作品一覧

  • 今を生きる思想 宇沢弘文 新たなる資本主義の道を求めて

    今を生きる思想 宇沢弘文 新たなる資本主義の道を求めて

    ビジネス・実用

    3.6
    1巻499円 (税込)
    ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 約100ページで教養をイッキ読み! 現代新書の新シリーズ「現代新書100(ハンドレッド)」刊行開始!! 1:それは、どんな思想なのか(概論) 2:なぜ、その思想が生まれたのか(時代背景) 3:なぜ、その思想が今こそ読まれるべきなのか(現在への応用) テーマを上記の3点に絞り、本文100ページ+αでコンパクトにまとめた、 「一気に読める教養新書」です! ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■  経済学者・宇沢弘文は、半世紀も先取りして、行き過ぎた市場原理主義を是正するための、新たな経済学づくりに挑んだ。すべての人々の人間的尊厳が守られ、魂の自立が保たれ、市民的権利が最大限に享受できる。そのような社会を支える経済体制を実現するため、「社会的共通資本の経済学」を構築した。  この小著では、経済学の専門的な話はできるだけ避け、宇沢が「社会的共通資本」という概念をつくりだした経緯や思想的な背景に焦点をあててみたい。宇沢が環境問題の研究を始めたのは半世紀も前であり、地球温暖化の問題に取り組んだのは30年あまり前からだった。先見の明というより、問題を見定める際の明確な基準、つまり、思想があったからこそ、これほど早く問題の所在に気づくことができたのである。  ロシアがウクライナに侵略して戦争が始まったとき、欧州のある金融機関が、武器を製造する企業への投資をESG投資に分類し直すという動きがあった。ふつう、ESG投資家は人道主義の観点から、軍需産業への投資には抑制的だ。しかし、アメリカなどがウクライナに武器を供与する現実を目の当たりにして、「防衛産業への投資は民主主義や人権を守るうえで重要である」と態度を豹変させたのである。  ESGやSDGsに先駆けて「持続可能な社会」の条件を探求した宇沢なら、このようなESG投資を認めることは絶対にあり得ない。思想が許さないからだ。「ステークホルダー資本主義」「ESG投資」「SDGs」を叫んでみたところで、一本筋の通った思想がなければ、結局は換骨奪胎され、より歪な形で市場原理主義に回収されてしまうのがオチだ。  資本主義見直しの潮流が始まった直後、世界はコロナ・パンデミックに襲われ、ウクライナの戦争に直面した。危機に危機が折り重なって、社会は混沌の度を深めている。 宇沢の思想に共鳴するかしないかが問題なのではない。生涯にわたって資本主義を問いつづけた経済学者の思考の軌跡は、かならずや混沌から抜け出すヒントを与えるはずである。(はじめに より)
  • 自動車の社会的費用

    自動車の社会的費用

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻990円 (税込)
    自動車は現代機械文明の輝ける象徴である。しかし、自動車による公害の発生から、また市民の安全な歩行を守るシビル・ミニマムの立場から、その無制限な増大に対する批判が生じてきた。市民の基本的権利獲得を目指す立場から、自動車の社会的費用を具体的に算出し、その内部化の方途をさぐり、あるべき都市交通の姿を示唆する。

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  • 経済学の考え方

    経済学の考え方

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻1,100円 (税込)
    経済学とはなにか、経済学の考え方とはどういうものか――日本を代表する経済学者が自らの研究体験を顧みながら、柔軟な精神と熱い心情をもって、平易明快に語る。アダム・スミス以来の経済学のさまざまな立場を現代に至るまで骨太いタッチで把え、今後の展望をも与える本書は、経済学のあるべき姿を考えるために格好の書物と言えよう。
  • 社会的共通資本

