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  • 砂子のなかより青き草 清少納言と中宮定子
    3.6
    美しいあの方のお傍に、恥じることなくいられるだけの強さが、ほしい―― 平安中期、時の帝の寵愛を受ける中宮(平安時代の皇后)定子に仕えることになったなき子(清少納言)。 当時としては「年増」と呼ばれる年齢になってから才を買われて宮中に入ったなき子だが、定子に瞬く間に魅了される。 華やかな宮廷で卑屈に縮こまっていたなき子の心をほぐしてくれた、眩いほどに美しい年下の主人。 「女が学をつけても良いことは何もない」といわれていた時代、共に息苦しさを感じていた定子と清少納言は強い絆で結ばれていくが、定子の父の死によって栄華を誇った一族は瞬く間に凋落していく……。 定子の兄・伊周との身分違いの恋に苦しむなき子、そして紫式部との因縁。 悲運の時代を描いた哀切にして美しい平安絵巻に仮託した、女性の自立の物語。 「わたくしたちがずっとその心を忘れなければ、女が役に就ける御世がきっと来る。この悔しさを、のちの世の女は味わわなくてすむようになる」
  • スナックさいばら けものみち篇
    4.5
    恋愛、結婚、出産、子育て。キレイゴトでは済まされない問題に、豊富な経験値にもとづいた的確なアドバイスを贈る、本音のガールズトーク。人生のスカを引かないための最強サバイバル戦術指南! ※本書は、二〇一三年~二〇一四年に小社より刊行された新書判単行本『スナックさいばら おんなのけものみち』シリーズ全五巻をリミックスし、再構成のうえ、文庫化したものが底本です。
  • スナックちどり
    3.6
    さびしさを包みあう、女ふたり旅。 四十歳を目前にして離婚した「私」と、親代わりに育ててくれた祖父母を亡くしたばかりの、幼なじみで従妹のちどり。孤独を抱えた二人は、一緒にイギリスの西端の田舎町・ペンザンスに小旅行に出かける。淋しさを包みあう二人の間に、三日目の夜、ある「事件」が起きる……。日々を生きる喜びが心にしみわたる傑作小説。
  • スナッチ
    3.3
    1巻770円 (税込)
    昭和52年、婚約者に会いに高知を訪れていた22歳の奈路充生は、銀色に輝く奇妙な雨にうたれ意識を失う。再び目覚めたとき、彼は53歳になり、体は別の人格に乗っ取られていた。雨の正体は異種生命体だったのだ。人生の最も輝く時代を奪われた喪失感に苦しむ充生を、今度は連続殺人事件が襲う。記憶のない31年間にいったい何が!?
  • 砂粒の私記
    -
    1巻2,090円 (税込)
    文学の旅人・秋山駿、珠玉の評論――1945年の敗戦は、大人たちの敗戦。そのとき、少年は思索の輝ける荒野へ旅立った! 互いに聴(ゆる)すことないまま、別れを告げにきた前衛党の友、語り尽くして尚、竭(つ)きることのなかった文学の友、ウィスキーの滴りの、眩惑を誘った町よ。一人の文学者の青春と思惟の風景。
  • 魅惑のシーク 砂と太陽の国で
    4.0
    「二十四時間以内に帰国し、我が国の実力者と結婚しろ!」父からの脅しにも似た厳命に、ケイラは茫然とした。祖国バラカは、女性の権利などないに等しい国。戻りたくない。しかも、会ったこともない男性と結婚するためだなんて……。途方に暮れるケイラの前に、思わぬナイトが現れた。シーク・カーレン・ヌリ。ケイラの初恋の相手だ。「僕なら君を助けることができる」ケイラはその言葉を信じていいものかどうか戸惑ったが、父の回し者に襲われ、ついに彼に助けを請うた。それが新たな苦難の始まりとも思わずに。
  • 砂時計
    3.0
    親友に“離婚した女と一緒になってくれ”と頼まれたら……? 二見幸夫は、能勢陶吉の頼みを断われず、彼の元妻・波妙(はたえ)と奇妙な同居生活を始める。半月後、能勢は殺人容疑で逮捕された。波妙は「計画的犯行だった」と二見に告白。親友の確信犯的殺人の背後には何が……!?(表題作) 紋章上絵師、仕立職人、奇術師等々――奇才が仕掛けた綺羅星(きらぼし)の如く並んだトリック。哀歓漂う傑作選。
  • 砂時計と寝言 串田孫一随想集
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 詩集、人生論、哲学書、画集、小説、翻訳など多方面で活躍した著者の随想集。日常の風景をやさしい言葉で掬い上げた、心を癒やす珠玉のエッセイ集。 【目次】 絵葉書 砂時計と寝言 画帳 骨 太陽 本の着物 夜の歌 思い出の散歩道 セルの着物 消防自動車 雪割草 マント 東京港 雨の雫 白頭翁 田植 風鈴 蚊帳 雲の思い出 荒小屋 野分 巣立つ日 金蘭銀蘭 ふだん着 変なもの 猫と子供 新しい疼痛 雀 土曜日の午後 熱帯魚のおしゃれ 柴田君の妹と四郎さん 山百合 珈琲 庭の夕食 天に近い住い あとがき 串田 孫一 1915~2005年。詩人、哲学者、随筆家。東京帝国大学文学部哲学科卒。上智大学、東京外国語大学で教鞭を執る。著作は、詩集のみならず、人生論、哲学書、画集、小説、翻訳など多岐にわたっている。創文社の山岳雑誌『アルプ』の責任編集者も務めた。 著作には、『漂泊』『音楽帖 詩集』『南京玉の指輪『光と翳の領域 随想集』『文房具』 『自然の断章』などがあり、100冊をゆうに超える。主著は、詩集『羊飼の時計』、随筆集『山のパンセ』など。
  • 砂時計のくれた恋する時間
    -
     親のいいなりに医師を目指していた高校生の秀星は、長く続く人生に嫌気がさしていた。そんな彼のもとに、一通のメールが届く。 「この夏を最後に、病気で死んでしまう女です。私と暮らしてくれませんか?」  メールの送り主・笹音が患う“白砂病”は、徐々に身体が石化し、命を落とす不治の病。そしてそれは、傍にいる大切な人の命をも蝕んでいく。  好きになって距離が狭まるほどに死が近付く二人の恋。その恋の果てに、思いがけない未来が待っていた――。
  • 砂に埋もれる犬
    4.2
    1巻1,200円 (税込)
    小学校に通わせてもらえず、食事もままならない生活を送る優真。母親の亜紀は子供を放置し、同棲相手の男に媚びてばかりだ。最悪な環境のなか、優真への虐待を疑い、手を差し伸べるコンビニ店主が現れる。社会の分断を体現する少年の魂はどこに向かうのか。《解説・杉山春》
  • 砂に落ちた王女の涙
    4.0
    自由をすべて奪われた王女は、 一夜かぎりのせつない賭けに出た── レイラは男尊女卑の砂漠の国クルハのプリンセスだ。恋愛はもちろん、自身の生き方すら自由に決められない日々。いつかはどこかの見知らぬシークと、愛のない結婚をするのだろう。そんな彼女の耳に、ある情報が飛びこんできた。イギリスの広告業界を率いる実業家ゲイブ・スティールが、クルハ国のキャンペーンの制作で、しばらく滞在するというのだ。レイラは身分を隠して彼のもとを訪ねると、協力を申し出た。国外へ出るための必死の懇願はいつしか熱を帯び、気づけばレイラは彼に純潔を捧げていた。数週間後、彼女は奇跡の命を授かったことに気づき……。■大好評だった『砂漠の掟に背いて』の関連作の登場です! 王女としての重責と女性としての喜び──相反する運命に翻弄され ながら、王女レイラが最後に選ぶのは……?
