とことん丁寧に、しっかり詳しく、iPhoneアプリ開発の基本を解説します。
  • XcodeではじめるSwiftプログラミング
    -
    プログラミングの初心者を対象に、OSはYosemite(OS X 10.10)、開発環境にXcode6.1を使用してAppleの新しい標準の開発言語Swiftプログラミングの基礎を学ぶことを目的とした解説書です。 Objective-Cの後継にあたるSwiftは、オブジェクト指向言語にモダンな関数型言語のエッセンスを加えた言語です。 本書では、初心者にやさしい、シンプルなサンプルプログラムを用いた分かりやすい解説を心がけ、Swiftの基礎からOS Xアプリ、iOSアプリの作成方法までを丁寧に説明します。
  • MBA流ケースメソッドで学ぶ 医療経営入門
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    実践的な8ケースの事例から医療経営のイロハを解説 医療経営のイロハをビジネススクールで定番の「ケースメソッド」で学べます。 実践的な8ケースを収録しました。初学者向けの基本解説も充実しています。 ケース紹介の重要シーンを漫画を交えて表現したり、ディスカッションもメンバーをキャラクター化してイラストを多用したりするなど、初学者にもわかりやすい構成としています。ビジネススクールでも採用されている「ケースメソッド」を採用し、医療マネジメントにおける問題解決型思考の習得をサポートします。 ★ケースメソッドは近年、ハーバード大学のビジネススクールで一躍有名になりました。講義の参加者に発言を促し、討論を元に講義を進めるスタイルは、“白熱教室”と呼ばれることもあります。医療経営で直面する諸問題について、白熱するケースディスカッションを紙上で再現し、その臨場感を読者のみなさんにお伝えします。 ~「本書の狙い」より~
  • 10日でおぼえるObjective-C 入門教室
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【本電子書籍は固定レイアウトのため7インチ以上の端末での利用を推奨しております】 iOSアプリの開発言語を学ぶならこの1 冊 iPhone/iPadアプリの開発言語として注目を集める「Objective-C」について、ゼロから丁寧に解説しました。初学者には敷居が高いと思われがちなObjective-Cですが、本書は簡単なサンプルプログラムを作りながら解説を進めるので、初めての人でも楽しく、しかも体系的に学習できます。「iOSプログラミングを基礎から学びたい」「他のプログラミング言語を使っていたが、Objective-Cに移行したい」などなど、Objective-Cに興味を持つすべてのユーザーに、ぜひ手に取ってほしい1冊です。 ※本電子書籍は同名出版物を底本とし作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。 ※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。 ※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。
  • 10日でおぼえる Androidアプリ開発入門教室 Android SDK2.3対応
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【本電子書籍は固定レイアウトのため7インチ以上の端末での利用を推奨しております。文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。ご購入前に、無料サンプルにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください】 アプリの作成から配布まで Androidアプリ開発の基本をマスター 本書は、開発言語として人気のJavaを利用し、サンプルを通じてAndroidアプリ開発の基本が学べる書籍です。サンプルを基に実際に手を動かしながらAndroidアプリのプログラミング技法を学ぶことができます。Androidは、Xperiaなどのスマートフォン向けのプラットフォームで、Androidアプリの作成には、Android SDKという開発環境がGoogleから提供されています。 用意しているサンプルは、メモ帳や絵日記、音楽プレイヤーなど、Androidの基本的な機能を押さえつつも、作る楽しさを学べるものばかりです。また、作成したアプリをAndroid Marketで配布する方法も解説していますので、初心者の方でも作成から配布まで、一通り学ぶことができます。 サンプルプログラムをダウンロードしてすぐに学習を始められるので、これからAndroidアプリ開発を始めたい方は必見の入門書です。 ●7つのアプリを作りながら、楽しく学べる ●メモ帳・カレンダー・絵日記・スライドショー・フォトフレームなど、作例も充実。 ●基本から応用まで短期間で学べる集中レッスンパック 【サンプルプログラムのテスト環境】 サンプルプログラムは、以下の環境で正常に動作することを確認しています。 ●Windows7(Professional) ●JDK6 ●Andoroid SDK 2.3 ●ADT 8.0.1 ●Eclipse Helios Service Release 1 ※本電子書籍は同名出版物を底本とし作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。 ※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。 ※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。
  • 実践ダイバーシティマネジメント 多様なチームを率いるツールとスキル
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    【多様性を活かした強いチームをつくる知恵が満載】 年齢、性別、国籍、文化、企業や職務上の背景などが異なるメンバーがチームに共存するダイバーシティ(多様性)。多様性の高いチームはうまく運営できれば最も革新的で効果が上がるが、その運営ノウハウはまだ日本では定着していない。本書は、チームビルディング、インクルージョン、心理的安全性、発言機会平等性、フィードバック、コンフリクト緩和、ミディエーションなど、ダイバーシティを活かすマネジメントに必要なツールやスキルを、20 年以上にわたる教育・研究実績にもとづいて日本企業目線でわかりやすく解説する実用的なテキスト。
  • アジアの経済安全保障 新しいパワーゲームの構図
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    【生き残りをかけた知恵の戦い】 米国主導「戦時」の半導体戦略、中国のデカップリング対応と軍民融合発展戦略、外交孤立の台湾の選択、メガFTA掛け持ちのASEAN、アジア・ゼロエミッション共同体構想――。本書は、東アジアの各国・地域のほか、西側陣営をリードする米国や「グローバルサウス(南半球を中心とした途上国)」の一角として発言力を強めるインドの動向を調査し、戦略物資の半導体をめぐる攻防や地域エネルギー安保の問題も分析。相手に対する脅威認識から始まる安全保障の措置が逆に相手の脅威となり、際限のない軍拡競争を招いてしまうことを「安全保障のジレンマ」という。経済安保の諸政策も取り組み自体が新たなリスクを生じさせるリスクがあり、地域におけるリスク軽減策についても検討した。分断を超えてどのような経済安保戦略を構築すべきかを問う。
  • キャリートレードの興隆 ──金融危機と株価暴落を引き起こす「犯人」が分かった!
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    次なる市場暴落から身を守るための画期的な入門書! この25年間、金融市場は大きく上昇しては暴落するを繰り返してきた。それはなぜなのだろうか。アメリカの株式市場が常に経済成長を上回っているのはなぜなのだろうか。企業が何かに取りつかれたように自社株買いをしているのはなぜなのだろうか。なぜトレーダーは中央銀行の発言を神の言葉のように信じ込んでしまうのだろうか。 これらの問いに対する答えは、世界中の投資家が熱狂的に受け入れてきた広く普及するトレンドのなかに見いだすことができる。そのトレンドとは、低金利でお金を借りて、安定していると思われる市場で高利回りの商品に投資することである。つまり、答えはすべて「キャリーの台頭」で説明がつくのだ。次なる金融危機からあなた自身を守ることができるように、いろいろな事象を結びつけて、事の全容を明らかにしていくのが本書の目指す画期的なところである。 本書で著者は今日の市場の仕組みと、金融危機はなぜ起こるのかを深く掘り下げることで、読者に市場に対するまったく新しい考え方を提供し、投資戦略を見直す機会を与えてくれる。市場の大暴落は景気後退が原因ではなく、むしろその逆で、「市場の大暴落が景気後退を生み出すのだ」と著者は力説する。さらに、著者はキャリー、ボラティリティの売り、レバレッジ、流動性、収益性はすべて同じ現象に収束すると述べている。長期にわたるキャリートレードのプラスのリターンが市場のボラティリティ構造と関係があるのはなぜなのか、そして中央銀行の政策がこれらのリターンを増長させてきたのはなぜなのかについても言及する。また、キャリーの台頭が社会的・政治的病理に直接結びつくのはなぜなのかについても解説する。 「金融市場と経済を決定づける力に関しては従来の考え方には誤りがある」と著者は言う。「したがって、こうした理解では次にやってくる金融危機や経済危機、そしてその影響を読み解くことはできない」と。 本書は何十年にもわたって経済学者たちを惑わせてきた謎に終止符を打つものである。本書は市場のメカニズムをより明確にし、キャリーの台頭によって私たちの知る金融システムが一変した世界で常に時代の先を行くために必要なすべてのものを提供してくれるものだ。
  • バフェットとマンガーによる株主総会実況中継 バークシャー・ハサウェイから投資に必要な知恵のすべてを学んだ
    4.0
    バフェットとマンガーの頭の中を文字化! バフェットとマンガーはバークシャー・ハサウェイの株主総会で何を語り、何を伝えたのか ようこそ、資本家のウッドストックへ、バークシャー・ハサウェイ大学へ、そして週末のMBAへ  このような投資本が今まであっただろうか? たぶん、なかっただろう!  本書は、32年に及ぶバークシャー・ハサウェイの年次総会でウォーレン・バフェットとチャーリー・マンガーが株主たちに言ったり、株主からの質問に答えた教訓や知恵や投資戦略について、ダニエル・ペコーとコーリー・レンの著者たちがまとめたものである。  あなたが言い尽くされた古い投資の理論を探しているのなら、本屋にあふれる何百冊もの投資本を読んでほしい。しかし、投資に真剣に向き合い、本当に信頼に足る投資本をあなたが探しているのなら、本書以上にもう探す必要はない!  バフェットとマンガーによる、時代を超えた寛大で陽気で皮肉たっぷりの知恵が詰まった本書は、あなたが真面目な投資家であるならばあるほど、もうページをめくる手を止められないだろう。  バフェットとマンガーを世界で最も偉大な投資家の2人にした、良い面と悪い面から見る両方からの考え方や戦略や意思決定について、彼らのユニークな発言や深遠な洞察とともにぜひ自分の血肉としてほしい。  本書では以下のような株主総会の再現実況中継と、投資の永遠の真理を得ることができるだろう。 ●バフェットとマンガーがある特定の会社を購入し、それを保有し続ける理由 ●バフェットとマンガーの価値投資哲学の中核となる信条 ●マンガー独特の言い回しと的を射た痛烈なウイット ●現代ポートフォリオ理論(MPT)のような「人口に膾炙した戦略」に対する2人の異常なまでの嫌悪感 ●バークシャー・ハサウェイの年次会議が「週末のMBA」と呼ばれる理由
  • 現代アメリカ政治とメディア
    -
    テレビ番組の人気ホストとして知名度を上げ、メディアが創りだしたともいわれるトランプ大統領は、メディアを敵視する発言を繰り返している。トランプvs.伝統メディアの構図は、アメリカの政治・世論の深刻な分裂ももたらしている。アメリカ政治とメディアの歴史も踏まえつつ、分極化の過去・現在・未来を展望する「アメリカ政治とメディア」の決定本。 学者とジャーナリストによるコラボで、アメリカメディアの今を、多角的に解説・分析。ニューヨーク、ワシントン、シリコンバレー取材のベテラン記者が、伝統メディアと新興メディアの攻防やフェイクニュースなどの現状を描き、トランプ支持者を350人以上取材した記者が、トランプ支持者のメディア消費を探る。パナマ文書などのスクープにもかかわった調査報道記者が、司法省によるジャーナリストの情報源の訴追や、アメリカの調査報道の現状について解説する。 「分極化するメディア」は政治をどう変えたのか。日本に対する多くの示唆を含んだ書。
  • クリストファー・ノーラン
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 フィルム・ノワールの時間を切り刻み、 スーパーヒーロー映画にリアリズムをもち込み、 スパイ・アクションとSFを融合させる…… 現代の映画界で最も著名で最も成功した映画監督のひとり、クリストファー・ノーラン。複雑極まりない展開や難解な設定にもかかわらず、幅広い層の観客を虜にする彼の歩みを、長編デビュー作『フォロウィング』から最新作『Oppenheimer』まで追いながら全貌を明らかにします。 芸術性と商業性を兼ね揃えた特異点を持つノーランをカテゴライズするのは容易ではないでしょう。彼は映画監督であるだけでなく、建築家、芸術家、科学者とも言え、ロマンチックな伝統主義者でありながらも、前衛的な急進主義者でもあるという矛盾を抱えた存在です。 本書は、ノーランの謎に満ちた発言や動機を読み解き、作品ごとに、インスピレーションの源泉、熱意、飽くなき挑戦の連続である撮影法、そして成功への軌跡を解説します。スタンリー・キューブリック、スティーヴン・スピルバーグ、フリッツ・ラング、マイケル・マン、アルフレッド・ヒッチコックといった映画監督のみならず、作家のホルヘ・ルイス・ボルヘスやレイモンド・チャンドラー、画家のM・C・エッシャー、建築家のルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエなど、ハリウッドの法則に逆らうこの男を形成してきた人々にスポットライトを当てていきます。また『スター・ウォーズ』や『ブレードランナー』、『パルプ・フィクション』、『AKIRA』などノーランの監督作に影響を与えた作品についても紹介しています。 図版を多数引用しながら長編デビュー作『フォロウィング』から、ノーランを一躍有名にした『メメント』、スーパーヒーロー映画を革新した「ダークナイト・トリロジー」、エッシャーの世界に時間を取り込んだ『インセプション』、キューブリックとスピルバーグのハイブリットとも言える『インターステラー』、時間の概念に挑戦した『TENET テネット』といった多彩な作品群、そしてこの夏北米で公開した最新作『Oppenheimer』まで、作品に秘められた核心とそのインスピレーション源を検証した、ファン必携の一冊です!
