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「平和憲法」が戦争を招く
櫻井よしこ氏 大推薦! 日本最大最悪のパラドックスを丸裸にする 元空将が「戦後平和主義」の矛盾を抉って大反響、産経新聞「正論」連載60篇 ◉ボヤを大火にする「平和憲法」 ◉核アレルギーなのに核攻撃に備えない ◉違憲の自衛隊に「命をかけろ」 ◉9条は「戦争が起こっても国のために戦わない」 ◉「軍事大国」じゃないのに「専守防衛」 ◉日本が戦争を放棄しても戦争が日本を放棄しない 戦争は悪であるが、軍事は悪ではない。軍事は国家が国民の生命と平和な暮らしを守るための基礎的な営みである。医学を知らずして健康を語れないように、軍事を知らずして平和は語れない。(本書「はじめに」より) -
権力者を訴追する:戦争犯罪と国際法廷の闘い
サヘル・ローズさん推薦! 希望と限界、正義の重さを紡いだ作品 プーチンやネタニヤフがハーグの国際刑事裁判所の法廷に立つ日はくるのだろうか? 〈ヒューマン・ライツ・ウォッチ〉〈アムネスティ・インターナショナル〉などで指導的役割を務めた人権活動家、ジャーナリストが、現場取材で数多の関係者の声に耳を傾けて執筆した、渾身のノンフィクション。 ジュネーヴ条約採択、ニュルンベルク裁判、東京裁判、冷戦期の衛星諸国や旧植民地における「戦争犯罪」「人道に対する罪」「ジェノサイド」の歴史を辿りながら、プーチンやネタニヤフがウクライナ戦争やガザ侵攻で国際刑事裁判所の訴追対象になっている現在までを網羅する。 プーチンやネタニヤフに対する起訴は、広い変化の時流の一環だ。20世紀のほぼ全体を通じて、戦争犯罪に対する刑事免責は当たり前のことだった。ニュルンベルク裁判はその原則の例外だった。しかしいまや「彼をハーグへ送れ!」という声は、権力を握る指導者は責任を問われるべきだと考える、世界各地の人びとから発せられている。 赤根智子氏が国際刑事裁判所所長、岩澤雄司氏が国際司法裁判所所長を務めるなど、今後日本が国際司法の場で果たす責務も問われている。 [目次] 序章 第1章 「これはまったく矛盾している」 ジュネーヴ、ルヴフ、ニュルンベルク、パリ(一八六三~一九四八) 第2章 「罪はひそかに犯さねば」 ケニア、アルジェリア、ヴェトナム、フランクフルト(一九五二~七五) カンボジア、チリ、ハラブジャ(一九七三~九〇) 第3章 「万事段取りどおりに」 ユーゴスラヴィア、ルワンダ(一九九一~二〇〇一) 第4章 「時節到来の構想」 国際刑事裁判所、ピノチェト、チャールズ・テーラー、イッセン・ハブレ(一九九八~二〇一六) 第5章 「ゲームのルールは変わりつつある」 グアンタナモ、イラク、アフガンスタン(二〇〇一~) 北アイルランド(一九七二~二〇一〇) 第6章 「だまされるのが嬉しい」 プーチンとアサド:チェチェン、ジョージア、ウクライナ(一九九九~二〇一四) シリア、オープンソース調査、コブレンツ(二〇一一~二二) 第7章 「今でなければ、いつ?」 ウクライナ(二〇二二~) 第8章 「アマレクを思い起こせ」 イスラエル/パレスチナ(二〇二三~) 第9章 「正義の気配がする」 第10章 正義の天秤を公平に 終章 「諸国政府を悩ませ続ける」 謝辞 訳者あとがき 原注 -
知られざるアメリカ外交儀礼
アメリカ大統領が動けば、世界のどこであっても街の一部が止まる。専用機の到着に合わせて旅客機は上空で待機し、市内の信号も時間差で制御される。受け入れ国の協力のもと、赤と青の警告灯を光らせた警察車両に先導され、長い車列が街を走る。沿道の歩行者は足を止めスマホを構える。 エアフォースワンが現地空港に降り立ち、黒塗りの専用車「ビースト」が両国の国旗を掲げて都心を走り抜ける。その本番の日を「ゲームデイ(Game Day)」と呼ぶ。下準備は数か月前から現地の大使館が進め、ホワイトハウスの先遣隊「アドバンス(Advance)」が入るのは約二週間前だ。警護、通信、車両、会場設営、報道対応、医療など、役割の異なる要員が続々と到着し、先遣隊は千人規模に膨らんでいく。「ジャガーノート(Juggernaut)=圧倒的に巨大で強力な存在」を思わせる組織である。 私は、その一員だった。 日本で生まれ育った私が、受け入れる側ではなく、アメリカ大統領の訪問を実現させる側にいたのである。 私の仕事は、アメリカ国務省のプロトコールオフィサー(儀典官)だった。第四十三代ジョージ・W・ブッシュ大統領から第四十六代ジョー・バイデン大統領まで、複数の政権にまたがって外交行事に携わってきた。大統領や国務長官が外国を訪問する際、訪問先での行事が滞りなく、格式を保ちつつ友好的に進むよう調整する仕事である。一度国務省を離れた後、二〇二六年七月に儀典局へ復帰し、現在はトランプ政権で広報担当儀典官(シニアプロトコールオフィサー)を務めている。 -
日本ではなぜ子育てがこんなにつらいのか ――カネと自己責任の資本論
お金がなければ ダメですか? 少子化が止まらない。このままでは、この国に子どもがいなくなる。 今の日本で、なぜ子育ては「ぜいたく品」となってしまったのか? 背景には、教育や生活のすべてを「商品」にしてしまう資本主義の仕組みがある。 何をするにもお金がかかる。家計は圧迫され、支援は現場に届かず、子どもは居場所を失う。すべてが「自己責任」に委ねられる。 『下流老人』で日本を代表する論客となり、NPOで日々貧困相談を受けている著者が、格差と孤立を深める社会の現状を批判し、解決策を提示する。 子育て投資の罠/何をするにも金、金、金/「自己責任」の呪い/「孤立」という名の貧困/子どもの声は騒音か/親の所得で学力が決まる?/子育ては今や「ぜいたく品」 === 【目次】 はじめに 日本から子どもがいなくなる日 日本の子どもたちが絶滅する?/不十分極まりない貧困対策/本書の構成 第1章 子育てはなぜ「無理ゲー」なのか?――止まらない少子化を考える 貧困に苦しむ当事者たち/①教育虐待のケース:家族崩壊と10代陽菜さん(仮名)のサバイバル/「親権」という分厚い壁/②生活苦のシングルマザーのケース:夫のDVによってシングルマザーとなった朝子さん(仮名)/雇用の流動化というリスク/③精神的DVと重度介護のケース:最重度の知的障害のある子どもと一緒に、モラハラ夫から逃げたい恵さん(仮名)/DVと介護の二重苦/④大学教育費問題のケース:生活保護と大学進学が引き起こす「貧困の二重苦」/親から子に受け継がれる貧困/⑤子どもが引きこもりのケース:息子の「ひきこもり」という困難と生活困窮/年金・医療・公的支援の不備/⑥外国籍のケース1:インフレの直撃と「制度の壁」が阻む在留クルド人世帯の生活困窮/偏見という名の「もう一つの壁」/⑦外国籍のケース2:仮放免という「法的な消去」と、次世代に連鎖する教育の壁/非人道的な「仮放免」措置/「電車への飛び込み」が映す現代の病理/家出という「命がけの駆け引き」/「偽りの居場所」で性的搾取に遭う/売春防止と買春防止の議論が始まる/性を売ることは「個人の自由」なのか?/いじめと教育崩壊の現場/日本の若者は世界で最も自ら命を絶つ/今の日本が失った二つのセーフティネット/とにかく子どもが生まれない/少子化の原因は経済的負担なのか?/子育ては「ぜいたく品」か?/政府は少子化対策を本気で考えていない/生まれる前から学力が決まっている?/コラム「転生モノ」アニメはなぜ「ここではないどこか」を希求するのか? 第2章 子どもの貧困対策 失敗の本質 貧困は人とのつながりを失わせる/「健康で文化的な最低限度の暮らし」とは何か?/「子どもの貧困」とは「大人の貧困」でもある/子どものニーズは十人十色?