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  • 吸血鬼飼育法 完全版
    3.6
    渋谷宮益坂に怪しげな事務所「faa」を構え、所長かつ唯一の所員でもある“一匹狼”片岡直次郎は、警察に頼めないトラブルの収集屋。警官隊の包囲から殺人犯を脱出させる方法やエレベーターで人質にされた少女の救出まで、どんな無理難題も見事に(時には思わぬ手段で)解決する。予測不能な結末必至の活劇連作が、編者の詳細な解説や入手困難な原型となった作品を加え“完全版”として復活。
  • 蜘蛛男
    3.9
    とある貸事務所の十三号室を借り受けた奇妙な紳士。彼は、さっそく新聞に女事務員募集の記事を出し、応募者の中からひとりの美女を選び出すと自宅に連れ帰り、刃物類が転がる不気味な風呂場へと案内するのだった……。かくして、東京中を震撼させる恐るべき事件が続発する。この残虐な殺人鬼に対するは民間の犯罪学者畔柳友助。雑誌連載時に大好評を博した、手に汗握る長編推理!

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  • くらげ色の蜜月
    4.3
    倫理もなく、理屈もない。奇妙な出来事が、ただそこにある――。 初々しい新婚夫婦。しかしふたりは、たがいに秘密を抱えていた。そして男はなぜ新婚旅行先に忌まわしい思い出が残る旅館を選んだのか。旧い結婚観が招いた悲哀劇(表題作)。 新発見の感染症の手がかりを追う保健所の職員は歪んだ虹色の世界を覗き見る(「蟻の塔」)。 アメリカで妊娠した修道女は、日本で病床にある教主とのあいだにできた御子だと主張するが……。果たして、彼女が語るのは奇蹟か幻想か(「聖女」)。 女の生涯には、常に蟻が這い回っていた(「蟻の声」)。 光に眩み、闇に溺れる。罪を犯して贖いて、果てに待つのはおぞましくも美しき混沌の世界。地獄極楽板一枚。ただひたすらに、酔え、惑え。 文庫初収録三篇を含む、江戸川乱歩賞作家円熟期の短篇集。
  • 黒蜥蜴
    -
    黒蜥蜴と呼ばれる女盗賊と、明智小五郎の対決を描いた作品。社交界の花形で、腕に黒いトカゲの刺青をしたその女は、恐るべき暗黒街の女賊であった。とある宝石商が所有する国宝級のダイヤ「エジプトの星」を狙う黒トカゲは、身辺警護を引き受けた明智小五郎の裏をかき、まんまと宝石商の娘の誘拐に成功したのだった。明智と黒トカゲの壮絶な対決! 多くの映画やテレビドラマにもなった乱歩長編推理の代表作。
  • 黒蜥蜴-前編-
    完結
    3.0
    宝石商、岩瀬庄兵衛は女盗賊・黒蜥蜴から娘の早苗の誘拐予告を受け、警護を名探偵・明智小五郎に依頼する。明智は犯行予告日時にパーティーを開き、黒蜥蜴を誘い込んで捕まえる作戦を立てるが…。江戸川乱歩の名作を森園みるくが描く、女盗賊VS名探偵の勝負の行方は!?
  • 黒蜥蜴
    -
    稀代の女盗賊黒蜥蜴。大富豪の娘が誘拐され身代金として伝説の宝石「エジプトの星」を要求してきた。名探偵明智小五郎は果たしてどうするのか。黒蜥蜴と名探偵の知恵くらべはどちらが勝つのか。何度も映像化、舞台化された作品。三島由紀夫も戯曲化した。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 黒蜥蜴
    3.9
    左腕に黒蜥蜴の刺青をした美貌の女賊。社交界の花形にして暗黒街の女王――変幻自在の黒衣婦人は、大阪の富豪岩瀬家の秘宝とその愛娘を狙って、大胆にも名探偵明智小五郎に挑戦状を叩きつけてきた! 日本一のダイヤ「エジプトの星」をめぐって、息づまるような死闘が繰り広げられる。三島由紀夫の脚色による映画・演劇によって、さらにその名を天下に知らしめた、妖しい女賊と名探偵との宿命的な恋を描く江戸川乱歩の長編推理。

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  • グリーン車の子供
    3.9
    7年ぶりに、「盛綱陣屋」の微妙役への出演依頼があった老歌舞伎俳優・中村雅楽。しかし、雅楽は子役の配役が気にいらず、出演をなかなか快諾しない。そんな中、法要のため大阪を訪れた雅楽は、友人の竹野記者とともに帰京する新幹線のグリーン車で、一人の幼い少女と隣同士になる。東京へ到着する直前に「陣屋」への出演を決意した理由とは? 《中村雅楽探偵全集》第二巻は、第29回日本推理作家協会賞を受賞した「グリーン車の子供」を含む全18編。日本推理作家協会賞受賞時の著者の言葉など、資料も併録。【収録作】「ラッキー・シート」/「写真のすすめ」/「密室の鎧」/「一人二役」/「ラスト・シーン」/「臨時停留所」/「隣家の消息」/「美少年の死」/「八人目の寺子」/「句会の短冊」/「虎の巻紛失」/「三人目の権八」/「西の桟敷」/「光源氏の醜聞」/「襲名の扇子」/「グリーン車の子供」/「日本のミミ」/「妹の縁談」/徳間ノベルズ版『グリーン車の子供』 あとがき=戸板康二/受賞の言葉=戸板康二/創元推理文庫版解題=日下三蔵
  • 決定版 江戸川乱歩全集
    -
    日本の推理小説・探偵小説を代表する江戸川乱歩の初期から最晩年までの傑作小説、明智小五郎・少年探偵団シリーズ(年代順)、随筆、評論、さらに同時代作家による評伝など約160作品を収録した乱歩全集の決定版です。 ■目次 【推理小説】 赤い部屋 悪霊 悪霊物語 偉大なる夢 一枚の切符 芋虫 陰獣 江川蘭子 押絵と旅する男 お勢登場 恐ろしき錯誤 踊る一寸法師 鬼 鏡地獄 火星の運河 恐怖王 疑惑 空気男 空中紳士 黒い虹 五階の窓 孤島の鬼 湖畔亭事件 石榴 殺人迷路 新宝島 接吻 双生児 算盤が恋を語る話 断崖 智恵の一太郎 妻に失恋した男 盗難 毒草 二銭銅貨 日記帳 二癈人 人間椅子 灰神楽 白昼夢 白髪鬼 パノラマ島綺譚 秘中の秘 人でなしの恋 一人二役 火繩銃 百面相役者 覆面の舞踏者 ぺてん師と空気男 防空壕 堀越捜査一課長殿 魔王殺人事件 蟲 夢遊病者の死 目羅博士の不思議な犯罪 盲獣 木馬は廻る モノグラム 闇に蠢く 幽霊塔 指 指環 緑衣の鬼 【明智小五郎シリーズ】 D坂の殺人事件 心理試験 黒手組 幽霊 屋根裏の散歩者 一寸法師 蜘蛛男 何者 猟奇の果 吸血鬼 黄金仮面 黒蜥蜴 人間豹 悪魔の紋章 暗黒星 兇器 化人幻戯 影男 月と手袋 大暗室 【少年探偵団シリーズ】 怪人二十面相 少年探偵団 妖怪博士 大金塊 青銅の魔人 虎の牙 透明怪人 怪奇四十面相 宇宙怪人 鉄塔の怪人 灰色の巨人 海底の魔術師 探偵少年 黄金豹 魔法博士 天空の魔人 サーカスの怪人 妖人ゴング 魔法人形 まほうやしき 赤いカブトムシ 奇面城の秘密 夜光人間 塔上の奇術師 鉄人Q ふしぎな人 仮面の恐怖王 かいじん二十めんそう(「たのしい二年生」版) かいじん二十めんそう(「たのしい一年生」版) 電人M おれは二十面相だ 怪人と少年探偵 妖星人R 超人ニコラ 自作解説 怪人二十面相と少年探偵団 【評論・随筆】 ある恐怖 映画の恐怖 墓場の秘密 お化人形 声の恐怖 こわいもの(一) こわいもの(二) 旅順海戦館 少年ルヴェル 残虐への郷愁 文学史上のラジウム──エドガア・ポーがこと── 人形 非現実への愛情 妖虫 瞬きする首 マッケンの事 郷愁としてのグロテスク 群集の中のロビンソン・クルーソー スリルの説 鬼の経営する病院 レンズ嗜好症 人花 一人の芭蕉の問題 「幽霊塔」の思い出 病める貝 ──E・A・ポー逝きて百年── 小栗虫太郎君 探偵小説このごろ(江戸川乱歩、野村胡堂) ヒッチコックのエロチック・ハラア 透明の恐怖 フランケン奇談 探偵小説の「謎」 【関連作品】 乱歩分析(大下宇陀児) 江戸川氏と私(小酒井不木) 「心理試験」序(小酒井不木) 「二銭銅貨」を読む(小酒井不木) 私の探偵小説(坂口安吾) 乱歩氏と私と(野村胡堂) 「陰獣」その他(平林初之輔) 江戸川乱歩(平林初之輔) 『心理試験』を読む(平林初之輔) 日本の近代的探偵小説(平林初之輔) 乱歩氏の諸作(平林初之輔) 三十六年前(森下雨村) 江戸川乱歩氏に対する私の感想(夢野久作)
  • 化人幻戯
    4.0
    元候爵家の美貌の夫人に想いを寄せる二人の青年。そのうちの一人が、ある日、熱海の切り立った断崖から墜落死した! 自殺か? 他殺か? 混迷する捜査陣は、名探偵明智小五郎のヒントにより、残る一人の青年の殺人容疑を深めていった。だが、尾行していた刑事の一瞬の油断から、彼もまた密室の中で殺害された……。奇抜なトリックと複雑な謎解きの醍醐味を堪能させる、本格推理小説の最高傑作! 化人幻戯/堀越捜査一課長殿/防空壕/断崖/兇器/灰神楽/を収録。
  • 化人幻戯
    -
    大乱歩の歩みは、そのまま日本探偵小説の歩みであった。大正12年、〈新青年〉にデビュー作「二銭銅貨」を発表して以来、その紡ぎ出す幻想の糸は絶えず読者を捕らえてきた。そして彼の変身願望、地底願望は、「屋根裏の散歩者」以下の作品中に、ある時は戦慄とともに、ある時はこの世のものならぬ甘美さとともに見出すことが出来るだろう。 本巻では戦後を代表する作品である「化人幻戯」及び「堀越捜査一課長殿」を所収。乱歩の精粋ここにあり。

