作品一覧

  • 平成古書奇談
    3.3
    1巻935円 (税込)
    フリーライターをしながら作家を志す25歳の馬場浩一は、街の古書店、野沢書店に出入りしている。店主の野沢勝利と娘の玲子と懇意にしながら、趣味や仕事、執筆の資料として出会う古書を通じて不思議な事件や謎にぶつかる。古書マニアの著者が知る業界の事情を巧みに盛り込み、SF、ホラー、ファンタジーを横断する連作集。平成の隠れた古書ミステリが初書籍化。日下三蔵氏による編者解説も併録。
  • 日露戦争秘話 西郷隆盛を救出せよ
    4.0
    1巻1,430円 (税込)
    西郷隆盛、生存確認! 勅命を受けた中村春吉はシベリアへ向かう!! 極寒の地で快男児を待ち受けるは恐ろしき猛獣共と骸骨監獄、幽霊監獄! 西郷隆盛、生存確認! その吉報を受けた明治天皇は、すぐさま西郷救出の勅命を下す。シベリアの奥深くに囚われているという、かの豪傑を助け出すのは常人には不可能である。そこで白羽の矢が立ったのがバンカラの権化のような男、我らが中村春吉である。しかし、シベリアで彼を待ち受けるのは、恐ろしき猛獣たちと骸骨監獄、幽霊監獄――。果たして中村春吉は、幽閉の身となっている西郷隆盛を救出できるのか!? シリーズ最終作、ここに文庫化。 エッセイ「中村春吉波瀾の人生」、未収録短篇4篇を併録。
  • 大聖神
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    中村春吉は、みずからを五賃将軍と呼ぶ。 五賃将軍とは、汽車賃、船賃、宿賃、家賃、地賃を一切払わず旅を続ける者のことである 。 自転車世界一周無銭旅行を続ける中村春吉は、独逸を訪れた際に陸軍中佐から奇妙な依頼 を受ける。 大興安嶺の奥地へ向かった露西亜(ロシヤ)軍の目的を探ってほしいというのだ。 どうやら目的地は、黄金神像が眠り白い巨大な守護神がいると原住民から言われている山 らしいのだが……。 果たして今回、石峰省吾、雨宮志保と中村春吉をいかなる怪異が待ち受けるのか。 謎多きバンカラ快人の生涯を貴重な資料から読み解いた「自転車世界無銭旅行者 中村春 吉」を併録。
  • 〔天狗倶楽部〕快傑伝 元気と正義の男たち
    4.0
    1巻1,899円 (税込)
    約110年前にユニークな社交団体が誕生した。その名は「天狗倶楽部」。破天荒なクラブに集い、志に燃え、スポーツに芸術に元気に生きた男たちの痛快な武勇伝! NHK大河ドラマ「いだてん」で話題となった「天狗倶楽部」の実像とは?
  • 快絶壮遊〔天狗倶楽部〕 明治バンカラ交遊録
    3.8
    1巻880円 (税込)
    NHK大河ドラマ「いだてん」で話題! 天狗倶楽部と押川春浪の痛快珍談・奇行! 日本に野球や相撲を広めたスポーツ社交団体「天狗倶楽部」。その中心人物・押川春浪と周囲の人々の抱腹絶倒のエピソードの数々!
  • 古書ワンダーランド 1
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「こんな本、見たことない!」古書通も思わず唸る珍本・稀本のオンパレード。ようこそ、古書の不思議世界へ!本書は、約五十年間の古書収集過程で掘りだした大爆笑・信じられない内容の珍本・稀本・説明不可能な本、あるいは体験などをリアルタイムで笑い話中心にまとめたものです。
  • 鳴呼!! 明治の日本野球
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 新聞紙上で闘われた奇妙奇天烈な野球害毒論争。十九年間に及ぶ早慶戦中止にまで発展した応援合戦事件等プロ野球もまだ始まっていなかった明治時代に起こった野球騒動の貴重な文献を復刻しつつ、SF作家・明治文化史研究家で野球好きとしても知られる著者が、平成の野球問題解決のヒントを探る異色の野球史。
  • わがはいは中村春吉である。 : 自転車で世界一周無銭旅行をした男
    3.7
    1巻929円 (税込)
    徒歩では、いくらなんでも時間がかかりすぎるだろうし、馬はえさ代がかかる。自動車はえさは食わんが、燃料が必要だ。すると、残るのは、…自転車しかない!1902(明治35)年2月23日、ひとりの青年が、横浜港を旅立った-。
  • ソロモン王の洞窟
    5.0
    1巻1,320円 (税込)
    二千数百年まえに栄華をほこったソロモン王の秘宝が、アフリカの奥地に眠るという。現地人・ウンボパたちとともに、古地図を頼りに「知られざる国」をめざした3人のイギリス人。焦熱の砂漠と氷の山を、死ぬ思いで越えた彼らを迎えたものは? 秘境探検小説の記念すべき1作! ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。
  • 日露戦争秘話 西郷隆盛を救出せよ

