問題提起作品一覧

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  • 宗教右派とフェミニズム
    4.2
    2022年7月8日に発生した安倍晋三元首相の銃撃事件。 これを受けて企画・配信された『ポリタスTV』の「宗教右派と自民党の関係――ジェンダーと宗教」(前篇・後篇)は、5日間限定の無料公開で10万回以上再生され、大きな反響を巻き起こした。 この配信コンテンツをもとに、全編書き下ろしでジェンダーやセクシュアリティ、家族をめぐる政治、それと宗教右派との関わりをまとめるのが本書である。 1990年代から2000年代初頭のバックラッシュから、安倍政権以後の家族や女性やLGBTをめぐる政策と右派・宗教との関係までを、具体的な政策や運動、テーマにフォーカスして解説し、フェミニズムの立場・視点から問題点を検証する。 知られざる宗教右派の実像と1990年代から現在まで続く苛烈なバックラッシュの実態を明らかにする問題提起の書。

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  • 宗教改革の物語 近代、民族、国家の起源
    4.3
    「私の持つすべての力をこの作品に投入した」 原稿用紙約1000枚、著者が全精力を注いだ、過去と現在を大規模に往還する大型論考がついに文庫化!! 宗教改革の知識を欠いて、近代を理解することは出来ない。 なぜなら、宗教改革は近代、民族、国家、ナショナリズムの起源となったからだ。 「この作品は私の著述群の中で特別の意味を持つ。 表題は『宗教改革の物語』で、扱っているのは中世末期のボヘミア(チェコ)の宗教改革者ヤン・フス(1370頃~1415年)である。 ただし、深層においては、私の過去と未来と現在が、すべて盛り込まれた作品だ。 佐藤優という作家が何を考え、何をしようとしているかに関心を持つ読者に是非読んでもらいたい」 時代状況が大きく変化する時こそ、長く頒布されてきた概念・事象がどう生成し、影響力を持つに至ったのかを分析することが、 個人・中間団体・国家それぞれの段階において、事態を打開する糸口を発見することに繋がる。 フスの「教会論」は、長く頒布されてきたものへの問題提起であり、その後、長く頒布されることとなるものとして、近代と現代の連関を見るには最適だ。 私たちは、“愛のリアリティー”を希求し、希求されている存在である。 『宗教改革の物語』が時代の危機を超えるための、読者にとって人生の実用書たる作品になることを願う。
  • シュムペーター体系研究 資本主義の発展と崩壊
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 20世紀前半に、「経済成長」を発案し、イノヴェーションによる経済発展を説いた経済学者シュムペーターを社会学的方面から検討する。 【目次より】 序文 第一章 シュムペーター体系序説 一 ウェーバーとマルクス 二 社会変化の一般理論 三 「経済的解釈」の図式 四 「企業者」と「革新」 五 資本主義の制度とその性格 六 社会化過程の展開 七 将来の展望 八 結語 第二章 シュムペーターの経済学 一 シュムペーター体系 二 発展の理論  三 資本主義進化と景気循環 四 むすび 第三章 経済社会学の根本問題 一 序論  二 経済理論と与件理論 三 与件理論の展開と経済学の変革 四 「経済発展」の理論――本質とその射程 五 資本主義社会の構造と精神 六 歴史的社会学の復活 第四章 シュムペーターとマルクス――資本主義発展の論理について 一 問題提起 二 シュムペーターと歴史主義の問題 三 経済発展の論理 四 社会階級の理論 五 結語 第五章 資本主義発展と社会構造の変化について――シュムペーターの資本主義崩壊論― 一 序説 二 シュムペーターの階級理論 三 社会階級の形成と衰退 四 ブルジョア社会の構造とその解体 五 資本主義体制と経済的成果の問題 六 過渡期の問題 補論 シュムペーター体系と『社会階級論』 第六章 資本主義の変貌 一 資本主義変貌の問題 二 革新の経済学 三 トラスト化された資本主義の段階 四 診断と予見 第七章 帝国主義の社会学 一 解釈上の諸問題 二 歴史上の帝国主義 三 十七世紀の戦争と社会 四 帝国主義と資本主義 五 近代イギリスのケース 六 現代の局面 第八章 社会主義をめぐる問題 一 イデオロギーとしての社会主義 二 社会主義と経済学 三 歴史的相対性と制度的諸条件 四 移行過程の問題 五 結論 第九章 シュムペーターにおける革新の原理 一 仮説とヴィジョン 二 「革新」のメタ・ヒストリー 三 革新の経済学と社会学 四 残された課題 第十章 「歴史的」理論と「歴史主義」の問題 一 分析と予見 二 シュムペーターの「歴史的」動学 三 歴史的進化の論理と構造 四 結語  引用文献 人名索引 大野 忠男 1915~1998年。経済学者。大阪大学名誉教授。東京帝国大学法学部卒。大阪大学経済学博士。 著書に、『ス・フ織物規格と解説』『シュムペーター体系研究 資本主義の発展と崩壊』(日経・経済図書文化賞受賞)『経済学史』『自由・公正・市場 経済思想史論考』など、 訳書に、J.M.ケインズ『人物評伝』(共訳)『ケインズ全集 第10巻 人物評伝』ヴァルター・オイケン『経済政策原理』シュムペーター『資本主義と社会主義』サミュエル・ホランダー『アダム・スミスの経済学』(共訳)シュムペーター『今日における社会主義の可能性』シュムペーター『理論経済学の本質と主要内容』(共訳)などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 小学館ジュニア文庫 いじめ-過去へのエール-
    値引きあり
    -
    加害者は誰? いじめの真相は……。 明るく愛らしい容姿の茉奈は、クラスの人気者だ。だが、そんな茉奈の前に、転校によって離ればなれになったかつての親友・道香が現れる。 再会を喜ぶ茉奈だが、一方道香は暗く、笑顔のない女の子に変わり果て、茉奈と目線をあわせようともしない。「道香になにがあったの?」 次第にいじめられていく道香。そしてある日、茉奈は道香から「一緒に帰ろう」との誘い受ける。だが、茉奈はその誘いを無視して-。 その日以来、姿を消す道香。道香を探すうちに茉奈は、ある真実にたどり着く…。 「本当の加害者とは?」読む全ての人の心の闇を照らし出す、問題提起作品。 ※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
  • 小説 議員秘書
    -
    大島哲夫は、農協の支持で衆議院議員に当選した沼尾良介の第一秘書に抜擢され、上京した。地元民と議員のパイプ役は忙しい。展望のない減反政策、米価の管理、そこへアメリカ産米の上陸旋風。大島は農政に疑念を抱いた。煩悶の日、良き理解者尾形紀子と熱烈な恋に陥る。――政界の荒野を裏面から衝いた問題提起の話題作!。

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  • 小論文これだけ!書き方超基礎編―短大・推薦入試から難関校受験まで
    4.3
    1~2巻880~1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 15万部突破『小論文これだけ!』シリーズ初の「書き方」の超入門書。超基礎の文章ルールから出題別の書き方、NG集、ワンランク上のテクニックまで、合格小論文の「書き方」を手取り足取りわかりやすく解説!書くネタとあわせて身につければ、受験対策は万全! 【主な内容】 第1章 まずこれだけは押さえよう! 小論文以前の超基礎の文章ルール 第2章 小論文はどうすれば書ける? 合格小論文は「型」で書く! 第3章 実際に小論文を書いてみよう! 問題提起、構成、書き方はこれだけ! 第4章 少し難しい問題に挑戦しよう! 課題文のある問題の書き方 第5章 これだけは小論文に書いてはいけない! 書き方のNG集 第6章 これで総仕上げ! 合格小論文を書くためのワンランク上のテクニック 特別付録 実際に問題を解いてみよう!――練習問題と模範解答
  • 「昭和」とは何だったのか
    5.0
    「昭和」という変革の多かった時代。戦争体験者4000人の話を聞いて、昭和前期を検証した昭和史の第一人者に見えてきた真実とは! 昭和史から学ばずに政策を強行する昨今の政治情勢は危険だ。客観的に事実を述べてきた著者の、大本営発表を想起する報道問題から女帝論の歴史的意味までの渾身の問題提起!
  • 深海魚は海を知らない
    完結
    4.5
    人類史上最大の難問「存在とは何か」。本書は、この問題を、読者と一緒に考えていく。深海魚は、海から出たことがないゆえに海を知らないというパラドクスから、問題提起がはじまる。ここから、目に見えるものと見えないもの、存在するものと存在しないもの、死後の世界や宗教にまで話はひろがっていく。専門用語は使わずに、身近なたとえ話を交(まじ)えて説く、世界一わかりやすい哲学書!
  • 進化する企業のしくみ
    3.0
    ネットで一体化した社会は、企業にとってまさに「弱肉強食」の世界。生き残りをかけて、進化し続ける企業とはどのようなしくみをもつのか。本書は5つの潮流を読み解く――(1)業界を超える異業種格闘技競争、(2)インフラの巨大化と劇的なコスト革命、(3)消費者主権、カスタマーのメディア化、(4)企業間のあいのりとマッシュアップ、(5)終身雇用の崩壊にともなう新たな集合知――これらの激流に適応した企業だけが生存を許される。あなたの会社はどうだろうか。たとえば、著者は「グーグルとアマゾンドットコムが将来のある時点でもし対等合併したら」という問題提起を行なう。予測できない近未来の世界にさまざまな光を当てる。本書は、コンサルタントである鈴木貴博氏と現NTT副社長の宇治則孝氏の共著というかたちをとっているが、ネット世界を知る何人かの有識者が関わっている。次代を読み解く「知の集大成」ともいえる。

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  • Thinking Baseball 慶應義塾高校が目指す”野球を通じて引き出す価値”
    4.6
    2020年5月20日、新型コロナウイルスの感染拡大によって、全国高校野球選手権の 戦後初となる中止が決まりました。野球部の選手たちはもとより、全高校野球関係者が夏の甲子園中止という事態に、大きな目標が突然消えた喪失感と例えようのない絶望感を味わいました。また一方で今回の事態は、高校野球のみならず、部活動全般の意義を問い直す一つの契機にもなりました。  私は現在、慶應義塾幼稚舎の教員として小学6年生の担任をしながら、慶應義塾高校の野球部監督を務めています。また、もともと会社員の経験もあり高校生以外と接する時間も多いことから、高校野球の意義を常に自問自答してきました。そして、高校野球自体に、教室の中だけでは決して手に入らない、次の3つの価値があると考えています。 (1) 困難を乗り越えた先の成長を経験する価値 (2) 自分自身で考えることの楽しさを知る価値 (3) スポーツマンシップを身に付ける価値  慶應義塾高校野球部では文武両道を実現するため、甲子園常連校にありがちな深夜まで及ぶ長時間の練習などは課しません。そんな中でも、一昨年、激戦区神奈川県の代表として、春夏連続で甲子園に出場しました。 これらの価値観を伝えていくために、単なる勝利至上主義を脱した上で、グラウンドで の結果を出していくことも私の使命だと感じています。  本書では、現在の高校野球におけるさまざまな課題を挙げ、問題提起や、その解決のための私なりの方法を記していますが、すべてのチームがそうでなければならないとは、まったく思っていません。……【「はじめに」より抜粋】

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  • 新版 人は、なぜ他人を許せないのか?
    NEW
    4.0
    1巻990円 (税込)
    ◎ベストセラー、待望の文庫化! ◎この本から「正義中毒」への問題提起が広まりました ◎「怒りに振り回されることが減った」「脳の仕組みから克服のヒントまでわかりやすい」「気持ちが楽になった」など、大反響! 誹謗中傷、炎上、不倫叩き、不謹慎狩り、ハラスメント… 「間違っている人を徹底的に罰しなければならない」 「自分と異なる意見は悪である」 世の中に渦巻く「許せない」感情の暴走は、 脳の構造が引き起こしていた! 人の脳は、裏切り者や社会のルールから外れた人など、 わかりやすい攻撃対象を見つけ、 罰することに快感を覚えるようにできています。 この快楽にはまってしまうと簡単には抜け出せなくなり、 罰する対象を常に探し求め、 決して人を許せないようになってしまいます。 著者は、この状態を正義に溺れてしまった中毒状態、 「正義中毒」と呼んでいます。 これは、脳に備わっている仕組みであるため、 誰しもが陥ってしまう可能性があるのです。 他人の過ちを糾弾し、 ひとときの快楽を得られたとしても、 日々誰かの言動にイライラし、 必要以上の怒りや憎しみを感じながら生きるのは、 苦しいことです。 また、軽い気持ちで発信したことが 誰かの心を深く傷つけ、 取り返しのつかない結果を 招いてしまうという悲しい事象は、 数えきれないほど起きています。 本書では、「人を許せない」という感情が どのように生まれるのか、 その発露の仕組みを 脳科学の観点から紐解いていきます。 「なぜ私は、私の脳は、許せないと思ってしまうのか」を 知ることにより、自分や自分と異なる他者を理解し、 心穏やかに生きるヒントを探っていきます。 ※本書は2020 年1 月に弊社より刊行された『人は、なぜ他人を許せないのか?』を改題し、加筆修正したものです。
  • 新・ラグビーの逆襲 日本ラグビーが「世界」をとる日
    5.0
    緊急出版 大丈夫か日本代表 ラグビーファンは理屈好き! かつての栄光(人気)→凋落・長期低迷→奇跡の勝利・V字回復基調→ところが…… 《ラグビーはルールが難しいから人気がでなかったのではなかった。日本代表が世界で勝てなかったから人気がなかった。それが、この国のラグビーの歴史的な姿だった。》[本文より] 2019年、ラグビーW杯日本開催に向けて、いま〈日本〉はどういう状態にあるのか? 2015年の奇跡から一転してしまった現状に、「これでいいのか」という警鐘を鳴らす著者の問題提起を全面展開。ラグビーの「世界地図」と歴史的経緯を踏まえ、「これから」の課題を提示。 最近ファンになった人も、昔ファンで最近復活した人も、楽しめる基本図書!
  • 心理臨床の実際 続・カウンセラーを志す人のために
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 第一部では臨床家に必要な周辺領域のテーマや体験に基づいた比較文化論的考察を収録。第二部は実践報告で、出勤困難な会社員の二ケース、二種の心理テストの具体的解釈などいずれも鋭い問題提起を含む。
  • 自衛隊員は基地のトイレットペーパーを「自腹」で買う
    4.4
    気鋭の国防ジャーナリストが警笛を鳴らす 自衛隊が抱える「働き方改革」の課題 予算不足で隊員も制服も装備も弾薬も足りない! 災害派遣やPKO活動を通し、多くの国民から尊敬される一方で彼らはずっと耐え忍んできた……著者の問題提起をきっかけに国会でも議論白熱!!
  • 自衛隊の転機 政治と軍事の矛盾を問う
    4.0
    現場から、渾身の提言! 憲法第9条の下、専守防衛の軍として戦後、一発も実戦で撃たなかった自衛隊。集団的自衛権行使と国連PKOでの武器使用拡大路線で、自衛隊の役割はどう変わるのか。日米同盟と憲法のはざまで、悩みながら海外派兵の実務を仕切ってきた元防衛官僚が、発足以来60年の矛盾に向き合い、拙速な法改正に異を唱える。どんな大義のために殺し殺されるリスクを負わせるのか、国民の覚悟を問う一書。 [内容] 第一章 自衛隊を取り巻く矛盾  1 自衛隊と「国民」をつなぐ  2 変わりゆく時代のなかで  3 矛盾の限界 第二章 鼎談・前線からの問題提起  1 政治の論理と現場の乖離  2 好戦的に変わったPKOと、自衛隊員のリスク  3 憲法と集団的自衛権  4 誰が責任をとるのか  5 日本はどう貢献するのか 第三章 いまこそ自衛隊から平和を問い直す  1 国民の期待と自衛隊内の不満  2 リスクを理解しているか  3 日米同盟を考え直す  4 イラク派遣の成果  5 海外派遣の課題  6 政治と自衛隊、憲法の論点
  • 時空旅人別冊 大人が観たい美術展2021
    -
    今、見ておきたい! 2021年美術展65 AD 目次 【巻頭ルポ】世界に誇るエジプトコレクション 2021美術展カレンダー 大人が観たい美術展2021 [第一特集]絶対に見逃せない美術展8 【特別寄稿】鳥獣戯画のここがすごい! 1 「特別展国宝 鳥獣戯画のすべて」より 史上初、四巻 全場面を一挙公開 2 「テート美術館所蔵コンスタブル展」より コンスタブルが描く愛しきイギリスの田園風景 3 「没後70年吉田博展」より 圧倒的な色彩美を湛える吉田博の木版画の世界 4 「三菱創業150周年記念三菱の至宝展」より 初代・彌太郎から四代・小彌太まで三菱創業家の一大コレクション 5 「渡辺省亭──欧米を魅了した花鳥画──」より明治美術界の〝アウトロー〞知られざる省亭の芸術 6 「あやしい絵展」より近代日本を見つめたあやしい視線 7 「生誕150年記念モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて」より 孤独な画家がたどりついた形と色の真実 8 「トライアローグ:横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション」より3つの美術館が誇るコレクションで観る20世紀アートの歩み 〈Column〉「ゴッホ展──響きあう魂ヘレーネとフィンセント/マティス 自由なフォルム」より 2人の画家の挑戦 〈Column〉「マン・レイと女性たち」よりシュルレアリストの視点で切り取るマン・レイの女性像 「バンクシーって誰?展(WHO IS BANKSY?)」より社会へ問題提起をし続けるアーティスト バンクシーと出会う 仏像の鑑賞がもっと楽しくなる 10分でわかる「仏像」の見方 仏像に会いに行こう! 貴重な仏像が見られる特別展 [第二特集]美術館で自然を愛でる 日本一と称される庭園の風景を楽しむ足立美術館 (島根県) ブナに囲まれた遊歩道で散策を楽しむポーラ美術館 (神奈川県) 庭園を眺めながらランチを楽しむ岡田美術館 (神奈川県) [第三特集]2021年美術展ガイド 抽選で50組100名様を美術展へご招待読者プレゼント 厳選グッズ通販時空旅人SELECT SHOP 定期購読のご案内 バックナンバーのご案内 林家三三「前略、高座から──。」告知 奥付