    社会的共通資本

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻1,056円 (税込)
    ゆたかな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力ある社会を安定的に維持する―このことを可能にする社会的装置が「社会的共通資本」である。その考え方や役割を、経済学史のなかの位置づけ、農業、都市、医療、教育といった具体的テーマに即して明示。混乱と混迷の現代を切り拓く展望を開いていく、著者の思索の結晶。
  • 人間の経済

    人間の経済

    ビジネス・実用

    4.5
    1巻836円 (税込)
    富を求めるのは、道を聞くため――それが、経済学者として終生変わらない姿勢だった。「自由」と「利益」を求めて暴走する市場原理主義の歴史的背景をひもとき、人間社会の営みに不可欠な医療や教育から、都市と農村、自然環境にいたるまで、「社会的共通資本」をめぐって縦横に語る。人間と経済のあるべき関係を追求し続けた経済思想の巨人が、自らの軌跡とともに語った、未来へのラスト・メッセージ。
  • 経済と人間の旅

    経済と人間の旅

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    ・行動する知識人の唯一の自伝。 「私は経済学者として半世紀を生きてきた。そして、本来は人間の幸せに貢献するはずの経済学が、実はマイナスの役割しか果たしてこなかったのではないかと思うに至り、がく然とした。経済学は、人間を考えるところから始めなければいけない。そう確信するようになった」――。2014年9月に亡くなった行動する経済学者、宇沢弘文氏。2002年3月に日本経済新聞に連載したものの、長く入手困難だった唯一の自伝「私の履歴書」の単行本化です。弱者への思いから経済学を志し、人間の幸福とは何かを追求し、教育、都市、環境といった社会的共通資本を重視する発言を行ってきた、行動する知識人の記録です。「やさしい経済学」「経済教室」など日本経済新聞に掲載された主要な論考も収録し、宇沢氏の考えのすべてが理解できる一冊です。
  • 宇沢弘文の経済学--社会的共通資本の論理

    宇沢弘文の経済学--社会的共通資本の論理

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻2,750円 (税込)
    ・行動する経済学者、最後の書。 「本書には、先生の著作をほぼすべて読破している筆者にさえ新鮮な論考がふんだんに収められている。したがって、これまでに先生の著作をいくつか読んだ読者にも新しい発見のある一冊となるだろう。もちろん、初めて読む読者には、先生の経済学を知るうえで最適の一冊である」(小島寛之)。 2014年惜しまれてなくなった行動する経済学者、宇沢弘文氏。その評価は没後高まるばかりです。競争に疲弊した日本人は社会のあり方について問い直す機会が増えているのではないでしょうか。宇沢氏の出発点は社会的弱者への思いでした。宇沢氏は、自動車の社会的費用、ヴェブレン、地球温暖化、医療、教育、都市など様々なテーマについて発言してきました。一見拡散していると思われるこれらのテーマが、実は、社会的共通資本というキーワードに即して整理できることを総括して示したのが本書です。宇沢氏の世界観が凝縮された、宇沢氏に関心を持った方にとって格好の入門書です。エピソードも交えて綴った小島寛之氏の解説で、宇沢氏が何を考えて行動していたのかを理解できます。
  • 宇沢弘文 傑作論文全ファイル

    宇沢弘文 傑作論文全ファイル

    ビジネス・実用

    -
    1巻4,950円 (税込)
    宇沢弘文教授は「人間のための経済学」を追求して経済合理主義と闘い、数々の社会問題に自ら取り組みました。 人間的な意味で豊かな社会を構築することをめざしたその思想は、今日いっそう輝きを増しているといえるでしょう。 本書は宇沢教授の手元にあった、膨大なオリジナル原稿を基に構成し、その深遠な思想を伝える傑作論文集です。 ノーベル経済学賞を受賞したジョセフ・E・スティグリッツ教授(コロンビア大学)は、実は宇沢教授のシカゴ大学時代の愛弟子です。 スティグリッツ教授は、2016年に開かれた宇沢教授メモリアル・シンポジウムで講演し、心温まるエピソードを披露しました。その講演の全文も掲載しています。
  • 経済学は人びとを幸福にできるか

