講談社文庫の検索結果
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それ自体が奇跡
百貨店で働く貢と綾は結婚三年目。貢は婦人服売り場、綾は紳士服売り場で働いており、社内結婚だった。 貢はもともと百貨店のサッカー部に所属していたが、廃部に。しばらくサッカーとは無縁の日々を過ごしていたが、ある時社会人サッカーチームの強豪「カピターレ東京」からスカウトを受ける。 綾の反対にあいながらも、入団を決意する貢。 仕事よりも試合を優先しがちな貢に、上司も不満を募らせていく中、綾ともすれ違いはじめ――。 一方、綾は売り場に訪れた天野という男と映画や食事に行く関係に。貢よりも趣味が合う天野が徐々に気になり始める綾だが――。 結婚三年目にして初めて訪れる大きな危機を、2人は乗り越えられるのか!? -
横濱エトランゼ
「ハマペコ」編集部でアルバイト中の千紗は、洋装店のマダムから、かつて夫とよく上ったという元町百段の思い出話を聞く。 しかし、幼馴染の善正によると、その階段はマダムが生まれる前に崩壊したらしい。 マダムはなぜ、あるはずのない思い出を語ったのか? 横浜で起きる“不思議”を解き明かす、心温まる連作短編集。 *収録作品* 元町ロンリネス マダムの上った元町百段は夢? それとも幻? 山手ラビリンス 歴史ある山手の洋館にまつわる七不思議とは? 根岸メモリーズ 「まだダメ」だった“約束の場所”って? 関内キング 皆の憧れ、クイーンが探す“私のキング”って誰? 馬車道セレナーデ 恋敵の恵里香が帰国。千紗の恋の行方は? -
病弱探偵 謎は彼女の特効薬
マイは病弱でしょっちゅう何かの病気にかかっており学校も休みがち。ミステリー小説が大好きなマイは、ベッドにいる時間を使って謎を解く史上初(?)の「寝台探偵」。『珈琲店タレーランの事件簿』著者が放つ新たなるミステリー。「患者」と「病(やまい)」を合わせた貫地谷(かんじや)マイというおめでたい名前の主人公は高校1年生。彼女は病弱でしょっちゅう何かの病気にかかっており学校も休みがち。そして床にふせっている長い時間を使って謎を解く「寝台探偵(ベッド・ディテクティブ)」なのだ。マイと幼馴染みの同級生、山名井(やまない)ゲンキは「病まない」の名前通りに病気知らずの健康優良児。ひそかに想いを寄せているマイのために、ゲンキは学校で起こった不思議な事件を、今日もベッドサイドに送り届ける。6つの謎と2人の恋の行く末は? -
その愛の程度
結婚して、離婚して、新しい人に恋をして、それでも「家族」は続いていく。2019年本屋大賞2位『ひと』で話題の俊英がおくる、新しい家族の物語。川遊びの最中、小学生の娘・菜月が友人の娘と溺れるのを見て、とっさに助けに飛び込んだ守彦。必死の想いで引きあげた腕の中には、菜月ではなく友人の娘がいた。「お父さんは菜月をたすけてくれなかったもん」その言葉を最後に、口をきいてくれなくなった血の繋がらない娘。七歳年上の妻ともすれ違いはじめ―――。困り果て、とりあえずの間と家を出る守彦だが、会社の後輩や、川遊びに来ていたシングルマザーとの何気ない会話の中で、娘と妻への本当の気持ちに気づかされていく。いつもあと一歩が踏み出せない、不器用な守彦の出す答えが心にしみる、新しい家族の物語。 -
空色カンバス 瑞空寺凸凹縁起
三十間近な日比野隆道和尚が高校三年生の妹・ゆかりと暮らす寺に、泣きぼくろが印象的な美女が行き倒れ!? 着の身着のまま「夫から逃げてきた」という千尋と日比野兄妹の暫定的三人暮らしが始まる。進路問題に悩むゆかり、真意の見えない千尋、思い出せない記憶を辿る隆道。「縁」の力は三人を救えるのか? あたしにとって、お寺は家だ。お釈迦さんの説いた教えは今一つピンとこなくても、お父さんや、歳の離れた兄ちゃんが頑張って守り、顔なじみのお檀家さんが優しい顔でお参りに来てくれるお寺は、あたしには一番大事な場所だ。──そんな、あたしの大好きなお寺に、あたしの「大っ嫌い」な、あの女はやってきたのだ。(本文より) -
世にも奇妙な君物語
オチがすごい・・・! いくつもの書店で週間ランキング1位に輝いている話題作★ 異様な世界観。 複数の伏線。 先の読めない展開。 想像を超えた結末と、それに続く恐怖。 もしこれらが好物でしたら、これはあなたのための物語です。 待ち受ける「意外な真相」に、心の準備をお願いします。 各話読み味は異なりますが、決して最後まで気を抜かずに――。 では始めましょう。朝井版「世にも奇妙な物語」。 ――――――――――――――――――――――――― 【ミステリ書評家・村上貴史氏】 世界の異様さ、息苦しさで読む者の心をとらえ、先の読めない展開でページをめくらせ、 その展開について終盤で「なるほど」と納得させる。 実に鮮やかで巧妙な読者コントロールだ。そしてそれだけでは終わらない。 最後にもうひと味。いやはや、恐れ入った。やるせない衝撃に圧倒される。 ――――――――――――――――――――――――― 読売新聞、ダ・ヴィンチ3月号に書評が掲載されました! -
