作品一覧

  • 軋むアジア 揺れる米中関係と見えない新秩序

    軋むアジア 揺れる米中関係と見えない新秩序

    ビジネス・実用

    -
    1巻3,520円 (税込)
    【大国のはざまで苦悩する各国の思惑を解明】 西半球を最優先するドンロー主義を打ち出し、秩序の溶解を一気に加速させた米トランプ大統領。ドンロー主義は米中G2による勢力圏の確立につながるのか、それとも米中が覇権を争う新たなグレートゲームの始まりか。米中対立の影響を最も大きく受けるアジア各国は、対外関係も再構築を余儀なくされている。韓国の実用外交、インドの戦略的対応からタイ・カンボジア国境紛争、中国の裏庭化する小国の実態まで域内各国の対外政策を徹底解剖。 【目次】 序 章 揺れる米中関係(國分良成) 第1章 流動化する国際秩序と米中関係(藤井彰夫) 第2章 習近平政権の対米戦略(山口信治) 第3章 激化する日中対立(高橋哲史) 第4章 「実用外交」で米中バランス探る韓国(伊集院敦) 第5章 台湾企業の対外投資で進む「脱中入北」(山田周平) 第6章 ASEAN、中国の攻勢で揺らぐ共同体(遠西俊洋) 第7章 インドネシア 全方位・実利外交アクセル(地曳航也) 第8章 長期化するタイ・カンボジア国境紛争(外山文子) 第9章 不確実性の時代におけるベトナム外交(石塚二葉) 第10章 インドシナ半島の小国で進む中国の裏庭化(清水泰雅) 第11章 米中ロのパワーゲームに対応するインド(山田剛) 終 章 対中劣勢時代の日本政治(五百旗頭薫)
  • 戦場化するアジア政治 民主主義と権威主義のせめぎ合い

    戦場化するアジア政治 民主主義と権威主義のせめぎ合い

    ビジネス・実用

    -
    1巻3,520円 (税込)
    【民主主義の後退、権威主義統治モデルの変容、中国モデルの普遍性】 社会の分断やポピュリズムの台頭、偽情報の氾濫などで有効性が疑問視される民主主義。世論操作などによってますます巧妙になっている権威主義体制の統治――。本書はインド太平洋地域における政治経済体制の現状と課題を、民主主義と権威主義のせめぎ合いとして位置づけて分析。アジアにおける民主主義の後退、権威主義の統治モデルの変容、中国モデルの普遍性を論じ、中国の香港統治スタイルを学ぶタイ、民主主義の劣化と政治の安定が共存するインドネシア、民主主義国家としての存在感を保つフィリピンなど、各国での権威主義と民主主義のせめぎ合いの現状を解明する。 【目次】 序 章 インド太平洋地域の比較体制(國分良成) 第1章 アジアにおける民主主義の後退(粕谷祐子) 第2章 変貌する権威主義の統治モデル(東島雅昌) 第3章 中国の自己認識(山口信治) 第4章 インド太平洋で広がる中国発デジタル技術(山田周平) 第5章 韓国政治の分極化と北朝鮮の体制再構築(伊集院敦) 第6章 プラボウォ政権下のインドネシア(本名純) 第7章 タイの権威主義化と中国の影響(外山文子) 第8章 独裁を経た民主主義、試されるフィリピン(遠西俊洋) 第9章 ベトナムの「多元的」一党独裁制の行方(石塚二葉) 第10章 インド・モディ政権の「ヒンズー政治」(山田剛) 第11章 日本モデルはあるか 明治以来の4つの政治体制(五百旗頭薫)
  • 中国ファクター アジア・ドミノの政治経済分析

    中国ファクター アジア・ドミノの政治経済分析

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻3,300円 (税込)
    【影響を受ける側からの問題提起】  台頭した中国はどのように影響力(パワー)を行使しているのか、インド太平洋の国や地域はどのように認識し、対応しているのか――。現地調査の結果なども踏まえて、影響力拡大をめぐる地域内の葛藤を分析。  インド太平洋地域に対する中国の政治的影響力は、冷戦期においては限定的であった。しかし改革開放以後、経済的影響力が急速に拡大し周辺諸国に深く浸透したが、問題はそれが政治的影響力に転嫁するかである。その解明には受け手側の地域研究が必須である。  本書は、受け手側であるインド太平洋の地域と国家が、中国からの影響を具体的にどのように受容し、思考し、対応しているのかを分析することで、中国の影響力(パワー)の実像に迫る。
  • 防衛大学校 知られざる学び舎の実像