  • 砂に泳ぐ彼女
    3.6
    どうして、こんなにがんばってるんだろう。 大学卒業後、地元の携帯ショップで働いていた紗耶加は、息苦しい毎日に嫌気がさし、上京することを決心する。派遣社員ながらも新しい職場で充実した生活をスタートさせた。しかし、半同棲することになった彼氏の自分勝手な言動に違和感を抱きはじめる。幸せってなんだろう。仕事と恋愛の狭間で揺れる紗耶加を救ってくれたのはカメラだった。やがて紗耶加の撮った写真が雑誌編集者の目に留まり、彼女の運命は大きく変わっていく――。 ※本書は、二○一四年九月に小社より刊行された単行本『砂に泳ぐ』を改題し加筆・修正の上、文庫化したものが底本です。
  • 砂に書いたラブレター
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    夏を通過した16歳の彼女は、 もう以前の彼女ではない。 16歳の高校生。母親の反対を知りながら 彼女は海辺の店でアルバイトを始める。 学校や家庭という枠の外に出て、もう少し広い世界に触る機会だ。 そして、その時は突然にやってくる。 21歳。何よりも波乗りを愛する男。 彼女もまた、波に乗る。体も、気持ちも。深い歓びとともに。 波は、いつまでも続くわけではない。 波が去った後の悲しさを知った彼女は もう、あたらしい彼女だ。 【著者】 片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • 砂にかいたラヴ・レター
    -
    10年前の夏。出会いは海岸道路。きっかけは、僕の古びたピックアップ・トラック。声をかけて来たのは彼女だった。23歳の由紀子は、僕より2つ歳上の彫刻家の卵。初めての個展を控え、作品を運ぶために、僕のトラックを借りたいという。そして、僕たちの夏は始まった。彼女は彫刻家を、僕は12歳で誓った夢を追って、2人はその夏を駆け抜けた――。僕の人生を変えた、少しだけ甘い想いと、かなり苦い涙。極上の青春小説。
  • 砂に消えた偽りの誓い
    4.0
    熱い抱擁も甘美なキスも、すべては人目を欺くため。 エミリーは、建設会社を経営するカディルの生真面目な個人秘書。毎夜ベッドに女性を招き入れるプレイボーイの彼を従順に支えている。実は彼にはもう一つの顔があり、砂漠の国キルの王子でもあった。ある晩、緊急の電話が入り、カディルの父である国王の危篤が伝えられた。後継者候補はカディルと兄のラシードだが、不自由な生活を嫌う彼は、わざと王妃失格の派手な花嫁を連れ帰って周囲の不興をかい、後継者候補から外されるよう、ひそかに目論んだ。もちろん“花嫁役”は、事情を知る有能な秘書エミリーしかいない。高額な報酬と引き替えに、彼女はしぶしぶセクシーな女性に大変身する。だが、いよいよキル王国に到着し、彼から情熱的なキスをされたとき、エミリーの体を貫いた興奮は演技とはなんの関係もなかった──。■人気急上昇中の作家リン・レイ・ハリスが描く、砂漠の国の王子と秘書の切なく熱いロマンス! 外見も内面も劇的に変化を遂げていく、生真面目秘書エミリーの恋の行く末にご注目ください。
  • 砂 の 嵐(上)
    -
    大日本帝国陸軍参謀樋口大尉は軍務怠行の廉で衛戍刑務所入りを宣告された。しかし、それは〃ソビエト潜入〃の特命を受けた諜報員樋口の擬装行為であった。家族、身内をも欺き中国大陸に渡り、ソ満国境に潜入した樋口は自由奔放に生きる男リンチンと出会う。第二次大戦の中央アジアを舞台に展開する雄大なロマン!
  • 砂の家
    3.4
    「お父さんが出所されました」大手企業で働く健人に、弁護士から突然の電話が。20年前、母と妹を刺し殺して逮捕された父。「殺人犯の息子」として絶望的な日々を送ってきた健人の前に、現れた父は――。
  • 砂の上のあなた(新潮文庫)
    3.5
    最期ののちはきみのそばで眠りにつきたい――。亡父が残した愛人への手紙。それは砂上の出会いから続く「運命」の結実だった。愛を失った夫。心を病む元婚約者。愛人の息子を名乗る男。35歳の主婦・美砂子は、自らを取り巻く人間関係の根源に、父の妄執と、千億の愛すら呑み込む「超越」をみる。生きるとは何か。人はなぜ、子を成すのか。果てなき愛への答えを示す、圧倒的長篇小説。
  • 砂の器(上)
    4.2
    1~2巻935~990円 (税込)
    東京・蒲田駅の操車場で男の扼殺死体が発見された。被害者の東北訛りと“カメダ”という言葉を唯一つの手がかりとした必死の捜査も空しく捜査本部は解散するが、老練刑事の今西は他の事件の合間をぬって執拗に事件を追う。今西の寝食を忘れた捜査によって断片的だが貴重な事実が判明し始める。だが彼の努力を嘲笑するかのように第二、第三の殺人事件が発生する…。 映画でもドラマでも大ヒットした社会派ミステリー。

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  • 砂の王宮
    4.4
    戦後、復興へ向け活気に溢れる神戸の闇市で薬屋を営んでいた塙太吉。進駐軍の御用聞きをしている深町の戦略的な提案に乗り、莫大な儲けを手にする。その勢いで、スーパーマーケットを開業し、格安牛肉を武器に業績を飛躍的に向上させた。全国展開への道を順調に進むが、ある事件をきっかけに、絶体絶命の局面に……。日本が世界経済の中心に躍り出た激動の時代を支えた男を描く圧巻の経済小説。
  • 砂の王宮のシンデレラ
    4.0
    最愛の人のために守ると誓った純潔。 もし、その相手があなただったなら……。 貧しい家に生まれ、身持ちの悪い母と姉を見て育ったアイリーン。彼女はただ一つ、自分に誓っていることがあった──愛する人とめぐり逢い結婚するまで、純潔を守り通すこと。だが親友の結婚式で彼を見たとき、一瞬その決意が揺らいだ。プレイボーイと噂の砂漠の国の首長シャリフがあまりに美しく、あまりにセクシーで、あまりに尊大だったから。シャリフはうぶなアイリーンをやすやすと誘惑して唇を奪うと、いつものごとく強引に彼のベッドへ連れ去ろうとした。ところが彼女の予想外の拒絶に遭い、酷く困惑したようだった。翌朝、アイリーンはシャリフから今度は驚くべき提案をされて……。■乗りに乗っている人気作家ジェニー・ルーカスの、胸に迫るせつないシークのロマンスです。徐々に明らかになるシークの悲しい過去、無垢なヒロインの思い……もう涙が止まらない!
  • 砂の王国(上)
    4.1
    1~2巻880円 (税込)
    全財産は、3円。私はささいなきっかけで大手証券会社勤務からホームレスに転落した。寒さと飢えと人々からの侮蔑。段ボールハウスの設置場所を求め、極貧の日々の中で辿りついた公園で出会った占い師と美形のホームレスが、私に「宗教創設計画」を閃かせた。はじき出された社会の隅から逆襲が始まる!(講談社文庫)
  • 砂の王国 上下合本版
    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    全財産は、3円。私はささいなきっかけで大手証券会社勤務からホームレスに転落した。寒さと飢えと人々からの侮蔑。段ボールハウスの設置場所を求め、極貧の日々の中で辿りついた公園で出会った占い師と美形のホームレスが、私に「新興宗教創設計画」を閃かせた。はじき出された社会の隅からの逆襲が始まる! 砂の王国(上)(下) 合本版
  • 砂のお城の王女たち
    4.0
    海外赴任から五年ぶりに戻った青年。久々に入った自分の部屋は、買った覚えのないインテリアで飾られ、きれいに掃除がされていた。不思議に思う彼の前に現れたのは、小学生の女の子二人。彼女たちは「あなた誰? 私たちの家に勝手に入らないでよ!」と言ってきて…。表題作のほか4編を収録。大人の思惑のはるか上を飛び回る子供たちが繰り広げる、リアルでちょっぴりダークな大冒険!