  • ギレルモ・デル・トロ
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「僕はずっと信じてきた。アイデアと映像の創作によって、ファンタジーたる何かを真実にすることができるんだってね」 ――― 本文より 現代映画界で異彩を放ち続ける鬼才ギレルモ・デル・トロ。 最新作『ナイトメア・アリー』『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』に至るまでの、人生と未完の映画を含むすべての作品を解き明かす決定的評伝! モンスターや魔術を偏愛した幼少期、デル・トロはH・P・ラヴクラフトの小説やルイス・ブニュエルの映画、『ウルトラマン』などの日本の作品に胸をときめかせながら成長した。弱冠23歳にしてアルフレッド・ヒッチコックについての大著を出版。長編監督作『クロノス』で華々しくデビューした後、『パンズ・ラビリンス』『パシフィック・リム』『シェイプ・オブ・ウォーター』などでの成功を経て、現代を代表する映画作家の一人となる。 本書では、彼の生い立ちから現在に至るまでの軌跡を網羅的に紹介。長編監督作すべての制作背景やテーマ、俳優やスタッフとの協働の様子がまとめられており、デル・トロ本人の発言から影響を受けた作品や制作秘話を愉しむことができる。資料に基づいた詳細な考察は、コアなファンに新しい発見をもたらすだけでなく、これから作品に親しむ人にとっても入門書として打ってつけの内容となっている。 膨大な知識量を誇り、尽きることのない情熱を燃やし続けるデル・トロは、魔術師でありオタクというほかに類を見ない存在だ 。ホラー、おとぎ話、SF、ゴシック・ロマンス、スーパーヒーロー、ストップモーションアニメーション、フィルムノワールといったジャンルを縦横無尽に駆け巡り、独創的な世界を作り上げていく彼の並外れた想像力の扉が日本の読者に向けて開かれる! ★豊富なスチール写真に加え、メイキングカットやオフショット、さらには影響を与えた諸作品の資料(スチール、本国のポスター)をフルカラーで多数掲載 ★映画監督としてだけではなく、小説家、プロデューサーとしての側面についても解説 ★映画化を夢見続ける『フランケンシュタイン』、撮影までたどり着けなかった『狂気の山脈にて』など多数の未完プロジェクトを詳細に解説 ★盟友アルフォンソ・キュアロン 、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥとの共同作業について詳述
  • 【3冊合本】夫の扶養からぬけだしたい ゆむいセレクション
    5.0
    1巻2,970円 (税込)
    妻って? 母って? 夫婦ってなに? 大ヒット作『夫の扶養から抜け出したい』シリーズほか、全3作品を一気読み! ■『夫の扶養からぬけだしたい』 「俺と同等に稼いでみなよ!」夫の心ない言葉、非協力的な態度。同等に収入がないと、家事・育児に協力してほしいということもできないの? 苦悩する主婦・ももこに「離婚」の二文字が浮かぶ…。夫婦の在り方に波紋を投げ、大ヒットした話題作。 ■『ママはパパがこわいの? 夫の扶養からぬけだしたい~ゆうかの場合~」 夫の扶養から抜け出したいシリーズ続刊。「君がちゃんとできるようになるまで、俺は待ってるよ」夫の優しい発言に隠れた“トゲ”。「できない私」はやっぱりダメ人間なの!?一見優しい夫からじわじわと追い詰められる主婦・ゆうか。夫の支配から抜け出せるのか… ■『親になったの私だけ!?』 立場は同じはずなのに、なんで夫の生活はなにも変わらないの? 出産を機に、共働き夫婦の立場が出産を機に変化していく。子育てや家事をめぐっての夫婦のすれ違いやモヤモヤ…どうすればいいの!? ※本電子書籍は、ゆむい著『夫の扶養からぬけだしたい』『ママはパパがこわいの? 夫の扶養からぬけだしたい~ゆうかの場合~』。ゆむい漫画/耳たぶ吸ってたも~れ原作『親になったの私だけ?」の3冊をまとめた合本版電子コミックです。重複購入にお気をつけください。
  • 図書館を語る 未来につなぐメッセージ
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    1巻2,860円 (税込)
    公立図書館の現職/元館長や図書館学の研究者、図書館の新設プランナー、什器メーカー社長、学校図書館関係者たちが、社会のインフラとしての図書館のあり方を対談・鼎談・座談で縦横に語り合う。 「図書館内部でのコミュニケーションの工夫」「図書館員の研修」、あるいは「図書館は生き残れるだろうか」というシビアな課題、「地域活性化サービスはどうすればいいのか」「IT時代の図書館のあり方」、さらには「公共図書館とボランティア」や「小・中学校との連携」などテーマは次々とあふれ出てくる。 話題はさらに、「図書館のビジネス支援サービスの課題」や「今後の図書館の展望」「図書館員に望むこと」など尽きることがない。 もちろん、利用者にとって「使いやすい図書館」のためにはレファレンス・サービスの充実は不可欠で、サービスの位置づけや課題を現場の図書館員がしっかり学ぶことができる事例も提示する。 未来をつくる子どもたちが使う学校図書館に求められる機能とは何か、あるいは各地で図書館をどうやって始めるか、館内を使い勝手よくするために什器・設備のメーカーはどういうプランを考えているのか、など、図書館界だけではなく、利用者にとっても未来が明るくなる発言集である。 著者一覧 山崎博樹[知的資源イニシアティブ(IRI)代表理事]/伊東直登[松本大学図書館長]/淺野隆夫[札幌市中央図書館]/齋藤明彦[元鳥取県立図書館長]/竹内利明[ビジネス支援図書館推進協議会会長]/齊藤誠一[千葉経済大学短期大学部]/原田隆史[同志社大学大学院総合政策科学研究科教授]/神代 浩[量子科学技術研究開発機構監事]/中山美由紀[立教大学兼任講師]/岡本 真[アカデミック・リソース・ガイド(arg)代表]/木原一雄[キハラ代表取締役]
  • 西太平洋連合のすすめ―日本の「新しい地政学」
    -
    1巻2,860円 (税込)
    「米中対立」時代に日本が生き残る道とは。 日本、東南アジア諸国、オーストラリア、ニュージーランド、太平洋島嶼国などによる 「柔らかな民主主義の連合体」構想。 第一線の研究者が提示する「もう一つの選択肢」。 中国の膨張に対抗するためには、大きなグループを作ることが必要である。国際社会の構成要素は、依然として主権国家であるが、現在の国際社会で一定の発言権を持つためには、数億人の塊が必要である。 私が提唱する西太平洋連合(WPU)は、日本、A S E A N諸国、オーストラリア、ニュージーランド、太平洋島嶼国など、つまり、中国政府高官が述べ、習近平が示唆した、中国の影響下に入るべき地域が、1つのグループとして自立性を持ち、発言しようとするものである。(「序章」より)
  • 100年後への置き手紙
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    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 現代美術家・井田幸昌の創造の起源に迫る! 海外のオークションで作品が高額で落札されるなど、近年注目のアーティスト・井田幸昌。30代前半という若さで、スペインのピカソミュージアムでアジア人初となる個展を開催し、ISS(宇宙ステーション)に作品が持ち込まれたことでもで大きな話題となりました。 今年、井田のこれまでのキャリアの集大成と位置付けられる、国内美術館で初となる個展「Panta Rhei  パンタ ・ レイ-世界が存在する限り-」の開催にあわせて、単行本・展覧会図録・超大型本の三部作を順次刊行いたします。 本書はその第1弾となるコンパクトな単行本。本人の作品のほか、過去の写真、スケッチ、メモ、発言などで多面的に構成し、井田幸昌という稀代のアーティストが形成されるまでの軌跡を辿ります。 (底本 2023年7月発売作品) ※この作品はカラーが含まれます。
  • 変革的コーチング 5つの基本手法と3つの脳内習慣
    4.0
    思考や内面を自ら掘り下げることで、人は変わることができる―― 問題に焦点を当てるのではなく、相手の内面に働きかけ、気づきと変革をもたらすコーチングとは? 世界のトップコーチ30の一人にして組織心理学博士が教える、コーチング「対話」の全技術! ・コーチはただ良い質問をすればいいわけではない ・コーチは内省を促す発言と質問を使って、相手に気づきをもたらす ・最良のコーチは、私たちに自分の論理の欠点に気づかせてくれる ・自分自身や周囲を新しい見地から眺められるようになれば、人の選択や行動は変わる ・どの選択が最も良いか、コーチが判断してはいけない ・言い換えは、提案である。クライアントが受け取っても受け取らなくてもいい ・相手の話の中から、目的達成のために解決すべき点を引き出す ・言葉の意味を明確にすることで、人は本当に解決したいものを考えられるようになる 世界のトップコーチが教える、コーチングの対話の全技術。 コーチを目指す人はもちろん、ビジネス交渉、部下指導、1on1、家族や友人との関係など、 あらゆるコミュニケーションを向上させる一冊。 【目次】 第1部 コーチングの会話とは 第1章 コーチングが持つ力 第2章 コーチングにまつわる迷信 第2部 5つの基本的手法 第3章 集中――問題解決ではなく、相手の内面に働きかける 第4章 アクティブ・リプレイ――核心部分を表現し直し、改めて見つめる 第5章 脳を探る――箱の中から宝を見つける 第6章 着地点はどこか――筋道から外れない 第7章 新天地から次へ――気づきから行動へと導く 第3部 3つの脳内習慣 第8章 頭の中を整える 第9章 受け取る(ただ聞くのではない) 第10章 自分の決めつけに気づき、これを排除する まとめ クライアントとの会話を超えて――生き方、文化としてのコーチング
  • ルース・ベイダー・ギンズバーグ
    3.7