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  • 事実と創作
    -
    1巻660円 (税込)
    <行動する知性>として、ゆるがぬ座標を占め続ける著者の、根源的な思索が全露頭する! ――文学、歴史、社会をはじめ、多様多彩な文化領域で独自の姿勢を保ち、常に鋭い問題提起と批判を通して、みずからも「行動」する桑原氏の、記念碑的労作を収めて提供する。その骨太な思想から発する読者への問いかけは、不変に新しい。
  • [実践・課題解決講座]ゼミ生も参加!受動喫煙防止をどう考える? 【橋下徹の「問題解決の授業」Vol.70】
    -
    1巻330円 (税込)
    橋下徹公式メールマガジン「学者やコンサルでは伝えられない橋下徹の「問題解決の授業」」を号毎に電子書籍化。 <今号の内容> ■権利と権利のぶつかりあいの調整を具体的政策に落とし込むには ■Aさんによる問題提起:「民間施設まで規制するのは行きすぎでは?」 ■橋下徹の政策提案:「喫煙者の割合と同じ比率で喫煙店を認める」 ■Bさん:「受動喫煙は深刻な害ではない。マナー問題として片づけるべき」 ■橋下徹:「細部に惑わされず、喫煙権と嫌煙権との調整を目指せ」 ■Dさん:「先進国の平均に合わせた規制にするべきでは?」 ■橋下徹:「全面禁止か分煙社会を目指すか。前提によって政策は変わる」 <橋下徹メッセージ> 『独裁者』『民主主義の破壊者』と散々な言われ方をされてきた僕ですが、私人に戻った今だからこそ、皆さんにお話したいことがたくさんあります。府知事、市長在任中に、メディアで報じられたことは全体の中のほんの一部。しかも、いちいち訂正するのが間に合わないほどに好き勝手に報じられました。僕が何を考え、大阪府、大阪市の改革、そして大阪都構想を目指したのか。小さな弁護士事務所の代表から38歳で政治家に転身した僕が、いかにして数万人規模の役所組織をマネジメントしたのか。資金も組織もない中でいかにして政党を作り上げ、マネジメントしたのか。それまでの役所の常識・行動様式とぶつかり合い、いかにして前例のない大胆な改革を実行したのか。そういった本当に価値のある話は、メディアは報じてくれないんです。だから自慢話を織り交ぜながら(笑)、皆さんのビジネスに少しでもお役に立ててもらえればという気持ちで全てを話すためにメールマガジンを始めます。僕を散々に批判してくれた人たちとも、今まで以上に議論を戦わせていきたいと思っていますので、どうぞよろしく。
  • 実存倫理の歴史的境位 神人と人神
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 京都学派の哲学者であった著者の本格的哲学論考。「近代の超克」を引き継ぐべき著者は、戦後早々に哲学的思索をやめてしまう。その思想の軌跡に迫るための必読書。 【目次より】 第一論文 一、本題名中の『歴史的境位』について 二、本題名中の『実存倫理』について 三、副題名『神人と人神』について 四、収録論文とその成立過程について 五、主体的現象学について 六、全文を反省して 第二論文 第一節 行為的人間 第二節 悲劇の誕生 第三節 悲劇の性格 第四節 悲劇的個体 第五節 悲劇的行為 第六節 ヒュブリスとネメシス 第七節 善悪と運命 第八節 和解とカタルシス 第九節 歴史の悲劇性 第三論文 第一節 黄金時代の想起 第二節 ユートピアの期待 第三節 ゼーノーンの反復 第四節 エピクテートスの克己の倫理 第五節 マールクス・アウレーリゥスの孤高の倫理 第六節 倫理と歴史的現実 第四論文 第一節 苦難の根本義 第二節 倫理と宗教の相剋 第三節 自主性のパラドックス 第四節 苦難の反復 第五節 苦難の超剋 第六節 神人と人神の相即の課題 第五論文 第一節 問題提起 第二節 カントの宗教論の主体的必然性 第三節 敬虔主義と啓蒙主義 第四節 理性的道徳宗教の第一歩 第五節 善悪の主体的相剋とその宿命 第六節 道徳的理念の宗教的理念への転化 第七節 心術の変革 第八節 自由の具現の現実的媒体 第九節 近代的理念の実存的限界 第六論文 第一節 ニヒリズムの到來 第二節 ニヒリズムの道徳的背景 第三節 クリスト教とニヒリズム 第四節 ヘレニズムとヘブライズムの抱合 第五節 近代科学とニヒリズム 第六節 道徳と宗教の亀裂 第七節 人神のニヒリズム 第八節 虚無への虚無 終論 第一節 イエスの弁証 第二節 自由の実存 第三節 愛の弁証法 第四節 受難と悔改の倫理 第五節 使徒対天才 第六節 イエスを師として ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 自分勝手で生きなさい
    4.0
    緊急提言! 自分にとことん こだわる人だけが、 この時代を生き延びられる。 『家族という病』『極上の孤独』などで、 問題提起を重ねてきた下重暁子が、 「個」で生きることの重要性を改めて説きます。 自分勝手とは、 個として生きること。 自分で判断し、 自分らしく行動すること。 これからの時代を生き抜くための 「ぶれない強さ」を備えることである。 「個」でなければ生きられない 一人で買い物にいく。 一人で散歩にいく。 一人で行動し、人混みを避ける。 一人で過ごし、極力、人に会わない。 二〇二〇年、新型コロナウイルスの世界的大流行を受けて提唱された新しい生活様式は、言ってみれば「個のすすめ」だ。 これに対して、不自由だ、閉塞感がある、つらい、さびしい、といった不満の声が多々あるが、私は逆に良い機会だととらえている。 いや、むしろ「大いに結構」と感じている。 これまでの忙しい暮らしぶりでおざなりにしてきた「自分とのつき合い方」を学ぶ絶好のチャンスだと考えているのだ。 親や子がいようと、配偶者や友達がいようと、私たちは一人だ。 会社という組織に属していようと、家族の絆があろうと、それでも私たちは一人だ。 「おひとりさま」は、結婚していない一人暮らしの人だけを指す言葉ではない。 三世代の大家族で住んでも、夫婦二人で暮らしても、私たちは一人だ。 みんな、一人で生まれて、一人で死ぬ。 私たちが普段、棚上げにしていたこの事実を、新たな感染症によって、見つめ直すことができる。 いや、見つめ直さねばならない。 なぜ、個を見つめ直さなければならないのか? それは「感染予防の観点から、やむなく一人で行動することが強いられているから」ではない。 新型コロナウイルスは、きっかけに過ぎない。 個として感じ、考え、発言し、行動できなければ、生き延びることはできない。そんな時代が来ているからである。
  • 10のポイントで考える日本の成長戦略
    -
    日本経済がデフレを脱却していくには、金融政策だけではなく成長戦略も不可欠。本書はその成長戦略の具体化へ向けた政策提言集。自由主義的で市場重視、個々の民間企業が経営戦略を立てる際の判断材料としても活用できます。序章では日本経済の将来像を田中直毅氏によるダイナミックな視点で提示。各章では具体的な問題提起と提言をシンプルなカラー図表(※)を交えてわかりやすく解説しています。 ※カラー表示できる端末、ビューアに限ります。 【主な内容】 はじめに 序 章 世界から敬意を払われる日本ブランドと活力ある経済空間の形成 第1章 環境・エネルギー――エネルギーの安定供給と最適利用 第2章 R&D、技術立国――重点化で成果拡大 第3章 大災害への備え――ガバナンスの議論が不可欠 第4章 社会保障制度――若者の負担軽減をどう図るか 第5章 TPPと農業――強い産業への脱皮は可能 第6章 人材育成・教育(就業前) 第7章 教育・人材育成――国際競争で勝てるスキルとは 第8章 金融・起業:IPOの活性化と情報産業としての金融機関の役割 第9章 わが国のサイバーセキュリティ政策に対する提言 第10章 外交・安全保障
  • 10のポイントで考える日本の成長戦略<分冊版>(1)
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    日本経済がデフレを脱却していくには、金融政策だけではなく成長戦略も不可欠。本書はその成長戦略の具体化へ向けた政策提言集。自由主義的で市場重視、個々の民間企業が経営戦略を立てる際の判断材料としても活用できます。序章では日本経済の将来像を田中直毅氏によるダイナミックな視点で提示。各章では具体的な問題提起と提言をシンプルなカラー図表(※)を交えてわかりやすく解説しています。 第1巻は、序章と「第1章 環境・エネルギー───エネルギーの安定供給と最適利用」を収録。 ※カラー表示できる端末、ビューアに限ります。 【主な内容】 はじめに 序 章 世界から敬意を払われる日本ブランドと活力ある経済空間の形成 本 章 環境・エネルギー――エネルギーの安定供給と最適利用
  • 寿命は遺伝子で決まる 長寿は女性の特権だった
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     女性は長命だということは、平均寿命から、だれでも当たり前だと思ってる。ではそれをひっくり返して、なぜ男性は短命なのかと考えたことはあるでしょうか。  それに、男性には知的障害に関連する疾患が多いこともご存じでしょうか。色覚異常も男性のほうが多い。本書はこれまで女性の長生きは、ストレスが少ないだとか、いろいろ的外れな見解が繰り返されてきた中で、本当の理由について明らかにしていく。  本書は、著者本人が救急車で搬送されるシーンから始まる。追突事故による病院への搬送の途中、著者の頭によぎったのは全く別の2つの経験、医師としてNICUで未熟児として産まれた赤ん坊たちの世話をしたこと、そして神経遺伝学者として人生最後の時を迎える老人たちの研究をしたことだ。この2つの経験がストレッチャーに寝そべりながら衝撃的に結び合わさったのだ。そして気づいたのは「女性は遺伝学的に男性より優れている、そのことをわれわれは認めるときがきた」と。  つまり、生まれてから老いにより死を迎えるまでの人生の様々な局面で見受けられる女性の生きる力の強さについてだ。本書では遺伝学からみた男女の違い、つまり女性の性染色体「XX」が個体にもたらす恩恵に注目する。著者は男性で「XY」のようにXを1つしか持たない。それに比べ、女性の方が一般的に長生きし、強い免疫力を持ち、癌などの病気への抵抗や大病の後の回復力があるという。  女性の持つ2つのXはおのおの父親と母親それぞれの遺伝子から受け継いだ情報を持っており、どちらの親から受け継いだXを使うかの選択肢を持つ。そのため、より多様な細胞パターンが可能となり、これが事故による大怪我や大病などで、性染色体内にXを1つしか持たず選択肢のない男性に比べて底力のある身体をつくるのだと説く。また、X染色体異常によって起こる色覚異常を例にとっても、男性は1つしかXを持ち合わせないので顕在化するが、女性であればもう1つのXが正常ならそちらが機能するため、顕在化しない。専門的に言うと女性のバー小体は決して眠っているわけではないのだ。  しかしこの本は、単に女性の方が優れていると訴えるものではない。著者は、この男女の差異と、女性がもつ遺伝子の優位性を認識することが、病気に対する新たなアプローチに繋がると論じている。これは、現在の、汎用性を追求しながら男性にあわせて開発されている治験や投薬への問題提起であり、医療業界が、性の違いに適切に対応した投薬・治療へシフトしなければならないと主張する。  男性偏重の身近な例として、医療実験を専門に行っている企業に、雌雄両方のマウスでの実験結果を依頼したときのことを語る。その企業は雄のみのデータしか持っておらず、その理由が、雌のマウスをサンプリングに含めると、雄よりも強い免疫力を持つために実験結果が複雑になってしまうというものだった(したがって実験予算も膨らむ)。そのために雄のみを採用していることを知った。こうした傾向は、その企業にとどまらず一般的に行われていることであり、著者は、その結果、女性の方が薬による副作用が起きやすく、薬の過剰摂取に繋がりやすくなると、現代の医学が孕む問題を指摘する。しかも単純に雌での実験を行えばいいという話でもない。雌のマウスは、同系交配で量産されているため、XX染色体がまったく同じになっている。つまり実際の女性が持つ遺伝的多様性がないのだ。遺伝的性差を考慮するにしても、この問題も併せて考えなければならない。  ちなみに女性にも前立腺がある。本書にはPSAマーカーが高いため著者のもとに送られてきた女性の話が出てくる。その女性は、前立腺癌であることがわかったのだ。これは、女性の体そのものへの理解が一向に進んでいないという例でもある。  冒頭の事故では、自らもストレッチャーに寝そべりながら、一緒に事故に遭った妻の怪我を案じていたことに端を発している。彼女の方が深刻な怪我を負っていたが、著者の頭の中で過去の様々な経験や知識が繋がり「遺伝子的に女性だから大丈夫」、そんなことを思ったのだ。本書は、男女の違いについて、著者と伴侶(ベターハーフ、これはXXともかけている)との卑近なエピソードや歴史的な出来事、進化論、遺伝子学、生物学、そして薬学などの多面的な科学的見地を織り交ぜながら、男性中心の価値観によって医療開発の過程で見過ごされていた人類の片割れ、すなわち女性とその遺伝子学的特性を積極的に医学に取り入れることを論じている。

