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狂気の科学者J・Mは、五人の子供に人体改造を施し、”怪物”と呼んで責め苛む。ある日彼は惨殺体となって発見されたが!?――本格ミステリと恐怖、そして異形への真摯な愛が生みだした三つの物語。
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Posted by ブクログ
三作品とも「狂った」人間の話だが、狂った中にもロジックがあり、伏線の回収など丁寧なプロットで作品が成立している。 どれも短編とは思えない満足感で、個人的に短編集の中では最高レベルのクオリティと感じた。 「悪魔の手 -三一三号室の患者-」 ★★★★★ 何が妄想で何が真実なのか、何も信じられない80ペ...続きを読むージ。 スピード感、緊張感、そして80ページとは思えない重量感がどれも見事。 「四〇九号室の患者」 ★★★★☆ 患者が、己が誰なのかを推理していく過程が丁寧で、読者も共に考えながら読み進めやすい良作品。 「フリークス -五六四号室の患者-」 ★★★☆☆ こんな話短編で収まるか?というようなストーリーだが、怒涛の解決編からの現実と空想の境目が歪んでいく感じがおもしろい。 おもしろかっただけに短編ではなく長編でもっと伏線も張られてがっつり味わいたかったとも思ってしまう。 前二作品との繋がりをやんわり感じるのも良い。
精神患者の記載した日記を主題とした作品。 「精神患者」としている部分から、色々な箇所に仕掛けを入れてあり、楽しく読めた。特に、3作目は良かった。幾つかの謎の答えをわざと提示せずに終わっている感じも良い。
精神と肉体、それぞれの畸形をモチーフとしたミステリー+ホラー。“正常”とは何で“異常”とは何か?どちらが“表”でどちらが“裏”なのか?“正常”と“畸形”の曖昧模糊としたその概念と境界線。人間という形が正常であり、人間という種が畸形。私達は常にその境界線の上に立たされているのだろうか?自分の中では正常...続きを読むで他人から見れば異常。異常と判断できるものは何であるのか。色々考えさせられる1冊だった。個人的には「三一三号室の患者」が一番お気に入り。
3つのストーリーが収録されている。 気持ちの悪い話ではあるけれど、こういうの嫌いじゃない。 五六四号室の患者が印象に残った。
ずっと読みたかった本でしたので、一気に読んでしまいました。 私の想像では、畸形達(フリークス)系のホラー小説を想像していたのですが、それだけではなく「読者への挑戦」も存在する、本格ミステリー小説でした。 さすが綾辻行人! 精神病院の患者達の手記や独白がとても不気味で、夜中に読んでいてゾワッとしました...続きを読む。 人間という存在自体が「畸形」である。というのは何だかわかる気がします。 結末は自分の解釈で正解なのかが、気になるところです。
どの話も主人公の世界にたっぷり浸った後、現実を知らされるという流れになっているが、短編と思えないほど濃い内容で読みごたえがあった。 精神病棟の患者ということで、記憶喪失や思い込みなどで世界を見ているため、その分現実とのギャップが大きく、そのしかけがとても面白かった。
ホラーミステリーというよりは怪奇幻想小説といった方がしっくりくる短編集。不思議な事件や出来事が起こり、ラストで今まで見ていたものがひっくり返る構成が面白かった。
とても読みやすくてすぐに読み終えた。 精神異常者の心のあり方が手にとるように読み取れる。どれが真でどれが偽物か、それは全て内にあるものなのかなあ。
ずっと気になってた1冊です。 読んでいる間、ずっと背筋がゾクゾクしてました。安定の読みやすさでサクサク読めます。 お化けの怖さとかはなくどちらかと言うと今の世界が、現実か妄想の世界なのか不安で仕方なくなる怖さがありました。途中で何度か寝落ちしながら読んだので尚更そう感じました。今の世界が完全に〝現...続きを読む実〟と言いきれないのがまたなんとも…。 ただ、自分の理解力が乏しいのか最後のお話の解釈がいまいち分かりませんでした。難しい…。 個人的には『四〇九号室の患者』が好き。
10年近く前に「Another」を読んで以来、久しぶりの綾辻行人さんの作品。「Another」とはまた違った独特の怖さがありましたが、どこか似たような雰囲気があり、懐かしい気持ちも味わいながら読むことが出来ました。 「精神患者」を主題にしたミステリーを読むのは初めてでしたが、荘子の「胡蝶之夢」を思い...続きを読む出させ、「今この私が見ている世界も狂った自分の妄想なのではないか」と考えてしまう内容でした。背筋が寒くなる内容でしたが、昔から「胡蝶之夢」について想像を膨らましている私にとってはその恐怖が面白かったです。
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