  • 砂の檻
    4.0
    彼の兄との、愛なき結婚──すべては小さな命を守るため。 妊婦のスターリングは、慌てて自宅から逃げだした。おなかの子の父親であるオマールは、1週間前に交通事故で帰らぬ人となった。そしてたった今、彼の厳格な兄、バクリ国王のリハドがこちらへ向かっているとの情報を耳にしたのだ。目的は明白だ。王家の血を引くこの子を奪うつもりでしょう?未婚の母から生まれた王位継承者をリハドが認めるはずがない。そもそも彼は信じないだろう。弟が生涯隠し通した秘密も、スターリングが清らかなバージンであるということも。 ■祖国を離れ、年若い愛人のスターリングと長年暮らしてきた弟が突然亡くなった──リハドはそう信じていました。ところが彼女から驚愕の事実を聞かされ……。息もつかせぬドラマティックなロマンス!
  • 砂の階段
    -
    広告部長の見せた写真に、交通事故で死んだはずの同僚・高瀬の顔があった。事故は偽装だったのか? すると、未亡人が確認した死体は? 東西新聞特企部の江川は、高瀬の周辺を洗う。某省の汚職を追っていたという情報もあるし、プロ野球の八百長事件に巻き込まれたという噂もある。高瀬未亡人への愛に惹かれて、江川は謎を追うが……。
  • 砂の果実 80年代歌謡曲黄金時代疾走の日々
    3.7
    中森明菜「少女A」、チェッカーズ「哀しくてジェラシー」、郷ひろみ「2億4千万の瞳」、荻野目洋子「六本木純情派」…きらびやかな数々のヒット曲を彩った斬新な言葉たち。その時代を疾走した作詞家が回想する、80年代の輝ける日々。作詞家生活35周年記念出版。
  • 砂の街路図
    3.3
    父が隠していた、嘘より哀しい死の真相とは。  なぜ父は幼い自分を捨てて失踪し、死んでしまったのか――。母の四十九日を終えた岩崎俊也は、父の死の真相を求めて、両親が青春時代を過ごした北海道の運河町へと旅立つ。二十年前、父が溺死する直前まで飲んでいた酒場の店主によれば、同じ法科大学漕艇部員だった女性の密葬に参加するために滞在していたらしい。さらに、昭和44年に漕艇部で起きたある事件を機に、陽気だった父の人柄が激変したことを知る。  この街には、僕の知らない父がいた。  父が隠し続けた、ぬぐいきれない恥辱と罪悪感。  知られたくない、でも忘れられない過去がある。  果たして、父は事件に関係していたのか? 家族にさえ隠し続けていた苦悩と死の真相とは?  会心の野心作にして、まったく新しい「家族ミステリー」が誕生!! ※この作品は過去に単行本版として配信されていた同名タイトル の文庫版となります。
  • 砂の記憶
    -
    1巻440円 (税込)
    家出人の捜索依頼だった。肺ガンを宣告されたカメラマンが突然行方をくらましたというのだ。依頼人である妻の話では、カメラマンは気丈な男で、自殺は考えにくいという。調査に取りかかった秋津慎平だったが、その行手には意外な妨害が待っていた…。その家出に隠された真相とは!?

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  • 砂の宮殿
    3.3
    外科医の才所准一は、大阪で海外富裕層向けの自由診療クリニックを運営している。 抗がん剤・免疫療法の趙鳳在、放射線科の有本以知子、予防医学の小坂田卓という優秀な三人の理事とともに最先端のがん治療を提供し、順調に実績を重ねていたところ、久しぶりに訪ねてきた顧問が不審死を遂げる。 これは病死か事故か、それとも――。 高額な治療費への批判も止まず、クリニックに吹き荒れる逆風に、才所はどう立ち向かうのか。
  • 砂の交渉 日米合弁
    -
    二転三転する日米合弁事業の攻防の行方は!  ファミリーレストラン業のサマリン社員山崎和也は、砂漠のまん中にあるアルバカーキ-に到着した。アメリカ大手のレストランチェーン、ジョーンズとの合弁事業を進めるために、現地法人の社長井上恵子と交渉に臨んだ。社長の吉村の意を受けた和也に、この件は吉村と対立する副社長の境が進めていることがわかってきた。  副社長グリンスタインは、最初の交渉でジョーンズの日本でのフランチャイズ権の買い取りやジョーンズ買収などをほのめかせ、和也を慌てさせた。  その後の合弁交渉は、総論ではまとまるものの進展しない。  そして、サマリンの同僚が寝返ったのではという疑惑が起こり、次いで吉村が権利を持つ米国現地法人が、名前を他人の物にすり替えられていた。  本当のところは何が起こっているのか?  さらに、和也にはアメリカにいる別れた妻と娘に会うためにも、この合弁交渉を成功させたかった。  しかし、事態はさらに大きく動き……。  いよいよ、ジョーンズ会長との直接交渉が行われることになった。  会社は誰のものか?男が守るべきものとは?  今年度の日経小説大賞の受賞者による、国際色豊かな経済小説。
  • 砂の魚
    4.0
    マイアミの浜辺、ニューオリンズの街角、ハワイの空……。儚い光で写し出された気の向くままの旅の暮らし。一瞬の輝きを放つまっすぐで温かい言葉たち。オールカラー愛蔵版写真詩集。
  • 砂のささやき 砂漠の王子たち
    4.0
    ある日ディジーのもとに、親友サミーハから一本の電話が入った。聞けば、サミーハには結婚を約束した相手がいるのに、兄たちが勝手に、王族サラーフとの縁談を進めているという。サラーフの名を耳にしたとたん、ディジーの胸は締めつけられた。サラーフは十年前、ディジーが身も心もすべて捧げた人だ。将来まで誓いあい、最後は互いを憎むようにして終わった恋。サミーハは、昔の恋人であるディジーがサラーフを誘惑すれば、彼から縁談を断ってくるはずだと考えているらしい。親友に泣きつかれ、ディジーは複雑な思いを抱えたままひとまず砂漠の国バラカットの地に降り立った。そこにはもはや少年ではない、シークとなったサラーフがいた。
  • 砂の殺意
    3.0
    五歳になる一人息子が、遊びに出かけたまま戻ってこない。子供を捜しにいった母親は、心あたりの工事現場で、心臓が止まりそうなショックを覚えた。ダンプカーから落とされた土砂で生き埋めにされ、死んでいた! 過失致死か? それでは一体誰が……。母親の執念の捜査がはじまる。息子を喪くした母親の怒りと憎悪が胸の中で激しく燃えたぎった。だが、その憎悪の果てに彼女を待ちうけていたものは……。平凡な日常生活のなかで誰もが遭遇しうる事件をテーマとし、女性心理を見事に描いた傑作短編集。表題作ほか七篇を収録。
  • 砂の山稜
    -
    山仲間二人と現金強奪事件を起こし、八千万円の現金を手にした青野。だが、待っていたのは、いつ終わるとも知れない暗く淋しい逃亡生活だった。そんな時に出会った、二十歳以上も年下の女・真弓。彼女もまた過去から逃げる女だった。名前と経歴を偽り、真弓と一緒に暮らし始める青野だったが……。“逃亡者“の心理をリアルに描いた犯罪小説の白眉!

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  • 砂の肖像
    4.5
    1巻1,881円 (税込)
    ●「石に映る影」石の愛称は「ニコ」メノウの原石だ。いつも黒い服を着ていた謎の女K、そして、Kから聞いたニコのこと。●「ジョン・シルバーの碑」母は「パチンコ玉みたいなやつ」が居座ったままの右足のふくらはぎをごっそりと削る手術を受けた。難病に冒された母の病魔との闘い。他、珠玉の短編3作を収録!
