国内ホラー作品一覧

  • 黒魔術白魔術
    4.0
    大災害や大事件がひんぱんに発生する世紀末のいま、世界は明らかに大変動をきたしているといえよう。その暗黒世界に対応するには、世界史上“裏の学問”として迫害され続けてきたオカルトの世界を、正しく理解する必要がある。黒魔術、悪魔礼拝、錬金術や呪い、秘密結社など、危険な知識の数々を、秘密のベールをはがし、いまここにご紹介しよう。
  • 美しき殺人法100
    3.2
    遥かなる昔から、人は人を殺すために、様々な手法を編み出してきた。バラの花びらや接吻を使った奇想天外の殺人法から、残虐きわまりない逆さはりつけや塗りこめまで、そのアイディアと多様さには、目を見張るばかりである。この本は、古今東西の殺人史を彩った殺人法の数々をサンプルした、怖るべき百選である。
  • 墓地を見おろす家
    3.5
    新築・格安、都心に位置するという抜群の条件の瀟洒なマンションに移り住んだ哲平一家。 問題は何一つないはずだった。ただ一つ、そこが広大な墓地に囲まれていたことを除けば……。 やがて、次々と不吉な出来事に襲われ始めた一家がついにむかえた、最悪の事態とは……!? 衝撃と戦慄の名作モダン・ホラー。
  • 時計
    3.0
    中伊豆の森で、眼球を反転させた奇怪な三人の死体が見つかった。しかも、彼らの腕時計は、みなデタラメな時刻を示して動き続けていた。半月後、同じ地域の貸別荘を訪れた男女が突然、すべての時計が狂い出す現象に遭遇! 同時に室内に異様な気配を察知し、身の危険を感じて逃げようとするが、ひとりの身体に想像を絶する変化が発生! 人間の常識を覆す怪奇現象の連続に、電磁波研究者清水教授は助手の神保真美と共に現場へ乗り込むが、そこで遭遇したのは死霊の大群だった!
  • スイート・リトル・ベイビー
    3.7
    ボランティアで児童虐待の電話相談をしている秋生。彼女自身、かつて育児ノイローゼになりかけていたところを保健婦に救われたという過去があった。人はなぜ、幼い子供を虐待しなくてはならないのか――そんな疑問を抱く秋生のもとにかかってきた一本の電話。それをきっかけに、彼女は恐ろしい出来事へと巻き込まれていく――。第6回日本ホラー大賞長編賞受賞作。
  • 人面町四丁目
    3.7
    大災害に被災し、行き場を失った男が遺体安置所で出会った不思議な女――。いっしょに来る? その言葉に導かれ、女の故郷人面町で、いつしかともに暮らし始めた男が出会うこの世のものとは思えぬ異形のものたち。そして、曖昧な記憶の糸をたぐりよせ、男がたどりついた、哀しくも酷いあの日の事実とは!? 日常のすぐそばで、ひたひたと迫る恐怖を描く逸品。
  • 自選恐怖小説集 心の旅路
    4.0
    夢遊病? 記憶喪失? 奇妙な記憶に思い悩む私だが、原因として思い当たるのは以前食べたあの……!? 心の奥底からひたひたと怖さがつのってくる表題作ほか、軽妙洒脱な筆致で知られる著者が、全作品の中から選りすぐった珠玉のホラー短編13編。
  • 玩具修理者
    3.5
    玩具修理者は何でも直してくれる。独楽でも、凧でも、ラジコンカーでも……死んだ猫だって。壊れたものを一旦すべてバラバラにして、一瞬の掛け声とともに。ある日、私は弟を過って死なせてしまう。親に知られぬうちにどうにかしなければ。私は弟を玩具修理者の所へ持って行く……。現実なのか妄想なのか。生きているのか死んでいるのか――その狭間に奇妙な世界を紡ぎ上げ、全選考委員の圧倒的支持を得た第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作品。
  • 魔少年
    4.5
    何一つ不自由のない家庭に育った子供が起こした「いたずら」。そこには恐ろしい意味が隠されていた――。ホラー短編の最高傑作『魔少年』をはじめ、“顔のない男”に日夜悩まされる『空白の凶相』。女の執念の憎悪を描く『雪の絶唱』。共犯であるはずの男から脅迫される『死を運ぶ天敵』など、人間の心の暗部を映す、現実的ホラー短編集。〈七つの恐怖〉
  • ハグルマ
    3.0
    男がテストプレイを頼まれたゲーム。それは、とてつもなく生々しくリアルなものだった。ゲーム世界に、のめり込んでいくに従い、現実との境目がどんどん曖昧になっていく男。彼の中で、何かが徐々に狂い始めていた。時を同じくして、男の妻が怪しげな会合に参加するようになる。ゲーム、謎の団体……全てに関わる『ハグルマ』とは!?『ドグラ・マグラ』的狂気の宴がここに!!
  • 招待客
    3.6
    高谷美由紀は、結婚を間近に控えた27歳。彼女には幼い頃、増水した川で溺れかかっていたところを通りすがりの男子高校生に助けられたという過去があった。その話を知った友人たちは、その「命の恩人」を結婚披露パーティに招待するよう美由紀にすすめる。当時の新聞記事を頼りに、恩人・井口貴明の住所を探し出し、招待状を送った美由紀だったが……。かつての「恩人」はひそかに豹変していた――。傑作サスペンス・ホラー。
  • 怪奇博物館
    4.0
    大学教授、35歳の令子と、その助手を務める27歳の哲平は恋人同士。8歳も年下となると、令子には、哲平は可愛くてしょうがないという存在、一方、彼はそれがちょっと不満――とはいっても、実生活でも、哲平は彼女の助手(?)をするはめに……。ある日、発生した狼男の仕業といわれる殺人事件。でもそんなものが信じられない名コンビ、さっそく事件に首を突っ込んだ! 研究をやめて、けんかもやめて、二人が一致協力して取り組む名探偵の数々、ホラーな味つけの傑作集。
  • 愛読者
    3.3
    駆け出しのミステリー作家・仁科美里のもとに、読者からのファンレターが二通届けられた。片方の差出人は、中学を卒業してから音信不通だった友人・柚子。そしてもう一通は「愛読者」と名乗る謎の男からの不気味な手紙……。この二通の手紙をきっかけに、美里の生活は大きく変わっていく。美里に近づいてきた柚子の真意は、そして「愛読者」の正体は? 驚愕のラストへ向けて読者を誘う、傑作サスペンス・ホラー!
