徳川作品一覧

非表示の作品があります

  • 図説 日本の城と城下町3 江戸城
    -
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 江戸城は今も東京の中心に息づいている――。徳川家康の入城を機に発展し、大火と再建を繰り返しながら拡大してきた大城下町・江戸の見どころを徹底解説。現地写真のほか古地図や絵図、地形図を駆使して、巨大都市・東京に埋もれた歴史の地層を掘り起こし、町々の随所に秘められた物語と痕跡をたどる。城郭を中心に発展してきた町の歴史・文化を探訪するシリーズ第3弾。城を愛する落語家・春風亭昇太氏の巻頭インタビューも収載。
  • 江戸城案内仕る 将軍の朋友
    -
    天下一の巨城にして、幕府の中枢であった江戸城──。とりわけ本丸は三万四千五百坪もあり、迷路のような城内を行き来するのは不慣れな大名には難しいとされた。そこで重宝されたのが坊主衆である。各大名は坊主を頼りにし、いつの間にか家臣代わりに使う習慣が出来たのだ。藤田輝阿弥はその坊主衆を束ねる同朋頭で、自然、政治の舞台裏にも通じ、影響力は幕閣さえも怖れた存在であった。その輝阿弥の耳に、驚くべき報せが入る。次期将軍候補、甲府宰相・徳川綱重の多額の拝借金問題……。甲府藩で何が起こっているのか。将軍・家綱と大老・酒井忠清の思惑の狭間で、輝阿弥は徳川家存亡を左右する決断を下す!将軍の良き話し相手でもあった同朋頭の活躍を描く、斬新な新シリーズ!!
  • 江戸城大奥列伝
    -
    春日の局――徳川三代将軍家光の乳人となり、家光の将軍継嗣に尽力し、「表」の老中に匹敵するほどの権勢を持つようになった、江戸城「大奥」の取締役。ついでお万の方、矢島の局、桂昌院、右衛門佐の局、お伝の方、左京の方、絵島等々、江戸の時代を背後から彩る大奥婦女を活き活きと描く海音寺史伝。
  • 江戸城 御掃除之者!
    4.0
    江戸城の掃除を担当する御掃除之者の組頭・山野小左衛門は、上司から極秘の任務を命じられる。それは男子禁制の大奥の掃除。7代将軍徳川家継の生母である月光院付きの御年寄・音羽が何年も局に籠もり、部屋を芥溜めにしているらしい。精鋭の配下6人を集め、大奥へと乗り込むが、そこには大奥女中による鉄壁の防衛線が築かれていた……。掃除に命を懸ける7人の侍に降りかかる無理難題。大江戸お掃除戦線、異状アリ!
  • 江戸城仰天 大奥同心・村雨広の純心 新装版
    5.0
    紀州、尾張、水戸の忍者が江戸城に集結!? 痛快時代エンタメ 御三家の野望に必殺の一撃! 江戸城が血の海に――!? 月光の剣vs.謎の能面忍者! 将軍・徳川家継の命を狙い、次期将軍の座を狙うのは紀州藩・徳川吉宗だけではなかった。尾張藩の徳川吉通、水戸藩の徳川綱條ら御三家が、手下の忍びを江戸城に潜入させ城内を大混乱に陥れる。大奥年寄・絵島の怪しい動きに加え、大奥同心たちに立ちはだかるのは紀州、水戸のくノ一や能面の忍者・無阿弥。村雨が命を懸ける最後の戦いが始まった!
  • 江戸城心中
    -
    名君と評判の徳川八代将軍吉宗は、本来なら三万石の大名で終るべき身分の人だけに、身辺に隙があった。登用した江戸町奉行大岡越前守忠相は名奉行と市井の喝采をあびる。越前が必死に捕えんと追う密貿易船(ぬけがいぶね)は一網打尽にしたが、彼を悩ます怪人が江戸に現れた。将軍ら四人に復讐を誓う四ツ目菱の袷を着た一ツ目男――。人間描写の巧みさで、運命に翻弄される人物を描く、傑作伝奇小説。
  • 江戸城心中
    -
    徳川将軍・吉宗の信任も厚い江戸町奉行・大岡越前守忠相。名奉行と名高い越前は密貿易船を追うが、さらに彼を悩ます怪人が現れた……。絶対的に面白い、吉川英治初期時代伝奇作品、復刊第二弾! ※本書は、昭和五十八年三月に刊行された『吉川英治全集7 牢獄の花嫁 江戸城心中』(講談社)を底本としました。
  • 江戸城の全貌
    3.0
    1巻1,540円 (税込)
    江戸城は、日本最高峰の技術とマンパワーが集結して築かれた日本一の城です。 現在皇居になっている西の丸や山里丸、皇居東御苑として一般開放されている本丸・二の丸・三の丸の一部、北の丸公園になっている北の丸や大手前などが「内郭」と呼ばれる中枢部にあたり、内郭の外側を「外郭」と呼ばれるエリアが囲みます。神田川が隅田川に注ぐ両国橋脇の柳橋あたりが外濠の東側で、そこから浅草橋、御茶ノ水、小石川、市ヶ谷、四谷、虎ノ門と続き、数寄屋橋、梶橋、常盤橋、雉子橋まで。東が隅田川、永代橋や両国橋の手前までが城域です。外郭の総延長は14キロメートルもあります。秀吉が築いた大阪城の総構は約7.8キロメートルとされますから、それを凌駕するとてつもない大きさだったのです。 本書では、巨大城郭・江戸城の秀逸な構造と築城秘話を紹介します。徳川家康が豊臣秀吉の命で入った江戸は、ひどい荒地でした。しかし家康は、不毛の地・江戸を「理想の国家をゼロから構築できる新天地にしよう」と思考転換したのです。 江戸城を築くときに家康が見据えたのは、江戸幕府の盤石な体制づくり。そのため、強靭な軍事力のある城でありながら、政治・経済・商業の中心地となる国家の中枢として機能する城であり、徳川家の威厳と権威をこれでもかと見せつける存在感が求められました。 本書ではこのような築かれた時代背景、立地や地形、設計などの特徴はもちろん、城の変遷、天守や御殿の構造や装飾、石垣の積み方や石材の採石法、さらには江戸の町づくりや幕府のしくみまで、さまざまな視点から江戸城の全貌と魅力に迫っています。 実際の城歩きにも役立つ内郭及び外郭の見どころも紹介。大都市・東京に、江戸城の片鱗は今も力強く残っていることがわかります。
  • 江戸城の迷宮 「大奥の謎」を解く
    -
    江戸城大奥は、この世とは別のワンダーランドだった。ひとりの将軍のために数百人の女たちがかしずく「大奥」は、江戸城本丸の半分以上を占める巨大空間で、御台所が暮らす御殿には百以上の部屋があり、迷宮のようだったと言われる。年間経費が今なら二百億円とも言われる大奥で、女たちはどんな暮らしをしていたのだろうか。「大奥の制度はいつできたのか」「どんな年中行事があったのか」「大奥での出世の条件とはどんなことか」「将軍に指名された女はどうしたのか」「本当に『宇治の間』に亡霊が出たのか」「なぜ毒殺未遂事件が起きたのか」「どんな『いじめ』があったのか」など、華やかで不可思議な53話のエピソードから、徳川政権を陰で支えた「大奥」の真相に迫る。たびたびドラマ化される「大奥」制作担当者の必読書でもあると言われる本書には、教科書には出てこない歴史の裏話が満載で、江戸時代、そして徳川将軍家の入門書としてもオススメ。
  • 江戸城御庭番 徳川将軍の耳と目
    3.0
    徳川吉宗が八代将軍の座につくと、紀州藩士二〇五名を幕臣に編入、側近とした。その中に将軍の耳や目となり活動する隠密の一団があった。御庭番である。彼らは表向き、将軍やその家族の身辺警備・取次などを務めたが、いったん命が下ると姿を変えて各地で情報収集に当たった。のちにその家筋から幕政に重用される人材を生む。本書は、厳格な統制と秘密保持をもって将軍に情報をもたらし、徳川権力を支えた御庭番を精密に考証する。
  • 江戸図屏風の謎を解く
    値引きあり
    -
    「江戸天下祭図屏風」で大きくクローズアップされた紀伊徳川藩邸。この屏風は、いつ、誰が、何のために作ったのか。描かれた建物、人物、服装、風俗などの歴史推理から、その謎をスリリングに解明する。 ※本文中に(*)が付されている箇所には注釈があります。その箇所を選択すると、該当する注釈が表示されます。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 江戸大決戦  幕府瓦解の日
    -
    「頭、いざとなったら江戸の町に火を付けてくれ」──慶応四年早春、陸軍総裁勝海舟は火消しの棟梁新門辰五郎に頼み込んだ。京で朝敵となった徳川慶喜が帰還後、恭順して籠る江戸城を目標に、薩長率いる東征軍が迫り来る寸前である。「火消しが火を付けるたぁ、ご冗談で」──だが、勝は本気だった。百万の民を大量の船で房総へ逃がし、敵の侵入に合わせ町を焼き尽くす。いわゆる焦土作戦を画策していたのだった。そんな勝の肚の内を読んだのが、敵の参謀ながら盟友の西郷吉之助である。このまま江戸に入れば甚大な被害を見る。ならば談判に応じるしかない。そしてついに、勝と西郷、決死の会見が実現する!江戸を守るため、命を賭して奔走した英雄たち、その活躍を描く渾身の書下ろし!!
  • 「江戸大名」失敗の研究 政治力の差が明暗を分けた
    -
    1巻730円 (税込)
    徳川家に“絶大な恩”を売っても取り潰された外様大名、将軍の死と同時に“最高権力の座”から滑り落ちた幕閣、破産寸前の藩政改革で“抵抗勢力”に苦しみ続けた名君……。泰平の世が260年以上続いた江戸時代でも、その裏では、幕府や大名の熾烈な権力闘争が繰り広げられていた。本書は、気鋭の政治学者が「福島正則と蒋介石」「田沼意次と田中角栄」「赤穂事件と二・二六事件」「上杉鷹山と濱口雄幸」など、江戸時代と近現代史の類例を比較する独自の視点で“失敗の教訓”を導き出す。彼らが大局を見失い、誤った道へと突き進んだ理由とは何だったのか? 【目次】●第1章 残党の末路~福島正則と蒋介石 ●第2章 手段が目的に変化した悲劇~最高権力者・田沼意次と田中角栄 ●第3章 「正義」が現実に勝つという失敗~「赤穂事件」と「二・二六事件」 ●第4章 名君の宿命~上杉鷹山と濱口雄幸 ●終章に代えて 幕府崩壊~改革の失敗と戦いの放棄

