集英社文庫の検索結果
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離婚案内申し上げます
結婚生活二十五年。娘ひとり。取り立てて問題なく過ごしてきたはずが――妻が突然、あちこちに「離婚通知」を発送。動転する夫に、すべての非はあなたにあると、積年の証拠を突きつけて!?(表題作)。意地の悪い上司に窓際へ追いやられた久長に、おなじ窓際族の面々からある誘いが持ちかけられ……(「窓際連盟」)。日常生活に潜む愛憎や虚飾、突発的な狂気を軽やかで清々しい筆致で描きながら、読み終えると物悲しさやほろ苦さが胸に残る赤川作品の魅力満載の傑作ミステリー六編を収録。『湖畔のテラス』を改題し再編集、赤川次郎 デビュー50周年を記念した新装版で登場!(※重複購入にご注意ください) -
琉球建国記
15世紀、琉球王国。勝連半島の無頼漢の赤や氷角たちと役人の加那は、立場を超えて仲間となり、民衆に悪政を強いる勝連城主を倒した。新たな按司となった阿麻和利(加那)は、活発な交易で繁栄をもたらす。一方、王位を巡る内乱を経て国王となった尚泰久と側近の金丸は、彼らの活躍に脅威を感じ、失脚させるための計略をめぐらす。国のありようをめぐる阿麻和利と金丸の対立。琉球王朝の興亡という史実を背景に、血湧き肉踊る物語に換骨奪胎し再構築、それぞれの熱い生きざまを描く長編歴史小説。「これは琉球版、水滸伝だ!」――今野敏さん絶賛! -
料理家 村上祥子式 78歳のひとり暮らし
多くの読者に愛された大人気エッセイが、文字が大きいカラーページ満載の文庫版になって登場! ちゃんと食べる! 好きなことをする! シニアのひとり暮らしと元気の秘訣・簡単レシピ。疲れて何もできない。シニア、ひとりの食事は面倒。物も捨てられない・・・・・・。そんな悩みとは無縁なのが、84歳(文庫版刊行時)の料理研究家 村上祥子さん。現役で働き、おしゃれを楽しみ、毎日を軽やかに生きる。その秘訣は、ちゃんと食べること。料理も、服も、住まいもシンプル。だけど、中身は驚くほど豊か。衣食住全てに通じる村上流の哲学を紹介する。自伝を兼ねたカラーページ満載の料理エッセイ。 -
類
明治44年、文豪・森鴎外の末子として誕生した類。東京千駄木の大きな屋敷で何不自由なく暮らしていたが、大正11年に父が亡くなり生活は一変。大きな喪失を抱えながら、自らの道を模索する類は、次姉の杏奴とともに画業を志しパリへ遊学。帰国後に母を看取り、やがて、画家・安宅安五郎の娘と結婚。明るい未来が開けるはずだったが、戦争によって財産を失って困窮していく。昭和26年、心機一転を図り東京・千駄木で書店を開業。忙しない日々のなか、身を削り挑んだ文筆の道で才能を認められていくが……。自らの生と格闘し続けた生涯が鮮やかによみがえる圧巻の長編小説! 第34回柴田錬三郎賞受賞作品。 -
累々
「小夜と今年中に籍を入れたいと思う」。夕食の最中に告げられた、30歳の彼からの味気ないプロポーズ。23歳という自分の年齢が結婚に適しているのかどうかはわからなかった(小夜)。獣医の石川は、去勢手術をするたびに自分のモノが切られる夢を見る。そんなある日、友達以上恋人未満の女性とラブホテルへ行くことになり…(パンちゃん)。恋愛シミュレーションゲームをプレイするがごとくパパ活女子との逢瀬を繰り返す星野は、これまで出会った誰とも違う、ある女子大生と出会う(ゆい)。他2編。結婚、セフレ、パパ活、トラウマ……。現代を生きる女性のさまざまな顔を描く、たくらみに満ちた連作恋愛小説集。 -
るん(笑)
結婚式場に勤める土屋は、38度の熱が続いていた。解熱剤を飲もうとすると妻の真弓に「免疫力の気持ち、なぜ考えてあげない」と責められる(「三十八度通り」)。真弓の母は、全身が末期の「蟠り」で病院のベッドに横になっていた。すぐに退院させられ、今後はその病気を「るん(笑)」と呼ぶ治療法を始めることになる(「千羽びらき」)。真弓の甥の真は、近くの山が昔の地図にはないと知り、登りはじめた。山頂付近で、かわいい新生物を発見する。それは、いまは存在しないネコかもしれなかった(「猫の舌と宇宙耳」)――スピリチュアルと科学が逆転した、架空の日本で繰り広げられる不条理劇。日本SF大賞を二度受賞した奇才が放つ、あなたの常識が崩壊する連作小説。 -
令和反逆六法