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  • 劇場の迷子
    4.3
    「千駄ケ谷の小父さん」と、敬愛の念を抱いて訪ねてくる後輩役者や竹野記者が持ち込む、様々な謎を解いてみせる老歌舞伎俳優・中村雅楽。長い人生経験、舞台経験に裏打ちされた老優の推理力は、その芸に劣らず一流で、歌舞伎の世界で起る難問を芸道指南よろしく、鮮やかにそして優雅に解決していく。歌舞伎座で迷子になった、能楽師の一人息子が巻き込まれた事件を描く「劇場の迷子」をはじめ、女形と舞踊家の弟子との恋模様にまつわる「家元の女弟子」、著者最晩年の作品「演劇史異聞」に加え、単行本未収録作「元天才少女」「留め男」「むかしの弟子」など滋味ある謎解き全28編。【収録作】「日曜日のアリバイ」/「灰」/「元天才少女」/「なつかしい旧悪」/「祖母の秘密」/「弁当の照焼」/「銀ブラ」/「不正行為」/「写真の若武者」/「機嫌の悪い役」/「いつものボックス」/「劇場の迷子」/「必死の声」/「芸談の実験」/「かなしい御曹司」/「家元の女弟子」/「京美人の顔」/「女形の愛人」/「一日がわり」/「荒療治」/「市松の絆纏」/「二つの縁談」/「おとむじり」/「油絵の美少女」/「赤いネクタイ」/「留め男」/「むかしの弟子」/「演劇史異聞」/講談社版『劇場の迷子』 後記=戸板康二/創元推理文庫版編者解題=日下三蔵
  • 月下の蘭/殺人はちょっと面倒
    3.0
    温室での洋蘭の栽培に全身全霊を捧げる美しい義姉。彼女が育てる人面花を巡る悲劇と戦慄の真相を描いた表題作ほか、花・星・蟲・鳥を題材として、幽玄の世界のうちに技巧を尽くした傑作ミステリ短篇集『月下の蘭』。かつて公安警察の鬼と呼ばれた盲目の老人と、彼の愛娘が伴った謎の客との会話が思わぬ過去を暴き出す「夜のジャスミン」ほか、男女の愛憎を中心に据え、鮮やかなツイストで読者を唸らせる『殺人はちょっと面倒』。幻の2冊を合本にて贈る。『血の季節』『弁護側の証人』など大胆な仕掛けで世を驚倒せしめた著者が、歌舞伎、能楽などの古典芸能をモチーフとした8篇を収録。【収録作】『月下の蘭』「月下の蘭――春は花」「残酷なオルフェ――夏は星」「宵闇の彼方より――秋は蟲」「ロドルフ大公の恋人――冬は鳥」/『殺人はちょっと面倒』「ラヴ・ホテル〈瀧〉にて」「殺人はちょっと面倒」「夜のジャスミン」「空白の研究 A Study in Blank」/『月下の蘭』初刊本あとがき/編者解題=日下三蔵
  • 孤島の鬼 1
    4.5
    江戸川乱歩の最高傑作長編と呼び声の高い小説を、美麗なタッチで完全コミック化! 貿易会社に勤める青年・蓑浦は、同僚の木崎初代と恋に落ち結婚を約束していた。しかし、初代は自宅で何者かに胸を刺され殺されてしまう! 事件の日、初代の自宅の鍵はすべてかけられており、侵入の痕跡は見当たらない。遂行不能な密室殺人事件であるように思われた。蓑浦は初代の復讐を誓い、私立探偵業である友人の深山木幸吉に捜査を依頼するが……?!
  • 孤島の鬼1
    -
    オールカラー&電子版は縦スクロール配信!! 乱歩の最高傑作『孤島の鬼』が禁断の愛とメタバースをテーマに令和へと転生!! 天真爛漫な蓑浦とどこか翳りを帯びた諸戸。 高校の同級生二人の関係は、友情と愛情の間で微妙に揺れ動く。 諸戸の父親、丈五郎はメタバース事業の世界的牽引者。 戦慄の野望が仮想空間において実現しつつあった。 一つの殺人事件が蓑浦と諸戸の運命の糸を再びたぐり寄せる。 江戸川乱歩の最高傑作との呼び声も高い名作に若手映画監督と新人漫画家が挑戦。 時代を超えた快作、ここに誕生!
  • 孤島の鬼
    -
    日本の探偵小説界に大きな足跡を残した江戸川乱歩の作品。最愛の恋人が何者かに殺された。しかも密室殺人。果たして犯人は誰かそしてどうやって密室から脱出したのか。手がかりは先祖の系図帳。私は知人に探偵を依頼するがその探偵も多くの人が見ている中で何者かに殺されてしまう。事件の背後には恐るべき陰謀があった。隠された秘密とは。決死の覚悟で孤島に乗り込む。そこは恐るべき呪いと憎悪の鬼の島であった。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 孤島の鬼
    完結
    5.0
    貿易会社に勤める普通の青年・蓑浦金之助は学生時代から諸戸道雄に求愛され続けていた。諸戸は金之助の許嫁・初代に対して求婚してくる。そんな中、初代は何者かに殺されてしまい!? 初代を殺した犯人は!? そして諸戸の狙いとは――!! 江戸川乱歩の長編最高傑作、衝撃のコミカライズ!!
  • 孤島の鬼(1)
    完結
    4.1
    全3巻792円 (税込)
    大正十四年、帝都・東京・貿易商に勤める美青年・蓑浦金之助は、最愛の許嫁・木崎初代を何者かに殺されてしまう。完全なる密室での殺人――。そんな時、昔から何故か彼に想いを寄せていたエリート医学研究者・諸戸道雄が現れて…!?
  • 孤島の鬼 分冊版(1)
    完結
    3.5
    全12巻110円 (税込)
    大正十四年、帝都・東京・貿易商に勤める美青年・蓑浦金之助は、最愛の許嫁・木崎初代を何者かに殺されてしまう。完全なる密室での殺人――。そんな時、昔から何故か彼に想いを寄せていたエリート医学研究者・諸戸道雄が現れて…!? 第1話「MURDER01」、第2話「MURDER02」を収録。
  • 湖畔亭事件
    3.0
    日本の探偵小説界に大きな足跡を残した江戸川乱歩の作品。湖畔亭で起った殺人事件。被害者は行方不明の美人芸者か。果たして犯人は?旅館の大浴場に設置した覗き装置。そこで見たのは恐るべき犯行。短刀でまさに襲われようとしている。しかし駆けつけたときにはあるはずの死体もなく痕跡はなかった。怪しい人物たちが事件を複雑にする。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 湖畔亭事件
    3.9
    片山里の湖畔に旅装を解いてはみたものの、刺戟のなさから女湯の覗き見を始めた男。凝った仕掛けのレンズを通して無聊を慰めてみるが、或る夜を境に屈託の虜となる。女の背中を窺う短刀の一閃――我が目に映ったものは犯行現場か、妄執のなせる業か~! 傑作「湖畔亭事件」に初の新聞連載「一寸法師」を併載。