  • 砂の城
    -
    名門校の教師アシュレイは新学期に向けて名簿を調べていた。ふと、思わぬ名前に目をとめた――フセイン・ゴーチエ。7歳。この世に、この年齢の、この名前の子が2人といるだろうか?一度も胸に抱くことなく引き離された我が子に間違いない。驚く彼女の前に、元恋人の大富豪アレインが現れ、息子を入学させる条件は、彼女が学校を去ることだと迫る。まだ私を苦しめたいの? 私は息子のそばにいたいのに……。アシュレイはたまらず申し出た――母親と打ち明けなくてもいい、息子の家庭教師になりたい、と。
  • 砂の城
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 明治29年、旧暦5月5日。端午の節句で家族が集い幸せな時間を過ごす中、三陸地方を大津波が襲った。その被害録の凄まじさ・非情な生と死のドラマに衝撃を受けた小学校教師の視点で、不可避な天災から未来を守る道を模索する。

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  • 砂の城
    3.8
    青春の浜辺で若者が砂の城を築こうとする。押し寄せる波がそれを砕き、流してゆく……。西は過激派グループに入って射殺され、トシは詐欺漢に身を捧げて刑務所に送られた。しかしふたりとも美しいものを求めて懸命に生きたのだ――スチュワーデスになった泰子は三人いっしょだった島原の碧い海と白い浜を思い浮べる。幸福を夢み、愛を願ってひたむきに生きた若者たちの青春の軌跡。

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  • 砂の城~鬼貫警部事件簿~
    3.3
    早朝の鳥取砂丘に突き出た“足”。マネキンかと思われたその足は女性のものだった。被害者は高校の女性教師、一緒にいたはずの男は失踪していた。容疑者として浮かんだのは、かつて被害者と交際していた画家。しかし、その男には鉄壁のアリバイが。捜査は行き詰まり、名刑事・鬼貫に依頼がきた。容疑者と鬼貫の熱き攻防。真犯人は誰か。鬼貫警部シリーズの名作。
  • 砂の城の殺人 美波の事件簿3
    3.6
    父が行方不明になってから五年が経った冬。高校一年生のわたし・倉西美波は、不可抗力により「二日で五万円」という超破格のバイトをすることになった。山奥に踏み込んでは廃墟を撮影するというカメラマンの助手を請け負うことになったのだけれど、向かった先は危険だらけ。やっぱり楽には稼げないと落胆するも、なんと、ボロボロの屋敷でミイラ化した死体を発見してしまった! しかもそれが十二年もの間行方が知れなかった、カメラマンの母親だというからさらに驚いてしまって……。降りしきる雨の中、閉ざされた廃墟で次々と人が死んでいく。清新な筆致と、大胆なトリックで贈る、注目のシリーズ第三作。

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  • 砂の城のシンデレラ
    -
    皇太子とシンデレラの恋は、砂の城のように儚くて……。 公室付きのナニーとしてモンテドーロ公国へ来て2年。当初、黒縁眼鏡をかけて地味で目立たなかったラニは、今や美しい女性に生まれ変わっていた――ある男性に恋をして。大晦日の舞踏会で皇太子マックスから踊りに誘われたのをきっかけに、その夜、以前より胸に秘めていた彼への想いを遂げたのだった。だが、数年前に不慮の事故で妃を失った彼がいまだに亡き妻を愛し、今後も独身を貫くつもりでいることは国じゅうに知られた事実だ。マックス自身の口からも、二度と結婚はしないと聞いたことがあった。しょせん、私はしがないナニー。皇太子に愛されるはずがない……。ラニは身を引く決意を固めると、仕事を辞め、そっと宮殿を去った。 ■身分の差、望むべくもない愛――ラニの恋には、克服しえない障壁が立ちはだかっていました。けれども、ラニとマックスがたがいに知らなかった過去の秘密が明かされ、物語は思わぬ方向に進みます。名門ブラボー家の恋を描いた〈都合のいい結婚〉シリーズの関連作!
  • 砂の審廷 ――小説東京裁判
    5.0
    民間人ただ一人のA級戦犯として巣鴨刑務所に拘留された大川周明。下駄履きのパジャマ姿で出廷し、東条英機の頭を叩いた奇矯な行動は有名だ。だがそれは、インドやイスラームの宗教哲学を根幹とする特異なアジア主義者であり、戦前の軍部や政府指導者に影響を与えた国家主義者の真実の姿なのだろうか。精神鑑定の結果不起訴となった大川周明に焦点をあて、獄中日記、検事の訊問調書、大政翼賛会興亜総本部長の戦災日記などの史料を駆使し、東京裁判のもう一つの深層を焙りだす。
  • 砂の巣
    -
    夫婦のかすかな欲求不満に仕掛けられた甘美な罠は、しだいに獲物を追いつめる。巧みに仕組まれた汚職に巻きこまれ、家庭の崩壊を招く「砂の巣」。殺人事件に関わり、夫の秘密を知ってしまう妻。夫婦の破滅をミステリアスに描いた「煮えた欲情」。鋭く深い人間凝視で、欲望の魔力に蝕ばまれる悲劇を描出した、佳編2作。
  • 砂の民の伝説(1)砂海の風
    -
    塩を制するものが砂の世界を制す  砂の海(ジェル・アー)に囲まれ、塩が唯一の価値を持つ大陸・トルア。  この大陸の南端、ファハン、グザナ、アルタール三国の境に「ベテゴア」と呼ばれる塩の交易都市があった。世界で唯一砂の海に開かれた都市ベテゴアを支えているのは、古より過酷な自然と戦いながらトルアに塩を運び続けた誇り高き一族、ハラクティだった。しかし、今や彼らは塩を運ぶ奴隷としてしかその存在を許されてはいなかった。  トルアの覇権を巡り野望をめぐらす三大国と暗躍する塩商人の野望とは…?  ファハンの将軍の息子として生まれながら、数奇な運命に操られる青年剣士エアンを主人公に繰り広げられる。“魔法のでてこない異世界ファンタジー”であり、オリジナル異世界大河ロマンの名作「砂の民の伝説」シリーズが、電子書籍でついに復刊! シリーズ全6巻すべての巻末には新たに書き下ろされた電子書籍版あとがきも収録。 ●河原よしえ(かわはら・よしえ) 東京都杉並区出身。小学生時代から漫画家を目指しつつ、1975年にアニメーション制作会社、株式会社サンライズ(旧・有限会社サンライズスタジオ)でアルバイトを開始。翌1976年からは企画室所属の契約社員として、設定制作、文芸、企画などを『風間洋』名にて担当。1984年『重戦機エルガイム』で脚本、1989年に企画を担当した番組のノベライズ『鎧正伝サムライトルーパー』で小説家デビュー。趣味である古代エジプト学の知識を元にしたファンタジーをはじめとする小説や、ムック本の解説などの他、ラジオドラマ脚本、作詞など、活動は多方面。古代エジプト学、博物学、イラスト、マンガ製作、最近はホビーロボット大会のボランティア活動等が趣味。『神の禽』シリーズ(角川書店)、『ファラオを盗め!!』上下(朝日ソノラマ)、『G-SAVIOUR』上下(集英社)、『幻の将軍』上下(エニックス)、『徹底図解・古代エジプト』(新星出版)など著書多数。
  • 砂の粒/孤独な場所で 金井美恵子自選短篇集
    2.0
    一筆ずつ塗り重ねられる精緻な絵画のように、あるいは一針ずつ施される絢爛たる詩集のように――一語一語選び抜かれた言葉は、思わぬつながりを持つ次の言葉を連れてきて、夢中でそれらを追ううちに思いもよらない地平に連れ去られていく。時空間も記憶も等質な粒子となって混じり合い、拡散し、迷宮のような読書体験をもたらす、著者初の自選短篇集。
  • 砂の塔 ~知りすぎた隣人[上]
    4.0
    憧れのタワーマンションに引っ越した平凡な主婦・亜紀。セレブ妻たちの奇妙なルールに疲弊するが、フラワーアレンジメントを教える優しい隣人・弓子に支えられる。そんな中、世間を騒がす連続失踪事件の現場には常に弓子が作った花束と同じ一輪の花が。その不気味な符合の真相とは!? 一方、亜紀と再会した幼なじみの航平は秘密の過去を語り出す!