礼和四年、人権ならぬ“命権”擁護の時代。人気の配信猫が、雇用しているボノボを訴えた。ボノボの弁護を引き受けたぼくには、心の奥底に秘めたる欲望が・・・・・・(「動物裁判」)。例和三年、賭け麻雀が合法に。接待麻雀士の塔子は、高官との対局の大一番、思わぬ窮地に立たされて・・・・・・(「接待麻雀士」)。おかしいのは法律? それとも人間? 架空の法律が制定された六つのパラレル・レイワが、現行法と現実世界にサイドキック! この世の歪みを炙り出す!! 痛烈で愉快で洗練された、仕掛けだらけのリーガルSF短編集。 (『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』改題) -
ロシアより愛をこめて あれから30年の絶望と希望
1991年から94年、ソ連崩壊前後の激動の時代をTBSモスクワ支局特派員として過ごした著者が見たロシアの実態、そこに生きる人々との交流を書簡と日記形式で綴る。そして時は流れ、2022年ロシアはウクライナに侵攻した。開戦直後にウクライナを訪れた際の日記、22年~23年の年末年始にモスクワを訪れた際の記録「補章 ウクライナより愛をこめて」を追加収録。30年前と現在、変わったもの、変わらないものとは? 著者の体験を通し、「大国ロシア」とそこで暮らす人々の本質に迫る! -
我が友、スミス
「別の生き物になりたい」――筋トレに励む会社員・U野は、Gジムで自己流のトレーニングをしていたところ、O島からボディ・ビル大会への出場を勧められ、本格的な筋トレと食事管理を始める。しかし、大会で結果を残すためには筋肉のみならず「女らしさ」も鍛えなければならなかった…。鍛錬の甲斐あって身体は仕上がっていくが、職場では彼氏ができてダイエットをしていると思われ、母からは「ムキムキにならないでよ」と心無い言葉をかけられる。モヤモヤした思いを解消できないまま迎えた大会当日。彼女が決勝の舞台で取った行動とは? 世の常識に疑問を投げかける圧巻のデビュー作! -
私の幸福論 宇野千代人生座談
四度の離婚、二度の破産、大病・・・・・・。波乱に満ちた人生にあっても、自分を不幸だと思ったことは一度もない。なぜなら、人は心の持ちようで誰でも幸福になれるから。他人から見たら悲惨な境遇に見えても、幸せはどこにでもあり、どんなところからでも探し出せる。そして幸福は幸福を呼び、その幸せは伝染する。人間には無限の能力があるけれども、それは天与のものではなく自分でつくるもの。仕事とは毎日毎日続けることが大事。そしておしゃれ上手は生き方上手、美人になるかならないかはあなた次第! 女性は全生涯が結婚適齢期・・・・・・など、95歳の宇野千代が綴った幸福論の集大成! -
私の小説教室
芥川賞をはじめ、才能あふれる新人作家たちを輩出した朝日カルチャーセンター小説教室。そのすぐれた指導者である著者が、新しい文章作法のノウハウを具体例に即して懇切丁寧に語り尽くす。また、作家・中国文学者としての経験をふまえながら、小説の深さ、汲めども尽きぬ魅力を解き明かす好読み物。 -
私を愛して下さい(十津川警部シリーズ)
旅行作家の菊地文彦が、東京の自宅で刺殺された。直前に岩手県の宮古へ取材に行ったことが判明。捜索にあたる十津川警部は、相棒の亀井刑事と宮古へ向かう。菊地が訪れた姫川村の寺で、砕かれた石碑に“列”という刻字を見つける。東日本大震災で破損しただけでなく、故意に粉砕したと感じた十津川は、石碑の由来を調べ始める。第二次大戦の特攻作戦に繋がると睨んで鹿児島へ飛ぶが……。特攻隊員の妻の命の叫びが、現代の殺人を呼んだ!? 岩手と鹿児島を舞台に、特攻作戦の真実に迫る。陸軍幼年学校の最後の生徒だった著者による渾身の戦争&旅情ミステリー。 -
悪者見参 ユーゴスラビアサッカー戦記
「世界の悪者」にされNATOの空爆にさらされたユーゴ。ストイコビッチに魅せられた著者が旧ユーゴ全土を歩き、砲撃に身を翻し、劣化ウラン弾の放射能を浴びながらサッカー人脈を駆使して複雑極まるこの地域に住む人々の今を、捉え、感じ、聞き出す。特定の民族側に肩入れすることなく、見たものだけを書き綴る。「絶対的な悪者は生まれない。絶対的な悪者は作られるのだ」。(解説・田中一生) -
われは歌えどもやぶれかぶれ
〈このタイトルは室生犀星が「純文学誌」に書いた小説をぼくが高校生のときに授業中に読んでいて──小便がでなくて苦悩するこの小説に首をかしげていたものだ。尿が出ない苦悩、なんて高校生には意味がわからなかった。今は前立腺肥大によるものと理解できる。そのときの犀星は七十二歳でいまのぼくがそれと同じだ〉。モノカキ人生も40年を過ぎると体のあちこちにガタがくる。長旅はおっくうになり草野球では長打が打てず、極悪ピロリ菌や不眠症のせいで若い頃は無縁だった通院が日課に……とこぼしつつも痛飲、シメキリ地獄に身を委ねて原稿を量産し、食が細くなったのについ大盛りを頼んでしまう、やぶれかぶれなシーナさんの日常と非日常。 -
