壬申の乱と関ヶ原の戦い――なぜ同じ場所で戦われたのか

壬申の乱と関ヶ原の戦い――なぜ同じ場所で戦われたのか

880円 (税込)

4pt

古代最大の内戦・壬申の乱、室町幕府を確立させた中世の戦闘・青野ヶ原の戦い、近世最大の会戦・関ヶ原の戦い。三つの戦いはいずれも同じ地(不破=青野ヶ原=関ヶ原)で行なわれた。なぜ、この地だったのか? そして、その結果が歴史を大きく動かしたのはなぜなのか? この謎解きに、中世政治史を専門とする著者が挑む。歴史の醍醐味を味わえる、スリリングな1冊。

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壬申の乱と関ヶ原の戦い――なぜ同じ場所で戦われたのか のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年04月29日

    古代、中世、近世と三度に渡り決戦の地となった関ヶ原。土地というプリズムを通して歴史学者が考察するスケールの大きな作品。

    壬申の乱の不破、室町幕府を確立させた青野ケ原の戦い、そして徳川家康の関ヶ原の戦い。時代を大きく隔てていずれも同じ場所で行われている。

    歴史とはあるボンヤリとしたかたまりを学者や...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年06月07日

    ▶︎-2018/06/04▶︎関ケ原町住民として大変嬉しい本です。ただ地元住民としては、大海人皇子の行宮がどこにあったのかを明確にしていただきたかったし、地形図や写真などがあるとより興味深くなったと思う。▶︎著者は5回関ケ原にきたとあるが、残念ながらその成果が具体的に現れていないと思う。

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    Posted by ブクログ 2018年03月10日

    著者の近作(日本史のツボ)とややダブりますが、日本の歴代政権の地域感を学ぶためには良い本。勉強になります。

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    Posted by ブクログ 2022年12月03日

    関ヶ原は日本史上の重要な合戦が起きている場所である。古代には壬申の乱が行われた。慶長五年(一六〇〇年)九月一五日には天下分け目の関ヶ原の合戦が起きた。

    各合戦の迎撃側と攻撃側を整理すると以下になる。
    壬申の乱:迎撃側・近江朝廷、攻撃側・大海人皇子
    青野原の戦い:迎撃側・室町幕府、攻撃側・北畠顕家
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月26日

    日本は外国と比べて、戦乱が少なかったんですね。
    それ故、世襲が一般的になった。
    納得しました。
    ほとんどのものを中国から模倣しているのに、なぜ科挙がなく世襲になったんだろう、と前々から疑問でした。

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    Posted by ブクログ 2022年05月23日

    壬申の乱と南北町時代の青野ヶ原の戦い、そして関ケ原の戦いについて分析した一冊。

    どの時代も戦略上、大規模戦闘をする上で関ヶ原の位置が重要だったことが理解できた。

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    Posted by ブクログ 2020年05月28日

    壬申の乱と青野ヶ原の戦いと関ヶ原の戦いが、同一の場所であり、それを構造的に分析している点は、新しいし、とても興味深い。
    著書は中世史が専門ですが、古代史もいけますね。
    読みやすいし、面白かった。

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    Posted by ブクログ 2019年04月07日

    古代最大の戦いと言われる「壬申の乱」と、日本史上で最も有名と言っても良いと思います「関ヶ原の戦い」が同じ場所で行われたと記憶していましたが、この本を読んで、更に室町幕府を確立させた「青野ヶ原の戦い」も同じエリアで行われていることを知りました。

    関ヶ原と言えば、新幹線が冬の季節に雪のための徐行するエ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年12月04日

    古代から近世において、岐阜県の関ヶ原付近(不破の関)が地政学的な観点においていかに重要な地域だったかを、具体的な事例(壬申の乱、青野ヶ原の戦い、関ヶ原の戦い)を通して示している本。さらに、関ヶ原は日本の東西を分ける分岐点であり、政治的にも文化的にも大きな境界点になっていたことを論じている。「日本とは...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月27日

    関ヶ原の戦いにおいて、家康が本陣を置いた桃配山の由来が壬申の乱にまつわるという話から、このエリアの重要性を日本史における外圧と大きな転換点を考察する興味深い一冊。
    長い歴史を踏まえ、著者ならでは鋭い考察に注目です。


    ▼律令時代の朝廷の儀式「固関(こげん)」(大事が起きたとき、関所の防衛をすること...続きを読む

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