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  • 三角館の恐怖
    -
    深夜、三角館とよばれる西洋館に一発の銃声が響いた。くぐもったような低い銃声であった。老人は心臓を撃たれ、即死していた……。暗く広く、陰気な墓場のような二等辺三角形のいびつな建物。その中では、双生児の老人を含む二組の家族のただれた欲望がうごめいていた。十数億の財産の相続をめぐって起きた第一の殺人! 不安をかきたてる前奏曲か、ふいに訪ずれ消えた来客の正体は? 三角館の恐怖/算盤が恋を語る話/月と手袋/モノグラム/火縄銃/を収録。
  • 三角館の恐怖
    3.9
    先代の遺言は不条理なものだった。双生児の兄弟のうち生き存えた側に全財産を与える。如何ともしがたい、四十年前に決まったことだ。かくて兄の余命幾許もない今、弟の勝ちは目前。よかろう、それも運命。肯じえない定めには人為的な死を。濡れぬ先こそ露をも厭え、ひとたび踏み惑うた人の道、悪行を重ねることに躊躇いなどない……。癒されぬ渇きゆえに屈折した、哀しい愛の物語。

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  • 栞子さんの本棚2 ビブリア古書堂セレクトブック
    -
    「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズ内で栞子さんが紹介している古今の名作13冊を選りすぐって掲載。長編は冒頭や本編で紹介している部分を、短編は全文を掲載。「ビブリア」の世界がより深く楽しめる。
  • 仕事ください
    3.3
    あれ、なんか変だな……。 気づいたとき、あなたはすでに別世界。 奴隷を求めた男の前に現れた“奴”、哀切なる猫SFなど、現実と幻想の狭間に迷い込む傑作短篇集。 仕事仕事仕事ください……。意のままになる奴隷を求めた男の前に現れた“やつ”は仕事を求め続ける……。表題作ほか、不思議で哀切なる猫SF「ピーや」、恋人との会話がどんどん食い違ってゆく「信じていたい」、戦争の傷痕を異様な迫力で描く「酔えば戦場」などに加え、第一長篇『燃える傾斜』の原型となった「文明考」などの初期未収録作3篇を収録。 読めば世界がずれてくる、ぶれてくる。気づいたとき、あなたはすでに別世界。現実と幻想の狭間に迷い込む傑作短篇集。まずは一篇、踏み出してみませんか?
  • 静かな終末
    3.5
    やさしい口当たりと驚きの後味 最後に一篇、いかがですか? 初収録作品多数、日本SFの巨匠の知られざる傑作集 大きな戦争が起きて、どうやら世界は終わるらしい。 しかし、そんなニュースは流れない。戦争の噂はデマだったのだろうか……。 不気味な“日常”を描いた表題作ほか、 ムダをはぶき効率化を突きつめた企業の行く末「ムダを消せ!」、 クイズ番組に人生を賭けるクイズのプロたちの熱き戦い「テレビの人気者・クイズマン(人間百科事典)」など、未収録作品と未文庫化作品を多数収録。 いまなお突き刺さるアイデアと警鐘。 SF第一世代の巨匠による、やわらかな口当たりと驚きのコクが味わえる全五十篇。 お目覚めに、あるいは最後に一篇いかが? 作家活動最初期の十年間に眉村卓が発表したショートショートのうち、これまで著者の単行本または文庫本に一度も入ったことのない作品を中心に五十篇をまとめたのが、本書ということになる。未知のジャンル「SF」に賭けて若き日の作者が傾けた情熱の一端を、この一冊から感じていただけたなら、これに勝る喜びはない。 ――日下三蔵「編者解説」より 【収録作品一覧】 いやな話 名優たち われら人間家族 廃墟を見ました 大当り 誰か来て 行かないでくれ 応待マナー ムダを消せ! 委託訓練 面接テスト 忠実な社員 特権 夜中の仕事 のんびりしたい 土星のドライブ 家庭管理士頑張る 自動車強盗 ミス新年コンテスト 物質複製機 獲物 はねられた男 落武者 安物買い よくある話 動機 酔っちゃいなかった 晩秋 怨霊(おんりょう)地帯 敵は地球だ 虚空の花 最初の戦闘 最後の火星基地 防衛戦闘員 最終作戦 敵と味方と すれ違い 古都で 雑種 墓地 傾斜の中で あなたはまだ? 静かな終末 錆びた温室 タイミング テレビの人気者・クイズマン(人間百科事典) 100の顔を持つ男・デストロイヤー(破壊者) 電話 店 EXPO2000 『ながいながい午睡』あとがき(さんいち・ぶっくす)
  • 少年探偵団
    -
    名探偵明智小五郎とともに、宿敵怪人二十面相を見事捕らえた少年探偵団。小林芳雄少年率いる彼らの前に、今度は「黒い魔物」が立ちはだかる。その化け物は男なのか女なのか性別不明。黒板塀から突然飛び出してきたり、人間の影となって地面に横たわったりと、いたるところで不気味に出現し、東京中を不安に陥れているのだった。そこに少年探偵団は単なるいたずらではない凶悪な犯罪の匂いを嗅ぎ当てる。そして、その読みは見事に的中していくのだった……!
  • 少年探偵団 1
    完結
    4.0
    全3巻759円 (税込)
    江戸川乱歩の名作、少年探偵団が今よみがえる。明智小五郎、少年探偵団VS怪人二十面相、知恵の限りを尽した白熱の推理バトルが、紙面狭しと繰り広げられる。待望の第1巻配信。
  • 少年探偵団 7 対決! 怪人二十面相
    4.8
    小学低中学年から楽しめる!オールカラーイラストでさくさく読める「日本名作」シリーズ第7弾は、江戸川乱歩の「少年探偵団」を収録。 小林少年を団長とし、子ども達で結成された少年探偵団と、宝石をねらう怪人二十面相が、推理でたたかう!
  • 少年探偵団―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)
    4.2
    幼い女子を次々と拐す「黒い魔物」が、団員・篠崎始の妹と小林少年を拉致。溺死寸前の二人を少年らの機転で救い出したものの、魔物は首尾よく姿をくらませてしまう。それから二日、帰京したばかりの明智小五郎が講釈する「探偵学」に耳を傾けるうち、小林少年は世にも恐ろしい仮説に辿りつく――。史上最高の名探偵vs.世紀の大悪党、華麗なる推理合戦の行方をしかと見届けよ!(解説・島田荘司)
  • 少年マガジンエッジ 2023年11月号 [2023年10月17日発売]
    -
    一緒に歩んできた「好き」の最先端! 最後まで全力で駆け抜けるぞ!! 表紙&巻頭カラーは圧倒的ビジュアルと世界観『SHAMAN KING THE SUPER STAR』。センターカラーは超話題のアイドルコミック『私をセンターにすると誓いますか?』。堂々完結の青春王道ピアノストーリー『左手のための二重奏』、大人気連載作品『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- side D.H & B.A.T+』『江戸前エルフ』『しかのこのこのここしたんたん』『国産少女クラリス』『中禅寺先生物怪講義録』他、特別読み切り『ゾンビは走らねえんだよ』など「好き」を極めたラインナップ!! ※『濁る瞳で何を願う ハイセルク戦記』『ブレス』は休載です。
  • 深夜の市長
    3.0
    昼とは全く別の姿を見せる真夜中の東京“大都市T”。奇怪な人々が闇に潜む不思議な都市を支配するのが、謎の老人・深夜の市長である。ある晩の殺人事件をきっかけに、彼の存在を知った僕。果たして深夜の市長の正体は? 傑作都市ミステリ「深夜の市長」。祖父とも思う資産家の老人が亡くなった後、少年が取った行動が予想外の事態を招く「仲々死なぬ彼奴」。人間の興奮をグラフにした“興奮曲線”によって、殺人犯を特定した博士が陥った悲劇を描く「キド効果」など珠玉の11編を収録。日本SFの先駆者にして唯一無二の奇想で彩る作品を描いた著者の真髄を示す、傑作ミステリ短編集。
  • 地獄の道化師
    3.5
    踏切の中で起こった衝突事故! 追突したオープンカーから転がり落ちた美しい裸婦の彫像が、驀進して来た電車に撥ねられた。腰部にパックリと開いた石膏の割れ目。しかし、意外にもそこから鮮血が……。赤地に白い水玉模様の衣装に身を包み、三日月型に裂けた大きな唇に無気味な笑いを浮かべる「地獄の道化師」。残忍な猟奇殺人を重ねる犯人に、冷静な推理で対決する名探偵明智小五郎。抜群のトリックで魅了する本格的推理の傑作! 地獄の道化師/猟奇の果/二癈人/を収録。
  • 幕末妖人伝 時代短篇選集1
    4.4
    時代を超えた衝撃の名作短編を収録。 幕末から明治を舞台に描いた山田風太郎の名短編を、文芸評論家・日下三蔵氏の編により収録した短編集。大きく変わっていく激動期に、あるものは自らの意志を貫き、あるものは時代に翻弄される人生を送った。  無念流の免許皆伝の腕をもち、佐久間象山の下では、勝麟太郎とならぶ俊才と目されていた、立花久米蔵。蘭方の医者でもあり、妻は外国人の血を受け継いでいた。そんな彼が、黒船渡来で攘夷を唱える声に、異論を述べたことから悲劇が始まる、「ヤマトフの逃亡」。  火事のため、伝馬町の牢屋敷から囚人の切り放しがあり逃げてきた、高野長英の最後までを描く、「伝馬町から今晩は」。  ほか全七編。