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  • 人格主義生命倫理学(長崎純心レクチャーズ) 死にゆく者、生まれてくる者、医職の尊厳の尊重に向けて
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 2012年、山中伸弥教授は、iPS細胞の樹立によりノーベル生理学・医学賞を受賞した。ヒト受精胚を破壊せずにES細胞と同じ性質を持つiPS細胞研究の道を開いたことは、生命倫理学にも多大な貢献を果たしたが、このことは意外に日本では知られていない。本書は、ヒポクラテスの医の倫理に起源を持ち、ヴァチカンが主導してきた人格主義生命倫理学の立場から、欧米および日本など先進諸国における終末期医療と生物医学研究をめぐる議論を取り上げ、それを規制する法律、そしてその背景となる倫理思想を概観する。欧州大陸諸国が優生学への反省から人格の尊厳を最高原理とするのに対し、個人主義・実利主義の優勢な英米圏や日本では研究の自由を優先し、不妊治療で発生した余剰胚の実験利用が現実に行なわれている事実を指摘、安楽死判決も含めて、これらの国の法規制に人間の命を選別する優生思想が存在することを深い危惧をもって論じる。経済成長戦略の一つとして再生医療の実用化を掲げるわが国において、精神と身体の合一として人間を捉える人格主義生命倫理学を提示する問題作。 【目次より】 「長崎純心レクチャーズ」について 片岡千鶴子 目次 はじめに 第一部 終末期医療をめぐる人格主義生命倫理学の展開 医学倫理に立脚した法形成への取り組み I 問題提起 終末期医療をめぐる日本の議論の現状 II 二つの生命倫理 ヒボクラテスの医の倫理の排斥と再評価 III 個人主義生命倫理学の対応 尊厳死、安楽死の合法化 IV 人格主義生命倫理学の対応 “ne accaniment o, ne eutanasia” V まとめと展望 第二部 ヒト胚研究をめぐる人格主義生命倫理学の展開 医学倫理から生物医学研究倫理(生命倫理)、そして生物医学研究法(生命法)ヘ I 問題提起 日本の生物医学研究規制の現状 II 人格主義生命倫理学の対応 ヒト胚の群厳と人権の保護 III ヒト胚の地位をめぐる議論 IV 生殖技術の規制 生殖の尊厳、生まれてくる子どもの尊厳 V まとめと展望 注 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 秋葉 悦子 1958年生まれ。法学者。富山大学教授。上智大学法学部津卒業、同大学院法学研究科博士後期課程修了。専門は、刑事法、生命法、生命倫理。 著書に、『人の始まりをめぐる真理の考察』『人格主義生命倫理学』『人間の尊厳と生命倫理・生命法』などがある。
  • すごい差別化戦略
    3.0
    市場の成熟化が進展した現代、多くの企業がひしめき合い、似たような商品やサービスがあふれています。こうしたなか、競合他社と同じことをやっていては低価格競争に巻き込まれてしまうのは必定で、他社が簡単には模倣できない「差別化」をどのように図るかが、企業存続のための至上命題となります。 そもそも「差別化戦略」とは、マイケル・ポーターによって提唱された競争戦略のうちの一つであり、本書は、製造業、小売業、サービス業など、幅広い業種に関連する25の身近な事例(成功事例&失敗事例)を題材にして、他社を圧倒する“違い”を“どこで”“どのように”つくっていくのか、机上の論理やセオリーを超えた実学として解説します。 また、革新的な新製品や新サービスを導入して差別化の成功を収めたものの、時おかずして競合他社の模倣により低価格競争に追い込まれるケースが多い点を踏まえ、成功事例からは常識を超えた“模倣されない理由”を導き出し、失敗事例からは“では、どうすべきか?”という筆者独自の具体的な見解・戦術も示しています。 単なる事例紹介にとどまらず、各事例のなかで問題提起しているので、それに対するアイデアなどを、読者自身が考えながら読み進めることができ、差別化戦略を考え抜くための思考力を強化することができます。
  • 請求権概念の生成と展開
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 実体法体系の確立という観点から、訴訟・実体両法体系の分化を前提とした結合関係のあり方を追求しつづけた労作。 【目次より】 はしがき 第一章 ヴィントシャイトの『アクチオ論』 序説 第一節 ヴィントシャイトの法律学 第二節 『アクチオ論』 第一款 『アクチオ論』の課題およびアクチオの概念 第二款 アクチオ理論の展開 第三款 『アクチオ論』に対する補説  むすび 第二章 ドイツ普通法学における請求権概念の発展 序説 第一節 ウンガーおよびノイナーにおける請求権と訴権 第二節 公法的訴権概念の誕生 第三節 公法的訴権理論の影響 第四節 実体法と訴訟法の分離および両者の関連 第五節 普通法学における請求権理論の発展の総括、および、ドイツ民法典以後の発展の展望 むすび 第三章 ドイツ民法の請求権概念 序説 第一節 請求権の本質および機能 第一款 第一期(一九〇〇年~一九一二年頃)の学説 第二款 第二期(一九一二、三年頃~一九四五年)の学説 第三款 第三期(一九四五年~一九五九年)の学説 第二節 請求権をめぐる若干の問題の検討と請求権の本質・機能論の総括 第一款 請求権のFalligkeit(満期)について 第二款 時効の効力 第三款 物権的請求権について 第四款 総括 問題点の整理 むすび 第四章 ドイツ民法学における請求権理論について 第五章 ドイツ民法の請求権(Anspruch)と日本民法 第一節 序説 第二節 消滅時効と請求権 第三節 権利と請求権 第四節 請求権の機能 第五節 結語 第六章 補説 第一節 ヴィントシャイトの請求権概念をめぐる近時の論議について はしがき 第一款 請求権概念検討の理由 第二款 リムメルシュパッハーのヴィントシャイト理論の分析 第三款 ゲオルギアデスの請求権理論 第四款 リムメルシュパッハーの請求権理 第二節 権利と請求権 第七章 民法四一四条について 解釈論的および立法論的見地から はしがき 第一節 民法四一四条の法的性質についての諸学説 第二節 解釈論と立法論 附録 請求権と訴訟物 実体法学からの新訴訟物理論へのアプローチ はしがき 第一節 小山説の提起せる問題とその検討 第二節 三ヶ月説の提起せる問題とその検討 第一款 請求権と訴訟物 第二款 占有承継人に対する執行力の拡張をめぐって 第三節 ドイツの学説における請求権と訴訟物 第一款 ニキッシュの問題提起 第二款 実体法学者の見解 第三款 ヘンケルの理論とその検討 第四節 総括 むすび ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 奥田 昌道 1932年生まれ。法学者、裁判官。京都大学名誉教授。 京都大学法学部卒業。学位論文「請求権概念の生成と展開」で、京都大学より法学博士の学位を授与(法学博士)。京都府文化賞などを受賞。 著書に、『請求権概念の生成と展開』『債権総論 [増補版]』『紛争解決と規範創造 最高裁判所で学んだこと、感じたこと』などがある。
  • 「精神分析」と反「精神分析」
    -
    ~フロイト・ラカン/ドゥルーズ・ガタリ~ 現代思想家の中からフロイト・ラカン、ドゥルーズ・ガタリについて、「精神分析」VS 反「精神分析」という視点から問う。本書では四人の基本思想をあえてくどくどしい書き方で行う。そのうえでそれぞれに「問題提起」を行う。そうした「問題提起」について、各篇ではそれぞれの思想家の基本思想の紹介を繰り返し述べる。その背景の一つとして、講義において学生への「基本が大事」という思いを込めた教材として著した。もう一つの背景は、「思想」を担う者にありがちな「うわ滑り」を避けることを意図した。こうしたことに基づき、四人の思想家について一定の在り方で、「際立った」主張を中心に、次のことを願いながら検討した。幾分なりとも「現実」との格闘を生み、「現実」を変える。そして本書におけるフロイト・ラカン、ドゥルーズ・ガタリの主題化は次の問いに基づく。拙著『現象学の再生』(2018 年) において述べた、最後期のフッサールにおけるフロイトからの影響、そしてフロイトの思想を限定した在り方で展開することに基づく独特な「生」の立場、さらには独特な「普遍主義」についての主張を踏まえ、「現代思想」をめぐってどのようなことが言えるのか、 そしてどのようなことが展望できるのかを「問題提起」する。 【目次】 はじめに 第一篇・フロイト 序 フロイトを、どのようにとらえるか? 第一章 フロイトの基本的「思想」 その1 第二章 フロイトの基本的「思想」 その2 第三章 フロイトの最終的「思想」をめぐって 第二篇・ラカン 序 ラカンを、どのようにとらえるか?  第一章 ラカンの基本的「思想」 その1 第二章 ラカンの基本的「思想」 その2 第三章 ラカンをめぐる問い 第三篇・ドゥルーズ 序 ドゥルーズを、どのようにとらえるか? 第一章 ドゥルーズへの問い 第二章 『アンチ・オイディプス』への問い 第三章 その後のドゥルーズを、どのようにとらえるか? 第四篇・ガタリ 序 ガタリを、どのようにとらえるか? 第一章 ドゥルーズ、そして、ガタリ 第二章 「制度的精神療法」からの出発  :「社会」をつくり出すことに向けて 第三章 「エコゾフィー(生態哲学)」の展望 総論に向けて 後記 初出について 参考文献表 索引
  • 政治を選ぶ力
    3.7
    国民には政治家を選ぶ権利がある。では、政治家を選ぶ基準とは? 大阪府知事、大阪市長を歴任、政党「維新の会」の創設者として現場の政治経験を重ねた論客と、明快に平成政治を論じる気鋭の国際政治学者が、経済、税金、教育、外交、安全保障、社会保障など、「政治を評価するポイント」を具体的に提示。 国民のニーズを吸い上げる「マーケティング力」、政治課題を設定する「問題提起力」、さまざまな選択肢から最後に決められる「決定力」、政策実現のための「組織力」――。どういった指標をみれば、政治家の「実力」はわかるのか? 選挙の前に一読すれば、政治家、政党の真価がわかる! 主な論点 ・「保守かリベラルか」の図式はもう役に立たない ・マーケティング政治のすすめ ・「国民投票」はなぜ間違えるのか ・消費増税か資産課税か ・官僚による「需給調整」こそ諸悪の根源 ・外交・安全保障 日本の選択肢は限られている ・憲法9条改正の前にやるべきこと ・女性問題こそ現状打開の突破口
  • 政府は巨大化する 小さな政府の終焉
    3.0
    ■大増税か、国家の役割の縮小か。それとも債務危機か。 逃れられない究極の選択。従来の常識を覆す新鮮な問題提起。世界各国の経済・財政事情に通暁する財政のプロが、コロナ危機を経て、さらにこの先30年にわたる国家財政の未来を描く。2020年フィナンシャル・タイムズ紙ベスト経済書。 ■医療、介護、気候変動、年金、インフラ整備、格差問題、教育投資、雇用確保……。コロナ禍への緊急対応のうえに、政府に持続的に加わる支出拡大の圧力。国家財政はこれからどうなるのか。政府が直面する本当に重要な課題は何か。 ■実は、支出拡大の最大の領域は、技術の進歩が顕著な医療だ。年金はもはや大きな焦点ではなく、パンデミック対応も脇役でしかない。大きな政府か、小さな政府かというイデオロギーの違い、政策選択の内容にかかわらず、各国はこれまでにない財政の膨張に直面せざるをえないのだ。 ■先進国経済に通じた財政改革の指南役が、数量データ、バランスのとれた明晰な分析、緻密な論理構成をもとに先進国財政が直面する支出拡大圧力を読み解く。医療技術と医療費増大の因果関係、雇用安定化・所得補助とデジタル化、介護サービスの展望、気候変動問題と国家財政の関係など、経済構造の変化と財政との関わりを明快に分析。さらに、ボーモルの「コスト病」説の問題、現代貨幣理論の誤りなど、経済理論上の論点も浮かび上がらせる。
  • 生物の中の悪魔 「情報」で生命の謎を解く
    4.2
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、著名な物理学者である著者が、最新科学の成果を「情報」という概念から捉えなおして、生命の秘密を解き明かす、スリリングな科学読み物です。 著者は冒頭に次の問いを投げかけます。 ・いったい何が、生物と他の物理的システムとの違いを決定し、生物を特別な存在にする「活力」というものを与えるのか? ・そもそも、「生命」というのは、どこから来たのか? この問いは、20世紀半ばに「生命現象を物理法則で解明できるか」という問題提起をしたノーベル賞物理学者シュレーディンガーを嚆矢に、多くの科学者が研究を重ねましたが、未だに決定的な成果を上げることはできていません。 しかし今日、その答えはすぐ間近にあると著者は説きます。その答えを導き出きつつあるのは、コンピュータ科学、化学、量子力学、そしてナノテクノロジーなどの分野が重なるところにあります。そして、これら様々な分野をつなぐキーが「インフォメーション(情報)」です。 本書は、「情報」という概念をキーワードに、情報と物理現象との関係、生命の誕生と進化、意識の発生といった話題を、最新の研究成果とエピソードを通して紹介し、「生命の秘密」を解明しようとするものです。 特に、本書のメインというべき4章と5章では、20世紀半ば以降に急速に発達した、コンピュータ科学と量子力学を通して、生物の細胞や進化、そして多細胞生物の宿命ともいえる癌細胞の発生の過程を説き明かしていきます。さらに、近年大きな注目を浴びている「量子生物学」の分野で解明されつつある、生命の謎に関する発見を解説します。
  • 生命を語る視座 : 先端医療が問いかけること
    3.0
    1巻1,936円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 科学技術と社会の関係について長年思索し問題提起してきた著者が、科学技術が何を目指し、何を実現させようとしているのか、それが自分たちの「生」にどのように関わる可能性があるのかを説く。
  • 世界お産 生まれやすい国ニッポンへ!
    4.3
    いのちが芽生えることを、もういちど、考えてみませんか? ■「お産はおもしろい! 見ても、読んでも、体験しても、絶対におもしろい! だってヒトが生まれる瞬間なんですから」 ■ 日本のお産は世界遺産化する!? ■ いのちが芽生えることを、もういちど、考えてみませんか? ■ 30年間で18ヵ国を巡り、取材・撮影のフィールドワークを続けてきた立教大講師が送る、出産の現状と問題提起。 [巡った18ヶ国] ケニア、チベット、ブラジル、中国、フィンランド、ミクロネシア、インド、カナダ、アメリカ、フィリピン、タイ、シンガポール、韓国、オーストラリア、スイス、フランス、イギリス、日本 【目次より】 ● 日本にも昭和初期まであった幻の産小屋が現存する!?   トップレスの島の生活になじんだ[ミクロネシア] ● 五体投地をして旅をする巡礼の途中で赤ちゃんが生まれのはよくある話。  大地にひれ伏し大地に産み落とす[チベット] ● 38歳で13人目を産んだマリアが別れ際に流した涙は  16才から22年間の出産への思いか[ブラジル] ● 仰向けの分娩姿勢は痛みが増す!  からだを起こした姿勢で産むフリースタイル出産は水中でも床でも[イギリス] ● 「昔はサウナでお産したもんですよ。わたしの父もサウナで生まれました」  さすがサウナの国フィンランド![フィンランド] ● アフリカの大地に根ざした土着の神々。  等身大で大きなおなかの妊婦のマスク「ボディ・マスク」は子孫繁栄祈願!?[ケニア]  ● ネイティブアメリカン・ナバホ族の病院では、  シャーマンが東の空へ安産の祈りを捧げる[アメリカ]  ● 民族衣裳の村では90年代でも自宅出産。  へその緒は裁ちバサミで切り残った端を羊の毛で縛る[中国]  ● 難民キャンプで生まれる赤ちゃん。  物乞いをしなければならない妊婦の姿に胸が締め付けられる[タイ] ● 「夫と愛し合ったベッドで産んだ」  出産のセクシュアリティを語った社会人類学者の存在の大きさ[イギリス] ● アフリカの大地に根ざした土着の神々。  等身大で大きなおなかの妊婦のマスク「ボディ・マスク」は子孫繁栄祈願!?[ケニア]  ● 妊娠中から育児期まで続けられる人気の高いエクササイズ。  マタニティヨガ&ベビーヨガ[カナダ]   ● 「この赤ちゃん、もう生まれちゃうよ」  誰にも見守られずひとり孤独に分娩室で産む産婦[インド]   ● 瞑想とイメージトレーニングで痛みや不安を抑えるソフロロジー出産法。  医療者たちが笑顔で迎えてくれる[フランス] ● 「妊婦さんがいらっしゃいます!」……  東日本大震災直後に生まれた赤ちゃんと避難所で偶然アナウンスを聞いた助産師[石巻]
  • 世界の終わる理由
