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幼い女子を次々と拐す「黒い魔物」が、団員・篠崎始の妹と小林少年を拉致。溺死寸前の二人を少年らの機転で救い出したものの、魔物は首尾よく姿をくらませてしまう。それから二日、帰京したばかりの明智小五郎が講釈する「探偵学」に耳を傾けるうち、小林少年は世にも恐ろしい仮説に辿りつく――。史上最高の名探偵vs.世紀の大悪党、華麗なる推理合戦の行方をしかと見届けよ!(解説・島田荘司)
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Posted by ブクログ
小学生の頃、二十面相が登場する話をいろいろ読んだ記憶があって今回久しぶりに再読しました。 小さい頃、どうしてあれほどまで二十面相に憧れていたのか…笑 今読むと、小林くんや少年探偵団のみんなの可愛さばかりに目がいって、二十面相にはあまりときめかず。 でもやっぱりいつ読んでも面白いですね。
初読は小学生のときのポプラ社版。 内容はほぼ記憶していたが、面白さは変わらず。思い出補正もあり星5。 私は小林少年が好きで、少年探偵団含め活躍していて読んでいて楽しかった。やや最後の最後のシーンが惜しまれるが、明智探偵が基本上手ながら逮捕には至っていないのはまあメタ的な理由かなと邪推。
我孫子さんの『怪盗不思議紳士』を読んだ記念に、乱歩さんの少年探偵団に帰ってきました。軽気球でアレしちゃうのが読みたくなって。 探偵団が大活躍しますが、描かれているのは数人。まだまだ、他にもキャラが立っている子たちがいたはず。 作中で二十面相が自分で言ってましたが、彼は自分の本当の顔がわからなくな...続きを読むるくらい変装に長けていて、笑顔で探偵とやりあうようなタイプです。こういう変装術に長けていて、余裕があって、憎めない感じの怪盗って、誰が始祖なんだろう。原作ルパンも殺しはしないし、わりと掴みどころがなく、余裕のあるタイプだったような、あのへん? 詳しい方なら、一発でわかるような疑問なんだろうけれど、私はこれからアレコレ楽しみながら答えを探すことにしよう。 ふと怪盗のルーツを探りたくなってきました。
明智小五郎VS怪人二十面相の頭脳戦は本作も健在で、小林少年をはじめとした少年探偵団の面々が前作に負けず劣らずの活躍をしているのも印象深かった。
解けるミステリーの本って殆どないから、これは先が読めて面白い。解けたら解けたで、その後どうなっちゃうの?!って展開もありつつ、どんどん話しが進むから余計面白い。黒い魔物は普通に怖い。笑
小学校の自分に、避けて通っているどおりはないのだけれども。あまり記憶には残っていない。 ちゃんと子供向けだったのだなぁ、という感想。 この文体で読むと漢字の勉強にめっちゃなる
やっぱりこういうシリーズものは巻を増す毎に魅力的になるなぁ。二十面相も明智先生も魅力的。もちろん小林君も探偵団も。 まだまだ終わりそうにないこの戦い。次はどんな手で、ふたりは私を驚かせてくれるのだろう。
あの手この手で逃げ延びる二十面相には不思議な魅力があります。次はどうやって逃げるんだろうと、ワクワクしながら読みました。神の如き存在である明智小五郎をどうにかして負かしてほしいなあなんて、ラスト付近では思ってました。あの意味深なラストは次回作への布石なのかな。
戦前の作品とはいえ、インド人への剥き出しの差別がすごくて苦笑いしながら読んでいたが、その差別、当時のインド人のイメージこそがトリックの肝だった。 推理要素がしっかりと読者に示されていて、フェアな形で考えながらよめる。 ハラハラと手に汗握るような展開もあり、楽しく読める一冊。
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