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  • 城昌幸集 みすてりい ―怪奇探偵小説傑作選4
    3.0
    ショートショートの先駆者であり、怪奇探偵小説の分野で多くの掌編小説を残した城昌幸。小さな作品ひとつひとつに見られる驚くべき発想の奇抜さ、ときに詩的な雰囲気を漂わせる文章の流麗さから、江戸川乱歩をして「人生の怪奇を宝石のように拾い歩く詩人」と言わしめた作家の、自選傑作集「みすてりい」を中心に、魅力を網羅した一冊。
  • 青銅の魔人
    -
    日本中を震撼させた青銅の魔人とは何者なのか。高価な時計や宝物を盗み出す怪物。果たしてその正体は?名探偵明智小五郎と少年探偵団の小林少年が乗り出した。そしてついに姿を現した怪人二十面相。対決はどちらが勝つのか。※読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 青銅の魔人―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)
    3.5
    月夜の晩、銀座の街に現れたのは、青銅の仮面をかぶり歯車の音をさせた不気味な男。貴重な時計を次々盗み出す彼が次に目を付けたのは、手塚邸の「皇帝の夜光の時計」だった。手塚氏は名探偵・明智小五郎に助けを求めるが、神出鬼没の怪盗は宝物を鮮やかに奪い去る。助手の小林少年は、浮浪少年を集めてチンピラ別働隊を組織、怪盗を追い詰めるも、逆に囚われて絶体絶命の危機に――。(解説・青柳碧人)
  • 絶対惨酷博覧会 都筑道夫短篇コレクション
    -
    律儀な殺し屋、凄腕の諜報員、歩く死体、不法監禁からの脱出劇、ゆすりの肩がわり屋……小粋で洒落た犯罪小説の数々。入手困難な文庫初収録作品を中心におくる、都筑道夫短篇傑作選。
  • 双生児 紗香と綾香
    5.0
    オールカラー&電子版は縦スクロール配信!! 名家をめぐる深い因縁、令嬢の出生の秘密―― 乱歩ノワールが色鮮やかに躍動する!! 伝統と格式を誇る蓮見家には様々な闇が蠢いていた。 何不自由なく育ちながら、常に孤独を味わい、想像の分身との遊びを繰り返す紗香。 一人っ子のはずの彼女の前に双子の姉妹が現れ、静かな日常が激しく波打つ…
  • 算盤が恋を語る話
    3.8
    “乱歩の前に乱歩なく、乱歩のあとに乱歩なし”と称される巨星が、こよなく愛した純粋本格に果敢なアプローチを試みた佳品「一枚の切符」を始め、「黒手組」「日記帳」「盗難」「夢遊病者の死」など執筆活動最初期の試行錯誤を通して生み出した色とりどりの短編十編を収録。

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  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)
    3.7
    ああおいしい。姫君の喉もたべてやりましょう――。おぞましい遊戯に耽る男と女(坂口安吾「桜の森の満開の下」)。大怪我を負った夫に堕ちてゆく妻(江戸川乱歩「芋虫」)。幼き兄妹が罪深き愛故に望む裁き(夢野久作「瓶詰地獄」)。泉鏡花、谷崎潤一郎、小栗虫太郎、太宰治ほか名だたる文豪達による10の良識や想像力を越えた怪作。物語は今、あなたの網膜に焼き付き、忘却を拒む。
  • 丹夫人の化粧台 横溝正史怪奇探偵小説傑作選
    4.0
    美貌の丹夫人をめぐる決闘に敗れた初山は、「丹夫人の化粧台に気をつけろ」という言葉を残してこと切れる。勝者の高見は、丹夫人の化粧台の秘密を探り、恐るべき真相に辿り着き――。表題作他13篇を所収。
  • 大暗室
    -
    頑丈な木枠に縛りつけられた娘の豊満な胸をめがけて、きっ先が鋭い刃物になった大きな振り子が迫ってくる。ついに振り子がその娘の乳房をえぐった! と思った瞬間、うすれゆく意識の中で、彼女は無気味な悪魔の笑い声を聞いた。殺された父の復讐と恋人の危機を救うため、凶悪な殺人鬼に対決する、青年有村清。だが、そのゆくてには恐ろしい奸智にたけた敵の罠が……。強烈なサスペンスでつづる江戸川乱歩の傑作長編「大暗室」ほか、毒草/百面相役者/疑惑/鏡地獄/を収録。
  • 大暗室
    3.8
    飛行競技大会で超絶技巧を披露する二青年。正義を旗幟に掲げる貴公子と、帝都に大暗室と呼ぶ王国を築き全世界の覇者たらんと欲する地底魔との凄絶な戦いの火蓋が切って落とされた!

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  • 大聖神
    3.8
    中村春吉は、みずからを五賃将軍と呼ぶ。 五賃将軍とは、汽車賃、船賃、宿賃、家賃、地賃を一切払わず旅を続ける者のことである 。 自転車世界一周無銭旅行を続ける中村春吉は、独逸を訪れた際に陸軍中佐から奇妙な依頼 を受ける。 大興安嶺の奥地へ向かった露西亜(ロシヤ)軍の目的を探ってほしいというのだ。 どうやら目的地は、黄金神像が眠り白い巨大な守護神がいると原住民から言われている山 らしいのだが……。 果たして今回、石峰省吾、雨宮志保と中村春吉をいかなる怪異が待ち受けるのか。 謎多きバンカラ快人の生涯を貴重な資料から読み解いた「自転車世界無銭旅行者 中村春 吉」を併録。
  • 第8監房
    3.5
    剣豪小説の大家として知られる著者は、現代もののミステリも多数残した。本書は表題作「第8監房」を筆頭に、主に1950年代に発表され現在は入手困難な短篇を集めたオリジナル作品集。東京の裏社会、スパイ工作、連続猟奇殺人、禁断の愛――巧みなストーリーテリングと衝撃の結末で贈る“狂気”ほとばしる作品群。幻の『盲目殺人事件』を完全収録し、日下三蔵氏による詳細な解説も併録。
  • 堕地獄仏法/公共伏魔殿
    4.0
    蠱毒(こどく)の小説集 開けば毒に包まれ 読めば笑いと戦慄で震え…… 筒井康隆の小説は蠱毒である。 読めば強烈なショックを受け、その面白さに侵される。 巨大な権力を握った某国営放送の腐敗と恐怖を描き、 一読すれば受信料を払わずにはいられない「公共伏魔殿」、 諸事情によりここにはあらすじを書けないもうひとつの表題作「堕地獄仏法」、 ロボット記者たちに理路整然と問い詰められた政治家がパニックになり、 無茶苦茶な答弁をしてしまう「やぶれかぶれのオロ氏」、 大学生と予備校生の喧嘩が殺し合いにまで発展してしまう「慶安大変記」など初期傑作短篇16作を収録。 ひとの愚かさが変わらないかぎり、筒井康隆の小説は面白い。 つまり、筒井康隆の小説は永遠に面白いのである。 編者解説:日下三蔵 【収録作品一覧】 「いじめないで」(「NULL」10号/1964年1月) 「しゃっくり」(「SFマガジン」1965年1月号) 「群猫」(「別冊宝石」1963年9月号) 「チューリップ・チューリップ」(『東海道戦争』早川書房/1965年10月) 「うるさがた」(「SFマガジン」1965年5月号) 「やぶれかぶれのオロ氏」(「NULL」7号/1962年7月) 「堕地獄仏法」(「SFマガジン」1965年8月増刊号) 「時越半四郎」(「話の特集」1966年11月号) 「血と肉の愛情」(「メンズクラブ」1966年7月号) 「お玉熱演」(「話の特集」1966年6月号) 「慶安大変記」(「SFマガジン」1967年10月号) 「公共伏魔殿」(「SFマガジン」1967年6月号) 「旅」(「SFマガジン」1968年2月号) 「一万二千粒の錠剤」(「週刊プレイボーイ」1967年8月15日号) 「懲戒の部屋」(「小説現代」68年6月号) 「色眼鏡の狂詩曲」(「小説現代」1968年4月号) あとがき(『東海道戦争』ハヤカワ・SF・シリーズ)
  • 團十郎切腹事件
    3.9
    江戸川乱歩に見いだされ、旧「宝石」誌に掲載された「車引殺人事件」にはじまる、老歌舞伎役者・中村雅楽の推理譚。複雑な人間模様の歌舞伎界、芸能界を中心に起こる様々な事件や謎を竹野記者が持ち込むや、鮮やかに解き明かす。美しい立女形の失踪事件を解決する「立女形失踪事件」。旅先の旅館で自刃を遂げた八代目市川團十郎の謎を読み解く、第42回直木賞受賞作「團十郎切腹事件」など全18編。立風書房版作品ノートをはじめ、講談社文庫版後記なども併録。ミステリ史に燦然と輝く、中村雅楽の名推理の数々を完全収録する《中村雅楽探偵全集》堂々開幕!【収録作】「車引殺人事件」/「尊像紛失事件」/「立女形失踪事件」/「等々力座殺人事件」/「松王丸変死事件」/「盲女殺人事件」/「ノラ失踪事件」/「團十郎切腹事件」/「六スタ殺人事件」/「不当な解雇」/「奈落殺人事件」/「八重歯の女」/「死んでもCM」/「ほくろの男」/「ある絵解き」/「滝に誘う女」/「加納座実説」/「文士劇と蠅の話」/河出書房新社版『車引殺人事件』 序=江戸川乱歩/旧「宝石」所収各編解説=江戸川乱歩/立風書房版『團十郎切腹事件』 作品ノート=戸板康二/立風書房版『奈落殺人事件』 作品ノート=戸板康二/講談社文庫版『團十郎切腹事件』 後記=戸板康二/創元推理文庫版編者解題=日下三蔵
  • 地底の魔術王―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)
    4.5
    「きみたちを魔法の国に招待しよう」野球少年たちの前に現れた魔法博士。森の中の妖しい洋館で、黒魔術のショーを披露するという。少年たちが取り囲むステージ上から、天野少年と博士が忽然と消え去った! いったい何が起こったのか――。魔法博士が次々と繰り出す摩訶不思議な魔術(トリック)を、名探偵・明智小五郎と少年探偵団の知恵と勇気が鮮やかに暴き、“怪人”の正体と目的が明らかになる。(解説・月村了衛)
  • 筒井康隆エッセイ集成1 SFを追って
    -
    巨匠・筒井康隆、SFや創作をめぐるエッセイを集成 時代を超えて読み継がれる数々の傑作を生み出してきた筒井康隆はエッセイの名手でもあった。昭和期に発表された、あまたの雑誌・新聞などに掲載されてきた筒井康隆によるエッセイの数々を、アンソロジスト・日下三蔵の編集によって2巻本で集成する豪華企画!
  • 筒井康隆、自作を語る
    4.3
    日本SFの黎明期における同人誌〈NULL〉の創刊と、その掲載作「お助け」が江戸川乱歩に発見されての商業デビュー。『時をかける少女』などのヒットや「浸透と拡散の時代」を経て、エンタメ小説黄金期における大活躍と断筆宣言。そして日本文学界の大家となり「最後の長篇」の執筆に至るまで――半世紀を超える作家生活を自ら語り明かして第50回星雲賞を受賞した豪華インタビュー集、新規対談を加えて待望の文庫化。
  • 帝都探偵奇譚 東京少年D団 明智小五郎ノ帰還
    -
    『ニンジャスレイヤー』の著者チーム、本兌有&杉ライカ+ブラッドレー・ボンド&フィリップ・N・モーゼズ最新作! 乱歩×スチームパンク=猟奇! 秀麗! 退廃! 蒸気と狂気と暗雲に包まれた、1920年の帝都東京! 怪人二十面相の挑戦を受けた資本主義の獅子・羽柴壮太郎は、伝説の名探偵・明智小五郎を呼び寄せた。しかし彼のもとに現れたのは明智ではなく、恐るべき美貌と眩しいばかりの知性を輝かせる妖しき天才美少年・小林芳雄であった。「僕の知能指数は平常時の明智先生の2倍です。ご存じないかもしれませんが、探偵の能力とは、カラテ段位ではなく知能指数で測るものなのです」 猟奇! 闇の近代日本を舞台に、爆発寸前のアドレナリンと知能指数が火花を散らし、七つ道具が飛び交う! 狂気に次ぐ狂気! 変装に次ぐ変装! カラテに次ぐカラテ! 帝都東京で繰り広げられる探偵と怪盗の知能指数バトル!!

