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11センチのピンヒール
携帯サイトでみんなが泣いた24歳の物語“おしゃれ”と“キャリア”と“恋愛”、どれかひとつだけではクールじゃない。全部手に入れないと意味がない――。里子、24歳。高校卒業と同時に上京し、池袋でひとり暮らししながら、渋谷109でショップ店員として働いてきた。女友達への対抗心から、些細な見栄をはることで積み重なっていく小さな嘘、少しずつ増えていく借金。自分をカッコよく見せるためについたはずの嘘が、どんどん彼女を孤独にしていく……。そんな里子が、ある日、恋愛対象にすらならないはずの高校生、タカノと出会って……。 ピンヒールで背伸びした“大人の女の子”が、今、ほんとうの自分を探しはじめた。 -
美肌一族 キレイの掟~美も愛もワタクシのもの~
あの人気コスメ「美肌一族」の美肌紗羅が提唱する美容レクチャーブックが登場! 江戸時代から300年続く「美肌一族」の“美の秘訣”を堂々公開いたします。一族の“キレイの掟”をとくとご覧あれ! 毎日の積み重ねが大事な【クレンジング】“しっとりセレブ洗顔の奥義”でしっかりベース作り! メイクの前にしっかりうるおい【化粧水】“砂漠肌再生ローション術”で化粧のり鮮やかに。立体的な顔を作って差をつけたい【化粧下地】“ギリシャ彫刻フェイス黄金法則”でくっきり美人!? 女子なら誰もが盛りたいデカ目トリック【アイライン】“3割増の”デカ目“ライン技”&“瞬間最大風速つけまつげ装着法”で強力目力!! 女の子なら髪命【ヘアケア】“毛先が小躍りするシャンプー道”で男子を誘惑♪ 明日のために【バスタイム】“むくみ即効撃退DTM(デトックスマッサージ)”で毎日美人を目指しましょう! これさえ読めば、あなたも「美肌一族」!! -
炎のゆれるままに
その恋はジョアンナがしかけた恋だった。五年前の十七歳の夏……。夏休みに出かけたカナダのスキー場で出会った男性、ジョシュア。美しいシュプールを描きながら難しいスロープを滑りおりてくる彼をひと目見た瞬間、もう恋に落ちていた。初恋は時として、わがままでむこうみず。だから無理やり、その恋を成就させようとしたのかもしれない。ジョアンナは若い情熱をジョシュアに押しつけたのだから。結果、ジョアンナは身ごもり、二人は結婚した。こうして、愛が育つ前に結婚した二人は今、愛の試練に苦しめられている……。 -
少年花嫁
都内の高校に通う17歳の松浦忍。童顔で女に間違われるほどの美貌のほかは、ごく平凡な高校生だった。が、ある日突然、普通の人間には視えないはずの妖を目撃し、一人の少年に助けられたことから運命の歯車が狂いはじめる。忍を助けたのは、陰陽師の香道・御剣流の後継者である御剣香司。圧倒的な力と美しさを持つ香司は、忍の類希なる霊力を見抜き、失踪した婚約者の代役に立てようとするが……!? 「少年花嫁(しょうねんブライド)」開幕! -
雷鳴の夜
横暴な父親の悪だくみがもとで、フェリックスは十八歳で結婚させられた。結婚すれば、祖父の遺産の十パーセントがすぐに受け取れる、相手の男性も同意のうえだから、ただ婚姻届を出すだけでいいと。相手の名はネーサン・マロリー。形だけの結婚をすれば、経営危機にある彼の会社に、父が援助をする約束になっているという。フェリックスはネーサンに役所で初めて会い、偽りの夫婦となった。だが父はネーサンを平気で裏切り、約束の援助はしなかった。競争相手の彼に立ち直れないほどの痛手をあたえるために――。八年後、二人は再会した。互いに大きなわだかまりを残したまま……。■肉親の残酷な仕打ちに翻弄されながらも、真実の愛に目覚めていく恋人たち――イマージュの人気作家ジェシカ・スティールがお贈りする、新年にふさわしい傑作をどうぞご堪能ください! -
愛のオークション
なんてすてきな人なの――それがセバスチャンの第一印象だった。26歳の誕生日にブランディは慈善イベントの手伝いをしていた。そこでは魅力的な男たちが次々とオークションにかけられ、一番高値をつけた参加者に“落札品”と旅する権利が与えられる。最後に登場したセバスチャンに、会場の女性たちが色めき立った。瞬く間に値がつり上がっていくなか彼を競り落としたのは、なんと今までブランディの横で競りを静観していた姉だった!予想外の展開に唖然とするブランディに向かって、姉が告げた。「お誕生日おめでとう! 彼は、あなたへのプレゼントよ」 -
禁断の楽園
「そこにいるのは行方知れずのいとしい妻じゃないか!」その声に、医師のジュエルはどきりとした。まぎれもなくローク、元の夫の声だった。しかも彼は私を“妻”と呼んだ。“元妻”ではなく。ジュエルは八年前、わずか五カ月の結婚生活の後ロークのもとを去った。それはモデルをしていた彼女が、新たな人生を踏み出すためだった。ロークを心から愛するがゆえに、そうせざるをえなかったのだ。生まれてくるはずの子供を失った悲しみを忘れるためにも……。そして今、ロークはふたたびジュエルの前に現れた。ブラジルの密林で医療活動をともにするパートナーとして。元スーパーモデルの苦い過去を知る、別れたはずの夫として! -
龍の館の秘密 美波の事件簿2
行方不明になった父親を捜すための資金稼ぎに、高校一年生のわたし・倉西美波は日々アルバイトに励んでいる。葬儀屋のバイトで巻き込まれた事件のお詫びに、今度紹介してもらったのは「立っているだけで一日二万円」の仕事! なんと留学生と托鉢をすることになってしまった。バイト先の人たちとの宴会の末、なぜかたどり着いたのは「龍の館」と呼ばれる画家の館。龍をモチーフにしたトリックアートの数々に興奮するも、またもや殺人事件が勃発。しかも今度はわたしの目の前で被害者が息を引き取って……。『天使が開けた密室』で注目を浴びた著者が贈る、清新な本格ミステリ第2弾。短編「善人だらけの街」を併録。 -
世界一おもしろい戦国の授業