    試し読み

    フォロー
  • 江戸っ子の意地
    4.0
    徳川幕府が倒れた明治維新。それは、時代劇でお馴染みの与力や同心たちなど、大量の徳川家家臣=幕臣たちの失業を意味した。しかし彼らは、そのまま負け組として消えてしまったわけではない。新政府への反骨を胸に秘めながら、政界、言論界、実業界などで多くの「元幕臣」たちが頭角を現し、日本の近代化を下支えしていく。そして明治中期には、自分たちを育んだ「江戸」を後世へ伝える活動を立ち上げるのだ。薩摩・長州藩を主役とする従来の歴史叙述では描かれることのない、新たな幕末維新史。【目次】プロローグ/第一章 江戸町奉行所の最後の日/第二章 江戸の解体/第三章 東京府の混乱/第四章 幕臣たちの巻き返し/第五章 町奉行所OB会の結成/エピローグ
  • 江戸天魔録 春と神(1)
    完結
    3.0
    少年“神寄(かより)”は、父に嵌められた醜い“首輪”により母を亡くし、鬼子と忌み嫌われてきた。父への復讐を果たすべく徳川吉宗(とくがわ・よしむね)統治下の江戸に入った神寄は突如、“首輪”を狙う異形の妖魔“天一坊(てんいちぼう)”に襲われる。死は不可避と思われた絶望的な状況の中、尋常ならざる強さの狂武士(バーサーカー)“乙春(おばる)”が現れる! 乙春が告げた、神寄と首輪に纏わる衝撃の事実とは!? 魔都・江戸で“春”と“神”が出逢う時、絢爛たる退魔絵巻の幕が開く――。
  • 江戸・東京の事件現場を歩く 世界最大都市、350年間の重大な「出来事」と「歴史散歩」案内
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 江戸・東京の大事件を探訪 徳川家康が江戸入府して以降、江戸・東京ではさまざまな事件・出来事が起きました。本書は、江戸入府<天正18年(1590)>から終戦<昭和20年(1945)年>に江戸・東京で起こった事件の現場を紹介し、また、さまざまな事件現場を巡るコースを提案します。 ●扱っている事件は以下のとおり。 徳川家康、江戸城に入城 キリシタン50人を札の辻で火刑に処す 由井正雪が自害 玉川上水開通 江戸の水不足を解消 幡随院長兵衛、旗本奴に殺される 伊達騒動 原田甲斐が伊達宗重を斬殺 生類憐れみ始まる 赤穂事件1 江島生島事件 天一坊獄門 め組の鳶と力士が大乱闘 永代橋崩落 鼠小僧処刑される 高野長英、6年の逃亡後ついに捕縛、死亡 アメリカのペリー艦隊、浦賀に来航 大老井伊直弼、桜田門外で暗殺 江戸の薩摩藩邸焼き討ち 江戸無血開城 上野の彰義隊、わずか1日で壊滅 銀座大火 大久保利通暗殺 竹橋事件 足尾鉱毒事件 日比谷焼打事件 乃木将軍殉死 桂内閣、総辞職 原敬首相暗殺 血盟団事件 五・一五事件 二・二六事件 玉音盤巡り反乱 宮城事件
  • 江戸・東京 ぶらり歴史探訪ガイド 今昔ウォーキング
    完結
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ 都内の歴史をテーマで巡る 充実の『27コース』! ★ 栄華を極めた江戸城や大名庭園、 新時代を築いた偉人たちの足跡、 華やいだ町人文化の面影を伝える名所など… ★ 東京のルーツを紐解く歴史ロマンの旅へ。 ◆◇◆ 本書について ◆◇◆ 東京は僅か160年前、「江戸」という、 人口100万人以上で当時世界最大人口の、 巨大にして極めて清潔な町でした。 当時の建物や道、ものや商売などは 関東大震災や東京大空襲、 東京オリンピックなどでかなり失われましたが、 それでもまだまだたくさん、 東京都内に残っています。 一人でも多くの方々に「江戸時代の名残り」や 名所などを知っていただき、皆さんのお好みで 「今日はこことここ」 「近所だから行ってみよう」などと、 気軽にご自由にお使い下されば嬉しいです。 ◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆ ☆1章 江戸城 編 桔梗門で桔梗紋瓦、 番所で葵の御紋瓦を探すべし。 維新時に葵の御紋は菊の御紋に 取り替えられたため、残存数が極めて少ない。 松之大廊下は小さい石碑で 見過ごしやすいので注意。 展望台は空いており眺めも良くお勧め! 【別子銅山開坑200年記念・楠公像の不思議と 太田道灌時代の江戸城の名残り】 【大藩の大名も下馬した大手門から開かずの櫓、 眺めの良い天守台へ】 ・・・など4コース ☆2章 有楽町・銀座・築地 編 築地本願寺は日本の寺院にしては異国情緒が 漂い過ぎるため、必見! 忠臣蔵が好きな方は浅野内匠頭邸で彼を偲ぼう。 石川島の人足寄場は「ここに日本初の 更生施設があったのだ」と思いながら眺めると 感慨深い。 【大岡越前守が仕事をし、蘭学のきっかけと なった解体新書が生まれた地】 【江戸時代、築地は海から始まり外国人で 終わった】 ・・・など2コース ☆3章 日本橋・赤坂 編 やはり、なんといっても日本橋! 橋(車道)の真ん中にある道標は、 絶え間ない車の往来が危険すぎて 近寄ることも難しいのが残念。 「日本橋」の揮毫は最後の将軍・徳川慶喜の 筆だが、本物は石柱で向島百花園にある。 【日本橋近辺には、新しい命の神様と 斬首で消えゆく罪人という両極端がいる】 】さすが華のお江戸・日本橋! 老舗めぐりもキリがない…】 ・・・など3コース ☆4章 上野・谷根千・湯島・浅草 編 上野東照宮は修復工事が終わったばかりで、 再び金色輝き葵の御紋が燦然と煌めく その豪華さは必見! 日光東照宮と似ている部分を探すのも一興。 藤堂高虎が奉納した「お化け灯篭」は、 その巨大さに驚くこと請け合い! 【延暦寺とともに日本唯一の寺名を持つ 寛永寺は幕末、新政府軍との激戦地となった】 【江戸っ子たちの夢・富くじの名所と 最後の将軍・慶喜公の墓所】 ・・・など4コース ☆5章 亀戸・両国 編 吉良邸から泉岳寺へ行く時、 女性は「浅野内匠頭邸跡」で区切って 築地駅に出て、残りをまた築地駅から 歩くというふうに、強行軍せず2回に分けてもいい。 泉岳寺は「御朱印は帳面のみ」なので注意して。 【幻の野菜・亀戸大根の栽培地だった 香取神社一帯】 【四十七士とともに吉良邸から泉岳寺へ、 元禄の凱旋の道を歩く】 ・・・など3コース ☆6章 吉原 編 待乳山聖天は本殿を覗くとお供えの大根が 山積みで、一見の価値あり。 浄閑寺(投込寺)の新吉原総霊塔は、 見ると遊女たちの辛さ悲しさが心に伝わるようで ため息が出る。ぜひ手を合わせてあげたい。 【客のつもりで吉原へ、遊女の最期は浄閑寺】 【苦界の遊女たちを思い、 華やかなりし吉原を偲ぶ】 ・・・など全2コース ☆7章 芝 編 増上寺の徳川家墓所は霊廟の門の 重厚感など必見。浜離宮は鴨場。 鴨が「安心して休憩していた」 可愛らしい場所だ。 旧新橋停車場はよく再現保存されており必見。 出世希望者は愛宕神社の 「出世の階段」へ行くべし! 【徳川将軍家の菩提寺と潮の満ち引きを 利用した芝離宮】 【浜離宮庭園と松平定信が愛した 江戸湾の絶景】 ・・・など3コース ☆8章 小石川・駒込・巣鴨 編 お金持ちになりたい人は牛天神へ行くと、 貧乏神様の御加護で好転するかも。 源覚寺の閻魔様は眼病平癒の由来によって 「割れて濁った右目」になったので、 眼病の方は平癒するようお祈りするべし。 【御薬園と目安箱で実現した無料療養所に 医師たちの心意気を思う】 【柳沢吉保の権勢を垣間見ることができる 八十八景の庭園と大阪の陣の敗者】 ・・・など4コース ☆9章 目白・新宿 編 「椿山荘」は松尾芭蕉が4年間住んだ 場所なので、行くと名句ができるかも… 新宿御苑は桜の名所なので、 お花見の時期はお勧め! 【かつての大名庭園と大名屋敷跡】 【馬を必死に駈けさせて獲得した広大な敷地】 ・・・など2コース ※本書は2016年発行の 『江戸・東京ぶらり歴史探訪 ウォーキング』 を元に、加筆・修正を行った新版です。
  • 「江戸・東京」歴史人物散歩 徳川家康から西郷隆盛まで、ゆかりの地を歩く
    4.0
    「ウォーキングするなら知識も身につくコースを歩きたい」。そんなあなたにピッタリなのが本書だ。江戸期に活躍した歴史人物ゆかりのコースを掲載しているので、ページをめくる度に、日頃見慣れた町が江戸情緒溢れる山の手や下町に早替り。例えば神楽坂。筑土八幡神社の近くには、四代将軍家綱のためにつくられた隠れ家風の大御殿があった。脳脊髄膜炎を患い成長の遅れた家綱を隠すためにつくられたらしい。次は両国。両国3丁目の松坂町公園は赤穂浪士が討ち入りした吉良邸の一部があったところ。またJR有楽町駅中央口を出た辺りは、時代劇ドラマのモデルとなった大岡忠相(ただすけ)が活躍した南町奉行所のあったところ。では桜吹雪で有名な遠山の金さんこと、遠山景元(かげもと)がいた北町奉行所はどこか。それは本書を読んでのお楽しみ。地図とイラスト満載の便利なガイドブック。読んで歩けば健康志向と知的好奇心が満たされる一冊。

    試し読み

    フォロー
  • 江戸→TOKYO なりたちの教科書 一冊でつかむ東京の都市形成史
    3.3
    1巻1,496円 (税込)
    台地と低地、海と湿地と川がおりなすダイナミックな地形を活かして作られた「坂と水の町」東京。徳川幕府による計画、大火や地震などの災害、文明開化、戦争、高度成長など、現在の発展の前には、都市が劇的に変革する数多の大きな起点が存在していました。それらのプロセスや出来事の重要性を、古地図・史料・風景写真、そして現代のまちを歩いて得た知見などを交えつつ、「ブラタモリ」にも出演した都市形成史の専門家がわかりやすく解説します。オリンピックを控える今、江戸の町と現在の町の利点・難点を比較し、未来の町づくりを考えるきっかけとなる一冊です
  • 江戸忍法帖
    5.0
    吸盤のような足で屋根裏をつたい歩く無気味な忍者。その逆さ斬りの凶刃が悠太郎めがけて一閃した。瞬間、跳上った悠太郎は振り子のようにからだを移動すると相手を唐竹割りに斬りあげた! 徳川五代将軍綱吉の時代。権勢をふるう老中柳沢吉保は、前将軍家綱の遺児葵悠太郎の出現に驚愕した。彼はただちに、えり抜きの忍者「甲賀七忍」に命じ、悠太郎暗殺を謀った……。恐ろしい忍法を駆使する七人の甲賀忍者と一刀流の達人悠太郎の対決は? 山田風太郎が描く会心の忍法小説。
  • 江戸の暗号
    -
    天正18(1590)年、江戸に入府した家康は、江戸改造を実施する。その後、秀忠・家光に受け継がれた都市計画は、平安京と異なる「霊的な防衛構造」がいたるところに見られる。本書は、建築構造を専門とする著者が、長年の研究の末、江戸・東京に残された“徳川の仕掛け"を読み解く試みである。平安京と同じく四聖獣を土地に当てはめた「四神相応説」や、富士の気を呼び込むために造られた江戸の「渦巻構造説」などを宗教と地理の観点から検証し、徳川家と怪僧・南光坊天海の真意に迫る。はたして、徳川家が恐れたのは、何だったのか――。江戸の町に隠された謎に迫る。
  • 江戸のいちばん長い日 彰義隊始末記
    3.0
    わずか半日の戦争が、日本の近代史を変えた! 今年は明治維新から150年。ということは江戸城の無血開城から150年。 すなわち、1868年の旧暦5月15日、江戸で行われた最初で最後の戦争、彰義隊の戦い(上野戦争)から150年ということなのです。 「勝海舟と西郷隆盛の頂上会談により江戸城総攻撃が回避された」 明治維新といえば巷間、そう伝えられています。しかし実際は江戸城が炎上しても不思議ではありませんでした。 くすぶる幕臣の不満、深まる新政府と幕府側の対立、勝海舟と息づまる西郷の駆け引き……。 幕臣の不満分子が、それぞれの思惑を抱きつつ彰義隊を結成。 江戸っ子も彼らを支持しました。 そして東京・上野の寛永寺で、彰義隊と新政府が激突。戦場はじつに悲惨なものでした。 わずか半日で勝負はつきましたが、ここで新政府が武力を見せつけたことで、徳川家の静岡移封が実現するなど、その影響は多大なものでした。 慶喜が大阪から逃げ返ったときから始まり、敗れた隊士の後半生までを、資料や同時代を生きた渋沢栄一や高村光雲などの目を通して、生き生きと描きます。 【目次】 1章.徳川慶喜、江戸に逃げ帰る~戊辰戦争のはじまり 朝敵に転落した徳川家/慶喜、寛永寺に入る 2章.彰義隊結成~徳川家代表勝海舟の登場 一枚岩ではなかった幕臣たち/彰義隊誕生/開戦迫る江戸 3章.薄氷の江戸城無血開城~新政府軍参謀西郷隆盛の苦衷 彰義隊、寛永寺へ/徳川家陸軍将兵の大脱走はじまる/江戸開城と彰義隊の分裂 4章.江戸で孤立する新政府~彰義隊人気の高まり 彰義隊人気の背景/江戸城返還を求める徳川家/西郷に向けられる不満/江戸城返還せず 5章.彰義隊壊滅~峠を越えた戊辰戦争 戦争迫る/寛永寺炎上/敗残兵の行方/徳川家、駿河移封 6章.明治を生きた彰義隊士~上野公園の西郷銅像 維新後の彰義隊士/上野公園の誕生と西郷銅像の建設/彰義隊の鎮魂
  • 江戸の遺伝子 いまこそ見直されるべき日本人の知恵
    4.0
    江戸時代――強力な全国政権のもと250年もの長きにわたって平和が続き、西欧のような大きな革命もなく次の時代へと移行した。その稀有な歴史は、世界から見ると全く不思議で驚嘆すべきことであった。本書は、徳川宗家第18代当主自らが「家康公の時代」「華やぐ江戸の文化」「日本の宗教と心」など、江戸文明の真の姿と大いなる魅力を語る。日本人が世界に誇るべき、先人たちの姿が描かれた画期的な書!

