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女の世界は恋の話題で溢れている。でも、なじめない人間だっている。恋愛願望がなく、感情に溺れられない29歳の喜世美。猫と同居し、ブログでだけ自分を解放できる26歳の翔子。勤続12年、次長の肩書きもあるベテランだが、「前向き」が嫌いな35歳の鈴枝。男とつきあったことがないわけじゃないけれど、恋愛は苦手――。そんな女性たちの本音をリアルに軽やかに描き、明日へのエールをおくる小説集。
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Posted by ブクログ
【76/10000】 恋愛嫌い 平あすこ ★★★★★ 結婚しなきゃいけない、一人が寂しいなどなどから婚活、恋活が激化する現代。 そんな現代のちょっと寂しい女性を描いた小説。 「恋愛なんて得意な人が多かったらこんなメイクの仕方やテクニックなどが溢れかえっていない」というセリフにうなづけた。
わたしにとって自虐本なのか自慰本なのか微妙なとこ。作者さんはどうなのかな(-。-; とにかくもう頷き過ぎて首がもげるかと思った。恋愛嫌い女子も反恋愛嫌い女子にもぜひに読んで頂きたい。 あ、タイトルは「嫌い」でも「苦手」なかんじに読めた。ますます首がもげる。くそう。やられる。 ひとりでいることを肩...続きを読む身狭く感じさせる風潮はあるとおもう。恋愛に限らず。「ひとりで」なにかをすること。例えば職場の昼ごはんとかさ?いいよみんなでご飯食べるよ?でもたまに読みかけの本とかあって続き気になって仕方なかったらひとりでどっか行きたいよ。そういうゴーイングマイウェイを許してほしい。 タイトルは恋愛、なんだけど。わたしはもっと広いテーマを読めた。嬉しかった。
三人の女性のお話が入っているが、わりと鈴枝さんがメインっぽい感じ。 この鈴枝さんによく似たタイプの友人がいるが、やはり恋愛沙汰は苦手だと言っていた。 喜世美のロマンチック嫌いにはものすごく共感した。「うっとり」する自分って気持ち悪いと思うから。でもサバサバしているわけじゃないんだな。意識しすぎて行動...続きを読むが突飛な感じになってしまう人なのだ。 ブログに生きる翔子は今もっとも共感できるタイプ。リアルで向き合うことばかりがいいわけじゃないと私も思う。 ラストの展開には驚いた。先のことはわからないけど、今の感情に素直に従うことがもしかしたら大事なことなのかもしれない。
恋愛に重きをおかないけど、それなりにチャンスはくる。 年齢も職種も違う3人の独身女性のそれぞれの恋愛物語。 女性の本音が満載といった感じでしょうか。 個人的には恋愛至上主義なので、敢えて反対の言葉に惹かれて読んでみました。 理解し難い部分も多かったですけど、こういう考え方もあるんだなぁと。 ...続きを読む小説を読んでいるというよりは、女友達の話を聞いているような。 そんな不思議な感覚で読み終えました。
そこまでヘビーでなく、 なんとなく恋愛が絡んでるものが読みたくて 手に取りました。 帯は 「恋が苦手なんて、 女子失格ですか?」 26歳、29歳、35歳、それぞれ仕事も環境も違う3人が ランチライムだけ一緒に過ごす仲。 お互いに私生活に踏み込んだ話はしない関係。 それが気楽でさっぱりしていて...続きを読む心地よい。 昔の私は、 汚いのも暗いのも全部見せてこそ友情!なんて思って 距離感を測り損ねて近づきすぎた結果、 友達を失うなんてことがありました。 28になった私は、 力を抜いた状態でもやっていける関係、 というものを何となく見つけられるようになったかなあ。 この登場人物の3人を見ていると そんなことを考えました。 文章がさっぱりしているので 読後感は軽く オムニバスのドラマを見ているような気分。 この後に読んだ本に出てくる「こじらせ女子」、 ちょっと近いかも。 「おまえら、みんなまとめて、前向きの国へ行け! 目障りじゃ!」 「やめてよ。 本当のあなたは優しい人だなんて、気持ち悪い迎合するのは。 優しくもあり、意地悪くもある。 それが正直ってことでしょう。」 「幸福はべたに甘いだけだけど、不幸はいろんな味がする。 酸っぱかったり、辛かったり、塩っぱかったり、苦かったり、 ほんのちょっぴり甘かったり。 そういうこと知らないのね。」 うーん、こじらせてる気がする。笑 自分がなるべく自然でいられるように。 ストレスなく過ごせるように。 こーゆー行き方もあると少し軽くなる。 寂しいけどそれだけじゃない毎日を、肯定したくなる一冊。
kamosigiさんより。 わたしにとっても平 安寿子はすっかりお馴染みになりつつあります。 今の自分はどっちかっていうと恋愛モードじゃないので、 読み始めはどんな感じだろう?と探りながらだったけど、 読み始めてみるとそこは持っていきかたがうまい!3人がうまく絡んで、 それぞれのストーリーも興味深...続きを読むく、 女として、いろいろ考えさせられて、どの世代にも、どの環境でも楽しめる作品になっているのでは、と感じます。 余談だけど、ストーリーの中に映画ネタがたくさん出てくるので、 映画好きのわたしには別視点からもおもしろかった。 思わずその作品観たくなってしまった。 でもまさか、内田けんじまで登場するとは・・・ 平さん、好きなのかな・・・。 (バレエやオペラがお好きとは、エッセイを読んで知っていたが・・・)