  • 訪問者
    4.0
    夫の出張で、七か月の息子と二人きりの周子の家に、強盗殺人犯の男が侵入、立てこもった。隙をみて外部と連絡をとろうとする周子。それらの行為に苛立ちをつのらせていく「訪問者」。さらに、夫の浮気をほのめかす突然の電話が周子の神経を揺さぶる……。〈家〉という密室の中で、追いつめられた女に芽生えてゆく感情とは? 女性心理を描く名手が送る、傑作サイコ・サスペンス。
  • 踊る少女
    3.4
    ◎妻は化け物かもしれない。おれは怖い、怖くて家ではもう眠れない! 中年男が真夜中に目撃した妻の恐るべき姿!―『躍る少女』 ◎モナリザなんて大嫌い! どうしてあの絵を見せようとするの! レオナルド・ダ・ヴィンチの名画に脅える女が隠す、驚くべき肉体の秘密―『モナリザの微笑』 ◎引っ越しても引っ越しても、また自分の隣にやってくる不気味な住民―『隣の江畑氏』など、吉村達也が描く恐怖世界を満喫できる究極のホラー短編7作収録。
  • 水の時計
    -
    医学的に脳死と診断されながら、月明かりの夜に限り、特殊な装置を使って言葉を話すことのできる少女・葉月。生きることも死ぬこともできない、残酷すぎる運命に囚われた彼女が望んだのは、自らの臓器を、移植を必要としている人々に分け与えることだった――。透明感あふれる筆致で生と死の狭間を描いた、ファンタジックな寓話ミステリ。第22回横溝正史ミステリ大賞受賞作。
  • トンネル
    3.8
    瞳を閉じてはいけない。女子高生がマッチ棒を目にはめ、瞳をこじ開けたまま自殺。新幹線では会社員が吠え、ジェットコースターから男が飛び出し、高速のトンネルでは大惨事が発生! 日本中で奇妙な事件が巻き起こる中、渋谷の映画館で374人が突然姿を消した。政府から依頼を受けた特命調査チームが見いだしたのは、科学の常識を根底からくつがえす特異な現象!『ボイス』の吉村達也が描く恐怖の無限トンネルから、あなたは無事に抜け出せるか?
  • 屍の王
    3.0
    娘を惨殺され、失意の底に沈むエッセイスト草薙のもとに、かつての担当編集者から連絡が入る。小説を書かないか――。娘の供養にと書き始めた小説『屍の王』。しかし、かつて同名の作品が存在し、その著者が娘と妻を殺害し自殺していた事が明らかになる。自らの過去を探す道程で明かされる恐怖とは……。幻想ホラー最高峰、著者渾身の一作!
  • 女友達
    3.5
    29歳独身、一人暮らしで特定の恋人は無し。満たされぬ毎日を送っていた千鶴は、ふとしたきっかけから隣人・亮子と知り合った。同い年だが自分よりも容姿も収入も劣っている亮子との友情に、屈折した安らぎを見出す千鶴。ファッションや持ち物の比較、相手の幸せへの嫉妬、虚栄心を満たすための小さな嘘――女友達の間にはありがちな些細な出来事が積み重なった時、ふたりの間に生まれた惨劇とは? 女性心理の奥底を緻密に描く、長編サスペンス・ホラー。
  • 双頭の蛇
    3.3
    編集者、喜屋武蛍子の元恋人で調査員の伊達が、信州・日の本村へ調査に出かけたまま行方不明になった。伊達の妻によれば、彼はこの村の寺に二泊した後、村長の車で長野駅まで送ってもらったという。蛍子は村を訪ねるが、伊達が所持していたライターが沼の近くに落ちていたということ以外、手がかりは見つからなかった。蛍子の奔走をよそに、日の本村では七年に一度の大祭に向けて準備が進んでいた。
  • 翼ある蛇
    3.8
    英文学翻訳家、沢地逸子のホームページに「生理ガハジマリマシタ。ヨッテ、明日、母ナル神ニ生キ贄ヲ捧ゲル儀式ヲ行イマス。コンドハ人間デス」というメッセージが書き込まれた。翌日、都内で発見された大学生の猟奇他殺死体。沢地の担当編集者、喜屋武蛍子は、同居している姪の火呂が自分に黙ってこのホームページにアクセスしていたことを知り、疑念を抱く。火呂には胸に蛇の鱗に似た痣があり、かつてそれを見た神女が海蛇の生まれ変わりだと告げた記憶が蘇ってくる。長編ホラー。
  • 蛇神
    3.6
    新橋の老舗蕎麦屋の若女将、倉橋日登美が直面した信じられない現実――。父と夫と長男が、住み込みの少年に惨殺されたのだ。幼い娘の春菜とふたりとり残され、茫然自失の彼女のもとへ従兄と称する神社の禰宜が現れ、信州の日の本神社へ里帰りするように勧める。従兄によると、26年前、実母は生まれたばかりの日登美を連れて、ある日、忽然と村から姿を消したのだというが……。長編ホラー。
  • ついてくる
    3.4
    古都・京都にまつわる怨念の研究に没頭した民俗学者市ノ瀬恵造は、築五十年の日本家屋で悲惨な病死体として見つかった。三年後、その娘・晴美と夫の和也が休暇でこの家を訪れると、ふたりはまったく同じ悪夢に苦しめられる。その中に登場するふたごの怨霊は、十三の夢を見終わるまで、この家から逃げられないと告げた。呪いの原点が父の研究にあると知った晴美と和也は脱出に向け、壮絶な戦いをはじめた!
  • 婚約者
    3.3
    雪子の憧れの人は、8歳年上で大学生の従兄・賢一。大人になったら賢一と結婚したいと真剣に願っていた雪子だが、賢一は彼女の気持ちに気づかず、同い年の女性・由貴と親しくなっていく。このままでは由貴に賢一を奪われてしまう……そう思ったとき、雪子の心の中に生まれたものは? 少女の無邪気な残酷さと、大人の女のしたたかさを描く、傑作ホラー・サスペンス。
  • 暗黒祭
    3.8
    少年少女の行方不明事件を特集したテレビ番組を見ていた編集者の喜屋武蛍子は思わず叫んだ。番組で取り上げられた幼女の面影に見覚えがあったからだ。消息を絶った元恋人の伊達を探しに訪れた信州・日の本村の神社で偶然見かけた巫女姿の女の子にそっくりだった。まだ二週間前のことだ。幼女は、あの村で来月行われる七年に一度の大祭の神事のために攫われたのか? 錯綜する謎の糸が解きほどかれる時、驚愕の真実が浮かび上がる。「蛇神」シリーズ、堂々の完結。
  • 火の獣
    3.0
    「助けて! 今、羆に襲われて…」平凡な会社員・倉沢のもとに突然、元妻・祥子からの電話。警察に連絡しても信じてもらえず、倉沢は単身北海道に向かうが──。最凶・最悪の羆から、彼は愛する人を守れるか!?
  • 百舌鳥魔先生のアトリエ
    2.0
    妻が習い始めた百舌鳥魔先生の芸術。とにかく前例がなく、言葉では説明できないというそれは、生き物を材料とした異様なものだった。妻が傾倒する異形の“芸術”はさらに過激になってゆき……。表題作ほか、初期の傑作と名高い「兆」も収録。生と死の境界を鮮烈に描き出す極彩色の恐怖7編!
