嗤う名医

嗤う名医

616円 (税込)

3pt

脊柱管狭窄症で尿道に管を入れられ自宅で寝たきりの状態を強いられている男性は、嫁に浣腸を頼むのが憂鬱だ。あげくに嫁は看護婦や医師にわたしが痴呆だと嘘をついて嫌がらせをしている。きっと施設送りにしようと企んでいるに違いない。そんなことはさせないと叫ぶが――「寝たきりの殺意」。豊胸手術に失敗した運の悪い女を描いた「シリコン」他、現役医師による背筋が凍るミステリー全6篇。

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嗤う名医 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ブラックなテイストに対しての人々の反応は、三つくらいに分けられると思う。
    ①ブラックユーモアが分かる人 ②面白さが分からない人 ③怒り出す人。
    この本は①に該当する人にお勧めしたい。
    かなり濃い。
    そしてお医者様の書く医療物は本格的であり、ああ、こんな患者に悩まされているんだろうなー、そりゃ気晴らし

    0
    2025年07月03日

    Posted by ブクログ

    短編集です。
    医療を題材にした小説は初めてでしたが、非常に読みやすく、個人的には『寝たきりの殺意』と『名医の微笑み』が面白かったです。

    0
    2024年11月08日

    Posted by ブクログ

    私がどんなに努力してもなれない職業の一つ、医師。とてつもなく頭のいい人、でも、だから、きっとどこか欠点とか性癖とか裏の顔とか持ってるだろなぁ、きっとこんな医師いるんだろなぁ、

    0
    2022年11月19日

    Posted by ブクログ

    【医者、患者は何を思う】
    医療ミステリー短編の6話。
    「寝たきりの殺意」は後の長編「老乱」の様な認知症高齢者が主役。認知症の人がどう世の中を見て、聞いて、感じるのかは分からないはず。認知症は不可逆的であるからだ。それは死の瞬間や死後が分からないのと近いのだが、恐らくこの様なのだろうと怖くなる、擬似認

    0
    2018年07月15日

    Posted by ブクログ

    医療関係のお話が6編入った短編集。ミステリー、とあるけど…どうなんだこれは(^^; どのお話もかなり毒がきいてて、結構好きだな~。現役医師の書いた小説だと思うと、エロもグロもあんまり生々しく感じないというかうっすらエタノールの匂いがするというか…そんなん私だけか? 私はいわゆる軍艦頭なので『愛ドクロ

    0
    2017年09月28日

    Posted by ブクログ

    医療に携わる人の環境などが勉強になった。少し過激な描写もあったが、また違う作品も読んでみたいと思った。オチが少し弱い気もする。

    0
    2017年07月09日

    Posted by ブクログ

    医療関係の短編集です。
    専門用語などはありますが、そんなに難しいこともなく、医者の世界のおかしさ・世界の狭さなどがうまく描かれています。
    医療に携わる人間であれば、シニカルに笑えるという感じだと思います。
    もっと他の著作も読んでみようと思います。

    0
    2017年07月01日

    Posted by ブクログ

    大阪大学医学部卒、現役医師の久坂部羊。初めて読んだ『廃用身』は衝撃的でノンフィクションかと思ったほど。その後に読んだ何冊かの長編すべて、読むたびに「病院ってこんなものなのか」と思わされ、同様に病院を舞台にした海堂尊にユーモアまみれの作品も見受けられるのに対し、こちらはいつも相当ヘヴィー。そんな久坂部

    0
    2017年05月10日

    Posted by ブクログ

    帯の煽りがミステリーだったので購入しましたがミステリーではないと思う…
    唯一 嘘はキライ はちょっとミステリーぽくてラストの爽快感がよかった。
    1番好きなのは 名医の微笑 。主人公の裏の顔より表の顔のがよっぽどグロいと感じる。
    読みやすくてちゃんと面白いけど中々に不愉快な描写もあって、こういうのは好

    0
    2017年02月18日

    Posted by ブクログ

    初めての著者本。単行本の時から、気になってたけど、基本文庫本しか買わないので、文庫発売日に、いそいそと購入しました。

    奥田英朗の「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」と精神科医の伊良部シリーズを読んだ後だったので、お医者さんの話とはいえ、
    患者視点のメディカルコメディ(?)伊良部シリーズとは毛色の全

    0
    2016年10月18日

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