    経済学は人びとを幸福にできるか

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,408円 (税込)
    2003年刊の底本『経済学と人間の心』(四六版上製)の新装版。 著者は市場メカニズムや効率性の重視に偏った考え方を批判し、人間の尊厳や自由を大切にした経済社会の構築を訴えてきました。 実際、2000年代後半のリーマン・ショックや世界経済危機を経て、「人間が中心の経済」という思想はますます輝きを増しています。同時に、幸福な経済社会を作るうえで、経済学がどのような役割を果たせるかという議論が巻き起こっています。 新装版では底本の構成をガラリと変え、未公開の講演録2本を追加しました。さらにジャーナリストの池上彰氏が「『人間のための経済学』を追究する学者・宇沢弘文」と題して、解説を加えています。 ノーベル経済学賞候補と言われた世界的な知の巨人・宇沢弘文氏が、温かい言葉でその思想を語った、珠玉のエッセイ集です。

ユーザーレビュー

  • 人間の経済

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    世界で認められた経済学者宇沢弘文(「社会的共通資本」が代名詞とも言える)の人類への愛を貫く人生が綴られた読みやすい本。

    宇沢の人としての魅力と世界観がよくわかる。
    結局経済学というのは、人が人らしく生活できるために役立つべきものであるという強い信念に基づく言動(時に自分の命を顧みず)には迫力がある。
    酒に酔った勢いでローマ法王に一席ぶっててしまったという微笑ましい一面も。

    最後に特に気になった一節(3箇所)
    #1. 医療や、教育、自然環境が大事な社会的共通資本であることはもちろんですが(中略)平和こそが大事な社会的共通資本
    #2. 平和は人類にとっていちばんだいじな共通の財産である。
    #3.「リベラリズムとは、人間が人間らしく生き(中略)社会的、政治的な運動に携わるということを意味します。そのときいちばん大事なのが人間の心なのです。

    0
    2026年03月31日
  • 人間の経済

    Posted by ブクログ

    ずいぶん前に読んだサピエンス全史でも、自分の体験や知識の答え合わせをしたが、今度も経済学者の目から見た歴史を読んで、もっと深い答え合わせができた。結果は散々でしたけど、資本主義の行方や、国家間のパワーバランスや社会の移り変わりが頭の中で整理されていく感覚がとても心地良い時間だった。

    0
    2025年12月06日
  • 今を生きる思想 宇沢弘文 新たなる資本主義の道を求めて

    Posted by ブクログ

    入門に最適。期待していた通りの新書。
    この人に照らして経済学の流れを概観できるので、何だかよく見えた気になってしまう。逆に、そう構築できてしまうほど、偉人だったと言うことなのでしょう。ノーベル賞受賞者たちからエピソードが出てくるような立ち位置の人で、これからもっと再評価されれば良いですね。日本オリジナルの視座、としてアイデンティティを感じるような思想家の匂いがしますね。

    0
    2025年06月18日
  • 経済学の考え方

    Posted by ブクログ

    日本で最も著名な経済学者である宇沢弘文による、世界の経済学を敷衍し、その発展の流れをまとめた本。
    1989年刊行。

    経済学は、人間の営む経済行為を直接の対象とし、経済社会の基本法則を明らかにすることを目指した学問である。

    本書では、アダム・スミス以後の経済学の流れがまとめられている。

    ①アダム・スミスによる経済学の成立
    経済学が学問として成立したのは、1776年アダム・スミスにより『国富論』が著されたときである。

    スミスは、元々道徳哲学者として名声を得ており、彼からすれば、経済学の研究もハチスンやヒュームの思想を発展させ、社会を個々の人間の感情と行動の総体として捉えようするテーマの延長線上にあった。
    このことは、経済学の本質理解のために特記すべきに値する。