    汝、正義を追求すべし――「アメリカの宝」と呼ばれた連邦最高裁裁判官の仕事と人生。 アメリカ連邦最高裁史上2人目の女性裁判官であり、2020年9月18日に87歳で亡くなるまでその任を務めたルース・ベイダー・ギンズバーグ。平等の実現に向けて闘う姿勢やユーモアのある発言で国中の尊敬と支持を集め、ポップ・カルチャーのアイコンとまでなった“RBG"の生涯と業績をたどる。 1970年代に弁護士として関わった性差別をめぐる3つの裁判の記録と、連邦最高裁裁判官として4つの判決で書いた法廷意見や反対意見を自身のセレクトで収載。また、長いキャリアと家族生活について語った最晩年の対談と3つの講演を収めた。RBG最後の著作。 目次 はじめに――本書を読む前に(大林啓吾) 序文 謝辞 イントロダクション 第1章 ヘルマ・ヒル・ケイ記念講演 ヘルマ・ヒル・ケイの思い出に (コラム01 ギンズバーグとアメリカ社会) 対談 (コラム02 ギンズバーグとハーバード) 第2章 弁護士時代 モーリッツ対内国歳入庁長官事件 控訴趣意書 (コラム03 ギンズバーグと弁護士活動) フロンティエロ対リチャードソン判決 口頭弁論 ワインバーガー対ワイゼンフェルド判決 口頭弁論 (コラム04 ギンズバーグと教育活動・団体活動) 第3章 連邦最高裁裁判官として ルース・ベイダー・ギンズバーグの連邦最高裁裁判官への指名について 合衆国対バージニア州事件(1996年) 法廷で読み上げられた声明 法廷意見 (コラム05 ギンズバーグと平等) レッドベター対グッドイヤー・タイヤ&ラバー会社判決(2007年) 法廷で読み上げられた声明 反対意見 (コラム06 ギンズバーグと少数意見) シェルビー郡対ホルダー判決(2013年) 法廷で読み上げられた声明 反対意見 (コラム07 ギンズバーグとリベラル) バーウェル対ホビーロビー・ストア判決(2014年) 法廷で読み上げられた声明 反対意見 (コラム08 ギンズバーグと信教の自由・文化戦争) 第4章 近年の講演 ルイス・D・ブランダイスから学んだこと ジェネシス基金による生涯功績賞授賞式での講演 帰化式典における講演 (コラム09 ギンズバーグと家族) あとがき 年表 ルース・ベイダー・ギンズバーグの生涯 日本語版刊行に際して(水田宗子)
  • それでもあなたを「赦す」と言う——黒人差別が引き起こした教会銃乱射事件 (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズIII-11)
    5.0
    【推薦!】 77発の銃弾が9人を殺戮。戦慄の果てに希望は見えるか。 ——保坂展人氏(『相模原事件とヘイトクライム』著者、世田谷区長) 家族を殺した男をあなたは赦せますか? ——高橋ユキ氏(『つけびの村』著者)   2015年6月17日、アメリカ南部・チャールストンの由緒ある教会で事件は起きた。 「チャールストン教会銃乱射事件」である。   その日の夜、男は、毎週水曜日恒例の聖書勉強会に参加していた黒人信徒に向け銃を乱射。参加者12人のうち9人が死亡した。 ——それはインターネットで仕入れた差別思想に影響を受けての凶行だった。   だが、事件後早々、生存者と遺族は犯人に対し「あなたを赦します」と発言。 全米を震撼させた理不尽な動機による大量殺人事件は、この発言によってさらに注目を集めることになった。   克明にあぶり出される事件の一部始終、 耳を疑うほどの犯行動機の論理破綻、 ネットをきっかけにヘイトスクラム(憎悪犯罪)が生まれる過程、 そして、残された人々の尽きせぬ悲しみの軌跡……。 ——ピュリッツァー賞を受賞した地元紙の記者が生々しく描き出した、第一級のノンフィクション。   【目次】 プロローグ 第一部 邪悪な存在と目が合った 第二部 癒しを求めて 第三部 真相が明るみに出る エピローグ 弔辞——クレメンタ・ピンクニー師に宛てたアメリカ合衆国大統領による追悼演説 謝辞 訳者あとがき
  • 場から未来を描き出す――対話を育む「スクライビング」5つの実践
    4.0
    言葉で問うのではなく、「描く」ことで、対話を深める―。 発言者の話す内容だけではなく、場のエネルギー、人と人との関係性、一人ひとりの感情をも、描き出すファシリテーションとは。 「言葉になっていない」ものが可視化されることで、人々の内省や当事者意識が促され、新しい洞察やビジョン、未来が生み出されていく。 日本でも注目。U理論深化の一翼を担った著者が説く、新しい場づくりの実践。 【スクライビングとは】 人々が対話している間に、発言者の話の内容や考えを視覚的に表すこと。 ●単なる「わかりやすさ」や「美しさ」を超えた、描くことの深い効果を「U理論」や「学習する組織」など、組織開発の理論をベースに解説。 ●「在る」「融合する」「捉える」「知る」「描く」という5つの実践モデルで、生成的な場づくりを紐解く。 ●カラーページで、著者の実際のスクライビングも多数掲載。
  • 歴史の真贋
    -
    神と人間について。歴史について。戦争について。ニーチェ、ショーペンハウアー、本居宣長、小林秀雄、福田恆存……碩学の思考を読み解き、時に批判も辞さず、崖っぷちの日本に今こそ必要なものは何かを問う。真の保守思想家の半世紀におよぶ論考と基軸のぶれない発言のエッセンスを集大成した論集。
  • 宇沢弘文の経済学--社会的共通資本の論理
    3.8
    ・行動する経済学者、最後の書。 「本書には、先生の著作をほぼすべて読破している筆者にさえ新鮮な論考がふんだんに収められている。したがって、これまでに先生の著作をいくつか読んだ読者にも新しい発見のある一冊となるだろう。もちろん、初めて読む読者には、先生の経済学を知るうえで最適の一冊である」(小島寛之)。 2014年惜しまれてなくなった行動する経済学者、宇沢弘文氏。その評価は没後高まるばかりです。競争に疲弊した日本人は社会のあり方について問い直す機会が増えているのではないでしょうか。宇沢氏の出発点は社会的弱者への思いでした。宇沢氏は、自動車の社会的費用、ヴェブレン、地球温暖化、医療、教育、都市など様々なテーマについて発言してきました。一見拡散していると思われるこれらのテーマが、実は、社会的共通資本というキーワードに即して整理できることを総括して示したのが本書です。宇沢氏の世界観が凝縮された、宇沢氏に関心を持った方にとって格好の入門書です。エピソードも交えて綴った小島寛之氏の解説で、宇沢氏が何を考えて行動していたのかを理解できます。
  • 働く/働かない/フェミニズム 家事労働と賃労働の呪縛?!
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 家事労働と賃労働とのダブルバインドのなかで、フェミニズムは「働くこと」それ自体がはらむ問題を見据える地平に立った。資本と男たちとによる搾取からの解放の道をめぐっての論争、対論、働く女たちの現場からの発言の集成。

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  • ココフォリアガイドブック
    NEW
    -
    TRPG /マーダーミステリー/ボードゲーム/謎解き/脱出ゲームなどのセッションルームを作れる オンラインセッションツール「ココフォリア」の解説書 TRPG をオンラインで遊ぶ上で欠かせない、オンラインセッションツール国内トップシェアの「ココフォリア」による初の公式解説書。 これを読めば、セッションルームの基本的な作り方を理解でき、セッションを盛り上げるためのさまざまな演出機能を有効活用できるようになります。 オンラインセッションにチャレンジしたい方はもちろん、今まで手探りでココフォリアを使っていた方にも、ぜひ手にとっていただきたい一冊です。 これ一冊で全体を理解できる! 「盛り上げたい」を形にする! (1)ココフォリアのルームの基本的な機能を理解できる! ココフォリアのルームの設定、メンバーの管理など、アカウント作成からルームの管理まで、ゲームマスターをやるときに知っておきたいさまざまなココフォリアの設定を体系的に解説しています。 (2)前景・背景の仕組み、画像の基本を理解できる! 前景・背景の仕組みが図解でよくわかります。ほかにも、ココフォリアで表示できる推奨画像サイズ、各種画像の設定方法など、ルームで使える画像を用意するときに知っておきたい便利な設定を紹介。 (3)スクリーンパネルやマーカーパネルでできること・できないことを理解できる! ココフォリアのルームを彩る際に必要不可欠なスクリーンパネルやマーカーパネルの追加方法、設定をあらためて知っておきましょう。スクリーンパネルやマーカーパネルでできること・できないことの早見表も掲載。スクリーンパネルやマーカーパネルを使いこなして、誰もが見やすくて使いやすいルームを作りましょう。 (4)キャラクターの追加方法、立ち絵の切り替えなど、キャラクターの操作を理解できる! プレイヤーとしても知っておきたいキャラクターの設定画面をしっかり解説。キャラクターのステータスやパラメータの設定方法から立ち絵の切り替え方、キャラクターとして発言する方法まで、スマートにゲームをプレイする上で知っておきたいさまざまなキャラクター操作がわかります。 …そのほかにもルームを盛り上げる演出方法を多数掲載! あなたの「もう少しだけちゃんと知りたかったんだ」が叶います。 この一冊と、物語を携えて、あなたもココフォリアと一緒に、オンラインセッションの扉を開けてみませんか。 [読者特典] 「CCFOLIA PRO」1ヶ月無料トライアルチケット
  • イェール大学人気講義 天才 ~その「隠れた習慣」を解き明かす
    3.6
    イエール大学の学部人気講義を書籍化! 「天才とは何か?」 「天才に必須の資質や能力、思考や行動のパターンはあるのか?」 「どんな人でも天才になれるのか?」 アインシュタイン、キュリー夫人、ホーキング博士などの科学者、イーロン・マスクやスティーブ・ジョブズのような実業家、シェイクスピアやヴァージニア・ウルフなどの作家、レオナルドやゴッホ、草間彌生などの芸術家、モーツァルト、ベートーベンといった音楽家、レディ・ガガやカニエ・ウェストのような現代のアーティストから、エリザベス1世やチャーチルのような政治家まで、幅広い分野において、世界を大きく変える影響力を持った「天才」を、さまざまな観点から分析。特徴的な思考や行動パターンを明らかにしていきます。 「クリエイティブになりたい」 「自分の才能を開花させたい」 「すごいアイデアで勝負したい」 正解のない時代、いかに考え、行動し、生きるべきか、天才100人以上の行動や発言を手がかりに、自分に合ったやり方を見つけ出すためのヒントが満載! 自宅にいながらアイビーリーグの人気授業が一気に学べてしまう、読むだけで世界標準のリベラルアーツがみるみる身につく1冊!