川中島で武田信玄に斬りつけたのは 実は上杉謙信ではなかった! 直江兼続が石田三成と謀って家康に「直江状」を送ったという事実はない! などなど、これまでの常識を破る衝撃の新事実! TVで大人気の現役高校教師の好評シリーズ第3弾! -
世界一おもしろい江戸の授業
今、江戸時代がブームです。江戸時代は環境にやさしいリサイクル社会でした。当時の人びとはモノを大切に長く使い、壊れてもそのほとんどが再利用されました。教科書の常識を打ち破る意外な事実が満載! TVで大人気・現役高校教師が教える歴史の授業、好評第2弾。 -
スクランブル 亡命機ミグ29
日本国憲法の前文には、わが国の周囲には『平和を愛する諸国民』しか存在しない、と書いてある。だから軍隊は必要ないと。ほかの国には普通にある交戦規定(ROE)は、自衛隊には存在しない。存在しないはずの日本の破壊を目論む軍事勢力。イーグルのパイロット風谷三尉はミグによる原発攻撃を阻止していながら、その事実を話してはならないといわれるのだった! (『僕はイーグル 哀しみの亡命機』改題) -
ひと月だけの恋人
フェイは意を決してダンテのもとに向かっていた。父の代から続く老舗レストランの経営が危機に陥り、大富豪のダンテに出資を頼むしか道がなくなったのだ。六年前、フェイは彼にデザインの才を見出され、会社に引き抜かれた。まだ十八歳だったフェイは、彼に惹かれる気持ちを抑えていたものの、ある夜、とうとうバージンを捧げてしまう――数日後、簡単に捨てられるとは想像さえもせずに。やっとその傷が癒えたのに、今さらこの憎い男に頼るしかないなんて。皮肉な笑みを浮かべてフェイを迎えたダンテは、出資する条件として信じられない言葉を口にした。一カ月間彼のもとで働き、六年前の関係を再開すること、と。 -
心なき求婚
嵐の夜停電で止まったエレベーターに閉じこめられ、ペイジはパニックに陥った。乗り合わせた見知らぬ男性に慰められるうち、親密なひとときを過ごしてしまう。ふだんの自分とあまりにかけ離れた行動に動揺し、ペイジは逃げ出すようにその場を去った。もう忘れてしまおう。そう決意したものの、新しいボスのジェイリッドを見て、ペイジは凍りついた。まぎれもなく、彼はあのときの男性だったのだ! -
燃えつきた絆
父を目前で殺されたショックで、ディアナは前後の記憶を失った。そのため法廷で証言できず、恋人のルークが有罪判決を受けてしまう。あれから歳月は流れたものの、いまだ記憶は戻らないままだ。せめてルークの汚名をそそぎ、真犯人を見つけよう。ディアナはそう決意し、事件の再調査をはじめた。だが当時の話をきくため初めてルークの屋敷を訪れたところ、彼は瞳に憎悪をたぎらせて吐き捨てた。「協力する代わりに、僕が求めたらいつでも応じることだ」復讐心を満たすため、私に情婦になれというのね。けれど、ディアナにこの残酷な契約を断るすべはなかった。★NYタイムズベストセラー作家が贈る感動作。その実力をリンダ・ハワードが絶賛するのもうなずけます。★ -
禁断の深き森
父親の死の真相を探るため、看護師としてアリゲーター・ファームに潜入したロリーナ。折しもファーム周辺では、不可解な事件が多発していた。ある晩、彼女は鰐の飼育場にたたずむ一人の男性を目にする。月明かりに照らされたハンサムな顔立ち、優雅でエキゾティックな物腰に、思わず彼女は惹きつけられた。警察官のジェシー・クレイン――彼ならわたしの味方になってくれるかしら?でももし、敵だったとしたら……。翌朝、ファームの警備員が瀕死の状態で飼育場で発見された。もう時間はないわ。ロリーナは、ある計画を実行に移すことにした。 -
プリンセスと野獣
なんて礼儀知らずな人!でも、もう二度と会うこともないわ。オーランサ王国のアデル王女は、浴室の窓から抜けだしホテルの外壁を伝って下りながら心の中でつぶやいた。ひそかに王国乗っ取りを企むロズワルド公爵との政略結婚から逃れてようやく隣国までたどりついたのに、父王の雇ったアメリカ人ボディガードに見つかってしまうなんて。しかもその男、マット・オブライエンは無礼にもアデルを肩に担いで車に押しこみ、ホテルの一室に閉じこめたのだ。あと一歩で地面に足が届く。その瞬間、銃を持った男が二人現れた。もしかして公爵のまわし者かしら?「マット、助けて!」アデルは叫ぶほかなかった。★おかげさまでシルエット・ラブ ストリームは300号を迎えることができました。日頃のご愛読を感謝して人気作家ビバリー.バートンのロイヤル・ロマンスをお届けします。タフな彼女がひた隠す過去の切ない恋とはいったい……?★ -
幕引きは華やかに
洗脳を得意とする精神科医ドクター・ブルックス。それが、FBI捜査官マライアの仮の姿だ。彼女は〈連合〉組織の内部に潜入し、極秘に活動を続けてきた。今回の任務はとくに慎重に進めなくてはならない。ジェイクを無事に救出する過程で、かなり手荒な行動も必要になる。だけど、敵も味方も同時に欺くなんて、私にできるかしら?マライアの治療室にジェイクが運びこまれてきた。彼のブルーの瞳は、何かを企んでいるように輝いている。この人は、なぜこんなに自信たっぷりなの?マライアは必死で雑念を振り払うと、注射針を彼の腕に突き刺した。★政府の遺伝子実験で生まれ、直後に引き裂かれた天才児たちの数奇な運命を描くサスペンス連作『闇の使徒たち』も、ついに最終話。数々の謎、事件はどんな解決をみるのでしょうか。そして、きょうだいたちの行く末は?★ -
花嫁は逃亡中
ランディは望まない結婚から逃れようとしていた矢先、銃を持った男たちに命を狙われ、行方をくらました。恐怖から偽名を使い、あちこちを転々とする日々を送っている。そんなある日ランディは、ブレイディ・ジョーンズという男性が、雇い人を捜していると聞いて面接に訪れた。値踏みするような彼の視線におびえ、仕事をもらうのはあきらめかけたものの、思いがけなく採用されて、ランディは安堵した。これでしばらくの間、暮らしていける。だが次の瞬間、彼の言葉にランディは凍りついた。「きみは犯罪者なのか?」★今月のシルエット・サーティシックス アワーズは人気作家、スーザン・マレリーの作品です。★ -
暗がりで愛して
