あらすじ
ナリス軍と別れて失意のまま放浪していたリギアは、まったくの偶然からゴーラ軍の不穏な動きを知る。その情報を伝えるべくリギアはイェライシャの力を借りてふたたびナリスのもとへ。いっぽうリンダは、ナリスと再会しながらも、いったん彼のもとを離れ、神聖パロの名代として、ヴァレリウスとともにサラミスへ旅立っていた。その直後、ゴーラ軍の奇襲によってマルガは血に染まる。ナリスに迫らんとするイシュトヴァーンの、悪鬼のごとき姿がそこにあった。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
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Posted by ブクログ
前巻の終わり方が終わり方だったので、この巻早々になんかあるのかと思って構えてみてました。
何かあったといえばあったし、思っていたことじゃなかったといえばなかったし……。
Posted by ブクログ
こんなところまで、来てしまったのだなぁ。そう思わせる85巻の波乱怒濤さ…。私の好きなリンダがまた、活躍してます。嬉しい。前向きで、希望と、パロの尊き青い血を、誰よりも、気高く掲げる姿は、素晴らしい。この表紙はリンダでしょう。(天野氏のイラストのイメージから、未だに抜け出せないでいます)いい巻でした。ありがとう。これからも楽しみ。
Posted by ブクログ
やっと一冊読み終わった。
グインサーガ 85
ゴーラにあっけなく敗れてしまった、神聖パロ。
本当にあっけなく、3万のゴーラ軍に敗れたナリス軍は、ナリスの居室を唯一の治外法権として、ゴーラ軍に足を踏み入れさせることだけは、踏みとどまった。
ナリスと不本意な再会を果たしたイシュトバーンは、自軍の今後の去就について思い悩む。
その後イシュトバーンとの交渉役に、イシュトバーンとの旧知の仲であるヴァラキアのヨナを押したてるが、イシュトバーンとの交渉を進めることはできないでいる。
そして遂にケイロニアのグインは神聖パロにつくことに。
ナリスとグインが会見を行う前に、物語の展開は意表をつくようにグインとイシュトバーンそれにリンダの3人を引き合わせる。ここに至って遂に、ルードの森ではじめて出会った、グイン、リンダ、レムスそしてイシュトバーンがそれぞれの国を率いて登場となった。
グインとイシュトバーンとの会見によりイシュトバーンが竜王の催眠術により動かされていることを知ったグインは更に意外な展開として、イシュトバーンとの決戦を決意。そしてケイロニアの金犬将軍ゼノンとイシュトバーンを戦わせる。
グインはこの後どのように、イシュトバーンをゴーラに追い返そうとするのか。
またレムスはこの展開のどのように絡んでくるのだろうか?