  • ひさし伝
    4.0
    作家を志していた父。浅草のストリップ劇場での芝居への開眼。こまつ座旗揚げ、小説への執念――演劇、文学、ドラマ、三つのジャンルにわたって精力的な創作活動をする一方で、戦争、憲法、国家、農業、水などの問題について真摯に発言しつづけた井上ひさし。膨大な資料を駆使して、〈ひさしワールド〉を多角的に照らす。

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  • 近代の終末(歴史学叢書) 方向づけへの試み
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 本書は現代に対するもっとも絶望的な診断である。しかしこれは光明に転ずる可能性を秘めた絶望である。著者は「問題の核心は権力である。未来の文化活動はこの点をめぐって展開され、これの解決にこそ一切が、生存か死滅かが賭けられている。」と述べ、高い精神的視点にたって進むべき道を探求する。真摯で正統的なキリスト教思想家の歴史観の真髄。 【目次より】 著者のまえがき 中世における存在意識と世界像 近代的世界像の成立 近代的世界像の解体と来たるべきもの 訳注 訳者のあとがき ロマーノ・グァルディーニの著作目録 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 グァルディーニ,R 1885~1968年。ドイツのカトリック神学者。イタリア、ベローナ生まれ。1920年代からのカトリック青少年運動や典礼運動の指導者。神学、哲学、文学、ヨーロッパ精神史にまでを射程に発言した。
  • おもしろまじめなチャットボットをつくろう
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 スマホで位置情報を調べて、ネットでお店を検索してくれる。以前のチャットからどのカップめんを買ったか調べてくれる。そんな無駄に技術を使ったおもしろチャットボットを作りましょう! 本書は、LINE上で動く、様々な機能を持ったBotを実際に作りながら、Botとネットとプログラムの知識を解説します。セリフ集から発言するBot、天気予報Bot、チャットを盛り上げるBot、ゲームをするBotなど、おもしろ真面目にBot開発技術を学べます。
  • 黒の株券 ──ペテン師に占領されるウォール街
    -
    2002年、小児がん病院への寄付を募るチャリティ投資コンファレンスで、グリーンライト・キャピタル社長デビッド・アインホーンは人をあっと言わせるような投資アイデアを聞かせてほしいと依頼されて、講演を行った。なぜグリーンライトがプライベートファイナンス大手のアライド・キャピタル株を空売りしているのか、アインホーンはその理由を説明した――事業は行き詰まり、不正会計も行われているので、株価は下がるはずと確信したからだと。この講演には説得力があった。翌朝、NYSE(ニューヨーク証券取引所)で取引が始まったが、アライド株はしばらく寄り付かない状態だった。売り注文や空売り注文が殺到したためNYSEがその注文を処理しきれず、取引を開始することができなかったのだ。 その後、大論争が巻き起こった。アライドはワシントンスタイルの情報操作で応戦し、アインホーンを攻撃し、中途半端な真実やあからさまなうそをまき散らしたと非難した。SEC(証券取引委員会)はといえば、政界と癒着したアライドの強い要請で、アインホーンが作成したアライドに対する見事な訴状を見て投資家を保護するどころか、株価操作の容疑でアインホーンの調査を開始した。さらにSECはその後6年にわたって、12回以上もの公募増資をアライドに認め、新規投資家から10億ドル以上を調達させていたのである。問題はこうして拡大していった。だが、情報操作やうそ、そしてSECの調査にもめげず、アインホーンは講演後もリサーチを続け、そしてとうとうアライドが彼の予想をはるかに超える悪事を働いていることを突き止めた――しかも、それが今日まで続いているのだから、何とも恐ろしい。 本書は、読者の心をわしづかみにするような現在進行形の武勇伝を時系列でまとめたもので、60億ドルを運用するヘッジファンドのグリーンライト・キャピタルがどのように投資リサーチを行っているのか、また悪徳企業の策略とはどんなものなのかを詳述している。読み進めていくうちに、規制当局の無能な役人、妥協する政治家、ウォール街の上得意先が違法行為にさらされないようにと資本市場が築いたバリケードを目の当たりにするだろう。また、政界と癒着した企業に政府が制裁を加えるのを邪魔する大きな障害にも直面するだろう。これは、第二のエンロンになること必至である。本書では、ウォール街、つまり投資銀行、アナリスト、ジャーナリスト、そしてなかでも規制当局の失態を明らかにしている。 アインホーンのこの「告発」は今のウォール街そのものの物語である。話は無名に近い一企業の枠をはるかに超えている。本書は、効果的な法の執行、自由な発言、そしてフェアプレーを求める重要な要望書なのである。 企業の汚職や金融詐欺など過去のものだろうという人は、ぜひとも本書を読んで考えを改めてほしい。ウォール街の現状とは、こうした違法行為が野放しにされ、こうした違法行為に加担する企業がどれほど守られ、逆にその悪を暴こうとする者は攻撃の矢面に立たされることになるのだ。これは投資と企業倫理、そして米連邦政府が投資家や納税者をどのように保護すべきか――保護してくれないことも多いが――を考えさせてくれる話である。
  • ユーザーの「心の声」を聴く技術 ユーザー調査に潜む50の落とし穴とその対策
    4.0
    「こうしてほしい」を鵜呑みにするから失敗する ユーザーが今,どんな商品やサービスを望んでいるのか。 その答えは,ユーザーの発言からは出てきません。 なぜならその答えは,ユーザーが意識していなかったり,言葉にできなかったりする「心の声」に真摯に耳を傾けた末に,自分でつかみ取るものだからです。 ユーザー調査は,そうやってユーザーから「ヒント」をもらうための手法のひとつです。 しかし,いざ調査しようとしても,さまざまな問題が立ち起こります。 手法を選ぶところでもめてしまう 「なんかちがう……」って感じの人が来ちゃった ユーザーがぜんぜんしゃべってくれない といった現場でのすったもんだ。それに加えて,人間の認知の歪みも邪魔をしてきます。 本書は認知科学に基づき,ユーザー調査に潜むさまざまな落とし穴とその対策から,質の高い調査を実現する方法を解き明かします。 「ユーザー調査をはじめたい」「現場で困っている」「質を高めたい」,すべての方へ。 200件を超えるプロジェクト,のべ1,400ユーザーとの対話でわかった! ユーザー調査,「超」実践の書 目次 第1章 計画を練る ~目的設定と手法選びの落とし穴 第2章 ユーザーを集める ~リクルーティングの落とし穴 第3章 本番に備える ~おざなりな準備の先にある落とし穴 第4章 ユーザーと向き合う ~いざ本番! セッション中の落とし穴 第5章 データを読み込む ~すべてを台無しにする分析と解釈の落とし穴
  • [音声DL付]大学教員のための教室英語表現300
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本の大学で、現在何らかの形で「英語での授業(英語の授業は除く)」を行っている大学は200校余りになります。学会などで発表の経験を持つ大学教員も、いざ授業運営を英語で行うための「教室英語」の面で、戸惑うことが多いのが現状です。 本書は、英語で効果的な授業をするための効果的なポイントを解説するとともに、「初回の授業をはじめる」「質問・発言を促す」「ディスカッションをリードする」など、大学での授業のシーンに即して厳選した300の英文フレーズをまとめた実践的なハンドブックです。 無料でダウンロードできる音声には、300の例文がすべて収録されています。例文のあとのポーズで練習することも可能です。 ※この商品は、固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また文字列のハイライトや、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※本書で使用する音声(MP3)は、すべて無料でダウンロードできます。アルクのウェブサイトよりダウンロードの上ご利用ください。お持ちのPCの音声プレーヤーや、スマホに同期して再生、もしくはスマホアプリ「語学のオトモALCO(アルコ)」(無料)から直接ダウンロードして、再生いただくこともできます。なお、本電子書籍のビューワー上で音声再生はできません。予めご了承ください。 【対象レベル】 英語中級~(TOEIC550点程度) 【無料ダウンロード音声】 基本情報:全37トラック(約73分) 収録言語:英語 ※本書は2008年3月にオンデマンド版として出版された『英語で教える秘訣-大学教員のための英語教室ハンドブック』を加筆・修正した『大学教員のための教室英語表現300』の電子書籍版です。
  • なぜ日本企業は強みを捨てるのか--長期の競争vs.短期の競争
    3.0
    ●強い企業がやっていることは業種、国籍に関係なく共通だ! 日本企業は長期的観点から経営をしているのが「強み」だとかつては言われていました。 だが、ここでいう「強み」をまだ充分にはもっていません。他の先行国よりもすこし多く保有し ているにすぎません。ただ、もったいないことに、その折角の長所を捨てるべきだ、という議 論が通念として蔓延しています。しかもその方向の「改革」が、他の先行国をイメージして 進みつつあります。その懸念からこの本は書かれました。 真の競争力とは長期をかけないと築けません。その競争力こそが雇用を確保し、人々 のくらしを支えます。研究開発投資ひとつをとっても、みるべき成果は10年はかかります。 ところがいま世の掛け声は、株主重視です。企業の業績をみるにしても四半期ごと です。世の流れは短期化をつよめ拡大します。それでは真の競争力はできそうにありま せん。 この動きによってもっとも破壊されるのは、人材です。職場で工夫し、さらに企業 の経営方針についても発言する人材こそが、長期の競争力をつくっているのです。そう した人材を形成するには、時間がかかるのです。本当に強い企業は、長期の競争を勝 ち抜くシステムづくりを実行しています。 本書は、労働経済学の大家が、セブン-イレブン、トヨタ自動車、ゴールドマンサックス などの勝者のシステムを徹底的に分析し、共通点は長期的観点からの人材育成にある ことを解明するもの。経営が短期志向になるのを回避するための企業統治改革も具体 的に提示した、日本企業再生のヒントが得られる1冊です。
  • ショーペンハウアーとともに
    4.0