七つの会議
きっかけはパワハラだった! 会社の業績を牽引する稼ぎ頭のトップセールスマンであるエリート課長・坂戸宣彦。彼を社内委員会に訴えたのは、歳上の部下で「居眠り八角」と呼ばれている万年係長・八角民夫だった。そして役員会が下した結論は、不可解な人事の発令だった。いったい二人の間に何があったのか。いったい今、会社で何が起きているのか。事態の収拾を命じられた原島は、親会社と取引先を巻き込んだ大掛かりな会社の秘密に迫る。決して明るみには出せない暗部が浮かび上がる。ありふれた中堅メーカーを舞台に繰り広げられる迫真の物語。日本の今、企業の正体をあぶり出す、大ベストセラーとなった衝撃のクライム・ノベル。 -
たった独りのための小説教室
獲るぞ、新人賞! 目指せ、エンタメ作家デビュー! 小説推理新人賞、小説現代新人賞、文學界新人賞・・・・・・数多くの新人賞の選考委員を務めた作家だけが知っている、新人賞受賞のための一本道! 覚悟を決めた貴方だけに向けた全35講。 「能力や才能といったものを特別扱いしていませんか。バカと鋏は使いようという私に向けたかのような失礼な諺がありますが、これは能力と鋏は使いようとしたほうが正しい。『たった独り』の貴方は能力や才能のあるなしを悩む前に、それらの使い方、用い方を考えましょう。だいじょうぶ。その他大勢でない『たった独り』の貴方にはそれらを自在に使う能力が備わっています。ヒントはこの本にしっかり詰め込んでありますから」(「あとがき」より) -
回想電車
人生に、心残りはありますか? あの時、「あの人」を選んでいたら? 二度と会えない人と再会できたら? 夫の秘密に、気づけていたら? 孤独とノスタルジーを描く傑作短編9作を収録。社宅に住む聡子は憂鬱だった。夫が勤める保険会社の運動会、単身赴任中の夫は帰ってこられず、聡子が娘とふたりで参加せねばならない。そこへ総務が、「代理父親」の制度を利用しろと訪ねてくる。父親役としてあてがわれたのは、実は昔の恋人で・・・・・・!? (「代理人」) 深夜の電車に乗った男は、次々と昔の恋人、同僚、印象深い親子に再会して・・・・・・。(表題作) 車窓から見える、もう一つの人生。 -
あけくれの少女
「どこで、どうやって生きていくのか、うちは自分で決めたい」12歳の少女・真記は上京を目指すも、80年代後半の狂騒に翻弄され・・・・・・親世代にも子世代にも読んでほしい、宝石のような20年間を描いた佐川光晴の長編小説。広島は尾道の少女・真記は、1970年生まれ。子供のいない伯父夫婦からかわいがられ、養女になるかもと心配事は絶えない。中学では英語部の朗読劇が大成功をおさめ、英語を一生の仕事にしていこうと決意する。念願の学生生活は、80年代後半のバブル経済のただなかで、順調そうにみえたのだが・・・・・・。当時の時代背景や男女の考え方を、時に繊細に、時にユーモラスに描出する。真記と同時代を生きた人にも、そしていま同世代の人にも読んでほしい青春小説。 -
今日も猟犬と山へ
信州にくらす猟犬と猟師に密着! 知られざるワンダフルワールドへようこそ! 盲導犬、警察犬、麻薬探知犬・・・・・・。犬はいろいろいるけれど「猟犬」ってどんな犬? ペットの犬とどう違う? 猟師との間にどんな絆が? 好奇心を胸に“猟犬猟師”と山に入れば、驚きのてんこ盛り。わが家のワンコを見る目が変わるドキュメンタリー。 (※単行本『犬と歩けばワンダフル』を改題) 【まえがきより】犬を使った狩猟は昔から行われていて、とりたてて珍しくもない。「一犬、二足、三鉄砲」と言われるように、狩猟では優れた相棒である犬と山を歩くことの大切さが説かれてきた。数こそ少ないが、ひとりで犬を連れて山に入る猟師もいる。でも、僕が出会った猟師はちょっと、いや、かなり変わった人なのだ。犬が好きすぎるのである。あまりにも好きだから、「そんなに必要なのか?」と思わずにいられない頭数を連れていき、かえって効率の悪い猟になることもしばしば。それでもまったく気にすることなく、日が暮れるまで家へ帰ろうとしない。そういう人をどう呼べばいいかと考えて、“猟犬猟師”と命名した。 【個性豊かな6頭の猟犬が登場!】 ブラフォード(ブラ)・・・・・・お調子者で憎めない性格。紀州犬の血を引いている。 アンズ・・・・・・人見知りだがしっかり者で、猟犬としてのセンスは群を抜く。 カエデ・・・・・・ブラとアンズの間に生まれる。顔がお父さんのブラそっくり。 モミジ・・・・・・ブラとアンズの間に誕生。垂れ耳がチャームポイント。 ハナ・・・・・・脚力と走力は随一。ブラの母親でもある。 ヨモギ・・・・・・老犬で出猟機会は少ないが、毎日の自主トレを欠かさない。