/「貧困女子高生論争」に見える底知れぬ不寛容/子どもの貧困対策法と貧困対策の現状/子どもの貧困は人権侵害/貧困はひとり親世帯に集中している/支援のしかたが間接的過ぎる!/「子どもの貧困率」という数字のトリック/数値では測れない「貧困」というもやもやしたもの/取り残されたひとり親世帯/学校に行かなくても勉強はできるのか?/孤立する子育て世帯/ナラティブアプローチで子どもを捉える/「子の物語」と「親の物語」をいかにすり合わせるか?/偏差値教育という悪魔の指標/その無力感は自分のせいではない/親の所得が子どもの学力に直結する?/子ども食堂の現状と課題 第3章 現金給付では解決しない―真に必要な貧困対策を模索する ただ現金を配るだけでは、貧困は解決しない/「推し活」や「美容」という資本主義の沼/「子育て投資」という罠/「すべては自己責任」という呪いから目を覚ませ/ベーシックサービスとは何か/「弱者を生まない社会」への胎動/生きることはいつから「買い物」になったのか?/「必要不可欠」を市場から切り離す/「給食無償化」から議論の活性化を/「高校無償化」が覆い隠す格差の再生産/大学でも進む無償化政策/子育ての脱商品化とシェアリングエコノミーの陥穽/孤立こそが最も過酷な貧困である/コラム増えるランドセルを配る自治体 第4章 誰が子どもを育てるのか?―「公」という意識の欠落 子どもの声は騒音か?/「ホモ・エコノミクス」という生き方―損得勘定の計算機/「無価値」なものが排除される社会/子どもは迷惑なのか?/子育ては「ハイリスク・ローリターンの個人投資」/公園が足りない、公園はいらない⁉/図書館・児童館といった「無料の空間」の危機/図書館という職場の「搾取」構造/何をするにもお金がかかる/増え続ける子どもの習い事/不安を煽る宣伝広告に踊らされる子育て/SNSのアルゴリズムと「子どもの心」/お金を払わなくてもいられる場所をどうやって増やすか/「誰のものでもない、みんなのもの」という思想/「資本の論理」から子どもを守るには/宮崎県延岡市に見る「データと居場所」の最前線/「子ども食堂」の草の根精神/子どもは社会で育てる、という意志―「孤立」から「結び目」へ/ コラム大谷翔平は家族だけで育てられない―「天才」を囲い込まない地域の余白/コラム藤井聡太も同様である―将棋界の「神童」を生んだ無償の社交場 第5章 資本主義をやめれば、少子化は解決する 資本主義で幸せになれるのか?/資本主義という「バグ」だらけのシステムが生み出した社会福祉/「資本主義ぎらい」の仲間を増やしたい/日本で突然起こったマルクス・ブーム/子どもの環境を資本主義から切り離す!/カネがなければ生きていけない社会を一度やめてみよう/マルクスは資本主義をどう変えるのか?/疎外された私たちへ/銭湯という温かみのある「サードプレイス」/技術を習得することで、「交換可能な部品」を脱する/農業軽視の歪んだ教育がもたらす問題点/ITや英語よりも重要なこと/ブルシット・ジョブだらけの転職サイト/なぜ好きなものを仕事にできないのか?―子ども食堂の少女が投げかけた問い/命を支える労働は、なぜ買い叩かれるのか?/お金のある無しに、自由が左右されてはならない/資本主義の先にある社会を考えてみる おわりに 子ども・子育てに関する相談窓口の一覧 参考文献 === -
保守団結の会 生ある限り祖国に尽くす 日本を護る自民党保守派国会議員100人
日本を愛する保守の魂が詰まった永久保存版! 「かけがえのない同志たちと共に日本列島を強く、豊かにします」──高市早苗 この国を愛するすべての人へ── 安倍晋三元総理の遺志を継ぎ高市早苗政権を支える真の保守派国会議員たちが書き下ろした熱き信念と国家国民への想い。日本列島を強く、豊かにする一冊。 〈目次〉 古屋圭司 唯一無二の議員連盟 下村博文 啓育立国による日本再生と国家の未来戦略 城内実 保守団結の会の歩みと、日本の新たな時代に向けて 髙鳥修一 私が考える保守とは 関芳弘 日本そのものを好きで好きで仕方ない気持ち 大塚拓 わが保守政治 最大の使命 中村裕之 偉大なる先輩方の保守政治を次の世代 簗和生 「保守団結の会」の誕生 石川昭政 安倍総理が示した「揺るぎない保守の背骨」 若林健太 日本の未来を支える礎 上野宏史 「保守」とは何か 加田裕之 国家の危機管理体制を根本から問い直す! 黄川田仁志 保業守成 中山泰秀 AI地政学時代の保守 小田原潔 保守の持つべき責任 とかしきなおみ 私がリベラルから保守へと歩んだ理由 細田健一 保守政治家としての思い 三ツ林ひろみ 保守政治家としての政策実現にかける想い 高木ひろひさ 日本人の心、国家の独立、国益を大切にする国づくり 谷川とむ 泉州・日本列島を、強く豊かに!~保守政治の挑戦~ 丸川珠代 政治の道を選び続ける理由 和田義明 政治家としての主張、この国の未来 阿部弘樹 万葉集の世界 石橋林太郎 戦後80年 そろそろ取り戻そう 井原たくみ 少年の胸に宿った純粋な「郷土愛」と「日本愛」 鈴木英敬 「常若(とこわか)」の精神で示す保守政治 滝波宏文 揺らぐことのない「4本の柱」 平沼正二郎 揺るがせてはならない男系男子の継承 石井拓 保守とは何か──自分の思考を見る 坂本竜太郎 真の保守の姿 髙橋祐介 次世代へつなぐ保守主義 田中昌史 平和国家としての強靭な日本を今こそ築く 山本左近 日本を再び世界一の国へ 山本啓介 目に見えないものに思いを馳せる心 若林洋平 美しく、強く、希望に満ちた国であり続けるため 浅田眞澄美 「あなたの家は保守」と言われた私の宿命 伊藤聡 悠久の日本を未来へつなぐ保守の志 稲葉大輔 不屈の経世済民論 井原ゆたか さいたまを愛し、日本の未来を守る 上原まさひろ 各地元への思いこそが、今の日本に必要な「保守」 鹿嶋祐介 「日本って良いな」を100年後へ 加藤貴弘 国民の暮らしを守り、日本の未来を創る私の挑戦 金澤ゆい 不易流行 日本の未来を切り拓く 佐藤まさし 強い経済が、未来を創るまっすぐ、先に、新世代 中川こういち 先憂後楽──未来への責任が保守を創る 藤沢忠盛 武士道から学ぶ私の保守 水野よしひこ 時間を受け継ぐ政治 三原あさと 満州の原点から紡ぐ次世代の安全保障 村木汀 美しい国「日本」に生まれた誇りを胸に 吉田有理 北海道から日本を元気に! 子どもの輝く未来のために 渡辺勝幸 ふるさとを守り、日本の背骨を次の世代へ 赤池誠章 必ずや国政に復帰。「保守の団結は、私の務め」 -
[新版]中国に勝つ 日本の大戦略
習近平の野望を阻止する! 日本への軍事的挑発をエスカレートさせる中国に対して日本はどう立ち向かえばよいのか。2017年12月に出版した『中国に勝つ日本の大戦略』に最新の国際情勢を踏まえて大幅な加筆をした注目の書! アメリカが「自国中心主義」で、「同盟国を守る気がほとんどないように見える」新しい時代が到来しました。その一方で、「日本には尖閣だけでなく、沖縄の領有権もない」と主張する中国の脅威は、ますます大きくなっています。9年前とはまったく異なる世界。そして、さらに巨大化する中国の脅威。混沌としている世界の現状を見て、私は「『中国に勝つ日本の大戦略』の『新版』を出す時が来た」と確信しました。――「新版に向けて」より ◎内容 はじめに 日中戦争はもうはじまっている 第一章 「反日統一共同戦線戦略」が生まれた背景 第二章 「反日統一共同戦線戦略」を無効化させた安倍総理 第三章 米中関係の真実 第四章 中国に勝つ方法 第五章 アマリカ、中国、ロシアの未来 おわりに 日本復活は、はじまっている! -
リベラリズムからの体制転換―ポストリベラルと共通善保守主義
