フリークス

フリークス

715円 (税込)

3pt

狂気の科学者J・Mは、五人の子供に人体改造を施し、”怪物”と呼んで責め苛む。ある日彼は惨殺体となって発見されたが!?――本格ミステリと恐怖、そして異形への真摯な愛が生みだした三つの物語。

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フリークス のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    三作品とも「狂った」人間の話だが、狂った中にもロジックがあり、伏線の回収など丁寧なプロットで作品が成立している。
    どれも短編とは思えない満足感で、個人的に短編集の中では最高レベルのクオリティと感じた。

    「悪魔の手 -三一三号室の患者-」 ★★★★★
    何が妄想で何が真実なのか、何も信じられない80ペ

    0
    2024年12月23日

    Posted by ブクログ

    精神患者の記載した日記を主題とした作品。
    「精神患者」としている部分から、色々な箇所に仕掛けを入れてあり、楽しく読めた。特に、3作目は良かった。幾つかの謎の答えをわざと提示せずに終わっている感じも良い。

    0
    2022年02月13日

    Posted by ブクログ

    精神と肉体、それぞれの畸形をモチーフとしたミステリー+ホラー。“正常”とは何で“異常”とは何か?どちらが“表”でどちらが“裏”なのか?“正常”と“畸形”の曖昧模糊としたその概念と境界線。人間という形が正常であり、人間という種が畸形。私達は常にその境界線の上に立たされているのだろうか?自分の中では正常

    0
    2021年05月08日

    購入済み

    3つのストーリーが収録されている。
    気持ちの悪い話ではあるけれど、こういうの嫌いじゃない。
    五六四号室の患者が印象に残った。

    0
    2020年12月19日

    Posted by ブクログ

    ずっと読みたかった本でしたので、一気に読んでしまいました。
    私の想像では、畸形達(フリークス)系のホラー小説を想像していたのですが、それだけではなく「読者への挑戦」も存在する、本格ミステリー小説でした。
    さすが綾辻行人!
    精神病院の患者達の手記や独白がとても不気味で、夜中に読んでいてゾワッとしました

    0
    2020年05月20日

    Posted by ブクログ

    どの話も主人公の世界にたっぷり浸った後、現実を知らされるという流れになっているが、短編と思えないほど濃い内容で読みごたえがあった。
    精神病棟の患者ということで、記憶喪失や思い込みなどで世界を見ているため、その分現実とのギャップが大きく、そのしかけがとても面白かった。

    0
    2025年01月05日

    Posted by ブクログ

     ホラーミステリーというよりは怪奇幻想小説といった方がしっくりくる短編集。不思議な事件や出来事が起こり、ラストで今まで見ていたものがひっくり返る構成が面白かった。

    0
    2024年03月08日

    Posted by ブクログ

    とても読みやすくてすぐに読み終えた。
    精神異常者の心のあり方が手にとるように読み取れる。どれが真でどれが偽物か、それは全て内にあるものなのかなあ。

    0
    2022年07月18日

    Posted by ブクログ

    ずっと気になってた1冊です。
    読んでいる間、ずっと背筋がゾクゾクしてました。安定の読みやすさでサクサク読めます。

    お化けの怖さとかはなくどちらかと言うと今の世界が、現実か妄想の世界なのか不安で仕方なくなる怖さがありました。途中で何度か寝落ちしながら読んだので尚更そう感じました。今の世界が完全に〝現

    0
    2022年05月24日

    Posted by ブクログ

    10年近く前に「Another」を読んで以来、久しぶりの綾辻行人さんの作品。「Another」とはまた違った独特の怖さがありましたが、どこか似たような雰囲気があり、懐かしい気持ちも味わいながら読むことが出来ました。
    「精神患者」を主題にしたミステリーを読むのは初めてでしたが、荘子の「胡蝶之夢」を思い

    0
    2022年02月13日

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