あらすじ
【グイン・サーガ140】豹の直感が危険を察知したのか、影武者を立ててまでオクタヴィアの即位式を欠席したグインは単身、ケイロニアの北、ベルデランドへ馬を走らせていた。密かに匿われていた、シルヴィアの子シリウスを、ダナエ選帝侯のご落胤として奪わんとするケルートの魔手が迫っていたのだ。シリウスの安否やいかに? そしてまた、グインは再び馬を駆り、ヴァレリウスに会いに、シルヴィアの探索にと、ケイロニアを縦横無尽に駆け巡る!
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Posted by ブクログ
グインの活躍の巻。 アンティーヌの内情が少しずつ解き明かされて、そこにアウロラ、アンティーヌの姫が核心に交わって行くところがまた良い。
シルビアの子供のシリウスもまた物語に関わって、今まで出てこなかった、ベルデランド候ユリウスや、ローゼス候ロベルトなどが深く関わってくる。グラチウスが竜王にとらわれ、どことなく、グインの味方にもなって行くところがいい。
ああヤガのその後も見ものだけど、こちらがグインが解決するところで本編でしょうね。どこでヤガ編と交わるかが楽しみです。
Posted by ブクログ
素直に面白かったです。
シルヴィアとグインのこと。グラチウスの暗躍…もう出てこないかなと思っていたユリウスやら、レンティアのアウロラ皇女などまで出てきたり…。ケイロニア国内の動きと、廃都寸前のパロの様子まで描かれ、グイン・サーガの世界に浸る、というその事自体を味わえる一冊でした。
グインとシルヴィアの別離の傷が、いつか和解して新しい道へと進めばいいのですが。
ダナエ侯のおばあさまは、非常に感じ悪いですが、こういう脇役がいると、ああ、ヒロイックファンタジー読んでるんだな。お約束だけけど、こういうやり取りも、主人公が際立つし、『らしい』トラブルで、悪くないな、なんて、妙なところで感心してしまいました。
次の巻も早く読みたいです。
Posted by ブクログ
グイン活躍!!
主役なので良いのですが、ちょっと黄門様かよ的なノリはいかがなものかと…
グラチーもお調子者感が全開で
デフォルメ化が激しい巻でございました(´∀`*)
神に近づこうとあがくけど、まだまだ程遠いようです
今後も頑張ってください!
Posted by ブクログ
グイン・サーガ140巻。
シリウスとついに出会ったグイン。
ケイロニアでは祝福されない生まれである彼だが、タルーアンでは運命の子として迎え入れられ、最大の慈しみを持って受け入れられていることに、世の不思議を見る思いです。ケイロニア王家の後継となる子供たちは、誰もが違った生まれで異なる育ち方をしてゆく。ケイロニアだけに限らないけど。
彼、彼女たちが成長して出会ったとき、それぞれの経験が融和して平穏な世界を築きますように。敵対する要因となりませんように。
どう考えても、乱世の予想になるのだけどね。
Posted by ブクログ
宵野さんのグイン、なかなかいい感じです。疑問に思っていたことが納得できました!
やっぱりグインが出てこなくちゃあ、ね!
あと、パリス!こんないい男になって…。メインキャラより活躍してます(汗)
こちらのパートだけでも、さくさく進んで欲しい。次々巻に期待!
Posted by ブクログ
ノルン白の虜
アンテーヌにのびたディモスの陰謀。アクテと子供たちを人質にとられてるし。
ポーラースターの光の下で
ベルデランドで見つけたシリウス。ここで育てればよいのでは、と。
妖獣の標的
シルヴィア。犬に襲われ猿に助けを求める
ヤーンの手技
ダナエに向かい、魔道がはびこっていることを確信するグイン。結果的にグラチウスを助ける。
いろんなところで、いろんなことが起きてて、登場人物もそれなりに多くて、覚えてるのが大変なのである。