    『国富論』では、社会的分業、商品・貨幣・資本、産業組織、資本主義的再生産過程、国際貿易に関する論理が展開される。
    まさにその後の経済学の枠組みを決定するプロトタイプそのものだった。

    ②古典派経済学の進展
    スミスの経済学は、リカード、マルサスによって精緻化される。これが後年、古典派経済学と呼ばれる。

    しかし、1825年の世界恐慌を契機に、資本主義経済が安定的な自律機構を内蔵しているという、古典派経済学の認識は虚構だったことが意識されるようになり、ジョン・スチュアート・ミルが『経済学原理』で厳しい批判を与える。

    ③マルクスによる共産主義の展開
    また、1848年マルクスが『共産党宣言』を出版し、古典派経済学が解体される共に、「共産主義」という経済学の分流が生まれた。

    共産主義は、ミーゼスによる批判、ハイエクによる一般化を受ける。加えて、ランゲとラーナーによって競争的社会主義にピボットされる。
    後年、ハーヴィッチによって、インセンティブ・コンバラビティを満たす計画経済の作成が不可能であることが証明されることになる。

    ④新古典派経済学の進展
    一方、1870年代に入り、古典派経済学は転換期を迎える。
    限界効用理論を体系化したハインリッヒ・ゴッセンを初めとして、ジェボンズ、メンガー、ヴィーザー、バヴェルクなどの所謂オーストラリー学派が帰属理論を展開して、精緻化を行なったのだ。

    さらに同時期、ワルラスが1874年に『純粋経済学要論』にて一般均衡理論を展開したことで、新古典派経済学へと変遷していく。
    また一般均衡理論はフィッシャーの時間選好理論に発展した。

    ⑤新古典派経済学の衰退
    しかし、新古典派理論はその後、ソースティン・ヴェブレンによって厳しい批判を受ける。新古典派理論が前提とする生産手段の私有制、ホモ・エコノミクスの概念、生産手段のマリアビリティなどの条件の非論理性と現実的妥当性の低さが指摘されたのだ。

    さらに1929年に大恐慌が起こり、新古典派経済学はその支配的な地位を失った。
    代わりに経済学の主流となったのが、ケインズ経済学だった。

    ⑥ケインズ経済学の登場
    ジョン・メーナード・ケインズが1936年に展開した『雇用、利子および貨幣の一般理論』(略して一般理論と呼ばれる)を契機に、有効需要理論を柱として財政・金融政策の弾力的な運用の重要性を強調する新しい経済学派が生まれた。

    ケインズの「一般理論」は、ヒックスにより均衡論的分析が行われ、セイモア・ハリス、ハンセンによって発展していく。
    さらに、ローレンス・クレインが1950年に最初の計量経済モデルを提示した。

    ⑦WW2後の経済学
    ハロッドと、それを敷衍したドマーによって経済動学の基本的枠組みが形成される。
    ハロッド=ドマーの理論は、トービン、ソロー、スワン、荒憲治郎による批判を経て、二部門経済モデルを使った新開モデルに繋がる。

    アレン、レオンティエフが投入・産出分析手法を開発し、アローとデブリューがワルサスの一般均衡理論における研究の頂点を作った。

    このように、第二次世界大戦後の経済学は華々しい成果を挙げたが、一方で経済学的思考の深さや現実的対応について十分に検討がされなくなってしまった。
    さらに、1962年、ケネディ政権がベトナム戦争介入に踏み切ったことも、アメリカ経済学界の分断をもたらした。

    この状況に対し、早い段階で批判と警告を行ったのがジョーン・ロビンソンだった。
    ジョーンは、リチャード・カーン、ラーナーらが率いたケインズ・サーカスと共にヒックスのIS-LM分析を批判し、ケインズ経済的の動学化を試みた。

    ⑧反ケインズ経済学の流行
    ジョーンの警鐘とは裏腹に、ベトナム戦争勃発とニクソン政権の失敗、第一次石油危機などの展開を受けて、1970年代から世界の経済学の流れは「反ケインズ」というべき方向に傾倒するようになる。

