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勝者は誰だ!古くは、VHS対ベータのビデオ戦争。その後の、CDをめぐって世界の企業が争った規格戦争。そして、記憶に新しいブルーレイvs HD DVD規格の綱引き……。つねに、世界標準となる規格を得たものが勝者となっていく。そのため、世界中の企業が離合集散を繰り返し、熾烈な戦いを繰り広げてきた。 昨年、映画『アバター』の成功を機に、家庭のテレビはアッという間に3Dテレビ時代に突入した。日本メーカーでは、パナソニック、ソニー、東芝などが、DVD規格での協力関係や敵対関係を微妙に引きずりながら、それぞれが持つ特許と得意技術をもとに駆け引きを繰り広げる。 ただ、過去の企業戦争とちがっていたのは、ハリウッド映画産業の意向だった。しかも、ディズニー、ソニー・ピクチャー、ワーナー、20世紀フォックスといったビッグ・カンパニーがそれぞれの思惑で日本企業を巻き込んで暗躍を始めていたのだ……。 3Dテレビが、日本の家電企業の救世主となり、世界標準の座を奪うことによって、一気に世界経済の中心に躍り出るまでの全舞台裏を明かす、インサイド・ドキュメント。
...続きを読むPosted by ブクログ 2012年09月05日
3D世界規格を最後には作るところまで描かれているが、元はβとVHSの競争から反省した、DVDの規格の統一から描かれており、その上でBlu_rayとHD_DVDの規格競争、その上での3Dとつながっていく。
そこには、技術の優劣と共に、アメリカの映画界のコンテンツ産業やPCのMicrosoftなどの思...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年11月02日
タイトルは「3D規格を作れ!」だが、内容の半分まではそこに至るまでのフォーマット戦争や各メーカーの内幕が描かれている。とはいえ、これを踏まえなければ3D規格の成り立ちを理解することができないので、必須でもあり、なおかつここのストーリーも面白い。
単なる勝ち負けではなく、メーカーそれぞれの視点から探...続きを読む
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