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    この世界が存在する価値があるのかを問う問題作! 世界一有名と言ってもよい小説に、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』がある。哲学好きの方は、3兄弟の中でイワンに惹かれる人が多いかもしれない。イワンとアリョーシャの掛け合いは、作中で屈指の見所となっている。物語的には、イワンは破滅し、アリョーシャが宗教的な勝利をおさめたかに見える。しかし、言論における論理としてみると、アリョーシャはイワンを論破できていない。 小説の知名度に比べ、この作品のイワンの問い(★)は、あまりにも哲学的に難解なため、ほとんど論じられてこなかったというのが実情である。『カラマーゾフの兄弟』には多くの解説書があるが、このイワンの問いに哲学的に肉薄している作品はおそらく皆無。哲学者ベルクソンですら、『道徳と宗教の二源泉』でこの問題に少し触れているにすぎない。W.S.モームは『世界の十大小説』で、この問題が未解決なことを指摘している。イワンの問いと類似した問題は、ウィリアム・ジェームズの『信ずる意志』や、アーシュラ・K・ル・グィンの『オメラスから歩み去る人々』に見ることができる。しかし、これらの作品でも、問題提起にとどまっており、満足な回答にはいたっていないといわざるをえない。 本書はこの問題に正面から取り組み、論理的な構造を明らかにし、そこから結論を導きだした稀有な書である。 ★イワンの問い いいかい、すべての人間が苦しまねばならないのは、苦痛をもって永久の調和を贖うためだとしても、なんのために子供がそこへ引き合いに出されるのだ、お願いだから聞かしてくれないか? なんのために子供までが苦しまなけりゃならないのか、どういうわけで子供までが苦痛をもって調和を贖わなけりゃならないのか、さっぱりわからないじゃないか 【目次】 第I部──謳われぬ詩 はじめに──警告 第1章 最強の真実 第2章 世界の構造 第3章 世界の終わる理由 第4章 心の可能性の零点への収束 第5章 永遠の沈黙 第II部──詠われる歌 第1章 真実との対峙 第2章 世界の超越性 第3章 世界の豊穣性 第4章 ある国の真善美 第5章 日本の道 おわりに 参考文献
  • セカンド・レイプ
    4.0
    落合恵子が放つ社会派小説の決定版。「ザ・レイプ」に続く衝撃の問題作! ーー被害が一度ではとどまらず、それを告発する過程で、社会から再びレイプ、つまり人権侵害を受けること、これが「セカンド・レイプ」。映画化もされ大きな問題提起となった『ザ・レイプ』の作者・落合恵子が、さらに一歩進んで世に問いかける名作。「セクシュアル・ハラスメント」「プレーキング・サイレンス」も収録。
  • 戦争をいかに語り継ぐか 「映像」と「証言」から考える戦後史
    3.0
    1巻1,540円 (税込)
    戦後75年が経ち、戦争の実像について最も説得力を持つはずの直接体験者たちの「証言」が聞けなくなるという時代が、もうそこまで来ている。そんな時代を迎えても私たちは戦争という歴史を継承していくことができるだろうか?  できる、というのが著者の立場である。ただしそのためには条件がある。ひとつは、「語り手―聞き手」という一方向的な関係のありかたを、あえて批判的に見直すこと。もうひとつは、活字や語りのほかに、映像や遺品など、感覚に直接訴えかけてくるものを材料とし「メディア」と捉えて、積極的に意義を見出す立場に立つことだ。これらを前提として、「語り部なき時代」にどうすれば「戦争のリアル」をつかむことができるのかを探求するのが本書である。  著者はまず、戦争証言によくある「あの戦争」という言葉が「スルー」されていたことを指摘する。つまり、この言葉で指示される「戦争の実像」について、語り手と聞き手とがイメージを共有していないことが、どこかで感じられながらも不問に付されてきたことが、戦争の継承を不完全にしてきたのではないかと問題提起するのだ。  こうした「不完全な継承」の実例を、2005年以降爆発的に増加した戦争番組、とくにテレビドキュメンタリーの中で語られる「証言」の数々に見出す。そこではメディアで有名な雄弁な語り手も、訥々としか話さない無名の語り手も等しく、戦争が伝わっていないことに「もどかしさ」を覚えていた。戦後を振り返ってみれば、NHKを中心としてテレビドキュメンタリーにはさまざまな証言が現れていたが、共有できないためにそれを受け止められない「戦争を知らない子供たち」がつねに存在していた。  「語り」で伝えられないならどうするのか? 著者は第一人者として発掘してきた全国の「小型映画」、すなわち戦中の9.5ミリビデオに着目する。そこには戦時下のイメージに反する「充実した銃後の生活」が記録され、現代の感覚からは理解しづらい画面構成や人々の表情が見られるのだ。ここには「それを素材として語り合う」ことを誘発する何かがある。さらに、沖縄の平和祈念資料館とリニューアルしたばかりの広島の平和記念資料館とを対比し、特に沖縄の資料館において、遺品と米軍から買い集めた映像について「自ら考える」ように仕向けられた展示方法が効果的であることを見出す。こうして、小型映画の例と合わせ、視覚的メディアを材料として自ら考えることによる、戦争の実像把握の可能性が明らかになる。  そして、神奈川での戦争体験の語りの場、鹿児島での戦中事故の継承の場に継続的に参加することで、語り手に特権的な立場を与えず聞き手から疑義を出させ、証言間の齟齬を許容し、記憶の精確さよりも議論の自由を保証することなどの重要性を明らかにする。  こうして、記憶よりも映像などの記録を材料とし、一方的な語りよりも多方向的な議論の場を確保することが、これからの戦争の継承に有効であることを実証していく。戦争をはじめ事件や災害などさまざまな歴史の継承に重要な貢献をなす、類例のない提言の書となるだろう。
  • 騒音文化論
    4.5
    1巻880円 (税込)
    駅の構内放送、電車や新幹線内の放送、デパートやスーパーマーケットをはじめとする商業施設、商店街、個人商店、行政のスピーカーから流れる放送、そして車からの警告音などなど。街には機械音、肉声を問わず、スピーカーを通じて様々な音が流れている。そうした音、騒がしい状況を日本人は何の抵抗もなく受け入れている。だが、それに耐えられない人たちもいるのだ。抵抗なく受け入れられる人をマジョリティとするなら、耐えられない人はマイノリティとなる。闘う哲学者として問題提起をしてきた著者が、ここでは「騒音社会」で、静かな空間を求めると同時に、悪露に対する少数派の権利をどう考えるか、という問題について展開をしていく。ことに音は単に数値で測定をして「大きい」というだけではなく、個人差や状況によって「嫌悪」を感じるものなのだ。それは性的なマイノリティや、趣味や趣向の少数派差別にも通じるものだという。
  • 創造的人間
    -
    人間のもつ創造の本質とは何か、科学と人間の関係はどうあるべきか、科学の進歩は人類に何をもたらすのか。 ゆきづまるかに見える科学文明の打開の道を模索し、人間の創造性の発言に光を見いだそうとする。日本人として初めてノーベル賞を受賞した湯川博士が、物理学に関心をもつ人だけでなく、ひろく一般の人たちに向けて、いまなお鋭い問題提起をあたえる書。 1、人間と科学  科学文明の中の人間、科学と人間性 2、創造者としての人間  模倣と独創、科学者の創造性、創造性と自己制御、学習と研究、創造性の尊重、天才と機械 3、科学の進化  科学とは何か、学問の自由と大学の理念、科学的志向について、東洋的思考、科学的思索における直観と抽象、発展途上における中間子論、中間子以後三十年、自然認識の現段階、物理学の老化と若返り、素粒子論に関する成人学校について。 解説井上 健
  • ソ連兵へ差し出された娘たち
    4.5
    【2022年 Yahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞 ノミネート】 文芸評論家・斎藤美奈子氏激賞! 第19回開高健ノンフィクション賞受賞作 1945年夏――。日本の敗戦は満州開拓団にとって、地獄の日々の始まりだった。 崩壊した「満州国」に取り残された黒川開拓団(岐阜県送出)は、日本への引揚船が出るまで入植地の陶頼昭に留まることを決断し、集団難民生活に入った。 しかし、暴徒化した現地民による襲撃は日ごとに激しさを増していく。 団幹部らは駅に進駐していたソ連軍司令部に助けを求めたが、今度は下っ端のソ連兵が入れ替わるようにやってきては“女漁り”や略奪を繰り返すようになる。 頭を悩ました団長たちが取った手段とは……。 《開高賞選考委員、全会一致の大絶賛!》 作品は、共同体の「自己防衛」のために女性たちを「人柱」に捧げる「隠された暴力」の柔らかなシステムを浮かび上がらせている点で、極めて現代的な意義を有していると言える。 ――姜尚中氏(東京大学名誉教授) 本書は、変わることのできなかった日本人の問題として悲しいことに全く色褪せていないのである。 ――田中優子氏(法政大学名誉教授) 犠牲者の女性たちが著者の想いと心の聴力に気づいて、真実の言葉を発してくれたのだ。 ――藤沢周氏(芥川賞作家) この凄惨な史実をほぼすべて実名で記した平井の覚悟と勇気は本物だ。 隠された史実の掘り起こしだけではない。ジェンダー後進国であるこの国への果敢な挑発であり問題提起でもある。 ――森達也氏(映画監督・作家) ディテールの迫力が凄まじい。当時の触感や恐怖がそのまま立ち上がってくるような、生々しい感覚を見事に描き出した文章に圧倒された。 ――茂木健一郎氏(脳科学者) 《推薦》 今日の「性暴力」にまっすぐつながる過去の「性接待」。その事実に、あなたは打ちのめされ、そしてきっと覚醒する。 ――斎藤美奈子氏(文芸評論家) 【著者略歴】 平井美帆(ひらい みほ) 1971年大阪府吹田市生まれ。ノンフィクション作家。 1989年に高校卒業と同時に渡米し、南カリフォルニア大学に入学。同大学で舞台芸術と国際関係学を学び、1993年卒業。 その後、一時東京で演劇活動に携わるも1997年に再び渡米し、執筆活動を始める。2002年に東京に拠点を移す。 著書に『中国残留孤児 70年の孤独』(集英社インターナショナル・2015)、『獄に消えた狂気 滋賀・長浜「2園児」刺殺事件』(新潮社・2011)、『イレーナ・センドラー ホロコーストの子ども達の母』(汐文社・2008)など。
  • 存在と時間I
    4.3
    現代哲学に絶大な影響を与えつづける巨人ハイデガーは、1927年に刊行された本書の斬新で犀利な問題提起によって、20世紀の哲学界に激流を巻き起こす衝撃的地点に立つことになった。
  • 高橋亀吉 エコノミストの気概
    3.0
    エコノミスト・高橋亀吉は、何を問題提起して論じてきたのか。その観察眼と理論構成の精髄を全著作の内容に踏み込んで、その卓抜した成果を客観的に説く。
  • タテマエ抜きの教育論 ~教育を、現場から本気で変えよう!~
    値引きあり
    4.0
    「全国学力調査」は、もう要らない!? 「全国学力調査はもう要らない!」「学級担任が一人で学級を見る時代は終わった!」等々、学校現場を退いた後も全国の現場教師から絶大な支持を誇る著者二人だから言える本音の問題提起と、改革への提案に満ちた一冊です。 「ホントは言いたいけど言えない」読者の本音を代弁し、全ての教育関係者が溜飲を下げつつも、真剣に考えざるを得ない内容です。 「戦い続ける実践者」お二方による、対話の一例をご紹介しましょう。 菊池「今こそ、『一人も見捨てない』でやっていくという教師の覚悟が改めて問われているのではないかと思うのですが、いかがでしょう?」 木村「一人の子を見捨てたら、周りの子もみんな幸せになれませんからね。それこそが『一人も見捨ててはいけない』理由です。子ども同士の関係性を分断して、子どもの学びを保障できるはずがありません」  いかがですか? 教育の本質についての深い思考が起動する、こんな珠玉の言葉が、たくさん詰まっています。
  • 湛山読本―いまこそ、自由主義、再興せよ。
    5.0
    1巻2,376円 (税込)
    「ジャーナリスト湛山の真価を知るようになったのは1990年代以降の日本のいわゆる『失われた時代』を経て、日本のガバナンスの不具合を痛感してからのことである。バブルが崩壊し、不良債権処理につまづき、経済停滞が慢性化する。財政が危機的状況に立ち至り、金融が十分に機能せず、デフレが深まる。中国の台頭と挑戦で国民が動揺する。少子高 齢化と人口減少が社会と企業にのしかかり、世代間公正が揺らぎ、所得格差が拡大する。ネット革命に伴うメディアの変質も手伝ってポピュリズムとナショナリズムが激化する。3・11大震災と福島原発危機。民主党政権メルトダウンと政党デモクラシーの揺らぎ。そして、安倍政権とアベノミクスの登場……。湛山が私たちの同時代に生きていたとしたら、それらのテーマをどう考えただろうか。私は、湛山の言葉にもう一度、しっかりと耳を傾け、そして語りかけたくなった。 『石橋湛山全集』のページをめくって、声を上げて原文を読む。ジャーナリスト湛山の肉声に耳を澄まし、その奥にさわだつ思想の息吹に触れてみる。そして、平成の『失われた時代』と第一次世界大戦と第二次世界大戦の『両大戦間』の『失われた時代』の2つの同時代の状況と課題を照らし合わせつつ、湛山の問題提起を切り口にして、私たちの時代の課題を考えてみる。」──本書「はじめに」より。 石橋湛山(1884-1973)は大正・昭和期に東洋経済新報社主幹として活躍したジャーナリスト。自由主義的論説で知られ、戦後は政治家に転じ、首相も務めた。本書は、近代日本を代表するジャーナリストである湛山の論説から珠玉の70編を選び、現代日本を代表するジャーナリストである船橋洋一氏が、その時代背景、現代的意義を説く。
  • 大学とオリンピック 1912-2020 歴代代表の出身大学ランキング
    -
    日本のオリンピックの歴史は大学抜きには考えられないー。アスリートから学生通訳、反対派まで、記録と証言から問う五輪の実像。1912年大会から2020年東京大会までを振り返り、オリンピックを通して見えてきた大学の役割、大学というアカデミズムから考察されるオリンピックの意義について、問題提起する一冊。 第一章 2020年東京大会 一年延期を学生はどう受け止めたか 第二章 1912年大会〜36年大会 文武両道  戦前の学歴エリートたち 第三章 1940年 「幻の東京五輪」の学徒動員  第四章 1952年大会〜60年大会 慶應・東大ボート部 栄光の軌跡 第五章 1964年大会〜68年大会 部の伝統ゆえ、オリンピックを辞退 第六章 1964年東京大会 オリンピック秘話 ①学生通訳編 第七章 1964年東京大会 オリンピック秘話 ②裏方学生編  第八章 1952年大会〜76年大会 転身いろいろ、競技も人生も大学名も 第九章 1980年大会〜2016年大会 大学生オリンピアンは不滅なのか  第一〇章  一芸に秀でた新設校、マイナー競技強豪校 第一一章  議論風発! 教員たちのオリンピック学
  • 大学の常識は、世間の非常識
    3.0
    変わらない大学への問題提起…。元大学教授の著者は言う。 “一国一城の主”である教授は自由で、天国のような職場だった。 しかし、大学の実態にはさまざまな違和感を拭えず、「大学の常識は、世間の非常識」だと感じ続けていた、と。 どうしたら日本の大学は良くなるのだろうか。 銀行員から大学教授に転身した著者だからこそ提起できた改革案を披露する。 いわく――文系の大学教授を研究者と教育者に分け、大学は企業人養成に専念すべき。 また、企業は3・4年次ではなく1年次に内定を出せばいい――。 巻末には、騒がしい教室が静かになる魔法の言葉など講義の工夫や人気講義を収録。 変わらなかった日本の大学が変わるきっかけとなるか。
  • 大学はもう死んでいる? トップユニバーシティーからの問題提起
    3.6
    なぜ大学改革は失敗し続けるのか――? オックスフォード大学の苅谷剛彦と東大の吉見俊哉が徹底討論! 大学入試改革が混乱を極めているが、大学の真の問題はそこにあるのではない。日本の大学が抜け出せずにいる問題の本質に迫る刺激的な対論! 今、大学は歴史的に見ても大きな変革期にある。世界の多くの大学が、いわば瀕死の状態に陥っており、とりわけ日本の大学が抱える問題は根が深い。幾度となく改革が試みられるものの、ほとんど成果が上がらないのはなぜなのか。本書では、オックスフォード大学教授の苅谷剛彦と、ハーバード大学でも教えた経験のある東京大学大学院教授の吉見俊哉が、それぞれの大学を比較し、日本のトップレベルの大学が抜け出せずにいる問題の根幹を、対論を通じて浮かび上がらせる。
  • 代数学と幾何学
    -
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 長年、理工系の大学1年生に課せられている「線形代数」は、多くの大学で必修科目になっているが、今から40年ほど前に、「代数と幾何」という科目の取り扱い範囲と名称が変わったものである。線形代数に変わった後に、幾何学的素養の欠如が問題視されてきたこともあり、中等教育から幾何に対する見直しが図られているが、大学でのカリキュラムの見直しにどのようにつながるかはまだ判らない。 このため、問題提起の一つとして、かつて「代数と幾何」の標準的教科書として親しまれてきた本書を復刊することにした。
  • だれが沖縄を殺すのか 県民こそが“かわいそう”な奇妙な構造
    4.8
    いまの沖縄は、あまりにおかしい。このままでは、日本の民主主義は沖縄から破壊されかねない。メディアは「日本への憎悪」や「琉球独立」を煽るような記事を掲載し、活動家(県外からきている人も多い)は地元住民を脅えさせるほどのヘイトスピーチや暴力的な抗議活動を繰り返し、政治家や学界も事実に基づいているとは言い難い言論を展開する。ここにあるのは、無責任なメディア、言論の自由も守れぬ学界、不透明な県政、革新系がつくった偏った教育、狭小な言論空間……。こんな環境下の沖縄県民こそが本当に“かわいそう”な存在だ。そしてこの奇妙な構造の背後には中国の影が――。神戸大学大学院で博士号を取得し、大阪大学准教授を経て、沖縄海兵隊の政務外交部次長を務めた著者が、日本を愛するアメリカ人として沖縄と日本の危機を鋭く告発。民主主義、メディア、基地問題、日米関係などについて、「沖縄問題」という切り口を通して問題提起する。第1章 沖縄人民の民族自決?──沖縄独立論という虚妄 第2章 「真実」を報道せず「感情論」を煽り立てる──沖縄とメディア 第3章 民主主義を守れていないのはどちらだ──あまりに悲しき不透明な政治 第4章 これ以上、普天間について嘘を言うな──いまこそ持続的で包括的な政策を 第5章 日米同盟と海兵隊が日本に欠かせない理由──世界のために何をすべきか