  • もののけ物語
    5.0
    招き猫、古い人形たち、銅鏡。見初め魅入られ、なぜか頼られ……。気づけば妖しいモノにかこまれる加門七海のにぎやかな日常。驚異と笑いに満ちたエッセイ集。
  • 女たちの怪談百物語
    4.0
    古い旅館、月明かりさえ届かぬ地下室。女性作家10人が集った。風が通るはずのない密室で、ろうそくの火が揺れる。誰もいない廊下から、誰かが覗く気配がする。心底恐ろしい百物語会99話を完全再現。
  • 怪談 牡丹灯籠
    -
    1巻759円 (税込)
    『四谷怪談』や『皿屋敷』と並び、日本三大怪談と称せられる『牡丹燈籠』。 亡霊と人間との恋愛を描いた名作。 目次 序 序 序詞 怪談牡丹灯籠 一 二 三 四 五 六 七 八 九 十 十一 十二 十三 十四 十五 十六 十七 十八 十九 二十 二十一 二十一の下
  • 夏に絶対読む! 怪談
    -
    1巻891円 (税込)
    「耳無芳一の話」をはじめ、「雪女」など小泉八雲の 『怪談』17編を収録。 目次 はしがき 耳無芳一の話 をしどり お貞のはなし 乳母桜 貉 ろくろ首 葬られたる秘密 雪女 青柳のはなし 十六日櫻 安藝之助の夢 力ばか ひまわり 蓬莱
  • カルト
    1.0
    未放送になった一本の番組収録テープには、狂気と怪奇に満ちた映像が。あなたの周りにも実在する恐怖の記録――。 【あらすじ】 除霊番組のレポーターを務めることになった人気タレントの弥生、すみれ、香澄の三人。軽い気持ちで訪問したその家には、人智を遥かに超える霊が巣食っていた。次々に殺される霊能者たち。そこへ、最強の霊能者と謳われるNEOが登場し、想像を絶する除霊が始まる。この家、そしてそこに住む母娘の身に何が起こったのか。呪いの正体とは何か。そして、NEOは、最強の心霊を倒せるのか。謎が謎を呼ぶ心霊サイキックホラー開幕! !
  • 霧塚タワー
    3.0
    1巻534円 (税込)
    このマンションは呪われている……霧に包まれた郊外のタワーマンション。そこで相次ぐ変死。 これは、かつての廃病院の呪いなのか!? 衝撃の都市伝説ホラー! 【あらすじ】 女子中学生、瑞菜が引っ越してきた郊外のタワーマンション。格安の物件は一見理想的に思えたが、かつてその場所にはいわくつきの心霊スポットで知られた廃病院があったという。やがてマンションで続発する、おぞましい変死や怪死事件。死の連鎖は、瑞菜とその家族を巻き込んでいく。このマンションには何かがいる……。原因は本当に〈廃病院の呪い〉なのか?だとしたら、いったいそこで何が起きていたのか!?瑞菜がたどり着いた驚愕の真相とは! ?
  • 18禁日記
    3.8
    累計14万部「!」シリーズの天才作家が書き下す新感覚ホラー! 【あらすじ】 あと一年で失明する女。就職活動を開始した男子大学生。蚊に刺されやすい男。初体験を空想する女子高生。ブスだと気にするOL。夏休みの宿題を始める少年など……彼らは一様に「日記」をつけ始める。誰もが「フツウ」のフリをしながら、他人には言えない秘密を抱えている。やがて妄想が彼らを支配し、穏やかだった日常を破壊していく。
  • 脱獄学園島 ハイスクール・プリズナー
    -
    1巻561円 (税込)
    孤島の要塞に強制連行された高校生たち。彼らは難攻不落の監獄学園を攻略し、暴力と殺戮の日々から脱出できるのか? 【あらすじ】 都内の公立高校に通う達也には、亡き妹との約束があった。ささやかな将来の夢を抱く彼の前に、突如軍人たちが現れる。同年代の男女と共に強制連行された先は、絶海の孤島に建つ、不気味な要塞。「これより2060年度入学式を行う」。そこは問題のある学生たちの更生を目的として作られた学園だった。指導の名の下、暴力と殺戮が蔓延する毎日。いわれなき理由で投獄された達也は、難攻不落の監獄学園を攻略し、脱出できるのか? 書き下ろし脱獄サバイバル・ホラー!
  • サワリの森
    -
    怪談蒐集家が渾身で書き下ろす、事実を元にした恐怖物語 【あらすじ】 古きものを乱暴に駆逐しながら、新しい住民の生活に必要な全てが計画的に建設された町、西城……。新しい住民と、古きもののひずみは、やがて大きなうねりとなっていく。連続する惨劇の始まりは、一軒の骨とう品屋に持ち込まれた鬼の釣り針からだった……。呪われた怪談蒐集家、西浦和也が目から血を出し、視力を削りなら書き記した戦慄のホラー小説。あなたの身の毛、何回、よだつことかな。
  • 母の発達
    4.3
    殺しても母は死ななかった。「あ」のお母さんから「ん」のお母さんまで、分裂しながら増殖した-空前絶後の言語的実験を駆使して母性の呪縛を、世界を解体する史上無敵の爆笑おかあさんホラー。純文学に未踏の領野を拓いた傑作。
  • 【学校裏サイト】Hの消し方教えるスレ
    3.0
    中学3年生の葵は、“母親がアルコール依存症”“母子家庭”を理由に仲の良かった友達からイジメを受けるように。母親への憎悪が爆発した葵は、いつも見ている秘密のサイト【学校裏サイト】にアクセス。【母親を消したいですか?】というスレッドで、“本気で消したい人には完全なやり方を教えます”と書き込んだハンドルネーム“S”と出会う。この日から葵は謎の人物Sとやりとりを交わすようになって――。
  • アンデッド 拷問教室
    -
    3年生に進級した神山美咲は代理教員のニッシーこと西黒正に連れられ合宿へと出かけた。それが、文芸部最大の危機になるとも知らず……史上最恐の拷問の先に見えたものは? 感動の青春ホラー完結編。
  • アンデッド
    3.4
    高校の不良グループの一人が日焼けサロンで殺害された。彼の携帯には不審な電話がかかってきていた。男の声が告げた「…ニワメ…ニワハ」の謎とは? 今だかつてない恐怖が学校を襲う。傑作青春ホラー。
  • アンデッド 憑霊教室
    3.0
    3人もの生徒が殺された不知火高校の事件から3カ月。伊美山では謎の自殺が相次ぐ。自分のクラスから自殺者が出た美咲は連鎖に不審を抱く。連続殺人鬼アンデッドが再来したのか?! 超人気シリーズ第2弾!
  • 紗央里ちゃんの家
    5.0
    祖母が風邪で死んだと知らされた小学5年生の僕。叔母夫婦の家からは従姉の紗央里ちゃんの姿も消え、叔母たちの様子はどこかおかしい。僕はこっそり家中を探し始める。第13回日本ホラー小説大賞長編賞受賞。
  • キリノセカイ I.キオクの鍵
    4.0
    原因不明の濃霧に覆われ、視界が奪われた東京。ある夜、元刑事のタクシー運転手・仙堂は謎の組織に追われる少女ミアと霧の東京で出会う。その出会いは、仙堂を「霧の世界」の真相へと導くことになるが!?
