小池和男のレビュー一覧

  • 聞きとりの作法

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    具体的な方法、こつ、一人だけの聞き取り、最大1時間半、録音のこつ、など様々なことを事細かく書いている。フィールドワークで聞き取りをする前には必読書である。

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    2022年11月12日
  • 戦後労働史からみた賃金―海外日本企業が生き抜く賃金とは

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    労働や賃金の専門家(文化功労者)による、賃金に関する一考察。「能力給」を批判し、査定つき定期昇給といった「年功序列」を推奨している。精緻な研究・分析により、きわめて学術的な説得力ある内容となっている。言っていることは単純であり、わかりやすかった。
    「高賃金国の生きゆく道は、英などの西欧や米など先行国を見定めれば、明白である。他国の地で製造業に限らず、宅配、コンビになど様々な産業で事業を行い、その地の人を雇用し、納得して働いてもらう。そこから得た収益の日本への還流こそ肝要である」pv
    「複雑な社会現象を解明する王道は、他と比較することである」p4
    「ホワイトカラーには定期昇給が日本以外にも多く

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    2018年10月24日
  • 仕事の経済学(第3版)

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    国際比較労働経済学。
    日本人の日本蔑視を膨大な資料から否定する。
    日本の今後を考える上でも貴重な書籍。
    最後は制度として仕事をとらえ、極めて後味良くまとめている。

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    2014年10月31日
  • 聞きとりの作法

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    ネタバレ

    修士時代、企業インタビューをこなすのに備えて読んだ本。

    研究者向けだったと思いますが、いま僕がインタビューをあまり苦手意識なくできるのは、こうした本で得た擬似体験といくつかのインタビュー経験、それに編集者時代の取材やらをこなした日々の賜物。

    (2017年7月23日追加)
    数量分析だけで説明できる現象はそんなに多くはない。
    質的比較分析の本をちょうど読み始めたところ。
    外部研究者に比べて、内部観察の壁が高くない、監査という仕事にとっても、文化人類学・社会学的なフィールドワークの基本を実践していければ、もっとよりよいインサイトが得られるはず。
    そんな思いを新たにした再読。
    3章構成。1、2章の

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    2017年07月23日
  • 聞きとりの作法

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    ネタバレ

    聞き取り調査実施における考え方やTipsをまとめた書籍。修士論文に関わるインタビュー実施の際に読んで参考にした。

    ■重要ポイントのメモ

    1.調査計画(聞きとりの前に)
    ・当然だが、相手のコスト(時間)への配慮が重要。
    ・一人の話し手に聞く時間を1回1.5~2時間以内、2回程度にするなど、1人当たり1社当たりの負担を減らして、複数組織を比較した方が了解を得やすい。
    ・仮説設定時は二段階の手続きを用意する。1つ目は分析概念の設定、2つ目は測定指標の設定である。
    ・企業選定前に有価証券報告書などで企業について調べるのは大事。
    ・比較しながら語ることの出来る人をインタビュー相手に選ぶのが良い。比較

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    2011年11月17日
  • 聞きとりの作法

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    企業への聞きとりのための入門書。「聞きとりに手土産はいるの?」というちょっとした疑問から、「計量分析が主流の時代に聞きとりの意味とは何か」という哲学的な命題まで丁寧にふれられてました。人文系で聞きとりする方は読んで損はないはず。

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    2011年09月14日
  • 仕事の経済学(第3版)

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    日本と海外の労働者の働き方、給与体系、評価方法、業務の指示の仕方などを客観的なデータに基づいて比較している。
    いわゆる既成概念が、意外と正しくない場面もあるようだ。
    しかし、ホワイトカラーについては、既成概念が事実とあまり相違しないようだ。
    面白くはない。

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    2019年05月21日
  • 聞きとりの作法

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    【由来】
    ・HG水野谷先生から

    【期待したもの】
    ・聞き取り調査において何か得るところが2〜3でもあれば。

    【要約】


    【ノート】
    ・聞き取った内容のまとめ方が参考になった。あとは、今回の現場へのヒアリングでは、分かりきったことか、あまり適用できない内容かと。

    【目次】

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    2018年10月28日
  • なぜ日本企業は強みを捨てるのか--長期の競争vs.短期の競争

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    企業の事例と競争への人材の関わり方などが書かれている。そこに競争のステージを短期にするのか長期にするのかなどが加わる。
    だが最初のセブンイレブンの事例は肩透かしだし、著者の成功のための提言は弱いと思う。

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    2016年01月10日
  • 海外日本企業の人材形成

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    テーマがユニークで面白い。そして、深い考察がなされている。製造業が主たるテーマだったので、自分の業界とは違う部分があるが、普段読んでいるビジネス書よりも頭をフル回転しないと理解できない本だった。

    海外展開のステップ:
    第一段階:低賃金利用
    第二段階:変化と問題をこなす技能の移転
    第三段階:製品の設計、生産ラインの設計・構築というきわめて高度な仕事にたいし、海外事業所に働くその他の人が、相当に発言する傾向が認められる。エンジニアだけでけでなくブルーカラーの一部も発言していることである。

    上記の仮説が本書の中核にある。

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    2014年03月02日
  • 仕事の経済学(第3版)

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    論旨がすごく明確。
    ブルーカラーもホワイトカラーも、人材育成の核心は、長期にわたる実務経験=キャリアである。
    「専門の中で幅広いキャリア」が重要。経験を広げすぎると損失が利得を超える。
    たてのキャリアでは、リーグ戦とトーナメント戦による選抜を行う。
    リーグ戦をまず行うがそれが少ないのが「早い選抜」多ければ「遅い選抜」。
    リターンマッチもあればよい。
    トーナメント戦が開始すると、もはやこれ以上昇格しない人たちが現れる。
    企業には2通りあり、スーパーなど大卒を多く採用する業種では、第1選抜出現期は3,4年、よこばい群出現期は15年前後のタイプ。
    伝統的なメーカーなどは、代表取締役選抜出現期は10年

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    2013年07月11日