    《世界が変わる哲学》がここにある! 現代フランスを代表する作家ウエルベックが、19世紀ドイツを代表する哲学者ショーペンハウアーの「元気が出る悲観主義」の精髄をみずから詳解。その思想の最奥に迫る! *** 本書『ショーペンハウアーとともに』は単なる注釈書ではない。一つの出会いの物語でもある。二十五から二十七歳のころ――つまり、一九八〇年代半ば――ミシェル・ウエルベックは、パリの市立図書館でほとんど偶然に『幸福について』を借りた。「当時、私はすでにボードレール、ドストエフスキー、ロートレアモン、ヴェルレーヌ、ほとんどすべてのロマン主義作家を読み終わっていたし、多くのSFも知っていた。聖書、パスカルの『パンセ』、クリフォード・D・シマックの『都市』、トーマス・マンの『魔の山』などは、もっと前に読んでいた。私は詩作に励んでもいた。すでに一度目の読書ではなく、再読の時期にいる気がしていた。少なくとも、文学発見の第一サイクルは終えたつもりでいたのだ。ところが、一瞬にしてすべてが崩れ去った」。衝撃は決定的だった。若者は、熱に浮かされたようにパリ中を駆け巡り、『意志と表象としての世界』を見つけ出す。それは、彼にとって「世界で最も重要な書物」となった。そして、この新たな読書はさらにすべてを「変えた」。 私の知る限りでは、いかなる哲学者もアルトゥール・ショーペンハウアーほどすぐさま心地よく元気づけてくれる読書を提供してくれる者はいない。「書く技術」の問題ではないし、この手のジャンルに見られる饒舌でもない。それは公衆に向って発言しようというほどの勇気をもつ者ならばあらかじめ同意書にサインすべき前提条件のようなものだ。『反時代的考察』第三篇は、ショーペンハウアーを否定する少し前に書かれたものだが、そこでニーチェは、この哲学者の深い誠実さ、廉直さ、正直さを賞賛している。ショーペンハウアーの声の調子、その一種の粗野な善良さについて名調子で語り、それを読めば読者は名文家や文体に凝る連中に対して嫌悪感を覚えるだろうと述べる。これこそ、広い意味での本書の目的である。 (本文より) *** Arthur Schopenhauer アルトゥール・ショーペンハウアー (1788-1860) 19世紀を代表するドイツの哲学者。 ドイツ観念論に東洋哲学を取り入れ、実存主義・ニヒリズムの先駆者としても知られる。 主著は『意志と表象としての世界』(1819年)。彼の唯一で独自な思想は、若き日のニーチェを熱狂させたほか、ヴィトゲンシュタイン、フロイト、アインシュタイン、トルストイ、プルースト、ボルヘス、ワーグナーなど、後世の哲学者・作家・芸術家などに多大なる影響を与えた。 今日においては『余禄と補遺』(1851年)からの抜粋である『幸福について』『読書について』などのエッセイが広く一般に親しまれている。

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  • 通信業界の裏側が分かる2016(日経BP Next ICT選書)
    -
    新製品が相次ぐ格安スマホ、携帯電話事業者による物販やポイントサービスの開始、電力事業への参入、復活への道を歩み始めたNTTドコモ、クラウドで世界に打って出るNTTグループの新戦略など、2015年の通信業界も話題にこと欠きませんでした。 本書はこうしたニュースの裏側を日経コミュニケーションの記事の中から選りすぐった特集で詳しく解説しました。自由化から30年目を迎えた通信事業者の内実に迫り、独自の人脈から得られたエピソードが満載です。 2016年の通信業界に多大な影響を与えそうな新たな動きも多数盛り込みました。その一つとして冒頭の「特報」では、安倍首相の発言に端を発した総務省の「携帯電話その他の提供条件に関するタスクフォース」の初回会合と第2回会合の模様を収録。現場にいないと分からない丁々発止のやり取りを赤裸々に紹介しました。 通信業界の2015年を振り返り、2016年をうかがえる一冊です。
  • 古典的思考
    -
    1巻2,420円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 実証主義=無思想に堕した国文学は、現実を凝視できるか。雑誌『発言者』『表現者』に連載し続けてきた論考に「破局の後で」を加えて一書にした実践の書。
  • アンチレイシストであるためには
    5.0
    全米130万部ベストセラー! 《米Amazon第1位》《NYタイムズ・ベストセラー第1位》 “2020年最も影響力のある100人”に選ばれた世界が注目する歴史学者による 世界に蔓延るレイシズム(人種主義)を解き明かすためのガイドブック。 アンチレイシストとは 人種だけでなく、民族、文化、階級、ジェンダー、セクシャリティなどの違いを平等に扱う人のこと。 世界に蔓延るレイシズム(人種主義)の構造や本質をみずからの体験を織り交ぜながら解き明かし、制度としてのレイシズムを変え、「アンチレイシスト」としての態度をとりつづけることがその解決策だと訴える。 レイシズムが深く浸透した社会では、自身をふくむほとんどの人の心にレイシズム的な考え方が潜んでいる。 レイシストの権利者たちがつくりだす「ポリシー(政策、制度、ルール)」を変えない限りレイシズムは解決できず、「レイシストではない」と発言する人も、そのポリシーを容認する限り仮面を被ったレイシストなのだと厳しい目を向ける。 だからこそ、「アンチレイシスト」でありつづけるためには、レイシズムを生物学、民族、身体、文化、行動、肌の色、空間、階級に基づいてよく理解し、レイシズム的な考え方を見つけるたびに取り除いていく必要がある。 問題の根源が「人々」ではなく「権力」に、「人々の集団」ではなく「ポリシー」にあることに目を向ければ、アンチレイシズムの世界が実現可能となる。 ぼくたちはレイシストであるための方法を知っている。 レイシストでないふりをする方法も知っている。 だからいま、アンチレイシストであるための方法を学び始めよう。 【著者】 イブラム・X・ケンディ Ibram X. Kendi 歴史学者、作家。ボストン大学〈反人種主義研究・政策センター〉の創設者であり所長をつとめる。本書は2019年にアメリカで刊行され、大ベストセラーとなった。アメリカの人種差別の歴史を描いた『Stamped from the Begining』は2016年全米図書賞(ノンフィクション部門)を受賞。 児島修 こじま・おさむ 英日翻訳者。立命館大学文学部卒。主な訳書に、パーキンス『DIE WITH ZERO』(ダイヤモンド社)、リトル『ハーバードの心理学講義』(大和書房)、フィネガン『バーバリアンデイズ』(エイアンドエフ)などノンフィクションを中心に多数。
  • 焼き芋とドーナツ 日米シスターフッド交流秘史
    4.5
    知られざる壮大な連鎖が浮かびあがる。 津田梅子が二度目の留学で学んだウッズホール海洋生物学研究所。その前身施設を設立したエレン・リチャーズは女性で初めてマサチューセッツ工科大学に入り、家政学を確立した人物で、彼女が大学を志すきっかけとなった雑誌の寄稿者の一人が『小公女』らで知られるバーネット。 その雑誌や『若草物語』のオールコットらによる労働文学の読者に、マサチューセッツ州のローウェルの女工たちもいた。彼女たちは女性だけの共同組織を作り、雑誌の発行も行っており、それらを含めたアメリカの女性教育を見聞して日本での教育拡充も訴えたのが森有礼だった。 ■集会と焼き芋は喜びとささやかな抵抗 ■日本でもアメリカの女性運動を同時代的に参照し、実践していた ■ローウェルの工場の窓には新聞の切り抜きが貼られ、それは窓の宝石と呼ばれていた ■ドーナツは主食のように見なされていた 女性労働者は一方的な弱者でなく、実は「わたし」の人生を強かに拡張していた。 ではなぜ、「わたし」という主語で語る術を私たちは失ってきたのだろうか? 【目次】 プロローグ――「わたし」を探す 第一部 日本の女性たち 第一章 糸と饅頭――ある紡績女工のライフヒストリー 第二章 焼き芋と胃袋――女工たちの身体と人格 第三章 米と潮騒――100年前の米騒動と女性の自治 第四章 月とクリームパン――近代の夜明けと新しき女たち 第二部 アメリカの女性たち 第五章 野ぶどうとペン――女性作家の誕生 第六章 パンと綿布――ローウェルの女工たち 第七章 キルトと蜂蜜――針と糸で発言する女性たち 第八章 ドーナツと胃袋――台所と学びとシスターフッド エピローグ――「わたしたち」を生きる あとがき――「わたし」の中に灯る火 主要参考文献
  • 科学はひとつ 宇宙物理学者による知的挑戦の記録
    -
    3.11から始まる、一人の科学者の手記。 2011年3月11日、東日本大震災という未曾有の危機に人々が直面したとき、細分化されすぎた科学の専門家集団は、目の前の事態に対して無力であった。その惨状を前に、宇宙物理学を専門とする筆者は「科学者が勇気をもって、社会問題に対して発言する」ことの必要性を痛感し、自身の手記の公開を始める。「本来、科学はひとつである」との思いを支えに、原発事故後の対処策から、津波発生原理の再検討、気候変動、銀河とブラックホール、生命の起源、科学論まで、現代の碩学が12年にわたって語り続けた知的挑戦の記録。 【目次】 はじめに 第1章 福島第一原子力発電所事故 解説 植物による放射性セシウム汚染土壌の浄化について ほか4篇 第2章 地震と津波防災 解説 東海地震について ほか6篇 第3章 天体物理学 解説 降着超大質量ブラックホールにおけるZeV(10^21 eV)加速 ほか8篇 第4章 気候変動 解説 過去2,000年の気温変化と王朝の盛衰 ほか10篇 第5章 生命の起源 解説 蛇紋岩化反応による非生物的メタン噴出 ほか11篇 第6章 種の起源と生物進化 解説 人類の起源:放射線被曝と脳容積拡大 ほか9篇 第7章 科学論 解説 佐久間象山、大山益次郎遭難碑 ほか12篇 第8章 書評 解説 サハロフ回想録 ほか6篇 第9章 ルーツと青春 解説 母の故郷訪問 ほか6篇 あとがき 【著者】 戎崎俊一 1958年山口県生まれ。NASA研究員、神戸大学助手、東京大学助手、同助教授を経て、1995年に理化学研究所主任研究員となり、現在に至る。天体物理学と計算科学を中心にそれらを含んだ学際研究に取り組み、分裂しすぎた諸科学の再統合を志向している。著者に『ゼミナール宇宙科学』(東京大学出版会)、訳書に『銀河の世界』(エドウィン・ハッブル著、岩波書店)、『時間・空間・重力 相対論的世界への旅』(ジョン・アーチボルト・フィーラー著、東京化学同人)などがある。
  • 教員のミカタ 「理不尽」をやっつける柔軟な思考と現場の力
    -
    1巻2,420円 (税込)
    現場をないがしろにするだけで、誰のためなのかわからない「教育改革」。いっこうに改善されない教員の労働環境。ほとんどパワハラ、基本的な法律すら理解していない管理職。子どもたちの“事件”……問題山積の教育現場から持続的に発言してきた著者が、キレイごとでも、杓子定規でもない論理を展開。何をどう考え、解決したらいいのか、を明確に示す。