オバマ米元大統領も絶賛し、内外で反響を呼んだ前著『リベラリズムはなぜ失敗したのか』に続く著者話題の書。 『ヒルビリー・エレジー』著者のヴァンス米副大統領に最も影響を与えた思想家が「経済的左派×社会的右派の融合」を提唱。 分断に疲れた社会を再統合する希望の書。 アメリカや先進諸国が直面する極端な経済格差や社会基盤の崩壊、そしてエリート層と労働者階級の間に生じている深刻な分断を「冷たい内戦」と呼び、その根本原因を鋭く分析。 この分断の背景には、右派・左派を問わず「進歩」を至上命題とするリベラリズムのイデオロギーと、それに乗じて特権を独占し大衆の生活を不安定化させる「エリート」の存在があると指摘。これに対し、限界のある現実から生み出された大衆の「常識」や伝統的な美徳を再評価する。 本書は、古代の「混合国制」の理念に学び、エリートと大衆の敵対を乗り越える「共通善保守主義」を解決策として提示。新しい真のエリートが労働者階級の価値観に寄り添い、相互に高め合う「貴族的ポピュリズム」の形成を通じて、リベラリズムがもたらした社会の分離を克服し、真の「統合」と「共通善」の実現を目指すための道筋を論じる。 -
独裁者の手口 なぜ権力を握り続けられるのか
独裁者は何を考えているのか? ヒトラー、プーチン、習近平、トランプ……「独裁者」と呼ばれる指導者はどう権力を握り、維持してきたのか。彼らの思考・行動には共通する法則がある。また本書では政治指導者だけではなく、カルロス・ゴーン、イーロン・マスクといった経営者の権力掌握術も紹介。ビジネスパーソンが知っておくべき、権力の正しい使い方も分析。権威主義に精通する気鋭の研究者が、権力者の思考法と独裁への向き合い方を明かす。独裁の近現代史を知れば、世界の今がわかる! ・ヒトラー:危機をあおって救世主を演出 ・プーチン:法律を変えてイエスマンを配置 ・習近平:反対者を粛清して個人崇拝を実行 ・金正恩:英雄譚をつくって正統性を誇示 ・カルロス・ゴーン:強権的手法で社内風土を刷新 〈目次より〉第一部:独裁者になる 第1章:危機感をあおる 第2章:迅速に、時には地道に 第3章:自分に有利なルールをこっそりとつくる 第二部:独裁を維持する 第4章:独裁のタイプを見極める 第5章:反対する者を排除する――出る杭を打つ 第6章:周囲の者にアメを――最大の敵は身内にあり 第7章:人びとから愛される――愛は世界に存在する最も強い力 第三部:独裁の帰結 第8章:独裁者の末路 第9章:独裁者と向き合う -
マハティール 百年の思想 イスラーム、日本、脱植民地主義への道
なぜマレーシア元首相マハティールは、日本に希望を見たのか。1世紀を生き、植民地支配、日本占領、独立、国家建設と発展をその目で見つめてきた彼の思想の核心は、単なる反欧米でも経済成長至上主義でもなく、イスラームの倫理を基盤とした公正な社会と世界平和への希求にあった。本書は、彼の日本への高い評価とルックイースト政策の真意、植民地主義を超える視座、宗教間共生への提言を立体的に描く。混迷する国際社会のなかで、日本とアジアが果たすべき役割を問い直す、百年の知恵が凝縮された一冊。 日本は、明確な立場を打ち出し、いかなる影響にも左右されないだけの勇気を持たなければなりません。日本には独自の強みがあり、地域の緊張や紛争、さらには戦争の可能性を高めるような特定の陣営に与するべきではありません。 ――マハティール・モハマド -
あの政党の本当の思惑を見抜く 政治学
★シリーズ15万部突破!!★ 政治を知らない人ほど、 政治に利用されている ●なぜ、あの政党は公約を破っても支持されるのか? ●なぜ、野党が頼りにならないのか? ●なぜ、日本では政権交代がめったに起こらないのか? ●なぜ、首相が代わっただけで支持率が上がるのか? 対立、駆け引き、突然の解散、想定外の連立など、 ニュースで政治の話題を 見聞きしない日はありません。 ニュースに触れるたびに、 政党や政治家の行動の理由がわからず、 モヤモヤとした気持ちを抱えていませんか? 実は、政党と政治家の行動には 共通の原理があります。 それが本書のキーコンセプト、 「選挙で勝つ × 対立軸 = 思惑」です。 すべては、選挙で勝つこと、 そしてほかの政党や候補者との違いを いかに打ち出すかによって、 決まってくるのです。 政治家は選挙で勝たなければ、 政治家にはなれません。 選挙で投票し、 政治家を選ぶのは私たち有権者です。 有権者が持つこの力を、 政治家は恐れています。 だからこそ、 私たちには彼らの「思惑」を見抜く力が 必要なのです。 本書では、現代日本政治を専門とする著者が、 戦後の55年体制から2026年の高市政権による 衆院解散・自民圧勝までを「思惑」の視点で 一気通貫で読み解きます。 さらに、「選挙で勝つ × 対立軸 = 思惑」という 本書のキーコンセプトは、 海外の政治を理解するためにも使えます。 アメリカ、イギリス、中国、韓国といった 日本とも馴染みの深い国の政治を例に、 海外での政党・政治家の思惑も読み解きます。 政治に無関心でいることはできます。 しかし、政治は私たちから去ってはくれないのです。 【目次より】 序章 今、政治学を学ぶ意義 第1章 民主主義を問い直す なぜ政党は必要なのか 第2章 日本の政党政治と選挙 なぜ自民党は勝ち続けるのか 第3章 世界の政党と政治家の競争 政治は「どこで」戦うのか 第4章 政治の思惑との向き合い方 民主主義を作るのは誰か 終章 「思惑」を知った先に 主権者としての希望 -
新版 資本論 第5分冊
いよいよ、恐慌論の展開では“本番”にあたる市場経済の分析へ! エンゲルスの苦難の編集による現行「第二部」を、最新研究で読む。マルクスは、第1草稿での恐慌論の発見を、のちの本格的な考察への注記として第5草稿に書き写した。しかし、その真意は、エンゲルスの編集過程で不明瞭になる(第2章)。この経緯と問題点を訳注ではじめて指摘。第5分冊には、「第一篇 資本の諸変態とそれらの循環」を収録した。 目次 第二部 資本の流通過程 第1篇 資本の諸変態とそれらの循環 第1章 貨幣資本の循環 第2章 生産資本の循環 第3章 商品資本の循環 第4章 循環過程の三つの図式 第5章 通流時間 第6章 流通費 -
アウシュヴィッツの歴史
この地になぜ、巨大収容所が作られたのか? 110万人以上が犠牲になった大量虐殺(ホロコースト)の実態とは? 前史から戦後まで、第一人者が明かす入門書の決定版! 収容者はどんな仕事をしていたのか? ガス室はいかにして設計されたのか? 収容所親衛隊員はどう裁かれたのか?……など ドイツ近現代史の核心が、この一冊で掴める! 【本書の内容】 第1章 アウシュヴィッツという街 第2章 収容所 第3章 強制労働と絶滅 第4章 モデル都市アウシュヴィッツ 第5章 ユダヤ問題の「最終解決」 第6章 絶滅の中心地 第7章 最終局面 第8章 解放後の都市と収容所 第9章 法廷で裁かれるアウシュヴィッツ 第10章 アウシュヴィッツの嘘 -
The 2% Solution