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  • 中国、科学技術覇権への野望 宇宙・原発・ファーウェイ
    4.0
    近年イノベーション分野で驚異的な発展を遂げた中国。米中の対立は科学技術戦争へと戦線をエスカレートさせ、世界を揺るがす最大の課題の一つとなっている。本書では「ファーウェイ問題」を中心に、宇宙開発、原子力開発、デジタル技術、大学を含めた高等教育の最新動向などから、「米中新冷戦」の構造を読み解き、対立のはざまで日本は何をすべきか問題提起する。著者がファーウェイを取材した際の貴重な写真・証言も多数収録。 【目次】 1章 米中の「月」争奪戦が始まった~宇宙覇権をめざして 2章 新シルクロード 「一帯一路」構想と原発輸出 3章 「ファーウェイ」はなぜ米国の標的となったのか? 4章 理想社会と管理社会のはざまで~中国のデジタル技術最新事情 5章 米国対中国、科学技術力「頂上対決」の勝者は? 6章 軍事と民生~「デュアルユース」のジレンマと輸出規制 終章 きらりと輝く「科学技術立国日本」をめざして
  • 中国が仕掛ける大学バトル―週刊東洋経済eビジネス新書No.316
    -
    「現代において国力の競争は結局、人材の競争である。人材は経済社会を発展させるための戦略的資源なのだ」。これは中国の習近平国家主席が2014年、北京師範大学で行ったスピーチの一節だ。近年の中国で最も成功した人材政策は、千人計画と呼ばれる「海外ハイレベル人材招致計画」だ。世界の大学競争で着実に頭角を現し、中国のスタンフォード大を目指すというシンセン市・南方科技大学を取材。日本や米国のトップ大学と比較しながら、日本の大学、科学技術政策の未来に問題提起する。 本誌は『週刊東洋経済』2019年6月22日号掲載の14ページ分を電子化したものです。
  • 中国ファクター アジア・ドミノの政治経済分析
    NEW
    -
    【影響を受ける側からの問題提起】  台頭した中国はどのように影響力(パワー)を行使しているのか、インド太平洋の国や地域はどのように認識し、対応しているのか――。現地調査の結果なども踏まえて、影響力拡大をめぐる地域内の葛藤を分析。  インド太平洋地域に対する中国の政治的影響力は、冷戦期においては限定的であった。しかし改革開放以後、経済的影響力が急速に拡大し周辺諸国に深く浸透したが、問題はそれが政治的影響力に転嫁するかである。その解明には受け手側の地域研究が必須である。  本書は、受け手側であるインド太平洋の地域と国家が、中国からの影響を具体的にどのように受容し、思考し、対応しているのかを分析することで、中国の影響力(パワー)の実像に迫る。
  • 中年ビジネスマンのための 令和時代の生き方・働き方 ~理不尽な会社をうまく使う方法~
    -
    会社は、会社人間製造マシーン。たくさんの社畜も飼育している。どれだけ、自分を犠牲にして会社に尽くす人間をつくるかによって会社の業績が決まるといっても過言ではない。そして、過労死やメンタル(精神疾患)などのように、会社は病人も作っている。理不尽なことはそれだけではない。バカな上司の好き嫌いと気まぐれで部下の出世を決めてしまい、多くの部下の人生を台無しにしている。 会社に完全に飼いならされていると、そういった会社の仕組みに踊らされていることに気がつかずに、自分の人生を会社にささげてしまう誤りを犯してしまう。 本書では、そういった誤りを正し、会社に縛らずに会社と対等に生きること、そして会社をうまく使って、やりたいこと、好きなことを追求する方法を提示し、令和時代に求められる「働き方・生き方」について問題提起する。 (※本書は2019/7/29に日本橋出版より発売された書籍を電子化したものです)
  • [超実践・危機管理講座]内閣改造!支持率回復のための具体策はこれだ 【橋下徹の「問題解決の授業」Vol.67】
    -
    1巻330円 (税込)
    橋下徹公式メールマガジン「学者やコンサルでは伝えられない橋下徹の「問題解決の授業」」を号毎に電子書籍化。 <今号の内容> ■組閣直後の評論は単なる「感想」、本当の評価は仕事ぶりを見てから! ■民主党政権の挑戦「政治主導」は失敗したけど問題提起は正しかった ■「そこまでやりますか!」安倍首相の謝罪・反省会見はパーフェクト ■市長の僕が組合に直接出向き謝ったこともある。声は小さかったけど(笑) ■森友・加計で問われたのは正直に情報を出さない日本政府の組織体質だ ■この3点を実践すれば安倍内閣の支持率はさらに回復する! <橋下徹メッセージ> 『独裁者』『民主主義の破壊者』と散々な言われ方をされてきた僕ですが、私人に戻った今だからこそ、皆さんにお話したいことがたくさんあります。府知事、市長在任中に、メディアで報じられたことは全体の中のほんの一部。しかも、いちいち訂正するのが間に合わないほどに好き勝手に報じられました。僕が何を考え、大阪府、大阪市の改革、そして大阪都構想を目指したのか。小さな弁護士事務所の代表から38歳で政治家に転身した僕が、いかにして数万人規模の役所組織をマネジメントしたのか。資金も組織もない中でいかにして政党を作り上げ、マネジメントしたのか。それまでの役所の常識・行動様式とぶつかり合い、いかにして前例のない大胆な改革を実行したのか。そういった本当に価値のある話は、メディアは報じてくれないんです。だから自慢話を織り交ぜながら(笑)、皆さんのビジネスに少しでもお役に立ててもらえればという気持ちで全てを話すためにメールマガジンを始めます。僕を散々に批判してくれた人たちとも、今まで以上に議論を戦わせていきたいと思っていますので、どうぞよろしく。
  • 罪深きシリア観光旅行
    4.3
    2011年から内戦が続くシリア。政府と反政府勢力の対立を軸に、宗教や大国干渉といった問題も孕みながら内戦は泥沼化。国民の貧困化とともに670万人以上とも言われる難民を流出させたアサド大統領による独裁国家は、今世紀最大の人道危機を招いたとして世界中から問題視されている。 著者は、混迷を極めるこのシリアの現状を自分の目で見るために、一介の観光客として入国。わずか10日間の、しかもルート限定の観光旅行だったが、自ら果敢に戦下の町を歩き、地元の人々と言葉を交わしていく。国によって仕組まれた、作られた旅行ではあるが、わずかながらも垣間見えたシリアの今の姿を著者は見事に描写。なかでも悪名高きサイドナヤ刑務所で過酷な拷問を受けながらも生き延びたシリア人の話は圧倒的だ。 異色の旅行記であるとともに、多くの人に読んで欲しい問題提起の書でもある。 第3回わたしの旅ブックス新人賞受賞作。
  • 定常型社会 新しい「豊かさ」の構想
    4.2
    経済不況に加え、将来不安から閉塞感をぬぐえない日本社会。理念と政策全般にわたる全体的構想の手掛かりは何か。進行する少子高齢化のなかで、社会保障改革はどうあるべきか。資源・環境制約を見据えて、持続可能な福祉社会のあり方を論じながら、「成長」にかわる価値の追求から展望される可能性を提示する、問題提起の書。

