あらすじ
敵将アルド・ナリスとの政略結婚を強いられたものの、やがてナリスと恋に落ちたアムネリス。だがナリスは婚礼の最中に暗殺者の手にかかり、アムネリスはトーラスで涙の日々を送っていた。しかし、一人の使者がもたらしたある知らせが、彼女を悲しみのヒロインから復讐の女神へと変えた……。第14弾。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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Posted by ブクログ
再読。
昔読んだ時は悲劇のヒロインになりきっているアムネリスが嫌いでしたが、本当に世間を知らなかったのだろうなぁと、そのまま生きてきたのだろうなぁと思います。これからの彼女の運命を思うと同情も・・・。
そして、ゴダロ一家、オロの弟ダンも入営することになり、息子を心配しながらも送り出すオリー(母)とゴダロの言葉に涙を誘われます。この善良な夫婦にこれ以上の不幸が訪れませんようにと祈らずにはいられません。
それから、ナリスに会ったイシュトヴァーン。いよいよ運命がそれぞれの道を示し始めました。
Posted by ブクログ
トーラスのヴラド大公のもとにも、ついにアルド・ナリス復活とクリスタルで発生した反乱の報が入る。
ナリスの偽りの死から抜け殻のようになっていたアムネリスが復讐の女神となってトーラスを発つ。
一方、モンゴールの密書を持ったイシュトヴァーンは、サルジナで赤い盗賊(後にイシュトヴァーンが乗っ取ることになる)に捕えられるが、そこでスカール黒太子の軍を目撃する。
イシュトヴァーンの密書とスカールの情報をナリスが得たことで、戦況は一変する。