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 改訂版では、新たに「分離説」と「混合説」の定義をしました。 混合説は誤った考え方であり、歴史的転換を迎えて、必ず分離説による新税に変わっていきます(第3章)。 ① 混合説による現行税は廃止する 現行税として160兆円の税収があり、そのうち、130兆円を事業者が「仕入税額控除」で、公金横領をし、納税額は30兆円しかないのです。 本来の消費税には、「仕入税額控除」はありませんから、現行税は直ちに廃止すべきです。 ② 分離説による「消費税を創設する」 物価引下げ対策として 現行税の廃止は各政党が主張していますが、廃止した後の解決策を提案している政党は全くありません。 筆者は第1ステップとして、欠陥があるため、「現行税を廃止し」、第2ステップとして「本来の消費税を創設する」ことをパッケージプランとして提案しているのです。 第2ステップでは、2%の税率にしますと、32兆円の税収が確保され、財源を捜す必要もなく、減税になり、物価が下がるのです。 このパッケージプランこそ、筆者特異のもので、「欠陥現行税がインボイスを含めすべてなくなり」「単純・明快な新消費税が創設され」しかも、「物価高対策」になる。言わば「二石三鳥」のベストプランなのです。 ③ いよいよ国民の皆様にお伝えします これから多額の私財を投入し、YouTubeとSNSを開始します。目下、【パンチ黒木】で大躍進中です。皆様方の絶大なるご支援とご協力をお願い申し上げます。 -
令和政権論 今なぜ高市首相なのか
自民党の振り子は、一気に右へ! 日本政治はこれからどこへ向かうのか、 政治学者と記者が忖度なしに語り合う。 政界・政局が大きく変容している。高市政権発足後の総選挙では、自民党が歴史的な圧勝をとげ、政治バランスの軸も大きく動いた。ついに「戦後政治」が終焉を迎えたのだ。 なぜ、このような状況が生まれたのか――。 そして、日本はこれからどこへ向かうのか――。 政治史の泰斗である研究者と長く政界を取材してきたジャーナリストが、高市、石破、岸田、菅と令和の政権の足跡を逆上って、現在の政治状況が生まれた原因を探る。歴史的視点、さらに、いま明かす秘話も交えて、忖度(そんたく)なしに語りあう対談集。 【目次】 第1部 自民の振り子は一気に右へ 高市早苗政権 ムードやイメージはいいが、まだ実績はない 総裁選で勝利した三つの理由 ほか 第2部 「対談」ができない異物の政治家 石破茂政権 自民の右傾化を招いた石破政権の皮肉 自民党と徳川幕府末期の相似形 ほか 第3部 ノンシャランゆえの実行力 岸田文雄政権 「派閥は40人くらいがちょうどいい」 首相退任後の処遇を考えるべき ほか 第4部 「菅官房長官」がいなかった悲劇 菅義偉政権 ポスト菅の総裁選が、高市政権の出発点 泡沫候補を脱した興味深い力関係 ほか 第5部 戦後政治の終焉と新しい道 想定以上に「右」に寄りすぎた自民党 高市路線とは違う、対抗勢力に求められる道 ほか -
消防実務 標準ハンドブックⅡ-昇任試験と実務のための基礎整理-
消防士長試験・消防司令補試験の土台づくりに。 昇任試験にも、その先の実務にも。 『消防実務 標準ハンドブックⅠ・Ⅱ』は、消防職員として押さえておきたい法令・制度・実務の基礎知識を体系的に整理した実務ハンドブックです。 消防法規、消防総務、予防、警防、救急、防災までを全2冊シリーズで幅広く収録。昇任試験に向けた学習に役立つことはもちろん、試験勉強をきっかけに消防実務全体を学び直したい方にも活用いただけます。 消防法令の改正や制度の見直しを反映するとともに、近年の自然災害の激甚化に伴う防災施策の動向、警防活動の多様化・複雑化や資機材の進展など、消防実務を取り巻く変化にも対応。法令・制度・実務を横断的に整理し、消防職員に必要な標準知識を体系的にまとめました。 また、分野ごとのインデックスや整理された目次構成、重要ポイントが把握しやすい2色刷りを採用。さらに、筆記試験・論文試験・面接試験に役立つコラムも掲載し、学習をサポートします。 昇任試験のために学び、実務のために使い続ける。 消防職員の知識の土台を支える標準ハンドブックです。 -
消防実務 標準ハンドブックⅠ-昇任試験と実務のための基礎整理-
消防士長試験・消防司令補試験の土台づくりに。 昇任試験にも、その先の実務にも。 『消防実務 標準ハンドブックⅠ・Ⅱ』は、消防職員として押さえておきたい法令・制度・実務の基礎知識を体系的に整理した実務ハンドブックです。 消防法規、消防総務、予防、警防、救急、防災までを全2冊シリーズで幅広く収録。昇任試験に向けた学習に役立つことはもちろん、試験勉強をきっかけに消防実務全体を学び直したい方にも活用いただけます。 消防法令の改正や制度の見直しを反映するとともに、近年の自然災害の激甚化に伴う防災施策の動向、警防活動の多様化・複雑化や資機材の進展など、消防実務を取り巻く変化にも対応。法令・制度・実務を横断的に整理し、消防職員に必要な標準知識を体系的にまとめました。 また、分野ごとのインデックスや整理された目次構成、重要ポイントが把握しやすい2色刷りを採用。さらに、筆記試験・論文試験・面接試験に役立つコラムも掲載し、学習をサポートします。 昇任試験のために学び、実務のために使い続ける。 消防職員の知識の土台を支える標準ハンドブックです。 -
国会議事堂―政治空間をめぐる近現代史
近代日本の政治は、江戸期の上意下達から、身分不問で意見を戦わせて公共の利益に適う合意形成を行っていく。その政治空間の中心こそ国会議事堂だった。 1890年に創られた仮議事堂で帝国議会は開会するが、一つの場での議論が不慣れだった日本人はここから政治をどのように組み立ててようとしたのか――。 仮議事堂が2回全焼するなか、恒久的な国会議事堂創設までには、西欧普遍のスタイルか「日本性」追求かなど政治家、官僚、建築学者を巻き込み一大議論となっていく。 では、1936年に完成した現在の国会議事堂は、どのような意図のもとに創られ、また日本政治はこの器のなかで、どのように展開されていったのか――。 日本政治は、政治家をはじめとして人物を中心に描かれてきた。本書もそれを重んじつつ、国会議事堂という「政治=空間」に注目する。世界各国で政治は、空間に見合った形で展開されているからだ。空間が政治を規定するのでもなく、その逆でもなく、両者が相伴って形成しているからだ。 本書は、150年以上に及ぶ日本の公議の軌跡=日本政治について、「政治=空間」という新しい視点から、通史として描く試みである。 -
わかる!地政学―週刊東洋経済eビジネス新書No.497
混迷を深める世界情勢。国の地理的条件が国際関係にどう影響するのかを考えるのが地政学だ。地政学がわかると世界の仕組みが見えてくる。「トランプ勝利」で米国の外交はどう変わるか、歴史的に形成されてきたロシアの3つの地政空間など、地政学から大国を理解するリポートをそろえた。米国「IRA(インフレ抑制法)」の威力や各国が工場誘致に躍起となり半導体で補助金競争が起きているなど、地政学リスクと向き合う日本企業の取り組みにも注目したい。 本誌は『週刊東洋経済』2024年4月20日号掲載の34ページ分を電子化したものです。情報は底本編集当時のものです。その後の経済や社会への影響は反映されていません。 -
日本人だけが知らない ドローンとAIの戦争論
国民は戦争を直視せず AI・ハイテクで10年遅れ 弾も油も3日分しかない このままでは日本は やられる一方だ ドローンとAIの進化で戦場の様相は激変した。 いまウクライナやイランで起きているのは、小型で安価な機体が戦車や艦船を破壊し防空網を突破する、「小が大を喰う」戦争だ。さらに、サイバー攻撃、資源・関税を武器にした戦いなど、「見えない戦争」も迫っている。 だが日本の安全保障体制はこれらに対してあまりに脆弱だ。 本書では、元イラク派遣隊長が、極超音速ミサイル等の最新兵器、ホルムズ海峡の攻防、台湾有事など、日本が直面する脅威を徹底解説。 今ならまだ間に合う、日本人の生命と財産を守る一冊。 -
高専―戦後日本のエンジニア養成