    試し読み

    フォロー
  • 江戸の大普請 徳川都市計画の詩学
    -
    1603年の開幕の頃、江戸は、東の卑小な要塞でした。徳川家は、雅都・京師に負けない町をつくろうと考えた。東の比叡山「東叡山」こと寛永寺、東の琵琶湖「不忍池」、清水寺を真似た「清水堂」、三十三間堂、大仏などを次々とつくり、江戸の威厳を創出しようとしたのです。そのほか様々な施設が、次々と江戸に配置されていきます。本書は、江戸の風景を再現し、そこにこめられた意味を読み解。江戸散策ガイドにもなります。
  • 江戸のお勘定
    3.0
    1巻980円 (税込)
    【物価から見える江戸っ子暮らし】 「それって、いくらだい?」 かつての時代劇や時代小説と異なり、現在は商人や料理人など市井に暮らす様々な職業の人が主人公のものが多く見られるようになった。こういった江戸時代を舞台にするストーリーを目や耳にしたさい、江戸っ子たちは何にいくらお金をかけて暮らしていたのだろうかと思ったことはないだろうか。 「長屋の家賃」「寺子屋の学費」といった生活費から「屋台のそば」「居酒屋の飲み代」のような食費に「芝居の入場料」「吉原通い」の娯楽費……。また、一日に三食食べることや、相撲、歌舞伎といった現代でも人気の興行は、この時代に始まっていた。メイド喫茶の先祖というべきものまで登場し、江戸っ子に大人気だった。 本書を読めば、前知識のあるなしにかかわらず、現代とは違った江戸時代の金銭感覚について大いに学べ、楽しむことができる。 江戸っ子たちは、何にいくらかけていたか。 現代の貨幣価値で換算すると、江戸の暮らしがもっと身近に感じられる。江戸の物価を知るのにうってつけの一冊となろう。 〈本書の内容〉 序 章 江戸時代のお金 第一章 江戸のお値段【生活篇】 家賃/水道代/湯屋/髪結/飛脚/駕籠/按摩/歯磨き粉・房楊枝/おしろい・紅/着物/売薬/寺子屋 ほか 第二章 江戸のお勘定【食事篇】 米/そば/すし/ウナギ/てんぷら/カツオ/マグロ/豆腐・納豆/獣肉/居酒屋/酒/枝豆/卵/冷や水/焼き芋/団子/ところてん/甘酒/料理切手 ほか  第三章 江戸のお勘定【娯楽篇】 居合抜き/見世物小屋/芝居/寄席/相撲/瓦版/浮世絵/貸本屋/富札/朝顔・万年青/虫売り/花魁遊び/岡場所遊び ほか 第四章 江戸のお勘定【意外篇】 就活/商売の株/武士の身分/不倫の対価/牢屋の小遣い/元祖会いに行けるアイドル/伊勢神宮での祈祷/排泄物 ほか 第五章 江戸のお勘定【再生篇】 質屋の利息/献残屋/古着屋/古紙回収/古傘買い/鋳掛・焼継ぎ/雪駄・下駄直し ほか 〈本書の特長〉 時代劇や時代小説、古典落語などに出てくる江戸時代のモノの値段。「長屋の家賃」「銭湯の入浴代」「初ガツオの売り値」「吉原で遊ぶお金」にはいくらかかったのか。かけ蕎麦一杯の値段をもとに、現代の円に換算。江戸っ子たちの財布の中を知れば、ドラマや小説がもっと楽しくなる。 〈監修者プロフィール〉 大石学(おおいし・まなぶ) 1953年、東京生まれ。東京学芸大学名誉教授。1982年、筑波大学大学院博士課程単位取得退学。徳川林政史研究所研究員、日本学術振興会奨励研究員、同特別研究員、名城大学助教授。2009年、時代考証学会を設立、現在同会会長。NHK大河ドラマ『新選組!』『篤姫』『龍馬伝』『八重の桜』『西郷どん』の時代考証を担当している。おもな著書に『新しい江戸時代が見えてくる』『時代劇の見方・楽しみ方』『大岡忠相』(以上、吉川弘文館)、『徳川吉宗』(山川出版社)、『地形でわかる東海道五十三次』(朝日新聞出版)、『カラー版&重ね地図 地形と地理でわかる大江戸の謎』 (宝島社新書)、『一冊でわかる戦国時代』『一冊でわかる幕末』(以上、河出書房新社)などがある。最近刊は『今に息づく江戸時代』(吉川弘文館)。

    試し読み

    フォロー
  • 江戸の御庭番
    3.8
    【待望の新シリーズ、堂々開幕!】 昼は婿殿、夜は凄腕隠密。 「秋山久蔵御用控」「新・知らぬが半兵衛手控帖」の著者入魂、これぞ忍者時代活劇! 江戸の隠密仕事専任の御庭番・倉沢家に婿入りした喬四郎。 着任早々、八代将軍徳川吉宗から、神田に現れた盗賊・牛頭馬頭の始末を命じられる。 嫁の佐奈と仮祝言を上げたのも束の間、喬四郎は探索に乗り出した。 盗賊の隠れ家はなんと武家屋敷。 背後に潜む者を感じた喬四郎は、次の押し込み先で盗賊頭の義十をわざと逃がし、真相を曝くために後を追うが、 義十は謎の武士に斬られてしまう――。 息を呑む展開とアクション。 時代劇の醍醐味が詰まった新シリーズ、堂々開幕!
  • 江戸の格付事情
    -
    1巻980円 (税込)
    ※本書はリフロー型の電子書籍です 【ランキング好きは国民性!】 格付と序列の江戸時代 泰平の世が到来した江戸時代は、新たな生活システム「格付」が浸透していった。令和時代を生きる我々からすると、窮屈な印象を抱きがちだが、秩序を守るためには必要な制度だった。大名よりも身分が高い旗本、領地は多いが身分の低い大大名など、武士の人事にも触れる。現代の名刺代わりとなる「○○守」「△△介」など、武士には様々な格付があった。また、江戸時代後半に大流行した「見立番付」。神社仏閣、グルメ、遊び場、温泉、あるいは仕事に火事と、ありとあらゆるもののランキング。日本人のランキング好きは江戸の昔も今と変わらない。二百有余年の平和が続いた徳川の世に存在した様々な「序列」や「制度」。将軍・大名・侍から町人・遊女まで、江戸を生きる人々を支えたシステム「格付」の基礎知識! 〈本書の内容〉 ■第一章 江戸の格付事情【将軍・大名篇】 〈一〉武士の種類/〈二〉官位とは/〈三〉官職名/〈四〉大名の種類/〈五〉大名の領地/〈六〉大名の序列/〈七〉大名の詰所/〈八〉大名の服装/〈九〉大名屋敷/〈十〉参勤交代/〈十一〉登城風景/〈十二〉江戸城の正月/〈十三〉大老になれる家/〈十四〉徳川家一門衆/〈十五〉御三家vs.御三卿/〈十六〉姫の嫁ぎ先 コラム マウンティングが反映された出世双六 ■第二章 江戸の格付事情【幕臣・陪臣篇】 〈一〉将軍直属の家臣/〈二〉幕臣の給与/〈三〉幕府の役職/〈四〉江戸の警察/〈五〉家来(供)の人数/〈六〉屋敷のスペース/〈七〉大奥のヒエラルキー/〈八〉大名の家来衆/〈九〉武家女性の呼称/〈十〉金で武士を買う コラム 象は果たして官位をもらったのか ■第三章 江戸の格付事情【職業篇】 〈一〉公家/〈二〉医師/〈三〉学者/〈四〉絵師/〈五〉役者/〈六〉力士/〈七〉商家/〈八〉儲かる商売/〈九〉遊女/〈十〉職人/〈十一〉盲人/〈十二〉町人/〈十三〉女性の名前/〈十四〉火消/〈十五〉火事/〈十六〉農地 コラム 江戸の家賃 ■第四章 江戸の格付事情【見立番付篇】 〈一〉見立番付の流行/〈二〉江戸の五つ星/〈三〉菓子屋/〈四〉死後の世界/〈五〉大食い大会の流行/〈六〉人気おかず/〈七〉宿泊施設/〈八〉駕籠と乗物/〈九〉牢屋/〈十〉江戸の名湯/〈十一〉寺社仏閣 コラム 意外や意外な番付 〈プロフィール〉 安藤優一郎(あんどう・ゆういちろう) 歴史家、文学博士。1965年、千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程満期退学。JR東日本「大人の休日倶楽部」など生涯学習講座の講師を務める。おもな著書に小社刊行『幕末の志士 渋沢栄一』『江戸の給与明細』(監修)をはじめ、『賊軍の将・家康』『お殿様の定年後』(以上、日本経済新聞出版)、『越前福井藩主 松平春嶽』(平凡社新書)、『大名格差』『徳川幕府の資金繰り』(以上、彩図社)、『徳川家康「関東国替え」の真実』(有隣堂)、『大江戸の娯楽裏事情』『江戸の旅行の裏事情』(以上、朝日新書)などがある。最近刊は『大名廃業』(彩図社)。

