時速5キロの歩き旅 リヤカー引いてアフリカ縦断

時速5キロの歩き旅 リヤカー引いてアフリカ縦断

小説・文芸
1,485円 (税込)

7pt

4.3

リヤカー引いてアフリカ縦断徒歩の旅。

吉田正仁氏は、2009年1月に中国の上海からユーラシア大陸を横断すべく歩き始めました。
すべての荷物をリヤカーに載せて。1年9か月後にはユーラシア大陸最西端のポルトガル・ロカ岬に到着。
その後、2011年10月まで北米大陸横断、2012年6月までにオーストラリア大陸を縦断し、
東南アジアを経て上海に戻ったのが2013年8月。総歩行距離は4万キロを超えました。
このことで地元鳥取県から「鳥取県栄光のチャレンジャー賞」を授与されます。
2014年10月にはアフリカ大陸縦断を目指してエジプトに旅立ちました。もちろんリヤカーを引いて。翌年7月には南アフリカの喜望峰に到着。
その後も南米大陸縦断~北米大陸縦断と旅を続け、2018年4月に帰国しました。
本書は、吉田氏が今回の旅で最も印象的だったと言うアフリカ大陸のエピソードをまとめるものです。
ほぼ1年の旅で出会った人たちや、遭遇したアクシデント、言葉を失うほどの絶景などを存分に語ります。
時速5キロの徒歩旅だからこそのエピソードが満載です。
吉田氏は「小さな1歩であっても、それを継続し、積み重ねることで遙か遠くの目的地に達する」と言います。

※この作品にはカラー写真が含まれます。

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時速5キロの歩き旅 リヤカー引いてアフリカ縦断 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    文句なし作者の努力の結晶に星5つ!

    吉田正仁氏は1981年鳥取生まれ
    2009年1月〜リアカー徒歩旅開始
    2013年8月までにユーラシア大陸軍横断、北米大陸横断、オーストラリア大陸横断、東南アジア縦断
    それだけでもすごいのに、出会ったジャン・ベリボーカナダ人のAfrica is beautiful その言葉から今回のアフリカ大陸縦断へ

    2014年9月〜2015年7月 10ヶ月半316日11,000km

    病気だけでなく生命を脅かす危険地帯や野生動物、他の地にはない恐怖との戦いがあるだろうに、本当に素晴らしい。

    実際、ゾウに遭遇した時は踏み潰さられる恐怖からその後幻覚まで見ていた様子。動物の怖さは実際あった人にしかわからない…いやはや、体一つでの縦断、本当に無事でよかった。
    現地の水を飲み、テント、たまに安宿、野営キャンプのようなベッドだけの天井のない宿だったり、現地の食べ物、酒を飲み、元気に歩く。感謝を述べて前向きに一歩一歩。果てしない旅を素晴らしい。

    エジプト→スーダン→エチオピア→ケニア→ウガンダ→タンザニア→ザンビア→ジンバブエ→ボツワナ→南アフリカ 10カ国

    ダントツで南アフリカが危険地帯。
    タウンシップ、アパルトヘイト時代の名残で貧困や差別を受けてきた人たちの住むエリアが負のエネルギーが満ちて、直感的に恐怖を覚えるとのこと。
    実際に吉田氏が初めて白昼の強盗に会ったのは南アフリカを歩いている時、盗まれた品と共に5年間の記録ともなるパスポートは、幸い後で見つかる。神様の采配だ、と現地の警察官に言われる。

    エチオピアでは子どもに囲まれ追いかけられ、無視すると石を投げられ…大人気ない、の反省しつつもキレて怒鳴る…人間らしくて良い!


    インシャラー 神の思し/おぼし/召しのままに
    スーダンですぐ言われる言葉
    皮袋に入った水はとても冷たく美味しい

    自転車やバスの旅の眺めとはちがい、距離感感と暑さ、自然の厳しさ、なにより裁くの民の優しさを身体で感じ、身体に刻み込むながら歩いている。良くも悪くもこれが徒歩行であり、私の旅なのである。

    『愛の反対は憎しみではなく無関心』マザーテレサ

    エチオピアは植民地時代に唯一独立を保ち続けた国、「約束の地」とされる
    1964年東京オリンピックで、マラソン金メダルの裸足のアベベが有名

    アディスアベベの南240キロのシャシャマネはラスタファリアニズムを信仰、ジャマイカからアフリカへ帰還したラスタマンが暮らす。1930年代ジャマイカで暮らすアフリカ人奴隷の子孫の間で発生した思想運動のこと。ボブマーリーの音楽で知られる

    ハマル族の成人儀式、全裸の男性が牛の上を走る、女性は背中を鞭打ちされた傷が深いほど、強い女性の象徴、結婚する相手への愛情の深さを表す、儀式をガイドしてガイド料を稼ぐ


    ケニア、トゥルカナ湖周辺は部族間争いが絶えず2012年にもサンブル族とトゥルカナ族の牛の群れをめぐる対立で38人が死亡している。
    イミグレでは、入国スタンプがここにはないから、別のところで押してもらってくれ、と言われる笑
    砂漠の道なき道を進む…


    ウガンダは、赤道直下、Uganda equator line restaurant があり、店内ではまたがる席に座れる!
    ニュートピアという孤児院や学校を運営している日本人な菊本嘉一かいちさん、ボランティアしながら20日も滞在

    ケニアではウガリ、ウガンダではポショ、ザンビアではシマ、と名前をかえ、ジンバブエではサザ
    どんどん滑らかになり、ジンバブエのは絶品と!


    ボツワナの運転手は歩行者へのハイビームへの配慮があったり減速したり抜群!

    1
    2025年09月07日

    Posted by ブクログ

    ‘リヤカーの人‘吉田正仁さんの二冊目。
    一冊目よりも格段に読みやすくなっている。ペースになれただけかもしれないけれど…。
    車でもきついであろうアフリカ縦断を、徒歩(リヤカー)で敢行。自然はもとより、治安も当然よくはない。でも、歩く。一種の依存状態なんだろうなぁ。
    起こった出来事、そして、それに対する感情を、良いも悪いも書かれていることが面白い。激しい感情には辟易することもあるけれど。
    既に南北アメリカ大陸も縦断しているらしいので、そちらもきっと出してくれるんだろうと期待している。

    0
    2019年10月17日

    Posted by ブクログ

     すべての荷物をリヤカーに積んで、エジプト・アレクサンドリアから南アフリカ・喜望峰まで歩く、約1年間の徒歩の旅。
     歩いていけるんだ、世界はそれなりに平和で安全なんだと思う一方、ケニア北部では治安の問題でどうしても歩けなかった地域があり(そこは、他の、例えば自転車で同様のコースを旅している旅人たちもやはりバスで移動していた)、やっぱり世界は安全じゃなくなった、と思ったり。人が住んでいない地帯が数十キロ続く砂漠、照りつける太陽による熱風で昼間は一歩も歩けない灼熱の、僕らが一般的に思い込んでいるアフリカが本当にそこにあり、それは過酷で、「なぜ俺はこんなにもきつい徒歩の旅を自ら好んでやっているのだろうか」と自問する。それでも、歩くスピードで交流するアフリカの人々と、過酷な移動の末に現れる素晴らしい景観に心を奪われるのである。アフリカもまた、素晴らしい。美しい。

    0
    2019年08月16日

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