平安寿子の毒っぷりは痛快。不快感を残さないのがいい。ただ他人事とは思えない内容で辛くなることも。お一人様の話は笑えるけど笑えない。ラストだけは救い。
残念ながら、平安寿子さんの敬愛するアン・タイラーを読んだことはない。 でも、それが読みたいなって平さんの作品を読むたびに、 強く思ってしまう。 アン・タイラーもこんなに、涼しく乾いた文体で、 ぐさりぐさりとあたしのココロに刺さるんだろうか? アン・タイラーの紡ぎ出す物語もこんなにも、 あ、これも...続きを読むあたし、これもあたしって、会ったこともないのに、 まさにあたしの分身がそこにいるんだろうか。 他の本の書評でも書いたけれど、 あたしは読書しながら基本、登場人物の誰かを止まり木にする。 ゆったりと羽を休めてそうして、同じ目線でモノを見る。 泣いて、笑って、怒って、焦って。 だから海外物を読むのは少し苦手。 ベースになる世界観がそもそも違うので、 なかなか一体化できないからなのだ。 この本はまさに逆。 なになに、これ、あたしじゃん? っていう登場人物が6人はいました。 恋愛なんてもういいや、熱くなんなよって思う醒めた目線のあたしもいれば、 ゼロイチの世界で正直になっている自分もいる。 前向きに笑って信じて、ってうぜぇ。ってあたしも。 そのくせちゃんと、結構腹黒いあたしもいれば、 無邪気に人を傷つけるあたしもちゃんとのぞいているからね。 平さんの作品、いいなぁ。 もうちょっと読んでみたいかも。 みなとみらいから渋谷、そうしてその帰りで、さらりと読めました。 うん、よかった、すっきりしました。 たくさんのあたしに埋もれて、 なんかあたしがレンアイして失恋してケッコンしてキャリア積んで、 うーん、すげぇいろんな経験、した感じ!
わたしは今でこそこんなんだが、実は昔からもこんなんだった。 だったら“今でこそ”じゃねーだろ、というツッコミがあるだろうが、まあ、若い頃は今よりほんのちょびっとだけ『恋愛』に取り組んでいた姿勢があるので、とりあえず“今でこそ”ということにしてみた。 どっちにしても不得手は不得手なのだが。 本書は先...続きを読む日の福岡遠征の帰り、天神商店街の本屋にて遭遇し、つい買ってしまったのだが、まあなんでしょね、登場する3人のヒロインたちのいろんな部分に 「うー、わかるわかるー」 という共感の連続で、やんなっちゃった(笑)。 おかげで、これまで考えたことがなかったが、この本読んだら、いったいわたしはいつ頃から『恋愛』が苦手だな、面倒だな、と避けるようになったのか、とおもいを馳せてしまったよ。 で、過去に遡って考え始めたらやっぱり20代後半の頃から、のようであった。 本来なら『恋愛』一本やりで、そのことが中心の生活であろうお年頃なのに、わたしときたら 「なんかいろいろ面倒だなあ」 と、その方面に疲れ始めたのである。 その“いろいろ”とは、まぁいろいろであって。 オトコが言うことに従ったり、オトコに気を遣ったり、オトコに気に入ってもらえるような服を選んだり……つまり、オトコの相手をするのが面倒になってきたのである。 もとから面倒くさがりというのもあるが、ちょうどその頃のわたしは、仕事をするうえで、いやというほど『男性社会』の壁に阻まれ、女性蔑視が根底にある彼らの言動に傷つき、憤慨し、そして歯向かい、なので叩かれていたので、結構根深い『オトコ嫌い』を心に生息させ始めていたのだ。 なんでこんな奴らに媚びて好かれようとしなくちゃならないんだ。 なんでオトコが主導権握ってんだ。 なんでオトコが最終選択権を持ってんだ。 なんで、なんで、なんでオトコが。 てな感じ。 そりゃ恋愛なんかできるわきゃないし、したくなくなってしまったのだ。 したくないから、遠ざける。 遠ざければうまくならない。 かくて恋愛が不得意のまま、ここまで過ごしてきたわけなのである。 けれど、それを別段悔いてもいない。 やっぱりもともと面倒くさがりなのだから、恋愛に積極的に出たとしても、いつかは息苦しくなって疲弊してたとおもうから。 早々に 「苦手だな」 と自覚し、その路線からリタイアしたおかげで、今こうして面白おかしく世間の隅っこで生きていけてる。 おまけにもう、それを公言しても許される―納得してもらえる年頃にもなったしさ。 ということで、もし、似たようなおもいを抱いてる女性が居たら、本書をお手にとって見てくだされ。 読後、なかなかスッキリして楽しいきぶんになれますぞ。 最終話はちょっとびっくりするけどね。
今まで恋愛が絡む話ってハッピーエンドか悲恋系かが大概だったので、恋愛出来ない(しない?)話はとても現実的で共感出来た。 三人三様でキャラもしっかりしていて楽しかった。私が一番共感出来たのは喜世美で、彼女の決断は好きだな。 この本を読んで、こういう生き方もいいなぁと思えたので、癒された。
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