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  • テキサスに学ぶ驚異の電力システム 日本に容量市場・ベースロード市場は必要か?
    -
    「テキサスというとアメリカの片田舎の州」と日本では思われています。しかし、経済規模は全米2位で、もし国家とすると世界10位の経済大国になります。  そのテキサスは、他州と同期しない孤立系統の電力システム、全米でもユニークな電力市場をもち、電力完全自由化、風力発電のシェア20%近くを成し遂げています。そして容量市場を持たないにも関わらず、安定供給を維持し、全米でも最も安いレベルの電力価格を維持しているのです。  この本ではこのテキサス州独自の電力システム、電力市場の詳細を紹介します。そして、容量市場、ベースロード市場を導入しようとしている今後の日本の電力市場と対比するとともに、問題提起を行っています。

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  • 撤退学宣言
    -
    資本主義をさらに暴走させようとする加速主義の時代だからこそ、「ゲームの外側へと降り立つ手順」「世界外への離脱」を探求する撤退的知性が求められている。その鮮やかな実践。 ──内田樹 行き過ぎた市場原理主義、環境破壊による地球温暖化、経済格差の拡大、出口の見えない戦争……多くの矛盾や暴力を生みつつも、疾走を続ける近代システム(民主主義+資本主義+テクノロジーの三位一体)。その先に待ち受けるカタストロフィーを回避するためには、撤退する知性が必要だ。人々の思考を「持続」へと方向づけるメカニズムを解明し、適切な局面で適切に撤退できることこそが知性であると説くマニフェスト。「近代の学問」と、仏道・茶道・華道などの「道」の知見を接合する、壮大な哲学的思索と問題提起の書。 “いま考えるべきは、次の処方箋や、個々の処方箋が効かない理由ではない。「惰性」それ自体である。これまでのやり方を停止し、撤退すべき場面にもかかわらず、次の処方箋、次の処方箋へと人々を押し流す「惰性・慣性」のメカニズムを解明し、撤退の条件を探ること、これがいま知性に求められる課題ではなかろうか。カタストロフィー前の方向転換、これが「撤退学」の目標にほかならない。”(本書より) 【目次】 序 ■I部 撤退学宣言──ホモ・サピエンスよ、その名に値するまであと一歩だ はじめに ◎1章 撤退学宣言 問題編──近代システムとはなにか? 1 近代システムとはなにか?/2 システムの暴走と「近代の超克」/3 「惰性・慣性の力」からは脱出不可能?/4 【問題】 ◎2章 撤退学宣言 解決編──なぜ生物は3つ以上の眼を持たなかったのか? 1 撤退の困難、あるいは生物が3つ以上の眼をもたないわけ/2 人間の知的特性 /3 【解答】/ ◎3章 撤退学宣言 展望編──テクノロジーは加速し、人類は愚行を繰り返す 1 テクノロジーは加速し、人類は愚行を繰り返す─よって主権者の顕現?/2 世界の彼方、存在の側へ──鬼退治/3 【展望1】 宗教と政治との新たな連関/4 【展望2】 学と道との新たな連関 ■II部 補論 撤退の知性──イエスとソクラテスから ◎4章 補論1 イエス論──奇天烈の倫理 イエス論1 倫理とイエス/イエス論2 政治と文学、あるいはマキァヴェッリとイエス/ ◎5章 補論2 知性と反知性──ソクラテスを起点に 1 はじめに/2 知性の祖型:ソクラテスの無敵/3 反知性の典型:反ユダヤ主義者/4 問題提起:知性は自らを維持したまま、propertyの不条理な肯定が可能か?/5 回答:決断主義を超えて 完全性の反復 おわりに
  • 哲学者の相談室。彼はミュージシャンです。付き合ってから既婚者と知らされました。別れたくないです。20分で読めるシリーズ
    -
    さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度) 「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。 自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。 是非、お試しください。 【書籍説明】 4人の哲学者が、こちらの相談に対して真剣に議論する、空想討論作品です 「私の彼氏はミュージシャンです。 既婚者であることが付き合ってからわかりました。 大好きなので別れたくありません。 どうしたらいいでしょうか?」 古今東西の哲学者が一堂に会する空想世界へ、ようこそいらっしゃいました。 このたびは空想相談室と命名した謎の空間で、哲学者たちが議論を繰り広げます。 テーマは、「哲学は現実に役に立つのか?」。 きわめて現実的な悩みに対して古典哲学がどのような答を提示できるのか、ひとつの問題を例にとって考えてみます。 はたして、現実の悩みに対して哲学は有効なのか?  それとも現実からかけ離れた雲の上の議論に終わってしまうのか?  哲学がどこまで現実に役立つか、ひとつ挑戦してみたいと思います。 このミッションに挑むのは、古代哲学者2名、近世の哲学者1名、近現代の哲学者1名の合計4人です。 古代からは、それぞれギリシャとローマを代表してソクラテスとマルクス・アウレリウス。近世からはドイツ観念論の創始者であり、 実生活では変わり者として知られたカント(この時点ですでに相談者として不適当)。 そして現代にもっとも近い哲学者として、20世紀を通して活動したバートランド・ラッセルの思想をみていきます。 まったく違う思想をもつ4人の哲学者たちは、現代のお悩みにどんな答えを出すのでしょうか? 最後までよろしくお付き合い下さいませ。 【目次】 登場人物紹介 問題提起 不倫がいけない理由・ソクラテスの場合 ソクラテスの話・続き 自由恋愛のすすめ・ラッセルの場合 不倫がいけない理由・カントの場合 不倫がいけない理由・マルクス・アウレリウスの場合 結論 【著者紹介】 大畠美紀(オオハタミキ) 猫とドイツ観念論をこよなく愛する40代。 春先に肺炎で倒れるなど、なにかとよくない今日この頃である。
  • 天智朝と東アジア 唐の支配から律令国家へ
    3.5
    1巻1,309円 (税込)
    古代日本に存在した、もう一つの「占領」 663年の「白村江の戦い」に敗れた日本は、唐の再攻撃に備えて防衛態勢を整備し、その後は律令国家建設へ邁進したと言われている。だが、それは本当なのか? 本書は、唐の羈縻政策を軸に展開した当時の東アジア情勢を踏まえつつ、中国・朝鮮側の史料との比較から『日本書紀』を再検証し、これまでの通説に挑む力作。唐の支配体制が、その後の律令国家体制とどのように結びついていったのかを鮮やかに描く。 [内容] はじめに 第1章 白村江への道(風雲急を告げる東アジア) 第2章 白村江の敗戦処理 第3章 朝鮮式山城の築造 第4章 近江遷都 第5章 律令国家への道 おわりに──史料解釈の問題提起として
  • であい(1)
    完結
    3.5
    出会い系サイト。一度やったら やめられない!! オヤジとデートで1万円。パンツを売ったら1万円。出会い系サイトで知りあったオヤジからお金をもらう。高校生のリカとシュウは、用心棒役のナナセ、カジと組んで、こづかい稼ぎのためのチーム・ピースを結成した。スケベオヤジから金をせしめ、順風満帆のチームだったが!? 出会い系サイトの甘く危険な世界を描く、問題提起作!!
  • であい プチデザ(1)
    完結
    4.3
    シリーズ累計600万部突破! ゼロ年代女子高生のリアルを描いた話題作「問題提起シリーズ」。高校生のリカとシュウは、ナナセ、カジと組んで、出会い系サイトを使ってこづかいを稼くためのチーム、ピースを結成した。「パパ」とデートするだけで1万円。食事するだけで1万円。カラオケ行って1万円。順風満帆のチームだったけど……!? 出会い系サイトの甘く危険な世界を描く、問題提起作!! 【第1話「ピース誕生」収録】
  • DMT 精神の分子 -臨死と神秘体験の生物学についての革命的な研究-
    -
    DMT(N・N-ジメチルトリプタミン)は、人間の脳内で作られるパワフルな幻覚性物質。 松果体とも関係しています。 仏教徒でもある著者は、アメリカの大学病院内で60人のボランティアにDMTを注射し、その反応をつぶさに記録。 臨死体験、神秘体験、宇宙人との遭遇などにDMTが大きく関わっていることを明らかにした画期的な書! 「DMTは私たち全員の体内に存在し、動植物界のすべてで生成される。それは人類とその他の哺乳類、海洋動物、草類、豆類、カエル類、キノコ類、苔類、樹皮、花、根などにとって、通常の組成成分の一つだ。」 「DMTは人の体内でいったい何をしているのか?」 「DMTをドラッグとして乱用する人もいる一方で、 本書は意識と脳の織りなす複雑な機能に果たす役割の可能性に焦点を当て、 人々の暮らしに生かすことを模索したものです。 意識に深い影響を与える化合物をなぜ人体は合成するのでしょうか? 人の誕生、死、スピリチュアル体験、宇宙人との遭遇、現実のありようなどに どうかかわっているのでしょうか?」 「DMT研究に向けた私の最大の動機は、スピリチュアル体験の生物学的根拠を知ることだった。何年にもわたり学んできたことの多くが起点となって、私は人が神秘状態にある時や自然発生的に幻覚体験をしている時、松果体がDMTを生成しているのではないかと考えるようになった。」 「彼らはありとあらゆる想像上の、そして想像を絶するものを見た。最もシンプルな例では万華鏡の幾何学模様で、マヤ、イスラム、アステカといった古代文明を想起させる模様もあった。たとえば、『美しくカラフルなピンクの蜘蛛の巣』『光が伸びていく』『たとえば1インチのカラーテレビみたいなものすごく入り組んだ細かい幾何学的な色』など。  ここで見える色は肉眼や夢で見るものより明るく鮮明で、深い色合いを持つ。『あれは喩えるなら砂漠の空の青。でも別の星の話。色は地球の百倍深いんだ』など。遠景と近景が融合するため、被験者の心の目には無数の画像や映像が展開する。目の前に何があり、背景には何がある、という認識がなくなる。この反応を多くの人が『4次元』『超次元』と表現した。 さらには、被験者とのつながりを感じる『宇宙人』につかまる人間、というのもあった。人間以外のもので言えば、『蜘蛛』『カマキリ』『爬虫類』『弁慶柱〔高さ12メートルほどになるアメリカ最大のサボテン〕のようなもの』などがあった。」 「自我意識と他とのつながり方が変化したので、今は以前よりずっとリアルに宇宙や神聖な意識が感じられるようになった。自分の周りにあるすべてのものと、しっかり一つにつながった感覚がある。以前より統合された自分がいる。自分が神聖な存在だという抽象概念が、以前より現実味を増した。思考と感情がより一致するようになった」 (以上、本文より) 元ハーバード大学医学部教授 ジョン・E・マック氏 推薦! (『エイリアン・アブダクションの深層』著者) 「非常に面白く、好奇心を刺激し、挑発的。 知的大胆さに富んだ本。 研究者や臨床専門家はもちろん、 一般人にとっても利用価値が大きい。」 ―――『米国精神医学ジャーナル』誌 「リック・ストラスマンの先駆的研究は、 ドラッグ経験の神経化学的根拠と、 大学の医療機関で人に対する 意識変容ドラッグ研究をすることについて、 興味深い問題提起をした。真に大胆な作品。」 ―――アンドルー・ワイル(医学博士)
  • データ資本主義 21世紀ゴールドラッシュの勝者は誰か
    4.0
    ■データを制する者が世界を制するのか?ビッグデータを使う能力次第で価値が決まる。GAFAも決して安泰ではない――。まったく新たな科学的方法論に基づくビッグデータ主導の経済・社会の構図、問題点を明らかにします。 ■ビッグデータが動かす経済社会、「データ資本主義」が台頭してきました。ビッグデータは経済取引、経済構造を変革しつつあるが、新しい問題も引き起こしつつあります。ごく一握りの企業によって市場が支配され、監視社会がもたらされる可能性もあります。本書は、情報経済論の第一人者が、従来の歴史をまったく塗り替えつつあるビッグデータ経済の姿と、それを貫く論理、その問題点、可能性をわかりやすく解き明かします。 ■本書では、ビッグデータの概要、AIによるパタン認識、ビッグデータ・ビジネスを支えるプロファイリングとその応用、ビッグデータが提示する新しい科学的方法論、データサイエンスの役割、プラットフォーム企業の支配力、ビッグデータの将来、監視社会の可能性をテーマとして取り上げ、それぞれの背景、現状について平易に解説するとともに、データ資本主義が今後、どのような可能性を秘めているのかについて展望します。 ■著者はビッグデータ・ビジネスの本質を深く掘り下げます。ビッグデータの中でも最も注目されるのがプロファイリングとその技術にかかわるものであることを浮き彫りにします。この点でGAFAの中でもビッグデータを本当に収益源としているのはグーグル、フェイスブックの2社だけであり、今後、GAFA、BATといわれる巨大プラットフォーム企業の命運は分かれる可能性がある、巨大IT企業を従来の独禁法の概念でしばることはできない、情報銀行などで本当に意味のあるビッグデータを集められるのか、などと問題提起します。そして、プロファイリングをもとにした監視社会の出現という点で中国について最も警戒すべきだが、その可能性は中国に限らないことなど、注目に値する論点を明らかにします。
  • 統合失調症20年の当事者が教える回復のアイデア 私が劇的に回復した治療法とは?20分で読めるシリーズ
    -
    さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)) 【書籍説明】 私は約20年間、統合失調症を患っています。 この本は同じ当事者として統合失調症で苦しんでいる方に向けて、私が経験してきたことや、回復した治療法と対処法、気づき、生活の工夫、言葉を書いたものです。 この本には私の約20年間分の統合失調症との付き合いが載っています。 第1部から第4部までは私の病歴とともに良くなった治療法や気づき、私からのアドバイスが書いてあります。 第5部は治療の基本である睡眠・食事・運動について。私がいろいろ試したことも書いてあります。 第6部は社会資源と問題提起が書いてあります。 第7部は生きる糧になった言葉が書いてあります。 病に打ちのめされている時は本を読んだほうが良いとわかっていても本を読むのが大変です。 この本はそんな方に向けてできるだけ文字数は抑えてあります。 【目次】 本書の使い方 1部 劇的に回復した治療法 一章 発症から初めての入院まで 二章 入院治療から退院・デイそして本との出会い 三章 いよいよ本題 劇的に回復した治療法 2部 2度あることは3度ある 一章 空気を読めないって誰の基準? 二章 障がい者になるかどうか 三章 ループする現実 3部 学問のすすめ 一章 時には自分の考えを疑おう 二章 無理のない範囲で読書しよう 三章 おすすめの本やユーチューバー 4部 妄想との別れ 一章 記憶が蘇るのは悪化したと思っていた 二章 記憶を書き出そう 三章 2021年「寛解」 5部 学びも大切だが実践しないと意味がない 一章 睡眠 二章 食事・運動 三章 いろいろ試してみよう 6部 みんなの力でより生きやすい社会を目指そう 一章 先立つものはお金 二章 私たちは治療という名の大仕事をしている 三章 なるべく選挙には参加しよう 7部 生きる糧になった言葉たち 【著者紹介】 まめた(マメタ) 生粋の三重県人 座右の銘は明石家さんまさんと同じ「生きているだけで丸もうけ」 ベビースターラーメンをこよなく愛しています。
  • トランス男性による トランスジェンダー男性学
    -
    1巻1,760円 (税込)
    トランス男性から「男性学」への問題提起 トランス男性はどこにいるのか。移行後の実生活に根差して「男性」の範疇でトランス男性をとらえ直すとともに、これまでその存在がまったく想定されていない「男性学」に対して、当事者の視点から新たな見方を提起する意欲作。 ★推薦★ 田中俊之さん(男性学) ※本書は、大月書店刊『トランス男性による トランスジェンダー男性学』の電子書籍版です。 【目次】 第1章 トランス男性とは 第2章 既存の男性学と、トランス男性の不在 第3章 トランス男性の発掘 第4章 第一の切り口:フェミニズムに囚われるトランス男性 第5章 第二の切り口:トランス男性は男性学に潜在していたのか 第6章 第三の切り口:トランス男性の男性性を探して 【著者】 周司あきら 獅子座。憧れの作家を追いかけて早稲田大学文学部へ。現在はホテルマンとして働きながら、別名義でLGBT 関連のWebメディアに文章寄稿中。
  • 中村天風と神心統一法
    -
    1巻1,980円 (税込)
    【内容紹介】 中村天風から影響を受けたと言われる成功者は数多い。原敬(元首相)、東郷平八郎(元帥)、松下幸之助(パナソニック創業者)、稲盛和夫(京セラ創業者)、宇野千代(作家)など、近現代の日本を創って来た各界の偉人だけではない。今日では大リーグで数々の記録を打ち立てる大谷翔平や「ブラボー」で日本を沸かせたサッカー日本代表の長友佑都も中村天風本の愛読者である。他にもさまざまな有名無名の方々が中村天風の思想や言葉に感化されてきたはずだ。 なぜ、これほどまでに人々を奮い立たせるのか。その秘密は中村天風の波乱万丈の生涯にありそうだ。それはまさにアドベンチャー映画を観るような驚きと苦難の連続ともいえ、それゆえに彼の哲学や教えが読む者の琴線に触れるのだろう。 著者は、1995年に連隊長として地下鉄サリン事件の除染作戦の指揮を執ったことで有名な人物。中村天風の心身統一法からヒントを得た神心統一法は著者自身の苦悩の中から生み出された。各人の信仰を元に潜在意識に働きかけ、人生を切り拓く術を説く。これまでの中村天風関連書籍とは一線を画する内容で、ニューソートに関する章は新解釈とも言え、著者オリジナルな問題提起でもある。 明治、大正、昭和と政界から実業界まで幅広く著名人に影響を与えてきた中村天風の波乱万丈の生涯にスポットを当て、多くの人のメンターとなったその思想の真髄に迫る。本書の前半部分は、中村天風が自ら習得したヨーガから編み出した「心身統一法」を中心に紹介する。後半部分は、著者が心の病を患いながらもさまざまなメンターの思想と出会いクリスチャンとして洗礼を受け、さらに中村天風の「心身統一法」に感銘を受け、自ら編み出した「神心統一法」の必要性と実践方法についてまとめている。著者は昨今の新興宗教団体のあり方に疑問を覚え、本来の宗教のあり方を神との関係性から考察している。読者は、中村天風や著者の人生の経験から自身の生き方を深く考えるきっかけを与えられ、積極的に生きる思いを強くすることだろう。 【著者紹介】 [著]福山 隆(ふくやま・たかし) 元陸将/元ハーバード大学アジアセンター上級客員研究員/広洋産業株式会社顧問 1947年、長崎県生まれ。防衛大学校を卒業後、陸上自衛隊幹部候補生として入隊。韓国防衛駐在官勤務の後、1995年には、連隊長として地下鉄サリン事件の除染作戦の指揮を執った。2004年に陸将へ昇任し、翌年退官。ハーバード大学アジアセンター上級客員研究員、ダイコー株式会社取締役専務・執行役員を経て、現在は広洋産業株式会社顧問。著書に『「陸軍中野学校」の教え』(ダイレクト出版)、『閣下と孫の「生き物すごいぞ!」』(ワニ・プラス)ほか多数。 【目次抜粋】 序章 中村天風が教える「心身統一法」 第一章 中村天風の生涯 第二章「心身統一法」はいかに確立されたか 第三章「心身統一法」の効能とは 第四章「心身統一法」とニューソートの関係 第五章 波乱万丈を乗り越えた筆者の人生録 第六章 宗教と私の原体験 第七章 いまこそ求められている「神心統一法」 第八章「神心統一法」をどのように実践するか 第九章「神心統一法」がもたらした成果
  • なぜ日本人は、一瞬でおつりの計算ができるのか
    3.8
    1巻1,300円 (税込)
    突然ですが、問題です。「17.5℃の気温が20℃下がった。現在は何℃?」 恐らく多くの読者は、「マイナス2.5℃に決まっているじゃないか」とすんなり答えることでしょう。ところがドイツでは、この負の計算を間違える人が結構います。おつりの暗算ができず、レジで四苦八苦する人もいます。ドイツ人の頭が悪い訳ではありません。日本人の教養が高すぎるのです。本書はドイツ在住30年、『住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち』などのベストセラーを持つ著者が日独の教育を比較した意欲作です。ドイツで3人の娘を育て上げた著者は、子育て中「日本ではこんなことあり得ない」とため息をつくこともしばしば。「日本の初等教育は世界一」と断言します。ただ大学教育やビジネスの場になると、海外の人と比べて見劣りしてしまうことが多いのも事実です。素晴らしい初等教育のそのあとが、うまく続いていないのではないか。そんな問題提起もされています。これからはますます外国との交流が盛んになっていきます。国際交流を成功させるには、まず互いの違いを知ること。そして自国に誇りを持つこと。本書はその一助になるでしょう。
  • なぜ私は核武装論をやめたか 【Voice S】
    4.0
    日本のネックは「技術」や「カネ」ではなく、憲法や東京裁判弁護に象徴される「近代法哲学」だと理解したことで、『日本有事』(2016年12月刊行)を最後に核武装のロードマップについて論ずるのをやめた著者。近代国家・国民の大前提として厳然と存在する「近代精神」を理解せず、国内で反近代のどうしようもない低劣な論争を繰り広げている限りは、誰も日本人を「核を国際政治に活かせる手強い集団」とはリスペクトしてくれないと述べる。東日本大震災時の福島第一原発への対応や近隣国での放射能パニック、アメリカの指導者層や米軍の動向も考察しながら日本の核をめぐる論争に問題提起を行う。※本コンテンツは月刊誌『Voice』2017年12月号の掲載記事を電子化したものです。