  • 砂の花
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    真実の愛を求めて、男から男へとわたって歩いた女優・彰子が、払わねばならなかった代償は、あまりにも大きかった。彼女を捨ててアメリカへ去った第1の男・大滝のあとに現われた第2の男・石垣は、戦争で受けた心の翳をいつまでも暗くひいている男であった。彰子から捨てられたと思った石垣は、自殺。傷心の身を岐阜の実家へと戻った彰子の前に現われた第3の男・朝吹は、アル中の病身であったが、彰子との愛に男としての再起なるかとみえた。が、二人の間に横たわる壁は厚かった。そして、女優として舞台復帰を夢みる彰子……。現代女性の一面を、多彩な筆で描く、石原慎太郎の傑作長篇。
  • 砂の碑銘
    4.0
    幼児期の記憶がなかったOLの貴浦志鶴子。偶然知り合った露木の言葉に、幼い頃の記憶がよみがえってきた。過去をもっと思い出すため、会おう約束したその日、露木は何者かに殺されてしまう。廃村となった露木の出身地をつきとめた志鶴子は、なくした記憶の欠片を取り戻すため、幻の故郷・長野東屋敷へと向かう。しかしそれは禍々しい過去との対面のはじまりであった。
  • 砂の炎
    5.0
    政略結婚から逃げだした花嫁には、熱く厳しい罰が待ち受けていた。 婚約式の翌日、アマヤは婚約者の前から黙って姿を消した。兄の決めた政略結婚に一旦は同意したが、やはり間違いだった。婚約者であるシーク、カヴィアンはハーレムを持ち、そこに大勢の女性を囲っているとの噂を耳にしてしまったのだ。そんな人と結婚したら、わたしも母のようになってしまうわ。父の愛を得られず、心を病んだ母のように。半年後、居場所を突きとめられたアマヤは強引に連れ戻され、待ち受けていたカヴィアンから耳を疑うような言葉を投げられる。「さて、まずは服を脱いでもらおうか」 ■政略結婚から逃れられないと悟ったアマヤ。尊大で鼻持ちならないシーク、カヴィアンの本当の姿を知り、思わず心を動かされますが……。
  • 砂の魔法
    5.0
    ジェンは世界援助機構の一員として、砂漠の国ザヒールで医療活動に従事している。五年前に事故で夫を亡くして以来、世界各地の人々を救うことだけが生きがいだった。そんなある日、ジェンのもとにカムと名乗る医師がやってきた。同じ世界援助機構の人間で、活動を手助けに来たと言うが、彼の行動や言葉の端々にジェンはなぜか違和感を覚える。きっと彼がハンサムすぎて医師らしくないせいね……ジェンはそう納得しようとした。まさか彼が、ザヒール国のシークだとは夢にも思わずに。★新人作家メレディス・ウェバーが、砂漠で生まれたロマンスを描きます。どうぞお楽しみに!★
  • 砂の守り 風烈廻り与力・青柳剣一郎[34] 風烈廻り与力・青柳剣一郎
    4.0
    鮮やかな斬り口だった。矢先稲荷脇で発見された死体を検死した青柳剣一郎は剣客による犯行と判断。三月前の刃傷事件と絡め、連続殺人を疑い探索を始める。浮上したのは同じ頃に一刀流仁村道場の師範代を辞め、姿を晦ました神村左近という男だった。一方、その道場の門弟高岡弥之助は事件当日、現場付近で左近を目撃、独自に追っていたが、第三の死体が発見され…。
  • 砂の迷路
    -
    一年前、フェイは砂漠の国ジュマールの王子タリクと恋に落ちた。イギリスに滞在中だった彼にプロポーズされて結婚したが、彼女の義父の陰謀がもとで、その日のうちに離縁されてしまった。その陰謀に自分はまったく関知していないと弁解できぬまま、今、フェイは君主となったタリクとの謁見に臨もうとしていた。病弱な兄が、ある理由でジュマールの監獄に入れられ、事態を解決するにはタリクに恩赦を願い出るほかなかったのだ。みじめに頭を下げる彼女に、タリクは究極の条件を提示した――君が僕の言いなりになるなら願いを叶えてやろう、と。
  • 砂の揺りかご
    -
    エラは日々制作に励む、若きガラス工芸家。海辺の屋敷の離れを借りて、ひとり静かに暮らしている。ある夜、日課の散歩をしている途中で見知らぬ男性と出会った。闇の中で顔ははっきりと見えないが、エラはなぜか興味をそそられた。話しているうちに、彼が祖母から屋敷を相続したハリドだとわかった。翌日、母家に呼び出されたエラは、初めて明るい中で彼を見る。これほど美しい男性は見たことがない。でも、その顔の右側は……。ひどい火傷の跡で肌が引きつれていた。衝撃を受けるエラに、ハリドは追い討ちをかけるように言い放った。「この屋敷は売りに出す。さっさと出ていってもらおうか」■魅惑の砂漠のヒーローが、もし双子だったら……。ミニシリーズ〈砂漠の絆〉でバーバラ・マクマーンが描くのは、ひと味違ったシークたちの物語です。ぜひお楽しみください。
  • 砂浜に坐り込んだ船(新潮文庫)
    4.0
    石狩湾で坐礁した、五千トンの貨物船。忽然と砂浜に現れた非日常的な巨体に魅せられ、夜、独り大型テレビでその姿を眺めていると、「彼」の声がした。友情と鎮魂を描く表題作と、県外の避難先から消えた被災者の静かな怒りを見つめる「苦麻の村」、津波がさらった形見の品を想像力のなかに探る「美しい祖母の聖書」ほか、悲しみを乗り越える人々を時に温かく時にマジカルに包み込む全9編。(解説・堀江敏幸)
  • 砂場の少年
    4.6
    放送局のディレクターを辞した葛原順は、三五歳にして初めて臨時採用の中学の先生になった。受け持ったクラスは、一筋縄ではいかない生徒たちが談論風発。陳腐な価値観の押しつけ、型通りの授業などは即刻一刀両断に。周囲の教師は、「札付きですから厳しく締め付けないと…」と繰り返すばかり。あらかじめ生徒を偏見でみることだけはしないという信条を頼りに、葛原は素顔の生徒に向き合う。だが、丸刈りに反対して学校に通わない少年、一切口をきかない少女、そして神経症の闇に沈む妻透子の存在が、葛原に大きな問いを投げかけていく。子供から学ぶことの大きな可能性を伝える感動の小説。
  • 砂星からの訪問者
    3.6
    戦場カメラマンの石塚旅人が乗り組んだ宇宙調査艦隊が、突如、エイリアンと交戦状態に。撮影を続けていた旅人は孤立し、捕虜となる。実はエイリアンの艦隊も、調査艦隊だったのだ。間もなく、情報力が戦闘力と直結する戦いが幕を開ける!