  • 保健室登校
    4.0
    転入生の彼女は疎外感を味わっていた。級友は間近に迫った旅行の話でもちきりなのだ。だが、待ちに待った出発の日、転入生が見た恐るべき光景とは? 普通の学校生活が恐るべき異世界へと変わる瞬間を描く。
  • すきま
    3.5
    校閲プロダクションで働く未知生は、念願のマイホームとして、郊外の一軒家を手に入れた。だが、その家には秘密があった。壁と柱、言葉と言葉、何かがその隙間からじっと見つめ、手を伸ばそうとしている。
  • 怪談熱
    -
    怪談会で聞いてはいけない話を聞いてしまった末に……背筋も凍る表題作の他、過去を隠しセレブ妻におさまった女が昔の同僚との再会を機に想像を絶する恐怖に見舞われる「再会」など9編を収めた短編集。
  • ひだり
    4.0
    比陀理中学に転校してきた言美は、右回りの陸上トラックや、右回りにしか走らない路線バスを不思議に思い、由来を調べ始める。この町では「左」が封印されているらしい。逃走不能の恐怖を描く戦慄のホラー。
  • 地獄の門
    3.5
    何者かに殺され地獄に落ち、悪魔を騙しての転生を試みる佐藤良太。良太殺害事件の現場で、犯人への憎悪をたぎらせる良太の恋人・愛。地獄と現世、二つの世界が織りなす物語が到達する、驚愕の結末とは!?
  • さかさ
    3.5
    都内各地で首がさかさになった奇妙な人形が発見され、その周りでは必ず凶事が起こる。聖域修復師・八神宇鏡はこれが何者かによる霊的テロリズムであると察知し、八百万の神を背負って戦いを挑む。
  • 魔女の子供はやってこない
    5.0
    ある日へんてこなステッキを拾った縁で、キュートな魔女と友達になった小学生の夏子。だが2人が良かれと思ってしたことが、次々血みどろ事件に発展していき──。ホラー界の鬼才が放つ、世紀の問題作!
  • うしろ
    3.6
    音大のある静かな町に建つ瀟洒なマンションには、面接を経て選ばれた住人たちが暮らしている。この建物の主はある呪術的な仕掛けを施していた。やがて狂い始める日常。なぜだか『うしろ』が気になる……。
  • おそれ
    4.5
    東京郊外のニュータウン――美観やセキュリティが万全に整えられたこの街で次々と起こる異変。チェロ奏者キム・イェニョンと再会した八神は、ある人物の欲望が生んだ禍々しい計画の存在に気づく。
  • 獣儀式 狂鬼降臨
    1.0
    1~2巻385円 (税込)
    飛び散る脳漿、溢れる体液、地上は瞬く間に阿鼻叫喚の地獄と化した  突如あふれるように現れた殺戮“鬼”たち。なんの理由も理解も与えられず、ただ嬲られ殺されるのを待つしかない人間たち。  ヒューマニズムなど嘲笑するかのように繰り返される大量虐殺、精密なスプラッター描写で地獄を描ききり、まさに神がかった著者・友成純一の『凌辱の魔界』と並ぶ世紀の傑作。「電子版あとがき」を追加収録。 ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
  • さいはての家
    -
    1巻385円 (税込)
    蒐集家、獣人、魔地図、お化け屋敷……「異形」の恐怖に心が粟立つ  風の音を聴くたびに、私はあの家と親子のことを憶い出す。  風は鬱蒼たる森と黒土の大地を渡らねばならない。  そして、冷たい寂蓼の調べを奏でながらも、そこに生きる数々の生命のきざはしの声を運ばなくてはならない。  あの親子は、今も達者でいるだろうか。(「さいはての家」より)  妖かしの名匠が贈る絶品奇譚集。「異形コレクション」で連載された12本の短篇と、単行本のための書き下ろし1本を収録。 ・思いつづけろ ・通行人役 ・筆致 ・さいはての家 ・6分の1 ・蒐集男爵の話 ・ニッケル・オデオン ・嫁ぐ娘へ ・開かずの間 ・二流 ・残された地図 ・二階の家族 ・“幽剣抄” さらば、一刀流 ●菊地秀行(きくち・ひでゆき) 1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、1982年『魔界都市“新宿”』でデビュー。1985年、『魔界行』三部作が大ヒット、人気作家の座を不動のものとした。伝奇・幻想・バイオレンス小説の第一人者。著作は300冊を超える。
  • 凌辱の魔界
    4.5
    1巻495円 (税込)
    精密なスプラッター描写で地獄を描ききったホラー小説の金字塔  戦闘機械・鬼道の仕事は、新宿区のT町研究所に生身の人間を斡旋することだった。そこでは遺伝子工学の名の下、狂気の人体実験が行われていた。  グロテスクに口を開ける肉塊から流れ出る血と体液、蠕動する腸や胃袋、飛び散る肉片の放つ生臭い光……異常を極めた設定で地獄を描ききり、空前絶後の残虐性に抒情すら漂うホラー文学の一大傑作が、「電子版あとがき」を新たに追加収録して待望の復刊! ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
  • 妖愁
    -
    1巻495円 (税込)
    鬼才が技芸を凝らした最上級怪奇小説集  船の前方の空は緋色に染まりつつあった。  その彼方から何かが飛んで来る。  半透明の膜に包まれた白っぽい形……焼き捨てたあの船の積み荷と瓜ふたつの、人間そっくりで人間ではないもの。なり切っていないものが、その数……無数。……天を圧して飛翔して来るのだ。  私たちには二度と戻れぬ私たちがやって来た方角へと飛んでいく姿は、この上なくグロテスクなのに生の歓びに満ちていた。天のどこからか、それらを讃える世にも美しい合唱さえ聴こえてくるような気がした。(「帰還」より) 「HORROR」とは恐怖小説ではない、「怪奇小説」のことだ。正統にして異端の鬼才が技芸を凝らした短編10本を、本人の解説と共に収録。 ・帰還 ・保が還ってきた ・不敗剣 ・女の館 ・雪女のできるまで ・切腹 ・渡し舟 ・祭りにはつきものの… ・ある武士の死 ・夢魔製造業者 ●菊地秀行(きくち・ひでゆき) 1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、1982年『魔界都市“新宿”』でデビュー。1985年、『魔界行』三部作が大ヒット、人気作家の座を不動のものとした。伝奇・幻想・バイオレンス小説の第一人者。著作は300冊を超える。
  • 黒い本
    -
