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突然終わりを告げる、平穏な日々。「貧者の逆転劇」の結末は――東京・広尾の高級介護付きマンション「セブンスター・タウン」の受付係・細川邦子(48歳)、看護師の田代朝子(54歳)、ダイニングで働く丹羽さつき(52歳)。それぞれの家庭内で深刻な介護問題を抱える3人は、困窮していく我が身と、裕福な施設の入居者たちとの想像を絶する“格差”を前に、一世一代の勝負に出る!
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「我らがパラダイス」
2023年1月8日~ NHK BSプレミアム・BS4K 出演:木村佳乃、高岡早紀、堀内敬子
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Posted by ブクログ
それぞれ家庭の事情を抱え、親の介護に奮闘しながらも高級介護付きマンションで働く3人の女性。自分達との貧富格差を目の当たりにして、徐々に欲望が膨らみ、とんでもない行動に出ることに。 確かに社会通念とは外れる行動ではあるけれど、3人の女性の突き抜けた発想や結束力が好きで、読みながら応援してしまいました。...続きを読む 林真理子さんの本は痛快で誰も傷つけない優しさもあり、読後感も抜群に良いので好きです。
BSのドラマが面白いが1週間待つのが面倒なので原作を先に読むことにした。金を持った老人だけが手厚く介護されそれ以外の老人たちはほとんど無視の今の日本、たかが数千円の子ども手当で本当に出生率が上がるとでも思っているのだろうか、さすが三流官庁と東大を何回も落ちた岸田のバカが考える事は間抜けだ、その前に良...続きを読む質な特養施設を十分作ることの方が先だろ、いまの状態だと子供を作っても不幸な未来が待つだけだ。最後は実力行使ということになったが、日本人はここ数十年怒ってこなかった、少しは怒って反乱起こしてもいいんじゃないかな。
このタイトル、林真理子なら愉快な話なのだろうと思って買ってみたら、中身は目を覆いたくもなるような、「介護」のリアルな現実ばかり。職員の人たちの介護に苦労する姿が、何とも生々しい。独身が多いところとかも……。 いずれ来るだろう親の介護であるだとか、自分が介護を受ける立場になるときであるとか、何か色々と...続きを読む考えてしまった。物語の最後はハラハラドキドキからの、ちょっと笑っちゃう展開で安心。自分はいずれ「我らのパラダイス」を見つけられるのだろうか。できればやっぱり、ピンピンコロリしたい(笑)
高齢化社会になり、誰もが経験するであろう親の介護問題。在宅での介護or施設入居、どちらを選ぶかで悩み、介護される側も介護する側も葛藤し、疲労する。 施設を選択する場合でも、介護度や費用などで幾つかの選択肢があり、頭を悩ます。 この小説は、そういった問題をベースに置き、加えて格差社会が介護の世界にも影...続きを読む響を及ぼしていることを痛烈に皮肉ったドラマとなっている。 重くなりがちなテーマを扱いながらも、コミカルなドタバタ劇にして、介護疲れを感じている読者に共感と癒しをもたらす意図で描かれた作品ともいえる。 舞台となるセブンスタータウンは高級高齢者のための介護付き居住施設だ。 住人は医者、大企業の役員、経営者、元芸能人、出版社編集長などハイソサエティで裕福な人ばかり。 その施設内の食堂ウエイトレス、受付で働く従業員、看護師の3人の女性が主役となるが、彼女たちはいずれも親の介護に関し深刻な問題を抱えている。 それぞれに事情があり、ほとんど一人で親の世話をし、限界状態にある3人と、対照的に最高級の暮らしをするセブンスターの住人。 3人は住人たちとの格差が我慢ならず、自分たちの親も何とかここに住まわせようと虚々実々の策略を始める。 策略は大胆さを増すが、思わぬ事態から破綻をきたす。だが、3人は諦めず、一部の理解ある住人も巻き込んで、とんでもない結末を招く。 