    試し読み

    フォロー
  • 江戸の紀行文 泰平の世の旅人たち
    4.0
    徳川の世は泰平。人びとはどこへでも旅ができる喜びを実感する。旅といえば辛く悲しいという中世以来の意識は劇的に変化し、「楽しい」「面白い」が紀行文の一つの型となり、さらに「いかに実用的か」が求められるようになる。辺境への関心も芽生え、情報量も豊富になっていく。好奇心いっぱいの殿様の旅、国学者のお花見、巡検使同行の蝦夷見聞などを通して、本書は江戸の紀行文の全体像を浮かび上がらせるものである。
  • 江戸の給与明細
    3.5
    1巻980円 (税込)
    ※本書はリフロー型の電子書籍です。 【武士と庶民のお金大百科】 いつの世も他人の収入や給料は気になるものだが、江戸時代に生きた人々の収入・給料はどれほどのものだったのか。 上は将軍から下は名もない町人・農民まで、その格差は非常に大きかった。 身分や職業でもまったくちがっていたが、それまでの時代とは異なり、江戸時代に入ると、収入・給料を推定できる文献が数多く残されている。 場合によっては、その明細までわかる場合さえある。 本書は、そんな江戸の給与明細について五つの切り口から迫るものである。 江戸の人々の懐事情をよりよく知ってもらうために、米や土地などの値段を手がかりに、先人たちの給料を現代のお金に換算した。 金1両を12万円と設定したが、江戸時代の物価と現在の物価と比較する場合、何をもって指標とするかでまったくちがう数字が出てしまう問題がある。 さらには、当時は金貨・銀貨・銭貨という三つの貨幣が同時に流通していた複雑な社会であり、正確には推定できない。あくまでも大まかな目安である。 現在の円に換算された金額を知ることで、時代劇を見たり、時代小説を読んだりする際、江戸のお金事情が身近に感じられるだろう。 〈本書の内容〉 ■第一章 江戸時代人のお金事情 ■第二章 有名人の給与明細 ■第三章 武家の財テク ■第四章 才能ある商人 ■第五章 庶民の商才 〈監修者プロフィール〉 安藤 優一郎(あんどう・ゆういちろう) 歴史家、文学博士。1965年、千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程満期退学。JR東日本「大人の休日倶楽部」など生涯学習講座の講師を務める。おもな著書に小社刊行『幕末の志士 渋沢栄一』をはじめ、『賊軍の将・家康』『お殿様の定年後』(以上、日本経済新聞出版)、『越前福井藩主 松平春嶽』(平凡社新書)、『大名格差』『徳川幕府の資金繰り』(以上、彩図社)、『大江戸の娯楽裏事情』『江戸の旅行の裏事情』(以上、朝日新書)などがある。

    試し読み

    フォロー
  • 江戸の豪商に学ぶブランドマーケティング 紀伊国屋文左衛門・驚きの経営戦略
    -
    江戸で巨富を築いた材木商・紀伊国屋文左衛門のもとに、故郷紀州の徳川家から財政援助要請が届く。一過性の援助では意味が無いと考えた文左衛門は、紀州名産品が江戸で長く売れるような方法を編み出した――。故郷へ報いるために文左衛門が実行したユニークなマーケティング術とは? 現代の経営者やビジネスマンにも役立つ「リーダー力」「マネジメント力」を、歴史上の人物の生き方・考え方から短時間で学べるシリーズです。

    試し読み

    フォロー
  • 江戸の組織人 現代企業も官僚機構も、すべて徳川幕府から始まった!
    4.0
    武士も巨大機構の歯車の一つに過ぎなかった。幕府の組織は現代官僚制にも匹敵する高度に発達したものだった。「家格」「上司」「抜擢」「出向」「経費」「利権」「賄賂」「機密」「治安」「告発」「いじめ」から歴史を読み解く、現代人必読の書。
  • 江戸の智恵 「三方良し」で日本は復活する
    4.2
    1巻1,200円 (税込)
    いま、なぜ江戸時代が大事なのか。養老氏・徳川氏いわく、われわれがこの時代の社会に学ぶべきは「人の力」であるという。「世間」に配慮して欲を抑える個人の忍耐や、目上や同僚が仲間を叱咤する習慣の積み重ねが、二百六十年ものあいだ平和と国力を築いた原動力だった。武士も町人も美学をもち、己を律することを知っていた。だからお上の威光は「そこそこ」でよく、行政の実務は町人や農村の顔役に任せた。お触れ(法律)の実施についても、杓子定規ではなく、「目に余る」ときに罰した。法より世間の目が社会秩序を守ることを知っていたからである。翻ってこの十数年、日本では条例・法律や規制の類がやたらと増えている。だが、それで世の中が良くなったかといえば、むしろ悪くなったと感じる方が圧倒的に多いのではないか。風通しの良い社会を築くために、いまこそ江戸の智恵が必要である。グローバル時代に生きるヒントと、日本人の美質を発見する一冊。

    試し読み

    フォロー
  • 江戸の旗本事典
    4.0
    時代小説や時代劇に登場する「旗本」。彼らはどのような暮らしをしていたのか? 御家人とはどう違うのか? 三田村鳶魚の最後の弟子が、複雑な江戸幕府の制度をふまえ、これまで誤解されてきた旗本身分を正しながら解説。「徳川家直参」の意味、江戸城中での作法と年中行事、家督相続と隠居、昇進・給与、家計と年収、本家・分家との関係……豊富なエピソードで楽しく読める、歴史・時代小説ファン必携のコンパクト事典。
  • 江戸の非人頭 車善七
    3.5
    徳川幕府の江戸では、浅草地区の非人は、弾左衛門配下の非人頭車善七が、彼らに乞食や紙屑拾い、牢屋人足をさせて管理した。善七の居住地の謎、非人寄場、弾左衛門との確執、解放令以後の実態を探る。
  • 江戸のひみつ 町と暮らしがわかる本 江戸っ子の生活超入門
    完結
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ フルカラーの図版で徹底解説! ★ 豊富な資料で歴史がみえる! ★ この一冊で、時代小説、ドラマ、 映画がもっと楽しめる! ★ 百万都市はこうして動いていた! 暦と時刻から、グルメな江戸っ子を 満足させた野菜や魚の調達ルートまで。 ★ 八百八町で暮らす人々の生活は? 住まいや職業、服装にお化粧 日常生活を彩る行事や娯楽まで。 ★ 将軍家と城下に暮らす武家の素顔 治安を守る奉行所と役人をはじめ、 栄華を極めた大奥から、下級武士の内職まで。 ◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆ ☆第1章 『江戸の町はこのように成り立っていた!』 「大江戸八百八町」といわれ、 18世紀には人口が100万人を超えていた大都市・江戸。 上水道をはじめとしたインフラも十分に整っていた。 江戸の町の成り立ちを追ってみよう。 *1 「江戸の歴史」 家康が移って来る前はどのような状態だった?  *2 「江戸の範囲」 江戸は東京23区より広かった?  人口はどれくらい?  *3 「江戸っ子」 「江戸っ子」には定義はあったのだろうか?  ・・・など全13項目 ◆ 第1章確認クイズ ☆第2章 『江戸の人々はこんな暮らしを送っていた!』 電化製品も自動車もない江戸時代の生活は 不便だったのかと言われれば、はなはだ疑問だ。 江戸っ子たちは、智恵や工夫、そして遊び心を忘れずに、 楽しく快適に暮らしていた。 庶民の視線から当時の生活ぶりをみてみよう。 *14 「裏長屋」 賃貸ワンルーム!  庶民が住んだ裏長屋の住み心地は?  *15 「湯屋」 常連客の社交場だった銭湯。 どのような過ごし方をしていた?  *16 「グルメ」 庶民も外食が当たり前!?  江戸っ子はどんな食事をしていた?  ・・・など全21項目 ◆ 第2章確認クイズ ☆第3章 『江戸っ子が愛した文化、遊び、娯楽……』 歌舞伎、浮世絵、寄席、大相撲、文学…… 泰平の世が続いた江戸時代、 人々はさまざまなカルチャーに熱狂した。 一般大衆が遊びや娯楽に興じることができたのも、 当時の人々が心に余裕を持っていた証と言えるだろう。 *35 『花見』 江戸っ子も花見を楽しんだ?  特に人気だった名所は?  *36 「花火」 * 江戸っ子が熱中した花火見物。 隅田川の花火大会はいつから始まった? *37 「祭り」 将軍から庶民までが楽しんだ。 江戸で最も盛り上がった祭りとは? ・・・など全14項目 ◆ 第3章確認クイズ ☆第4章 『江戸住まいの武家の暮らし』 江戸の人口の約半数は武士。 武家地は江戸全体の7割を占めており、 まさに江戸は「武士の町」ということができるだろう。 だが、一口に武士といっても大名から下級武士まで千差万別。 彼らはどのような暮らしを送っていたのか。 *49 「江戸城」 幕府の権威の象徴!  大城郭・江戸城はどれくらい広かった? *50 「徳川家」 15代続いた徳川将軍家。 歴代の将軍にはどのような人物がいた? *51 「将軍の一日」 将軍は仕事よりも趣味の時間が 長かったって本当?  ・・・など全12項目 ◆ 第4章確認クイズ ☆第5章 『大江戸名所めぐり』 江戸っ子たちが楽しんだ名所めぐり。 ガイドブックも数多く発行されていた * 「日本橋」 五街道の起点となった江戸の中心地 * 「隅田川」 四季折々の興趣が尽きない風流の地 * 「浅草寺」 浅草の象徴・雷門を擁する古寺 ・・・など全7項目 ◆ 第5章確認クイズ ※ 本書は2011年発行の 『ビジュアル版 江戸の町と暮らしがわかる本』 を元に加筆・修正を行った新版です。
  • エドノミクス 歴史と時代劇で今を知る
    4.0
    ■ 時代劇の中の真実味から「経済」や「政治」を読み解く●なぜ、徳川家康は嫌われるのか?●「忠臣蔵」作品から、製作当時の時代の空気が見えてくる?●“暴れん坊将軍”吉宗人気には、日本人特有の権力者待望論がある!?●260年という超長期政権が終わった理由は?●司馬遼太郎が築き、そして壊したものとは?
  • 江戸の夕映え
    -
    お上のために、危険を承知の火消しこそ、男の中の男である……「あっしにとってのお上は前将軍(さきさま)だけ」と、徳川慶喜の水戸退去に大役を果たした、新門の辰五郎。男のつとめをやり遂げて、やくざ者ながら侠気の誇りに生きた、清水の次郎長、会津の小鉄など、新政府に媚びることなく、義理を立て通した男たちを描く傑作。激動の時代を侠気で生きた男たちを描く長編小説。
  • 江戸は心意気
    5.0
    商人の知恵、職人の技、武士の誇り――したたかな江戸の気骨がそこにある。紀伊國屋文左衛門や徳川吉宗を取りあげた「江戸の商人たち」、少年期の思い出を絡めて綴る「江戸歳時記」など、彩り豊かな歴史エッセイ集。講演や掌編小説2作も収録。

