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2020年5月20日、新型コロナウイルスの感染拡大によって、全国高校野球選手権の
戦後初となる中止が決まりました。野球部の選手たちはもとより、全高校野球関係者が夏の甲子園中止という事態に、大きな目標が突然消えた喪失感と例えようのない絶望感を味わいました。また一方で今回の事態は、高校野球のみならず、部活動全般の意義を問い直す一つの契機にもなりました。
私は現在、慶應義塾幼稚舎の教員として小学6年生の担任をしながら、慶應義塾高校の野球部監督を務めています。また、もともと会社員の経験もあり高校生以外と接する時間も多いことから、高校野球の意義を常に自問自答してきました。そして、高校野球自体に、教室の中だけでは決して手に入らない、次の3つの価値があると考えています。
(1) 困難を乗り越えた先の成長を経験する価値
(2) 自分自身で考えることの楽しさを知る価値
(3) スポーツマンシップを身に付ける価値
慶應義塾高校野球部では文武両道を実現するため、甲子園常連校にありがちな深夜まで及ぶ長時間の練習などは課しません。そんな中でも、一昨年、激戦区神奈川県の代表として、春夏連続で甲子園に出場しました。
これらの価値観を伝えていくために、単なる勝利至上主義を脱した上で、グラウンドで
の結果を出していくことも私の使命だと感じています。
本書では、現在の高校野球におけるさまざまな課題を挙げ、問題提起や、その解決のための私なりの方法を記していますが、すべてのチームがそうでなければならないとは、まったく思っていません。……【「はじめに」より抜粋】
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Posted by ブクログ
息子が12年間野球をしてきて、私も野球のあり方についていろいろ考えてきました。
森林さんのおっしゃるように、私も野球を通して考える力をつけ成長できることが何よりも野球をすることの価値だと思います。
どんなスポーツでも、どんな社会においても、こうであるべきという固定観念に縛られず、自分で正しいと思うことを実践して変えていこうとするのは大変なことだと思います。
まして「甲子園」など国民的に「らしさ」を求められている野球においてはいろいろ反発もあることでしょう。
息子も野球を通して、よく考え、試行錯誤をして壁を乗り越えることを学ぶことができてよかったとなと思います。
Posted by ブクログ
考え方リスペクト。
大人の「こうやっときゃ良い」黙れ。誰がするか。と思って生きてきたから(草)子どもたちには自分で感じて思って、考えて、行動して。って思って、言うて育ててて。パパやママが「えぇえええ!」て仮にこの先反対ちっくなこと言うても絶対自分を貫いて!って言うてるけど、ほんまこんな監督に、指導者に出会って欲しい。
答えって一つじゃないから、毎回自分で悩んで、選んで、やって、違ったらまた違うやつやってってどんどん失敗と経験と成長してって欲しい。
自分で選ばせるけど、育児放棄にはならんようにある程度気づかせつつ、って感じの指導法もほんまリスペクト。
社会で活躍できる人の共通点が、自分を客観視できる事。て言うてはって、私がめっちゃ欠けてるところやーーーって反省もした。今年のモットー「自分を客観視する癖をつけて、自分の強み見つけて、そこ伸ばす努力をする」にする!ママも頑張って成長する!我が子たちも毎日楽しく!ふぁいと!!
Posted by ブクログ
2023年の甲子園(夏)に優勝。
夏の甲子園は一夏の一戦にかける思いが伝わり感動をもらえるので毎年楽しみに拝見していますが、甲子園に出場する選手達は小さい頃からプロさながらの野球漬けのイメージ。
慶應義塾とはいえさすがに甲子園出場、ましてや優勝するほどの結果を残すためにあらゆる犠牲を払って野球にかけなければ勝てないのでは?他の名門校の違う何かあるの?そんな事が気になり本書を手にしてみました。
●心理的安全性
→押しつけではなく選手の考えを尊重
●野球への危機感
→少子化、野球を子供にさせることの負担、野球以外のスポーツの台頭、子供たちは野球を楽しんでいるか?
●高校野球の再定義
→高校の部活動で野球をすることの意義
高校野球の経験を通して、考えること、成長すること、スポーツマンシップを身につけること
高い目標をもちながら理想を追求する。
甲子園常連校にさと比較して圧倒的に練習時間がない中で、どう質をあげて練習ができるか?1つ1つに高い目的意識をもって練習メニューをくみ、一人ひとりに合わせて野球に向き合う部分に感銘を受けました。
野球以外も通じるマネジメントのあり方。
この手法や考えが正確ではないとは著者も述べられていましたがとても学ぶべきことが多い内容でした。
Posted by ブクログ
本書は、甲子園を制覇した慶應義塾高校の監督である筆者による指導方法の解説本でありながら、高校野球の意味合い、はてはスポーツすることの意味にまで言及する、論文である。名著。
「考えながら野球する」ことの実例をいくつも掲載しており、著者の意図したことがとてもイメージしやすい。
古い因習とその問題点を逐一紹介しており、知らずに自分の中で当たり前のように捉えてたことが実は必ずしも正しいとは限らないということをごく自然に気づかせてくれる。そして、著者はあくまで「正解」とも「間違い」とも断じない。それを考えること自体がワタシ達にとって最も有意義なことだからだ。
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ビジネス・実用
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