高等専門学校(高専)は、五年制の高等教育機関である。 実験・実習を重視し、技術者の養成を目的とする。 1962年に誕生して以来、現在は50校以上を数え、卒業生は製造業、建設業からIT産業まで広く活躍している。 ユニークな教育システムはモンゴルやタイ、ベトナムで導入されるなど、世界的に注目されている。 本書では文部省や産業界、大学、短期大学、地方自治体が絡む高専の歴史を辿り、その実態と課題を摑む。 ■目次 はじめに産業立国を目指した日本の歴史の一断面 序章 戦前・戦後の技術者養成機関――一九四〇年代 1 戦前の教育制度と技術者教育 複線型の教育制度/戦前の技術者養成を担った高等工業学校/高専につながる学校 2 一九四七年、新制大学の成立 単線型の教育制度へ/新制大学と一般教育/技術者養成に不向きな新制大学 第1章 技術者養成をめぐる激論――一九五〇~六〇年代前半 1 高度経済成長と教育改革 高度経済成長期の大学定員拡充計画/新制大学制度への反発/産業界による五年制の高等教育機関要求/大学の研究・教育環境の悪化 2 短期大学改革と専科大学法案 中央教育審議会での短大改革案/短大と大学の対立/廃案となった専科大学法案 3 産業界の要望と大学の抵抗 文部省の考える科学技術教育/一般教育重視への批判/暗礁に乗り上げる第一五特別委員会 4 高専設置――文部省主導の折衷案 高専制度案の登場とその内情/池田勇人内閣の焦り/妥協としての高専制度/高専制度の成立/文部官僚による制度設計 第2章 量的拡充の時代――一九六〇年代 1 全国各地の誘致運動 地域振興の論理/一期校の誘致運動/公立高専/私立高専/渋滞する新設校/開校ペースの鈍化/誘致にまつわる地元負担/池田勇人内閣と高専 2 手探りの開校準備 初の入学試験/開校の準備/カリキュラム・教員組織の形成/恵まれた就職事情/商船高専の成立 第3章 充実と安定の時代――一九七〇~八〇年代 1 社会的要請に応えて 電波高専の成立/文部省の方針転換/幻の医学高専構想/学科拡充「一巡目」と制度的安定/地域社会との連携/情報通信と材料分野の需要/高校からの編入学/外国人留学生の受け入れ 2 卒業生の進路確保 初期の大学編入学/技術科学大学の設置/大学編入学後の学生生活/求められる教養 3 高専独自の課外活動 高専体育大会/ロボットコンテストなどによる教育活性化/課外活動で広がるつながり 第4章 多様化の時代――一九九〇年代 1 柔軟化する制度――非工学系分野への進出 高等教育改革/専科大学構想の挫折/大綱化によって高まる自由度/非工学系学科の設置と札幌市立高専/外部評価の導入 2 教育期間の延長――専攻科の設置と大学との関係 専攻科と高まる進学率/本科卒業生の称号問題/専攻科修了生の学士号/JABEEによる国際基準の審査 3 研究者としての高専教員 多岐にわたる校務/研究費と科研費/高専教員の人事 第5章 独法化とブランド化――二〇〇〇年代 1 中央の統制強化高専機構の設置 沖縄高専/行政機構改革と高専機構の発足/高専機構と各校の関係/法人化の功罪 2 ブランド戦略――文科省・高専機構の試行錯誤 「高度化再編」/結び付きの強化/多様化とグローバル化/文科省の考えるこれからの高専 おわりに――技術者養成はどこに向かうのか 政治と大学による翻弄/日本の高等教育の行方 あとがき 図版出典 参考文献 高専略年表 -
世界政治
トランプやプーチンはなぜ出現したのか 民主主義はどうなるのか―― 世界の今がわかる 新しい政治学入門 世界の政治が、日本人から遠い存在になってしまっている。それは、国際政治学では説明しきれないテーマや出来事が数多くあるからでもあろう。そこで第一線の政治学者の知を結集し、比較政治学のツールで世界各国の政治を見ていくのが、新シリーズ『世界政治』。第1巻では、近年世界を席巻している「民主主義の後退」と「権威主義化」の二つの現象を考察。世界各国のケースを紹介しつつ、最新の政治的現象の分析から構造的な問題の俯瞰までをカバーする、全く新しい政治学入門。 === 【目次】 序章 世界政治をどうみるか(岩崎正洋) 第1章 世界政治における民主主義の問題(杉浦功一) 1 世界政治における民主主義の危機? 2 民主主義の後退 3 民主主義の防衛へ向けて 第2章 アメリカの民主主義の現在(梅川葉菜) 1 現代アメリカの民主主義――枠組みと問題関心 2 包摂と排除の政治 3 代表制の歪みと過大代表された政党による統治 4 現代アメリカと民主主義の脆弱性 第3章 個人化するロシアの権威主義体制(溝口修平) 1 新たな独裁者の時代 2 プーチンによる権力掌握 3 エリートの統制 4 第二次プーチン政権における個人化の進展 5 ウクライナ侵攻とロシアの行方 第4章 タイの民主主義に未来はないのか――革新派政党の挑戦(外山文子) 1 「民主主義の後退」の先駆け――クーデタ13回のタイ 2 既得権益ネットワークの形成と拡大――民主主義vs「ディープ・ステイト」 3 民主主義のラストホープ?――タイ革新派政党の誕生 4 あくまで議場で戦う――革新派政党の戦略転換と苦悩 第5章 カンボジア「民主化」後の世襲独裁――人民党支配の半世紀(山田裕史) 1 「民主化」という逆説――カンボジアからの視座 2 人民党支配の起源と構造 3 独裁強化と王朝化の進展――選挙操作から世襲へ 4 越境する権威主義――日本という最前線と民主化支援への教訓 第6章 インドネシアにおける民主主義の後退(増原綾子) 1 民主主義の定着から後退へ 2 民主的な制度構築と民主政治の実践――第一フェーズから第二フェーズまで 3 民主化進展の裏で構造化する問題 4 民主主義後退の時代――第三フェーズ 5 なぜインドネシアで民主主義は後退しているのか 第7章 エクアドル民主制のゆくえ――後退からの脱却(宮地隆廣) 1 ラテンアメリカにおける民主制の後退 2 エクアドルにおける民主制の後退 3 民主制の後退からの脱却 4 民主制の後退に対する捉え方 第8章 南アフリカの民主主義の現在地(牧野久美子) 1 南アフリカの民主化と一党優位 2 優位政党としてのANC 3 ANC一党優位の衰退と終焉 4 ポスト一党優位時代の南アフリカの民主主義 第9章 アラビア半島の権威主義国家――石油・君主制・移民(松尾昌樹) 1 権威主義国の優等生 2 君主制 3 石油――レンティア国家とは何か 4 移民エスノクラシー――移民を権威主義統治に活用する 第10章 国際的な民主化支援とその激変(市原麻衣子) 1 激変する民主化支援 2 米国による民主化支援の大幅な弱体化 3 他国による民主化支援への期待と現状 4 変化が及ぼす影響 5 今後の展望 コラム1 独裁体制の変貌(東島雅昌) コラム2 韓国の民主化と権威主義の遺産(安周永) コラム3 中国政治と民主化論(小嶋華津子) コラム4 ベネズエラの政治危機(宮地隆廣) コラム5 競争的権威主義の欺瞞を突くモザンビークのZ世代(網中昭世) コラム6 国連と民主化(杉浦功一) 【各章・コラム執筆者】 杉浦功一 文教大学国際学部教授。 梅川葉菜 駒澤大学法学部教授。 溝口修平 法政大学法学部教授。 外山文子 筑波大学人文社会系准教授。 山田裕史 新潟国際情報大学国際学部教授。 増原綾子 亜細亜大学国際関係学部教授。 宮地隆廣 東京大学大学院総合文化研究科教授。 牧野久美子 日本貿易振興機構アジア経済研究所主任調査研究員。 松尾昌樹 宇都宮大学国際学部教授。 市原麻衣子 一橋大学大学院法学研究科教授。 東島雅昌 東京大学社会科学研究所教授。 安周永 龍谷大学政策学部教授。 小嶋華津子 慶應義塾大学法学部教授。 網中昭世 アジア経済研究所地域研究センター・アフリカ・ラテンアメリカ研究グループ長。 === -
国民のお金はどこに消えた?