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  • 20XX年の革命家になるには──スペキュラティヴ・デザインの授業
    -
    ※本書の紙書籍に付属している巻末付録の切り離せるカードは、電子書籍では画像として閲覧いただくかたちとなりますが、書籍内に記載のURLよりPDFとしてダウンロードいただくことが可能です。 ※この商品は固定レイアウトで作成されています。お使いの端末で無料サンプルをお試しいただいたうえでのご購入をお願いいたします。 ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 もしあなたが未来の革命家だったら── RCAでスペキュラティヴ・デザインを学んだアーティスト長谷川愛が、MITメディアラボと東大で教えた授業をもとに、SDGsや倫理問題をふまえて社会変革に挑むための思索トレーニングブックとしてまとめた一冊(巻末付録としてワークキット+126枚のカードを収録)。 テクノロジーに塗り替えられながら複雑化する現代社会において、いま「ものごとの根本からクリティカルに問い直す力」があらゆる分野で求められています。自分は革命家ではない、とあなたは思うかもしれません。しかし自分が身を置く世界を、このまま迎えるであろう未来を、あなたは肯定しているでしょうか。個人がよりよい世界を思い描いたとき立ち現れる、「いまここにあるもの/常識とされていることへの、問い」のみが、自分の生きる世界を変えることができるのです。 本書は、そんな根本的な問いを探求するスペキュラティヴ・デザインを、誰もが長谷川愛の手法で実践できるようにした一冊です。「スペキュラティヴ・デザイン」とは、およそ10年前に生まれた、越境的かつ批判的なまなざしを持ち、問題解決ではなく問題提起に注力していくデザインの態度のことです。本書では、過去から現在に至るさまざまな革命=価値の転換や創造を読み解きながら、スペキュラティヴ・デザインが初めて実践されたRCAの伝説のコース、デザイン・インタラクションズでの授業を振り返り、未来をプロトタイプするフィクションの力を探ると共に、昨今抜け落ちていた倫理教育、さらにはアジアのスペキュラティヴな未来に迫ります。巻末には「20XX年の革命家ワークキット」として、個人やグループでのアイディエーションを助けるカードとワークシートを収録。 実世界を認識し批評的に見つめる洞察力、オルタナティブや可能性を思索する想像力、サイエンスやエンジニアリングによる開発力、社会につなげていく実装力、この4つの力を育てることで、まだここにない未来をいま提示する勇気をあなたに授けます。
  • 日本国憲法を改正できない8つの理由
    4.0
    1巻640円 (税込)
    日本国憲法の施行から70年――。その間、一字一句たりとも変わらなかった“不磨の大典”は、改憲勢力が国会で議席を大幅に増やすなど、大きな転機を迎えようとしている。果たして「改憲」で日本は変われるのか? 「護憲」で日本を守れるのか? だが、いまの憲法改正をめぐる論議では、現実を無視した“条文ごっこ”が延々と繰り広げられていると著者はいう。本書は、気鋭の憲政史研究家が「天皇の規定」「人権」「議会」「内閣」「司法」「財政」など8つの着眼点から、“真にリアル”な憲法論議とは何かを解説。「理想や道徳を条文に入れてはならない」「有事には天皇の『御聖断』でしか対応できない」「日本国憲法では在日米軍が主権者だ」「いまこそ戦前の『枢密院』が必要」「『合憲・違憲』より重要な『立憲・非立憲』の思想」など、従来の論争にはなかった新たな問題提起をする。日本国の経営を根本から考えることこそ、真の憲法論議である。『間違いだらけの憲法改正論議』を改題。

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  • 日本史を操る 興亡の方程式 人と組織の運命を分けるもの
    3.0
    長い歴史のなかで繰り返された栄枯盛衰のドラマは、いかなる組織も決して永遠ではないことを私たちに教える。しかし、それでもなお繁栄を目指し、滅亡を回避しようと願うなら、やはり歴史上の具体例に学ぶしかない。乱歩賞作家にして歴史ミステリーに健筆をふるう筆者は、鎌倉幕府・奥州藤原氏・甲斐武田氏・徳川幕府・帝国陸海軍などの事例から、「興隆の方程式」「滅亡の方程式」ともいうべき法則性をあぶり出す。組織が上り坂を駆け上がるとき、決まって「興隆の方程式」の条件が見られ、下り坂を転落するときも、必ず「滅亡の方程式」のパターンにはまっている。こうした視点を自分たちの組織に当てはめれば、「組織の予防医学」が可能なのではないか――筆者の問題提起は、たんなる歴史論のワクを超えて展開していく。人と組織の運命の岐路を読み解き、明日への展望を提示した傑作評論。不況の嵐が吹き荒れる今日、多くの示唆を与えてくれる一冊である。

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  • 日本のSDGs それってほんとにサステナブル?
    -
    1巻1,408円 (税込)
    「ロゴだけSDGs」になってませんか? 官民挙げて推進されるSDGs。でも中には疑問符がつく例も…? 本当に持続可能な社会をつくるには、「ロゴだけ」ではない本質を見極める目が市民にも必要。各分野の日本の現状と取り組み例を紹介しながら問題提起する。 【目次】 はじめに——モヤモヤする、日本のSDGs 第1章 SDGsは何をめざしているのか? 第2章 これでいいのか? 日本のSDGs [インタビュー]ニールセン北村朋子さんに聞く デンマークがSDGs先進国である理由 第3章 日本とSDGs 八つの論点 [インタビュー]井田徹治さんに聞く 日本は環境危機とどう向きあうべきか? 第4章 パートナーシップで貫く七つの実践例 [インタビュー]田中信一郎さんに聞く SDGs時代の持続可能なまちづくり おわりに——できない理由よりできる方法を探す 【著者】 高橋真樹 ノンフィクションライター。平和協同ジャーナリスト基金奨励賞受賞。放送大学非常勤講師。国内外をめぐり、持続可能性をテーマに取材・執筆を続ける。エネルギー関連の著作に『ご当地電力はじめました!』(岩波ジュニア新書)など。
  • 日本はなぜ負けるのか【新版】 インターネットが創り出す21世紀の経済力学
    -
    本書は、現、一般財団法人インターネット協会理事長が語る、現在の日本の経済・経営状況についての問題提起およびその解決への方途といえる一冊です。 まず1994年を起点にした「失われた20年」を題材し、現状、日本が世界において劣勢に甘んじている理由を論じています。その端的な事実は、世界の主要各国を眺めてみても、日本のGDPだけが減少しており、その最大の原因は、日本だけが「インターネットというイノベーション」への対応ができていない点に尽きます。 1994年、日本でインターネットの商用化が始まり、日本だけでなく世界においても、数多くのインターネット企業が設立されました。その後、世界の国々は、インターネット前提社会へと大きく変化しました。しかし、日本では、インターネット・インフラの整備だけは進みましたが、インターネットの利活用は一向に進まず、インターネットがなかった時代と変わらない時代が続いているのです。 以上のような背景から、第1章では、世界の主要国との比較において、過去の20年間に日本のGDPだけが減少した点について、第2章では、世界経済に構造変化をもたらしたインターネットの衝撃について、第3章では、失われた20年を打破する成長戦略の担い手について、第4章では、失われた20年を打破する成長戦略に立ち塞がる「岩盤規制」について、第5章では、日本が負けないための処方箋について、述べています。 世界的にもそうですが、日本もまた、インターネットを基盤とした変化の時代の渦中にあります。その変化の時代に、日本はやみくもに変化をするのではなく、理論に沿った意味のある変化を起こすべきではないでしょうか。本書にて、この日本が今後変わるべき有効な方向・そのあり方を示唆したいと思います。
  • 日本より幸せなアメリカの下流老人
    3.7
    低福祉、格差社会のアメリカだが、貧困老人に関しては年金や支援制度が手厚い。日本のように40年まじめに働いた人が年金で生活できないことはありえない。全米を徹底取材。なぜ、日本の老人は不幸なのか。取り入れるべき支援制度は。新しい問題提起が満載。
  • 人間であること
    3.2
    ことばを話し、笑い、手を使ってものを造る。また群れをなして社会を形成し、時間を考え、学習し、死の恐怖を知る。いずれも人間にのみ備わった能力である。その人間としての機能を司る中枢、すなわち脳の働きと、知性、感情、行動との関連をとらえ、人間の全体像を明らかにする。教育をはじめ、あらゆる領域に対する問題提起の書。

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  • 認知症と生きる: 母と息子の介護奮闘記
    -
    1巻999円 (税込)
    父の死後、認知症の症状が出てきた母の介護を始めた著者が目の当たりにした、認知症の実態――。母の変貌に翻弄されながらも、その奥の孤独や不安を理解しようと奮闘する、苦悩と葛藤の日々をありのままに綴った介護体験記。医療と福祉の現状に問題提起を行うとともに、認知症の予防や軽減のために「生きがい」を持つことの大切さを説く。いつか認知症介護の当事者になるかもしれないあなたに。
  • 発想法 改版 創造性開発のために
    3.6
    ここで語られる「発想法」つまりアイディアを創りだす方法は、発想法一般ではなく、著者が長年野外研究をつづけた体験から編みだした独創的なものだ。「データそれ自体に語らしめつつそれをどうして啓発的にまとめたらよいか」という願いから、KJ法が考案された。ブレーン・ストーミング法に似ながら、問題提起→記録→分類→統合にいたる実技とその効用をのべる本書は、会議に調査に勉強に、新しい着想をもたらす。
  • BYE BYE SMOKING
    -
    1巻440円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 タバコの害は科学的に、喫煙生徒の心理をリアルに描写。ヤニだらけの青春に問題提起をする副読本のベストセラー。
  • パンデミック革命
    -
    小林喜光氏(元経済同友会代表幹事)が寄稿! 新型コロナウイルスは私たちの生活をどのように変えるのか?経済・働き方・組織・医療……各界の専門家による、コロナ後の世界で生きるための緊急提言。 はじめに~パンデミック後の新たな時代を創る 序章 アフターコロナ社会への問題提起(小林喜光) 第1章 変わる生活空間 社会の諸制度の見直しと、ヒトが生きる指針 拡大するネット 溶ける絆 テレワーク時代の人材育成 第2章 変化の歴史を貫く日本人の精神 禍転じて福となす 「日本古来精神」の再興を 生きとし生けるものの運命 今こそ見直すべき文化・芸術の価値 第3章 国家、組織のあるべき姿 国家ガバナンスを強化しよう 株式会社「日本」の現在地 新時代の「法と民衆」の在り方を問う 第4章 快適な生活を導く空間づくり 「室内気候」の産業化 エコロジーとテクノロジーの融合をめざして スマートシティ~闊達な生き方と社会システム 「スマートワーケーション」の場づくり 第5章 支え合う医療であるために 医療を国民の手に返す:未来志向の三つの提案 動物のコロナウイルス疾患とCOVID19 コロナ禍を生きる 都会と地方の制御システム 終章 新たな春を迎えるために
  • 比較史の道 ヨーロッパ中世から広い世界へ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 カロリング期荘園制の所領明細帳に基づく研究を中心に、中世社会経済史を専門としてヨーロッパ学界でも活発に発言している著者による比較史の勧め。中世史学の本場ベルギーに留学してジェニコから歴史学の真髄を学び、フルフュルストなどとともに中世初期農村史の見直しを進めてきた著者は、国家や文化の枠に囚われない具体的な比較を志す。2000年夏のオスロで開かれた国際歴史学会議のラウンドテーブル「比較史。モデルと方法」での報告を先頭に11編を収録。 【目次より】 序言 本書成立の経緯 第I部 比較史の現在 第一章 比較史の現在 第一九回国際歴史学会議に向けて 第二章 比較史の現在(続) 第一九回国際歴史学会議での論調から 第三章 国際比較中世史料論の現在 熊本シンポジウム『日英中世史料論』をめぐって 第II部 ヨーロッパ中世から 第四章 イギリス中世初期社会経済史への新しい視角 ヨーロッパ大陸との比較から 第五章 中世荘園制の形成におけるイングランドと大陸 フェイスの新著をめぐって 第六章 個別発見貨の意味 イギリス中世古銭学による問題提起と所領明細帳研究への波及 第七章 収穫率についての覚書 九世紀大陸と一三世紀イギリスの史料から 第III部 広い世界へ 第八章 比較都市史研究の新しい動向 共同研究・国際会議『イスラムの都市性』をめぐって 第九章 古銭学・貨幣史の東と西 第一〇章 封建制概念の現在 第二回日英歴史家会議に向けて 第一一章 市場史の射程 第六五回社会経済史学会共通論題結論 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 森本 芳樹 1934~2012年。西洋史学者。九州大学名誉教授。専門は、西洋中世の経済史。 東京大学経済学部卒業、同大学院博士課程修了。経済学博士。 著書に、『西欧中世経済形成過程の諸問題』『中世農民の世界。甦るプリュム修道院所領明細帳』『比較史の道 ヨーロッパ中世から広い世界へ』『西欧中世形成期の農村と都市』(『西欧中世初期農村史の革新。最近のヨーロッパ学界から』などがある。
  • 被害者の人権(小学館文庫)
    3.5
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 被害者だけを追い詰めるのが少年法のあるべき姿といえるのか。「山形マット死事件」の被害者の父が密室で進む少年審判と、事実認定のため起こした民事訴訟を通じて体験した少年法の矛盾と「改正」への問題提起を語る。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 東シナ海 漁民たちの国境紛争
    5.0
    尖閣から日本漁船が消える日。 最前線では毎日なにが起きているのか? 漁業から日中台の国境紛争の現実が見える。 現地調査を続ける漁業経済学者による、渾身の論考! 漁業は国際情勢を映し出す鏡だ。 尖閣諸島での「唯一の経済活動」、それが漁業である。 海の上に線は引けない。漁業活動は食糧安全保障に直結しているばかりか国土維持活動ともなっている。 日本の排他的経済水域(EEZ)は世界有数とされているが、実は東シナ海では関係国と相互承認している日本のEEZはほとんどない。 東シナ海だけではない。日本海でも、オホーツク海でも水域の画定はされていないのだ。 尖閣諸島水域を中心に東シナ海の操業は中国、台湾に席巻されてままならず、そもそもインドネシア人に日本の漁業界は既に人材も依存してしまっている。 なぜ危機的な状況に陥ったのか? 日々の食卓の裏にある国境産業の現実を赤裸々に描く! ■国境産業は国家の化粧、国力を測るリトマス試験紙である ■日本漁船団は排他的経済水域すら失いかねない ■遠洋漁業は「流動的国土」。中国は遠洋強国となった ■日本は台湾に尖閣諸島の排他的経済水域を明け渡した ■東シナ海には二〇〇カイリ時代は到来しなかった ■外国人船員が国境の最前線に立っている ■外国人依存が日本漁業の思考停止を加速させた ■華僑・華人の漁業は南洋で拡大している ■日本漁業国有化論という問題提起 【目次】 まえがき 東シナ海での出会い 序章 日本の生命線 第一章 追いつめられる東シナ海漁業 第二章 東シナ海で増す中国・台湾の存在感 第三章 東シナ海に埋め込まれた時限爆弾 第四章 日本人が消える海 第五章 軍事化する海での漁業 終章 日本漁業国有化論 あとがき――さまよう小舟 主要参考文献
  • 被災しても成長できる 危機管理「攻めの」5アプローチ
    -
    震災は必ずまた起きます。その時まで、組織の危機意識を持続させなくてはいけません。しかし、あと1年もすれば、きっと危機意識は低くなります。それは過去の歴史が何度も証明してきたことです。ならば、成長に結びつく危機管理のあり方を、持続できる危機管理のあり方を一緒に考えてみませんか?この本は、危機管理のハウツーを細かく記した専門書ではなく、全ての人が危機管理に継続的に取り組んでいくための1つのきっかけをつくることを目的として、問題提起させて頂きました。国土強靭化という言葉が、あたかも国の施策名のように広まりつつありますが、本当にそれを実現するには、国民一人ひとりがその真意と、個人の役割について考え、実行し、協力しあう体制を構築しなければなりません。2007年に「リスク対策.com」を創刊してから、新潟県中越沖地震、新型インフルエンザ、そして東日本大震災と、いくつか大きな災害はありました。その都度、危機管理やBCPという言葉が流行語のように取り上げられてはまた忘れられていく、そんな危機意識の浮き沈みのパターンは変わってはいないように思うのです。危機に対してすべての人が当事者意識を持つことは確かに難しく、現実的ではないと言われるかもしれません。次の巨大災害に打ち勝つためには、すべての危機管理に携る方々の知識・経験を集結し、より多くの人に広めていくことが不可欠です。同じ時期に繰り返し大災害が起こることを歴史は教えてくれます。東日本大震災以降、「貞観地震」(869年)のことがよく取り上げられますが、この地震の前後には富士山や霧島など日本全国の火山が噴火し、北関東地震 (818年)や京都群発地震(827年)、出羽大地震(同年)、仁和地震(887年)などの大地震も集中して起きました。江戸時代にも元禄関東大地震 (1703年)、宝永地震(1707年)、富士山大噴火(同年)が集中して発生しています。こう考えれば、首都直下地震や南海トラフ地震がここ数年で起きないことの方がおかしくも思えてきます。結論を言えば、国家も企業も、危機管理を成長戦略として位置付けることが大切だと考えています。災害に備える「守りの姿勢」ではなく、災害に強くなることで、信頼を勝ち取り、世界一「強靭」な国として、日本の危機管理をあらゆるサービス、製品、制度に付加していく。その目標に向け全ての人々のベクトルを揃えたい――そんな願いを込めました。リスク対策.com 編集長 中澤幸介
  • 人を幸せに導く究極の道
    -
    1巻1,056円 (税込)
    94歳の著者が、80歳の時に「人間が幸せになるためには、どうしても戦争をなくさなければならない」ことを解決するために発見した自然界の秩序を、世界平和に向けて明らかにする。道徳と正義が一体になった道義を機軸に据え、思いやりや無償の愛といった人間の資質を日本から発信していく、新たな方法を提言する。戦争に対する世界の問題意識の低さを嘆き、道義を守ることによって全世界の子々孫々にまで戦争の惨禍は何の益もない行為であると伝わることを期待している。人間のエゴがもたらしている問題と、道義がもたらす平和への具体例も記載。正しい希望と文化の創造に貢献して、生き甲斐のある人生を送る人は、いつまでも若い。このような人々が後期高齢化社会の日本を活性化し、進化させると考えている。この考え方を掲げ、2016年伊勢志摩サミットへの問題提起の一石を投じる書である。