  • データ利活用の教科書 データと20年向き合ってきたマクロミルならではの成功法則
    4.7
    「データ利活用」の知識を体系的に整理した1冊! 本書では、データ活用を「今あるデータを活かすこと」、データ利活用を「(既存の データを問わず)利益になるようにデータを用いて活かすこと」と捉えています。 DXを背景に、企業に蓄積されたデータをビジネスに活用する動きが活発です。しかし、 「思うほどビジネス成果に結びついていない」とお悩みの方が多いのではないでしょうか。 成果が出ていないのは、データ活用に留まっているせいかもしれません。 本書は、データ利活用の知識を体系的にまとめた基本書です。データ利活用のステップ ごとに必要なビジネス知識・スキルを整理し、データ利活用と関連づけて説明しています。 図解と具体例を多く用いて、「利益を生み出すために、データをビジネスに活かす」方法 を紹介しています。 筆者は、独自に構築した自社パネルを強みに、意識データや購買データなど、様々な 生活者のデータを用いて国内年間3000社超の企業のマーケティング支援を行うマクロミル。 社内に蓄積された知見を活かしながら、企業のデータ利活用支援事業として コンサルティングサービスも展開しています。 【こんな方におススメします!】 ・データ利活用の業務に関わるビジネスパーソン ・組織としてデータ人材を育成・底上げしたいと考えているマネジメント層 ・ビジネスサイドの発言が理解できず困っているデータアナリストやエンジニア、  データサイエンティスト ※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。 ※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。 ※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。 ※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。
  • 人工台風とハーモニー宇宙艦隊
    -
    あの台風19号にハーモニー宇宙艦隊は、関東に出現せず!なぜなのか?! ディープステートはすでに日本最深部に潜入!内部から大攻撃を開始した--どうして日本人はここまで打ちのめされるのかーーその真相に迫る衝撃の書! ・ディープステイトはもはや日本の内部に潜入--この新たな状況を知って備えるための本! ・日本を襲来する台風はマイクロ波を使った人工台風?! ・犯人が日本人、自作自演のケースではハーモニー宇宙艦隊は出現しないことが多い!? ・京都大学講師から『MUレーダー照射に関する内部告発』と称する文書が流出。MUレーダーの設置場所とレーダー照射班の人名も明らかにされ、2018年8月18日、朝5時半から作業が開始された?! ・ハーモニーズ代表は、台風19号にマイクロ波を照射しているのは静岡県牧之原、群馬県の伊勢崎町の気象台であることを喝破し、その画像を公表! ・台風19号により福島原発由来の汚染土壌(フレコンバッグ)が大量に河川に流出した!  ・ダムが冠水、緊急放流する前にダム6か所から事前放流が行われていなかった! ・台風19号真っ只中の10月12日、自民党は日米FTA協定了承を決議していた! ・東日本産農産物の大被害によって、米国産農産物が輸入される?! ・人工降雨は、まず第1に上空に微細なアルミニウムが混じった毒薬ケムトレイルを散布。次にXバンドレーダーからマイクロ波を照射、大気を加熱し、上昇急流を起こすことで上空に雨雲を造る! ・この技術は、10年ほど前に米国において特許取得。大気を加熱するのに、太陽光を熱源とした軍事衛星からマイクロ波を照射するケースもある! ・ロシアに亡命した元NSAのエドワード・スノーデン氏は「1950年代から気象を操作する兵器の開発に成功、温暖化を操作しているという文書と証拠を握っている」と発言。国連で地球温暖化無策をなじった16歳少女は、ディープステートに操られていた!「CO2地球温暖化説」は国連IPCCの謀略であることがすでにバレている! ・ロシア国防省のイゴーリ・トカレフ大佐は「東アジアの地震の多い某国(ズバリ、日本でしょう)は、数十年にわたり、地震を偽装した地下核実験を繰り返している」と述べている! ・ハーモニー宇宙艦隊の使命とは?日本人はどこから来たのか?その宇宙的起源に迫る、盛りだくさんの驚愕情報と共に、「異星人由来、世界文明の起源をもつ縄文日本よ、目覚めよ!」の熱きエール満載の本!

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  • The World(ザ・ワールド) 世界のしくみ
    3.6
    ■世界最有力の民間外交研究機関のひとつ、米外交評議会のトップがあらゆる世代の人に向けて書いた「世界101」。NYタイムズ紙ベストセラー。国々の成り立ち、地域の歴史、地政学、気候変動、医療、移民、核拡散、通貨・金融、経済開発、政治体制、戦争などのグローバルな問題と、今後の見通しについて、だれにもわかるように解説します。 ■世界はどうつくられたのか? どう動いているのか? 何が問題になっているのか? 歴史、政治、経済、地政学、地域や共通する問題を切り口に、だれにとってもわかりやすく「世界はどうなっているのか」を解説。世界をめぐるさまざまな問題について、読者自身が自ら答えることができる力がつきます。日本についても、明治維新から第2次世界大戦、尖閣諸島問題など、さまざまな事柄が言及されています。 ■著者は、『フォーリン・アフェアーズ』誌を発行する、米外交評議会という世界でも屈指の大きな影響力を誇る民間シンクタンクのトップを長年にわたって務めています。世界有数の論客として知られ、ベストセラーの著作もあり、日頃、活発に国際問題について発言。 〇本書は、予備知識ゼロで読むことができます。外交理論など専門的な事柄にはあえて触れていません。一読すれば、高校生以上であれば、だれもが、世界を知るために欠かせない「グローバル・リテラシー」を身につけることができます。
  • もう会議室はいらない「テキスト会議」の運用ルール―――「文字による会議」を成功に導くメソッド!導入から実践まで
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    インターネットを利用し、文字だけでやり取りする「テキスト会議」。 会議室に集まる必要がなく、全員が時間をそろえて参加する必要がないなどメリットの多い会議形式ですが、 文字だけのコミュニケーションはどうしても誤解や認識齟齬を生みやすく、 会議での混乱や揉め事が起こりやすくなってしまいます。 ●自分のコメントが、意図とは違う読み方をされてしまった… ●議論があちこちに発散し、1つのことを決めるのに長い時間がかかる… ●ちょっとした行き違いから言い争いが始まり、なかなか誤解が解けない… このような問題の原因は、「テキスト会議」に特化した運用ルールがないことです。 対面の会議ではすでにいくつかの運用ルールが提唱されていますが、 テキスト会議の運用ルールは、これまでほとんど整備されて来ませんでした。 テキスト会議は、相手の表情が見えない、声のトーンで感情を判断できないなど、 対面の会議にはない特徴をいくつも持っています。 それならば、運用ルールもテキスト会議に沿ったものを用意しなくてはなりません。 本書は、これらの特徴や対面の会議との違いをよく理解した上で、 テキスト会議に特化した運用ルールをまとめて『議事法』として成文化したものです。 豊富な実例を交えてルールを解説し、『テキスト議事法』の導入から実践までをまとめています。 標準的な運用ルールを導入することで、混乱や揉め事が起きることなく テキスト会議が進められることを目指した一冊です。 ■目次 第1章 テキスト議事法とは何か 第2章 テキスト議事法の導入方法 (会議での役割、オンライン会議室 他) 第3章 審議 (議案作成、賛同者、討論、動議、要求、差戻、議長裁定 他) 第4章 採決 (採決形式、記名投票と無記名投票、決定投票、決議事項 他) 第5章 協議と報告 (審議との区別 他) 第6章 監査 (監査の構成、監査の上申 他) 第7章 禁止行為 (個人批判の禁止、建設的でない批判の禁止 他) 第8章 懲罰 (懲罰の種類、弁明、懲罰の適用範囲 他) 第9章 発言録 (議事録と発言録、発言録の公開、公開対象からの除外 他) 第10章 緊急対応 (緊急時の特例 他) ■著者 宮野清隆(みやの・きよたか) 株式会社シスデイズ代表取締役社長、年収1,000万円以上の交流グループ「HighSociety Japan」代表、 高IQ団体「JAPAN MENSA」会員(副会長・財務担当・法務担当等を歴任)。
  • 世界で一番やさしい会議の教科書 実践編
    4.2
    【会議ファシリテーション8つの基本動作】 2万部を超えたビジネス小説仕立ての前著『世界で一番やさしい会議の教科書』の著者が、ビジネスの現場で生まれたノウハウを体系化した。 グダグダ会議を撲滅するための「会議の8つの基本動作」は必読だ。難しいものは1つもない。やるか、やらないか。 それだけの違いで、あなたの会社の会議は劇的に変わる。 【よくある18の困り事と対策】 さらに普段の会議でありがちな「よくある困り事」を18ケース取り上げて、解決策を示している。 誰も発言しない、議論が盛り上がらない、一部の人しか会議に参加しない、など、誰もが経験したことがある困り事ばかり。8つの基本動作に加えて、個別の困り事に合わせた対策は目からウロコが落ちるものばかり。 【ファシリテーション浸透の6パターン】 また、会議ファシリテーションの始め方・定着のさせ方にもページを割いているのが特徴的。会議ファシリテーションの一歩を踏み出し、かつ、それを当たり前のものとして組織に定着させていくために何が必要なのか。 最後の章で紹介されている「定着の4段サイクルと、浸透の6パターン」は読者の行動を強力に後押してくれるだろう。 前著「世界で一番やさしい会議の教科書」が物語として文脈に力点を置いていたのに対して、本書は体系的な解説書となっている。どちらか片方だけでも十分に理解できるように構成されているが、両方読むとより一層「会議ファシリテーション」に対する理解が深まるだろう。 働き方改革で最初に挙がる課題の筆頭ともいえる「会議改革」に悩むビジネスパーソンへの答えが、この本には全て詰まっている。
  • 勇気ある人々
    4.3