    試し読み

    フォロー
  • 江戸はスゴイ 世界が驚く! 最先端都市の歴史・文化・風俗
    4.0
    文庫化に際し、番外編で「徳川家康」を加筆してバージョンアップ! 2023年大河でも話題の家康公が、その礎を築いたお江戸の町。「武士が主役」だった時代だと思われる方も多いはずですが、実際にはそうでない面が多々あったことをご存じでしょうか。その様子は、版本(木版で印刷された本)や浮世絵などの当時の絵画史料によく描かれており、江戸で生きる「庶民が主役」としてイキイキと暮らしていた姿をイメージすることができるのです。本書にはそうした史料が厳選収録され、ヴィジュアル満載で「えっ!?」と驚く逸話もたくさん紹介されています。庶民が、裕福でなくても、生きがいや幸せを感じて、毎日を過ごしていた時代だからこそ、歌舞伎や浮世絵、寿司や蕎麦などの食文化も大いに発達したのです。しかもそれらの風俗・文化は、現代の私たち日本人にとって、世界に誇ることのできる貴重な財産になっているのです。著者・堀口茉純は、自らが運営するユーチューブ「ほーりーとお江戸、いいね!」で、今もその江戸の素晴らしさを伝え続けています。歴史好きの方々に好評のこのユーチューブでは、「江戸への愛だけは誰にも負けないわよ!」という情熱が静かに伝わってきます。ページを開けば、楽しく明るいお江戸の世界。本書をぜひ手にとって、その不思議な魅力を味わってください。
  • 江戸は世界最高の知的社会 異才、天才、奇人、変人、田安徳川家当主が語る「とっておきの話」
    4.0
    江戸日本人には、「天才」がたくさん存在し、世界最高の知的社会でした。しかも、その多くが、身分の低い侍や、庶民の中から登場しました。そのDNAを受け継ぐからこそ、現代の日本は、世界をリードするほどの独自性と創造性を兼ね備えているのです。きっかけをつくったのが、著者のご先祖である「徳川吉宗」。無類の科学好きであった吉宗がいかに日本を変えたか。徳川家の秘話がふんだんに盛り込まれています。
  • 江戸八百八町物語
    -
    大久保彦左衛門の武士の心意気、堀部安兵衛をめぐる赤穂浪士異聞、ご落胤天一坊、ゆすりで名高い旗本河内山宗俊、有馬の猫騒動、五代将軍綱吉物語など、徳川三百年の歴史をいろどった武士と庶民の暮らしを描いた柴錬ならではの12話。

    試し読み

    フォロー
  • 江戸藩主の通知表
    -
    1巻510円 (税込)
    最高得点の名君は誰?意外に低評価の殿様は?将軍、藩主、家老に至るまで、徳川300年の歴史を彩った歴代200人を10点満点で採点。(採点例)徳川家光は日本の産業発展を阻害した→3点!豊臣家衰亡を決定づけた加藤清正→5点!お江は嫉妬深いヒステリーだった!→6点!伊達政宗の派手好みで東北が発展!→8点!上杉鷹山は完全無欠の名君→10点!

    試し読み

    フォロー
  • 江戸幕府の感染症対策 なぜ「都市崩壊」を免れたのか
    3.3
    〈持続化給付金〉は、わずか12日間で給付完了! 江戸時代にも、日本は感染症(天然痘・麻疹・インフルエンザ・コレラ)に苦しめられた。とりわけ、人口100万超の「過密都市」江戸は被害を最も受けやすかったが、都市崩壊のような事態には至らなかった。時の幕府が、医療政策と社会福祉政策に力を入れたからである。徳川吉宗、松平定信らは感染拡大にどう対処したのか? 当時の〈持続化給付金〉の財源と給付対象は? ワクチンはどのように普及したのか? 現代に通底するトピックを織り交ぜながら、江戸の町がいかにして危機を脱したかを解き明かす。
  • 江戸歴史人名クイズ
    -
    江戸時代に活躍した歴史的人物の名前読みクイズ。徳川将軍から忠臣蔵討ち入りメンバー、大奥の女衆、蕉門十哲に幕末の志士。さらには時代小説の登場人物から江戸の町を跋扈した妖怪たちまで、読めそうで読めない名前1000問が出題されます。学校の成績は悪かったという方も、これだけ知っていれば周囲から尊敬されるかも!?歴史的知識を深めたり再確認したりしながら、江戸の歴史を満喫できる1冊。総合得点も算出できるので、あなたの江戸力をはかってみては……?

    試し読み

    フォロー
  • 江戸を生きる
    3.0
    黄門様と今も人気のスーパーマン・徳川光圀の虚像と実像、若狭酒井藩の酷政に静かな抵抗を貫いて散った青年庄屋・松木荘左衛門、激しい業苦を抱えて俗臭と反骨に生きた葛飾北斎、華美驕奢したい三昧の好運児・将軍家斉など、鎖国泰平の300年を彩った驚くべき人々を、迫真のドキュメントタッチで描く名著。
  • NHK英雄たちの選択 江戸無血開城の深層
    3.8
    大河ドラマ『西郷どん』でも描かれる、江戸無血開城。西郷隆盛と勝海舟という傑出した人物のみでなく、徳川慶喜、皇女和宮、篤姫らの選択が歴史上の決断に結節した。歴史学・政治学・脳科学など各分野の専門家と共に、磯田道史が歴史のif に挑む! ※電子書籍版では一部掲載していない図版があります。
  • 絵本猿飛佐助
    5.0
    信州の山奥で仙人・戸沢白雲斎から独得の武芸を伝授された少年猿飛佐助は、真田幸村に乞われ沼田城に入った。時は戦国、佐助の奇策は徳川や北条の城攻めを次々に封じる。だが、自然児にとって武士の世界はなじみにくかった。放浪の旅に出た彼は、人の野心、怨恨、情愛をしたたかに思い知らされる……。「立川文庫」最大のヒーローを、著者自身の体験と重ね合わせて、人間として捉えなおした異色の長編。
  • AIが「答えの出ない問題」に答えてみた。
    4.0
    仕事はお金かやりがいか? 持ち家か賃貸か? 人生の目的は何か? 自由になるにはどうしたらよいか? 私たちは日常的に「答えが出ない問題」に直面し、頭を悩ませます。本書は、徳川家康、ニーチェ、孔子、エジソンなど、国内外20名の偉人AIが、日常的に直面する100の問題を取り上げ、新しい視点や解決策を提示していきます。今話題のChatGPTのシステムを使用した国内最大級のライティングAIツールCatchyが、無機質さのない温かみのある文章を執筆した、AIによる初のビジネス書です。
  • 御家の狗
    5.0
    家康の天下盗りの裏には、あまたの異能の臣の姿があった。徳川家に莫大な富をもたらした金山奉行・大久保長安。豊臣家打倒に鬼謀をめぐらした本多正信・正純父子。しかし、君臣の愛憎と泰平の到来の果てに、いつしか彼らは己の時代の終焉を悟る。権力の魔性に魅入られた漢たちの哀しみを描く、傑作短篇集。家康の天下盗りはこの漢(おとこ)たちが支えた!
  • 老いは生のさなかにあり
    5.0
    「老境に至ってなお、盛運のいきおいを増してゆく人物は、『考える人』である」(はじめに――「老い」とはなにか)。徳川家康、豊臣秀吉、勝海舟、親鸞……。最期まで自らを磨きつづけ、昇りつめた先人たちは何を心の糧としたのか。歴史小説の第一人者である著者が、史実に名を刻んだ十二人の生きざまを通して説き明かす晩成への人生論。
  • おいらん若君 徳川竜之進 : 1 天命
    4.7
    春爛漫の吉原仲の町に世にも美しい花魁が道中してくる。その名も篝火――滅多に姿を拝めぬばかりか、決して客と同衾しない伝説の花魁を我が物にせんと、今日もお大尽の虚しい挑戦が続いていた。だが、篝火花魁にはとんでもない秘密があった。その正体は美男、しかも故あって甲賀のくノ一、美咲に幼少時より吉原に匿われていた尾張徳川家の御落胤だったのだ。秘剣「見返り柳」が世の悪をしなやかに斬る!! 超期待の新シリーズ始動。
  • 黄金郷伝説〈人の巻〉慶長太平記
    -
    名古屋三四郎を預けるために頼った会津では留まることができず、友右衛門と野笛の一行三人は越後へと向かった。 山間の集落、阿田村で友右衛門と野笛は正式な夫婦となりしばしとどまった後、城下へ。まさに徳川秀忠の弟、家康の六男、松平忠輝が入封したばかりで新興の国の勢いがあった。 三四郎は家中の重臣の家に預けられている、忠輝との対面も果たす。三人はしばらく落ち着いた生活を送ることができるが、真田昌幸の訃報が届き、世情はまた緊張感を増していく。 果たして三四郎、友右衛門、野笛らはどこへ向かうのか……。 壮大な歴史物語の完結編!
  • 黄金の血脈(天の巻)
    完結
    -
    時は慶長、徳川との雌雄を決する大坂の陣が迫る中、豊臣方の起死回生策が密かに進行していた。かつて太閣の金塊移送に関わった牢人・鈴波友右衛門への新たな密命は、信長の血をひく美童・三四郎の会津への護送であった。背後で糸をひく豪商・今井宗薫、真田衆の猿飛佐助、霧隠才蔵、さらに猿渡一族とは……。壮大な構想で関ヶ原後の暗闘を描く鬼才・半村良の大河時代小説、待望の電子化、感動の第1弾!
  • 黄金奉行
    5.0
    金山の不正を正すため徳川家康が設けた極秘の職=黄金奉行のもとに、羽州天童で大量の辰砂(砂金)が盗まれたとの報が届いた。直ちに北上するや、奉行一行は壮絶な戦いに突入。やがて現われた天童九郎なる首魁は、奥羽復古を叫び、北の地に乱を興さんと企図していたのだ!

    試し読み

    フォロー
  • 奥州戦国に相馬奔る
    3.0
    政宗にも、家康にも、大津波にも負けない! 東北の名門・相馬一族 不屈の戦い! 東日本震災10年 『九十三歳の関ヶ原』著者の傑作巨編! みちのくの戦場を駆け 故郷の地を守りぬく闘い! 平将門以来の名門・相馬家の当主となった義胤。自慢の騎馬兵を従え、近隣の敵・伊達政宗の度重なる侵攻にも耐え抜き、厳しい領国経営に奮闘する。関ヶ原後、息子・利胤とともに改易をもくろむ徳川家康の圧力をも切り抜けるが、未曾有の大地震と大津波が二度にわたり襲いかかり――戦国時代を生き抜いた、小国・相馬の不屈の戦いを描く歴史巨編!
  • 王政復古 慶応三年十二月九日の政変
    3.7
    徳川幕府の政権奉還ののちも、岩倉具視や西郷隆盛らによる真の朝廷政権樹立の画策が進められた。慶応三年十二月八日、薩摩・土佐藩など五藩士は岩倉邸に集合、翌日のクーデター断行が告げられた。その後、席を朝議の場に移して、激論は九日朝におよぶ。この朝議がはねて間もなく、王政復古の大号令が渙発された。これより戊辰戦争の戦火が立ち昇る。それぞれの思惑を秘めて時代の大転換期に臨んだ人々の動きと、歴史的意義を検証。
  • 「お江戸」の素朴な大疑問 住宅事情からゴミ問題・犯罪・盛り場のことまで
    4.0
    不思議がいっぱいの「お江戸の町」。そんな不思議や素朴な疑問に答えたのが本書である。たとえば……徳川家康が入国した当時、江戸はどんな様子だったのか? ほんとに「八百八町」あったのか? 裏長屋のゴミ処理はどうしていたのか? 警察官は何人いたのか? なぜ隅田川に橋が少なかったのか? 交通事故はあったのか? などなど。ちなみに、家康が入国した1590年ごろ、江戸はまださびしい町でしかなかった。江戸城はあったものの、石垣もなく、その規模はのちの城と比べるべくもなく、すぐ前に入江が広がり、現在の浜松町から新橋、日比谷、霞が関、大手町あたりは、すべて海の底だったという。本書は、そんな昔の江戸の姿から、住宅事情、交通事情、ゴミ問題からリサイクル情況、犯罪と捜査網、盛り場から町の運営まで、「お江戸の町」についての157項目の素朴な疑問に答える。読んだ後に、読者を「江戸通」にしてしまう本である。

