ノンフィクション - 小学館作品一覧

  • これでいいのだ・・・さよならなのだ
    4.0
    作品・赤塚不二夫への愛あふれる暴露本! 赤塚不二夫最後の連載エッセイ「酒呑童子アカツカ」 (2000年5号~2001年10号『サライ』)から、がん闘病、やめられない酒、 点字絵本、新作マンガのアイデア…などについて書いた23話を抜粋。 併せて、当時の本当の赤塚不二夫の姿を書く「証言」を掲載。 表裏、絶妙なハーモニーを駆使して 最晩年の赤塚不二夫を伝えます。 赤塚不二夫最後の弟子・吉勝太による描き下ろしイラストも満載。 ※この作品はカラー写真が含まれます。
  • 50オトコはなぜ劣化したのか(小学館新書)
    3.7
    私と同世代の男たちが失ったものは何か。 かつて50代男性といえば、間違いなく「おとな」だった。しかし、いま周囲を見渡すと、その世代の男性の幼さ、頼りなさが目立つ。特に気になるのは、社会人としての自覚のなさ。知識もあり、機転も利いて、話している分には楽しいかもしれないが、世の中に貢献したり、公に発言したりする気概が感じられないのだ。テレビや新聞でも、公共の場所でキレる、覚醒剤に溺れる、家族に愛想を尽かされる「50オトコたち」のことが報じられることが多くなった。 団塊世代の「その後の世代」といわれる彼らは、物心ついたときは高度成長のまっただ中。世の中は順調に右肩上がりに推移し、バブル絶頂期に就職難もなく企業人となった。組織になじんでそつなく仕事をこなし、家庭もそれなりに充実させていたが、元号が昭和から平成に替わる頃から徐々に始まっていた変化ーー男女平等が浸透し、ツールはアナログからデジタルになり、長引く不況ーーに対応できなかったのではないか。60歳まで勤め上げてあとは悠々自適ともくろんでいたものの、終身雇用制度もおぼつかなくなったばかりか、年金もすぐにはもらえなくなった。このまま迫り来る“老後”にただおびえるばかりでいいのか。 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
  • ゴッドドクター 徳田虎雄
    4.0
    稀代の医療革命者の決定版評伝。  徳洲会は巨大で不思議な病院グループである。年商は4201億、職員数3万8000人、病院数71、1日の平均入院患者数1万7300人、外来患者数2万4000人(2017年6月現在)。かくも巨大な病院グループを、徳田虎雄はいかにしてつくりあげたか。  それは「たった一人の反乱」から始まった。高度経済成長のまっただなか、大都市圏でも夜間の救急患者を受け入れる病院は極めて少なかった。アメリカ帰りの徳田は、そこに単身乗り込み、年中無休、24時間誰でも診ると宣言。「日本中に病院を建てる」とぶち上げた。患者を奪われると恐れた医師会の妨害、国政選挙への挑戦を経て、巨大病院グループを築いた徳田だったが、既得権益を持つすべての存在が、彼の敵だった。選挙違反やグループの内紛、資金繰りと外資との相克、そしてALSという大病。次々と襲う困難にも、徳田は強靭な意志で立ち向かう。この男の戦いの軌跡を追う決定版評伝。
  • 魚が食べられなくなる日(小学館新書)
    4.0
    なぜホッケは高くて小さくなったのか? 居酒屋で出てくるホッケ、最近は小さいと思いませんか。小さいどころか、ホッケを置いていない店も増えています。ホッケの漁獲量は、なんと最盛期の9割減。大きな魚を獲り尽くして、いまは成長しきっていない小さいホッケまで獲っている状態なのです。ホッケだけではありません。サバは7割減、クロマグロやウナギはすでに絶滅危惧種です。輸入魚も、世界的和食ブームの影響で、価格が上がっています。このままでは本当に、魚はめったに食べられなくなってしまいます。 日本は世界第6位の広大な排他的経済水域をもつ漁業大国だったはずなのに、なぜこうなってしまったのでしょうか。中国漁船の乱獲? クジラが食べ尽くした? 地球温暖化の影響? いいえ、そうではありません。日本の漁業が抱えている大問題を気鋭の水産学者が解き明かし、日本人がこれからも美味しい魚を食べ続けるにはどうしたらいいかをわかりやすく解説します。
  • 坂本龍一 音楽の歴史 ~A HISTORY IN MUSIC~
    4.5
    世界的音楽家坂本龍一の「音楽活動の記録」。 生誕70年記念!特別評伝 世界的音楽家坂本龍一の生誕から現在までの人生における音楽の歴史と活動のすべてを包括した唯一の「音楽活動の記録」。 長年にわたり坂本龍一を取材してきたライターの吉村栄一が、自ら記録したその貴重な肉声と未公開エピソードを満載。加えてこれまで発表された雑誌、新聞、ライナーノーツなど数多のインタビューを踏まえ、執筆2年を経て書き上げた渾身の「音楽活動の歴史」。
  • サッカー万歳! ビバ!ペロータ(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 サッカーを愛する男、リー・小林・モボ。在日コリアン3世。世界各地のサッカーに魅せられた人々を追い続けている。表題作は女子サッカー黎明期に、選手として、審判としてボールを追い続ける人達のひたむきな姿を感動的に描いている。ほかに、第5回ナンバー・スポーツノンフィクション新人賞受賞作「マイ・ライト・フット」、’97年報知ドキュメント大賞優秀賞受賞作「ダブル」を併録。
  • さなぎの家 同級生いじめ殺害事件(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 1993年4月、中学三年の少年が同級生二人に暴行を加えられ殺された。いじめの結末だった。いじめる方の二人も、被害少年も、クラスから孤立していた。第一線の記者が“いじめ”の実態とその家族を徹底取材した揮身のルポルタージュ。
  • 真田幸村 家康をもっとも追いつめた男(小学館新書)
    4.0
    幸村の戦闘力を徹底解剖する! “日本一の兵(ひのもといちのつわもの)”と謳われた真田幸村(信繁)は なぜ家康本陣を崩壊させるほどの活躍ができたのか? それは豊臣への忠義か? 徳川への敵愾心か? それとも・・・・ いまなお絶大な人気を誇るこの戦国武将のすべてを、 日本テレビ系列『日本一受けたい授業』などで 多くの歴史ファンに支持されている 歴史作家・河合敦氏が綴った 真田関連読み物のなかでも完全保存版といえる一冊。 壮絶に散った大坂の陣はもちろん、 幸隆、昌幸、幸村と続く真田三代の戦(いくさ)上手な血脈、 関ヶ原合戦での心理戦、 幸村自身の好戦的な人間性、 大河ドラマのタイトルにもある「真田丸」築城の真実など、 貴重な史料を再検証し、 いままで明かされていなかった史実に迫る。 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
  • さらば愛しき競馬(小学館新書)
    3.5
    名伯楽が40年の競馬人生で体得したもの。 日本馬として初めてドバイワールドカップを制したヴィクトワールピサ、64年ぶりに牝馬のダービー馬となったウオッカ──調教師として数々の金字塔を打ち建ててきた角居勝彦氏だけに、「厩舎解散」の報せは衝撃を持って伝えられた。 「初めて馬に触れてから40年近く、競馬の世界でお世話になりました。本書では、その間に私が見たたこと感じたこと、そして勝つために努力したこと、勝つことで確信できたことなどを綴っていくつもりです。競馬に使う側の考え方や方法論を知ることで、大いに馬券検討の参考になるはずです。競馬を支えてくださったファンの方への恩返しのつもりで(中略)正直に打ち明けました」(本書「はじめに」より) トップステーブルはどういう基準で騎手を選んでいるのか、オーナーとのコミュニケーションは? レース選択のポイント、厩舎コメントに込められた思い、スタッフのマネジメント術から日本競馬界が抱える課題までファン垂涎「目からウロコ」の言葉の数々。週刊ポスト誌上での連載を元に大幅に加筆再構成。
  • 散歩屋漱石-漱石街歩き-
    -
    夏目漱石の歩いた散歩道の数々を、現地取材と原文引用で語りつくした、キング・オブ・文豪聖地めぐりガイドブック。 文豪・夏目漱石は引っ越しの多い人でした。また散歩が大好きな人でした。だから引っ越した先々で漱石は歩きまわり、歩きまわる中で彼の名作は生まれていったのです。千駄木、本郷、新宿、早稲田、神田、上野、浅草、鎌倉、修善寺、京都、大津、和歌山、松山、熊本……足跡は、記念碑にのみ残されているわけではありません。漱石の歩いた道々を、あなたも散歩してみませんか? それぞれの土地柄、そこで漱石に何があったか、それが作品にどう反映されているのか、漱石の小説、日記等を引用しながら語りつくした文豪聖地めぐりガイドブック。 ※この作品には一部カラーが含まれます。
  • ざこ検事件簿 罪作りな人々
    3.0
    お受験詐欺を働いたお母様先生の理屈、牛丼屋の卵にキレた男、車内暴力の復讐がとんだ結末に……など、雑魚のような事件に潜む人間の愚かさ、悲しさを元検事の弁護士が厳しくも暖かい視点で描く犯罪ノンフィクション。  お受験詐欺を働いたお母様先生の妙に説得力のある教育論、なんと投票率120パーセントのからくり、刑務所に戻りたいがために無銭飲食を犯し続けるおじさん、牛丼屋のタマゴにキレてとんでもない事件を起こした男などなど、日々ニュースとして流れない“雑魚みたいな事件”にこそ、人間の本性が現れる。検事出身の弁護士である著者が実体験に基づき、時に厳しく、時に暖かい視点で罪を犯してしまう人間の愚かさ、悲しさをヒューマンなタッチで描く犯罪ノンフィクションです。

