作品一覧

  • 聞きとりの作法
    4.2
    1巻1,540円 (税込)
    著者の企業や職場の聞きとり調査は定評がある。調査計画、聞きとりのコツ、まとめ、数量分析との比較等を、著者の豊富な経験に基づいて叙述。待望の書。
  • なぜ日本企業は強みを捨てるのか--長期の競争vs.短期の競争
    3.0
    1巻2,464円 (税込)
    ●強い企業がやっていることは業種、国籍に関係なく共通だ! 日本企業は長期的観点から経営をしているのが「強み」だとかつては言われていました。 だが、ここでいう「強み」をまだ充分にはもっていません。他の先行国よりもすこし多く保有し ているにすぎません。ただ、もったいないことに、その折角の長所を捨てるべきだ、という議 論が通念として蔓延しています。しかもその方向の「改革」が、他の先行国をイメージして 進みつつあります。その懸念からこの本は書かれました。 真の競争力とは長期をかけないと築けません。その競争力こそが雇用を確保し、人々 のくらしを支えます。研究開発投資ひとつをとっても、みるべき成果は10年はかかります。 ところがいま世の掛け声は、株主重視です。企業の業績をみるにしても四半期ごと です。世の流れは短期化をつよめ拡大します。それでは真の競争力はできそうにありま せん。 この動きによってもっとも破壊されるのは、人材です。職場で工夫し、さらに企業 の経営方針についても発言する人材こそが、長期の競争力をつくっているのです。そう した人材を形成するには、時間がかかるのです。本当に強い企業は、長期の競争を勝 ち抜くシステムづくりを実行しています。 本書は、労働経済学の大家が、セブン-イレブン、トヨタ自動車、ゴールドマンサックス などの勝者のシステムを徹底的に分析し、共通点は長期的観点からの人材育成にある ことを解明するもの。経営が短期志向になるのを回避するための企業統治改革も具体 的に提示した、日本企業再生のヒントが得られる1冊です。
  • 戦後労働史からみた賃金―海外日本企業が生き抜く賃金とは
    5.0
    1巻2,970円 (税込)
    日本の賃金をめぐる議論では、事実に基づかない通説、俗説が跋扈している。歴史をひもときながら、それら通説の誤りを明らかにする。
  • 仕事の経済学(第3版)
    3.7
    1巻3,168円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「知的熟練」と「長期の競争」に重きを置く著者独自の一貫した論理が、多くの統計・資料をベースに、展開される。ロングセラーテキストを、最新テーマを織り込み全面改訂。 【主な内容】 序 説  さまざまな労働者グループ 第1章 知的熟練 第2章 大企業労働者のキャリア 第3章 大卒ホワイトカラーの人材開発 第4章 報酬Pay-年功賃金か 第5章 長期雇用と解雇 第6章 現代の理論 第7章 中小企業労働者 第8章 女性労働者 第9章 高年労働者とフリーター 第10章 海外の日本企業 第11章 働く場での労働組合 第12章 マクロの労働経済 第13章 基礎理論と段階論
  • 海外日本企業の人材形成
    3.0
    1巻3,762円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 海外日本企業における中堅層の育成・活用は、どのように行われているのか。それは収益を向上させているのか。米・欧・タイの現地工場でのていねいな聞きとり調査によって解明する。 【主な内容】 第1章  問題と方法 第2章  統計による国際比較、戦前の事例 第3章  海外日本企業についての研究―自動車産業を中心に 第4章  生産技術者と製造技術者―日本の職場で 第5章  アメリカの日本企業―NUMMI 第6章  イギリスの日本企業―トヨタ英工場 第7章  タイの日本企業―トヨタ・タイ工場 第8章  結論と含意

ユーザーレビュー

  • 聞きとりの作法

    Posted by ブクログ

    具体的な方法、こつ、一人だけの聞き取り、最大1時間半、録音のこつ、など様々なことを事細かく書いている。フィールドワークで聞き取りをする前には必読書である。

    0
    2022年11月12日
  • 戦後労働史からみた賃金―海外日本企業が生き抜く賃金とは

    Posted by ブクログ

    労働や賃金の専門家(文化功労者)による、賃金に関する一考察。「能力給」を批判し、査定つき定期昇給といった「年功序列」を推奨している。精緻な研究・分析により、きわめて学術的な説得力ある内容となっている。言っていることは単純であり、わかりやすかった。
    「高賃金国の生きゆく道は、英などの西欧や米など先行国を見定めれば、明白である。他国の地で製造業に限らず、宅配、コンビになど様々な産業で事業を行い、その地の人を雇用し、納得して働いてもらう。そこから得た収益の日本への還流こそ肝要である」pv
    「複雑な社会現象を解明する王道は、他と比較することである」p4
    「ホワイトカラーには定期昇給が日本以外にも多く

    0
    2018年10月24日
  • 仕事の経済学(第3版)

    Posted by ブクログ

    国際比較労働経済学。
    日本人の日本蔑視を膨大な資料から否定する。
    日本の今後を考える上でも貴重な書籍。
    最後は制度として仕事をとらえ、極めて後味良くまとめている。

    0
    2014年10月31日
  • 聞きとりの作法

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    修士時代、企業インタビューをこなすのに備えて読んだ本。

    研究者向けだったと思いますが、いま僕がインタビューをあまり苦手意識なくできるのは、こうした本で得た擬似体験といくつかのインタビュー経験、それに編集者時代の取材やらをこなした日々の賜物。

    (2017年7月23日追加)
    数量分析だけで説明できる現象はそんなに多くはない。
    質的比較分析の本をちょうど読み始めたところ。
    外部研究者に比べて、内部観察の壁が高くない、監査という仕事にとっても、文化人類学・社会学的なフィールドワークの基本を実践していければ、もっとよりよいインサイトが得られるはず。
    そんな思いを新たにした再読。
    3章構成。1、2章の

    0
    2017年07月23日
  • 聞きとりの作法

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    聞き取り調査実施における考え方やTipsをまとめた書籍。修士論文に関わるインタビュー実施の際に読んで参考にした。

    ■重要ポイントのメモ

    1.調査計画(聞きとりの前に)
    ・当然だが、相手のコスト(時間)への配慮が重要。
    ・一人の話し手に聞く時間を1回1.5~2時間以内、2回程度にするなど、1人当たり1社当たりの負担を減らして、複数組織を比較した方が了解を得やすい。
    ・仮説設定時は二段階の手続きを用意する。1つ目は分析概念の設定、2つ目は測定指標の設定である。
    ・企業選定前に有価証券報告書などで企業について調べるのは大事。
    ・比較しながら語ることの出来る人をインタビュー相手に選ぶのが良い。比較

    0
    2011年11月17日

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