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  • 鉄人Q
    -
    日本の探偵小説界に大きな足跡を残した江戸川乱歩の短編三本を収録。子供たちが連れていかれた西洋館は恐ろしくてふしぎなことだらけ「まほうやしき」。鉄でできたロボットが泥棒をして日本中を荒らし回る「鉄人Q」。西洋悪魔のように恐ろしい怪人におびき寄せられワナにはまった少年探偵団。果たして赤いカブトムシをとりかえせるのか「赤いカブトムシ」。※読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • D坂の殺人事件
    3.8
    日本の推理小説界の礎を築き上げたのが江戸川乱歩であるのは異論のないところであろう。実作者としては「二銭銅貨」に始まる綺羅星の如き作品群を著わし、数多くのエッセイや論文によって内外の作家と作品を紹介し、かつまた<宝石>誌の編集などを通して、多くの新人作家を発掘、育成した。その巨人の短編小説の粋を収めたのが本巻である。 デビュー間もない時期に発表された「ニ癈人」を筆頭に、ご存じ明智小五郎が初めて登場した記念すべき短編「D坂の殺人事件」から、戦後の名品「防空壕」に至る全十編を、初出誌の挿絵を付してお届けする。

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  • D坂の殺人事件 アニメカバー版
    4.1
    ≪TVアニメ「文豪ストレイドッグス」放送記念! アニメ描き下ろしコラボカバー版を配信!≫ 名探偵・明智小五郎が初登場した記念すべき表題作を始め、推理・探偵小説を中心に収録。自らも数々の推理小説を書き、多くの推理作家の才をも発掘してきた巨人の傑作選をぜひご堪能あれ。 <シリーズ累計250万部突破!「文豪ストレイドッグス」シリーズとは!?> 中島 敦、太宰 治、芥川龍之介、与謝野晶子、泉鏡花、F・スコット・フィッツジェラルドなど国内外の文豪のイメージをモデルに擬人化されたキャラクターが、「人間失格」「羅生門」などといった各文豪に関連する異能力を用いて戦うバトルアクションコミックス。 舞台は横浜。孤児院を追われた主人公・中島 敦は、とある自殺志願の男・太宰 治を助けたことから、異能力集団「武装探偵社」に所属することに。やがて、ポートマフィアの芥川龍之介らや、北米の異能力集団・組合(ギルド)との対決が激化していく――!
  • 長くて短い一年 ──山川方夫ショートショート集成
    3.5
    将来を嘱望されながらも34歳で亡くなった夭折の天才・山川方夫のショートショートを日下三蔵によって集成するオリジナル・コレクション第2弾。第2ショートショート集『長くて短い一年』、「EQMM」連載のエッセイをまとめた『トコという男』を完全収録。全集からも漏れていた未刊行作品2篇を加えてこの分野における成果を一望できる決定版作品集。小林信彦による「山川方夫のこと」も特別収録。
  • 何者
    4.0
    《何者》 夏の夜、宴の興も醒めやらぬ頃、陸軍少将邸に轟いた銃声。惣領息子が重傷を負い、書斎が荒らされ、敷地外へ続く足跡は古井戸でぷっつり。被害者の父親、許婚から老僕、来客に至るまでが怪しい素振りを……。乱歩作品の中でも一と言って二と下がらぬ本格仕立ての秀作。《暗黒星》 明智小五郎は焦燥に駆られていた。赤煉瓦の洋館に住む凄艶な美少年伊志田一郎の身が案じられてならない。その折も折「先生、早く来てください」とSOSが。インバネスを翻し、伊志田一家を順々に仕留めていく黒覆面の怪人は、名探偵をも病室に追いやって……。