    試し読み

    フォロー
  • お江戸のニコニコ人情暮らし
    値引きあり
    -
    お江戸はリサイクルが徹底した究極のエコ都市だった。子どもの躾は体罰によらず、言葉で立派に育て上げた。古着とレンタルを駆使したおしゃれ。徳川家康から庶民の間にまで大流行したガーデニング……。早寝早起き、よく働き、よく楽しむ。生活の基本に忠実に、しかし「なんとかなるさ」と日々を前向きに楽しんだ、お江戸の暮らしを一挙に紹介!
  • お江戸はつらいよ
    -
    関ケ原の戦いに勝利した徳川家康が、江戸に幕府を開いてから約260年。徳川家の強固な支配体制のもと、日本にはかつてないほど平和な時代が訪れた。 時代劇や時代小説の影響もあってか、現代における江戸のイメージはすこぶる良い。「タイムマシーンがあったら、いってみたい」などと思っている人もいることだろう。 だが、本当に江戸時代はいい時代だったのか。江戸の人々は太平の世を漫喫していたのだろうか。 残念ながら、江戸の現実はそれほど甘くはない。 劣悪な衛生環境、病気になったら最後の低い医療レベル、度重なる飢饉に大火事、地震、火山の噴火……街には通り魔やスリがウヨウヨおり、人権完全無視の犯罪捜査や裁判が横行していた。 その過酷さは、「ご先祖さまはよくぞ、こんな時代を生き抜いた」と思わず手を合わせて拝みたくなるほど。 とにかく、ハチャメチャだった江戸時代。そのダークサイドに迫る!
  • 大江戸御家相続 家を続けることはなぜ難しいか
    4.0
    子どもが生まれない、父親が家督を譲らない、正室vs.側室のバトル。とかく「家」を守り続けることは難しい。徳川治世260年、将軍家や大名家は、「御家断絶」の危機をいかに乗り越えたか? 現代人にも身につまされるエピソード満載!
  • 大江戸おりむぴあん
    完結
    5.0
    これは民明書房の話ではない! 実際にあったもうひとつの「江戸の華」、死と隣り合わせの激ヤバ“すぽーつ”こそ天下万民バイブスいと上がりけり! ――今から約200年前の1821年。古代ローマの話を小耳に挟んだ第11代将軍・徳川家斉は思い付きで「我が日の本でも五輪を開催する!」と宣言する。陣頭指揮を任された老中・水野忠成は頭を抱えて……!? 古来から日本に実在した競技満載でお送りする、奇想天外五輪譚!
  • 大江戸快人怪人録 人物でたどる痛快江戸時代史(小学館101新書)
    3.0
    快人・怪人の人生でたどる痛快江戸時代史! 江戸初期、己の頭脳と権勢欲のすべてを傾け、徳川政権260年のマスタープランを構築した稀代の俊英がいた。「黒衣の宰相」と呼ばれた怪僧、金地院崇伝である。それから約100年後の元禄期、豪商の妻・石川おかちは、質素倹約を命じる5代将軍綱吉の行列を、贅美の限りを尽くして見物と洒落込む。さらに100年後の江戸後期、江戸市中のありとあらゆる噂話をかき集め、ひとネタ96文で売りさばき続けた男、藤岡屋由蔵の姿があった。 戦国の遺風が色濃く残る江戸初期から、庶民文化が絢爛と花開いた江戸中期、そして動乱の幕末まで、あるいは欲得にまみれ、あるいは強大な権力を笑い飛ばし、またあるいは信義に殉じた、ひと癖もふた癖もある快人・怪人の数々。その痛快なる人生を追って、江戸時代の裏面史をたどる! 江戸文化歴史検定の受検にも役立つ「江戸検新書」シリーズ、第4弾登場。

    試し読み

    フォロー
  • 大江戸奇巌城
    4.0
    1巻2,420円 (税込)
    学問好きのちせ、男装の浅茅、阿蘭陀人と遊女の間に生まれたアフネス、お家騒動から逃れた喜火姫、武術に優れた野風――少女たちは徳川12代将軍・家慶が治める御世に偶然出逢った。やがて五人は、摩訶不思議な計画で世界統一を目論む存在と対峙することに!!
  • 大江戸コボルト -幻想冒険奇譚 江戸に降り立った犬獣人-
    -
    時は享保。異界と現世が混ざりあった江戸の町にて―― 徳川綱吉が治める貞享の世にて、突然現れた“異界の門”より、子犬人――コボルトが江戸に降り立った。その愛らしい姿を見た綱吉公は彼らを深く愛し、保護をするよう命じる。 その後、時を置いてやって来たえるふやどわあふとも幕府は友好関係を築き、異界の知識を得ることになった江戸の世は一足早い文明開化を迎えていた。 さらに時が流れ――徳川吉宗が治める享保の時代では、コボルトをはじめとした異界の住人が江戸っ子としてすっかり町に馴染んでいた。 江戸城内に秘匿された異界の門の残滓、異界迷宮(ル:ダンジョン)によって得られる資源を求めた吉宗公は、御庭番の青年、犬界狼月とコボルトのポチに異界迷宮攻略を命じる。 その日から、狼月とポチの、花のお江戸と迷宮を行き来する奇妙な生活が始まる――!! 第2回アース・スターノベル大賞 奨励賞受賞作品
  • 大江戸バサラ ~吉宗と宗春~
    -
    真の太平の世をめざし、 吉宗と数馬が乱世を生きる! 徳川吉宗の暗殺を命じられた数馬は江戸に乗り込み任務の遂行を試みるが、吉宗の生き方に心を動かされ…陰謀渦巻く大江戸で、男たちが歴史を創る! 【作品初出】 「COMIC LIVE! 別冊DRIVE(コミックライブ!別冊ドライブ)」No.1~No.7(2012年4月~2012年10月)

    試し読み

    フォロー
  • 大江戸魔方陣
    3.3
    徳川の長き栄華を護った、江戸に仕掛けられた日本独自の風水呪術とは何か? そして都市に繁栄をもたらす呪術マニュアルは、今も存在するのか!? 東京の下に眠る結界の全貌をヴィジュアル化した待望の電子書籍版!

    試し読み

    フォロー
  • 大岡越前
    -
    名奉行、大岡越前の知られざる若かりし日々。自ら犯した過去の過ちを自ら裁く! 希代の名奉行、大岡越前。長じて後は八代将軍の徳川吉宗の享保の改革を町奉行として支えるが、年若い頃の彼は世俗に流されるままに日々を送り、人の道を踏み外した男女の関係を持ち、子供も出来るのだが、彼は別の許婚の元へ…。紆余曲折を経て抜擢されるのだが、彼の前に昔の彼女が現れる。お白州の場で復讐をする彼女に対する大岡越前の裁きは…。 【著者プロフィール】 1892年8月、神奈川県生まれ。小説家。様々な職を経て作家となる。『鳴門秘帖』などで人気を博し、1935年より新聞連載が始まった『宮本武蔵』は読者を魅了、大衆小説の代表的作品となる。『三国志』、『新・平家物語』、『私本太平記』『新・水滸伝』など後世に残る大作を執筆。
  • 大奥(上)
    -
    咲くのは恋か、裏切りか。フジテレビ系木曜10時ドラマ、5年ぶりに復活を遂げた『大奥』を完全ノベライズ! “愛”をテーマにした『大奥』史上、最も切なくて美しいラブストーリーがいまここに 東山天皇の皇子・閑院宮直仁親王の娘で皇室の血を引く公家の娘・五十宮倫子。 政略結婚の嫁ぎ先である徳川家治が、先代将軍の死をきっかけに第十代将軍となり、それに伴い、倫子も男子禁制の大奥に渡ることに。 さまざまな人間の思惑、嫉妬、憎悪、悲哀が渦巻く“女の社会の縮図”、大奥を舞台に、倫子は逃れられない運命に翻弄されることになる……。
  • 大奥イジメ地獄 ~お犬様の奴隷! どじょう風呂責め!~
    -
    犬の服に笑ったら全裸で犬扱い!? どじょうでいっぱいの風呂に入れられ茹でられ悦楽地獄!! 新入り大奥女中に襲いかかる、恐るべきイジメの連鎖! 「大奥怨巻」 姉は憎い仇の天下人の側室に、妹は愛のために夫に尽くす……三姉妹の戦国時代の女の生き様!! 「お江」 大奥の権力者に上り詰めた滝山。冷たそうに見えて優しい彼女の、その本当の真実の顔は!? 「大奥怨謀記」 母に愛されなかった長男の乳母として、徳川家に尽くした福。後に大奥を作り上げた女傑と三代将軍家光との幼き日々! 「春日局」 泥沼地獄の大奥物語4作品!
  • 大奥怨霊絵巻 1巻
    完結
    -
    全1巻583円 (税込)
    血塗られた呪いの駕籠、連続焼身自殺事件…。徳川300年の繁栄の裏で、裏切られ、蹂躙され、殺された女たちの呪詛が渦巻く大奥では、怪事件が続発していた。天下のバカ殿・徳川家定は、秘密裡に悪霊を調伏していたが、そこに超常現象はいっさい信じないという篤姫が輿入れしてきて…? 大奥に残る血なまぐさい伝説の数々を下敷きに描かれた歴史ホラーシリーズ。ホラーサスペンス読切り『死者の花嫁』も収録。
  • 大奥追放 異聞吉宗と絵島
    -
    正徳四年、奥年寄・絵島と役者・生島新五郎の密通が発覚。だがその裏には、権力抗争に明け暮れる徳川幕府というオトコ社会の思惑が潜んでいた。信濃・高遠に幽閉された絵島は、七代将軍家継から八代将軍吉宗へと移り変わる時代のなか、大奥の歴史に思いを馳せる。そこには、オトコ社会に戦いを挑んだ、たくましき女性たちの足跡が、刻まれているのだった。
  • 大奥の奥
    3.3
    徳川将軍家15代の歴史は、大奥の女たちを抜きにして語ることはできない。将軍の世継ぎを産むだけの存在ではなく、表の政治にも密接に関わることで、歴史を動かし、時には大きなスキャンダルを起こすこともあった。大奥はいつできたのか? 実際の仕事とはどのようなものだったのか? 給料は? 日常生活は? 引退後の生活は? ベールに包まれているからこそ興味津々の大奥の深奥を、コンパクトにまとめた一冊。

    試し読み

    フォロー
  • 大奥の座敷童子
    3.7
    時は黒船来航に揺れる徳川家定の治世。 奥州にある野笛藩一の美女、今井一期(イチゴ)は貧する国許を救うため、野笛出身の座敷童子を連れ戻すべく、大奥へ奉公に上がる。出没する"枕絵の妖怪"や人が死ぬ際に泣く妖怪"泣きジジさま"に翻弄されながらイチゴが知った座敷童子の正体とは? 温かい涙でじんわりと笑みがおとずれる、大人気「幻想シリーズ」の著者が放つ癒やし時代小説。
  • 大奥の食卓 長く美しく生きる「食」の秘密
    3.5
    2012年秋、テレビドラマで、冬には映画で、再び大奥がよみがえる! 加賀百万石の饗応料理研究家であり管理栄養士の著者が、徳川幕府260年、大奥で培われた美食同源の秘密に迫ります。 たとえば、いつまでも若く美しくあるために欠かせないホルモンバランスを整えたり、毎日食べるだけで美肌に変わる日本の伝統食の食材や作り方を伝授。憧れの的であった大奥の女性の生き方も必読です。
  • 大奥の美女は踊る 徳川十五代のお家事情
    3.5
    側室無用の恐妻家・秀忠。男色にふけり春日局を慌てさせた家光。美女50人をリストラした吉宗。54人の子をつくった家斉――。将軍には世継ぎ問題がつきまとい、寵愛と権力を求めて愛憎劇が繰り広げられる。その舞台こそが大奥であった。正室・側室を頂点とするタテ社会のなかで、3000人もの女たちが妍(けん)を競い合う。渦巻く嫉妬、めぐらされる謀りごとの数々……。天下を揺るがした大スキャンダル・絵島生島事件などのエピソードをひもとき、将軍と美女たちが織りなす「表」と「裏」のドラマを描く。[目次より]初代家康の不遇な結婚生活/側室無用将軍の意外な側面/三代家光のもつ極秘の性癖/大奥「開かずの間」の秘密/京風と江戸風の激しい戦い/将軍生母と側用人との艶聞/絵島生島事件の真相を衝く/大奥女中たちの給与明細書/美女群の解雇を決断した男/家基・家治の暗殺説に迫る/皇女和宮を大奥に迎えた日/最後の将軍の間違えた判断