ジェイドは、著名な美容整形外科医グレースのもとで働いている。自身も生まれながらの痣に悩まされたジェイドは、同じように苦しむ人々を救いたいと思っていた。そしてついに念願が叶い、クリニックでは財団を設立し、経済的に手術する余裕がない人たちを助けることになった。その祝賀パーティの最中、一人の魅力的な男性がジェイドに近づいてきた。ギリシア系アメリカ人、ルーカス・デマキス。造船王国の主だ。「きみに会うために来た」初対面だというのに、彼はジェイドを誘惑する。男性に不慣れなジェイドは、戸惑いつつも彼に魅せられた。もちろん、ルーカスの言葉の真意に気づくはずなどなかった。 -
シークのたわむれ
スコットランドの城に清掃員として働くカーステンは、その日の勤務を終え丘の上でくつろいでいた。突然、猛スピードのバイクが向かってきて、危うく轢かれそうになる。カーステンはかっとなってバイクの乗り手に怒りをぶつけたが、男はここは自分の私有地だとうそぶくばかりだった。なんて人なの!それでも、堂々とした姿に引きつけられてしまう。数日後、城の床磨きをしていたカーステンは、殿下と呼ばれた男性を見上げて凍りついた。城の所有者でデーメン王国のシャヒール王子が、あの男だったのだ。カーステンはパニックに駆られてその場を逃げだした。 -
流れ星に祈って
★禁じられた恋、それは苦しいほどに甘美な結末へのプロローグ。大ベストセラー作家リンダ・ハワードの原点、本格ロマンスの真骨頂!★夫と子供のいる温かい家庭がほしい――サラのささやかな夢は、皮肉にも親友ダイアンの存在によってついえた。密かにサラが想いを寄せていた上司、エリート重役のロウムは、サラが紹介したダイアンと一目で恋に落ちた。5カ月後に彼らは結婚、二人の息子に恵まれ、今まさにサラが夢見たような幸せな家庭を築いている。一方のサラはロウムへの憧れを胸の奥に封印して、仕事に生きる決心をするしかなかった。だがその矢先、悲惨な事故がロウムの家族を襲った。ダイアンと子供たちは亡くなり、ロウムは絶望の淵に突き落とされる……。 -
愛は命がけ
★リンダ・ハワードの最高傑作シリーズマッケンジー家の物語★暗闇に横たわり、ベアリーは恐怖と憎悪と闘っていた。ギリシア大使の娘を狙った政治的誘拐であるのは明らかだ。先ほど受けた暴行のせいで、体中が悲鳴をあげている。再び連中の言いなりになるくらいなら、死んだほうがまし……。そのとき暗い部屋にするりと黒い影が忍びこんだ。ベアリーの背筋に冷たいものが走る。だが男はすぐさま、合衆国の救出隊員だと名乗った。危険なほどに屈強な戦士ゼイン・マッケンジーとの、二人きりの逃亡劇が幕を開けた! -
暁には涙をふいて
エルザの半生は貧しさとの闘いだった。仕事と弟妹の世話に追われ、デートすらしたことがない。そんなおくてな彼女だが、思いを寄せる男性がいる。一年前、暴漢から彼女を救ったレイフ・デブリンだ。彼はわたしの白馬の騎士――たとえ二度と会えなくても。ところが夢見る乙女に、運命は皮肉なストーリーを用意した。スラム街で慈善活動を続ける彼女に脅迫が相次ぐようになり、急遽、ボディガードが派遣されてきたのだ。レイフ!彼が昼も夜もつきっきりだなんて……。期待に頬を染めるエルザをよそに、彼は冷ややかに告げた。「ぼくは進んでこの任務を引き受けたわけじゃない」★ビバリー・バートンの超人気シリーズ最新作。純愛の行方とスリリングな展開をお楽しみいただけます。★ -
秘密のウエディング
長い確執の歴史を持つ二つの家の跡取り同士でありながら、フルールとマットは深く愛し合うようになり、密かに結婚式を挙げた。それが憎み合ってきた両家を結ぶ、第一歩となるはずだった。ところがその夜フルールの母とマットの父が乗る車が事故を起こした。彼らの駆け落ちが発覚し、フルールの父は虚脱状態に陥ってしまう。ともにこの地を出ようと言うマットに、フルールは家族のために残ると告げるほかなかった。六年後、音信不通だった彼から一通の手紙が届いた。フルールは不安に震えながら、思い出の納屋でマットと再会するが彼の真の目的は、誓いを破ったフルールに対する復讐だった。★リズ・フィールディングの新作は、ロミオとジュリエットが現代に現れたかのような悲恋から幕を開けます。フルールは、孤独な年月に壊されかけた愛情を取り戻せるのでしょうか。懸命に小さな希望をつなごうとする姿が、静かな感動を呼び起こします。★ -
ローマの披露宴
弁護士のミニーは四年前、最愛の男性を亡くした。以来、半ば心を閉ざすようにして生きている。同じアパートメントで暮らす住人たちとの交流が唯一の安らぎだ。その建物は危険なくらい老朽化が進んでいて、ミニーは住人を代表し、家主に修繕を要求し続けていた。新しく家主となったルークは思ったほど悪人ではなさそうで、住人たちの話を聞こうと穏やかに接してくる。ミニーは逆に反感を覚え、闘争心を燃やした。きっと裏があるのよ。簡単にまるめこまれるものですか。あの悲劇以来、彼女は初めて熱く駆りたてられるものを感じた。★RITA賞に2度も輝いた実力派ルーシー・ゴードンのミニシリーズ〈リヌッチ家より愛をこめて〉は、イタリアの名家の6人兄弟の恋愛模様を描きます。傷心の三男ルークが出会った、心から大切に思える人。しかし彼女の過去は深い悲しみに縁取られていて……。★ -
氷の伯爵
“氷の伯爵”の異名をもつ独身主義者のダレンヴィル卿が、年頃の令嬢を集めてパーティーを催し、花嫁を探すと言い出した。会場の手伝いをすることになった家庭教師タレイア・ロビンソンは、招待者の条件とやらを漏れ聞いて、伯爵の高慢さに呆れ返った。血統が良く、歯が丈夫で腰の大きい、気性が穏やかな貴婦人?まるで繁殖用の雌馬を探しているかのような言い草だわ!だがパーティーが無事に終わったとき、伯爵は思いがけず、その条件をまるで満たさない女性を花嫁に指名した。「ミス・ロビンソン、式はできるだけ早く執り行いたい……」 -
花嫁泥棒
