作品一覧

  • 編集者、それはペンを持たない作家である
    4.0
    1巻1,485円 (税込)
    光文社を一躍有名出版社にした編集者・神吉晴夫。作家や専門家が書いたものをただ印刷する役割だった「編集者」の時代、読者が読みやすいように著者をプロデュースする「創作出版」を掲げ、ヒット作を次々と生み出した戦後最大の出版プロデューサーが書いた名作『カッパ兵法』、待望の復刊!
  • 俺は現役だ
    4.0
    「真剣にやる――たよれるのは、これだけです」2,000万部を突破し、もはやベストセラー機械と化した光文社「カッパの本」編集部の熱気を伝える、619の金言集。戦前の東京帝大に学び、大講談社から光文社社長へと累進しながらも、あくまで「播州の田舎出の非エリート」と反骨に徹した明治生まれの出版人の、部下を鼓舞する発言のかずかずが、若き、名もなき、金もなき、令和時代の編集企画者たちの胸いっぱいに鳴り響く。

ユーザーレビュー

  • 編集者、それはペンを持たない作家である

    Posted by ブクログ

    昭和の時代に一斉を風靡した出版社があった。それは「光文社」だ。「カッパ・ブックス」などを発行して、1977年にかんき出版を設立した。





    今回取り上げる本は、1966年に華書房より刊行された「カッパ兵法ー人間は一回しか生きない」に一部、注釈の加筆、誤字脱字の改筆などを行っている出版された。





    今回の本を出版するきっかけになったのは、光文社編集部の編集者の柿内芳文が会社の資料室でカッパ・ブックスを手に取り、神吉の本を神保町の古本屋で買い集めてむさぼり読んだことだ。





    カッパ・ブックスといえば、歴史学者の樋口清之が浮かんでくる。岩波書店では取り上げないようなテーマで日本史に関

    0
    2023年01月05日
  • 編集者、それはペンを持たない作家である

    Posted by ブクログ

    面白い。マーケティングなんて言葉がまだなかったであろう時代にこれだけのことを考えて実践していたなんて。色褪せるどころか今の時代にとても大切なことが書かれている気がする。

    0
    2022年09月13日
  • 俺は現役だ

    Posted by ブクログ

    戦後、講談社から派生した光文社をみるみるベストセラー発射装置にしていったワンマン社長の発言集。オラオラ力、半端ないです。知識をエリートから大衆への啓蒙と捉えるのではなく、一方で売るためだけに大衆の欲望に沿うだけではなく、教養の実利エンターティメント化を邁進したのが、彼が掲げる「創作出版」だったのでしょう。そういう意味では、高度経済成長の主役、中間層の形成に「カッパの本」は大きな役割を果たしていたのではないか、と思います。オヤジの本棚には「カッパ・ブックス」が並んでいたし、自分も月刊誌「少年」と「カッパ・コミックス」で育てられたようなところがあります。実は神吉晴夫の名前は「頭の体操」などの最後の

    0
    2020年10月04日

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