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江戸時代、なかば。仙台を出航した伊勢丸は突風に流される。渇きと飢えと闘いながらの百日間の漂流。その果てに、はるかな南国の島に漂着した。若き水夫・孫太郎の冒険が始まった。灼熱の太陽。奴隷の日々。殺戮と恋。力尽きて死んでいく仲間たち。望郷の念。島から島へと流転を続けながら成長していく孫太郎の青春。著者が新しい地平をめざした長編時代冒険小説。
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Posted by ブクログ
冒険漂流もの、としては愉しめたが、時代小説を期待すると物足りない。現地人の蛮族ぶりと、日蘭人の開明ぶりが、ちょっとアンバランス。
新規購入ではなく、積読状態のもの。2007/7/15~7/22。乗り込んだ船が嵐にあって南の島に流れ着いた孫太郎。仲間との苦難の日々が孫太郎を成長させる。ようやく帰国の途につけたとき、孫太郎のとった行動は! 井上靖の「おろしや国酔夢譚」を思い起こさせる漂流もの。安部龍太郎の新機軸と思わせる作品。もっ...続きを読むと早く読めばよかった。
船乗りたちの漂流。 ひたすら悲惨な奴隷生活が描かれている。主人公の強力な運と腕が運命を切り開いている。 ただ奴隷生活ガ長すぎて気が滅入った。切り抜けるパターンが読んでてわかっちゃう。
野性的。 想像もつかない世界なのに、読んでいてまるで映画のように情景が広がる。ついのめり込んで読んでしまった。 主人公の成長がとっても頼もしい。
実話を基にした漂流記。 悲惨な運命ばかりで明るいことがないばかり。主人公は結局、日本への帰国を断念し、義父を日本に返す決断をする。実父親の死の謎と漂流記が一緒になった小説。内容は悲惨だが、面白く読める。
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