兄が決めた結婚相手は美しい。でも、さらってまで妻にしたいと思ったのは…。中世イングランドで剣と情熱が火花散る★四年前、イザベルの父は反逆罪で死刑となり、その日を境に彼女の運命は一変した。伯父に引き取られたものの、従姉イヴリンにいじめられ召使い同然の暮らしを強いられる、どん底の日々が続く。けれども、そんなイザベルを見初めた男性がいた。お節介な兄たちの差し金でイヴリンに求婚しに来たジャスティンだ。彼は、美しいが性格の悪いイヴリンではなくイザベルに惹かれ、イザベルを得るため、ある夜、大胆このうえない行動に出た。 -
初めての夜に
エレンは政治家の家庭に生まれ、厳しいルールのもと育った。大企業重役のクリストファーと出会い恋に落ちた彼女は、男女関係においても慎重を期そうと心に決めていた。ところが初めて結ばれた夜、彼に強引に求婚されてとまどう。たった一度ベッドをともにしただけで結婚なんて……。エレンは彼の軽率さに不信感を持ち、別れを決断した。三カ月後、休暇で知人の豪邸を訪れた彼女は、その場でルームメイトの存在を聞かされる。言いようのない不安に駆られ、そっと部屋をのぞくと、そこには半裸のクリストファーが待っていた! -
ボスに贈る宝物
子供が欲しいというルーク・ガルニエの突然の宣言にアシスタントのヘイリーは言葉をなくした。どうやら将来会社の経営を任せられる後継者が必要と考えたらしく、ルークは、代理出産してくれる女性を登録所で探したいと言い出し、州法で制限されているから難しいとなだめても、納得しない。密かにルークを思い続けてきたヘイリーは、ほかの女性がルークの子供を宿すと考えただけで打ちのめされ、入社五年目にして初めて早退し、翌日も会社を休んだ。すると驚いたことにルークが家まで訪ねてきた。彼は理想的な代理母が見つかったと言い、不意にヘイリーの手を取った。「ヘイリー、ぼくの子供を産んでくれないか?」■キャシー・ディノスキーの新作は、オフィスの恋物語です。片思いしていたボスに、子供を産んでくれと頼まれたヘイリー。そんな申し出は受け入れられないと、ちょっとした条件を出しますが……。 -
つれない花婿
リリーは医者から妊娠を告げられ、愕然とした。恋人のヴィートになんと伝えたらいいだろう。イタリア人の裕福な実業家ヴィートは、リリーと付き合い始めたときにはっきりと宣言していたのだ。結婚はしないし、子供も必要ない、と。勇気を振り絞り、彼女はヴィートに真実を話したが、結果は最悪だった。彼女は荷物と共に彼の家から叩き出された。六週間後、友人の元に身を寄せていたリリーの前にいきなりヴィートが現れて、傲慢に言い放った。「君には部屋も職も必要ない。すぐに僕と結婚してもらう」■ルーシー・モンローを彷彿とさせる作風で人気の作家、ナタリー・リバースがついに日本デビュー! 傲慢なラテン・ヒーローと一途なヒロインのロマンスは必見です。ぜひご一読ください! -
身代わりデート
ジョジーは汗ばむ手でミニスカートの裾を引っ張り、店に入った。過保護な姉が薦めてくるブラインドデートの相手が従順な妻を探す退屈な男性ばかりなことにうんざりした彼女は、今夜、デート相手を怖じ気づかせて早々に追い返すつもりだった。セクシーな衣装を身にまとい、奔放な女のふりをして。だが、待ち合わせた男と目が合った瞬間、彼女の思考は停止した。彼はまさに好みの、目がくらむほどゴージャスな男性だったのだ。一方、友人の代わりにデートを断りに来たニックは、ひと目でジョジーに心を奪われてしまい、事情を言いそびれ……。 -
オアシスはどこに
ジェニファーは父の死後、レストランチェーンの後継者になるためモハーベ砂漠のオブライエン・レストランにやってきた。店長候補として働き始めてまもなく、一人の男が現れる。男の名前はブラッキー・アーチャー。はき古したジーンズに薄いブルーのシャツを着た、尊大な男だ。ブラッキーは皿洗いでも何でもいいから店で働かせてくれと頼む。荒々しいが、同時にどこか洗練された魅力のある彼に、ジェニファーは言いようのないときめきを覚えた。「僕ほどの男を雇わない手はありませんよ」ブラッキーは青い瞳をきらりとさせ、ジェニファーに迫った。■レベッカ・ウインターズの最新作は、ハーレクイン・イマージュより来月発売予定です。こちらもどうぞお見逃しなく。 -
悲しみを知ったベネチア
上司がベネチアの国際的大企業にヘッドハントされ、能力を買われた秘書のベスも上司に同行することになった。だが出社して社長室に向かい、そこにいる男性を見て呆然とした。優雅なオフィスでほほ笑むのは間違いなくルカ!五年前、軍人だったルカに夢中になったものの、上流社会で育った私は身分の差を超えられなかった。彼を振り払うようにして別離を選んだが、その後父が亡くなり、今や私は日々の生活にも窮しているのだ。言葉を失うベスに、ルカは皮肉な笑みをたたえて言い放った。「金のために捨てた男に再会した気分はどうかな?」 -
愛は魔法でなく
諜報機関に勤めるジェイミーはザックが敵に捕らえられたと聞き、いてもたってもいられなくなった。7年前、優秀な諜報員ザックは新人研修で憧れの教官だった。だが彼はなぜかジェイミーに特別厳しく当たり、彼女は見返したい一心で過酷な研修をやり抜いたのだ。そして最初の任務でともに命の危機を乗り越えたとき、抑えつけていた情熱が解き放たれ、二人は貪るように求めあった。それきり彼とは顔も合わせていない。今でも忘れられないなんてばかげていると思いながら、ジェイミーは彼のもとへ向かった。周囲の制止を振り切って。 -
灰色の伯爵
嘘よ! 私があの伯爵に買われたなんて。おじが賭事で作った借金を肩代わりする見返りに、冷徹と名高いコールドベック伯爵は私との結婚を要求した……。激しく動揺するキャサリンの耳に、力強いノックの音が響いた。「コールドベックです。あなたとお話ししたい」伯爵はキャサリンに反論を許さず、その日のうちに式を挙げ、2日後には彼女をヨークシャーの領地へ連れ去った。そのときのキャサリンは夢にも思わなかった。自分を買った夫に、狂おしいほど恋い焦がれる日が来ようとは。 -
略奪は甘く