「右」対「左」の時代は終わり、新たな政治の軸が生まれる――。国民の関心は「きれいな政治」より「リアルな生活」にある。社会保険料や税負担、物価ばかり上がるのに、なぜ「使えるお金」は増えないのか? 政治家は議席の維持に忙しく、働く人のほうを向こうとしない。政官財の癒着によって失われた富を、いまこそ有権者の手に取り戻す時である。自由と生活の安心を目標に、保守VSリベラルの対立を超えて勢力をいかに結集するか。泉房穂氏は明石市長として所得増・人口増の実績を築き、再び永田町へやってきた。「明石市でできたことは、国でも必ずできる」。かつて共に働いた危機管理学者とともに、新時代における政治の争点、国民のお金を取り戻す方法を語る。 〈目次より〉序章 「つながれば勝てる」と信じて/第一章 高市自民の圧勝と「保守VSリベラル」の終焉/第二章 世代を超え、地域を超えて勝つ/第三章 国民のほうを向いた政治のために/第四章 国際情勢のリアリティにどう向き合うか/終章 国民のお金を取り戻す -
新型コロナ最前線 自治体職員の証言 2020-2023
新型コロナに立ち向かった自治体職員の証言 「新型コロナ感染者」確認・発表。自治体のすべての部署が新型コロナと立ち向かうこととなった。保健所、救急、医療機関。福祉、学校、学童や保育所、ごみ収集などの現業、本庁関係。そこから学び、次世代へ現場から生」の証言で綴る。 ※本書は、大月書店刊『新型コロナ最前線――自治体職員の証言 2020-2023』の電子書籍版です。 【目次】 【著者】 日本自治体労働組合総連合 にほんじちたいろうどうくみあいそうれんごう 全国の自治体労働者、公務公共サービス関連労働者15万人を組織する「全労連」加盟組織。1989年結成。 黒田兼一 くろだ・けんいち 明治大学名誉教授 -
地域主権という希望 欧州から杉並へ、恐れぬ自治体の挑戦
民主主義を再生する、足元からの挑戦 注目の杉並区長はいかなるビジョンに基づき、何を実現しようとしているのか? 政治・行政経験ゼロ、地縁・血縁なし。異色の経歴と劇的な僅差の勝利で、一躍全国からの注目を集めた杉並区長・岸本聡子。 その型破りな政策ビジョンは、20年あまり在住したヨーロッパで調査研究してきた「ミュニシパリズム(地域主権主義)」に根ざしている。 地域住民が主体となって市民政党を形成し、首長や議員を送り出して自治体の政策決定に参加する。 住民生活を守るために政治の力を最大限に活用し、政府や企業の圧力にも決然と立ち向かう「恐れぬ自治体(フィアレスシティ)」。 99%の人々の生活を守り、危機的な気候変動を食い止めるために、「公共(コモンズ)」の力を回復していく――。 この新たな潮流は日本でも実現できるのか? ヨーロッパや中南米の各地で展開するミュニシパリズム自治体の草の根ムーブメントを多数紹介。 新自由主義とパンデミック、そして排外主義の台頭から人々の生活と自由を守る、グローバルな挑戦の息吹を伝える。 ※本書は、大月書店刊『地域主権という希望――マ欧州から杉並へ、恐れぬ自治体の挑戦』の電子書籍版です。 【目次】 1 若者支援とユースワーク ①日本の若者支援をとりまく状況(南出吉祥・乾彰夫)など 2 欧州のユースワークとその背景 ①イギリスのユースワークを描く Story1 不安定を生きるチェルシーと共に(ダーレン/中塚史行)など 3 若者が育つ場をつくる ①ワーカーが描くユースワーク Story 5 ただそばに居ること(勝部皓)など 4 ストーリーをふりかえる ①若者と共に場をつくる仕事(原未来) など 5 場をつくる実践の射程 ①“場”を育てる教育実践としての生活指導(乾彰夫)など 【著者】 岸本聡子 きしもと・さとこ 現杉並区長、公共政策研究者。1974年東京生まれ。20代で渡欧しアムステルダムを本拠地とする政策シンクタンク「トランスナショナル研究所(TNI)」に所属。新自由主義や市場原理主義に対抗する公共政策、水道政策のリサーチおよび世界の市民運動と自治体をつなぐコーディネイトに従事。著書に『水道、再び公営化!』(集英社新書)『私がつかんだコモンと民主主義』(晶文社)。2022年6月、杉並区長選挙に立候補し187票差で現職に勝利、初の女性区長となる。 -
ひろがる「日韓」のモヤモヤとわたしたち
人権の視点から考える「日韓」の歴史と未来 「モヤモヤの連鎖」とも言える読者の反響を生み出した『「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし』から2年。大学院生と会社員になった編者が、朝鮮半島の人々との関係と社会のあり方を変えていくために、わたしたちに何ができるか真摯に語り合う。 ※本書は、大月書店刊『ひろがる「日韓」のモヤモヤとわたしたち』の電子書籍版です。 【目次】 第1章 ひろがる「日韓」のモヤモヤ 第2章 「日韓」のモヤモヤとわたしたちの社会 第3章 モヤモヤからわたしたちが出会った朝鮮 第4章 終わらないモヤモヤとその先 【著者】 加藤圭木 かとう・けいき 一橋大学准教授(朝鮮近現代史・日朝関係史)。主要著作:『紙に描いた「日の丸」 ――足下から見る朝鮮支配』(岩波書店)、『だれが日韓「対立」をつくったのか』(編著、大月書店)。 朝倉希実加 あさくら・きみか 一橋大学大学院社会学研究科修士課程2年 李相眞 い・さんじん 一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程1年 牛木未来 うしき・みく 一橋大学大学院社会学研究科修士課程3年 沖田まい おきた・まい 2022年一橋大学社会学部卒業。社会人2年目。 -
ここにある社会主義 今日から始めるコミュニズム入門
社会主義は今・ここにある!新時代の理論書 資本主義社会の中にも社会主義へと向かう萌芽はあらゆる面にある。 夢物語や全体主義といった旧来のイメージを塗り替え、今・ここで生きる 私たちのためのアクチュアルな思想として社会主義を再話する。次世代に贈る入門書。 ※本書は、大月書店刊『ここにある社会主義――今日から始めるコミュニズム入門』の電子書籍版です。 【目次】 序章 第1章 ここにある社会主義 第2章 社会主義を捉える視角 第3章 自由主義と社会主義 第4章 生産手段・労働・分配 第5章 共同体・国家・市場 第6章 人類史から見た社会主義 第7章 「社会主義」を自称した国々 第8章 競争と共同 第9章 生産の社会化 第10章 社会民主主義 第11章 社会主義の予兆 第12章 まとめ 【著者】 松井暁 まつい・さとし 1960年生まれ。専修大学経済学部教授。専攻は経済・社会思想。 主著『自由主義と社会主義の規範理論』(大月書店、2012年)。 -
〈悪の凡庸さ〉を問い直す
〈悪の凡庸さ〉イメージの凡庸化に挑む アイヒマンを形容した〈悪の凡庸さ〉。アーレント自身は歯車のように命令に従っただけという理解を否定していたにもかかわらず、多くの人が誤解し続けている。この概念の妥当性や意義をめぐり、アーレント研究者とドイツ史研究者が真摯に論じ合う。 ※本書は、大月書店刊『〈悪の凡庸さ〉を問い直す』の電子書籍版です。 【目次】 序 いま〈悪の凡庸さ〉の何が問題なのか 第Ⅰ部 〈悪の凡庸さ〉をどう見るか 1 〈悪の凡庸さ〉は無効になったのか――エルサレム<以前>のアイヒマンを検証する 2 〈机上の犯罪者〉という神話――ホロコースト研究におけるアイヒマンの位置づけをめぐって 3 怪物と幽霊の落差――あるいはバクテリアが引き起こす悪について 4 〈悪の凡庸さ〉をめぐる誤解を解く 第Ⅱ部 〈悪の凡庸さ〉という難問に向き合う――思想研究者と歴史研究者の対話 1 〈悪の凡庸さ〉/アーレントの理解をめぐって 2 アイヒマンの主体性をどう見るか 3 社会に蔓延する〈悪の凡庸さ〉の誤用とどう向き合うか 【著者】 田野大輔 たの・だいすけ 甲南大学教授 小野寺拓也 おのでら・たくや 東京外国語大学准教授 香月恵里 かつき・えり 岡山商科大学教授 百木漠 ももき・ばく 関西大学准教授 三浦隆宏 みうら・たかひろ 椙山女学園大学准教授 -
勇気ある女性たち 性暴力サバイバーの回復する力
性暴力と闘うノーベル平和賞医師の実践記 コンゴの紛争で組織的レイプに遭った女性たちを治療するムクウェゲ医師。心身を回復し、社会の構造や矛盾を理解し立ち向かう意思と力を身につけるサバイバーの姿に学び、司法制度や男性性の問題も含め、性差別克服を探究する。 ※本書は、大月書店刊『勇気ある女性たち――性暴力サバイバーの回復する力』の電子書籍版です。 【目次】 はじめに 1 母の勇気 2 女性の健康危機 3 危機と回復する力 4 痛みと力 5 元兵士の言葉から 6 声を上げる 7 正義を求める闘い 8 認識と記憶 9 男性とマスキュリニティ 10 リーダーシップ おわりに 謝辞 訳者あとがき 【著者】 デニ・ムクウェゲ(Dr Denis Mukwege) でに・むくうぇげ 1955年、ベルギー領コンゴ(現・コンゴ民主共和国)東部のブカヴで生まれる。隣国のブルンジ大学で医学を修め、フランス留学を経て産婦人科医に。1999年、ブカヴにパンジ病院を設立。現在、レイプ被害治療の世界的な第一人者として知られる。国際人権賞(2008年)、サハロフ賞(2014年)、ノーベル平和賞(2018年)を受賞。 中村みずき なかむら・みずき 通訳者、翻訳者 -