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  • 日露戦争秘話 西郷隆盛を救出せよ
    3.7
    西郷隆盛、生存確認! 勅命を受けた中村春吉はシベリアへ向かう!! 極寒の地で快男児を待ち受けるは恐ろしき猛獣共と骸骨監獄、幽霊監獄! 西郷隆盛、生存確認! その吉報を受けた明治天皇は、すぐさま西郷救出の勅命を下す。シベリアの奥深くに囚われているという、かの豪傑を助け出すのは常人には不可能である。そこで白羽の矢が立ったのがバンカラの権化のような男、我らが中村春吉である。しかし、シベリアで彼を待ち受けるのは、恐ろしき猛獣たちと骸骨監獄、幽霊監獄――。果たして中村春吉は、幽閉の身となっている西郷隆盛を救出できるのか!? シリーズ最終作、ここに文庫化。 エッセイ「中村春吉波瀾の人生」、未収録短篇4篇を併録。
  • 日本SF傑作選5 光瀬龍 スペースマン/東キャナル文書
    4.6
    「無の障壁」「勇者還る」など初期宇宙SFの傑作から「アマゾン砂漠」「火星人の道」など東キャナル市連作まで全15篇を収録。
  • 日本SF傑作選3 眉村卓 下級アイデアマン/還らざる空
    4.7
    現代日本SF誕生から60周年を記念して、第一世代作家6人の傑作選を日下三蔵の編集により刊行するシリーズ。第3弾は眉村卓。収録作は「下級アイデアマン」「悪夢と移民」「正接曲線」「使節」ほか。
  • 日本SF傑作選2 小松左京 神への長い道/継ぐのは誰か?
    4.0
    「地には平和を」「時の顔」「紙か髪か」「御先祖様万歳」「お召し」「物体O」「神への長い道」『継ぐのは誰か?』の全8篇を収録する作品集。
  • 人間椅子
    5.0
    「椅子の中の恋! それがまあ、どんなに不可思議な、陶酔的な魅力を持つか、実際に椅子の中へ這入って見た人でなくては、分るものではありません。それは、ただ、触覚と、聴覚と、そして僅かの嗅覚のみの恋でございます。暗闇の世界の恋でございます。決してこの世のものではありません。これこそ、悪魔の国の愛慾なのではございますまいか」…椅子専門の家具職人である「私」の倒錯した恋慕を描く「人間椅子」のほか、「お勢登場」「二癈人」「鏡地獄」「押絵と旅する男」「芋虫」の代表作6編を収めた。
  • 人間椅子(乙女の本棚)
    値引きあり
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気シリーズ「乙女の本棚」第18弾は江戸川乱歩×イラストレーター・ホノジロトヲジのコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 私の膝の上には、いろいろな人が入りかわり立ちかわり、腰をおろしました。 作家である佳子に届いた1通の手紙。「奥様」と始まるその文章には、ある椅子職人の生活が綴られていた。 江戸川乱歩の『人間椅子』が、有名ゲームのキャラクターデザインなどで知られ、本シリーズでは夢野久作『死語の恋』、『瓶詰地獄』、泉鏡花『外科室』を担当する大人気イラストレーター・ホノジロトヲジによって描かれる。 名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。
  • 人間椅子~乱歩奇譚~
    4.0
    始業前の教室。何者かに眠らされていた小林少年が目覚めると、そこにあったのは変わり果てた担任教師の姿だった。バラバラにされ椅子の形状に組み合わされた首無し死体――。高校生にして名探偵の明智は、容疑者となった小林に、自分で事件を解決してみせろというのだが……。江戸川乱歩の世界を現代に蘇らせた大ヒットアニメを完全ノベライズ。シリーズ第一弾!
  • 人間豹
    3.3
    床屋でも銭湯でも芝居小屋の桟敷でも、東京市内一円は人さえ寄れば人間豹の噂であった。怪しい眼光を宿し野獣の爪牙と猫属の舌を持つ殺人鬼、名を恩田という。カフェの女給弘子、レビューガールの江川蘭子と、二度までも相愛の名花を惨たらしく手折られた神谷芳雄は、明智小五郎の助勢を請う。しかし魔術師の怪技と邪門歪道に長けた恩田父子の連繋は百戦錬磨の名探偵をも翻弄し、やがて明智の身辺に魔手を伸ばしていく。股肱の少年助手小林、窈窕淑女たる愛妻文代を掌中に収め、得たり賢しと北叟笑む人間豹。怪奇というべく余りに怪奇、人智及ばぬ人獣の蛮行を、名探偵は阻止できるか?

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  • 法水麟太郎全短篇
    3.0
    日本探偵小説界の鬼才・小栗虫太郎が生んだ、あの『黒死館殺人事件』で活躍する名探偵・法水麟太郎。老住職の奇怪な死の謎を鮮やかに解決する初登場作「後光殺人事件」より全短篇を収録。
  • 蠅男
    3.5
    名探偵帆村荘六、再び帰還! 科学知識を駆使した奇想天外なミステリを描いた、日本SFの先駆者と称される海野十三。鬼才が生み出した名探偵が活躍する推理譚から、傑作集第二弾を精選して贈る。密室を自由に出入りし残虐な殺人を繰り返す、稀代の怪人・蠅男との対決を描く、代表作「蠅男」。行方不明者を捜すために訪れた、奇妙な形の洋館。在原業平の句にちなんだ館に秘められた、恐るべき秘密を暴く「千早館の迷路」。三十年後の近未来を舞台に、謎の男につきまとわれる婦人の依頼から、ある犯罪を突き止める「断層顔」など、5編を収録する。
  • 白髪鬼
    3.0
    ――わしは恐ろしい肉食獣になりはてていた。墓穴の底で、棺のふたをこじ開け、まず指先にふれたものは、肉が腐って抜け落ちた髪の毛、ゴツゴツした頭蓋骨だった。死体に寄生した蛆虫さえも死に絶えてしまっていた。信じ切っていた友の奸計にはまり、愛する妻にも裏切られた一匹の白髪の鬼。地獄の底からよみがえった復讐鬼。乱歩の伝奇小説の最高傑作! 白髪鬼/盗難/一枚の切符/人でなしの恋/恐怖王/を収録。
  • 箱の中のあなた ──山川方夫ショートショート集成
    3.8
    昭和30年代に星新一と都筑道夫が牽引したショートショートブームに純文学畑から参戦し強烈な存在感を示した山川方夫。交通事故死という不運に見舞われ活動期間こそ短かったものの、その作品は今なお多くの読者を惹きつけてやまない輝きを放つ。この分野での著者の成果を一望できる日下三蔵編集によるオリジナル・コレクション全2巻。第1巻は代表作“親しい友人たち”ほか41編を収録。
  • 犯罪日誌
    -
    昭和中期の週刊誌創刊ブームの中、トップ屋(巻頭記事を担当するフリージャーナリスト)として活躍した著者は、1962年に話題となった経済小説『黒の試走車』以来、多種多様なジャンルの小説やルポルタージュを発表し人気作家となる。本書は、1960年代後半から文芸誌に発表されたサスペンス、犯罪ものを日下三蔵の編集で贈るオリジナル作品集。愛とエロスと欲望の中で繰り広げられる“復讐”の物語。
  • 獏鸚
    4.0
    科学知識を駆使した奇想天外なミステリを描き、日本SFの先駆者と称される海野十三。鬼才が産み出した名探偵・帆村荘六が活躍する推理譚から、精選した傑作を贈る。麻雀倶楽部での競技の最中、はからずも帆村の面前で仕掛けられた毒殺トリックに挑む「麻雀殺人事件」。身元不明の美女の轢死事件に端を発した、神出鬼没の怪人“赤外線男”との対決を描く「赤外線男」。異様な研究に没頭する夫の殺害を企てた、妻とその愛人に降りかかる悲劇を綴る怪作「俘囚」。密書の断片に記された暗号と、金満家の財産を巡って発生した殺人事件の謎を解く「獏鸚」など、10編を収録した決定版。
  • パノラマ島綺譚
    -
    大富豪菰田(こもだ)源三郎と瓜二つだった小説家の人見廣介は、源三郎が死んだのを機に本人になりすまし、その莫大な遺産を利用して、夢の理想郷であるパノラマ島をつくりあげる。パノラマ島で展開される怪しく妖美な怪奇譚! 本書にはこの「パノラマ島綺譚」とあわせて「陰獣」を収めた。この2作は横溝正史が「乱歩文学の両巨峰であると信じて疑わない」述べたことでもよく知られている。
  • パノラマ島綺譚
    4.8
    2009年手塚治虫文化賞受賞作! これぞ、猟奇と怪奇とエロスに満ちた、日本漫画の新たな宝モノ! 巨匠・江戸川乱歩の代表作にして最大の問題作を、エロティックでグロテスクな作風で世界的人気を誇る丸尾末広が、奇跡の完全コミック化!
  • パノラマ島奇談1 廃墟島で映画を撮ってみた
    完結
    -
    大正末期から昭和初期にかけて連載され、人気を博した江戸川乱歩の名作「パノラマ島奇談」。人見広介は菰田家の莫大な財産を手に入れ、夢のパノラマ島を創り上げようとしたのだったが、今は廃墟の島となってしまった。その島を観光資源とすべく、プロモーション映画の制作が明知五太監督に舞い込んだ。妻に離婚届を突き付けられた明知は、娘の凛、昔の恋人で俳優の麦、カメラマンの峯田たちと島に上陸するのだが……。原作は映画監督の筧昌也、漫画は「アキバザイジュウ」の稜之大介。
  • 久生十蘭集 ハムレット ―怪奇探偵小説傑作選3
    4.2
    現実と非現実のあわいの世界と人間の狂おしい心情を描く久生十蘭。その該博な知識と彫琢を凝らした世界の魅力を網羅した1冊。高等遊民の男と、非常な美しさをたたえた女性との数奇な運命を描いた「湖畔」「墓地展望亭」、戦後間もなく発表され代表作とされる「ハムレット」と、その原型となった「刺客」等14作品収録。
  • 人でなしの恋
    4.0
    探偵小説に精神分析を導入する試みの先鞭をつけた作品「疑惑」、ヒロインの訴えるような語り口が印象的で、再三映像化、劇化されている「人でなしの恋」等、大正十四年から十五年にかけて発表された十編を収録。初出時の挿絵全点を付した江戸川乱歩短編集成第三弾。