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  • 雑草学研究室の踏まれたら立ち上がらない面々
    4.4
    そうだったのか! 雑草魂のほんとうの意味。 「雑草にとって大切なことはタネを残すこと。 だとしたら、踏まれても踏まれても立ち上がるって、 ムダなエネルギーを使っていると思わない?」 (本文より) 国立・私立 中学入試[国語]3年連続最頻出著者(2021~2023年 日能研調べ)であり、『はずれ者が進化を作る』『生き物の死にざま』の著者が初めて「私(自分)」を題材に、ライフワークである雑草と、イマドキな教え子たちを絡めてつづる、アンチ雑草魂エッセイ。 頑張りすぎたり、細かすぎたり、要領が良くなかったり・・・・・・不器用だけどまじめで実直な彼らとの日々は、常識に凝り固まりがちな教授のアタマと心をゆっくり溶かし、やがて気づかせる。 指示待ち学生が適確な指示を与えられたときに発揮する大きな力や、 好きなことしかやらない学生の視野の狭さがニッチな発見を生むことに。 効率を求めムダを省くのが優先される時代に、自分の武器をどう見つけるのか?  著者は苦労している割に報われない若者に、どんな言葉をかけるのか? 生きづらさに悩むZ世代、そしてZ世代との付き合いに戸惑う中高年にも、きっとヒントを与えてくれる一冊。
  • ざんねんな日本史 ~武田騎馬軍団はポニーに乗ってやってきた~(小学館新書)
    3.3
    知りたくなかった! ガッカリ英雄伝。 偉業を成し遂げた歴史上の英雄に、残念無念なエピソードあり。 知らなきゃよかった! と思うような英雄たちの「ざんねん」な裏話を、歴史作家の島崎晋氏が紹介します。時代は飛鳥・奈良・平安から明治まで、おおよそ70項目を掲載。 主な項目は「武田騎馬軍団はポニーに乗ってやってきた」「一休さんは飲酒に肉食、女犯の生臭坊主だった」「長谷川平蔵はインサイダー取引に手を出したことがある」「柳生十兵衛は隻眼ではなかった」「源頼朝は北条政子に生涯頭が上がらなかった」など、英雄たちが身近に感じられるイイ話が満載です。
  • 子宮会議
    3.3
    癌で子宮を喪った女優が綴った愛と勇気の書 「誰にも言えない秘密ができた。セックスが不自由であるという自分だけの悲しい秘密が――」 癌で子宮と卵巣を全摘出した女優・洞口依子さんが、癌の発覚から闘病、そして回復、再生までを、自らキーボードに向かい綴った愛と涙と勇気のドキュメント。子宮摘出後の身体的変化から、不安や喪失感に苛まれた心のありよう、そしてきわめてシリアスな夫婦間の問題にまで、女として妻として人間として、自らの子宮と対話をするように語り尽くした感動の書。絶望の底から這い上がろうとする力強い姿は読む者の胸を打ちます。彼女独特の言葉遣いで綴られた文章も読みどころのひとつ。

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  • 死刑執行 隣りの殺人者1(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 残忍な殺人者にも、肉親を想う優しい一面がある。自ら死刑を望むこともある。本書は、ある死刑囚の手記から描き出された殺人者の心の軌跡である。1975年、北九州市で4人を殺害した暴力団員川辺敏幸は、77年に死刑判決を受ける。しかし、彼は弁護士による控訴を取り下げ、絞首台への道を選んだ。母一人子一人の不幸な幼年時代から、凄惨な殺害現場の模様まで。母親へのインタビューも加えた迫真の犯罪小説。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 仕事師たちの平成裏起業
    2.8
    アングラ・ビジネス31業種を徹底取材! 「振り込め詐欺」のスーパートーク術、「ヤミ金」を進化させた「トイチ金融」のリスク分散法、平成の風俗「デリバリー・ラブドール」の新ビジネスモデル、高級盗難車を売りモノにする「ニコイチ屋」の錬金術、「ケータイ出会い系サイト」で年収1億を稼ぐ方法、歌舞伎町の「No.1ホスト」が語る女性学、……「オモテの世界」より格段に速いスピードでニュー・ビジネスが誕生する「ウラの世界」を丹念に取材、儲けのカラクリを徹底解剖。

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  • 私塾・坂本竜馬
    3.0
    武田鉄矢の「竜馬指南書」待望の文庫版を電子化。 2010年に出版されたベストセラーの文庫化です。 18歳の時に司馬遼太郎著『竜馬がゆく』に出合って以来、武田鉄矢は坂本竜馬の生き様にほとばしる思いを抱き続けています。 「自分の人生の中心線にいた人物」、「私に男を躾けてくれた」ーー竜馬は彼にとって、そんな特別な存在です。 本書は、竜馬の魅力を、今も残る貴重な資料と合わせて、独自の解釈で綴る、他に例を見ない「竜馬指南書」です。 竜馬の生き様から夢、仕事、恋、悩みなどを紹介し、そこに還暦を過ぎた自らの人生を重ね、今を生きる人に贈る「熱いメッセージ集」でもあります。
  • 舌の上の散歩道
    3.0
    生涯五万五千食の美味を選りすぐった名著! 『パイプのけむり』シリーズを始め、名随筆家と知られる作曲家團伊玖磨氏。中でも食随筆のファンは時代を超えて増えるばかりだが、数多い著作の中でも、幻の名著といわれる今作品が没後二〇年を機に装いも新たに登場。五万五千回の食事の記憶から、印象深い一皿一皿をユーモアと機知に富んだ筆致で描いたひと一冊。「海亀」「香港の蟹」「あざらし」「鰻」「虎骨木瓜酒」ほか今では食べられない幻の一皿から日常の何気ない料理まで滋味溢れる筆致で描いた、これぞ食随筆!の一冊。解説はエッセイストの平松洋子さん。
  • 史伝 北条義時 ~武家政権を確立した権力者の実像~
    4.8
    大河ドラマ「鎌倉殿の13人」必携の書。 2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の主人公・北条義時(演・小栗旬)の生涯に迫る一冊。著者は、現在、もっとも北条義時に肉薄していると評価される新進気鋭の研究者。姉・北条政子と源頼朝の結婚、頼朝の挙兵、平家との戦い、武家政権の成立、将軍代替わりを契機とする政権内の権力闘争、将軍暗殺、承久の乱・・・・など大河ドラマのストーリーをより深く理解し、楽しめる構成。新史料を元に初期鎌倉時代政治史のミッシングリンクを解明し、『吾妻鏡』以外の公家史料も駆使して、なぜ北条氏が執権として権力掌握に成功したのか、その真相にも迫る。さらに著者の勤務先(鎌倉歴史文化交流館)が鎌倉という「地の利」を活かして考古学の成果も活用。カラー写真・図版満載で、鎌倉散策のお供にもなる書に仕上がりました。読みやすくわかりやすい文章ながら、内容は深い。 ※この作品はカラーが含まれます。
  • 死ぬという大仕事
    5.0
    女流作家の話題の遺作がついに電子化! 2009年4月14日に死去した作家・上坂冬子氏の遺作を電子化。08年秋にがん再発が見つかり、手遅れと言える状態から、「緩和ケア」医療を選択することで残された時間を有意義に生きた記録。それは同時に、自らの病状を受け入れて、「いかに自分らしく死ぬか」を徹底して追求した時間でもあった。  また上坂氏は、望む治療が受けられない「がん難民」が多発する医療制度に疑問を抱き、自らの闘病を詳細に明かすとともに、病室で医師らにインタビューして原稿にまとめた。かつてない赤裸々な筆致で末期がん患者の本音と真実が語られた「最後の傑作」である。  発売当初から大反響が起きて原書は版を重ね、「死」をテーマとしたノンフィクションとしては異例のベストセラーとなった。  文庫化に当たり、当時の主治医ほか医療スタッフに再取材し、この3年間で医療現場、緩和ケア体制がどのように変わったかを追補したものを電子化した。

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  • シベリア追跡
    -
    シベリアを流浪した男の足跡を200年後に。 200年前、伊勢から江戸に向けて出帆した船が難破し、アリューシャン列島アムチトカ島に漂着した。その漂流民・大黒屋光太夫は、それから10年にもわたってシベリア全土を流浪した。本書は、当時の光太夫の足跡を辿りながら、零下59度にも下る極寒の世界から、巨大な蚊の大群に攻め悩まされる夏まで、100余日にもわたって現代シベリアを踏破したドキュメントである。 【ご注意】※この作品はカラー写真が含まれます。
  • しまむらとヤオコー -小さな町が生んだ2大小売チェーン-
    4.1
    物が売れる! 同じ町が発祥の2大小売業! 「ファッションセンターしまむら」を経営する(株)しまむらと、埼玉を中心に首都圏に食品スーパーを展開する(株)ヤオコーは、どちらも東証一部上場企業で、売上を着実に伸ばしてきたことで知られている。この2つの企業は、どちらも埼玉県小川町を発祥とし、一時期は同じショッピングセンターに共同出店するなどしてきた。しかし、経営スタイルは全く異なり、片方は、社員の中から社長を輩出する社風(しまむら)、もう片方は、同族経営。かたや、徹底したマニュアル重視(しまむら)、もう片方は、「個店経営」を標榜し、店長やパート社員に権限を与えて任せる風土。これらの違いは、創業期からの歴史が生んだもの。両社の歴史をひもとき、さらに現在の状況を取材することで、物が売れる、両社の経営術を明らかにします。

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  • 上海特電 アジア新世紀を読む人脈と金脈(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 アジア新世紀の鍵を握る都市・上海……折しも天安門事件10周年。新たな胎動を始めた中国の先端都市を牛耳る金脈と人脈をあぶり出す著者会心の書き下ろしノンフィクション。(1999年発表作品) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 宿命の子~笹川一族の神話~
    3.0
    父・良一を支えた笹川陽平の「復讐の物語」。  本書は、競艇の創設に尽力し「日本のドン」の汚名を背負った故・笹川良一氏と、ハンセン病制圧を中心とした慈善事業を担う三男の笹川陽平・日本財団会長の、父と子の物語である。  1899年に生まれた笹川良一氏は戦後、A級戦犯容疑者として巣鴨プリズンに収監。48年の釈放後、51年のモーターボート競走法制定に尽力、全国モーターボート競走会連合会、日本船舶振興会を設立し、会長に就任。競艇の売り上げの一部を慈善活動に使う集金システムは、「右手でテラ銭を集めて左手で浄財として配る」と揶揄され、90年代にはメディアが“笹川帝国”批判キャンペーンを繰り広げた。  ロシアの沈没船引き揚げに大金を投じるなど、暴走を始めた晩年の父を陰ながら支えた陽平氏は、父なき後、父が特に心血を注いできたハンセン病制圧活動をライフワークに据えた。ジャングルの奥地など世界のあらゆる場所に自ら赴き、薬を届けて啓蒙活動に身を捧げる陽平氏の姿を、著者・高山文彦氏は「これは大いなる復讐の物語だ」と捉え、数奇なる父子の人生を綴ったのが本書です。  本書は週刊ポストで2012~2013年に全74回にわたって連載された。 ※この作品には一部カラーが含まれます。
  • 宿命の戦記~笹川陽平、ハンセン病制圧の記録~
    -
    差別にまみれた感染症との果てしない戦い。 「右翼の大物」「日本のドン」と差別された笹川良一の三男として生まれ、晩年の彼を支えた笹川陽平(現・日本財団会長)のライフワークが、父の遺志を継いだハンセン病制圧活動だ。 彼は約40年にわたって、「業病」と恐れられてきたこの病気に戦いを挑んできた。世界各地のハンセン病患者の施設に自ら赴き、薬を届け、差別や偏見の撤廃を説く。「制圧」(有病率が1万人あたり1人未満)を達成するための施策を各国の元首と話し合い、実行に導く。こうした活動の継続によって、1980年代から現在までに1600万人を超える人々が治癒し、未制圧国はブラジルを残すのみとなった。 著者は約7年にわたって陽平の「戦い」に密着した。アフリカのジャングルから西太平洋の島国まで、ハンセン病患者や回復者たちが暮らす土地には、深い絶望と、かすかな希望が広がっていた。父の復讐を果たすかのように邁進する陽平の姿を、著者は「いま彼が実現しようとしているのは、ハンセン病差別の撤廃、人間としての権利・尊厳の獲得運動なのである。彼は暗黒の人類史に革命を起こそうとしている」と看破する。 日本人が知らない世界の現実、人間の真実を知るための一冊。
  • 少年Aの犯罪
    2.0
    芸能界デビューと騙されて、十五歳からソープランドで働かされていた少女の事件を綴った「吸血鬼プロダクション」、四十八歳の父親を刺殺した高一少年の心の闇に迫った「実父を殺した少年」、心の寂しさからか求められるままに男の欲求を受け入れ続けた「乱れた中学生」ほか、茨城県警拝命四十年の元刑事が、自ら捜査に当たった少年事件の数々から厳選し、二十四の掌編を書き下ろした。犯罪の低年齢化が社会問題となる中で、巷に渦巻く「なぜ彼らが」という疑問への回答がここにある。