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  • 病院が地域をデザインする
    NEW
    -
    形骸化しがちな地域活性化が見られる中、地域と病院の理想的な姿として、船橋市にある板倉病院は注目を集めています。本書では都市部の地方の病院の違いや問題提起、人口の減少に伴う病院の存在意義にも触れながら、「地域包括ケア」の具体的なポイントや、板倉病院のビジョンを伝えていくのが目的です。
  • フェミニズム入門
    3.7
    男性の、男性による、男性のための思想体系がいかに虚構と欺瞞にみちているか。フェミニズムの問題提起によってなんとあっけなく揺さぶられるものにすぎないか。近代主義から近代批判、イリガライやクリステヴァなどのポスト・モダンに至るまでのフェミニズム思想の破壊力の変遷をたどりつつ、さらにリプロダクション、性暴力、国家と性など最も現代的なテーマに果敢に挑戦する。現代の生と性の意味を問いなおす女と男のための痛快なフェミニズム思想入門。
  • 複雑系経済学入門
    4.0
    1巻2,288円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 既存の経済学の限界を打ち破り、新たな理論で、現実の経済の動きを見事に解明した複雑系経済学は、登場後、一躍脚光を浴びた。本書はそのわかりやすい入門書であり、既存の経済学の限界を説き、新しい視点による経済理論の構想を展開している。本書は、その考察対象が経済や市場だけでなく、企業、組織、経営を捉え直し、「企業は複雑系である」とする新たな企業像を提示したことでも画期的である。常識にとらわれない組織のあり方、経営者や管理者の役割、改善や革新の方向性、利潤の本質などについての常識にとらわれない問題提起は、どんな時代でも示唆を与えてくれよう。刊行後10年以上を経てなお、多くの企業人に読まれ続けている原典である。
  • 太っちゃう女 (1)
    完結
    -
    「なんで! どうしてっ! 痩せないのォ!」。私は、相原恵美。大手広告代理店のキラキラOL。企画部でプランナーをしている、スリムでキレイを自負してきたオンナ。会社の仕事も強気でガンガン、上司の受けもめっちゃイイ! 彼氏だってSNSサービス起業家の若手社長! お泊まりデートは、海外オンリー。そんなすべてに恵まれてきた私が、24歳の誕生日を迎えた後、まさかの体重増加! ランチを抜いても、ジョギングしても、減肥茶を飲んでも、どんどんどんどん体重は増えてしまって……!! 私のカラダにいったいどんな呪いがかかったの!? さらに、太っただけで周囲の手のひら返しの恐怖! こんな地獄ってあり!? ヒット作「太る女」に続く問題提起作登場! 恵美の行く末はいかに!?
  • 太っちゃう女(分冊版) 【第1話】
    完結
    1.5
    「なんで! どうしてっ! 痩せないのォ!」。私は、相原恵美。大手広告代理店のキラキラOL。企画部でプランナーをしている、スリムでキレイを自負してきたオンナ。会社の仕事も強気でガンガン、上司の受けもめっちゃイイ! 彼氏だってSNSサービス起業家の若手社長! お泊まりデートは、海外オンリー。そんなすべてに恵まれてきた私が、24歳の誕生日を迎えた後、まさかの体重増加! ランチを抜いても、ジョギングしても、減肥茶を飲んでも、どんどんどんどん体重は増えてしまって……!! 私のカラダにいったいどんな呪いがかかったの!? さらに、太っただけで周囲の手のひら返しの恐怖! こんな地獄ってあり!? ヒット作「太る女」に続く問題提起作登場! 恵美の行く末はいかに!? ※この作品は『ストーリーな女たち Vol.38』に収録されています。重複購入にご注意ください。
  • フランス革命と財産権 財産権の「神聖不可侵」と自然権思想
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 財産権の「神聖不可侵」と自然権思想 財産権の概念をブルジョワジー・民衆双方の視点から分析し、従来の歴史認識に一石を投じる。 【目次より】 はしがき 表記について 第一部 序論 問題提起 歴史認識の問題点と課題 第一章 憲法学の歴史認識と問題意識 第二章 歴史研究の到達点と問題点 第二部 フランス革命史研究の前提 財産権思想・革命前夜の財産をめぐる状況・革命の全体像 第一章 財産権思想 第二章 革命前夜の財産をめぐる状況 第三章 フランス革命の全体像 第三部 一七八九年宣言と財産権 第一章 一七八九年宣言の成立 第二章 財産に関する諸立法 第三章 一七八九年宣言における財産権の構造 第四章 「神聖不可侵」の財産権の可能性 第四部・第五部への見通し 第四部 民衆と財産権 「生存の権利」の実現と財産権 第一章 民衆の行動と要求 第二章 民衆のイデオローグ 第三章 民衆の財産権の構造 第五部 一七九三年宣言と財産権 民衆の財産権への接近 第一章 一七九三年宣言の成立 第二章 財産に関する諸立法 第三章 一七九三年宣言における財産権の構造 第四章 革命政府とテルミドールの反動 第六部への見通し 第六部 一七九五年宣言と財産権 「社会秩序」の基礎としての財産権の確立へ 第一章 一七九五年宣言の成立 第二章 財産に関する諸立法 第三章 一七九五年宣言における財産権の構造 第四章 フランス革命の終焉 第七部 結論 二つの自然権的財産権論 第一章 二つの自然権的財産権論 ブルジョワジーの財産権と民衆の財産権 第二章 自然権思想と独立小所有の理想 自然権的財産権思想の役割と限界 参考文献一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 田村 理 1965年生まれ。憲法学者。明治大学教授。一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了。法学博士。専門は、憲法学、フランス憲法史。 著書に、『投票方法と個人主義』『フランス革命と財産権』『国家は僕らをまもらない』『僕らの憲法学』などがある。
  • 仏教のまなざし ――仏教から見た生死の問題
    -
    仏教から生死のタブーに斬り込んだ稀有の論稿。死とは何か? 死後の世界はあるのか、あるとすればそれは今を生きる私たちにどういう意味をもつのか? また、多くの問題を含みもつセックスの問題を仏教はどう見ているのか? そして、仏教で説かれる「無執着」とは何を意味するのか……。一般読者を念頭に、テーラワーダ仏教の見地から書かれたアクチュアルな問題提起の書。訳者解説と、クリシュナムルティ「輪廻転生について」を付す。

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  • 仏教の未来をひらく : 社会と向き合う仏教とは
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 釈尊帰一の信仰、地域に開かれた寺院、和訳経典のすすめなど、高度経済成長期に書かれた50数編の提言は、現代の日本仏教への問題提起でもある。

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  • ブラックバイトに騙されるな!
    4.0
    長時間労働に無理なシフト、罰金、売り上げノルマ、果ては自爆営業の強要まで――。まだ社会経験の浅い学生を都合のいい労働力として、過酷な条件で働かせる「ブラックバイト」。その実態を明らかにし、解決策までを提示する。ブラックバイトの巧妙な手口とは? やめたくてもやめられないバイトから抜け出す方法、身を守る方法とは? 学生たちから直接相談を受け、早くからブラックバイトの問題提起を行ってきた第一人者による決定版! 『下流老人』『貧困世代』著者の藤田孝典氏、推薦!

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  • ブラック部活動 子どもと先生の苦しみに向き合う
    3.9
    生徒の「自主的、自発的な参加」に基づく部活動。それはこれまで、「部活動を通した成長」「能力の向上」「友だちとの深い結びつき」など、教育的な文脈で語られてきた。 しかし、統計データや教師の声を繙いていくと、「子どもの成長のため」を免罪符に、大きな矛盾や教員の負担が覆い隠されていることが明らかになる。 教育課程外の活動である部活動は、本来教員の業務ではない。にもかかわらず、「教師が部活顧問をするのは当然」と見なされ、強制的に割り振る学校が大半。早朝から夜まで、土日も休まず活動する部活は多い。日本中の学校で行われている部活動のほとんどが、教師がボランティアで行う「サービス残業」に他ならない。 また、自主的な活動であるはずの部活動への「全員加入」を強制する、自治体・学校も決して少なくない。 法的・制度的な位置づけが曖昧なのに、子ども・教師の両方が加入を強制され、そのことに疑問を抱かない。保護者も「当然のもの」として教師に顧問として長時間の活動を求める。そのような部活動のモデルで成長していく子どもは、このような部活動のあり方を当たり前に思い、再生産していくことになる。 「教育」「子どものため」という題目の裏で何が起きているのか。統計データや子ども・教師の声の解釈から、部活動のリアルと、部活動を取り巻く社会の構造が見えてくる。ほんとうに自発的で、過度の負担のない部活動へ向かうための、問題提起の書。 ●部活の加熱化を示す大会数増 ●部活動は教師のやりがい搾取? ●「自主的な活動」なのに全員強制 ●顧問の「無償奉仕」を求める保護者 ●週三回でも「部活動の教育効果」は見込める!

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  • ブルマーの謎 〈女子の身体〉と戦後日本
    3.9
    1巻2,200円 (税込)
    女子体操着であるブルマーは、ブルセラブームを契機に批判を受け、1990年代半ば以降に学校現場から急速に姿を消した。消滅の社会的背景はこれまでも断片的には語られてきたが、では、腰に密着して身体の線があらわになる服装が、なぜ60年代に一気に広がり、その後30年間も定着・継続したのだろうか。 地道な資料探索や学校体育団体、企業への聞き取り調査を通して浮かび上がってきたのは、中学校体育連盟の存在だった。そこから、中体連の資金難、企業との提携などのブルマー普及の背景を解き明かす。また、受容の文化的素地として、東京オリンピックの女子体操が与えたインパクト、戦前から続くスカートの下の2枚ばきの伝統などとの関連も検証する。 ブルマーは導入当初から性的なまなざしにさらされてきた。にもかかわらず、学校現場でブルマーが存続してきたのは、ブルマーをはく女子の身体に女子修身教育の幻を見る戦前回帰派と、美と健康を見る戦後民主主義派とが思わぬかたちで共謀していたためではないかと指摘する問題提起の一書。
  • プチセレブの化けの皮~金に毒された見栄張り女~
    完結
    -
    全1巻440円 (税込)
    読者から届いた、女性が気になる社会派&問題提起作品をお届け! 上昇志向の高い幼なじみの友人は子供のいない私に「子供を産め」、賃貸暮らしの私に「マンションを買え」とあれこれ忠告してくるのがめんどくさい日々。そんな彼女が買ったマンションに遊びに行ったところ、驚くほど狭い部屋。さらに身の丈に合わないセレブママたちと無理してつきあうことで暮らしはかなり厳しい模様。ついに私に借金までして見栄を張り続ける彼女の行く末とは……? 表題作「プチセレブの化けの皮~金に毒された見栄張り女~」ほか、子連れで出戻ってきた義姉母子に振り回される「パラサイトがいっぱい!」、打算だらけで結婚した腹黒女の告白「愛より条件!?」、病的な夫の性癖に背筋も凍る「嫉妬深い夫」など、本当にあった衝撃の体験をお楽しみください。
  • プロフェッショナル経営参謀
    3.9
    先の読めない「ポスト・コロナ」の時代こそ、参謀の出番だ! BCG日本代表が贈る、次世代リーダーへのメッセージ。 未来がまったく予測できない今、経営トップも意思決定の難しさに頭を悩ませている。 そんなトップに対して、違う視点からの問題提起を行い、議論を活性化させ、 時には周囲と衝突しがらも、より質の高い意思決定へと導いていくのが、 いま求められている「経営参謀」の仕事だ。 戦略コンサルファームとして数多くの企業の意思決定を支えてきた ボストン コンサルティング グループ(BCG)の日本代表が、 経営参謀の果たすべき役割を分析し、明らかにしたのが本書である。 センスのある参謀とない参謀は、なにが違うのか。 筋が良さそうなロジックが、途中でつまずくのはなぜなのか。 なぜ、突然議論の方向性がトップのひとことで変わってしまうのか。 精鋭を集めたはずのメンバーにもかかわらず、停滞してしまう原因は何なのか。 いつまでたっても議論が積み上がらないのはなぜなのか。 そのとき、参謀は何をすべきなのか。 数々の現場で参謀たちと仕事をし、また自らも参謀的な役割を果たしてきた 著者だからこそ書けるノウハウや心得を具体的に説明。 企業からの依頼で参謀向けの研修や講義も多数行っており、 その経験も本書に盛り込まれている。 真のプロフェッショナルとして、そして未来の経営トップとして 読んでおきたい1冊である。
  • プロ野球 里崎白書
    4.3
    YouTubeの登録者数22万人! 大人気『里崎チャンネル』が一冊に! 元千葉ロッテマリーンズの名キャッチャーで現在はプロ野球解説者として人気を博している里崎智也氏は、YouTubeで『里崎チャンネル』を開設しています。 同チャンネルは現在の登録者数が22万人を超える人気コンテンツ。 内容は、今のプロ野球の現状や裏側、球界への問題提起、里崎氏自身の野球論や学生時代の思い出など、多岐に渡ります。 本書は、『里崎チャンネル』でアップされたものの中から、プロ野球ファンなら誰しも興味を持つテーマを41本収録しています。 FA、DH制、パ・リーグの圧倒的な強さの理由……など、プロ野球界の実態や裏側がすべてわかる内容になっています。 これで、野球の見方がまったく変わりますよ!
  • ペンギンの問題 令和大問題セレクション
    -
    『『あのペンギンが令和時代に再び問題提起 小学館漫画賞受賞ギャグ漫画『ペンギンの問題』が混沌とする令和の時代に再び問題提起します! 『ペンギンの問題』はゲームやホビーのタイアップ漫画が多いコロコロコミック誌の中でオリジナルギャグとして大人気となり一世を風靡しました! 第55回小学館漫画賞を受賞、ゲーム化やTVアニメ化はもちろん、劇場映画化までされ当時の小学生にとっては今でも忘れられないコロコロ作品の一つではないでしょうか! また、ホビーとして発売された「ペンギンの問題 面白大図鑑プレート」はコレクションカードとして大人気となり、当時入手困難なアイテムでした。 今回のこのセレクション版は、コロコロアニキ誌上で掲載され話題となった特別作品や少年サンデーで掲載されたレア作品も収納し、盛りだくさんな内容となります。 また、帯の企画では当時子供達にとって入手困難であこがれの的だったお宝アイテム「ペン問クレジットカード」が当たる企画もあります。当時手に入れられなかった方はこのチャンスにぜひ! あの無法者ペンギン・ベッカムにもう一度会ってください!!
  • 本当の日本語力をもってますか
    -
    1巻110円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本語ブームの根底に危うさを読み取って徳間書店から刊行した同名の本。実は毎月の内部通信の原稿をまとめたもの。 今日でもこれを出典として高校大学などの入試に出題され続けている。 日本語を質的に改変していつでも安易に低次元の外国語に翻訳していく水準にはやはり問題がある。日本語の本質にも多面的に深耕していく、褪せることのない表現教育者ならではの本格的探究と問題提起の書。

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  • ホーム・スイート・ホームズ 1巻
    完結
    -
    全2巻660円 (税込)
    お茶は緑茶じゃなくて紅茶、それも一級ブランド品。朝はご飯に味噌汁じゃなくて、パンに紅茶。そんなコダワリ派のイカしたおじいちゃんが、息子の借金で家を失い、次男夫婦の狭い庭に終の棲家を建てるまでを描いたホームドラマ。「嫁との確執」や「現実の厳しさ」など、レディコミなどでは「イラッ」とする社会の問題提起作品として良く見るテーマですが、いとうあいこは違います。「イラッ」とするどころか、ほのぼのさせられます。

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