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  • 人でなしの恋(乙女の本棚)
    値引きあり
    4.1
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気シリーズ「乙女の本棚」第28弾は、文豪・江戸川乱歩×イラストレーター・夜汽車のコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 人でなしの恋、この世の外の恋でございます。 美男子と結婚して約半年。ある日夫の奇妙な行動に気づき、その後を追ってみると......。 江戸川乱歩の名作が、ノスタルジーを感じさせる美しい作品で大きな話題を呼び、本シリーズでは谷崎潤一郎『刺青』、坂口安吾『夜長姫と耳男』を担当するイラストレーター・夜汽車によって描かれる。 名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。
  • 緋の堕胎 ──ミステリ短篇傑作選
    4.0
    他の病院で断られたわけありの患者も引き受ける堕胎専門医、新興宗教にはまる妻、元患者の愛人、胎児の処理をさせられる書生……歪な病院で起きた患者の失踪の顛末(表題作)。新婚旅行初夜の新婦を襲う救いようのない悲劇(「ブラック・ハネムーン」)。めくるめく官能と幻想、常人の倫理を超えていく不条理と奇想によって独自の世界観を作り出す官能ミステリの女王の傑作をこの一冊に凝縮。
  • 100年後も読まれる名作(1) ふしぎの国のアリス
    4.0
    ウサギを追って深い穴に落ちると、そこはふしぎの国。ケーキを食べて大きくなったり、涙の海を泳いだり、ハートの女王に首をはねられそうになったりと、もうめちゃくちゃ! 大人気『アリス』のオールカラー&抄訳版
  • 百面相役者
    -
    オールカラー&電子版は縦スクロール配信!! 徴兵の恨みと妻子への愛で、男は殺人鬼となっていく——。 村の有力者の策謀で、徴兵へと追いやられ、その後の戦争で顔を焼かれてしまった男が、百面相の旅役者になり、故郷の村に帰ってくる。村では男は亡くなったことになっており、妻子に会うことを躊躇う男。その時、未亡人となった妻に有力者の毒牙が迫ってくる。徴兵の恨みと妻子への愛で、男は殺人鬼となっていく。
  • ビショップ氏殺人事件 曽野綾子ミステリ傑作選
    3.5
    作家・曽野綾子の知られざる真価を示す、ミステリ作品集。殺人、犯罪、事件を題材とし、謎解き、犯人捜しの要素を含みつつも、人間心理、人生や運命の綾、明暗、日常に潜む恐怖を描く。いずれも1960年前後に集中的に書かれた作品群である。表題作は、『宝石』誌の編集に携わった江戸川乱歩がみずから依頼した経緯があり、しかも本格物。乱歩は本作を掲載できたことを「いささか自慢していいのではないかと思っている」と自讃している。 (収録作品) ビショップ氏殺人事件 華やかな手 消えない航跡 競売 人生の定年 佳人薄命
  • フェイス・ゼロ
    3.4
    内相紹介 ロボット学の表情工学(エクスプレツシヨン・エンジニアリング)を専攻する教授に、文楽の人形遣いであり人間国宝の吉田(よしだ)左衛門(さえもん)が依頼したのは、“無表情の表情”の首(かしら)の制作。 しかし、それはひとが目にしてはならない“顔(フエイス)”だったのだ――。 文楽を題材にしたSFミステリの表題作ほか、すべてがマニュアル化された巨大ハンバーガーチェーンの歯車が静かに狂いだす「メタロジカル・バーガー」など、 ジャンルの壁を超え、悠然と佇(たたず)む傑作短篇群がここに集結。全篇初収録。
  • 藤子・F・不二雄大全集 スーパー=キャッティ/かけろセントール/かいじん二十めんそう
    4.5
    初登場の”絵物語”と唯一の連載西部劇 往年の少年雑誌で一世を風靡した”絵物語”がF全集に初登場!遠い星からやって来たヒーロー猫の活躍を描いた絵物語「スーパーキャッティ」(文/久米みのる)に加え、江戸川乱歩書き下ろし原作の「かいじん二十めんそう」も収録。さらに西部を舞台にした痛快アクションまんが「かけろセントール」も楽しめるお得な1冊! (解説/加藤丈夫)
  • 文豪怪奇コレクション 幻想と怪奇の夏目漱石
    3.0
    1~5巻825~1,100円 (税込)
    いまなお国民的人気を誇る文豪・夏目漱石は、大のおばけずきで、幻想と怪奇に彩られた名作佳品を手がけている。西欧幻想文学の影響が色濃い「倫敦塔」「幻影の盾」から心霊小説の名作「琴のそら音」を経て、名高い傑作「夢十夜」、さらには今回初めて文庫化される怪奇俳句や怪奇新大詩まで、漱石が遺した怪奇幻想文学作品のすべてを1冊に凝縮! 怖くて妖しい文豪名作アンソロジー。
  • 文豪ストレイドッグス×角川文庫 コラボアニメカバー作品 【6冊 合本版】
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    ≪TVアニメ「文豪ストレイドッグス」放送記念! アニメ描き下ろしコラボカバー版を配信! 6作品をまとめて楽しめる合本版。≫ ――コラボカバー名作・6作品紹介―― ◆中島 敦『李陵・山月記 弟子・名人伝』 中国古典に材をとり、人間の存在とは何か、を鮮烈に問いかける著者の代表作六編を収録。 ◆太宰 治『人間失格』 自己の生涯を極限までに作品に昇華させた太宰文学の代表作。 ◆国木田独歩『武蔵野』 初期の名作を収録した独歩の第一短編集。中島京子氏による豪華解説つき。 ◆江戸川乱歩『D坂の殺人事件』 乱歩が残した作品群から、推理・探偵小説を選りすぐった傑作集! ◆谷崎潤一郎『痴人の愛』 日本人離れした家出娘・ナオミの魔性に捕らわれた男の狂おしい愛の記録。 ◆芥川龍之介『羅生門・鼻・芋粥』 夏目漱石に賞賛された文壇デビュー作「鼻」ほか、理知と清新な抒情、卓抜な虚構と明晰な文体を示す作品群。 <シリーズ累計250万部突破!「文豪ストレイドッグス」シリーズとは!?> 中島 敦、太宰 治、芥川龍之介、与謝野晶子、泉鏡花、F・スコット・フィッツジェラルドなど国内外の文豪のイメージをモデルに擬人化されたキャラクターが、「人間失格」「羅生門」などといった各文豪に関連する異能力を用いて戦うバトルアクションコミックス。 舞台は横浜。孤児院を追われた主人公・中島 敦は、とある自殺志願の男・太宰 治を助けたことから、異能力集団「武装探偵社」に所属することに。やがて、ポートマフィアの芥川龍之介らや、北米の異能力集団・組合(ギルド)との対決が激化していく――! 【小説「文豪ストレイドッグス外伝 綾辻行人VS.京極夏彦」の冒頭部分が巻末に収録されています。】
  • 平成古書奇談
    3.3
    フリーライターをしながら作家を志す25歳の馬場浩一は、街の古書店、野沢書店に出入りしている。店主の野沢勝利と娘の玲子と懇意にしながら、趣味や仕事、執筆の資料として出会う古書を通じて不思議な事件や謎にぶつかる。古書マニアの著者が知る業界の事情を巧みに盛り込み、SF、ホラー、ファンタジーを横断する連作集。平成の隠れた古書ミステリが初書籍化。日下三蔵氏による編者解説も併録。
  • 法王の牙 病院サスペンス集
    3.0
    黒岩重吾生誕100年企画。「病院」「医療」を背景にした作品は、直木賞受賞作『背徳のメス』(長篇ミステリ)に代表される、黒岩重吾の初期作品の真骨頂。著者自身の戦争体験、戦後の小児麻痺による闘病を色濃く投影し、社会の底辺から、病院に巣くう権力構造、愛憎、欲望、人間の業を描き出す。ミステリ寄りの作品であっても、人間を描くところに妙味があり、また、関西舞台の作品にも味わいがある。以下6篇を収録。「病葉の踊り」「深夜の競走」「法王の牙」「さ迷える魂」「造花の値段」「最後の踊り」
  • 海王星市から来た男/縹渺譚
    5.0
    現代日本SFの黎明期に、いちはやく長編『光の塔』を発表し、その後も無尽の博識と自在な語り口でSF界に存在感を示した天才作家・今日泊亜蘭。奇妙な発端が思いもよらぬスケールの展開を見せる中・短品群の中でも、「縹渺譚(へをべをたむ)」「深森譚(しむしむたむ)」の連作は白眉である。片田舎の孤児が思い出の女性との再会を求めさすらう物語は、今日泊の空前の演出のもと、読者に忘れがたい余韻と感動をもたらすだろう。代表的な作品集2冊を合冊し、さらに書籍初収録となる2編を加えて贈る。【収録作】「ムムシュ王の墓」「奇妙な戦争」「海王星市から来た男」「綺幻燈玻璃繪噺」「縹渺譚――大利根絮二郎の奇妙な身ノ上話――」「深森譚――流山霧太郎の妖しき伝説――」「浮間の桜 怪賊緋の鷹物語」「笑わぬ目」「いはゆる「あとがき」について(『縹渺譚』あとがき=今日泊亜蘭)」「今日泊さんのこと(巻末エッセイ=山田正紀)」/編者解説=日下三蔵
  • マインド・イーター[完全版]
    3.9
    宇宙へ進出した人類に襲いかかったもの、それがマインド・イーター。ビッグ・バンの起こる前の宇宙の残滓であり、人間に対し悪意をもつ、数千の小天体の姿をした鉱物的存在である。M・E(マインド・イーター)は精神を食いちぎり、人間を完全に異質なものに変えてしまう。これをM・E症と呼ぶ。M・Eを破壊するため、連合はハンターと呼ばれるエリートを育成し宇宙へ送りつづけるが、その戦いは絶望的なものだった。そしてハンターがM・Eの顎(あぎと)に倒れると、いかに空間的に離れていようと、ハンターと精神的な結びつきの強い恋人や肉親までがM・E症を発症するのだ。日本SFの里程標的傑作を、シリーズ短篇を全作収録した完全版で贈る。