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  • 昭和天皇・戦後 1 「人間宣言」
    5.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 太平洋戦争降伏で日本政府が抱いた最大の不安は、天皇の身体の安全と、天皇制が維持できるかにあった……昭和20年8月15日から始まった昭和天皇の歩みを、歴史ドキュメントの第一人者が克明に描く。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 昭和天皇は何と戦っていたのか 『実録』で読む87年の生涯
    -
    昭和天皇の87年の生涯を「追体験」できる。 宮内庁が24年余りの歳月をかけて作成した全61巻、1万2137ページ。そんな一大歴史資料「昭和天皇実録」を丹念に読み込んだ著者は、ダイアリー(日記)方式で87年8ヶ月の生涯を綴ります。 そこには、コップに水滴が一滴ずつたまるがごとく、日本が「戦争」に歩む姿が描かれています。21世紀の我々が昭和天皇の喜び、怒り、悲しみ、苦悩を知ることは、「激動の20世紀」を“追体験”することにほかなりません。 ――2019年3月完結予定の『実録』が、この一冊ですべて学べます。
  • 食と酒 吉村昭の流儀
    4.5
    人気作家・吉村昭に迫る書き下ろし文庫。 没後15年を経て、 いまだに広く愛読されている国民的作家、吉村昭。 膨大な史料の博捜と綿密な取材で、 日本人の知られざる歴史と 庶民の生活を描いた作家の唯一の楽しみは、 「食べること、呑むこと」だった。 吉村昭と、夫人で芥川賞作家の津村節子の生活の細部を、 二人が書いた随筆、小説、対談などから紐解いて、 吉村昭が愛した日本の食と酒、 そして取材旅行で訪れたさまざまな町の味を紹介する。 吉村文学の原点である戦争体験と療養生活、 夫婦で北海道をさすらった不遇時代の記憶などが、 吉村昭の「食と酒」への執着とどう関わっていたのか。 下町に生まれ、 人との関わりを何よりも大切にした吉村昭にとっての 「いい旅、いい味」とは何だったのか。 夫婦ともに多忙な作家だった吉村家の毎日の献立は?  吉村昭の食と酒、そして旅を通じて浮かび上がる夫婦の絆と愛情を、 作家・谷口桂子があますところなく記す、完全書き下ろし文庫。 巻末解説は吉村昭と交友があった直木賞作家、出久根達郎氏。
  • 食の達人たち フードストーリー
    4.0
    食の達人18組の人生ドラマ。 光文社『BRIO』で人気連載だった『フードストーリーズ』が電子書籍で初登場します。京料理、寿司、ふぐ、フレンチ、中華・・・。一流といわれる東京の名店から、地方でひっそりと営業している小さな料理店まで、食に携わる達人たちを訪ねて、彼らの仕事と人生を克明に追ったノンフィクション作品です。「おいしい料理と珍しい料理は違う」(京味)というように、食とは何か、ものを作るとは何かをテーマに『キャンティ物語』の著者としても有名なノンフィクション作家の野地秩嘉氏が皿の裏にある涙と感動のドラマを徹底取材。

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  • 白菊-shiragiku- 伝説の花火師・嘉瀬誠次が捧げた鎮魂の花
    4.0
    日本一感動する花火の原点はここにあった。 「三尺玉」「ナイアガラ」そして復興祈願花火「フェニックス」……。 日本三大花火大会の一つに数えられ、毎年百万人もの観衆を集める新潟県・長岡の大花火は、見ているだけで涙を誘われる“日本一感動する花火”とも評されている。 なぜ、花火で泣けるのか?  「涙の理由」を知るべく、著者は、半世紀以上にわたって長岡花火を打ち上げ続けてきた花火師・嘉瀬誠次(九十二歳)への取材を重ねた。その花火づくりに大きな影響を与えてきたのは「戦争」「シベリア抑留」という苛酷な経験であり、嘉瀬が亡き戦友への想いを込めてつくった花火「白菊」にこそ疑問を解く鍵があった――。 「伝説の花火師」の生涯をたどり、感動の真実に迫るノンフィクション。
  • 白土三平伝 カムイ伝の真実
    4.5
    白土三平が生涯かけてカムイ伝を描く理由。 2011年に発売された『白土三平伝~カムイ伝の真実』の文庫化。 その作品を高く評価されながら、長い間、世に全く登場しないコミック界の巨人・白戸三平。昨年米寿を迎えたが、いまだその存在や生活は謎に包まれている。この本格的な評伝は15年余りにわたって白土氏に寄り添いながら、直にその仕事ぶりに触れ、「伝説の漫画家」との対話の中から生まれた肉声をふんだんにちりばめた、毛利甚八の貴重な記録でもある。本書を読み、白土三平の真実を知ったときに『カムイ外伝』『カムイ伝』をいま一度読み直したい気持ちになる1冊である。(敬称略)
  • 真剣師小池重明の光と影(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 アマ将棋界の強豪、小池重明は44歳の若さで短い生涯に投了を告げた。高段位の花形プロを次々と打ち負かして無類の強さを発揮する一方、人妻との駆け落ちをくり返した破綻の人生だった。真剣師とは賭将棋を生業とする、いわば将棋のギャンブラーのことで、その稼業はいまや完全に消滅している。小池の晩年を伴走した団鬼六氏だからこそ書けるエッセイや小説に加え、小池自身が書き残した『自叙伝』を収録し、最後の天才真剣師の実像に迫った。
  • 真説「日本武将列伝」
    3.6
    直江兼続から高杉晋作まで、58武将の実像! 戦国時代を見よ! まず謎めいた北条早雲があらわれた。織田信長がいた、明智光秀がいた、武田信玄がいた、上杉謙信がいた、直江兼続もいた。 江戸時代はどうだ。松平忠直がいた、天草四郎時貞がいた、大石内蔵助もいた。大塩平八郎がいた、そして幕末には高杉晋作や坂本龍馬などがあらわれたではないか。 綺羅(きら)星のごとくあらわれた、英雄、梟雄(きょうゆう)、軍師たちには「歴史の段階的発展理論」など関係ない。運命にのぞみ、人間くさく立ち振る舞い、闘い、倒れ、そして日本の歴史を燦然と輝かせた。その魅力を、『逆説の日本史』の著者が、異色の武将列伝として描き出した。 目次 北条早雲-五十六歳から戦国大名に 斎藤道三-修正されたスーパースター像 松永久秀-中年をすぎて登場した梟雄 北条氏康-郡雄割拠の関東を制圧 武田信玄-最強軍団の意外な弱点 柴田勝家-鬼柴田とよばれた猛将 生駒親正-豊臣政権の「監査役」的老将 明智光秀-なぜ本能寺の変を起こしたか 石川数正-ヘッドハンティングされた武将 上杉謙信-天下を取らない正義漢 ほか

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  • 「深層」カルロス・ゴーンとの対話~起訴されれば99%超が有罪になる国で~
    4.5
    元特捜検事が全ての“深層”を聞き出した! ゴーン氏は出国後、各国メディアの取材に「この事件は日産と検察が組んだクーデターであり、私は罪に問われるようなことはしていない」と主張したが、詳細を明らかにしなかったことから、日本国内では「ただの言い逃れ」との批判を浴びた。実はその詳細を、彼は日本出国前に明らかにしていた。元特捜検事で、事件当初からこの事件の不当性を主張していた郷原信郎氏のインタビューに応じ、10時間以上にわたって真相を話していたのだ。出国後もレバノンとのテレビ電話で取材を重ね、日産、検察、日本政府の事件への関与について、実名を挙げて明らかにしている。「検察は大きな力の操り人形だった」――ゴーン氏の証言をもとに、事件の“深層”を明らかにする。
  • 親日を巡る旅 ~世界で見つけた「日本よ、ありがとう」~
    3.5
    世界は「親日」で溢れていた! 世界各地を訪れ、現地の人々と交流した筆者が見たのは、日本人が想像もしない各国の親日ぶりだった。 一部の国の「反日」ばかりがクローズアップされるなか、その他の多くの国々では、日本の過去の貢献や功績をいまも語り継いでいたのだ。 親日の背景には、そうした先人たちが流した汗、払った犠牲があった。日本人が忘れてしまった歴史の真実に光をあてる。 ◎ミャンマーが忘れない独立支援の恩 ◎カンボジアの紙幣に描かれた日の丸 ◎ガダルカナルで日本兵を弔う人々 ◎ポーランドで語り継がれる孤児救出 ◎フィンランドが熱狂した日露戦争勝利 など、12か国の親日とその背景に迫る。 現地の人々の貴重な証言と、各地で撮影した戦跡や歴史的遺物の写真も多数収録。 ※この作品はカラーを含みます。
  • 新・馬場派プロレス宣言(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 プロレスを、ジャイアント馬場を30余年にわたって愛し続けた男が綴る、熱く切ないエッセイ集。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • JFKを撃った男 テロリストの眼から暗殺のナゾを解く(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 1963年、テキサス州ダラスでアメリカ合衆国38代大統領ジョン・F・ケネディ暗殺事件は起こった。合衆国のみならず全世界を巻き込み、その後の国際情勢に大きな影響を与えた世紀の大事件、その真実を検証する。英雄として語られるJ・F・Kとケネディ一族の虚像を暴き、その実像に肉薄する、迫力の書き下ろしノンフィクションノベル!! ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 時速5キロの歩き旅 リヤカー引いてアフリカ縦断
    4.0
    リヤカー引いてアフリカ縦断徒歩の旅。 吉田正仁氏は、2009年1月に中国の上海からユーラシア大陸を横断すべく歩き始めました。 すべての荷物をリヤカーに載せて。1年9か月後にはユーラシア大陸最西端のポルトガル・ロカ岬に到着。 その後、2011年10月まで北米大陸横断、2012年6月までにオーストラリア大陸を縦断し、 東南アジアを経て上海に戻ったのが2013年8月。総歩行距離は4万キロを超えました。 このことで地元鳥取県から「鳥取県栄光のチャレンジャー賞」を授与されます。 2014年10月にはアフリカ大陸縦断を目指してエジプトに旅立ちました。もちろんリヤカーを引いて。翌年7月には南アフリカの喜望峰に到着。 その後も南米大陸縦断~北米大陸縦断と旅を続け、2018年4月に帰国しました。 本書は、吉田氏が今回の旅で最も印象的だったと言うアフリカ大陸のエピソードをまとめるものです。 ほぼ1年の旅で出会った人たちや、遭遇したアクシデント、言葉を失うほどの絶景などを存分に語ります。 時速5キロの徒歩旅だからこそのエピソードが満載です。 吉田氏は「小さな1歩であっても、それを継続し、積み重ねることで遙か遠くの目的地に達する」と言います。 ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 13人の危ない男たち 仕事・恋愛・熱き心を語る(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 村上龍、内藤剛志、小林よしのり、鳩山由紀夫、久世光彦ほかが語る恋と人生。インタビュアー岸本裕紀子の誘いにのって彼らが明かした、“かたちが見えない新・恋愛時代”の男論・女論。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 人生いつでもやり直せる 昔ヤクザ、今牧師(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 大阪・桃谷の路地奥にある小さな教会。ここには、さまざまな非行や問題行動に走る青少年やその親たちが、“救い”を求めてやってくる。牧師をつとめる金沢泰裕は元ヤクザ。自らの壮絶な青春と、更正するために味わった苦悩の体験を隠すことなく、悩める若者たちの心と共にあろうと奔走する日々を追う。
  • 人生賭けて ~苦しみの後には必ず成長があった~
    3.5
    新監督の壮絶なる野球人生を見よ! 第33代阪神タイガース監督に就任した金本知憲。プロ野球選手として、連続フルイニング出場1492試合(世界記録)、プロ通算本塁打476本(歴代10位)、プロ通算安打2539本(歴代7位)、プロ通算打点1521点(歴代8位)など輝かしい記録を打ち立てた彼の壮絶な野球人生を紐解く、引退を決めるまでの決意や彼の野球人生に強く踏み込んだ一冊。 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • スキャンダル ~墓場まで持っていかない話~
    3.0
    昭和の芸能事件が蘇る骨太ノンフィクション。 「掴んだ“事実”は全部出す」「徹底的に追い詰める」そんな文春砲の手法に最近では批判の声も少なくないが、有名人のスキャンダルへの読者の関心は相変わらず高い。それでは写真週刊誌、女性週刊誌が全盛だった時代、当時の編集者や記者は何をどう取材し、どう伝えてきたのか。ネタ取り、裏取り、張り込み、ネゴ、あつれき…熾烈な取材活動の中で、彼らはたったひとつの“掟”を守りながら数々のスクープを飛ばしていった。女性セブン創刊55周年のいま、その真実をすべて明かす。 ●沖雅也 涅槃にて ●百恵さんの大勝負 ●ショーケンと墓標 ●聖子という空前絶後 ●大西結花と失踪社長 ●堀江しのぶ 死に化粧 (2018年10月発表作品)
  • 3D世界規格を作れ! ブルーレイ統一から3Dテレビへ。日本メーカーの誇りをかけた戦い。
    4.0
    勝者は誰だ!古くは、VHS対ベータのビデオ戦争。その後の、CDをめぐって世界の企業が争った規格戦争。そして、記憶に新しいブルーレイvs HD DVD規格の綱引き……。つねに、世界標準となる規格を得たものが勝者となっていく。そのため、世界中の企業が離合集散を繰り返し、熾烈な戦いを繰り広げてきた。 昨年、映画『アバター』の成功を機に、家庭のテレビはアッという間に3Dテレビ時代に突入した。日本メーカーでは、パナソニック、ソニー、東芝などが、DVD規格での協力関係や敵対関係を微妙に引きずりながら、それぞれが持つ特許と得意技術をもとに駆け引きを繰り広げる。  ただ、過去の企業戦争とちがっていたのは、ハリウッド映画産業の意向だった。しかも、ディズニー、ソニー・ピクチャー、ワーナー、20世紀フォックスといったビッグ・カンパニーがそれぞれの思惑で日本企業を巻き込んで暗躍を始めていたのだ……。 3Dテレビが、日本の家電企業の救世主となり、世界標準の座を奪うことによって、一気に世界経済の中心に躍り出るまでの全舞台裏を明かす、インサイド・ドキュメント。