観光ガイドとしてローマで働くフランチェスカは困惑していた。上流階級出身で大物実業家のカルロ・カルルッチが、婚約者のいる彼女に誘いをかけてくるのだ。プレイボーイのきまぐれとわかっているのに、経験したことのない熱い思いに駆られてしまうのはなぜだろう?事態が急変したのは、正式な婚約発表の夜だった。フランチェスカは婚約者の裏切りを目の当たりにして卒倒しそうになった。すると背後からカルロのたくましい腕が伸びてきて、彼女を優しく抱きしめた。あたかも、こんななりゆきを予測していたかのように。 -
愛は仮面の奥に
テレサは行方不明の双子の兄を捜しにベネチアを訪れた。ホテルに着いた彼女を出迎えたのはハンサムな長身の男。彼の鋭いまなざしにテレサは思わず身震いした。この人はなぜ、観察するような目で私を見るの?部屋に案内してくれたその男を彼女はポーターとして扱ったが、あとで従業員から彼はここミダス・ホテルのオーナー、マウリツィオ・ヴァンザーニだと告げられる。恥ずかしさのあまり赤面したとき、部屋の電話が鳴った。それは当のマウリツィオからのディナーの誘いだった。 -
御曹子のフィアンセ
重役秘書のジュリアはボスのマイケルを密かに慕っている。最近、彼は有名誌上で“結婚したい男性トップ10”に選ばれ、全国の女性から求婚のボイスメールが殺到する人気ぶりだ。だがそのせいで会社のシステムがダウンしてしまい、騒ぎを静めるための策として、マイケルからあることを頼まれる。なんとジュリアに偽のフィアンセを演じてほしいというのだ。この胸に秘めた彼への想いは、偽りなんかじゃないのに……。皮肉さに心を苛まれ、断りたい気持ちでいっぱいだったが、彼女にはどうしてもそうすることができない、深い事情があった。 -
麗しのハウスキーパー
予定より早く出張を終えたトリスタン・バークリーは、豪華な屋敷に戻るなり、まずエラがいないことに気づいた。エラはこの屋敷で働く、地味ながら非常に有能なハウスキーパーだ。彼女の車のキーはあるのに姿はどこにも見当たらず、ハンドバッグの中身はキッチンの調理台の上に散乱し、床にはくしゃくしゃの制服と靴が脱ぎ捨てられている。いったい何があったんだ? まさか、強盗でも押し入ってきたのか?慌ててエラを捜すうち、トリスタンはプールで泳ぐ人影に目を留めた。警戒しながら近づくと、その人物はあまりにセクシーな女性で――トリスタンははっとして問いかけた。「エラ……きみなのか?」■注目作家がお届けするのは、冴えないハウスキーパーと富豪のボスとのシンデレラストーリーです。いつもそばにいた使用人が、実は理想の女性だと気づいた彼は……?ドラマティックな物語をどうぞお楽しみください! -
夫を夢中にさせる方法
二カ月前、バレリーは愛する夫を残し、家を飛び出した。夫デブリンに愛されていないことは始めからわかっていた。デブリンは、従順でおとなしい妻が欲しかっただけ。そして、バレリーの父が経営するメディア企業と接点を持ち、一族の映画会社を発展させたかっただけだと。それでも、そばにいられればとプロポーズを受けたのだが、叶わぬ思いに苦しみ続け、我慢が限界に達したのだ。以来、夫からは音沙汰がなく、近況は新聞や雑誌を通して知っている。本当にこのままでいいのだろうか……彼に愛されたいんでしょう?内気なバレリーの胸に、いまひそかな決意が芽生えつつあった。■〈ハドソン家の恋事情〉も最終話を迎えました。長男デブリンが満を持して登場します。本作は特別に、便宜結婚に至るまでの二人のやりとりもおまけとして巻頭についており、彼らのロマンスを十二分に楽しめるお得な一作となっております。 -
めぐる季節の贈り物
両親が旅行中に交通事故で亡くなった――。看護師長のクロティルドは突然の知らせに、思わず椅子に座り込んだ。心配して見に来てくれたドクター・サッカリーの言葉も耳に入らない。クロティルドはすぐにフィアンセのブルースに連絡をとった。同じ病院で働く研修医の彼に、実家まで送ってもらおうと思ったのだ。でも彼は上司と会食の約束があって、どうしても行けないと言う。将来がかかっているから絶対断れないと……。茫然とする彼女に、ドクター・サッカリーが声をかけた。「家には僕が送っていくよ」クロティルドは言われるままに、その厚意にすがった。やがて味わうフィアンセのさらなる冷たい仕打ちを予期したように。■ハーレクイン・イマージュから、記念すべき2100号作品をお贈りします。作家は皆様に長く愛されているベティ・ニールズ。イギリスからオランダを巡る愛の旅路の物語をご堪能ください! -
プレイボーイの復讐
カリーは十代で両親を亡くし、ギリシアにいるおじに引き取られた。だが、おじの会社を救うため十九歳で初老の男性と政略結婚させられ、夫婦生活もない数年を耐えたあと、夫の死により自由の身になった。ギリシアに戻り、自立の道を探っていたある日、ダモンと名乗る男性と知り合い、愛される喜びを初めて知る。セクシーな肉体だけが取り柄の彼と、将来をともにするつもりはない。でも、信じられる人を見つけた今、もう少しだけ彼と一緒にいたい。そんな折、おじが新たに娘を政略結婚させようとしていることを知り、紹介された相手の男性を見てカリーは言葉を失った。傲慢そうな笑みを浮かべたダモンがそこに立っていたのだ。■情熱的な作風が評判のアニー・ウエストがギリシアを舞台に描く、愛と憎しみの交錯するストーリーです。不運な人生を送ってきたカリーの初めての恋のゆくえははたして? -
思い出のなかの結婚
メイブはローマ郊外の病院で目を覚ました――事故で怪我を負い、一カ月も昏睡状態が続いたあとに。意識は戻ったものの、彼女は記憶喪失に陥っていた。退院するメイブを出迎えたのは、夫だというダリオ・コスタンツォ。世界的な大企業の副社長で、とびきりハンサムなイタリア人男性だというのに、彼と結婚していたことをまったく思い出すことができない。病みあがりのメイブはダリオに連れられ、プライベートジェット機で静養先の小さな島に飛んだ。何もかもが謎だらけの暮らしが始まるとも知らずに。 -
愛は記憶のかなたに