    だれの人生にも、自分自身の“勇気”を問われる瞬間がある。――ジョン・F・ケネディの伝説的名著 ★ケネディが理想とした偉大な政治家8人の生き様を描いた至高の人生論 ★1950年代の全米大ベストセラー、ピュリッツァー賞受賞作の新訳復刊 「国が自分のために何をしてくれるのかではなく、自分は国のために何ができるのかを問いかけていただきたい」――その優れたリーダーシップ、信念と良心、そして勇気にあふれる行動と発言によって全国民の心をとらえ、今なお世界中の人々を魅了する偉大な政治家、ジョン・F・ケネディ、アメリカ合衆国第35代大統領。 キューバ危機の解決や人種差別との戦いをはじめ数々の問題に果敢に取り組んだ20世紀最高のリーダーが、自らの理想とし、心の支えとしたのは、アメリカの歴史に名を残す偉大な先人たちだった。逆境にあっても自らの信念を貫いて生きた「勇気ある人々」。ケネディは、そうした人々のエピソードをもとに、自分の信じる生き方を描き、一冊の本にまとめた。それが、全米大ベストセラーとなり、ピュリッツァー賞を受賞した本書『勇気ある人々』だ。 政治は一つの舞台に過ぎない。どんな人生であろうと、われわれは皆、ある時、自分の勇気を問われる瞬間に向き合うことになる。そのとき人は何を思い、何を守り、何を賭けて行動するのか。本書に登場する人々の、夢と幻滅、栄光と挫折、称賛、非難、妥協、苦渋の決断など、それぞれの生きざまから、われわれは何を学ぶべきなのか。ジョン・F・ケネディが、当時そして未来の読者に向けて、渾身の力をこめて書きのこした情熱と気迫の人間論。
  • 世界の覇権が一気に変わる サイバー完全兵器
    3.8
    ここ10年で、世界各国の首脳にとっての脅威のトップはサイバー攻撃となり、例えば「アメリカの存続を脅かしうるのは核保有国のみ」という過去70年間の前提が成り立たなくなった。このパーフェクトな兵器はインフラを壊滅させることから各国間の不和と疑念を容易に増幅させる。安上がりの兵器で、さまざまな悪意ある目的に使用できる。 本書は筆者が取材した米閣僚・高官・キーパーソンの発言をはさみながら、サイバー戦をめぐる世界危機を警告する。
  • アジアの新聞が報じた自衛隊の「海外派兵」と永野発言・桜井発言
    1.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 自衛隊の海外派兵をアジア諸国の新聞はどのように報じたか。アジア10カ国の新聞を翻訳し、解説をつけた。韓国・朝鮮、中国、香港、台湾、フィリピン、シンガポール他。
  • ファシリテーションの教科書―組織を活性化させるコミュニケーションとリーダーシップ
    4.5
    ファシリテーションとは、会議や議論で参加者・チームの意見をどう引き出し、より良い結果を導き出せるか、そのマネジメントの手法である。著者は、大手企業やビジネススクールで数多くのファシリテーションを行い、ファシリテーターの「プロ」育成も手がけてきた経験を持つ。グロービスの講師育成に携わってきた。本書のアプローチは、リーダーシップの中核をなす総合的なスキルとして、ロジカル・シンキングやクリティカル・シンキングを使いながら、参加者の個々の感情やコミュニケーションを重視している。ファシリテーターの頭の中(思考プロセス)をどう作り上げていくか、すぐに実践できるノウハウも収録している。 【主な内容】 chapter 01 ファシリテーション――変革リーダーのコアスキル part I 仕込み: あるべき議論の姿を設計する chapter 02 議論の大きな骨格をつかむ chapter 03 参加者の状況を把握する chapter 04 「論点」を広く洗い出し、絞り、深める chapter 05 合意形成・問題解決のステップでファシリテーションを実践する part II さばき: 議論を活性化し、思考を導く chapter 06 発言を引き出し、理解する chapter 07 発言を深く理解する chapter 08 議論を方向づけ、結論づける chapter 09 対立をマネジメントする chapter 10 感情に働きかける chapter 11 ファシリテーションは「合気道」
  • 〈米中新冷戦〉と中国外交:北東アジアのパワーポリティクス
    4.5
    1巻2,376円 (税込)
    「戦争前夜」の危うい均衡? アメリカのペンス副大統領による「新冷戦」演説(2018年10月)は世界中に衝撃を与えた。この演説が重要なのは、トランプ大統領の対中スタンスにとどまらず、米国全体の不満を代弁したからである。 この流れは、米中貿易戦争やコロナ禍を経て、いっそう強化されている。ポンペオ国務長官が20年7月、これまでの対中関与政策を全面否定し、「新冷戦」演説からさらに踏み込んだ発言を行ったのは記憶に新しい。 「戦争前夜」(グレアム・アリソン)とも形容される米中関係が時代の基調となるのは間違いない。他方、「大国の論理」という眼鏡だけでは現状を大きく見誤るだろう。安易な陰謀論や中国脅威論はその産物であるが、いつも現実はより複雑である。 本書は、北東アジアという観点から中国外交を再検証する試みである。この地平から眺めると、「新冷戦」は全く異なる相貌を帯びてくる。 「一帯一路」でロシアの顔をうかがい、北朝鮮を制御できず、安倍外交を警戒する中国の姿がそこに浮かぶ。緊迫する中台関係も「翻弄されたのは中国か台湾か」見極めが難しい。アジア経済研究所による、覇権争いの「罠」に陥らないための最新の分析。
  • 研修アクティビティハンドブック
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    「教える」「伝える」研修を、「自ら学ぶ」研修に変える! 【アクティビティを研修に取り入れるメリット】 □参加者が主体的に学べるようになる □学んだ内容を実践・活用しやすくなる □集合研修でしか経験できない体験型の学びができる □感情がゆさぶられることで記憶に残りやすくなる □講師のスキルに依存せずに、意義ある学びを実践できる 研修の効果を高めることは、人材開発担当者や研修担当者にとって必須の課題です。 研修の効果を高めるうえで欠かせないのが、参加者が主体的に学ぶこと。 本書は、著者ボブ・パイク氏が体系化し、世界30カ国12万人が「参加者主体の研修手法」をベースにした研修アクティビティを50個紹介します。 アクティビティを研修に取り入れることで、無理なく参加者全員を研修に巻き込むことができるようになります。 アクティビティの進め方、インストラクション例、準備するものを網羅。 次の研修からすぐに使えるコツが見つかる1冊です。 ≪アクティビティ動画プレゼント付き!(一部有料提供)≫ 【本書で紹介するアクティビティ例】 ○オープニング ・視点を変える ・できるだけ高くへ ・「最高の経験」「最悪の経験」 ・意外性のある発言 ・「学びたいこと」投票 ・「何を」「どうして」「どのように」 ・「約束」と「お願い」 ・「ユニークな点」と「共通点」 ・5つ選ぶ/ネームテント ○クロージング ・学びのラボ(LABB) ・1ヶ月後、従業員食堂で ・ギャラリーウォーク ・コンサルティング封筒 ・お祝いカード ・「始めること」「やめること」「続けること」 ・理由トップ10 ・引用する ・オープニングに戻る ・考えを促す問いかけ ○リビジット(振り返り) ・カードクイズ ・同じ形の友だち ・三角レビュー ・フリップチャート・レビュー ・運命のサイコロ ・パワー・フレーズ ・「62文字」にまとめる ・50音レビュー ・優先順位シール ・「トップ10リスト」をつくろう ○エナジャイザー(脳の活性化) ・そこでストップ! ・トイレットペーパー!? ・つまようじクイズI ・つまようじクイズII ・山手線ゲーム ・終わったら立つ ・ストレッチ ・整列! ・ペンキ塗り ・空中に文字を書く ○その他のアクティビティ(講義に代わるアクティビティ) ・ティーチ・バック ・スキル・グリッド ・ウィンドウバニング ・動画を活用したアクティビティ ・カードを活用したアクティビティ ・ライフ・マップ(チーム・ビルディング) ・「観察」と「記憶」 ・コミュニケーションスタイル分析 ・自分が成長した経験は? ・無意識の意識化
  • 日銀日記 ──五年間のデフレとの闘い
    4.3
    1巻2,365円 (税込)
    2012年12月からスタートした第2次安倍内閣では、デフレを克服するために金融緩和措置を講ずるという金融政策が実施される。その政策を牽引するために、リフレ派の論客と知られる岩田規久男が日銀副総裁として向かいいれられた。最初に注目を集めたのが、岩田氏が衆議院の所信聴取での「2年で2%インフレに達しなかった時の最高の責任の取り方は辞任だ」という発言である。国会やマスコミでも何度も取り上げられ、岩田氏の意思は別のところで一人歩きし、2年後に2%には達しなかったのに、なぜ辞めないのだという批判が殺到することになる。しかし、2014年の消費税増税、2015年の石油価格の暴落がマイナスに働いたため、この2年では2%達成することができなかったのであり、それがなければ2%に達する流れだったと岩田氏は振り返る。本書は、2013年から2018年から岩田氏が日銀副総裁として過ごした日々をつづったものであり、それは日本経済の転換点を克明に記したものともいえる。リフレの敵とはなんだったのか? 国会ではどうしてかみ合わない議論になってしまうのか? なぜ、マスコミは数字を誤解したままなのか? 元日銀副総裁が語る本音がここにはつまっている。
  • 92歳、広岡達朗の正体
    3.7
    嫌われた“球界の最長老”が遺したかったものとは――。  現役時代は読売ジャイアンツで活躍、監督としてはヤクルトスワローズ、西武ライオンズをそれぞれリーグ優勝・日本一に導いた広岡達朗。実に70年もの間プロ野球を内外から見続け、そして戦い続けてきた“球界の生き字引”の眼力は92歳になっても衰えず、今もなお球界を唯一無二の野球観で批評し続けている。  現役時代は“野球の神様”と呼ばれた川上哲治とも衝突した。 監督時代は選手を厳しく律する姿勢から“嫌われ者”と揶揄されたこともあった。 92歳を迎えた今、忖度なしで球界を批評する姿勢が“老害”と呼ばれることもある。だが、彼の辛口な発言は今なお多くの野球好きの耳目を引き、メディアで大いに人気を集める。92歳の発言がこれほどまでに注目を集めることは他のジャンルでは類を見ない。  大木のように何者にも屈しない一本気の性格は、どこで、どのように形成されたのか。今なお彼を突き動かすものは何か。我々野球ファンを惹きつける源泉は何か。そして、広岡が現在の球界に遺す言葉とは……。その球歴をつぶさに追うとともに、彼とともに球界を生きたレジェンドたちの証言から広岡達朗という男の正体に迫る。 【証言者】 王貞治/黒江透修/水谷実雄/井上弘昭/大矢明彦/松岡弘/井原慎一朗/水谷新太郎/田淵幸一/江夏豊/石毛宏典/秋山幸二/辻発彦/工藤公康/渡辺久信
  • 脱9.11への視座
    4.0
    1巻2,310円 (税込)
    「戦後レジームからの脱却」が腰砕けになっている間に、世界では脱9。11を見据えたユーラシア・ダイナミズムの新たな潮流が始まっている。新たな船出の時を迎えるいま、政界からも財界からも、発言の確かさで最も注目を集める著者が、日本の立ち位置を確認し、航海のヒントを送る。『世界』に連載中の好評エッセイ第2弾!