  • 砂まみれの名将―野村克也の1140日―
    4.3
    阪神の指揮官を退いた後、野村克也にはほとんど触れられていない「空白の3年間」があった。シダックス監督への転身、都市対抗野球での快進撃、「人生最大の後悔」と嘆いた采配ミス、球界再編の舞台裏、そして「あの頃が一番楽しかった」と語る理由。当時の番記者が関係者の証言を集め、プロ復帰までの日々に迫るノンフィクション。
  • 砂冥宮
    3.8
    砂の記憶に幻惑され、男は還らぬ人となった――。明治から昭和初期にかけて活躍した文豪・泉鏡花。彼の代表作のひとつ『草迷宮』のモデルになったという神奈川県三浦半島の旧家で、ルポライター浅見光彦が取材をした老人は、「金沢へ行く」と言い残して数日後、歌舞伎の「勧進帳」で知られる石川県「安宅の関」で死体となって発見される。浅見はその死の真相に近づくため金沢へ向かうが、老人の足跡は意外な場所で途切れていた。老人の「旅」の目的に思いを馳せる浅見の前で、やがて第二の殺人が発生してしまう……。名探偵・浅見光彦の推理は!? 傑作旅情ミステリー! 著者自作解説付き。
  • 砂をかむ
    無料あり
    -
    1巻0円 (税込)
    この電子書籍ファイルは青空文庫のデータをもとに制作しております。

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  • 沙を噛め、肺魚
    4.2
    1巻1,881円 (税込)
    沙に覆われてしまった世界。人々は何よりも安定を目指すようになっていた。 安定した仕事で稼いで、機械で娯楽を享受して、どこに遠出することもなく、安全で、快適な、この街で、ささやかな幸せが至上。 それでも音楽が好きな少女・ロピは第9オアシスでパパと二人で暮らしている。親友のエーナや周りの大人に反対されながら、自分の音楽を追い求める。 特にやりたいこともない少年・ルウシュは、母と同じ気象予報士になるため日々勉強していた。いっぽうで好きなことに一生懸命な友人に劣等感は強まり、夢中になれることを探しはじめ…… 青春小説の旗手が将来に悩むZ世代に捧ぐ、傑作のディストピア長編。
  • 砂をつかんで立ち上がれ
    3.6
    本と人との出逢いは、運命だ。偶然、手にしたように見えても、しかるべき人に、しかるべき本が巡りあうようにできている。山田風太郎『甲賀忍法帖』、バロウズ『裸のランチ』、東海林さだお「丸かじりシリーズ」……。イヤミな優等生だった小学校時代、フーテン青年時代、そして印刷会社の営業マンを経て今に至るまで、道草を繰り返しながら出逢ってきた数々の書物へ、愛をこめてつづる、本読みエッセイ。
  • 砂を這う蔦
    -
    東京で金をつくっては、パリで若い男と恋愛する、麻由子。アメリカ帰りのデザイナー・美香。銀座でクラブを経営する、真紀とまどか。女たちの生活は、自由で華やかだ。物語は、麻由子の5度めのパトロン探しから始まるのだが、華やかさの陰に滲む孤独を追って、人生の表裏を描く。ほかに、不気味な味の短編「木枯しの女」を併録。
  • スナーク号の航海
    -
    『野生の呼び声』や『白い牙』などのアラスカ物で知られるアメリカの作家ジャック・ロンドンは、『馬に乗った水夫』という伝記のタイトルが象徴しているように、北海道沖でのアザラシ猟の漁船に乗り組んだり、ヨットを建造して世界一周航海に出発するなど、生粋の海の男でもあった。本書はヨット、スナーク号による太平洋航海記の全訳(本邦初訳)である。ジャック・ロンドンが十七歳で懸賞エッセイに応募して一等になった幻の、ある意味で事実上の処女作となる『日本沖で遭遇した台風の話』も巻末に収録。
  • SNOOPY COMIC  ALL COLOR 90’s
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「SNOOPY COMIC」のSUNDAY版1990~2000年感動の最終回の中から90本を選り抜き、オールカラーで掲載。デイリー版にないストーリーも満載でコミックの魅力が満喫できます。
  • SNOOPY COMIC SELECTION 50’s
    4.1
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 かわいいだけじゃないスヌーピー。実は哲学的で面白い! スヌーピーコミックが連載開始した記念すべき1作目も掲載している、50年代のベストコミック集。初めてスヌーピーコミックを読む人にぴったり。
  • SNOOPY COMIC SELECTION 90’s
    4.1
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ピーナッツコミックは、90年代になると、不器用なチャーリー・ブラウンがなぜかモテ期に突入!? 3人の女の子の間で気持ちが揺れ動き、悩みは増える一方…。そして、ついに感動の最終回を迎えます。
  • SNOOPY COMIC SELECTION 70’s
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 初めて読む人にぴったりのスヌーピーのコミック集。哲学的だったり、生意気だったり・・・かわいいだけじゃないスヌーピーを堪能できる! クスッと笑えるスヌーピーコミック。谷川俊太郎の新規訳しおろしも必見! スヌーピーコミックを初めて読む人に! 70年代よりぬきベスト集! かわいいだけじゃないスヌーピー。70年代は、ピーナッツの歴史の中でも、一番変化に富んだ面白い時期です。ウッドストックやリラン、マーシーの登場など、個性的なキャラクターが増えたり、「ジョー・クール」や「フライング・エース」など、スヌーピーの定番変装シーンもたくさん! 相変わらず気の弱いチャーリー・ブラウンを尻目に、スヌーピーの態度が横柄になっていくところに笑いが止まりません! 50~90年代の各年代ごとにセレクトしたコミックが毎月1冊ずつ発売されているので、ぜひコンプリートしてください!
  • SNOOPY COMIC SELECTION 60’s
    4.1
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 3000本を超える60年代のコミックから、面白いものを厳選して172本を紹介。かわいいだけじゃない哲学的なスヌーピーのコミックは、ファンならずとも、クスッと笑ってしまう。スヌーピーコミックの決定版。60年代は、小説家やフライング・エースなど、定番変装シーンがたくさん登場して、変化に富んだ面白い時期。見逃せない1冊です。
  • SNOOPY COMIC SELECTION 80’s
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 80年代で注目すべきポイントは、スヌーピーに無償の愛を捧げるチャーリー・ブラウンと、全く意に介さないマイペースなスヌーピーという2人の微妙な関係。なんとも切なくて面白い!
  • スヌーピー ともだちって、こういうこと
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ページをめくればスヌーピーやチャーリー・ブラウンなどのキャラクターたちのユーモアとやさしさあふれる言葉たちがあふれ出て、思わずくすっと、時にはしんみりと心にしみこむ──。谷川俊太郎氏の名訳でおくるファン待望のスヌーピーメッセージ集。
  • すねた娘
    -
    女は2年前に死んだ父親の遺言状の件で訪れた。唯一の相続人である彼女の財産は伯父に付託され、もし彼女が25歳未満で結婚するなら、伯父は自由にその財産を処分できるという条件がついていた。実は女には意中の男がいて、すぐにも結婚を望んでいた、そして財産も手にしたかった…そんななか、伯父が死体となって発見される。女には当然、疑惑の目がむけられた。

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  • 拗ね者たらん  本田靖春 人と作品
    値引きあり
    4.0
    孤高のジャーナリストの生涯を描いた傑作評伝! 若者よ。『拗ね者たらん』を読みなさい。 そうすれば、君も少し大人の男に近づくだろう。 ――伊集院静氏、推薦 読売新聞社会部エース記者として名を馳せ、 独立後は『誘拐』『不当逮捕』など数々の名作を遺した ジャーナリズムの第一人者、本田靖春。 「戦後」にこだわり続けた代表作を精緻に読み解きながら、 新聞記者・担当編集者など関係者の証言をもとに、 濃密なる七十一年の生涯を描く、傑作人物ノンフィクション。
  • スネークヘッド
    -
    麻薬、娼婦、難民……香港の闇にうごめくシンジケートのスネークヘッド。人間密輸の陰に暴かれてゆく現代史の謎と、大陸をめぐる壮大な謀略。対中国貿易を扱う小さな商社に勤める北山吾郎は、ある日、内蒙古の旧日本軍生き残りの兵士から一通の手紙を受け取り、その男の息子を探すため、単身香港の魔窟に入った……。背徳の国際都市・香港の秘密結社に、たった一人で敢然と組織に挑む男の闘志を描いた、傑作冒険推理小説。
  • スノウ・エンジェル
    3.0
    1巻1,870円 (税込)
    「天使様、お助け下さい」歩行者天国に暴走車を突っ込ませた後、通行人を殺害した男が、謎の呟きを残して百貨店の屋上から飛び降りた。新種の合成ドラッグ〈スノウ・エンジェル〉が原因と睨む厚生労働省の麻薬取締官・水月笙子は、その根絶を狙い、ある男に捜査協力を求めた。神西明、元刑事。九年前に相棒を殺され、犯人五人を射殺、そのまま逃亡して首謀者・マシューを追い続ける男だった……。起こりうる近未来の薬物犯罪を描く、黙示録的警察小説!