    1~2巻495円 (税込)
    読み進めるごとに、恐怖が増していく 「ご自由にお持ちください。ただしいかなることがあろうとも、返本は不可。何が起ころうとも当店は一切責任を持ちません」  怪奇作家・井之妖彦はある日、ぶらりと入った古書店のカウンターで一冊の本と出合う。黒い革張りの表紙、タイトルも何も記されていないその本には、店主による奇妙な但し書きだけが付いていた。いわくありげな文句につられた井之は早速その本を持ち帰り、最初の一話を読みはじめるのだが……。  フランス綴じになったページを切り裂けば、そこは奇々怪々な世界。現実と虚構が交錯する不気味な短編の最後には、「それ以上読むな」という万年筆の書き込みが…。  果たして「黒い本」の正体は何なのか? 黒い本の魔力にとりつかれた井之の運命は? ●飯野文彦(いいの・ふみひこ) 1961年、山梨県生まれ。早稲田大学卒業。1984年、『新作ゴジラ』(講談社)のノベライズ作品にてデビュー。『オネアミスの翼』(朝日ソノラマ)、『アークザラッド』(エニックス)などノベライズ作品を数多く手がける。『怪奇無尽講』(双葉社)や『ハンマーヘッド』(ティー・オーエンタテインメント)など個性的なホラー作品ではマニアックな評価が高い。その他には『「超」怖い物語』シリーズ(竹書房)、『影姫』シリーズ(角川書店)などがある。
  • 惑わしの森
    -
    1巻495円 (税込)
    自殺の名所・樹海の奥深くに隠された禁断の地 「これまで人が行かなかった奥地に、新たな樹海が発見されたんだよ。まあ、奥樹海とでも言っておこうか」  と言われたとき、売れない作家・佐久間正次は、さらなる不安を抱いた。怪奇雑誌の編集長・安東が依頼する取材先が、まさか、あの場所とは。だが、好条件であるのと“ある事情”からくる後ろめたさから仕事を受けた正次は、カメラマンの小沢と共に、樹海の中に分け入った。  遭難の名所、自殺の名所として名を馳せているA樹海…。そこで出会った聞こえるはずのない声、見えるはずのないもの。それは失踪したはずの…? 現実を歪ませ、真実を顕わす“異界”とは。 ●飯野文彦(いいの・ふみひこ) 1961年、山梨県生まれ。早稲田大学卒業。1984年、『新作ゴジラ』(講談社)のノベライズ作品にてデビュー。『オネアミスの翼』(朝日ソノラマ)、『アークザラッド』(エニックス)などノベライズ作品を数多く手がける。『怪奇無尽講』(双葉社)や『ハンマーヘッド』(ティー・オーエンタテインメント)など個性的なホラー作品ではマニアックな評価が高い。その他には『「超」怖い物語』シリーズ(竹書房)、『影姫』シリーズ(角川書店)などがある。
  • アルコォルノヰズ
    -
    1巻495円 (税込)
    すべての酒好きに贈る、緊迫の酩酊ホラーサスペンス  爛れた神経を癒す唯一の方法が、私にとっての飲酒だ。私だけに見える“ヤツ”の存在から逃れるため、私は痛飲せざるえない。ヤツは、殺人を、その罪を、すべて私に押しつけてきたのだ。  或る日、ヤツの暴力に怯え、酩酊を繰り返す私の前に、彼女が現れた。青葉と名乗った女は、私が怯えるものの姿が見えるという。唯一の理解者を得て、私の世界は変貌を遂げた。やがて、視界に入るものすべてが、とめどなく溶けだしていく…。 ●飯野文彦(いいの・ふみひこ) 1961年、山梨県生まれ。早稲田大学卒業。1984年、『新作ゴジラ』(講談社)のノベライズ作品にてデビュー。『オネアミスの翼』(朝日ソノラマ)、『アークザラッド』(エニックス)などノベライズ作品を数多く手がける。『怪奇無尽講』(双葉社)や『ハンマーヘッド』(ティー・オーエンタテインメント)など個性的なホラー作品ではマニアックな評価が高い。その他には『「超」怖い物語』シリーズ(竹書房)、『影姫』シリーズ(角川書店)などがある。
  • バッド・チューニング
    -
    1巻495円 (税込)
    垂れ流すアルコールとアンモニアの妄想の果てに  自称・Bワン探偵の私が事務所兼自宅マンションで目にしたのは、新宿のピンクサロンで知り合った加奈子の死体だった。頚から下の皮を剥かれた遺体を部屋へ運び込んだのは誰か? 私の直感は、私をマンションの管理人へと導く。だが、遺体の処理は問題だった。私は、物言わぬ彼女の熱い想いに応えてやることにした。  剥きたての桃にまぶされる自称・Bワン探偵の精液。私は彼女をユニットバスで洗い清めてあげることにした。立ちこめる蒸気の中、茹だった彼女の肉。そして、私の手には、包丁の白銀の輝き。それは地獄の始まりだった……。  飛散する血液、ぶちまけられる精液、滴る愛液、におい立つ吐瀉物と大小便。  エログロの極みを描き切った最下流文学の傑作が、ついに電子で復刊! ●飯野文彦(いいの・ふみひこ) 1961年、山梨県生まれ。早稲田大学卒業。1984年、『新作ゴジラ』(講談社)のノベライズ作品にてデビュー。『オネアミスの翼』(朝日ソノラマ)、『アークザラッド』(エニックス)などノベライズ作品を数多く手がける。『怪奇無尽講』(双葉社)や『ハンマーヘッド』(ティー・オーエンタテインメント)など個性的なホラー作品ではマニアックな評価が高い。その他には『「超」怖い物語』シリーズ(竹書房)、『影姫』シリーズ(角川書店)などがある。
  • マリオネットの譚詩
    -
    1巻495円 (税込)
    獣人に追われる少女の前に、謎の転校生が登場して…  東京都立流(ながれ)高校。その学区では、猛獣のしわざとしか思えない悲惨な殺人事件が続発していた。  夜の校舎。画壇期待の逸材と讃えられる2年生、故里やよいは、顔のない肖像画を前に、ひとり、制作を続けていた。やがて迫りくる黒い影。だがそれは、謎の転校生との出会いの夜でもあった。  血に飢えた獣たちを操るのは誰か? ついに、最終戦争が始まった…!!  クトゥルー神話の世界観がふんだんに作中に盛り込まれたバイオレンス・アクションの傑作。 ●菊地秀行(きくち・ひでゆき) 1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、1982年『魔界都市“新宿”』でデビュー。1985年、『魔界行』三部作が大ヒット、人気作家の座を不動のものとした。伝奇・幻想・バイオレンス小説の第一人者。著作は300冊を超える。
  • 魔族狩り
    -
    1巻495円 (税込)