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  • 成功する地方自治 岐阜「夢おこし県政」の現場から(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 官僚出身知事でも、アイディアと行動力でこれだけのことができる、と示した岐阜県「夢おこし県政」の12年間をモデルに住民本位の地方自治を考える。伝統・文化を生かしながらIT革命、自治体外交を成功させた記録。
  • 世界で一番いのちの短い国 シエラレオネの国境なき医師団
    4.0
    医療事情が世界最悪の国で奮闘する医師の姿 平均寿命34歳(2002年)、日本のわずか半分以下。世界で最も医療事情が悪い国、西アフリカのシエラレオネ共和国。十年以上も内戦が続き、病院の建物は壊れ、医師や看護師も国外に逃げ出している。この医療システムが崩壊した、世界で一番いのちの短い国に派遣された医師が、寝食を忘れ、力を尽くして、目の前のいのちを救っていく……。そして、その国の未来のため、帰国したあとの医療レベルが維持されることを願い、さまざまな困難を乗り越え、現地スタッフへの教育にも取り組む。「本当に意味のある国際協力」を求め続ける医師の涙と笑いの奮闘の記録。 ●山本敏晴(やまもと としはる) 1965年宮城県仙台市生まれ。医師・医学博士・写真家・国際協力師。南アフリカにて人種差別問題に衝撃を受け、中学校の頃から数十か国を撮影。「本当に意味のある国際協力」について考え続ける。2000年より数々の国際協力団体に所属、アフリカや中東で医療援助活動を行う。2003年より2年間、国境なき医師団・日本理事。2004年、都庁からNPO法人の認証を受け「宇宙船地球号」を創設。「持続可能な世界」の実現を目指し、世界に目を向ける人々の育成を行う。 ※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

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  • 世界で一番売れている薬~遠藤章とスタチン創薬~(小学館新書)
    -
    世界を救う“奇跡の薬”は日本人が生んだ。 ガードナー国際賞、ラスカー臨床医学研究賞、アルパート賞、ウィーランド賞……海外の著名な医学賞を次々に受賞し、日本人初の全米発明家殿堂入りも果たした農学博士・遠藤章。その遠藤博士が世界で初めて発見したのが、コレステロール値を下げて心疾患や脳梗塞の発症を抑える高脂血症治療薬「スタチン」だ。この“世紀の薬”は、いかに生まれ、どのような運命をたどったのか――。 “ノーベル賞に最も近い日本人”の1人とされる遠藤博士による新薬誕生のドラマから製薬・医学界の熾烈な開発競争までを描く“奇跡の創薬”物語。 本書には、多くの日本人の心に響く遠藤博士の言葉が並んでいる--。 「自分の将来を決めるのは自分だけしかいない」 「挑戦するなら、大きなこと。社会的関心も大きいものから選びなさい。夢はタダだから、大きいほうがいい」 「今の時代、お金が大事といいますが、人が本当に生きる喜びや価値を見出せるのは、使命感を持って世の中のためになることをやった時。私は、日本の会社や日本のためというより、世界中で必要とされているからやろうと考えて挑戦してきました」 「人のいやがることに、大きな発見があることが多い」
  • 世界で最も危険な男 ~「トランプ家の暗部」を姪が告発~
    3.3
    トランプ家の暗部を臨床心理学者の姪が告発。 11月の大統領選で再選を目指すトランプ大統領。そのトランプの兄の娘で臨床心理学者のメアリー・トランプ氏による衝撃の告発本。 メアリー氏が、「自分のおじが、どのようにして世界の安全や経済、社会の仕組みを脅かす男になったか」を、一族の闇の歴史に光を当ててすべてを詳らかにした。 トランプが替え玉受験で名門ペンシルバニア大学に入学したエピソードから、父親の脱税を手伝っていた決定的証拠まで、家族だけが知る驚愕の事実が次々に明かされる。 この本を執筆したメアリー氏に対し、トランプ大統領は大激怒! 大統領の弟が出版差し止めの訴訟を起こしたが、裁判所が最終的に出版を許可した。世界騒然、全米でヒットした大ベストセラーついに日本発売! <著者紹介> メアリー・トランプ(Mary L. Trump) 1965年生まれ。ドナルド・トランプ大統領の兄、フレッド・トランプ・ジュニアの娘。臨床心理学者(博士)。現在、ニューヨーク在住。
  • 世界に一軒だけのパン屋
    4.0
    国産小麦100%を実現!奇跡のパン屋物語。 北海道十勝に店を構える小さなパン屋『満寿屋』。 一見普通の店に見えるが、実は業界でも不可能といわれた国産小麦100%使用を成功させ、そして年商10億円を売り上げる、奇跡のパン屋なのである。 水は大雪山の雪解け水を使い、小麦はもちろんバター、牛乳、砂糖、酵母、小豆まで地元産を使用。 安全、安心、そして究極の国産パンを造ろうとチャレンジを続けてきた世界でも希なパン屋3世代の熱いドラマを描く。 ベストセラー『サービスの達人』『イベリコ豚を買いに』著者が贈る、傑作ノンフィクション。 ※この作品は単行本版として配信されていた『世界に一軒だけのパン屋』の文庫本版です。
  • 世界を変えた!スティーブ・ジョブズ
    4.0
    ジョブズから子どもたちへの熱いメッセージ パソコンやラップトップ、MP3プレーヤーやスマートフォンは、いまや私たちの生活には欠かせないものとなっていますが、どれもわずか30年前には存在しませんでした。すべては、スティーブ・ジョブズが21歳の時に、親友とアップルコンピュータという会社を創設したことから始まります。このときジョブズは、コンピュータはいずれ一般家庭にまで広まると考えていました。1980年代当時、それは、誰にも想像もできないことでした。 本書は、そんな誰も考えなかったようなことを実現し、いとも簡単にやってのけた天才ジョブズの伝記の決定版です。 ジョブズは、何にインスパイアされたのか? どうやってこの仕事をしてきたのか? また、何が彼を突き動かしていたのか? この本の中に、革新者であり、反逆児であり、天才児のジョブズのすべてがあります。 彼の残した言葉の一つ一つは、子どもたちに生きる勇気を、未知の世界を開拓する勇気を与えてくれるでしょう。そして「芸術と科学の交差点」で、それまで誰も想像したことがなかった全く新しい製品を生み出し、世界を変えるために挑戦を続けてきた、ジョブズのすごさに感動を覚えるでしょう。

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  • 千昌夫の教訓(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 2000年2月4日、千昌夫の経営する不動産会社が、東京地裁に特別清算を申請した。一時は資産2000億円以上といわれた「芸能界一の大金持ち」に何が起きたのか。バブルとその崩壊に踊った一実業家の物語として分析。
  • 絶望裁判1 ~自殺サイト・快楽殺人・死体マニア~
    4.0
    自殺サイト、快楽殺人、死体マニア……。戦慄の犯罪法廷ノンフィクション。 ここに、近年起こった数々の凶悪かつ異常犯罪の記録がある。それは、著者が追った全国各地の裁判傍聴記録。プロローグには、子供を含む一家6人と男性1人を殺し合わせた前代未聞の事件、福岡・北九州市監禁連続殺人事件を収録。第1部は、ネット社会にはびこる闇サイトの恐怖とシリアルキラーの事件を追う。大阪「自殺サイト」連続殺人事件、愛知・岡崎市“死体マニア職員”少女殺人事件、千葉・デリヘル嬢絞殺遺体放置事件など。信じられないほど残酷な、生々しい真実を赤裸々に綴る。 この作品は『絶望裁判 平成「凶悪事件&異常犯罪」傍聴ファイル』の、「第1章 シリアルキラー&異常殺人」の内容となります。