レイシャル・プロファイリング 警察による人種差別を問う
日本の警察の人種差別に切り込んだ初の書籍 外見と犯罪を結びつけて、警察官が職務質問をすることは典型的なレイシャル・プロファイリングである。東京弁護士会の調査等から実態を明らかにし、法制度、海外の判例、警察実務、統計的差別との関係など多角的に検証する。 ※本書は、大月書店刊『レイシャル・プロファイリング――警察による人種差別を問う』の電子書籍版です。 【目次】 序 論(宮下萌・明戸隆浩) 第1部 レイシャル・プロファイリングの実態と司法 第2部 多角的な視点からレイシャル・プロファイリングを考える 【著者】 宮下萌 みやした・もえ 弁護士。反差別国際運動(IMADR)特別研究員。「ネットと人権法研究会」メンバー。ヘイトスピーチ、人種差別とテクノロジー、レイシャル・プロファイリング、ビジネスと人権、複合差別などのテーマにとりくむ。著書に『テクノロジーと差別』(編著、解放出版社、2022年)。 -
万国の労働者、団結せよ! マルクスと第一インターナショナルの闘い
マルクスと第一インターナショナルの闘い マルクスが主導した国際労働者協会(第一インターナショナル)の決議文や演説を編纂・解説。資本主義の諸問題を問い、将来社会をめぐって論争した当時の労働者や活動家たちの肉声が、新たなリアリティをもって現代によみがえる。 ※本書は、大月書店刊『万国の労働者、団結せよ!――マルクスと第一インターナショナルの闘い』の電子書籍版です。 【目次】 日本語版への序文(マルチェロ・ムスト) はしがき(マルチェロ・ムスト) 序論 第1部 創立宣言 第2部 政治綱領 第3部 労働 第4部 労働組合とストライキ 第5部 協同組合運動と信用 第6部 相続について 第7部 集団的所有と国家 第8部 教育 第9部 パリ・コミューン 第10部 国際主義と反戦 第11部 アイルランド問題 第12部 アメリカに関して 第13部 政治組織 監訳者あとがき(結城剛志) 参照文献 索引 収録文書一覧 【著者】 マルチェロ・ムスト(Marcello Musto) まるちぇろ・むすと 1976年生まれ。ヨーク大学(トロント)社会学教授。マルクス研究とマルクス主義の復権に 近年多大な貢献をしてきた論者として、世界的に知られる。その著作は25の言語に訳され、 4冊の単著と12冊の編著が含まれる。邦訳書に『アナザー・マルクス』(単著、堀之内出版、 2018年)がある。個人サイト www.marcellomusto.org 結城剛志 ゆうき・つよし 埼玉大学教授 柏崎正憲 かしわざき・まさのり 立教大学ほか非常勤講師 塩見由梨 しおみ・ゆり 東北学院大学講師 吉村信之 信州大学准教授 -
狭間国家の地政学―ロシア近隣国に学ぶ4つの生き残り戦略
独立か、従属か、中立か、複線か。国際秩序が崩壊に向かう今、大国に隣接する国家が下した30年間の決断から学ぶ日本のゆくえ。 米中露という大国の思惑が交錯する現代、軍事力や経済力で劣る小国はいかにして主権を守り抜くのか。 本書は、ロシアの隣で過酷な地政学的制約にさらされながら生き抜く旧ソ連諸国を「狭間国家」と定義。 その驚くべき生存戦略を解き明かす。 本書では、諸国が採用する戦略を「複線化のリアリズム」と呼ぶ。 特定の大国にのみ依存する「一本足」を避け、安全保障、エネルギー、物流、情報といった多層的な「回線」を自国で設計・管理する知恵を考察。 2022年のウクライナ侵攻、そして2025年以降の国際情勢の激変を踏まえ、コーカサス、東欧、中央アジア、バルト三国の最前線を、現地調査に基づき緻密に分析する。 ロシアが仕掛けるハイブリッド戦、エネルギーの武器化、さらには「難民の武器化」といった現代特有の脅威に対し、小国がいかに社会全体のレジリエンスを構築しているか。 その冷徹な生存の記録から、同じく大国に囲まれた「狭間」にある日本にとっても他人事ではない新たな国家設計図の補助線を見出す。 -
パルチザンの理論 ――政治的なものの概念についての中間所見
二〇世紀の戦争を特徴づける「絶対的な敵」殲滅の思想の端緒を、レーニン・毛沢東らの《パルチザン》戦争という形態のなかに見出した画期的論考。 === 王朝間の戦争を、傭兵を用い、「在来的な敵」を相手どって行なうゲームとすれば、ナポレオン軍に対抗したスペインのパルチザンは、史上初めて相手を、自らの実存を脅かす「現実の敵」と認識した。19世紀までのヨーロッパ公法は、主権国家と「正しい敵」(この「在来的な敵」と「現実の敵」)概念によって秩序づけられていた。20世紀はこの崩壊を目の当たりにする。一方、19世紀初頭以来萌芽状態にあったパルチザンは、レーニンと毛沢東によって革命と戦争の主役に躍り出るとともに、敵概念にも決定的変化をもたらした。爾来、「絶対的な敵」殱滅への道程が用意される。《パルチザン》をキーに20世紀の経験の変容を叙述した、シュミット政治学の白眉。 【目次】 はじめに 序論 Ⅰ この論文の出発点──一八〇八年から一八一三年まで Ⅱ われわれの考察の視界 Ⅲ パルチザンという言葉と概念 Ⅳ 国際法の状態への展望 理論の展開 Ⅰ パルチザン主義に対するプロイセンの不適合 Ⅱ 一八一三年のプロイセンの理想としてのパルチザンおよびその理論への表現 Ⅲ クラウゼヴィッツからレーニンへ Ⅳ レーニンから毛沢東へ Ⅴ 毛沢東からラウル・サランへ 最近の段階の局面と概念 Ⅰ 空間局面 Ⅱ 社会構造の崩壊 Ⅲ 世界政治との関係 Ⅳ 技術的局面 Ⅴ 合法性と正統性 Ⅵ 現実の敵 Ⅶ 現実の敵から絶対的な敵へ 訳者解説 第二刷への訳者あとがき -
政党の誕生
政党とは何か。政党はいかにあるべきか。明治日本で政党が誕生した1880年代初頭から、1890年の帝国議会開設を経て、政党が政治において重要な役割を果たす主体となっていく過程を、当時の新聞や全国の政治家たちの書簡や日記などの史料を博捜して描き出す。 【主要目次】 序章 揺籃期の政党とその特質 第一章 複数政党の誕生と並存――立憲帝政党再考 はじめに 第一節 政権与党としての立憲帝政党構想 第二節 政府による立憲帝政党の否認 第三節 複数政党か「天下無党」か――立憲帝政党と熊本紫溟会 小括 第二章 政党における結合のあり方をめぐって――一八八〇年代の政党観 はじめに 第一節 集会条例改正と新たな政党観の出現 第二節 政党の相次ぐ解散と二つの異なる政党観――一八八〇年代半ばの政党 第三節 大同団結運動と政党組織化の再浮上 小括 第三章 帝国議会開設と政党の〈一体性〉 はじめに 第一節 自由党における「党議」の争点化 第二節 大成会と結合強化の模索 第三節 予算問題と自由党の「党議」 第四節 大成会の組織改革 小括 第四章 初期議会期における党議拘束の展開 はじめに 第一節 民党連合の成立とその運用――第二議会 第二節 民党連合の隆盛と変質――第三議会 第三節 民党連合崩壊期における党議拘束 小括 終章 「政党」と「徒党」のあいだ -
高市早苗という病
本書には7カ所、爆弾が仕掛けられています。 日本初の女首相は “希代の女詐欺師”だった! エセ保守、統一教会との深い関係、中傷動画工作、裏金議員の起用、国会での虚偽答弁、嘘の履歴書、サラ金CM出演、電波中止発言と「表現の自由」への恫喝、意に沿わない公文書を「捏造」と断定、NTT高額接待疑惑、存立危機事態発言、サナエトークン問題、サブリミナルテープ推薦、ヒトラー本推薦文、裏帳簿疑惑、脱税幇助容疑、リーフレット郵送問題、トヨタ販社献金問題、仮病疑惑、米国軍艦の甲板で飛び跳ねる奇行、過去のブログ約1000本(証拠)全消し、G7でのエア会話、パワハラ、ボディタッチ etc… 罪悪感無き”虚飾の総理大臣”の正体をついにここまで暴いた! 全国民衝撃の一冊! -
サナエノミクスによろしく(インターナショナル新書)
「サナエノミクス」とは、高市早苗総理が提唱する経済政策の通称である。安倍晋三元総理の「アベノミクス」を継承するものと喧伝されているが、サナエノミクスは史上最悪のエネルギーショックに襲われている日本の状況を、さらに悪化させるであろう。株価が史上最高値を記録しているのに、なぜ国民生活は苦しいのか。偽りの好景気「サナエノミクス」の正体を、100以上のグラフや公的データを用いて明らかにする。 -