    凌辱鬼と化した男の怪異! 舞台は魔窟として名高い九龍城砦から東京へ  香港の阿片窟で魔物に取り憑かれた男が日本に戻ってきた。その晩、男は妹を犯し、射出の快楽がムズムズと高まってゆく瞬間、妖怪じみた声を聞く。直後「ぐふ、ぐふふ、ぐふふう」という声を発し、射精と同時に男は意識を消失した。魔物が顕現したのだ。  男の異常な行動を偶然目撃した魔術研究家は、女霊媒師とともに男を追い求める。生命エネルギーが最も集中する超高層ビルの地下で、魔物と霊媒師との凄絶な闘いが始まった…!  スプラッター・ホラーの第一人者が放つ、快心の長篇スプラッタ・バイオレンス! 「電子版あとがき」を追加収録。 ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
  • 暗黒細胞
    -
    1巻495円 (税込)
    悪魔と超人の熾烈な戦いが「肉汁の海」と化した東京で繰り広げられる!  人類を滅ぼそうと魔手を伸ばす“魔族”、人々を守るために応戦する結社“地の塩”。その戦いは、歴史の随所において繰り拡げられてきた。  そして、近未来の東京。“魔族”は総力をあげて、再び人類への牙を剥いた。戦士としての超人を作るべく実験をしていた“地の塩”は焦る。新島博士は、自らが被験体となり、超人として甦ったが…。  スプラッター・ホラーの第一人者が放つ、スーパー伝奇バイオレンス! 「電子版あとがき」を追加収録。 ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
  • 淫獣軍団(1) 凌辱都市
    3.0
    1~3巻495円 (税込)
    はてしなく繰り広げられる凌辱と殺戮の戦慄! “地獄の堕天使(ハルマゲドン)”と名のる五人組が、東京・渋谷で最大規模を誇るデパートを襲撃。中にいた四百人の客を人質として篭城し、政府に渋谷区全域の解放を要求した。  犯人達の真意を掴めぬ捜査本部を嘲笑うかのように、犯人達は見せしめとして、人質の首を吊り八階の窓からぶら下げた。そして中に残った女だけの人質に繰り広げられる、異常な凌辱と血飛沫の殺戮!  超近代都市に現れた狂える彼らの真の目的とは、いったい何なのか!?  血と精液がほとばしるバイオレンス・アクション第1弾! 「電子版あとがき」を追加収録。 ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
  • 幽霊屋敷
    -
    1巻495円 (税込)
    不気味な洋館に怪しげな家族が越してきてから、行方不明者が多発して…  現代においてなお、河童の目撃例が後をたたない熊本・国見村。東京から越してきた正樹は、初めて暮らす大自然を探索中、村外れに巨大な洋館を発見した。不気味な佇まいに興味を覚えた正樹は、村人に由来を尋ねるが、何故か皆口ごもる。一体この屋敷には何が隠されているのか。  そこへ、ある一家が入居してきた。その直後から村では不思議な出来事が…。 ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
  • ナイトブリード
    -
    1巻495円 (税込)
    魔物、妖怪、物の怪が人間を襲い、肉体を破壊しつくす!  今から五年前、日本全土を襲った大地震。誰もが“感じた”地震だったが、不思議なことに何も被害はなかった。幻覚地震と呼ばれるその地震の後、今まで目に見えなかったものが、日本各地に出現するようになる。魔物、妖怪、物の怪などが現実の世界に現れたのだ。あるものは、徒党を組んで人を襲い、あるものは、人に憑依して人肉を喰らう。  妖怪と人間の怪異な世界を描く、長篇スプラッター・ホラー。「電子版あとがき」を追加収録。 ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
  • 幻視
    -
    1巻495円 (税込)
    脳を破裂させる殺人ウイルスが発生? 異色のバイオホラー!  各地で突然の失血死が連続して発生する。死亡した人間には死因となる疾患も認められず、また死者たちを結ぶ接点もない。  関東医科学研究所に勤務する医師・若勢将洋は、死者たちを調べ始める。脳神経細胞の異常な繁殖に気づくが、脳細胞そのものは破壊されておらず、細菌も検出されない。見えない原因、とどまることのない死。しかし、やがて若勢のもとをおとずれた二人の人物から、真実は明らかになる。  意志を持ち、感染する恐怖の殺人ウイルス。それは、人間自らが作り出してしまった最悪の敵だった…。 ●米山公啓(よねやま・きみひろ) 1952年山梨県生まれ。作家、医学博士、神経内科医。聖マリアンナ大学医学部卒業、聖マリアンナ医科大学第2内科助教授を1998年2月に退職。本格的な著作活動を開始。医学ミステリー、小説、エッセイ、医療実用書など、著書多数。現在もあきる野市の米山医院で診療を続けながら、年間10冊以上のペースで書き続けている。テレビ・ラジオ番組の監修・出演をこなし、講演会も全国で行なっている。
  • お祓い日和 その作法と実践
    3.8
    加門七海の人気作品がついに文庫化。塩、香、鏡、石、水、砂、鋭、粧、食、浴、緑、音、幣と13のお祓いアイテムの理念と実践方法が分かる。深くて広いお祓いの世界をご紹介。端午の節句、七夕や大晦日など、一年の行事にはお祓いの意味がこめられているという「お祓い暦」、厄払いの真の秘訣を教えてくれる「厄払い生活」など深くて広いお祓いの世界も紹介。なんと「音」は文庫化にあたり新たに書き下ろされた項目。またお祓いグッズ紹介も充実。大変おトクで有難い一冊です。
  • オニマル 異界犯罪捜査班 鬼と呼ばれた男
    3.9
    人間業とは思えない猟奇殺人が発生。そんな中、管轄の忌戸部署にロサンゼルス市警から総髪碧眼の美貌の警部が派遣されてきた。その名はベニー芳垣。「鬼」と呼ばれる刑事・鬼丸とともに奇怪な事件を追う!
  • 超巨大密室殺人事件
    4.1
    リアル志向オンラインゲーム「サンド・ランド」。友人に誘われてゲームを始めた仁菜は、世間を騒がす連続殺人とプレイヤー殺しの共通点に気づく。2つの殺人事件が絡み合い、浮かび上がる真相とは!?
  • 爛れた闇
    3.3
    学校の不良と母親が付き合い出し家に入り浸るようになったため生きる希望を失った高校生の正矢。記憶を失い独房に監禁されたうえに拷問を繰り返される謎の兵士。二人の意識がリンクした時、凄絶な運命の幕が開く!