介護の格差を世に知らしめるためには、非合法で明らかに犯罪と言える手段も辞さない展開は読み手にとってはドラマチックで痛快だが、少しやり過ぎ感があることも確かだ。 しかし、NHKでドラマ化もされており、もし、映画化されたらドタバタコミカル劇だと割りきって見たくなる気がする。 追記しておきたいのは、セブンスタータウンでは上の階が介護付き居住室となっており、体が不自由になったり、認知の傾向が出ると「上へ行く」というシステムになっていること。「上へ行く」ことは疎まれる人になるということを意味し、下の階の住民はそれを何より怖れる。学識や名誉があり気位が高い層ほど、要介護になることへの落差を強く感じるということもこの小説が伝える要素のひとつなのかもしれない
舞台は高級老人ホーム、そこで介護をする人々たちの生活はリッチでも何でもなく、認知症とか格差問題を前半思い切り共感して読んでいたら後半、ドタバタ!こんなことあり得ないだろ、でもあったらどうする?ハラハラドキドキして一気に読んじゃった。毎日新聞で掲載されていたそうで、映画化の話もあるそうだ。高齢化社会の...続きを読む日本、他人事ではない! 老人の格差ほど酷いものはないとの思いが込められている。 老人多いからそうなるのかも。こどもの格差のほうが根深いと個人的には思うんだけど、それは立場を変えて見ないとわからないのかもしれない。 超高級老人ホームがどんなにゴージャスなのか、初めて知りました。林さんにしかこれは書けない。林真理子さん、お母さんが大好きなんだなと妬む気持ちは一切なく、そこは素直に伝わりました。 後半はびっくりしたけど、一気に読めるのでいいと思います。誰にも読みやすいって大事です
各々の事情や心情に共感できること多かったし、面白かったけど、寝たきりの老人を自分の親と入れ替えた時に、結局自分さえ良ければそれでいいのだろうか、それは違うだろう!と思った。。 金が物を言うことは確かに沢山あると思うけど、例えばがんになった時、お金があるばかりにエビデンスの確立していない民間医療に頼...続きを読むって、それで治療が遅れ命を落としてしまったりすることもあるだろうなと思う。 最低限のお金はないと困るけど、沢山あるからといって幸せな老後を迎えられるかは分からない。。 物語は、面白かった!
仕事柄とても身近な話だけど、家族にはなんで?と思うことが多かったのが少しだけ分かったかもしれない 真面目に働いてきた親の生活の場所について、人生の最後でこれでもかと格差を見せつけられるのは辛いなぁ… 中心人物達は50代 あと10年したら私も他人事ではいられないはず トンでも展開ではあるけど、ハラハ...続きを読むラドキドキ読まされてしまうのは林真理子さんさすが
長編だけど一気読み 荒唐無稽とも思える展開にドキドキしながらも各々の必死さは伝わってきた ノンフィクションだけど、でもある意味、リアルなんだろうなぁ〜 私は正直長生きしたくないんだけど、人生の閉じ方ってなかなか自分では選べないのが難しいところ
現代社会のヒエラルキーが如実に現れる老後の生活をテーマにしたお話なのだ。 老後の生活は、結構シリアスな問題なのだが、林女史の手にかかると、これがコメディータッチで描かれるのである。 奇想天外、笑いながらも、やはり大きな問題である老後の生活の深刻さは外してはいないのだ。 私も70歳となり、世間では立派...続きを読むな爺さんと呼ばれるのだろうが、「老後」と言う言葉の意味が釈然としない。 「老いた後」、即ち「老後」ではない筈だ。 その昔は人生50年と言われたようだが、現代では人生100年の輩は五万といる。 60歳代は「老初」、70歳代は「老中」、80歳代以降を「老後」と読んで欲しいなと、私は勝手に思っているのだ。
笑っちゃいました!そんなことできる? タカビーなおば様たちが、夫婦連れだけには負けた感を漂わせるのが、せつなかったなー
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