光二郎分解日記 相棒は浪人生
二宮光二郎七十五歳、元理科教師で趣味は分解。大抵の故障はすぐ直す。ただし最近頭の調子がイマイチで、家族はちょっと困ってる。そんな俺のじいちゃんが、芝刈り中の老人を刺したって!? クセありじじばばも巻き込み、浪人生活まっさかりのかけるは、真犯人を捜せるのか。「二人で一人」の迷探偵が大活躍! ※本作品は 2015年7月24日~2017年6月15日まで販売しておりました単行本版『分解日記 光二郎備忘ファイル』の文庫版となります。本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。 -
雰囲気探偵 鬼鶫航
思慮深そうな眼差しに、冷静な物言い。三つ揃いのスーツを着こなして、泰然と構える佇まいは紛れもなく名探偵だ。雰囲気だけは――。鬼鶫探偵社の経理にして相棒の佐々は、彼が謎を解くところを見たことがない。「推理する気はあるのか!?」ヤキモキする佐々を横目に、しかし事件はなぜか鬼鶫の目の前で解決する! -
参謀
名将・落合博満監督の右腕、懐刀として2004年から2011年までの8シーズン、ドラゴンズのコーチを務めた「名参謀」森繁和が、落合監督の素顔から、若手の育て方、強い組織の作り方を、8年間のドラゴンズでのエピソードを例に、余すところなく書いた。なぜドラゴンズは強かったのか? 落合采配はどこが凄かったのか? ジャイアンツを苦しめた選手起用の妙、徹底した情報管理の秘策などを、参謀ならではの視点で振り返る。 -
人生オークション
捨てるって、気持ちいい! 『三千円の使いかた』の著者による、 部屋が片づく、心が軽くなる、"デトックス小説"! 【内容紹介】 不倫の果てに刃傷沙汰を起こして謹慎中のりり子叔母さんと、就活に失敗してアルバイトをする私。 一族の厄介者の二人は、叔母さんのおんぼろアパートの部屋にあふれるブランドのバッグから靴や銀食器、 着物までをせっせとネットオークションにかけていく――。 【担当編集より】 今、私の部屋は奇跡的にきれいです。 部屋に「いらないもの」が溢れている。 「片づけなきゃ」と分かっているのに、動き出せない――。 本作はまさに、そんな私のための物語でした。 読めば、明日がきっとより素敵なものに変わる。 優しく、軽やかに背中を押してくれる一冊です!(編集T) -
工藤写真館の昭和
東京下町で激動の昭和を生きた最後の写真師・工藤哲朗とその一家の物語。摂政宮(昭和天皇)撮影の体験から始まる工藤写真館。二・二六事件、真珠湾奇襲、敗戦、復興。類まれな好奇心で時代を先取りした写真師の日々に、昭和が二重写しにされる。時代の荒波に翻弄されながらも、かたい絆で結ばれた家族が生き抜いた昭和とは――。講談社ノンフィクション賞受賞作品。 -
きみが忘れた世界のおわり
きみはあの事故で、わたしを忘れてしまった。 きみは描こうと決意する。事故で亡くした幼馴染――わたしの姿を。 第16回小説現代長編新人賞奨励賞受賞! いま注目の著者の一番泣けるデビュー作! 芸術を通して死者と向き合うといった普遍的な取り組みに、 死者視点の二人称と、さらにはSF的な趣向を加えた技巧的な意欲作。――宮内悠介 記憶喪失、アップデートされる幻覚、さらに夢を用いながら大切だった人を思い出していくという、とても凝った造りの作品で強く惹きつけられた。――薬丸岳 完成間近の卒業制作を酷評された蒼介は、事故で亡くした幼馴染・明音をテーマに絵を描き直そうと決意する。だが蒼介は、彼女にまつわる記憶を完全に失っていた。明音の情報を集めるうち、蒼介のイメージを投影した幻覚・アカネが現れる。固く蓋をした過去にたどり着くまでの、苦しくも力強い再生の物語。 -
ドルジ 横綱・朝青龍の素顔
少年時代からの軌跡、一人横綱を守る 朝青龍の本当の姿ーー平成の大横綱・朝青龍が歩んできた道。年間6場所完全優勝を始め、数々の大記録を打ち立て、一人横綱としての重責を果たし続けた。モンゴルでの幼少期から、留学生として来日した高校時代、そして横綱への道程と、現在に至るまでのすべてを綴る。 -
慟哭 小説・林郁夫裁判
「私がサリンをまきました」オウム真理教の大幹部「治療省大臣」にして地下鉄サリン事件の実行犯・林郁夫。その告白と慟哭の法廷から、未曾有の無差別殺人事件の全体像が浮かび上がった。文庫化にあたり、書下ろし「その後のオウム裁判」も収録した、オウムの真相を暴く渾身のノンフィクション・ノベル。(講談社文庫)