澤地久枝の作品一覧
「澤地久枝」の「滄海よ眠れ」「石川節子 愛の永遠を信じたく候」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「澤地久枝」の「滄海よ眠れ」「石川節子 愛の永遠を信じたく候」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
『女の一生サチ子の場合』で登場する修平を通じて、ひとりひとりを知りたいと思い、この本を手に取った。
日本側3056名、アメリカ側362名の戦死者、家族がどのように生きたのか、ナラティブで残した膨大な研究資料である。著者があとがきに記した『これはあくまでもわたし個人による「私史ミッドウェー海戦」であるという立場をつらぬかせていただきたい』という姿勢は、ノンフィクション作家としての文責の重みと、個から全体、全体から個と見渡す大切さを改めて示している。
家族の語りを読み、祖母が戦争について話したがらなかった気持ちに少しだけ触れることができた気がした。200ページにも及ぶ戦死者名簿のうち、誰1人と
Posted by ブクログ
二・二六事件で刑死、自決した青年将校21人、そのうち14人が未亡人を残している。歴史的な無機質な事実に立体的な視点を与えビビッドに伝える屈指のノンフィクション。
筆者のデビュー作。既に出版から50年を経過。当時は当事者たちがまだ生きながらえていた頃。英雄的、悲劇的に捉えられるがちな青年将校を全く違った視点からものすところが素晴らしい。それぞれの人物が遺書や未亡人の話から、遠い昔とはいえ我々と同じように笑い、泣き、若い妻や幼き子を残す男の心情が立体的に浮かび上がる。
ノンフィクションとしては古典的な部類かもしれない。今さら感もあるが、名だけ知っていた本書、じっくり読んでみて本当に良かったと思