    Posted by ブクログ

     中村春吉秘境探検記シリーズの3冊目。SF色も怪奇色も薄い。西郷隆盛が、もしも生きていたらという"if"がSFらしいところか。なにか番外編っぽい感じがする。それにしても、相変わらずの冒険活劇が痛快だ。

     さらに、ヨコジュンさんの単行本未収録の短編が5話も載っているじゃありませんか。これはお得ですね。

    0
    2022年10月25日
  • 大聖神

    Posted by ブクログ

     痛快娯楽小説とでもいうべきか。中村春吉秘境探検記シリーズの長編。相変わらず明治という時代の香りが文中の漂う。

     「幻綺行」を読んだばかりなのだが、短編の方が面白く感じた。長編だとちょっとダラダラしているように感じた。そこで、巻末に収録されている「自転車世界無銭旅行者 中村春吉」のほうが面白く読めた。やはり事実(?)は、小説より奇なりか。

    0
    2022年09月11日
  • 快絶壮遊〔天狗倶楽部〕 明治バンカラ交遊録

    Posted by ブクログ

    早稲田出身者を核にして集まったバンカラ集団『天狗倶楽部』を中心に据えて交遊録を纏めると、これほどまでに明治の著名人に裾野が広がるとは! と驚く一冊。
    明治期に活躍した文学・芸術関係者は元より、実業家にスポーツ関係者、果ては冒険家と、「友達のルートを辿るとこことあそこに接点が!」、「この二人にはこんなエピソードが!!」とページをめくる度に詰め込まれている情報量の多さに溺れそうになりますが、読んでてとにかく面白かった!
    著者の縦横無尽の調査研究による結果、縦割りジャンルの壁を越えて知識が紐付けられて見えてくるいろいろなモノ、いやぁ素晴らしい明治の研究本でした。
    解説も横田先生の本をこれから掘りたい

    0
    2019年03月03日
  • わがはいは中村春吉である。 : 自転車で世界一周無銭旅行をした男

    Posted by ブクログ

    すごい男がいたもんだ!
    児童書だからすぐ読み終わってしまったけど、大人向けに書いたら長編の面白い冒険譚かドキュメンタリーになりそうです。
    狼の大群に襲われたり、行き倒れかけたり、本当によく生きて帰ってこられたものだと思います。
    夜、寝る前に子供に読み聞かせたのですが、子供たちもとても楽しんで、感心して聞いてくれました。
    春吉がどこに行っても、どんなに困窮していても、日本人としての誇りを忘れず、清廉な心を持ち続けていたことにも感動しました。

    0
    2017年12月04日
  • 平成古書奇談

    Posted by ブクログ

    日々の続きのような不思議な話。テンポよく読み進められて面白い。
    古書の知識があれば尚更面白いだろうなぁ。神保町は憧れの地だ。

    0
    2023年07月29日

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