あらすじ
魑魅魍魎の跋扈する辺境の地ノスフェラス。かつてモンゴールの公女将軍アムネリスが大軍団を率いて侵攻し、グイン率いるセム=ラゴン連合軍と戦ったノスフェラスを、アルゴスの黒太子スカールのもと、剽悍をもって鳴る草原の戦士たちが行くのだった。この地に眠る重大な秘密、その言葉だけにつきうごかされてひた進むスカールと、黙々とそれにつき従う戦士たちだが……。第19巻。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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Posted by ブクログ
今回の主役はイシュトとスカール。
グインと別れたイシュトヴァーン。一人の占い師に「王にしてやる」と言われます。彼はアリストートス。アリはイシュトにモンゴール制覇の道を示します。軍師を得て、いよいよ新展開。と思いきや、話は大きく変わってノスフェラスをさまようスカールへ。スカールはセム族の協力を得て、グル=ヌーを目指し厳しい旅を続けます。水も尽き、もうだめかと思われた時、伝説の魔道士ロカンドロスが現れます。彼に伴われ瘴気の谷を抜け、グル=ヌーに至ったスカール。ついにグル=ヌーの真実を知る最初の一般人になります。グル=ヌーにあったもの、それはロケット(星船)の墜落現場でした。瘴気の谷やノスフェラスはその放射能汚染の結果度というのです。そしてロケットの中にいたのは巨大な赤ん坊。それ以上は謎のままです。
機械なんてほとんど出てこないファンタジーのような世界に、急にロケットが登場し、一気にSFらしくなってきました。グル=ヌーの下りは一気に読めますよ。
Posted by ブクログ
グインと別れたイシュトヴァーンは街道で占い師アリと出会う。アリはイシュトヴァーンにユラニア、クムとのパワーバランスを利用しモンゴールを復活させるように提案する。
スカールはノスフェラスへ。ノスフェラスではセム族のロトーの協力をうけて、“瘴気の谷”へ。更に北の賢者ロカンドラスと出会いノスフェラスの秘密を明かされるが…。