  • バチカン奇跡調査官 終末の聖母
    4.7
    メキシコのグアダルーペ寺院に、枢機卿の代理として派遣された平賀とロベルト。式典の挨拶だけのはずが、突然宙に浮いた十字架が目の前に現れた。奇跡を目の当たりにした彼らは、調査を開始する。
  • 赤々煉恋
    3.8
    人の世はなんとおぞましく、美しいのだろう――。最愛の妹をたった二十二歳で亡くした女は、不思議な葬儀社にあるお願いをする。まるで生きているかのように写真を撮影できる凄腕のカメラマンに、妹のウエディングドレス姿を残してほしい、と。しかしそれは、禁断の行為だった……。雨の渋谷で死んだ同級生を思い出す男、街を彷徨う女子高生、満たされぬ思いから窃盗を繰り返す女、この世のものとは思えない美女と遭遇した少年。赤々とした炎のように何かに身を焦がし、切望する者たちの行く末ははたして──。人間の赤裸々な欲望、妄執を巧みな文章で書き綴った、切ない余韻の残る連作短編集。

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  • あの女(オンナ)
    3.7
    オセロ・中島知子さんのことは他人事とは思えない。私も占い師の女に洗脳されていた! 岩井志麻子自ら「これを書くのが私のライフワーク」と語る、虚言占い師の女との驚愕の実話エピソードの数々。渾身の書き下ろし百枚を追加! 解説はノンフィクション作家の工藤美代子氏。
  • あなたが怪
    4.3
    濡れ女、山童、しょうけら、わうわう、火車、ぬっぺっぽうなど、70(仮)の妖怪たちを描いたコミックエッセイ。怪談雑誌『幽』連載に書き下ろしを多数加えて出版。あなたの周りの怪しい出来事は妖怪たちの仕業?笑いとユーモアをちりばめて、現代の日常的怪異を妖怪になぞらえて描いた快作。
  • 地蔵の背/埃家
    4.0
    崩れてゆく、家族の絆を描いた2つの受賞作を収録! 「地蔵の背」――妻と息子を連れて里帰りをしていた僕は、地域の地蔵盆に出くわした。子どもの頃に必ずお参りしていた地蔵を、息子と一緒に拝んだ。かつて、この地蔵の祠の中には僕の妹がいたのだ。郷愁を誘う、しみじみと怖い一篇。/「埃家」――久しぶりに実家に電話をかけると、お袋の様子がどこかおかしい。親父も普通ではない。何か理解できないことが起こっているのだろうか。気になった俺が、実家で見たモノとは。家族が何者かに侵食されてゆく恐怖 。第7回『幽』怪談文学賞短編部門「
  • 恋地獄
    3.2
    「俺は死んだら幽霊になって、あなたの傍に行くよ。あなたにとり憑いてあげるから。そうして、あなたは俺の物語を書く。」そういい遺して死んだ恋人。京都は寂しさに寄り添ってくれる街だと引越してから気づいた。私は、性愛の物語を書く作家。今取り組んでいるのは「幽霊の物語」だ。私は幽霊が見たいのだ、会いたいのだ。私は幽霊が見たくて、京都という街にやってきたのだーー。死が横たわる墓場のような街へ。地獄へつながる井戸のある家へーー。大ヒット作品『女の庭』で話題をさらった、第一回団鬼六賞大賞受賞作家・花房観音が書き下ろす、官
  • 呼ぶ山 夢枕獏山岳短篇集
    3.4
    山を愛し、山をモチーフとした数々の作品を著わしてきた著者の、珠玉の山岳幻想小説を集めたアンソロジー。山の持つ不可思議で大いなる力をひしひしと感じられる全8篇。『神々の山嶺』(柴田錬三郎賞受賞・谷口ジローによりコミック化)のスピンオフ作品を単行本初収録(表題作「呼ぶ山」)。
  • 漱石 ホラー傑作選
    4.5
    人間の深い心理を描き、日本近代文学史上屈指の文豪と言われる漱石は、ホラー小説の名手でもあった!本書は、ショートショートや長編小説、エッセイなどの漱石作品の中から、ホラー・オカルト色の強いエピソードを集めた名品集である。霊魂、妖怪、魑魅魍魎、恨み、呪い、恋心などをテーマに、夢の中で語られた10の怪奇なストーリーを集めた傑作『夢十夜』。漱石の出世作『吾輩は猫である』の中の、一癖も二癖もある登場人物たちが語る、妖しくも艶やかな体験談。何気ない日常のすぐそばにひそむ闇と幻想と死の世界を淡々と描写した『永日小品』。子のない夫婦、宗助と米の悲しい運命を描いた、漱石三部作の一つ『門』。危篤を脱した漱石が入院先で出逢った、謎の隣人のことを綴ったエッセイ『変な音』。男と女の魅かれ合う恋心を描いた、淡く切なく妖しい明治の恋物語『趣味の遺伝』。エンターテインメント性に溢れつつも、存分に恐ろしい漱石の「怪談」を堪能する!

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  • 死人(しびと)を恋(こ)う
    3.6
    (クリスマス・イヴに死のう)人里離れた山林に死に場所を求めた「僕」の前に、一台の車が現れた。やって来たのは、自殺サイトで知り合ったらしき男女6人――。彼らの最期(さいご)を陰から見届けた僕は、その中の一人の美少女に目を奪われた。彼女のあどけない死に顔が、僕の冥(くら)い欲望に火をつけた……。人間の深い業(ごう)を描き、戦慄の世界へと誘う衝撃の書!
  • 鳥辺野にて
    3.2
    悪行を尽くしてきた男が、老いさらばえ傷つき、葬送地の草叢(くさむら)にうち棄てられていた。死を目前にした者と、死体から着物を剥(は)いで売るためにやってきた男が出会ったとき――。(表題作)。とある表具師(ひょうぐし)が語る、古びた一双の屏風絵をめぐる恐ろしくも切ない怪異譚(「墨円」)。磨き抜かれた文章が紡ぎ出す美しき夢幻の数々。書下ろし作品を含む12編を収録。
  • マリアの森
    -
    1巻440円 (税込)
    集団自殺メンバーは、坊主頭の中学生リク、初老の紳士GGE、スイーツロリータ服のロリータ☆桃姫、マスクで顔を隠す和服中年女の扇子、長い黒髪の地味なMITIKA。 5人には協約事項があった。 1ハンドルネームで呼ぶこと、 2死ぬのが嫌になったら途中でぬけてもいいこと、 3その時はメンバーを誘わず1人でぬけること、 4死にたがっているのに死ねない場合はほう助してもいいこと、 5メンバーのことを一切他言しないこと。 そして5人は決行場所のマリアの森へと向かった…。

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  • 雀蜂
    3.2
    雪の山荘に閉じ込められた小説家の安斎を突如襲う、凶悪なスズメバチの群れ。安斎は山荘を生きて出られるのか。最後明らかになる驚愕の真実とは!? ノンストップ・サバイバルホラー、文庫書き下ろしで登場!
  • 熱帯夜
    4.0
    タイムリミットは2時間。美鈴とボクをヤクザの人質にして金策に走った美鈴の夫は戻ってくるのか? ボクは愛する美鈴を守れるのか!? 緊迫の展開、衝撃のラスト。ミステリとホラーが融合した奇跡の傑作。
  • ミミズからの伝言
    3.7
    大企業の社長の娘と結婚し、常務まで昇りつめた男。だが、子供ができないために後継者になれない事態に。そこで2人がとった禁断の行為とは? 恐怖の根源を描くホラー短編集、これぞ田中ワールドの真骨頂!
  • ホーンテッド・キャンパス 死者の花嫁
    4.8
    霊が見える(だけ)の草食男子大学生・森司。片想いの美少女・こよみとの輝ける夏休みのため、図書室で勉強していた彼が出会った怪しい学生とは……。ほか、始めてのサークル合宿でのお話も収録の第4弾!
