作品一覧
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-全3巻110円 (税込)二人の子供も独立し、清乃さんはだんなさんと二人ぐらし。きれいずきの清乃さんは毎日おそうじ家中ぴかぴか。大きな仕事といったらば酔っぱらいのかいほうぐらい。そんな酔っぱらい――だんなさんがある日連れてきた黒い子猫。のりをうまそうに食べるので「のりすけ」と名づけられ、そして清乃さんの受難がはじまった――。(「其の一 黒猫のりすけ」より)老若男女、洋の東西問わず、いろんな人々と猫のいる風景。朴訥なタッチで描かれる掌編の数々に、猫好きならずとも思わずほんわかしてしまうこと必至。さまざまな猫の街角物語――。
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-全3巻110円 (税込)「むかしむかし……」誰もが幼少の頃に、親にせがんでは話してもらった記憶がある昔話。なんでもない山村、おじいさんにおばあさん。狐に鬼に動物たち。野山に咲く花々、そしてうつろいゆく季節。子守と憧れ、囲炉裏端。その通例にのっとって現代の語り部・いとうあいこが紡ぐ、素朴でどこか懐かしく、時にちょっぴり切ない民話物語集。
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-全2巻660円 (税込)お茶は緑茶じゃなくて紅茶、それも一級ブランド品。朝はご飯に味噌汁じゃなくて、パンに紅茶。そんなコダワリ派のイカしたおじいちゃんが、息子の借金で家を失い、次男夫婦の狭い庭に終の棲家を建てるまでを描いたホームドラマ。「嫁との確執」や「現実の厳しさ」など、レディコミなどでは「イラッ」とする社会の問題提起作品として良く見るテーマですが、いとうあいこは違います。「イラッ」とするどころか、ほのぼのさせられます。
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-全2巻660円 (税込)学級委員長の倉橋のぞみは一人きりで悩んでいた。見知らぬ男に乱暴され、妊娠してしまったかも知れないのだ。誰にも知られたくない…。誰にも相談できない…。妊娠さえしなければ誰にもバレる事は無い…。犯人が許せない!そんな強烈な負の感情の昂ぶりに呼応するかのように、子を宿したのぞみは恐るべき超常の力を発揮するようになり…。表題のサイキック・サスペンス他、いとうあいこの短編作品集。
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-全1巻660円 (税込)飛田家の茉莉彦くんは男ばかりの7人兄弟の末っ子16歳。幼児の肌触りが大好き。飛田家はそれなりに裕福で、こんなに立派な男が揃っているのに、兄弟は誰一人として結婚していない。友人との遊びに夢中なお年頃の茉莉彦くんにとっても、結婚なんて現実感のないものだった。だけども母にお見合い写真を見せられ、相手のあまりの美人さに思わず「お見合いする」と口走ってしまい…。表題作他、短編一本も同時収録。
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-全1巻660円 (税込)何も変わってない、母さんと歩いた道。母さんと眺めた景色は変わりなくそこにあるのに、何故だろう、母さんがいない――。 24歳長男・森生。結婚3年目の妻との関係は冷え始め、妻は妊娠療養を理由に実家に戻った。そんな矢先の母の死。森生の脳裏に去来する、優しかった母との記憶。そして初めて知る事になる、早死した父と母の若かりし日々の思い出…。 知らざれる母の生涯を描いた、涙腺崩壊必至の表題作他、いとうあいこ本領発揮の3本を収録。