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  • 【合本版】俺の悪魔は色々たりない! 全4巻
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    「ガキ、俺と契約しろ」右目を代償に、首だけの大悪魔・サブナクと契約した少年イト。イトは祓魔師として働く傍ら、サブナクの体を探すはめに!! 赴任先は、天然お花畑な眼鏡司教様(でもS)や、空気の読めない発言を連発する見習い神父たちとくせ者揃いで!? 「愛してるぜ、イッちゃん」「気色悪い事言うな!」第10回ビーンズ小説大賞奨励賞受賞・最凶の問題児集団が放つゴシック退魔ファンタジーが合本版で登場! 【収録内容】 俺の悪魔は色々たりない! 白の祓魔師と首だけ悪魔 俺の悪魔は色々たりない! 黒の葬儀屋とワケあり転校生 俺の悪魔は色々たりない! 紫の聖女と船上オークション 俺の悪魔は色々たりない! 紅の悪魔と瑠璃の魂
  • 中高年の発達障害 二次障害をいきのびるための処方箋
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    すべての中高年世代の役に立つ、折り返しの人生を「いきのびる」ためのリアルな処方箋。 40代半ばでうつ病を発症するも完治に至らず、50代になり発達障害の診断を受けたことで、ようやく自身が発達障害者であったこと、そして慢性うつ病が発達障害の「二次障害」であったことが発覚した著者。 試行錯誤と葛藤を繰り返し還暦を過ぎてたどりついたのは、「空気が読めない」「不用意な発言をしてしまう」「こだわりが強い」「キレやすい」……人生につきまとった生きづらさの原因こそが発達障害の特性であったと、まずは知ること。そして、戦わず、あらがわず、自分や他人や環境と折り合いをつけて心穏やかに暮らす手法。 【目次】 第一章 発達障害とは 第二章 自らを知る 第三章 とりまく環境を知る 第四章 「自分自身」と折り合いをつける 第五章 「他者」や「とりまく環境」と折り合いをつける 第六章 うつ病と遅発性ジスキネジア 第七章 還暦すぎて「行路難」 【著者】 凪野悠久 1959年生まれ。早稲田大学卒業。報道機関勤務後、東南アジア、西アジアなどで国際協力に従事。40代でうつ病を発症し、以後慢性うつ病となる。50代で発達障害と診断される。精神障害者雇用を経て、現在、執筆活動に専念。 仮屋暢聡 医療法人社団KARIYA理事長、まいんずたわーメンタルクリニック院長。1957年、鹿児島県生まれ。鹿児島大学医学部医学科卒業。専門は臨床精神医学。著書に『うつ予備群』、『アルコール依存の人はなぜ大事なときに飲んでしまうのか』(共にCCCメディアハウス)、監修に『ニュートン式 超図解 最強にわかる! ! 精神の病気』(ニュートンプレス)、『精神科医が教える 心の病の説明書』(ニュートン別冊、ニュートンプレス)など。
  • 伴走者は落ち着けない  ─精神科医斎藤学と治っても通いたい患者たち─
    NEW
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    1巻2,200円 (税込)
    アダルトチルドレンを提唱した、依存症治療の第一人者で50年以上の長きにわたって家族病理の問題に向き合い続けた孤高の精神科医・斎藤学。 1年半にわたる患者・施設取材を通してその不可解な人物像と魔術的な治療の核心に迫る渾身の医療ルポルタージュ! 「私がやっている仕事は、フロイトがやった仕事以降のことを引き受けている。その人がどうやって今後の生活をしていくかまでを考えることが、私の仕事と思っているわけです。言ってみれば一生。その人が嫌になるまで、お付き合いするのが私です。お付き合いであって、治療はしていません。治しているのは患者さんが自分で治しているんです」(本文より) 「賛否も毀誉褒貶も呑み込んで、「斎藤学の時代」は確かにあった。 本書はその爪痕をリアルに刻んだ、希有なる「時代の記録」である。」(精神科医・斎藤環) スーツ姿で煙草を吸い、机の引き出しに常備させた甘い菓子類をポリポリと食べながら、性倒錯患者に「変態だったらすぐ来て」と興味を示し、万引きをした患者には「初めて主体的な行動を見せたね」と褒める。 そんなおよそ医者とは思えないエキセントリックな態度に衝撃を受けながら、斎藤のもとには痴漢、摂食障害、性倒錯、窃盗症、買い物依存症、引きこもりなど多様なアディクション患者が集まる。そして、斎藤の言葉を使った治療により、彼らは眠っていた能力を発揮していく。その中には、心理職として独立、指揮者や画家として活動、フルマラソンを完走するなど、傍から見ても治っているのではないかと思うほどエネルギッシュな人が多い。 彼ら、彼女らはなぜ斎藤学を必要とし、求め続けるのか。斎藤の謎めいた発言や行動、イリュージョンのような治療を患者・施設取材を通して浮かび上がらせる渾身の医療ルポルタージュ!
  • 規則より思いやりが大事な場所で 物理学者はいかに世界を見ているか
    3.0
    天才物理学者は「この世界」をどう見ているか? 文理を横断する思考の核心に迫る! 『時間は存在しない』『世界は「関係」でできている』等の著書で、物理学の最先端を詩的な言葉で解説しベストセラー生み出してきたカルロ・ロヴェッリ。彼が10年以上にわたりイタリアの新聞各紙に発表してきたコラムから、約50篇を厳選して収録。「ループ量子重力理論」を牽引する理論物理学のトップランナーであるだけでなく、哲学や文学にも造詣が深く、社会問題にも鋭く切り込む「発言する知識人」ロヴェッリはこの世界をどのように見ているのか? 常識にとらわれず真実を明らかにしようとするその思考の核心に迫る一冊!
  • プーチンの10年戦争
    5.0
    1巻2,200円 (税込)
    ウクライナ戦争が始まって1年が過ぎるが、終結の見通しが立たない。ロシアのねらいは何か。戦争の行方は。核戦争の危機は現実となるのか。日本の立ち位置は。様々な情報が飛び交う中、本書では20年以上にわたるプーチンの発言や論文を読み解き、ロシアの内在的論理を冷静に分析することで、ウクライナ戦争の背景を探る。歴史、民族、宗教、社会、政治など幅広い視野からアプローチした本書は、情報戦が激しさを増すいま、現状を正しくとらえ戦争の本質を理解する目を養う一助となる貴重な作品である。巻末附録として1999年から2023年までのプーチンの主要論文・演説の全訳と、2022年のゼレンスキー大統領による日本・アメリカ・イギリス国会演説の全訳を収録。
  • 差別の哲学入門
    4.5
    本書は差別的な行為、発言、あるいは偏見について日常でどう考えていいのかわからなくなったとき、「差別とはどういうものか」「差別はなぜ悪いのか」「差別はなぜなくならないのか」の3つの問いを通して、差別について具体的な事例を参考にして、哲学的に考える本

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  • キュー ──心と心を通わせる合図の出し方・見つけ方
    -
    コミュニケーションの達人になるための極意を学ぼう オプラ・ウィンフリー、アレックス・ロドリゲス、ブリトニー・スピアーズなど著名人の成功事例も紹介 カリスマ的な魅力とは、どこから来るのだろうか? 会場いっぱいの聴衆を魅了する人がいる一方で、少人数のミーティングでも他者の心をつかめない人がいるのはなぜなのか?すぐれたアイデアでも、多くの人に受け入れられるものと、まともに相手にされないものがあるのはなぜか?あなたは会議の発言中に割り込まれたり、昇進の機会を逃したり、せっかくのアイデアを軽視されたりしたことがあるだろうか?実は、その原因は、 あなたの“キュー”にある─そして、その解決策も! キューとは、ボディランゲージや顔の表情、言葉の選択、声の抑揚を通して、私たちが日々休みなく送り合っている微細なシグナルだ。キューは、自分のイメージやアイデアが他者にどう伝わるかに大きな影響をおよぼす。メッセージが広く伝わるか、あるいは日の目を見ずに終わるかは、あなたのキューしだいなのだ。 ヴァネッサ・ヴァン・エドワーズは、本書の中で、キューという隠れた“言語”についてわかりやすく解説する。そして、あらゆる場で自分の能力や信頼性、リーダーシップ、好感度、カリスマ性をどう伝えればいいかを教えてくれる。最新の研究知見や成功事例の研究に加え、オプラ・ウィンフリーや、アレックス・ロドリゲス、ランス・アームストロング、マーガレット・サッチャー、リチャード・ニクソン、ブリトニー・スピアーズなどの著名人の実例も紹介されていて、読者は楽しく学ぶことができる。 プレゼンテーション、就職や報酬の交渉、困った同僚との会話などの場面で、適切なキューを送る方法を活用すれば、人間関係がスムーズになり、共感を得られ、絆が深まる。キューを理解し活用することが、あなたを大きな成功へと導いてくれるのだ。
  • 出版産業の変貌を追う
    4.0
    ドラスティックに変貌する出版業界に伴走して専門紙で問題点を指摘し、マーケティングと流通に対する大胆な発言で刺激を与えているこの10年の思考の束。出版を「産業」として冷静に分析しながら、「本」への思いと業界への探求心が行間からにじみ出る出版論。
  • 田原俊彦論 芸能界アイドル戦記1979-2018
    4.0
    田原俊彦は、芸能界で常に戦い続けてきた。 アイドルに対する偏見、長女誕生記者会見時の「ビッグ発言」で誤解をもたれた一方で、ジャニーズ事務所を再生し、ドラマ主演の道を切り開いた功績が過小評価されているのではないか。 過去取材における田原本人の言葉、『教師びんびん物語』の盟友・野村宏伸、作曲家・都志見隆、『夜のヒットスタジオ』元プロデューサー、元CHA-CHAの木野正人など複数人へのインタビューで、初公開のエピソードを随所に盛り込む。 「哀愁でいと」「グッドラックLOVE」誕生の瞬間、『ザ・ベストテン』年間1位獲得秘話、独立の際に「ジャニー喜多川のお墨つきを得ていた」という証言、SMAP中居正広との邂逅……。「ジャニーズ事務所との共演NG説」も徹底検証。 1982年、88年のほぼ全出演番組(視聴率、内容、テレビ欄など記載)、『ザ・ベストテン』の全ランクイン曲の思い出のシーンを振り返る巻末資料も充実。

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