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Posted by ブクログ 2015年10月01日
今年、パラダイムの転換を予感させる、「ポスト資本主義」という本を出した著者の、2001年の著作。同じ岩波新書から出ている。
十数年前の本作でも、成長一辺倒で突き進んできた「資本主義」が、人口動態からの需要の限界や、地球環境の限界から、成長が頭打ちしており、今後「定常化」せざるを得ないという主張がなさ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月15日
問題意識を持つ大切さを思い出させてくれた書。
このまま「成長」信仰でいいのか?より根源的な豊かさがあるのではないか?理想論でなく、時代の趨勢として、そのような問いに答えていく針路が見えた。
・介護に加えて、相続の社会化。
・障害者福祉も、事後的な保障ではなく、機会の平等のための支援策と考える。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年08月02日
「個人」が「共同体」から、次いで「自然」から離陸していく構図を社会保障(福祉)、環境の面から鮮やかに描き出したこの書の特徴は、当然並立するはずの経済/市場という概念(「私利の追求」等含む)を真っ向からとらえ、しっかりと組み込んだところにあるように思う(個人的に第4章冒頭の簡単な経済史概観は、経済関連...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
「ゼロ成長」やら「環境制約」など、一見するとネガティブな印象を受けてしまいそうな言葉にポジティブな意味を持たせてくれる本。難しそうなタイトルの割には、非常に分かりやすい(一部、非常に分かりにくい部分もあるけれど)。様々な概念の対比や、類似点などを挙げたりして、社会保障から環境問題から、「トータルな社...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年04月15日
『コミュニティを問い直す』で著者に興味を持ってこれも読もうと思い立った。
環境負荷を考えると、マテリアルな消費が持続可能な範囲で行われる必要があり、人口に着目すると、人口が一定になる必要がある。これはどちらも『定常化社会』というコンセプトに結びつく。
というのが本書のメインテーマ。『持続可能な未...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年06月21日
★本書のメッセージ
「成長」に代わり「定常」であることを新しい豊かさとよう
★読んだきっかけ
戸田氏の『働く理由』に引用されていたため。今後の社会において、どういった働き方をしたいのか考えたく、読んでみた。2001年に書かれた内容であるが、現在にも十分通ずる内容。そう思うと、今の政府の在り方・価値...続きを読む
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