    試し読み

    フォロー
  • 大奥秘交絵巻 春日局
    -
    徳川家康の側室で、三代将軍家光の実母である春日局は、大奥総取締として権勢を振るい幕府をも陰で支えていた。大奥の女たちを操り、自らも熟れた肉体を使って、将軍家の男たちを弄し、徳川の世を掌握してゆく。異色の時代小説巨編。

    試し読み

    フォロー
  • 大奥悲恋物語 禁断の愛[絵島・生島]
    完結
    -
    全1巻110円 (税込)
    ようやく安定期に入った江戸幕府は六代将軍・徳川家宣から七代将軍・家継に移り代わった時代。絶世の美女と謳われた中臈・絵島は家綱に代わったことにより大年寄に出世し、大奥の権力者となった。だがまだ若い絵島は悶々とした日を過ごしていた。一生、死ぬまで大奥に閉じ込められる女たちは年に一度の里帰りを楽しみにしていた。その日、出入りの商人から芝居見物に誘われた絵島は花形役者・生島の美貌と男らしさに虜になってしまう。
  • 大奧みだら絵巻 夜桜姫と卍中将
    -
    1巻330円 (税込)
    江戸城の大奥に、京からお輿入した御台所。彼女は元より徳川に嫁すのことを嫌がっていた。京を離れて東の地に行くのは、公家の姫には気の重いこと。次第に殿とも距離を置くようになり、京都の地を思う日々をおくっていた。御台所に仕えて一緒に江戸に参じた花園は、御台所を姫と呼び、姫を常に気遣っている。あるとき、花園は呉服屋の丹波屋から男性器を模した張形を渡される。姫の杞憂を晴らすため、花園は丹波屋に相談する。丹波屋が用意したものは、男子と見間違えてしまうような、一人の少女だった。左近と名づけら少女は、姫の情夫として毎夜のように姫と枕をともにする。丹波屋が用意した特注の張形を使い、姫と左近は満ち足りてゆくのだが――。
  • 大奥乱交醜聞伝 ~延命院事件~
    5/29入荷
    -
    大奥の女を引き入れ、寺の中でセックス三昧!? ヤリチン坊主に犯された娘の復讐! 「大奥乱交醜聞伝 ~延命院事件~」 乳母と生母、長男と次男――徳川将軍家の跡取り争いは女同士の権力争い!! 「奇説 春日局」 初恋を知った娘は、愛する男を手に入れるために暴走! 江戸を焼いた大事件の犯人の末路! 「艶焔 ~お七の恋~」 男を惑わす未亡人に、恋人を奪われた地味女。憎しみが牙を剥き、「元凶」を抉り取る!! 「毒虫 ~女性器えぐり取り事件~」 激情に身を任せた女の物語4作品!

    試し読み

    フォロー
  • 大奥をゆるがせた七人の女 天璋院篤姫から絵島まで
    2.5
    江戸城大奥で繰り広げられた女の熾烈な争いを精緻に描いた傑作! 徳川幕府265年間に厳然として存在し続けた大奥。そこでは男の政治に翻弄される女たちの姿や、渦中で巻き起こる女同士の権力闘争が存在した。本書では、天璋院篤姫、皇女和宮、春日局、お万の方、お喜世の方、お琴の方、絵島といった、大事件と絡んだ、大奥を語る上で欠かせない七人の女性たちをピックアップ。ドラマでは描かれることのない、歴史秘話を明かす!
  • 大御所 徳川家康 幕藩体制はいかに確立したか
    3.0
    関ヶ原の決戦を制した徳川家康は征夷大将軍となり、江戸幕府を開いた。その職をわずか二年で秀忠に譲るが、駿府城に移ったのちも実権を掌握。多彩なブレーンを活用して、御三家の創設、諸大名や朝廷の統制、対外関係の再構築など、政権基盤の強化に努めた。他方では最大の脅威である豊臣家を滅亡へと追い込んでいく。大坂の陣終結の翌年に没するまで十一年にわたった大御所政治を辿り、幕藩体制成立の過程を明らかにする。
  • 大御所の後継者問題
    5.0
    1巻1,100円 (税込)
    ※本書はリフロー型の電子書籍です 【なぜ家康は三男を跡継ぎにしたのか】 日本の九割近い企業は、後継者を身内(息子・娘婿・弟など親族)から選ぶ。 できの悪い跡継ぎを「不肖の息子」などというが、彼らの場合、父や役員の評価は、ことのほか先代に比べてからくなる。 たとえば、大学院を出て、しかるべき企業や銀行で経営を学んできたとすると、 「うちは、そんな大企業ではないから、もっと現場を……」といわれ、では、大学卒業とともに入社したとすると、「世間を知らない青二才」とくる。 問題はいかにして、こうした周囲の厳しい評価の目をかいくぐり、名経営者となるか、である。 多くのジュニアは、実に、内心やる気があることに感動させられることが少なくない。 が、半面、ほとんどの人が陥っているのは、経営や「承継」といったものを、まるで歴史小説を読むかのように、理解しようとしている点である。 経営は、歴史小説のようにはいかない。なぜならば、飛躍するドラマが日常生活の中にはないからだ。 日々厳しい現実を一生懸命に生きて、企業の生き残りを図るトップに、感動の名場面などはそうそう現れるものではない。それらは後世の人の評価にすぎない。 この日々の努力は、戦国時代であっても、現代となんら変わることはなかった。 本書は、後継者問題に成功したケースから失敗したケースまで、戦国大名家の事例を検証分析した。 歴史をひもとけば、二代にわたって「承継」をみごとに成功させた組織もあれば、父親が原因であるがゆえに萎縮してすべてを失った後継者もいた。 本書を読めば、真に一流のリーダーは、自らの出処進退のうち、とくに辞める時期を誤らなかったことがよくわかる。 従来の歴史ファンのみならず、後継者問題に悩む現代の企業経営者もぜひ手に取っていただき、参考にしてほしい一冊である。 〈本書の内容〉 ■第一章 先代の業績を堅実に受け継いだ承継者 〈一〉徳川家康→秀忠 〈二〉織田信長→蒲生氏郷 〈三〉黒田官兵衛→長政 〈四〉前田利家→利長→利常 〈五〉九鬼嘉隆→守隆 〈六〉細川忠興→忠利→光尚 ■第二章 先代を超えて飛翔した後継者 〈一〉織田信秀→信長 〈二〉龍造寺隆信→鍋島直茂 〈三〉真田幸隆→昌幸 〈四〉武田旧臣→井伊直政 〈五〉戸次道雪・高橋紹運→立花宗茂 〈六〉柳生宗厳→宗矩 ■第三章 先代を超えられなかった後継者 〈一〉上杉謙信→景勝 〈二〉斎藤道三→義龍 〈三〉毛利元就→輝元 〈四〉長宗我部元親→盛親 〈五〉豊臣秀吉→秀頼 ■第四章 一族の衰退を招いた後継者 〈一〉武田信玄→勝頼 〈二〉朝倉教景→義景 〈三〉浅井久政→長政 〈四〉本多正信→正純 〈五〉加藤嘉明→明成 〈プロフィール〉 加来耕三 1958年、大阪市生まれ。1981年、奈良大学文学部史学科卒業。奈良大学文学部研究員生活を経て、1983年より歴史的に正しく評価されていない人物・組織の復権をテーマに著作活動に入る。現在は大学・企業の講師をつとめながら、歴史家・作家として独自の史観にもとづく著作活動や講演をおこなっている。また、著作・講演のかたわら専門知識を駆使し、テレビ・ラジオ番組の監修や時代考証を手がけ、番組出演も多数。現在放映中の番組にBS11『偉人・素顔の履歴書』、BS-TBS『関口宏の一番新しい中世史』がある。近著に『家康の天下取り 関ヶ原、勝敗を分けたもの』『明治維新の理念をカタチにした 前島密の構想力』(以上、つちや書店)、『日本史を変えた偉人たち 3秒で相手を動かす技術』(PHP研究所)、『歴史の失敗学 25人の英雄に学ぶ教訓』(日経BP)、『幕末維新の師弟学 出会いが生んだ近代日本』(淡交社)、『日本史に学ぶ リーダーが嫌になった時に読む本』(クロスメディア・パブリッシング)、『成功と滅亡 乱世の人物日本史』『武道家の金言』(以上、さくら舎)、『紙幣の日本史』(KADOKAWA)、など多数。

