神吉晴夫のレビュー一覧

  • 編集者、それはペンを持たない作家である

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    昭和の時代に一斉を風靡した出版社があった。それは「光文社」だ。「カッパ・ブックス」などを発行して、1977年にかんき出版を設立した。





    今回取り上げる本は、1966年に華書房より刊行された「カッパ兵法ー人間は一回しか生きない」に一部、注釈の加筆、誤字脱字の改筆などを行っている出版された。





    今回の本を出版するきっかけになったのは、光文社編集部の編集者の柿内芳文が会社の資料室でカッパ・ブックスを手に取り、神吉の本を神保町の古本屋で買い集めてむさぼり読んだことだ。





    カッパ・ブックスといえば、歴史学者の樋口清之が浮かんでくる。岩波書店では取り上げないようなテーマで日本史に関

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    2023年01月05日
  • 編集者、それはペンを持たない作家である

    Posted by ブクログ

    面白い。マーケティングなんて言葉がまだなかったであろう時代にこれだけのことを考えて実践していたなんて。色褪せるどころか今の時代にとても大切なことが書かれている気がする。

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    2022年09月13日
  • 俺は現役だ

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    戦後、講談社から派生した光文社をみるみるベストセラー発射装置にしていったワンマン社長の発言集。オラオラ力、半端ないです。知識をエリートから大衆への啓蒙と捉えるのではなく、一方で売るためだけに大衆の欲望に沿うだけではなく、教養の実利エンターティメント化を邁進したのが、彼が掲げる「創作出版」だったのでしょう。そういう意味では、高度経済成長の主役、中間層の形成に「カッパの本」は大きな役割を果たしていたのではないか、と思います。オヤジの本棚には「カッパ・ブックス」が並んでいたし、自分も月刊誌「少年」と「カッパ・コミックス」で育てられたようなところがあります。実は神吉晴夫の名前は「頭の体操」などの最後の

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    2020年10月04日