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  • 魔術師
    3.6
    東京の大宝石商の一家を恐怖のどん底へと突き落とす無気味な数字の通信。日一日と減っていくその数は、いったい何を意味しているのか。一家に異常なまでの復讐心を抱く怪人〈魔術師〉とは何者? 玉村家からの依頼を受けて保養先から帰京するなり、賊の手にかかって誘拐された名探偵明智小五郎の運命やいかに!~ 壮絶な結末に至るまで息つく間もなく展開される波乱万丈の物語。

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  • 魔術師 アニメカバー版
    4.3
    名探偵・明智小五郎が思いを寄せる玉村妙子の叔父に、毎夜無気味な紙切れが届く。しかし捜査へ向かう道中で、明智は賊に捕らえられてしまう。賊の娘・文代の助けで辛くも脱出するものの、玉村家では叔父が殺され、首とダイヤが消えるという事件が……。一族を執拗に狙う怪賊・魔術師に明智はどう立ち向かうのか? そして文代と妙子の間で揺れ動く探偵の恋の行方は? 傑作中編の「魔術師」他、初期短編「黒手組」収録。
  • 松風の記憶
    4.0
    巡業先の広島の古刹で変死した、歌舞伎俳優・浅尾当次。その報を竹野記者から受けた雅楽は、親友である当次の死に疑問を持つ。一方、女子高校生の仲宮ふみ子は、修学旅行で当次の亡くなった古刹を訪れていた。数年後、ふみ子は、当次の長男・当太郎と運命的に出会う――著者の初長編『松風の記憶』。美しい演出家未亡人と若き劇団員が絡み合う、劇団ツバメ座で起こったふしぎな事件の真相を、竹野記者の手記のみから雅楽が推理する『第三の演出者』。戸板康二が遺した雅楽もの長編を完全収録。資料も充実の《中村雅楽探偵全集》シリーズ最終巻。【収録作】「松風の記憶」/「第三の演出者」/中村雅楽エッセイ=戸板康二/徳間ノベルズ版『松風の記憶』 あとがき=戸板康二/講談社文庫版『松風の記憶』 後記=戸板康二/創元推理文庫版編者解題=日下三蔵
  • 漫画 心理試験 上
    完結
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    日本探偵小説の巨匠・江戸川乱歩の名作『心理試験』を、乱歩のコミカライズで実績のある泉こうてんが鮮やかに描く! 「老婆の金を俺の学資に振り替える安全な方法はないものか?」 秀才・蕗屋の塵ひとつ許さぬ緻密な計画は成功するのか? 予想外の展開が蕗屋を追い詰め、緊張感が高まる。 原作の知的なサスペンスを、泉こうてんの緻密な筆致と漫画ならではの臨場感で再現。乱歩ファンも漫画ファンも必見の知性と緊張感が交錯する傑作サスペンス! この緊迫の幕開けを体感せよ!(全2巻)
  • 漫画 D坂の殺人事件
    完結
    4.5
    日本を代表する推理小説作家、江戸川乱歩の名作『D坂の殺人事件』をコミカライズ。 乱歩の軽妙な文章を活かしつつ、出来る限り原作を忠実に視覚化。 時は大正時代、D坂で起きた妻女殺人事件の真相を探るべく、明智小五郎と私との推理合戦が今始まる!!
  • 漫画 屋根裏の散歩者
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    新築の下宿屋「東栄館」へ越してきた郷田三郎は、そこである楽しみを発見した。 屋根裏へのぼり他人の私生活をのぞき見する『屋根裏の散歩』だ。 ある日、郷田は虫の好かない遠藤が口を開けて鼾をかきながら寝ている姿を屋根裏から見ているうちに、自分に疑いがかからず遠藤を殺害する方法を思いつく。 日本を代表する推理小説作家江戸川乱歩の名作『屋根裏の散歩者』をコミカライズ。他に乱歩の『白昼夢』『防空壕』を収録!
  • 密室殺人ありがとう ──ミステリ短篇傑作選
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    作家、翻訳家、エッセイスト、俳優など多岐にわたる活躍をし、「コミさん」の愛称とコミカルなキャラクターで知られる著者による文庫オリジナルのミステリ短篇集。1970年代から80年代初頭に文芸誌掲載のみで終わってしまった未書籍化の作品を多数発掘、日下三蔵氏の編集と詳細な解説とともに贈る。軽妙洒脱、独特の文体とリズムで描かれる“異色”ミステリを、初めて単著としてまとめた。
  • 見習い天使 完全版
    4.0
    小説の面白さを追求し続けた作家・佐野洋。人間の尽きることのない欲望を無駄のない描写とテンポのよい運びで読ませる物語は、古びることのない魅力を持つ。さらに、その全てには予想を裏切る結末も――。人間世界を見つめる“見習い天使”が全23篇の案内役を務める構成も洒落た連作ミステリが完全版で甦る。巻末には編者日下三蔵の詳細な解説に加え、星新一による解説も特別収録する。
  • 目黒の狂女
    3.3
    日常の謎ミステリの元祖ともよばれる、老歌舞伎俳優・中村雅楽探偵譚。歌舞伎界で起こった様々な事件や謎が持ち込まれると、雅楽は経験に裏打ちされた鋭い洞察力で鮮やかに絵解きをしてみせる。竹野記者の手記によって、雅楽が遭遇したあまたの事件の顛末が明かされていくシリーズ第3巻は、昭和50年代を中心とした作品群。竹野記者が目黒のバス停でつづけざまに出会った狂女にまつわる表題作「目黒の狂女」。なぜ淀君は逃げ延びなかったのかという、歴史に埋もれた謎を雅楽なりの解釈で解明していく「淀君の謎」など粒ぞろいの全23編を収録。【収録作】「かんざしの紋」/「淀君の謎」/「目黒の狂女」/「女友達」/「女形の災難」/「先代の鏡台」/「楽屋の蟹」/「お初さんの逮夜」/「むかしの写真」/「砂浜と少年」/「大使夫人の指輪」/「俳優祭」/「玄関の菊」/「梅の小枝」/「女形と香水」/「子役の病気」/「二枚目の虫歯」/「コロンボという犬」/「神かくし」/「芸養子」/「四番目の箱」/「窓際の支配人」/「木戸御免」/講談社版『目黒の狂女』 あとがき=戸板康二/講談社版『淀君の謎』 後記=戸板康二/創元推理文庫版編者解題=日下三蔵
  • 目羅博士の不思議な犯罪
    完結
    5.0
    偶然を装って殺人を行う「プロバビリティの犯罪」をテーマにした江戸川乱歩の傑作短編を、上野顕太郎と山田一喜のコンビが新たな視点と登場人物を創造し、目羅博士がいかに目羅博士になったかを解き明かすオールカラー、縦読み対応のインテリジェンスミステリー。 昭和6年に乱歩が発表した作品では、月が大きなモチーフになっているが、5話構成の今回の作品にも重要な役割として登場する。「帽子男は眠らない」や「ひまあり」などユニークな作品作りの上野顕太郎と、「路傍の石」や「人は見た目が9割」と堅実な作風の山田一喜との化学反応が炸裂する。
  • 目羅博士の不思議な犯罪(乙女の本棚)
    値引きあり
    3.9
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気シリーズ「乙女の本棚」第42弾は、文豪・江戸川乱歩×イラストレーター・まくらくらまのコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 絵なのです。自分もその美しい絵になり度い衝動を感じるのです。 上野の動物園で出会った青年。月光に照らされながら、彼が遭遇したという世にも奇妙な犯罪と死について語り始めた。 江戸川乱歩の名作が、アンティークのような不思議な魅力を放つイラストで話題の大人気イラストレーターで、本シリーズではポー『黒猫』、中原中也『詩集『山羊の歌』より』を担当するまくらくらまによって描かれる。名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。

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