    試し読み

    フォロー
  • 真田を云て、毛利を云わず(上) 大坂将星伝
    3.3
    豊臣秀吉最古参の家臣を父に持つ毛利勝永は若くして、九州豊前一万石の大名となる。天下統一を成した秀吉は高邁な理想の下、朝鮮に出兵するが……。石田三成の薫陶を受け、豊臣政権の次代を担う器と目された勝永の眼前に、徳川家康が立ちはだかる。戦国の世、志を貫いた男を爽快に描く歴史小説。(『大坂将星伝』改題)
  • 図説 日本の城と城下町1 大阪城
    3.0
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大阪城には、1400年もの歴史が折り重なっている。難波宮、本願寺の前史から、豊臣期、徳川期、市民の手で復興した現在の三代目天守閣まで、数奇な歴史に彩られた城下町大阪の見どころを徹底解説。現地写真のほか古地図や絵図、地形図を駆使して歴史の地層を掘り起こし、町に秘められた物語と痕跡をたどる。城郭を中心に発展してきた町の歴史・文化を探訪するシリーズ第1弾。作家・有栖川有栖氏の巻頭インタビューも収載。
  • 大坂城全史 ──歴史と構造の謎を解く
    -
    かつて浄土真宗の聖地として栄え、織田信長の後を承けた豊臣秀吉、徳川家康・秀忠まで、時の権力者が本拠地として修築を重ねた大坂城。豊臣家の居城として栄華を極めるが、大阪夏の陣で落城。江戸幕府に再築されるものの、幕末には大部分が焼失した。明治以降、大阪市民の支持を得て天守閣が復興、現在まで市民に愛され続けている。長きにわたり権力者たちの興亡の舞台となった名城を、最新の研究成果に基づき読み解く、通説を刷新する決定版通史。
  • 大坂城の十字架 最後の義将 明石掃部
    3.0
    真田が最後に頼みにした男! 大坂牢人五人衆の一人、キリシタン武将の知られざる闘いを描く力作長編。真田信繁が最後に頼り、徳川家康をおびやかした男が目指したものとは――。天下分け目の関ヶ原では宇喜多秀家の右腕として戦い、大坂の陣ではキリシタン部隊を率いて縦横無尽の活躍をした武将・明石掃部。八丈島に流された秀家への思い、宇喜多家を裏切った坂崎出羽守との因縁、そして千姫……。大坂の陣後、姿を消した謎多き男の熱き生涯を、時代小説で人気の著者がドラマチックに描いた長編歴史小説。
  • 大坂誕生
    4.0
    慶長20年、灰燼と化した大坂を再興すべく大御所・徳川家康から大命を受けた松平忠明は、大坂人との確執を知略と胆力で乗り越え、反徳川包囲網の中で次々と大胆な復興計画を練っていく──。第6回朝日時代小説大賞優秀作。
  • 大坂の陣
    4.0
    関ヶ原の戦いから十五年後、大坂の陣での真田幸村らの活躍も虚しく、大坂城で豊臣秀頼・淀殿母子は自害を遂げる。豊臣氏を滅ぼしたのは誰か?戦国の総決算「豊臣VS徳川決戦」の真実!
  • 大坂の陣
    5.0
    豊臣家を滅亡させ、徳川家康の天下統一を決定づけた大坂の陣。戦国の世に終焉を告げた戦いを徳川家康を筆頭にした武将たちはどう見たのか。豊臣に恩を抱きながらも御家存続のために徳川方についた福島正則をはじめとした大名や、「関ヶ原の戦い」の恨みを晴らすべく大坂城に駆けつけた真田信繁(幸村)ら浪人衆の動きや心中を描き出す。また、総大将たる豊臣秀頼が抱いていた「ある行為への憧れ」とは!? 圧巻の群像活劇。
  • 大坂の陣・人物列伝「片桐且元・徳川秀忠・阿茶局・常高院」
    -
    片桐且元、豊臣方からの訣別の理由。失敗続きの徳川秀忠が持っていた、将軍の資質。家康の側室から秘書官的存在にまでのぼった、阿茶局。東西の融和の橋渡し的役割を果たした、常高院。四人の登場人物から、歴史的合戦・大坂の陣にせまる。
  • 大坂の陣・人物列伝「金地院崇伝・板倉勝重」
    -
    奇謀奇略を駆使した辣腕の政僧で「黒衣の宰相」と呼ばれた、金地院崇伝。元禅僧で、幕府の最前線機関京都所司代の任についた、板倉勝重。徳川幕府を陰から支え続けた、二人は大坂の陣において、どのような役割を果たしたのか。
  • 大坂の陣・人物列伝「真田昌幸・真田幸村」
    -
    生涯、徳川家康にとって疫病神であった真田昌幸・幸村親子。稀代の横着者として、乱世を泳ぎ切った父・昌幸と、言葉少なにして柔和な幸村。親から子へ、すべては大坂の陣へと収斂していく。真田家の真髄。親子がたどった大坂の陣への道。
  • 大坂の陣・なるほど人物事典 豊臣VS徳川―主役・脇役たちの意外な素顔
    4.0
    大坂冬の陣、夏の陣といえば、名だたる大名・武将が一堂に会し、豊臣方・徳川方に分かれて戦闘を繰り広げた最後の戦いである。ところが匹敵する規模の「関ケ原の合戦」がよく知られているのに対し、「大坂の陣」はどこか地味である。真田幸村・後藤又兵衛(基次)といった豊臣方の武将数名がよく知られるほかは、誰がどんな戦いをしたのかあまり知られていない。伊達政宗・藤堂高虎・佐竹義宣といった戦国大名たちですら、明快には動きを説明しにくい。そこで本書では、有名無名を問わずに、「大坂の陣」で活躍した人物たちの略歴と活躍ぶりをわかりやすく紹介。通読すると、様々の思惑を胸に戦場に臨んだ男たちが、勝ち負けを超えた悲喜こもごもの運命に押し流されていく人間模様が見えてくる。人物の動きを知る上での大坂の陣の概要説明や主な戦いの紹介、年表も充実。全人物についてゆかりの写真を掲載し、ビジュアル面でも楽しめる一冊。
  • 大坂の陣の実像を解読する
    -
    戦国史上最大の合戦、大坂の陣。戦場では実際に何が起こっていたのだろうか。壮大な防衛構想「大坂城浮き城化計画」、豊臣・徳川両陣営の動員力比較、包囲網と迎撃戦の詳細、勝敗を左右した大砲解説など、多数の図表を駆使して、大坂の陣を視覚的に徹底解析。
  • 大坂の陣までの軌跡「家康、将軍就任の真意」「秀忠、二代将軍となる」
    -
    将軍任官の資格のなかった徳川家康は、力づくでその資格を手に入れた。しかし、そこまで固執した将軍職を、異例ともいえるスピードで、三男秀忠に譲ってしまう。徳川の威光を示す、将軍就任そして代替わりの儀式の裏にあった、家康真の狙いを推理する。
  • 大坂の陣までの軌跡「巌流島の決闘」「方広寺鐘銘事件発生」
    -
    宮本武蔵と佐々木小次郎が剣技を闘わせた巌流島の決闘と、徳川家康が突如として持ち出し、大坂の陣開戦の発端となった方広寺鐘銘問題。一見、縁遠い二つの出来事は、大坂の陣という補助線によって結ばれる。歴史の細部からせまる、大坂の陣への道程。
  • 大坂の陣400年天下一祭 公式ガイドブック 2014
    -
    話題のイベント「大坂の陣400年天下一祭」を徹底紹介した公式ガイドブックが登場! この秋~冬、大阪城公園を中心に開催されている「大坂の陣400年天下一祭」を完全紹介した公式ガイドブック。 イベントの詳細はもちろんのこと、大坂の陣を知るための様々な企画が盛りだくさん。だんじりの彫刻で紹介するヒーローたちの新人物記や、講談師・旭堂南海さんによる物語、そして本イベントの特命応援隊である和田アキ子さんや片岡愛之助さん、応援武将隊のRONIN 5なども登場! 大阪府内の縁の地や、大阪観光にぴったりなスポットガイドもバッチリ掲載です。 目次 大坂の陣400年天下一祭開幕!! だんじりの彫り物で大坂の陣が甦る ヒーローたちの新人物記 真田幸村 後藤又兵衛 木村重成 淀殿 徳川家康 東軍武将 旭堂南海さん書き下ろし! 《新調》講談・難波戦記 大阪城完全ガイド 大坂の陣400年天下一祭への 応援コメント 特命応援隊 隊長 和田アキ子 特命応援隊 副隊長 片岡愛之助 スペシャル対談 片岡愛之助× 北川 央館長 大坂の陣400年天下一祭 応援武将隊 大坂RONIN 5 イベントカレンダー 大阪城公園会場案内図 大阪城本丸エリア 西の丸庭園エリア 極楽橋エリア 大阪城公園全体 期間限定イベント 記念グッズコレクション 関連イベント 大阪城公園へのアクセス&大阪周辺宿泊ガイド 大阪スポットガイド 大坂の陣ゆかりの地編 泉州編 南河内編 中河内・北河内編 北摂編 大阪市内編 大坂の陣400年プロジェクト実行委員長 橋爪紳也委員長寄稿コラム プレゼント

    試し読み

    フォロー
  • 大坂の陣をとりまく人々
    -
    あらゆる身分、あらゆる思惑が渦巻き、激流のごとく流れぶつかり合った合戦、大坂の陣。徳川譜代・外様大名。豊臣直臣や浪人。茶人、商人、僧侶に公家。果ては農民までが結集した戦国史上最大の合戦を、それぞれの視点から描ききる力作論考。
  • 大阪 ぶらり古地図歩き 歴史探訪ガイド 改訂版
    完結
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ 古地図と現代地図を見比べながら タイプスリップしてみませんか! ★ 大阪城・真田山・梅田・平野・堺 … ほか全24コース! ◆◇◆ 本書について ◆◇◆ かつて都が置かれた、奈良盆地から大和川、 京都盆地から淀川が大阪平野に流れ、 そこでまた幾筋にも分かれて海に注ぐ。 そんな川と海が織り成す情景が大阪の歴史を 構築したといっても過言ではありません。 海上輸送が主流だった昔は、 大陸から瀬戸内海を経て運ばれた物資や 人材の多くが大阪に集まりました。 だからこそ、大阪には縄文時代から人が暮らし、 古墳時代には宮都が置かれ、飛鳥・奈良時代になると、 難波宮が副首都としての役割を担ったのです。 そして戦国時代、織田信長は大阪を手中に収めようと 石山本願寺と死闘を繰り広げ、 信長の跡を継いだ豊臣秀吉は大阪城を築き、 日本一の城下町をつくりあげました。 江戸時代になると、 大阪の陣で灰燼に帰した市街を徳川幕府が復興、 日本の経済を支える天下の台所として繁栄を極めます。 本書では、そうした大阪の姿を生き生きと、 今に伝えてくれる古地図を選び、 古地図に描かれた寺社や旧跡を中心に、 大阪の歴史を実感できるスポットをめぐるコースを 提案しています。 歴史散策ということに重点をおくため、 各コースとも基本的に歩いてまわる設定です。 商都として繁栄する大阪を表した幕末の古地図や 海や川のイメージを彷彿とさせる 古代の大阪を描いた古地図を参考に、 一味違った大阪歴史探訪の旅にお出かけください。 ◆◇◆ 本書について ◆◇◆ ☆ コース01 梅田周辺 ☆ コース02 福島周辺 ☆ コース03 中之島(肥後橋以東)・淀屋橋周辺 ☆ コース04 中之島(肥後橋以西)・靭公園周辺 ☆ コース05 北浜・天満橋周辺 ☆ コース06 天満周辺 ☆ コース07 京橋・桜ノ宮周辺 ☆ コース08 大阪城周辺 ☆ コース09 真田山周辺 ☆ コース10 本町・心斎橋周辺 ☆ コース11 島之内・道頓堀周辺 ☆ コース12 なんば・恵美須町周辺 ☆ コース13 上寺町・高津宮周辺 ☆ コース14 下寺町・生玉周辺 ☆ コース15 四天王寺・夕陽丘周辺 ☆ コース16 阿倍野・住吉周辺 ☆ コース17 九条・阿波座周辺 ☆ コース18 大正周辺 ☆ コース19 西九条周辺 ☆ コース20 平野周辺 ☆ コース21 堺 北部周辺 ☆ コース22 堺 南部周辺 ☆ コース23 堺 港湾部周辺 ☆コース24 池田周辺 ・・・全24コース ※ 本書は2018年発行の 「大阪 ぶらり古地図歩き 歴史探訪ガイド」 を元に、加筆・修正を行い再編集した新版です。
  • 大坂落城 戦国終焉の舞台
    値引きあり
    3.0
    家康謀略史観に疑問を持つ事で見えてきた、浪人やキリシタン、商人の存在。武将の活躍の陰で、彼らもまた生き残りを賭け参戦した。軍功書、首取状などの豊富な史料を提示しつつ、大坂の陣を鮮明に描写する。 〈目次〉 はじめに 第一章 関ヶ原合戦と江戸幕府の成立──徳川公儀の確立 1 関ヶ原合戦後の戦後処理と諸勢力の動向 2 江戸幕府の成立と徳川権力の進展 第二章 大坂冬の陣勃発──仕組まれた戦い 1 方広寺鐘銘事件起こる 2 大坂冬の陣前夜 3 大坂冬の陣開戦する 第三章 和平交渉から大坂夏の陣へ──豊臣家の滅亡 1 和睦交渉の経過 2 大坂夏の陣への道 3 大坂夏の陣と豊臣氏の滅亡 第四章 大坂の陣のその後──戦国終焉の舞台 1 徳川方と豊臣方の扱い 2 落人・浪人たちのその後 3 キリシタンたちのその後 4 戦国の終焉 主要参考文献 おわりに

最近チェックした本