    この代表格は、ゲーリー・ベッカーの合理主義経済学、ミルトン・フリードマンのマネタリズム、ロバート・ルーカスの合理的期待形成仮説、フェルドシタインによるサプライサイド経済学などであるが、いずれもケインズ以前の新古典派経済学を基礎に展開された理論だった。

    しかし、ある種の流行現象となったこれらの反ケインズ経済学は、共通して自由放任主義をとり、現実の様々な制約を捨象し、新古典派経済学の理論前提を極端に推し進めていた。
    故に反ケインズ経済学は、理論的整合性が乏しく、深刻な矛盾を含んだ現実的妥当性の低いものであった。

    にも関わらず、1970年代に取られた政策は、このケインズ経済学による論理的演繹を背景としていた。規制緩和・撤廃、社会資本の私有管理化、予算均衡主義、自由貿易、貨幣供給量を重視した金融政策などが、これにあたる。

    ⑨現代経済学の展開
    1970年代に猖獗を極めた反ケインズ経済学も、1980年代に入ると、その勢いを落とし始める。
    この状況の変化は、反ケインズ経済学の理論的矛盾が、ロバート・リカッチマンなどの経済学者によって指摘され始めたこともあるが、レーガン政権の経済政策が失敗に終わったことも大きい。

    レーガノミクスの名の下で行われた所得税減税、軍事費の増大、社会保障関係費の削減、規制の緩和・撤廃は、失業率10%超え、大幅な連邦予算赤字と貿易収支赤字を作り出した。
    この失敗を受けて、反ケインズ経済学は下火になっていった。

    1980年代半ばから、世界の経済学は再びケインズ経済学の延長線上に立ち、新しい分析的枠組みを求めはじめた。
    ホートレーと小谷清が提示した循環的・不安定なプロセスの説明を念頭に置き、新しい分析が生まれた。
    特筆すべきは、ジョージ・アカロフが主導するゲーム理論と、ジョーゼフ・スティグリッツが主導する数理経済学を使った理論的分析の流れがある。

    今後、経済学がどのように発展するかは予測が難しいが、これらの延長として検討されていくだろう。


    以上が、本書で解説される世界の経済学史の流れである。

    ざっくりと要点を書くに留めたが、かなり長くなってしまった。
    本書ではさらにこれらの理論・概念に対して解説が与えられているので、200ページ程度の本ながら、非常に濃い内容となっている。

    本書では極力数式や複雑なモデルを使うことを避けているので、経済学素人にも理解に易しいと思う。
    ただ、本当の基礎部分の知識は前提としてあったほうが良い。

    筆者の立場としては、ケネディ政権のベトナム戦争介入と反ケインズ経済学への嫌悪が明らかにあるところ以外は、フラットだと感じた。

    この本が理解できれば、世界の経済学の主要な理論を知り、その発展を理解できたと言える。
    30年以上前の本でありながら、とても勉強になった。
    現在においても経済学における不朽の羅針盤といえる良書。

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    2025年04月06日
  • 経済学の考え方

    Posted by ブクログ

    1989年の1月に書かれた本なので、1989年末からのバブル崩壊、その後の日本経済の惨状については書かれていません。
    宇沢先生が日本のバブル崩壊後の様々な経済政策をどう評価するのかと思いました。
    宇沢先生はマネタリズムや合理的期待形成仮説について痛烈に批判しています。これらの経済学が人間を、ただひたすら自分の利益を最大化するための計算機械とみなしているからだと思います。
    経済学は、経済現象を(できるだけ)科学的に理解したい、という動機から発生したものだと思いますが、なぜ理解したいかというと、世界の様子(貧困や不平等、格差など)を少しでも良くしたいという思いが根底にあるのだと思います。

    0
    2024年10月13日

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