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  • 絶望裁判 平成「凶悪事件&異常犯罪」傍聴ファイル
    3.7
    あなたは彼らにどんな判決を下しますか? 戦慄の犯罪法廷ノンフィクション! 子供を含む7人を抹殺した稀代のシリアルキラーから、魂をも凌辱する連続レイプ魔、女の性が引き起こしたSM刺殺事件まで、陰惨な事件の法廷で明かされた、聞く耳を疑う証言の数々――そこに希望はあるのか? 近年、人々の「体感治安」はますます悪化している。しかし、頻繁に起きる凶悪事件・異常犯罪は、発生当初こそマスコミを賑わすものの、時と共に風化し、その全容が解明されるまで報じられない事件も少なくない。著者は、そうした事件を追って全国各地で傍聴取材を敢行、被告や証人たちの驚くべき言動を記録し続けた……。 『週刊ポスト』の好評連載を収録。今後、裁判員制度の対象となる殺人や傷害致死などの過去の重大事案を中心とした全48事件、戦慄の連続傍聴記。 この作品は、分冊版の以下の内容が全て含まれます。 「絶望裁判1 ~自殺サイト・快楽殺人・死体マニア~」 「絶望裁判2 ~SMプレイ・女通り魔・騒音おばさん~」 「絶望裁判3 ~連続レイプ・実娘強姦・強制わいせつ犯~」 「絶望裁判4 ~拉致・リンチ・虐待~」 「絶望裁判5 ~監禁・偽装・ストーカー~」
  • 絶望の超高齢社会~介護業界の生き地獄~(小学館新書)
    4.3
    これが介護業界の深すぎる闇の実態だ!  2015年には65歳以上のお年寄りが26.7%を超え、80歳以上の高齢者は1000万人を超えた。他に類を見ない超高齢社会がやってきたのである。団塊世代が後期高齢者となる2025年には現在の介護職を38万~100万人増やさなければ、パンクするとさえいわれているが、低賃金かつ重労働ということもあり、達成することは難しい。現在、介護の現場で何が起きているのか。  低賃金で介護職だけでは食べていくことができない女性介護職は風俗や売春を余儀なくされている現実がある。その逆に、稼げなくなった風俗嬢が垣根の低い介護業に続々入職してもいる。介護によって精神を壊された男女が集まる「変態の館」も存在する。また、暴力団がその名を隠して運営して、国から助成金を詐取したりするのは当たり前、法務省が刑期満了者を介護職に送り込むなどもうメチャクチャだ。  国は苦肉の策で、介護を重点配分する外国人技能実習制度が始めるが、途上国から集まるだけに低賃金は絶対に改善されない。長生きは幸せなことである―日本ではずっとそのような価値観が根付いていた。しかし、これからは長生きが幸せとは言えない時代が到来しようとしているのだ。
  • 全告白 後妻業の女~「近畿連続青酸死事件」筧千佐子が語ったこと~
    3.6
    あの「後妻業殺人犯」の獄中告白。 筧千佐子と交際、結婚し、間もなく亡くなった高齢男性は10人以上とも言われ、千佐子が彼らから相続した不動産や預貯金の合計額は10億円と見られています。 著者の小野一光氏は、事件取材の大ベテラン。これまで多くの殺人事件を取材し、様々な殺人犯を見てきました。その彼が、丹念な周辺取材をし、公判にも通って、ついに千佐子への獄中インタビューに成功します。 過去に例のないほど大規模な「後妻業殺人事件」を起こした動機とは? 手口は? そして被害者への思いに至るまでを千佐子にぶつけています。 そのほか、 怒りに震える被害者の親族たち 彼女が高齢男性との出会いの場として使っていた結婚相談所 殺害されなかった元交際相手 など、千佐子以外のキーマンの告白も掲載。 圧倒的な取材力で事件の真相に迫っています。
  • 全集 樋口一葉 一葉伝説
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 余りに短かかった一葉の生涯と鮮烈な芸術の光芒が数々の伝説を生んで、その実像を見えにくいものにした。ここに収めた妹邦子、師中島歌子、「文学界」の人々等20余人の回想録は生身の樋口夏子を生き生きと甦えらせる。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 全集 樋口一葉 4 評伝編
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 瀬戸内晴美氏による書き下ろし評伝ほかを収録。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 前夜
    3.0
    「笑いのカイブツ」作者、これが限界到達点。 15才の時に芸人になりたいと思った。でも、オカンに反対され、NSC(吉本の新人養成所)入りを断念。19才のとき、活路を開くために大喜利でひたすら経験値を積み上げることを自分に課し、睡眠時間3時間以外はすべてネタ出しに没頭。27才まではこの生活を続ける決意をする。21才でケータイ大喜利でレジェンドの称号を獲得。24才で人気芸人のラジオ番組の作家になる。しかし、25才で心が折れる音を聞いた。限界だった。 そこまでの私闘の日々を綴った「笑いのカイブツ」を刊行するも、気がつけば、スーパー玉出のストロング缶と女に走る日々が続いた。やがてなけなしの有り金を注ぎ込んでの海外逃亡。 そして、コロナ渦のなかで、僕は久しぶりに110円のボールペンを握っていた。再び、ノートをネタで真っ黒に埋め尽くすために。 絶望。逃亡。一縷の希望。「笑いのカイブツ」作者、恐らくこれが限界到達点。
  • そして陰謀が教授を潰した ~青山学院春木教授事件 四十五年目の真実~
    -
    教授による教え子強姦事件は有罪か、無実か。 本作は、1973年に青山学院で起きた「教授による女子学生強姦事件」の真相を、 元新聞記者である著者が執念をもって追いかけた45年の集大成となるノンフィクション。 青山学院法学部・春木猛教授(当時63歳)が、教え子の同大文学部4年生の女子学生へ、3度に亘る強制猥褻・強姦致傷の容疑で逮捕される。 春木教授は懲役3年の実刑が確定し、一応の決着とされるが、 教授自身は終生「冤罪」を訴え、無念のまま亡くなった―― 事件当時、新聞記者だった早瀬氏は、事件の裏にある、 女子学生の不可解な言動や、学内派閥争い、バブル期の不動産をめぐる動きなど、 きな臭いものを感じ、45年かけて地道に取材を続けます。 有罪なのか、冤罪なのか、 事件だったのか、罠だったのか……。 本書は、その取材の記録と、 早瀬氏なりの「事件の真相」に迫る作品。 小説家の姫野カオルコ氏による文庫解説も必読です。
  • 空に星があるように ~小説 荒木一郎~
    4.0
    愛が消えるとき、歌が生まれた。 歌手、俳優、マジシャン、そして作家。多彩な才能を持つ荒木一郎が78歳にして四半世紀ぶりに送り出したのは、自らの代表曲「空に星があるように」を冠した大河青春小説である。60年代の映画・テレビ界を舞台に、荒木自身の彷徨する魂が躍動的な筆致で描かれる。 吉永小百合、岩下志麻、十朱幸代、大原麗子・・・同時代を輝いた女優たちとの美しい思い出の数々にはじまり、伝説のジャズバー「ありんこ」での不思議な交遊録、名曲「空に星があるように」誕生の秘密、「日本春歌考」ほか映画出演秘話など逸話が続々と披露される。 ――他人を哀れむという感情とか、思い出の一部みたいなものではない。まるで自分が彼女自身を体験しているみたいな、頭や体の中に彼女の感情を痛みとして感じ取っているようだった――本文より 愛が消えるとき、歌が生まれた。 これは荒木一郎の新たなる代表作である。
  • それ行け!! バックパッカーズ1 アジアの純愛(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 体ひとつで、アジア諸国を旅するバックパッカー。異国での恋は、飾りを捨てた男と女がすべてを懸けてのめり込む〈純愛〉になるケースが多いという。現役バックパッカーが自らの体験を綴った十数話のラブストーリー。旅先での恋愛を、笑えてホロリとくる構成に仕上げた書き下ろしノンフィクション。
  • それでも運命にイエスという。
    4.3
    電子書籍で先行配信! 向井理主演で話題の映画『僕たちは世界を変えることができない。But,we wanna build a school in Cambodia.』(2011年9月23日より全国ロードショー)原作者が書いたカンボジアのエイズの実態に迫ったドキュメント・ストーリー。――毎年1万人以上の人間がエイズで死亡しているカンボジア。HIV母子感染によって15歳まで生きられない子どもたち。親のHIV治療費を稼ぐため毎晩1回5ドルで好きでもない男とセックスする少女。政府により強制移住させられたHIV村、末期のエイズ患者が集まるホスピスなど……。前作『僕セカ』でも描かれたエイズ病棟での患者との出会いと別れをきっかけに、カンボジアのエイズに関するドキュメンタリー映画『それでも運命にイエスという。』を製作した著者が、その活動の一部始終を綴った魂の記録。日本で全国上映会を行うまでの様子も写真入りで収録。熱い衝動に突き動かされて始めたものの、何度も「無理なんじゃないか?」と不安になり、逃げ出しそうにもなった。しかしさまざまな思いが交錯し、見て見ぬふりだけはしたくなかったという心の葛藤などもがありのままに綴られている。読んだ人の“心が動く”を超えて“体が動く”きっかけに、という願いが込められた真実の物語。

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  • 孫正義が吹く(小学館文庫)
    3.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 財界から異端視され、冷遇されながらも、自らの考えをつらぬき通して10兆円企業の社長となった孫正義。米誌の“マン・オブ・アジア”にも選ばれた時代の寵児はどんな思想のもとに動くのか。その原点がここにある。
  • タイワニーズ 故郷喪失者の物語
    4.3
    彼らがいたから、強く、深くつながり続けた。 戦前は「日本」であった台湾。戦後に「中国」になった台湾。1990年代の民主化後に自立を目指す台湾。戦争、統治、冷戦。常に時代の風雨にさらされ続けた日本と台湾との関係だが、深いところでつながっていることができた。それはなぜか。 台湾と日本との間を渡り歩いて「結節点」の役割を果たす、多様な台湾出身者の存在があったからである――まえがきより 台湾をルーツに持ち、日本で暮らす在日台湾人=タイワニーズたち。元朝日新聞台北支局長の筆者が、彼らの肖像を描き、来歴を辿りながら、戦後日本の裏面史をも照らす。 【目次】 ・蓮舫はどこからやってきたか ・日本、台湾、中国を手玉にとる「密使」の一族 辜寛敏&リチャード・クー ・「江湖」の作家・東山彰良と王家三代漂流記 ・おかっぱの喧嘩上等娘、排除と同化に抗する 温又柔 ・究極の優等生への宿題 ジュディ・オング ・客家の血をひく喜びを持って生きる 余貴美子 ・「551蓬莱」創業者が日本にみた桃源郷 羅邦強 ・カップヌードルの謎を追って 安藤百福 ・3度の祖国喪失  陳舜臣 ・国民党のお尋ね者が「金儲けの神様」になるまで 邱永漢
  • 谷啓 笑いのツボ 人生のツボ
    -
    ワハハ本舗主宰者の喰始(たべ・はじめ)が人間「谷啓」に迫る、未発表・最後のロングインタビュー! のんびりしたやりとりなのに、静かな迫力があるんですよ。おとなってのは、おそろしいものです。-糸井重里 2010年9月11日に78歳で亡くなった俳優・コメディアンの谷啓。戦後のジャズとの出会い、クレージーキャッツへの参加など、内容は多岐にわたり、生き方、趣味、老後など、さまざまなテーマについてひょうひょうと語った、珠玉の対談集。 ◎主な内容◎自然体ってなんだろう/ジャズとの邂逅、映画の夢/僕は一番クレージー?/お客はすごかった/クレージーキャッツとドリフターズ/ホステスと芸者/植木等はすごい!/一生懸命と適当 ほか 【著者プロフィール】1947年生まれ、高知県出身。日本大学芸術学部在学中に『ゲバゲバ90分』にて放送作家としてデビュー。『カリキュラマシーン』『天才タケシの元気が出るテレビ』など、多くの番組の脚本を執筆。1984年に設立した劇団WAHAHA本舗を主宰し、作・演出も手がけている。