コンピュータ・プログラマーのジョーは仕事の依頼を受け、その会社の社長との面会に赴いて思わず全身が凍りついた。マイケル・ハンター――三年間、かたときも忘れることのなかった人。三年前、妹が妊娠させられたと聞き、ジョーは相手の男性を訪ねた。その男性のいとこであるマイケルが、話をつけると約束してくれたが、翌日ジョーを訪ねてきた彼は前日とは態度を一変させ、妹をなじった。そのまま帰りかけたマイケルを追いかけ、妹は車に轢かれて即死した。事故だったとはいえ、最初に彼を信じてしまった自分が呪わしい。ジョーは憎悪に目をきらめかせながらも、なぜかわいてくる熱い思いを持てあまし、その場に立ち尽くした。■おかげさまでハーレクイン・ロマンスは2500号を迎えることができました。その記念として、未邦訳だったエマ・ダーシーの初作品をお届けします。ご堪能ください! -
淑女は踊る
社交界にもデビューせずに館を切り盛りしてきたグエンだが、愛する父が亡くなると、男爵位を継いだ高慢ないとこから、借金のかたに知人と結婚しろ、さもなくば幽閉すると脅される。あまりの仕打ちに、彼女は親戚の住む町を目指して逃げ出した。いとこの追っ手に見つからないようジプシーの一団に加わり、踊り子に扮して旅するある日、紳士たちが野営地にやってきた。一人の男に視線を注がれ、グエンは警戒しつつときめきを覚える。日が暮れ、かがり火の周囲でダンスが始まると、彼は囁いた。「踊ってくれ……私だけのために」そしてグエンの唇を奪った。 -
復讐のための結婚
タイで孤児院の運営を手伝っているニコルは、継父の会社が倒産し、屋敷が差し押さえられたことを知らされる。彼女は自分の荷物を取るために帰国し、無人の屋敷に直行するが、もはやわが家でないと知りつつ、ついバスルームでシャワーを浴びた。そこにノックの音が! 屋敷の購入主だというラッセルが現れた。事情を話すニコルに、彼が示したのは敵意さえ感じさせる冷たい態度。このとき彼女は知る由もなかった。ラッセルが屋敷を買ったのは彼女の継父への復讐の一環だったことを。そして先ほどシャワーを浴びる美しい彼女の姿を垣間見て、ラッセルが強い欲望にとらわれたことも。 -
流砂の獅子
隣国の皇太子カマルとの結婚を命じられ、王女アリーヤは青ざめた。なんでもアリーヤが彼と結婚して後継ぎをもうけないと、内戦が勃発し、近隣諸国の平和が危ぶまれるというのだ。相手がカマルでなければ、こんなに苦しまずにすんだかもしれない。かつてアリーヤはカマルを愛し、彼にも愛されていると信じていた。だがある日カマルは本性を現し、アリーヤを完膚なきまでに侮辱して捨てさったのだ。話し合いの場に現れたカマルは昔よりも魅力を増し、堂々としていながら危険なオーラを漂わせている。カマルは口を歪め、冷ややかな目をアリーヤに向けた。「安心しろ。君が僕の後継ぎを産みさえすれば、すぐに離婚する」■オリヴィア・ゲイツの三部作〈ジュダールの王冠〉も最終話を迎えました。エキゾチックな砂漠の夢物語をご堪能してください。 -
ボスと秘書の十二カ月
社長秘書として働くタラは、社長の息子ランドと密かに交際していた。だが、タラが二人の将来を夢見心地に口にしたとたん、ランドは態度を一変させ、逃げるように去ってしまう。傷つき打ちのめされ、タラはひっそりと会社を辞めた。あれから五年の歳月が過ぎ、突然ランドがタラのもとにやってきた。父親が亡くなり、ランドが一族の会社を継いだらしいが、遺言の条件を満たさなくては地位も財産も会社も失うのだという。その条件とは、一年間タラをランドの秘書に据えること。いったいなぜ? うろたえつつも、タラは考えた。これは神様がくれたチャンスかもしれない……。今度こそランドの愛を手に入れるため、タラは大胆な賭に出た。■マイアミを舞台とする三部作〈キンケイド家の遺言ゲーム〉が今月からスタートしました。父親の遺言状に翻弄されるきょうだいたちの奮闘を、人気上昇中のエミリー・ローズが丁寧に描きます。 -
天使を抱いた夜
タムシンは純白の花嫁衣装に身を包み、リムジンに乗っていた。倒産しかけた一族企業を救い、幼い妹を守るため、巨万の富と引き替えに、シークの甥に嫁ぐ覚悟を決めたのだ。恋に落ち、愛する人と結ばれる夢はついえた。これから悪評高き花婿と地獄のような日々を送るのだ。絶望に浸っていたタムシンは、突然リムジンが止まり、ドアが開いたのを見て悲鳴をあげた。冷酷な美しさを漂わせた男が、じっと彼女を見つめている。「タムシン・ウィンター、ついに君を手に入れた」次の瞬間、布で口をふさがれ、タムシンは気を失った。◆先月日本デビューしたジェニー・ルーカス。本作も期待を裏切らない華やかなジェットコースター・ロマンスです。来月5日にも彼女の作品を刊行予定。お見逃しなく! -
誘惑のらせん階段
自ら営む花屋のオフィスにいたクリスティーナは、不意に聞こえてきた話し声にどきっとした。昨日、ちょっとした窮地を救ってくれた男性に違いない。途方もなくセクシーな彼にクリスティーナは心を奪われた。彼はラファエルと名乗り、大企業の経営者だとわかったが、再会を約す言葉もなく、行ってしまったのだった。「僕がいないほうが君は幸せだろう……」どうやら花束に添えるカードを店員に書かせているらしい。花を贈って一方的に恋人との関係を絶つ魂胆ね。非情な男!クリスティーナは怒りに駆られ、彼の前に進み出た。 -
オアシスの奇跡
「息子のカジムを養子にして、きみの手で育ててほしい」余命いくばくもない雇い主、ファイサルに懇願され、出産時に亡くなったカジムの母に代わって、大切に遺児の面倒を見てきたナニーのエリンは快く請け合った。ところがファイサルの死後、彼の弟でザヒールと名乗る男性がアラブのクバー王国からやってきた。「病に倒れた高齢の父が孫にひと目会いたがっている」動転しつつも、エリンは子供を連れてクバーを訪れた。ファイサルとザヒールが王家の一族であり、カジムが王位継承者であるなどとは夢にも思わずに。 -
愛を請う予感