    防衛大学校 知られざる学び舎の実像

    小説・文芸

    3.8
    1巻2,200円 (税込)
    8人1部屋の全寮制。朝6時にラッパで起床。髪型、恋愛、外出の規則。朝から夜までみっちりと詰まった「日課時限」と、陸海空1005時間の実践訓練……。世間一般には、大学といえばモラトリアムともいわれる緩んだ期間だが、国防のために寸暇を惜しんで学び続ける若者たちがいる。厳しい日々にもかかわらず、多くの卒業生は「生まれ変わっても防大に入りたい」と口をそろえる。 他者のために生きるプライドを秘めた人材を育成する学び舎の実像、そのすべてを前防衛大学校長が語りつくした。

ユーザーレビュー

  • 中国ファクター アジア・ドミノの政治経済分析

    Posted by ブクログ

    非常に勉強になった。ASEANと中国の関係性についてここまで強固でかつ複雑であることは知らなかった。これまで日本が主に経済力でASEANを結びつきつけていたが、その関係が全く心許無いことを改めて感じた。
    最後の日中での条約改正にまつわる外交文化の話も、日中の様々な関係を示唆するのもので興味深く感じた。

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    2025年01月25日
  • 防衛大学校 知られざる学び舎の実像

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     2019年日経の世論調査:日本で最も信頼できるのは、自衛隊(60%)、裁判所(47)、警察(43)。信頼できないのは、国会議員(56)、マスコミ(42)。同年読売新聞では、信頼できるのは、自衛隊(78)、裁判所・病院(67)。三浦朱門氏の防衛大学校卒業式祝辞:戦い好まば国亡び、戦い忘れなば国危うし。多くの防衛大学校卒業生は、生まれ変わっても防大に入りたい、と口をそろえる。他者のために生きるプライドを秘めた人材を育成する学び舎を校長として奉職した国分良成が語りつくした書「防衛大学校」、2022.8発行。

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    2022年10月03日
  • 防衛大学校 知られざる学び舎の実像

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     氏の防衛大学学長就任当時(2012年4月)は、中国による尖閣海域への侵犯行為がケタ違いに活発化したころと前後しており、日本の安全保障が大いに脅かされていた。故に、中国とのパイプを有し、中国問題の専門家である著者が任命されたのだろうと勝手に憶測していた。

     が、そうした内容は一切語られてはいない。
     むしろ、慶應大学法学部学長だったことから、防衛大学校の創設に当時かかわった小泉信三慶応大学学長および、初代学長槇智雄という福沢門下生の流れのほうが色濃かったのかと本書を読んで思った。もちろん、慶應閥でありながら、中国現代政治の専門家である著者は、その時期およびその後の東アジア情勢を鑑みベストの選択だったのだろうかと拝察する。
     また、2011年の東日本大震災や、その後の異常気候による自然災害頻発のご時世に、各地で活躍する自衛隊の復興支援が国民に広く支持される傾向にあったころに、この防衛大学長の役を引き当てた著者の強運も思わざるを得ない。

     と、まぁ大学時代の恩師の著作なだけに、防衛大学校そのものを語る内容よりも、その内実に触れる著者の立場、その思いや行動に興味がいってしまってしょうがなかったが、非常に面白く読めた。

     給料が支給されながら学べるとか、全寮制で卒業するまで外出はほとんど出来ない等の話しは、自分の学生時代もそのも後もよく聞いた話ではあるが、それだけではない、学生生活や防大の実態がより実感の伴うかたちで紹介されていた。また、卒業後の彼らの職場となる自衛隊についても、改めて、そうなのか?なるほど!と思わされる記述も多かった。

    「防大はもともと理工系しか存在せず、文系が導入されたのは1974年(昭和49年)である。現在でも学生の8割弱が理系」

    「陸軍士官学校は3度の戦争を行ったが、戦後の自衛隊は一貫して平和を守り続けた。これは誇りであり、防大は陸軍士官学校を超えたと思う」(同じ61年間の歴史の中で、という話)

    「彼らは街に出る前に、あるいは新幹線や航空機に乗る前に必ず私服に着替えており、そのための時間と場所を確保するのが副官たちの重要な仕事の一つ」

    「まだに自衛官は医療関係者、役所職員、警察官、消防士などのように「エッセンシャルワーカー」として認定されておらず、コロナ対応の仕事の現場でも自衛官のワクチン接種は後回し」