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  • タフ&クール ~Tokyo midnight レストランを創った男~
    -
    東京の夜を彩るレストランを生み出した男の波乱な人生。 新型コロナ対策の営業制限に対し、東京都を提訴したことで話題を呼んだ、グローバルダイニング長谷川耕造社長の波乱に満ちた自伝。ラ・ボエム、ゼスト、タブローズを始め、2002年にブッシュ大統領がお忍びで訪れたことで話題となった港区西麻布のレストラン・権八など、伝説の有名レストランを次々に作り出してきた長谷川耕造氏。横浜の酒屋の長男に生まれ、湘南高校を経て早稲田大学に学ぶも、中退してヨーロッパを放浪。帰国後、六本木にゼスト1号店をオープン以来、東京の夜を彩る様々な「大人の店」を送り出してきた。優秀な人材の育成と別離、そして上場へ。「本当のベンチャー経営者とは彼のこと」と評される長谷川氏の人生ドラマがここに。 (底本 2010年9月発行作品)
  • ダイアナ・メッセージ(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 聖と俗の狭間を奔放に駆け抜けたダイアナ妃の軌跡。それは一人の女性の魂の戦いでありながら、同時に、多くの女性たちへの励ましのメッセージである。彼女の突然の死によってその事実は一層明確な相貌を現した。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 大震災でわかった学校の大問題 被災地の教室からの提言
    3.0
    大震災の現場から政府の教育政策を問い直す! 東日本大震災は、とくに岩手・宮城・福島の三県に未曾有の事態をもたらしました。被害からの「復旧」「復興」が急がれています。特に、子どもと教育の問題については、先送りにできない緊急の課題です。 本書は、長年、教育現場での実践について研究してきた第一線の教育学者が、現場の声をふまえて、今何をなすべきか、これからどう進めていくべきなのかを提言するものです。 現場のことを知らない「お上」からの画一的な指示では、「想定外」の事態に対応できないのは、原発事故の対応と同じだと言えるでしょう。大震災は、効率やコストを重視し過ぎることの問題を浮き彫りにしました。今後の復興においては、多様性や分権を大切にしなければなりません。教育についても同様です。管理強化と効率第一主義の「改革」によって、先生が子どもと向き合う時間がなくなった現状を改め、教育を子どもと先生のもとへ取り戻すことの大切さを訴えます。

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  • 大脱走 英雄〈ビッグX〉の生涯
    -
    あの大脱走を指揮した男の、知られざる生涯。 スティーブ・マックイーン主演の名作映画『大脱走』(63年)のモデルとなった、第二次世界大戦中最大、200人の大脱走計画。この計画を指揮した実在の人物、〈ビッグX〉ことロジャー・ブッシェル少佐の34年の生涯を描いた伝記が本邦初訳されます。  映画ではリチャード・アッテンボローが演じた、空前絶後の集団脱走を指揮したロジャーとはどんな人物だったのか。著者は、本人の手紙や母の日記、公文書などの記録、生存者の証言からその人物像に迫ります。法廷弁護士資格を持ち、スキー選手としても活躍、9カ国語を操ったというロジャー。南アフリカで育った幼少期から、ケンブリッジ大学で過ごした青春期、3人の女性との恋愛、英国予備空軍「第601飛行中隊」入隊、そして捕虜になるまでの生い立ちとともに、映画では描ききれなかった全3回にわたる大脱走計画の全貌が、今初めて明かされます。  映画『大脱走』のファンはもちろん、映画を知らない若い世代も必読の英国発傑作ノンフィクション。
  • 脱出老人 フィリピン移住に最後の人生を賭ける日本人たち
    3.7
    高齢化社会の将来を占う渾身ルポルタージュ。 一年中温暖、物価は日本の3~5分の1、やさしく明るい国民性、原発ゼロ、年の差婚当たり前。日本で寂しく貧しく苦しい老後を過ごすなら、いっそのことフィリピンで幸せな老後を送りたいと、日本脱出の道を選んだ高齢者たちは少なくない。はたして、老後の楽園はフィリピンにあるのだろうか。 果たして、現実は……。 恋人候補200人のナンパおじさん、19歳の妻と1歳の息子と、スラムで芋の葉を食べて暮らす元大手企業サラリーマン、東日本大震災を機に、東北から原発ゼロのフィリピンに移住した夫婦。ゴミ屋敷暮らしだった母親をセブ島に住まわせる娘、24歳年下妻とゴルフ三昧の元警察官。90歳の認知症の母親をフィリピン人メイドと介護する夫婦、「美しい島」で孤独死を選んだ元高校英語女性教師……。さまざまな「脱出老人」のジェットコースター人生を、開高健ノンフィクション賞受賞作家が、フィリピン&日本で3年間にわたり徹底取材した衝撃のノンフィクション。 「老後の幸せ」「人間の幸福感」とは何かを浮き彫りにする、話題作。 解説は、映画監督の崔洋一。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『脱出老人』の文庫版となります。
  • 脱獄者たち(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 脱獄後、裁判官になった男や社長になった男、夜な夜な牢を抜け出して逢い引きしていた女……。集団脱獄や超法規措置で出獄する赤軍派。自由を求め、果敢に塀を乗り越えていった囚人たちの波瀾に満ちた物語。脱出したところで、やはり管理された社会。管理される側が管理なれして、自由な世界への強烈な脱出意欲やエネルギーを失った現在、塀の内と外での管理の合理化、効率化の差はせばまり、脱獄の時代は挽歌を奏でている。解説・朝倉喬司。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 父と娘の肖像(小学館文庫)
    4.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 著名人女性21人と3人の父親から聞いた「父娘関係二十四様」。そこには、素直になれないもどかしさもあれば、年を経て初めてわかる思いもある。登場するのは横峯さくら、飯星景子、野田聖子、大石静、南場智子、阿川佐和子、宇津木麗華、北斗晶、岡本依子、山本美香、成田真由美、細川ふみえ、潮谷義子、矢部美穂、大岩千穂、大貫妙子、杉田かおる、片岡安祐美、米原万里、藤ジニー、鈴木貴子、鳥越俊太郎、丸山和也、永六輔(敬称略・掲載順)。
  • 中国食品工場の秘密
    3.0
    毒ギョーザ事件の背景に迫る渾身のルポルタージュ! 2008年1月に発覚した毒ギョーザ事件。その容疑者が2年あまり後の2010年3月に拘束された。中国の食品工場で、いったい、なにが起きていたのか? 5年にわたり、中国をはじめとする海外の日本向け食料製造現場を取材し続けた気鋭のジャーナリストが、骨無しカレイから、エビフライ、アジフライ、タコ焼き、ブロイラー解体、鮨ネタづくりまで、ありとあらゆる中国の食品工場を取材し、その実態をリポート。著者自ら撮影した写真もふんだんに掲載。話題の単行本『食料植民地ニッポン』(小学館)の姉妹版となる、文庫書き下ろし作品を電子化!