インテリアデザイナーのキーラはインドを訪れ、友人の結婚式に列席した。式が滞りなく終わり、中庭で催される披露宴が始まる前のことだった。「失礼」と声をかけられ、庭に出る道をふさいでいたのに気がついた。建物と庭園の織りなす神秘的な光景に、呆然と立ち尽くしていたせいだ。振り向くと、長身の男性が立っていた。これほどセクシーで、しかも危険な雰囲気を持つ男性は初めてだった。言葉を交わすうち、抗いがたい力で彼に引きつけられていくのを感じ、気がつくと彼の腕のなかにいて、キスを交わしていた。なんということをしてしまったの。彼と二度と会わずにすみますように。しかしキーラの願いは叶わず……。◆30周年の記念の年、おかげさまでハーレクイン・ロマンスは2400号を迎えることができました。これまでのご愛読に感謝を込めて、ペニー・ジョーダンの意欲作をお届けいたします。◆ -
熱砂の烙印
心を病んだ母親が自ら命を絶ったあと、ジェイはアメリカを離れた。たった一人で看病をしながら救急医として働き、若者らしい楽しみも恋もないまま二十八年生きてきたのだ。亡き父の国ダムホールで、人生の再スタートを切るつもりだった。現地の医師団に参加した彼女は、外科医マレクと出会う。運命だった。命を救う闘いを共にするうち、二人は強く惹かれ合った。初めての恋。けれどそれは淡くもやさしくもなく、灼熱の砂漠のように彼女を熱く焦がした。だがマレクは、ジェイの純潔をぎりぎりのところで拒み続ける。医師であると同時に王位継承者でもある彼は、妻を選べない立場にあることを、どうしても言い出せないのだった。◆砂漠のメディカル・ロマンスの新星、オリヴィア・ゲイツの登場です!熱くせつないロマンスと緊張感漂う医療現場。読みごたえたっぷりの新人作家の作品は、7月20日刊D~1318でもお楽しみいただけます。◆ -
千一夜におぼれて
玄関のドアを開けてファルークの姿を目にした瞬間、すさまじいショックに襲われ、カルメンは凍りついた。ファルークは中東ジュダール国のプリンスで、一年半前に国際会議を通じて出会い、すぐさま惹かれ合った。そこで二人は、後腐れのない関係を楽しむことを条件に三カ月という期間限定の恋人同士になったのだ。だがカルメンは約束の時を待たずして、ファルークのもとを去った。職を変えて転居までしたのに、見つかるなんて……。まさか彼は知ってしまったの? 私がなぜ去っていったかを。うろたえるカルメンに、ファルークは冷たい声で言い放った。「ぼくは娘に会いに来たんだ」◆今月イマージュでデビューしました期待の新人オリヴィア・ゲイツが、ディザイアからも三部作〈ジュダールの王冠〉でデビューいたします。まるでアラビアン・ナイトの世界に入り込んだかのようなエキゾチックな物語を、ご堪能ください!◆ -
乙女の告白 年上と恋に落ち
ロンドン社交界きっての伊達男マーカス・ラングリーは自ら独身主義を標榜し、美女たちと戯れていた。フランスとの戦から帰還した彼にとって、貴族社会の爛熟ぶりは虚しいだけだったのだ。そんな折、大おじが亡くなり、マーカスは領地の管理を任された。着いてみれば地所は荒れ果て、屋敷の中は見るも無惨な状態だ。家政婦がいるはずなのに、なんたる怠慢――怒ったマーカスは老僕が止めるのもきかず、家政婦の部屋に入っていった。だが、そこには瀕死の娘がベッドに横たわっていた。娘の青灰色にけぶる瞳を見たとたん、マーカスは胸をつかれた。◆“年上の男性との恋物語”――裕福で世慣れていて、罪なほど強引な大人のヒーローの魅力がちりばめられている名作をお届けします。◆ -
危険な億万長者
フェイスは初めて訪れたアルゼンチンの広大な草原で、信じられないほどセクシーなラウルに出会い、たちまち恋に落ちた。億万長者で、財産めあてに彼に近づく女性しか知らなかったラウルもフェイスに新鮮な魅力を感じ、惹かれていく。彼に身も心も捧げたフェイスは満ち足りて、幸せだった。十カ月後――。フェイスは重傷を負って故国イギリスの病院のベッドで目を覚ます。結婚式の直後に逃げだしたあげくのことだった。もう二度と夫のもとには戻りたくなかった。しかし彼女の望みは叶わず、ついに夫が病室に現れた。 -
貞淑な唇
★生まれる時代を間違えた戦士――彼こそわたしがすべてを捧げるヒーロー。★誰かがわたしを狙っている。身に覚えはないけれど、確かに危険が迫っている。つぎつぎにふりかかる災難は、いったい誰のしわざなのだろう?職場を変え、住む町を変えても、不安は消えない。華奢な体で必死に護身術のレッスンを受けながらも、レジーナはひどくおびえていた。頼れるのはただひとり、レッスンの指導者ライリーだけだ。危険なほど強く、罪深いほどセクシーな男性。出会ってすぐに、レジーナにははっきりとわかった。彼ならわたしを守ってくれる。必ず。 -
偽りの抱擁
「ラファエロ・ヴィラーニを誘惑してちょうだい」彼との浮気が夫にばれそうになった姉に偽装工作を頼まれ、レイチェルは場違いな豪華パーティに出席した。おずおずと声をかけてみても、相手が応えてくれるはずもなく、焦ったレイチェルは無理やり彼に抱きついてキスしてしまう。その不意討ちに、ラファエロはひどく腹を立て、半ば拉致するようにレイチェルを自宅へと連れ帰った。彼女から事情を聞き出して、いきさつを知ると、ラファエロは追ってきた報道陣の前に出て、突然、宣言した。「僕たちは婚約しました。どうか祝福してほしい」★イタリア人富豪ラファエロと心ならずもかかわることになったレイチェルは、予想のつかない彼の言動に翻弄されるばかり。情熱のストーリーで魅了するミシェル・リードの新作です!★ -
花嫁の胸騒ぎ
ベサニーはアンティークショップのバイヤー。骨董品の買い付けに行った帰り、寂しい峠道をまわることにした。そこは六年前、彼女が恋に落ちた思い出の地だったからだ。ジョエルという名前しか知らず、話すこともなかった初恋の人。以来、ベサニーの心から彼の面影が消えた日はなかった。でもまさか、パンクして峠で立ち往生したとき、ジョエルその人が車で通りかかり、助けてくれるなんて!しかも濃霧で動けず、二人はホテルの一つベッドで夜をともにした。彼こそ運命の人――夢心地で幸せな気持ちに包まれたベサニーは、行きの道でも同じ車が後ろにいたことなど思い出しもしなかった。 -
結婚という名の悪夢