  • スノウ・クラッシュ〔新版〕 上
    3.6
    連邦政府が無力化し資本家によるフランチャイズ国家が国土を分割統治する一方、オンライン上に仮想世界「メタヴァース」が築かれた近未来のアメリカ。アヴァター技術を開発した凄腕ハッカーにして、マフィアが経営する高速デリバリーピザの〈配達人〉ヒロ・プロタゴニストはある日、メタヴァースで出会った男に「スノウ・クラッシュ」なる謎のドラッグを手渡されるが……。本書が未来を書き換え、SFは現実と接続された。
  • 洲之内徹という男
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 画商にして蒐集家、そして美術批評に名を残した洲之内徹。埋もれた珠玉を発掘し、作品との対話にみずからを託した"私小説作家"の軌跡と生きざまを、親交のあった画家たちとの対比のうちにさぐる。

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  • 洲之内徹ベスト・エッセイ1
    -
    「買えなければ盗んでも自分のものにしたくなるような絵なら、まちがいなくいい絵である」。かつて小林秀雄が「今一番の批評」と称賛し、美術エッセイ「気まぐれ美術館」で人気を博した洲之内徹。陰惨な戦争体験を引きずり、癒すことができない飢えを抱えながら、屈託のある達観の文を書いた。振り返られることが少なくなった異才の随想を、稀代の美術評論家・椹木野衣が選りすぐったコレクション。
  • 洲之内徹ベスト・エッセイ2
    -
    「「かすみ草」を見ていると、私はふしぎに、いま自分はひとりだという気がする。いい絵はみんなそうかもしれない」白洲正子がその審美眼に全幅の信頼を寄せた「目利き」洲之内徹。獄中「転向」によって思想の意味を見失い、その場その場を生き延びる習性を身につけた。放蕩と諦観の果てに、洲之内が見出した美への「誠意」とは──。戦前に書かれた最初期の批評を含む美術エッセイの名筆を集めたアンソロジー第2弾。
  • スノウ・ティアーズ
    5.0
    君枝には日常的に不思議なことが起こる。トルソーがしゃべる。大人の傘で宙に浮く。植物の家族と暮らす。高校の教室が海になってあふれだす……。誰にも見えないものが見え、ありえないことを体験してしまう彼女を「不思議体質」と呼んだのは、幼なじみの陸。君枝を理解していたのは陸だけだった。でも、あの頃の二人は、お互いの大切さに気づくことができなくて──。恋と孤独と清冽な願いがアドレッセンスな心を揺さぶる感動作
  • スノウ*ドロップ
    -
    大病院の跡取り娘として厳格に育てられた高2の雫は、親の決めた自由のない毎日を生きていた。そんな雫に、ある日、美しい青年・雪との運命の出会いがおとずれる。どこか翳のある雪と心を通わせるうち、暗闇だった雫の心に光が射し込んでいく。やがて恋に落ちる二人。でも、猛反対した父親によって二人は引き裂かれてしまう。「きっと必ず迎えに来る」――雪のくれた約束を信じ、待ち続ける雫の恋は……。
  • スノーデン 独白 消せない記録
    4.1
    「ぼくは真実を語ることにした」今世紀最大の英雄か、それとも国家を破壊しようとした叛逆者か―アメリカ政府による秘密の“大量監視システム”の存在を暴露したことで、最強の諜報組織NSAとCIAを敵に回した男、エドワード・スノーデン。全世界ベストセラーの自伝、ついに日本上陸!
  • スノーデンファイル 地球上で最も追われている男の真実
    3.9
    エドワード・スノーデンは、歴史上類を見ない内部告発者である。世界最強ともいえる情報組織NSA(米国国家安全保障局)のトップシークレットを大量に持ち出し、メディアを通じて世間に公表した。 スノーデンが情報リーク先に選んだ『ガーディアン』紙が、本書でその一部始終を明らかにする。スノーデンが明らかにした衝撃の事実の数々と、リーク情報の公表を阻むためにさまざまな圧力をかける米英の政府・情報機関とメディアとの凄まじい攻防も読みどころ。 スノーデンから得た情報をもとにした米国政府の情報収集に関する報道で、『ガーディアン』は『ワシントン・ポスト』とともに、2014年のピュリッツァー賞(公益部門)を獲得した。
  • スノードロップ
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    「あなたは考えたことがありますか? 自分がラストエンペラーになるかもしれないって」――私は東京の空虚な中心に広がる森に住む憂いの皇后。ハンドルネームはスノードロップ。花言葉は「希望」「慰め」。腐敗した泥舟政権は国民を国家に奉仕させる倒錯を繰り返す。さあ、「ダークネット」を駆使し、「令和の改新」を実行すべし!
  • スノードロップの花束
    -
    1巻1,100円 (税込)
    前向きに生きていく女性の姿を、 精緻な筆致で描いた珠玉の短編小説集。 【スノードロップの花束】 地方の建設会社で総務課長として働く穂波は、 カナダから来た10代の姉弟を自宅に2週間ホームステイさせることになった。 彼らと関わるうちに学生時代の記憶がよみがえり、今までの人生の折々を振り返る。 2週間が過ぎて仕事の新しい局面を迎えたとき、穂波は次の選択を迫られていた——。 【マドンナの娘】 若い頃「マドンナ」と呼ばれた美人の母を持つ美琴は、父親似と言われることが悲しかった。 やがて自分のアイデンティティを見つけて社会人になった美琴は、 絵画教室に通い始め、成り行きで誕生祝いをしてもらうことになった。 自分の弱みを告白するというゲームを通してお互いの家庭や経歴を知り、美琴には思いがけない展開となる。 【真夏の落果】 5歳年下の弟の諭が急性骨髄性白血病で入院し、 布由子は自分の生活に追われながらも東京へ度々見舞いに行く。 頼みの骨髄移植はかなわず、別れた妻子との関係性にも苦しむ諭は沙織に支えられて闘病を続ける。 最先端医療の一端に関わる仕事に就いていた諭の運命は希望と失望に揺れ、布由子は奇跡を願うが……。 <著者紹介> 河辺 理埜(かわべ りの) 1959年長野県生まれ。 短大卒業後40年の地方公務員生活を経て、60歳から通信講座で小説の初歩を学んだ。 初めて完成した作品が「スノードロップの花束」。 3作品は少しずつ色合いが違うが、いずれも地方で働く女性が、 出逢いや別れ、迷いや悲しみを経験しながら自分らしく前を向いていく姿を、日常の風景の中に描いた。

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  • スノードーム
    -
    考え続けよう。世界を知るために 小説に登場するのは、スノードームの中のオブジェたち。オブジェたちの間に流れた「滅亡の噂」について、話し合い、考え続ける、小さな世界のお話では。「考えるとは何か」「その先に何があるのか」。そんなことに興味がある、すべての人に読んで欲しい1冊です。 【著者】 香山 哲 漫画やコンピューターゲームやエッセイなどを制作。『香山哲のファウスト1』が2013年に第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査員推薦作品に入選。『心のクウェート』が2017年にアングレーム国際漫画祭オルタナティブ部門にノミネート。不可思議移住エッセイマンガ『ベルリンうわの空』が2021年に『このマンガがすごい! 2021』(宝島社)オトコ編10位にランクイン、第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査員会推薦作品に入選するなど話題に。著書に『香山哲のプロジェクト発酵記』『レタイトナイト』など。
  • スノードームの捨てかた
    3.8
    1巻1,617円 (税込)
    10年後に思い出す。そんな日は突然やってくる。 『わたしを空腹にしないほうがいい』『うたうおばけ』『湯気を食べる』がロングヒット&話題沸騰!! ままならない人生に巻き起こる、心ざわつく悲喜こもごも――。 エッセイで日常のシーンを鮮やかに切り取り掬い上げてきたくどうれいんが描く、風味絶佳な初の小説作品集。 「そうだ。この間、酔って穴掘ったんだよ」「穴?」「どこに」 高校時代からの三人の友情は、公園の穴に吸い寄せられてゆく。(「スノードームの捨てかた」) 「いいんだよ、バイキングって『ご自由に』って意味なんだから」 同じヨガ教室に通う美女・ようこさん。彼女の“秘密”を知った私は――。(「鰐のポーズ」) 「どういうことですか」「こういうことです」 別れた恋人との指輪の処分に迷うまみ子が出会った、しゃがみ込む男。(「川はおぼえている」) 「すみません相席いいですか」 美術館の監視係をするわたしに舞い込んだ恋の予感、のはずが……。(「背」)」 「なにか直してほしいところ聞きたい、時間つくるから、つくって」 ――結婚目前の彼女からの不穏な質問。(「湯気」) 「あら、じゃあもう決定だ、正解だ、運命だ」 仕事を辞め、虚ろな毎日で見つけたのは、一枚の祖父の絵だった。(「いくつもの窓」) 思ってもみなかった。こんなに心ざわつく日がくるなんて。 くどうれいんが描く傑作6篇。
  • スノーバウンド@札幌連続殺人
    3.0
    札幌の街中でナンパされ、誘拐された久美子の「目の前」で、誘拐犯である浩平が殺された。その犯人も見つからないうちに、久美子の父親が殺されるという第二の事件が起きてしまう。旅行に来て、事件に関わった弁護士・山崎千鶴は、当事者たちに話を聞いていくのだが――。関係者たちが自身の言葉で事件をノートに記す、という形で進む、驚愕の本格ミステリ!