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  • 直撃取材! 蛇頭「密航者飼育」アジト(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 激増する密航者と凶悪化する犯罪。その裏には「蛇頭」と呼ばれる一大犯罪ネットワークの存在があった。世界を股にかけるジャーナリスト集団が、密航・密輸の関係者や蛇頭メンバーを直撃取材。その綿密な取材と多くの証言から、彼らの密航テクニック、窃盗・密輸手口、日本人蛇頭の存在など衝撃の全容を解明する。
  • 辻政信の真実 ~失踪60年--伝説の作戦参謀の謎を追う~(小学館新書)
    4.2
    元陸軍参謀が最後に企てた“作戦”とは? 1961年(昭和36年)4月4日、元陸軍参謀にして参議院議員の辻政信は、羽田空港から東南アジア視察のため単身、飛び立った。実はその出発直前、数々の「異変」が確認されていた。たとえば、辻の次男・毅氏はこう証言する。 〈父はタラップに4回出てきたんです、機内に入ってから。あり得ないことです……〉 その後の足取りは杳として知れず、8年後に「死亡宣告」が出された。 伝説の作戦参謀は、いったい何をしようとしていたのか――。 その生涯は、まさに波瀾に満ちている。 苦学の末、士官学校を首席で卒業、陸大で恩賜の軍刀を下賜された。 初陣の第1次上海事変での武勇が報じられ、一躍、時の人となるが、 作戦を主導したノモンハン事件で多数の犠牲者を出し大損害を蒙る。 太平洋戦争緒戦マレー作戦で名を上げ「作戦の神様」と称されるが、 シンガポール攻略後の華僑虐殺問題やフィリピン戦線での捕虜殺害、 ガダルカナル島奪還作戦の失敗などにより、その勇名は地に墜ちる。 タイ・バンコクで玉音放送を聞いた後、潜行生活に入ることを決意、 ラオス、ベトナムを経由して中国に渡り、極秘裏に日本へ帰国する。 戦犯指定解除後、『潜行三千里』など手記が次々とベストセラーに。 勢いに乗って衆院選でトップ当選、さらに参院選で全国3位となるも その任期中に、内戦下の東南アジアへと向かい、消息を絶った――。 辻政信の主な評伝が刊行されたのは1980年代までだった。以来、30年以上の月日が流れている。本書は、戦前・戦中のみならず、戦後の潜伏生活や政治家としての言動、そして失踪に至るまでの経緯や死生観を丹念に検証し、数々の新証言・新事実をもとに辻政信の実像に迫っていく。 謎の失踪から60年――。毀誉褒貶の激しい作戦参謀の“正体”が明かされる。
  • 津波の夜に 3.11の記憶
    4.8
    東松島市の35人が語り始めたあの日の記録。 2010年小学館児童出版文化賞および、産経児童出版文化賞大賞受賞の写真家・大西暢夫氏による、被災者35人の震災の記録。宮城県東松島市の被災地で、あの惨禍の渦中、人々がどのように迷い、命をつないだのかということが明らかになってゆきます。1年以上にわたり、仮設住宅を拠点に敢行された丁寧な取材。被災者全員のポートレートや現場の写真、地図も、数多く交えます。 【ご注意】※レイアウトの関係で、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。タブレット端末、PCで閲覧することを推奨します。
  • つまらない夜に取り残されそうで
    5.0
    大人気ライター、待望のデビュー作。 「ずっと子供のままでいたいと思ってた」 そう言って、きみは向こう側に行った― グループのなかで自分だけ結婚できない女子、女友達が結婚したのを機にマッチングアプリを始めるもうまくいかない刺激をとるか、安定をとるか。 「面白い仕事のためなら、生活や人間性は捨てなくてはいけない?」 安定したら面白くなるなんて、その人がつまらない人間だったにすぎないのだ。 いつまでも子どもの私を置いて君は「大人」になっていく。 結婚、育児、安定…社会のレールに乗り損ねたわたしたちに“人権”はあるのか。 SNSで他の家庭の幸せそうな投稿を見て鬱々とする独身アラサー男子、会社からドロップアウトした20代女子…都会に生きる男女のリアルすぎる短篇集がここに。 【章立て】 第一篇「恋と友情」 きみも「卒業」してしまうのか/アラサー、恋人ができない、わからない/「恋人未満」が決まった夜…etc. 第二篇「東京」 匿名性をくれる街、東京/「面白いヤツ」になりたかった/「オタク」をこじらせて…etc. 第三篇「労働と自立」 お前はつまらない男にひっかかって、この業界から消える/女子大生からの説教/20代前半、生きづらかったのは、何故…etc.
  • 定年漂流(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 定年退職した夫は、四六時中家でごろごろぶらぶら、何もせずどこにも行かない…。邪魔ったらありゃしない! そのイライラで「夫在宅ストレス症候群」に蝕まれる妻たち。体調を悪くした妻、離婚の危機を迎えた妻etc。定年世代15組それぞれの定年の迎え方、生き方そして葛藤を描いた小説仕立てのノンフィクション。まもなく定年を迎える、700万人といわれる団塊の世代に贈る、「おじさんはおばさんを目指せば、幸せへの脱出ルートが見えてくる!」
  • 鉄人衣笠
    3.0
    衣笠祥雄の魂が伝わる、感動の伝記絵本。 連続試合出場の世界記録をうちたて、国民栄誉賞も受賞した元広島東洋カーププロ野球選手の衣笠祥雄氏。その少年時代からユニフォームを脱ぐまでのかがやける道のりを、絵本にっぽん賞受賞作家が、独特の切り絵の手法で描いた傑作絵本です。けがにもスランプにも負けずに、限りなき挑戦を続けた衣笠氏の姿が、数々の名場面とともに画面いっぱいに描かれます。「江夏の21球」として伝説の試合となった、1979年の日本シリーズ最終戦での盟友江夏豊氏とのやりとり、デッドボールで骨折した翌日も代打で出場し、豪快なフルスイングで三球三振をした場面、絶不調のスランプにおちいったとき家族といった海水浴、どのシーンも感動を誘わずにはいられません。衣笠氏から読者へのメッセージ、江夏からの追悼コメントも入ってます。 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
  • 手塚番 ~神様の伴走者~
    -
    漫画の神様には、いつも「伴走者」がいた! 「漫画の神様」といわれる手塚治虫―この神様にも編集者という伴走者がいた。『手塚番』と呼ばれる30年経っても今なお語り継がれる様々な「手塚伝説」の真相を、漫画の世界を知り尽くした元「ビッグコミック」編集長・佐藤敏章が『手塚番』の編集者へのインタビューを丁寧に、時間をかけて敢行。インタビューを通してひとつひとつ手塚伝説を解明していく。そしてインタビューを継続していく間にも、また新たな伝説が…。  文庫版化にあたり、創刊50周年を迎えた『ビッグコミック』の初代編集長・小西湧之助氏のインタビューと、かつて手塚アシスタントを経験し、人気漫画家として活躍の石坂啓氏が描きおろしたコミックエッセイ『神様の指定表』11ページも収録。口絵の手塚治虫のさりげない笑顔も、一見の価値ありです! 8年の年月を経て『伝説』は『神話』になった。(2018年6月発行作品)
  • テレビを旅する(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 今、テレビ画面の前では、どんな生活があり、どんな人生が繰り広げられているのだろう。そんな風景をカメラ片手に全国に訊ね歩いた異色のフォト・ノンフィクション。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 天皇陛下のプロポーズ
    -
    初めて明かされる陛下と美智子さま純愛秘話。 その時、陛下はタオルで汗を拭きながら、「あんなに正確に粘り強く打ち返してくるのだから、かなわないよ。すごいね」とおっしゃいました。その表情に悔しさは微塵もなく、夏の暑い日差しのもと、むしろさばさばとした爽やかさに満たされているようにも感じられたのです。(本文より) 昭和32年8月19日。軽井沢のテニスコートで運命的な出会いをした天皇陛下と美智子さまが、ご成婚に至るまでお二人の電話取り次ぎ係としてキューピッド役を務めた織田和雄氏。当時の著者の日記とメモをもとに、これまで語られることのなかった純愛秘話を明らかにした歴史の証言。 ※この作品には一部カラーが含まれます。
  • 【電子版限定特典付】 少年の名はジルベール
    3.9
    【ご注意】 ※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 竹宮惠子の大ヒット自伝が、ついに文庫化! ★文中に多々登場する竹宮作品、書籍執筆時に著者が本当は入れたかった作品の中身(コミック立ち読みファイル)を、主だった12作品・計130頁の参考画像集として電子版だけに収録。 石ノ森章太郎先生に憧れた郷里・徳島での少女時代。 高校時代にマンガ家デビューし、 上京した時に待っていた、出版社からの「缶詰」という極限状況。 のちに「大泉サロン」と呼ばれる東京都練馬区大泉のアパートで 「少女マンガで革命を起こす!」と仲間と語り合った日々。 当時、まだタブー視されていた少年同士の恋愛を見事に描ききり、 現在のBL(ボーイズ・ラブ)の礎を築く大ヒット作品『風と木の詩』執筆秘話。 そして現在、教育者として、 学生たちに教えている、クリエイターが大切にすべきこととは。 1970年代に『ファラオの墓』『地球(テラ)へ…』など ベストセラーを連発して、 少女マンガの黎明期を第一線のマンガ家として駆け抜けた竹宮惠子が、 「創作するということ」を余すことなく語った必読自伝。 漫画ファンはもちろん、そうではない読者からも 感動の声が続々と寄せられ、 朝日、読売、毎日など各紙書評や 各種SNSで大反響だった単行本が、ついに文庫化。 カラーイラスト増ページ、「文庫刊行によせて」を収録。
  • TOKYOオリンピック物語
    -
    2020年東京大会決定!東京オリンピックを支えた人々の感動秘話 日本に再び感動と熱きドラマがやってくる。敗戦国日本の復興を世界へと知らしめたのは前回、1964年の東京オリンピック。奇跡といわれた成功を陰で支えた人々のたゆまぬ努力を描いた傑作ノンフィクションの文庫版を電子化。 「東京」から「TOKYO」へと世界に日本の復興と実力を知らしめた大舞台。この成功により日本は世界の表舞台に躍り出た。この成功の裏で苦闘した仕掛け人たちのドラマを克明に描く。 予算的にも規模的にも空前絶後の大プロジェクトであった東京オリンピック。各分野から集められた建築家、技術者、カメラマン、デザイナー、シェフ、映画監督、作曲家たち。若く実力もある彼ら、しかし問題は誰ひとりとしてオリンピックを経験したことが無かったことだった……。彼等はいかにしてオリンピックを成功に導いたのか。著者が15年に渡り徹底取材した読み応えのある一冊。本書に登場する人々-市川崑、宮川一夫、黛敏郎、亀倉雄策、谷川俊太郎、高峰秀子、植木等、村上信夫、飯田亮(一部)。NHK、朝日新聞、日経新聞、週刊文春ほか各メディアで大絶賛された傑作ノンフィクション。 【ご注意】 ※この作品はカラー写真が含まれます。
  • 東京パラダイス 戦後事件史を目撃した男(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 一人の男が上京して出会った“東京”は日本の戦後史そのものだった。行き合う人々、出くわした事件が、男の運命を現代史にまきこんでゆく。著者の実体験をもとに描いた戦後事件史、出来事史が大幅加筆して登場!! ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 逃亡の書 西へ東へ道つなぎ
    -
    逃げるはふつうに役に立つ!? 韓国に流れ着いたイエメン難民に会うために済州島に渡り、スペイン・フランスではカタルーニャの音楽家パウ・カザルスとドイツのユダヤ系作家ヴァルター・ベンヤミンの亡命行を辿った。牛久入管収容所で難民申請者の絶望を目の当たりにし、祖国を追われたウクライナ人とはディズニーシーでビールを飲み交わす。時代も場所も異なる人びとの「逃げる技法」――それは、彼らの生きる知恵であると同時に国を守る術でもあった!?  銃で国を守るのではなく、逃亡者の傍らで平和を生きる。そんな呼びかけが戦争の時代に胸を衝いた――東浩紀(批評家) 逃げていいぞ逃げていいぞ逃げていいぞ逃げていいぞ逃げていいぞ逃げていいぞ逃げてくれ――本書より
  • 徳は孤ならず 日本サッカーの育将 今西和男
    4.5
    真の人材育成とは?を問う感動と慟哭の記録。 「サッカー選手である前に、良き社会人であれ」 森保一、風間八宏、高木琢也、小林伸二、上野展裕、片野坂知宏……。多くの名将を育てた「育将」今西和男。広島に生まれ育ち、被爆の後遺症を克服して代表入り、さらに「元祖ゼネラルマネージャー」としてマツダ/サンフレッチェ広島に携わり、日本サッカーにおける「育成」の礎を築いた男。彼の教えを受け指導者になった者たち、さらに彼らから教えられたプロ選手が日本中にいる。教え子たちから絶大なる信頼を寄せられながらも、今西はやがて志半ばで現場を去ることになる。その裏には何があったのか。 2017年度広島本大賞受賞。真の人材育成とは何かを問う、感動と慟哭の記録、待望の文庫化。特別企画「今西和男×森保一×横内昭展・師弟鼎談」を収録。
  • 土地の神話
    3.8
    田園調布のルーツと東京の近未来を読み解く。 著者は都知事就任の25年前から、いまの東京ライフスタイルをつくった近代都市開発の起源を徹底的に調べ上げていた! 猪瀬流都市論の原点となった読み応えのある傑作。  都心に勤めるサラリーマンにとって、東急沿線の住宅地、とりわけ田園調布に一戸建てを持つ、というのが一つのステイタスだが、内実は、満員電車での苦痛な通勤でしかない。そもそものルーツはかの渋沢栄一の息子・秀雄がイギリスのガーデンシティーに魅せられて構想を立てた田園都市計画。しかしこの構想は、五島慶太を始めとする野心あふれる実業家によって欲望に満ちた不動産業へと変貌する。大学の誘致、住宅地と鉄道敷設を一体にした開発、在来私鉄の買収劇など東急王国はみるみる増殖、ロマンあふれる構想はもろくも挫折した。関東大震災後、東京という街がいかにしてでき上がっていたかを検証する『ミカドの肖像』の続編ともいえる近代日本論。