  • ソナタの夜
    3.8
    愛しているから、私が、嘘をついた。結婚をせずに関係を続けるということは、相手に何があっても知らずにいるという不安を一生涯背負うこと。いとおしく、切なく、親密なのに遠い。表題作のほかに6編を収録。それぞれの恋愛に隠された「たくらみ」と、狂おしいほどに切実な想いを、濃密に描いた短編集。(講談社文庫)
  • 鷲と虎
    3.5
    一九三七年七月、北京郊外で発生した軍事衝突。日中両国は全面戦争に。帝国海軍航空隊の麻生は中国へ出兵、アメリカ人飛行士・デニスは中国義勇航空隊として出撃。戦闘機乗りの熱き戦いを描く航空冒険小説。
  • 背筋も凍る怖い話
    -
    日本には心霊スポットと呼ばれる場所があちらこちらにあります。ですがけっして遊び半分で行ってはいけません。それでも偶然に出会ってしまった場合は仕方ありません。今回は全国から寄せられた怖い話や体験談として16編を選んでみました。ほら、あなたの後ろにも、何かいるかもしれませんよ。
  • 涅槃の王(1)幻獣変化
    4.2
    1~4巻733~1,100円 (税込)
    紀元前450年、若きシッダールタ(後の仏陀)は魔界ナ・オムの中心に聳える巨木・雪冠樹を目指していた。不老不死の鍵を握る“涅槃の果実”が十年に一度実を結ぶ大樹である。だが、廻りには異形の幻獣たちが跋扈していた…。著者の処女長編にして、空前のスケールで描く超伝奇「大河」小説の金字塔!

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  • ウラミズ
    3.7
    霊が視えてしまう真城と、視えないけれどペットボトルの水に霊を溶かす力を持つ早音。その水を二つ混ぜることで強力な霊を発生させる"ウラミズ"を作り出した二人は、その水を売ってみようと思いつくが……。
  • 白い雨
    4.3
    N大ワンダーフォーゲル部、秋のキャンプ。奥多摩(おくたま)の山中に白い雨が降った。雨はミルクのように白く、かすかに光っていた。その雨滴(うてき)に打たれた男子部員、今井(いまい)に異変が! 日頃の鬱憤(うっぷん)が凶気にまで昇りつめ、二人の部員を殺害する。山麓の町でも雨に濡れた人々が次々と事件を引き起こしていた。白い雨が心の奥底に潜む憎悪を呼び覚まし、殺戮(さつりく)を導く。戦慄のホラー作品。
  • 13の幻視鏡
    3.8
    純子が体験した“血の凍るような恐怖”。それが起こったのは、深夜のタクシー乗り場だった。残業後、ひとりタクシーを待っていると背後から……(「HEY! TAXI!」)、ヨセミテ国立公園の断崖から身を投げようと決意した城島は、意外なものに遭遇し……(「グレイシャー・ポイント・ホテル」)など、これまで書籍化されていなかった幻の12作を1冊に収録。奇妙な世界に迷い込んでしまった人々を描く、ファン必読の貴重な作品集。
  • 白い部屋で月の歌を
    -
    ジュンは除霊のアシスタントを務める少年だ。様々な霊魂を自分の体内に受け入れる際、白い部屋に自分がいるように見える。ある日、少女エリカと白い部屋で出会ったジュンはその面影に恋してしまったのだが……
  • 死者はまどろむ
    4.5
    美しい自然に囲まれ、信仰心の厚い村人が住む夢見村に魅せられひと夏を過ごすことになった間宮亜希子の一家。小説家の夫はスランプを脱し、義母も優しくなった。幸福をもたらす魔法の土地だと思った。しかし異様な葬式の列と共同墓地を見たことから、彼らの周囲で何かが狂い始める。ざわめく木立の隙間に、きらめく光の中に使者の影が忍び寄る。幸福に浸っていた家族を恐怖のどん底に突き落とす怪奇の連続とは。長編ホラー小説。
  • 怪樹の腕 〈ウィアード・テールズ〉戦前邦訳傑作選
    3.0
    1巻2,514円 (税込)
    戦前の日本では、現在ほどではないにせよ相当な早さで海外の小説が翻訳紹介されていた。完全訳は少なく、豊かな翻案的作品が大衆小説誌の誌上を飾っていた。本書は、そのような戦前に紹介された作品のなかから、アメリカの著名な怪奇小説専門誌〈ウィアード・テールズ〉に発表されたホラー短編の秀作怪作を選り抜き、当時の文章のまま現代によみがえらせたものである。各編ごとに詳細な解説を付し、巻末には日本への〈ウィアード・テールズ〉掲載作の移入状況を俯瞰する論考を収めた。

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  • 呪いの沼
    -
    1巻330円 (税込)
    中学時代にいじめた女の子から呪いをかけられた6人。 身の回りで次々に異変が起こる。 呪いを解く方法はただ一つ……誰かを殺すこと。果たして生き残るのは? ●著者プロフィール● マイマイ 関西在住。中学校の教師、塾教室長を経てフリーのライターに。女性を主人公にした官能系、恋愛系の小説を手掛ける。男女のからみの描写で読者のイメージを掻き立てるのが得意。著書に「禁じられても愛しくて」「恋愛迷路で危険な香り」「濡れちゃう秘密のアルバイト」「特命OL暴かれた秘蜜」「淫欲の鎖に繋がれて」「淫獄に堕ちた女たち」などがある。
  • 降臨
    3.2
    ある朝、勤勉な主婦・文枝は何もしない女になっていた。家事一切はもちろん、パート仕事にも行かず、一日、家にいるだけ。文枝は、何もしなくてもいいという、神のお告げを受けたらしい。困った家族は、叔母の花枝に依頼し、文枝を預かってもらうのだが……。(表題作) 心の隙間に宿る闇が、人びとの日常を次第に蝕む恐怖を描く、連作小説!(『痛いひと』改題)
  • 死にぞこないの青
    値引きあり
    3.9
    飼育係になりたいがために嘘をついてしまったマサオは、大好きだった羽田先生から嫌われてしまう。先生は、他の誰かが宿題を忘れてきたり授業中騒いでいても、全部マサオのせいにするようになった。クラスメイトまでもがマサオいじめに興じるある日、彼の前に「死にぞこない」の男の子が現れた。ホラー界の俊英が放つ、書き下ろし長編小説。
  • 死小説
    値引きあり
    3.0
    ひとは、いつか死ぬ。それをはじめて知ったのは、いつのことだろう――。入院先のベッドの上で非業の死を遂げた男の「憎悪の転生」、ある痴呆老人の部屋に見え隠れする怪異の「黒い子供」、夏に小中学生の男女が離れにこもって行った暗い遊びのエロスと恐怖を描く「夜枷」など全五編。汗ばむ真夏の闇夜を切り裂く、傑作怪談・ホラー小説集。

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