  • スノーフレーク
    3.7
    函館に住む高校3年生の桜井真乃。東京の大学に進学が決まった彼女の前に、小学生のときに亡くなり、遺体が見つからないままの幼なじみ、速人によく似た青年が現れた。本当は、速人は生きているのかもしれない。かすかな希望を胸に、速人の死にまつわる事件を調べ始めた真乃だったけれど、彼女のもとに亡くなった彼のノートが届き――!? 美しい冬の函館を舞台に描く、切ない恋愛青春ミステリー。
  • スノーホワイト
    3.6
    「何でも知ることのできる不思議な鏡」をつかって小さな探偵事務所を営む女子中学生・襟音ママエ。自分の頭ではまったく推理をせず、鏡の力に頼りきりのママエだったが、ある事件がきっかけで、悪がしこい名探偵・三途川理(さんずのかわことわり)に命を狙われることになってしまい――!? 奇想の新鋭・森川智喜がおくる、知恵と勇気のファンタジックミステリー!
  • スノーボードの誕生 なぜひとは横向きに滑るのか
    -
    1巻1,980円 (税込)
    若者たちが考案し、改良していった「遊び」は、やがて世界中に愛好者を持つ「スポーツ」へと変貌を遂げた。 スノーボードを中心に、3Sの誕生と変遷、そしてその魅力を探る。 「3つの横乗り」を網羅した初の文化論
  • スノーボードを生んだ男 ジェイク・バートンの一生
    4.1
    世界で初の出版となる「バートン物語」。 子供用のソリから開発した板でスノーボードという新しいスポーツを生み出し、自身のブランドBURTONと共にスノーボードを発展させてきた BURTONスノーボード創始者ジェイク・バートン。その比類なるパイオニア精神、遺した偉大な功績、そして彼が真っ白な新雪の上に描いた 夢の軌跡を一年に渡る密着取材から得た貴重なインタビューの数々と関係者の証言、写真から綴るノンフィクション。 藤原ヒロシ、中村ヒロキ、滝沢伸介ら日本を代表するクリエイターたちとの関係も丁寧に描かれる。 没後2年となる11月20日に合わせての発売となる。
  • スノーボール・キス
    -
    1巻550円 (税込)
    長編サスペンス恋愛小説。異常なまでに気象現象が不安定になり、その原因解明に乗り出すキリン。キリンにはキスをすることで相手から情報を得るスキルがあった。やがてさまざまなキスを通じてキリンは1つの結論にたどり着く。このままでは世界に人類が!? それを阻止する方法は1つ。全人類70億人の滅亡か、それとも1億人が犠牲になるか。キリンは人類滅亡を阻止できるか!? 『粉雪ダウンバースト』事件の続編である。
  • スノーマン
    3.5
    1巻1,452円 (税込)
    ボカロPのhalyosyが書き下ろした人気楽曲「スノーマン」をノベライズ! 強い願いによって命を宿した雪だるまの化身「スノーマン」を探す一人の少年。彼の目的は一体……。
  • スノーマン
    3.7
    真実を知ったとき、全ての意味が、裏返る。人々を恐怖と熱狂に陥れる白く美しい連続殺人鬼。哀しげな瞳をした彼をめぐる物語の結末は? 渾身のサスペンス! オリンピックを数年後に控えた、暑い夏。古い団地の一室で、多数の遺体が発見された。腐乱した遺体の中に自分の愛人を見つけた刑事は、彼女と自分の繋がりを隠すため、遺留品を持ち出す。2つめの犯行現場で目撃された犯人は、肌の異様に白い若い男。「スノーマン」と呼ばれる彼は、謎めいた美しさから話題を集めていくが──。この上なく残虐で、しかし哀しいサスペンスホラー。
  • 巣離れの鮒
    無料あり
    -
    1巻0円 (税込)
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  • すばやい澄んだ叫び
    3.8
    1984年春。アイルランドの小さな村で、15歳の少女シェルは孤独な毎日を送っていた。母親を病気で亡くして以来、酒浸りの父と、反抗的な弟、幼い妹の世話に明け暮れていたのだ。気がまぎれるのは、幼なじみの少年デクランや親友のブライディと、くだらない話をしたりこっそり煙草を吸ったりしているときくらい。ところが、デクランにキスをされたことがきっかけで、深い関係になってしまう。やがて妊娠し、周囲に隠しているうちに、思いがけない事態に……。「助けて」と声をあげることができなかった少女の苦難や成長を、美しく切ない筆致で描く。カーネギー賞、ガーディアン賞、ドイツ児童文学賞など数々の賞にノミネートされ、ブランフォード・ボウズ賞とアイリーシュ・ディロン賞に輝いた、シヴォーン・ダウドの伝説的デビュー作!
  • 素晴らしい一日
    3.6
    「わあ、奇遇だなあ。二年ぶり?」「お金、返して」。三十路目前でゲットした恋人に逃げられ、勤務先は倒産、貯金残高は減るばかり。ドツボにはまった幸恵は、昔付き合った男・友朗に貸した金を取り立てて、人生を立て直そうと考えたが……(「素晴らしい一日」)。卓抜なユーモアがたまらないオール讀物新人賞受賞作を含め、憂きことばかりの人の世をもがきながら生きるダメ男とイコジ女たちにエールをおくる、傑作ビタースィートコメディ。平安寿子のデビュー作!
  • すばらしい黄金の暗闇世界
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    世界中の辺境を旅してきた作家、椎名誠の「原点」。地球の森羅万象をめぐるエッセイ集です。「Webナショジオ」の連載11回分に書き下ろしを加えて書籍化しています。 世界一深い洞窟、空飛ぶヘビ、寄生虫サプリメント、古代の魚人剣闘士、宇宙エレベーターなどなど――。世界各地を旅する作家による、地球の不思議をめぐって繰り広げる奇鬼驚嘆痛快エッセイの数々をお楽しみください。 ※紙版書籍に収録しているナショナル ジオグラフィックの写真は電子版には収録しておりません。 【著者紹介】 椎名誠 (しいな まこと) 1944年、東京都生まれ。作家。「とつげきシーナワールド」編集長、写真家、映画監督としても活躍。『犬の系譜』で吉川英治文学新人賞、『アド・バード』で日本SF大賞を受賞。 『岳物語』「『わしらは怪しい探検隊』シリーズ」『十五少年漂流記への旅』『水惑星の旅』『ぼくがいま、死について思うこと』『ぼくは眠れない』『EVENA』等著書多数。 公式ネットミュージアム「椎名誠 旅する文学館」にて、オリジナル連載、イベントのお知らせ、最新刊の紹介などさまざまな情報を発信中。
  • すばらしい新世界
    4.0
    1巻1,361円 (税込)
    ヒマラヤの奥地へ技術協力に赴いた主人公は、 現地の暮らしに触れ、深く人々に惹かれてゆく―― 人と環境との関わりの先に 新しい世界への光を予感させる長編小説

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