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  • 特攻服少女と1825日
    3.5
    辻村深月さんほか各界の著名人が絶賛! 選考委員が大絶賛して受賞に至った第29回小学館ノンフィクション大賞受賞作。 ◎辻村深月氏  この著者でしか語り得ない当時の日々と、登場する少女たちが非常に魅力的。無視できない熱量を感じた ◎星野博美氏 一生懸命全力で怒り、楽して生きようとは露ほども思わず、落とし前は自分でつける彼女たちのまっとうさが愛おしくなった。これぞ、生きた歴史の証。多くの読者と共有したい作品だ ◎白石和彌氏  出てくる少女たちがみんないい。編集長として立ち上げた雑誌が次第に筆者の思惑とは別に少女たちの集まる場所になっていく過程も面白かった ほかにも、 ◎ラランド・ニシダ氏 一時代の一瞬の熱狂の生き証人。比嘉さんが書き残したことでレディースの女たちが、令和の今に生き生きと蘇ってきた ◎麻布競馬場氏 正しい場所ではなかったに違いない。でもそこで少女たちがグロテスクなほどに輝いていたという事実の重さから、僕は目を背けることができない ◎瀧川鯉斗氏 “暴走族のルール”がここまで繊細に描かれていることに脱帽した と各界からも感動の声が続出している話題の1冊です!
  • 翔べ!YS-11 世界を飛んだ日本の翼
    3.0
    日本が生んだ傑作旅客機YS-11(イチイチ)の軌跡! 1962年、日本の翼は国民の夢と期待を乗せて、大空に舞い上がった。戦後初めて日本人の手で創られた旅客機YS-11は、北は稚内から、南は石垣島や与那国島まで、日本全国を駆けめぐる。そして、海外にも輸出され、アラスカでは凍てつくアリューシャン列島の島々を結び、アメリカでは首都ワシントンにも乗り入れた。アフリカではガボン共和国の大統領専用機として活躍した。そして、世紀を超えて、21世紀の東南アジアを飛ぶ。YSは、今も「昭和の浪漫」を乗せて日本の空を飛び続けているが、2006年までに日本のエアラインから姿を消す。40年以上前に開発されたメイド・イン・ジャパンの偉大な航跡を追いかける。 ※【ご注意】この作品には図が含まれており、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。タブレット端末、PCで閲覧することを推奨します。 ※この作品はカラー写真が含まれます。
  • ともしび 被災者から見た被災地の記録
    -
    力強く生きる姿がありました 東日本大震災を受け、たくさんの報道がなされましたが、教訓となるはなし、心に刻みたいエピソード、驚くべき体験というものが、膨大な情報とともに流れ去ってしまっています。ここで、いま一度振り返り、これからもずっと語り継いでいきたいはなしを、河北新報、福島民報、岩手日報、三陸新聞など地方紙に掲載された記事や、シュープレス独自の取材の中から集約し、写真とともにじっくり読める一冊にまとめました。 「家族に“避難しろ”と伝えられなかった消防士。最愛の妻と一人娘を津波で失った。その後も捜索活動に取り組むのは“仲間といると壊れないでいられる”からと。はんてん姿の男達が支え合っている」 「避難所の小学生が作る、いいことしか掲載しない“ファイト新聞”」 「“見捨てるなんて、同じ生きものとして恥ずかしい”――警戒区域となった原発20キロ圏内に戻り、放射能汚染で出荷できない牛をいまも世話し続ける畜産家」 「“計算していては商品提供に時間がかかりすぎる”店長の独断で、商品を無償提供した西友汐見台店。その後、一時閉店を告げた張り紙には“ご恩は一生忘れない”など感謝の言葉で埋まっていた」 「仙台から石巻へ続くたった一本の幹線道路。救援物資を届けた帰りの人が必ず目をとめる場所に、いつからか“ありがとう”と書かれたプレートが並べられた」…など。

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  • トラオ 徳田虎雄 不随の病院王
    3.8
    徳田虎雄氏の「正体」に迫る決定版評伝。  日本一の病院帝国を築いた徳洲会創設者・徳田虎雄氏がいま、己の「生」と向き合っている。ALSとは身体を動かす神経系が壊れ、全身の筋肉が縮んでいく難病だ。02年春に同病を患った徳田氏は、もはや全身の自由が利かない。  それでも眼球の動きで文字盤を追いながら、こう語るのだ。「これからがじんせいのしょうぶ」。  だがそんな徳田氏にも「運命の時」が近づいている。13年に徳洲会グループは、次男・毅氏の衆院選を巡る公選法違反容疑事件で東京地検特捜部の強制捜査を受ける。さらに徳田氏自身の病も進行し、眼の動きすらままならなくなる「完全なる閉じ込め状態」も、近く訪れるかもしれない。  窮地の徳田氏の「心奥」と徳洲会騒動の「核心」を気鋭のジャーナリスト・青木理氏が描く。
  • 永遠のPL学園
    4.0
    最強野球部 誕生から謎の廃部までのすべて。 甲子園春夏通算96勝、全国制覇7回を誇るPL学園野球部が、2016年夏をもって休部に追い込まれた。 1955年の学園創立と同時に誕生したPL学園野球部は62年春の選抜で甲子園初出場を果たし、78年夏に初の全国制覇を果たす。その試合ぶりから、「逆転のPL」が同校野球部の代名詞となった。 その後も、高校球史に名を残した桑田真澄、清原和博の「KKコンビ」をはじめ、数々のスター選手を輩出。立浪和義、宮本慎也、松井稼頭央、福留孝介、前田健太ら、プロ野球に進んだOBは82人を数える。 そんな超名門野球部が、「謎の廃部」に追い込まれた。 最後の部員は特待生もいない「普通の高校生」の12人。著者は、連戦連敗しながらも必死に戦う彼らの成長を追うとともに、実名証言を積み上げ、廃部に至った真相を明らかにしていく。 そこには、学園の母体であるパーフェクトリバティー教団の意向、監督に野球経験者を据えない学園の判断、「強いPLの復活」を求めるOBの声――様々な事情と思いが交錯していた。第23回小学館ノンフィクション大賞受賞作。 文庫版では新証言をもとに、「伝説のKKドラフト秘史」などを書き下ろし。 ※この作品は『永遠のPL学園』(単行本版)の文庫版となります。
  • 洞窟オジさん
    4.2
    人生のほとんどを洞窟で過ごした男の物語。 加村一馬、昭和21年8月31日生まれ。群馬県大間々町(現:さくら市)出身。68才。  昭和35年、当時13才だった少年は「両親から逃げたくて」愛犬シロを連れて家出した。以来、彼はたったひとりで誰にも知られることなく、足尾鉱山の洞窟、富士の樹海などの山野で暮らし、イノシシやシカ、ヘビにネズミ、コウモリ、野ウサギなどを食らい命をつないできた。発見された時、少年は57才になっていた--  2004年5月に刊行され、大きな話題を呼んだ『洞窟オジさん 荒野の43年』(小社刊)。あれから11年、社会復帰を果たした「オジさん」は、群馬県の障害者支援施設に住み込みで働いていた(2015年9月発表作品)。彼はなぜそこで生きることになったのか。そして、「自分のため」ではなく「他人のため」に生きる喜びを知った「オジさん」は何を語るのか。  トラブル続きの集団生活、「天使のような」女性との出会い、ブルーベリー栽培への挑戦、初めての入院生活…。12万字を越える加筆された奇跡の文庫版を電子化!!
  • Dr.瀬戸上の離島診療所日記 ~Dr.コトーのモデル~
    5.0
    これが「Dr.コトー診療所」の原点である。 「Dr.コトー診療所」のモデルになったスーパードクターだからできた、離島における難しい医療の現実。そして、住民誰もが家族のような下甑島(しもこしきじま)での人間のふれあいなど、医師として夫として、そして父としての日々。
  • ドメスティック・バイオレンス愛が暴力に変わるとき(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 DV問題を白日にさらした名著がついに電子化。時代の変化にともなう法律の改正などにより大幅な加筆修正を加えました。DVの実例から暴力や暴言を繰り返す「する側」の心理と、逃げたいと思いながらも相手のもとを離れない「される側」の心理を分析し、具体的にどうすればいいのかを探ります。さらにDVの環境下で育った子どもに与える影響とその危険性についても警告。もはやこの問題を避けて現代社会は語れないのです。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • どん底 部落差別自作自演事件
    3.7
    前代未聞の部落差別事件の犯人に迫る。 03年12月から09年1月まで、被差別部落出身の福岡県立花町嘱託職員・山岡一郎(仮名)に対し、44通もの差別ハガキが送りつけられた。山岡と部落解放同盟は犯人特定と人権啓発のために行政や警察を巻き込んで運動を展開していったが、09年7月に逮捕された犯人は、被害者であるはずの山岡一郎自身だった。  5年半もの間、山岡は悲劇のヒーローを完全に演じきった。被害者として集会の壇上で涙ながらに差別撲滅と事件解決を訴え、自らハガキの筆跡や文面をパソコンを駆使して詳細に考察し、犯人像を推測していた。関係者は誰も彼の犯行を見抜くことができなかった。  被差別部落出身で解放運動にたずさわる者が、自らを差別的言辞で中傷し、関係者を翻弄したこの事件は、水平社創設以来の部落解放運動を窮地に陥れた。06年の大阪「飛鳥会」事件で痛手を負っていた部落解放同盟は、この自作自演事件で大打撃を被ることになった。  なぜ山岡はハガキを出さざるを得なかったのか--現代の部落差別の構造と山岡の正体に鋭く迫りながら、部落解放同盟が“身内”を追及する前代未聞の糾弾のゆくえを追う。
  • 中浜万次郎集成
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    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 坂本龍馬、勝海舟、福沢諭吉など維新前後の英傑たちに大きな影響を与え、日本の外交史の端緒も作った万次郎の全貌を、初めて立体的に浮き彫りにする。万次郎の見聞、紀行、論評などを、膨大な写本・英文記録などから集大成。 幕末・明治初期を、万次郎の業績を通して、新たな視点から照射。日本初の英会話書『英米対話捷径』の完全原寸復刻版つき。
  • 中村福助(小学館文庫)
    4.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 襲名以来、様々な役に挑戦して歌舞伎界を支える女形となった九代目中村福助。そして、演じ続ける福助の舞台を撮り続け、その迫真の演技に迫り続ける高橋昇。その究極のところを切り撮った写真には、役者を見つめる厳しさがあり、役者を見守るやさしさが溢れている。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 南極越冬隊タロジロの真実
    3.6
    50年を経て甦る、映画を超える本物の感動 どうにもならない事情から、無人の昭和基地に置き去りにされた15頭のカラフト犬たち。その一年後、「タロとジロが生きていた!」という奇跡的なニュースに日本中が沸き返った。あれから50年。南極第一次越冬隊に「犬係」として、さらに一年後の第三次越冬隊にも参加し、タロジロとの再会を果たした唯一の人物である著者による、真実の感動ストーリー。映画『南極物語』にも描かれていない、探検と観測の一年。そして犬たちとの日々――。

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