澤地久枝の作品一覧
「澤地久枝」の「石川節子 愛の永遠を信じたく候」「滄海よ眠れ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「澤地久枝」の「石川節子 愛の永遠を信じたく候」「滄海よ眠れ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
二・二六事件で刑死、自決した青年将校21人、そのうち14人が未亡人を残している。歴史的な無機質な事実に立体的な視点を与えビビッドに伝える屈指のノンフィクション。
筆者のデビュー作。既に出版から50年を経過。当時は当事者たちがまだ生きながらえていた頃。英雄的、悲劇的に捉えられるがちな青年将校を全く違った視点からものすところが素晴らしい。それぞれの人物が遺書や未亡人の話から、遠い昔とはいえ我々と同じように笑い、泣き、若い妻や幼き子を残す男の心情が立体的に浮かび上がる。
ノンフィクションとしては古典的な部類かもしれない。今さら感もあるが、名だけ知っていた本書、じっくり読んでみて本当に良かったと思
Posted by ブクログ
昭和5年9月3日生まれ、ノンフィクション作家、澤地久枝さん、4歳で渡満、敗戦で1年間難民生活、16歳の秋に引き揚げ、防府県立高女3年(1年ダブル)に編入。その後、昭24.3、向丘高女を首席で卒業。「道づれは好奇心」、2002.10刊行、2005.10文庫。28歳、38歳、64歳と心臓手術を3回、手術前夜、人生の締めくくりをしながら薬で眠ったと。石川啄木・節子夫妻の調査など、二人の関係年表と系図づくりが役立ったそうです。そして、調べることは徹底的に。同時に、手にした資料をすべて書いてはならないと。2002年、72歳、6回目の年女、カタクリの開花を見たくて、黒姫に一人旅されたそうです。私も今72