アレクサンドラは、いつか映画制作に携わる日を夢見て、ハリウッドの撮影所で事務員として働いている。ある日、彼女は憧れの俳優からランチに招待された。ウルフ・ケリック。今をときめく大スターだ。天にものぼる心地で約束の場所に出向くと、いきなり頼み事を切り出される。「四週間、ぼくの愛人のふりをしてほしい」引き受ければ、近い将来、助監督に抜擢するという。だけど、なぜ私なの?地味で、美しくもないのに……。いぶかりながらも、彼女は人生を変えるチャンスに賭けた。 -
見せかけの恋人
ヘザーは、昼は補助教員、夜は海運会社で派遣社員として働いていた。ある晩、仕事先で空腹のあまり倒れてしまったところを、ずっと憧れていた社長のテオ・ミケルに助けおこされる。思わぬ幸運を噛みしめていたのもつかの間、彼のお節介のせいで派遣の仕事を首になってしまう。数週間後、責任を感じていたテオが、住みこみで家政婦の仕事をしないかと持ちかけてきた。ヘザーは大喜びで引き受けたが、息子の結婚を望むテオの母に恋人だと勘違いされたことから、彼と同じ寝室を使うはめに……。 -
妖婦を演じて
児童救済慈善ファッションショーの収益金が消え、元人気モデルのリディアは警察の取り調べを受けた。着服したのは彼女の母親だが、リディアは認めようとしなかった。自分が母を不幸せにしたという罪悪感にとらわれてきたから。窮地に陥った彼女に手を差し伸べたのはクリスティアーノ、リディアが一時期親しかったことのある大富豪だ。彼は紛失した収益金の立て替えを引き受けるという。だがその見返りに、ベッドをともにすることも要求してきた。彼の申し出は親切からではない。過去の経緯を思えば、この機会を復讐に利用するつもりに違いない。★リン・グレアムが初恋の人に誤解されて苦しむヒロインを描きます。★ -
プリンスの甘い罠
マギーは住み込みの家政婦をしながら大学生活を送った。雇主はトム・プリンスという魅力的な大学院生で、マギーは抗いようもなく彼に恋してしまう。しかしトムは別の女性と結婚し、マギーは傷心のうちに彼の家を出た。六年の月日がたち、妻に先立たれたある王国のプリンスの依頼により、彼女は幼い男の子と女の子の子守りとして働くことになった。ある夜、子供たちにベッドを占領されたマギーは、留守中のプリンスのベッドで寝ていた。すると深夜、ベッドに男性が入ってきた。夢にまで見たトムが……。★架空の国のプリンスをヒーローに繰り広げられるロマンチックなミニシリーズ〈三つのティアラ〉がスタートいたします。第一話では周到な計画のもとにヒロインが王国に呼び寄せられ……。★ -
愛する人はひとり
プルーデンスがニコロスと結婚して八年の月日がたった。彼はギリシアでも有数の大企業の最高経営責任者だが、八年前は違った。倒れかけた会社を救うため大富豪の相続人プルーデンスと仕方なく結ばれたのだ。しかも本当の夫婦になったことはなく、彼には複数の愛人がいる。プルーデンスはそんな関係がいやになり、離婚を切り出した。ところがニコロスの答えは予想外のものだった。彼は形式だけの結婚を本物にしたいと言い出したのだ。君が妊娠を望むなら子どもの父親になってもいい、と。今さらどうして?当然、プルーデンスは拒絶した。★リン・グレアムがギリシア人富豪をヒーローに、アテネとイギリスを舞台に繰り広げる情熱的なストーリーをお楽しみください。★ -
憎しみは愛の横顔
一年前、エリーザはサルバトーレを愛し、彼の子を身ごもった。だがサルバトーレは自分の子だと信じようとしなかった。口論のあげくエリーザは小さな命を失い、憎しみをいだいたまま、彼のもとを去った。いまは宝石店で働くエリーザを、ある日サルバトーレが訪ねてくる。エリーザはさる王家の戴冠用宝玉を扱う立場にあり、その身を案じた彼女の父親の依頼で護衛しに来たのだという。エリーザにとってはつらすぎる再会だった。不本意ながらアパートメントまで同行を許したエリーザに、サルバトーレはさらなる要求を突きつけてきた。 -
誤解が招いた愛
アリーの夫は四カ月前に車の事故で亡くなった。突然のことに、いまだ心の整理がつかない状態だ。そしてこのほど、同乗していた女性の身元が判明した。ローマにほど近い町に住む、著名な公爵の夫人だという。遺された彼女の夫に会い、悲しみを分かち合えたら――。そんな思いがふくらんで、アリーはローマに飛んだ。ところが、公爵の屋敷では門前払いされてしまう。なんとしても公爵に会いたいアリーは、公爵の関係者らしいジーノという男に導かれるまま、車に乗りこむ。自分の運命が大きく変わるとも知らずに。 -
甘い手ほどき
ハンナが研修先に選んだのはロンドンの一流病院だった。驚いたことに、彼女の指導を受け持つという医師は、かつて憧れを抱いていた幼なじみのアダムだった。久しぶりに再会したアダムは、自信にあふれ、有能そのものだ。都会になじめず、不安でいっぱいのハンナとは正反対。裕福な家庭に生まれた彼は、貧しい里親に育てられた私とは違う。みじめさに打ちのめされる彼女に、アダムが追い討ちをかけた。「ロンドンに出てきたとは驚きだ。君には田舎がお似合いだよ」そのさげすむような口調に、幼い恋心を打ち砕いた彼の冷酷な仕打ちがよみがえった。 -
シンデレラの階段
理不尽な里親に耐えられなくなってジョーはフランスに逃れ、ほんの偶然から、古いお屋敷に住み込みの整備士の職を得た。だが相変わらず心配事はある。主人は女性を雇わない主義だと聞き、男の子のふりをしているのだ。幸い、主人が訪れることはまず皆無というけれど、正体を知られたら即刻、追い出されるに決まっている。ある日屋敷の私有地で見知らぬ男性に出会って心引かれたものの、ジョーは逃げ出さないわけにはいかなかった。敷地に迷い込んだ旅行者であっても、かかわらないのが鉄則だ!まさか、その人がここの主人だったとは……。★世界中を旅した経験を生かし、華やかな物語を紡いできたソフィー・ウエストンが、今回は絵のように美しいフランスの一地方を舞台に、不幸な子供時代を送ったヒロインの愛のストーリーをお届けします。★
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