あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
「知的熟練」と「長期の競争」に重きを置く著者独自の一貫した論理が、多くの統計・資料をベースに、展開される。ロングセラーテキストを、最新テーマを織り込み全面改訂。
【主な内容】
序 説 さまざまな労働者グループ
第1章 知的熟練
第2章 大企業労働者のキャリア
第3章 大卒ホワイトカラーの人材開発
第4章 報酬Pay-年功賃金か
第5章 長期雇用と解雇
第6章 現代の理論
第7章 中小企業労働者
第8章 女性労働者
第9章 高年労働者とフリーター
第10章 海外の日本企業
第11章 働く場での労働組合
第12章 マクロの労働経済
第13章 基礎理論と段階論
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
国際比較労働経済学。
日本人の日本蔑視を膨大な資料から否定する。
日本の今後を考える上でも貴重な書籍。
最後は制度として仕事をとらえ、極めて後味良くまとめている。
Posted by ブクログ
日本と海外の労働者の働き方、給与体系、評価方法、業務の指示の仕方などを客観的なデータに基づいて比較している。
いわゆる既成概念が、意外と正しくない場面もあるようだ。
しかし、ホワイトカラーについては、既成概念が事実とあまり相違しないようだ。
面白くはない。
Posted by ブクログ
論旨がすごく明確。
ブルーカラーもホワイトカラーも、人材育成の核心は、長期にわたる実務経験=キャリアである。
「専門の中で幅広いキャリア」が重要。経験を広げすぎると損失が利得を超える。
たてのキャリアでは、リーグ戦とトーナメント戦による選抜を行う。
リーグ戦をまず行うがそれが少ないのが「早い選抜」多ければ「遅い選抜」。
リターンマッチもあればよい。
トーナメント戦が開始すると、もはやこれ以上昇格しない人たちが現れる。
企業には2通りあり、スーパーなど大卒を多く採用する業種では、第1選抜出現期は3,4年、よこばい群出現期は15年前後のタイプ。
伝統的なメーカーなどは、代表取締役選抜出現期は10年近く、よこばい群出現期は20年をこえる。
早い選抜はリーダー形成には有利。高度な技術をもつ中堅を育てるには遅い選抜が有利。