    「2023年度(令和5年度)には、480名中女子の募集予定が70名から一挙に100名になる予定で、21%にはね上がる」

     などなど。閉ざされた学び舎の中での話ではあるが、一般の大学より、よほど時代の波、世相に晒されているような気もする。

     比較的、明るく前向きな話に終始しており(著者の為人がそうなので)、いわゆるイジメや上級生と下級生の関係性などには深くは立ちいっては行かない。そこはあくまで学長としての立場、高所大所から見た防衛大学の姿ということで、スマートに描かれている印象は受けた(そこが物足りない、実態は伏せられていると指摘する向きもあろうかとは思う)。

     防衛大学入門書としては、極めてよく書けており、非常に読みやすく、あらゆることがストンと腹落ちする見事な一冊だった。

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    2022年11月02日
  • 防衛大学校 知られざる学び舎の実像

    Posted by ブクログ

    防衛大というと、自衛隊幹部になる人が行くところかな、と、ぼんやりとしたイメージしかない。
    新聞書評で見かけ、そういえば防衛大ってどんなところなんだろうか、という興味で手に取ってみた。

    著者は第9代防衛大学校長を務めた人物。自身は慶応出身で、防衛大のたたき上げではない。
    防衛大の特殊性や三大行事、教育・訓練、日常生活、成立と歴史、大学校長の仕事などについて述べられる。

    まず驚くのが、防衛大学校が各種学校であって大学ではないこと。だからトップも学長ではなく、学校長なのだ。
    大学と名乗るには文科省の所管である必要があるが、防衛大は防衛省所管であるため、大学とは認定されない。1991年までは4年間教育を受けても学位は与えられなかった。現在では学位授与機構が出来たため、ここを通じて学位は授与されるようになった。大学院にあたる研究科を修了すれば修士号や博士号も得られる。

    防衛大は大学としての側面と士官学校としての側面がある。
    1952年に保安大学校が設置され、54年に防衛大学校となったのが、防衛大の始まりである。ちなみに防衛医大は防衛大の医学部ではなく、別組織であり、所在地も異なる。
    大学校というが、扱いは公務員であり、給与も出る。したがって入学試験に相当するものは、採用試験と呼ばれる。
    世界各国の士官学校は陸・海・空それぞれに分かれた形になっているところが多いが、日本の場合は1つに統合されている。
    防衛省の人事教育局の管理下にあるため、自衛隊との直接の結びつきは弱い。
    歴代学校長はすべて文官であるが、これは戦前の軍国主義への反省から来ているものだろう。が、世界的には士官学校の校長が軍人でないというのはかなり珍しい。
    世界各国から来る留学生がかなり多いのも日本の防衛大の特色である。
    学生は寮生活を送る。規律が求められるため、上下関係はかなり厳しく、門限や外出規制等規則も厳しい。だがそうでありながら(いや、そうであるから、かもしれないが)、学生同士の結びつきは強く、生まれ変わってもまた防大で学びたいと思う者も多いらしい。

    防衛大の学校長の毎日はかなり忙しいようで、全国各地で行われる防大生の訓練を視察したり、潜水艦や護衛艦に乗ったり、世界の士官学校を訪れ、親交を結んだり、盛りだくさんな日々である。外部との折衝が仕事の大きな部分を占めている印象を受けた。

    欲を言えば、学生の日常生活や実際の授業内容(特に防衛学)がもう少し知りたかったようにも思うが、著者自身は防衛大の出身者でもなく、また機密にあたる事項も多いのだろうから、これはないものねだりかもしれない。
    全体に、なかなか興味深く読んだ。

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    2023年10月02日
  • 防衛大学校 知られざる学び舎の実像

    Posted by ブクログ

    防大関係の本は何冊か読んだことはあるが、これは、元学校長自らが記したもの。
    学生が、学生の目線から、学生生活を描いたものとはちょっと違う感じだった。
    まさに、世界最高の士官学校を目指す防大とは何か、設立に関与した人物たちの強い思いや先見、思いなどが今に至る。
    意外に、慶應義塾との関わりが強いことにも驚いた。

    若干、親父的なウザさはある記述だが、背筋は伸びる。

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    2023年02月14日

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