経済と人間の旅

経済と人間の旅

2,200円 (税込)

11pt

4.2

・行動する知識人の唯一の自伝。
「私は経済学者として半世紀を生きてきた。そして、本来は人間の幸せに貢献するはずの経済学が、実はマイナスの役割しか果たしてこなかったのではないかと思うに至り、がく然とした。経済学は、人間を考えるところから始めなければいけない。そう確信するようになった」――。2014年9月に亡くなった行動する経済学者、宇沢弘文氏。2002年3月に日本経済新聞に連載したものの、長く入手困難だった唯一の自伝「私の履歴書」の単行本化です。弱者への思いから経済学を志し、人間の幸福とは何かを追求し、教育、都市、環境といった社会的共通資本を重視する発言を行ってきた、行動する知識人の記録です。「やさしい経済学」「経済教室」など日本経済新聞に掲載された主要な論考も収録し、宇沢氏の考えのすべてが理解できる一冊です。

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経済と人間の旅 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    前半の内容は佐々木実による『資本主義と闘った男』とほぼ同じ。復習にもなるし、理解を深める役に立つが、基本的には宇沢弘文の生い立ちから学者としての半生、理論形成に影響しただろう人間関係について。違うのは自叙伝である事。本著も佐々木実ね取材内容もどちらも読む価値あり。

    宇沢弘文の主張を理解するために重

    0
    2023年01月02日

    Posted by ブクログ

    日経に連載されていたのをまとめた本。
    将来の経済とこれに関わる全般のことを考察し続けた方だなと思う。

    0
    2016年09月19日

    Posted by ブクログ

    宇沢弘文 「経済と人間の旅」

    自伝と著者の経済学的テーマを論じた本。ケインズ、ヴェブレンを中心に 経済学のエッセンスをわかりやすく説明している

    著者の経済学的テーマを具現化したものは、社会的共通資本という考え方。特に制度を通じた医療と教育の効率的な分配に重点を置いている


    著者は ヴェブレンの

    0
    2021年02月02日

    Posted by ブクログ

    ☆☆☆2019年12月☆☆☆


    『自動車の社会的費用』などの著作で知られる宇沢弘文の、経済学に対する考えの凝縮された一冊。「社会的共通資本」=「人類や、地球にとっての共有財産」と考えてよいだろうか。美しい自然や、教育、医療など。このような社会的共通資本を大切に、人間が人間らしく生きることを目指すの

    0
    2019年12月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本を代表する経済学者。数字だけが重要視されるような経済という世界に、実は人間性、人の幸せを合わせ考える事こそが、一番重要な経済の未来図。幼少期から振り返る自伝む含み、水俣病患者に寄り添い、天皇陛下やローマ法王からも意見を求められる存在。新進気鋭の時代には、今の経済界にも大きな影響を与え続けた数々の

    0
    2015年03月29日

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