北朝鮮の軍事外交戦略(インターナショナル新書)
第一次核危機、第二次核危機、さらにその後の六者協議を経て、北朝鮮は2006年10月に初となる核実験を行った。以後も北朝鮮は、核実験・ミサイル発射実験を繰り返している。 なぜアメリカはイランを軍事攻撃したのに、核兵器への野心を隠さない北朝鮮には何もしないのか。北朝鮮に核放棄を求めるためには、従来の枠組みを超えた理屈と方法が必要になってくる。北朝鮮研究の第一人者が、北朝鮮の核ミサイル開発の現状とアメリカとの核交渉の行方を解説する。 -
日本がリアリズムを失うとき
「降って湧いた幸運」(ツキュディデス)によって外交や戦争で成功や勝利を得たとき、国に傲りが生まれる。自らが抱える問題を「現実的なわきまえのもとに可能な解決策をとるよう努力すること」がリアリズムなら、国が傲るとリアリズムが失われ、悲劇を生む。日米開戦に至った戦前日本の対外政策がその例である。本書は明確な国家戦略を持たないままに予想外の勝利を得た日清戦争を検証し、日本がリアリズムを失っていく過程を見る。 〈目次より〉 第一部 リアリズムとは何か〈理論篇〉 第1章 国際政治のリアリズムと近代日本 第2章 リアリズムの理論と政策 ――力のリアリズムとプルーデント・リアリズムの葛藤 第3章 ツキュディデスのリアリズム――古代ギリシャに学ぶ国際政治 第二部 日清戦争から太平洋戦争へ〈戦前篇〉 第4章 帝国日本への道をつけた日清戦争 ――陸奥宗光のリアリズムを問う 第5章 帝国日本の形成と瓦解 -
日本がリアリズムを失うとき(上下合本)
「降って湧いた幸運」(ツキュディデス)によって外交や戦争で成功や勝利を得たとき、国に傲りが生まれる。 自らが抱える問題を「現実的なわきまえのもとに可能な解決策をとるよう努力すること」がリアリズムなら、国が傲るとリアリズムが失われ、悲劇を生む。 日米開戦に至った戦前日本の対外政策がその例である。 では、戦後日本の対外政策にリアリズムは戻ったのか。 安保改定時に導入された事前協議制度はリアリズムと言えるのか。 沖縄返還交渉において核密約が結ばれたが、これがなくても返還は実現したのか。 理論と歴史から検証する。 上巻:帝国日本の形成と瓦解 下巻:戦後日米関係と日本のディレンマ 〈目次より〉 第一部 リアリズムとは何か〈理論篇〉 第1章 国際政治のリアリズムと近代日本 第2章 リアリズムの理論と政策 ――力のリアリズムとプルーデント・リアリズムの葛藤 第3章 ツキュディデスのリアリズム――古代ギリシャに学ぶ国際政治 第二部 日清戦争から太平洋戦争へ〈戦前篇〉 第4章 帝国日本への道をつけた日清戦争 ――陸奥宗光のリアリズムを問う 第5章 帝国日本の形成と瓦解 第三部 日本にリアリズムは戻ったか〈戦後篇〉 第6章 戦後日本の再建と吉田茂――吉田茂のオペレーショナル・コード分析 第7章 日米同盟への忠誠と反逆――岸信介と日米安保条約改定 第8章 沖縄返還によって日本の戦後は終わったか ――非核日本の安全保障を探求した若泉敬 第9章 国際政治のリアリズムと日本 -
21世紀の経綸問答
本書は、現代社会において自由、民主主義、人権といった「普遍的価値」が称揚されながら、なぜ原発労働者の人権侵害や格差の拡大といった悲惨な現実が放置され続けるのかという根源的な問いに応える試みである。著者は、私たちが教育やメディアを通じて刷り込まれてきた政治の「常識」を、支配のための「嘘」であると断じる。論考の核となるのは、国際関係を「一国単位」ではなく、差別と排除の「親分―子分」関係に基づく単一の構造として捉える独自の〈システム論〉である。このシステムは、覇権システム、世界資本主義システム、世界民主主義システムの三層から構成され、強者が自らの快適な生活(「衣食足りて礼節を知る」という営み)を確保するために、弱者を周辺化・搾取する仕組みとして機能している。特に1970年代を構造転換の分水嶺とし、かつての先進国が「低度化」へと向かい、貧困や格差が必然的に生み出されるメカニズムを鋭く分析している。本書は、普遍主義という「歴史神話」の呪縛を打破し、複雑怪奇な21世紀の国際情勢下で、一般市民が安心・安全に生きる空間を確保するための「政治版・孫子の兵法」として、既存の政治観を根底から揺さぶる論考である。 -
2050年 日本経済加速化プラン―「半径1mの安全地帯」を超えて
元・経産省の精鋭が放つ、日本経済「逆転」のロードマップ 「日本の未来は明るい」――。 そんな言葉にリアリティを感じなくなって、どれほどの月日が流れたでしょうか。 止まらない少子高齢化、深刻な人手不足、そして地政学リスクの激化。私たちは今、知らず知らずのうちに「社会をどうするか」よりも「自分がいかに生き抜くか」という近視眼的な「半径1mの安全地帯」から抜け出せずにいないでしょうか 。 本書は、バブル崩壊の象徴である山一證券の破綻を間近で見た「失われた30年」世代であり、経済産業省の最前線で15年にわたり政策立案に携わってきた衆議院議員・丸田康一郎氏による、渾身の未来提言書です 。 ■ 本書が描く「客観的な未来」と「3つの突破口」 著者が、データに基づき予測する2050年や2065の未来にあるのは、労働力不足に苦しむ先進国と、食料・エネルギー危機に直面する途上国という二極化の構図です 。日本が「買い負けない」経済力を維持し、再び上昇気流に乗るために必要なのは、以下の3つのパラダイムシフトであると説きます。 ・社会システムのリデザイン 「人が増えること」を前提に作られた昭和のインフラ・制度を、人口減少を前提とした「スマートな社会」へと再構築する。 ・テクノロジーによる代替 生成AIや自動運転、フィジカルAIを駆使し、ホワイトカラーからエッセンシャルワークまでを徹底的に効率化。AI旋風を「仕事を奪う脅威」ではなく「人手不足の福音」と捉え直す 。 ・新たな人材の活用 建前の「実習」ではなく、明確な「労働力確保」としての外国人政策へ。さらに、子育て世代のバイアスを排除した「真に次世代に響く」少子化対策を断行する。 ■ 霞が関の「現場知」と、政治の「リアリズム」 本書では、著者が官邸や経産省で経験した「政策決定の舞台裏」にも迫ります。 なぜ正しいはずの政策が実現しないのか? なぜマクロ経済運営はチグハグになるのか? 自らの失敗や葛藤を含め、霞が関の論理と永田町のリアリズムを解説した上で、既存の既得権益や「茹でガエル」状態を打破するための、日本にフィットした「なだらかな改革」を提案しています。 ■ 明るい未来への招待状 「課題が大きければ大きいほど、その先にあるビジネスチャンスは大きい」 本書は単なる政策論に留まりません。2050年に向けて普及するであろう「脳とネットの接続」や「3Dプリンティング革命」など、次世代のテックトレンドが私たちの生活やビジネスをどう変えるかについても徹底予測します。 2050年も豊かな日本社会を実現させるのに必要なのは、私たち一人ひとりが「半径1m」の外へ一歩踏み出す勇気です 。 閉塞感を打破し、日本を世界がうらやむ場所にしたいと願うすべての人たちに、本書を捧げます。 -
あきれ果てても、あきらめない 東京電力・福島第一原発事故を問う 子ども脱被ばく裁判 なぜ、子どもたちは守られなかったのか
福島第一原発事故から15年。なぜ国は、司法は子どもを被ばくから守らなかったのか? 「子ども脱被ばく裁判」を軸に、原告、弁護士、全国の支援者たちの証言を通して、事故後の日本で何が起きていたのかを記録。 東電・福島第一原発事故から15年。司法の場で明らかにされた福島第一原発事故、被ばくの実態がここにある。 『あしたのジョー』の巨匠・ちばてつや氏も、子どもたちの未来を思い裁判に並走し続けた。福島では、子どもたちを被ばくから守ろうと立ち上がった親たちがいた。「避難の権利を認めてほしい」「安全な環境で学ばせたい」。その切実な願いは、なぜ司法に届かなかったのか。本書は、「子ども脱被ばく裁判」を軸に、原告、弁護士、日本全国の支援者たちの証言を通して、事故後の日本で何が起きていたのかを記録した一冊である。大量の放射性物質が放出された場合に周辺環境の放射性物質の大気中濃度が予想できる「SPEEDI」のデータが隠蔽された事実。被ばくの被害を抑える安定ヨウ素剤が配られなかった衝撃。被ばくの許容量を福島だけ原発事故前の20倍にされた不条理。いち早く福島で根拠のない安全キャンぺーンを行った専門家たち―― 。 これらの明らかにされてこなかった被ばくの実態、情報隠蔽、行政の責任を追及する。「あきれ果てても、あきらめない」と声を上げる人々の裁判とその闘いは、二度と同じ過ちを繰り返させないためにこれからも続く。 【目次】 はじめに 「子ども脱裁判の会」共同代表・片岡輝美 [第1章]福島地裁での闘い(前編)争点①隠されたSPEEDI情報 争点②年間20ミリシーベルトでの学校再開 争点③服用の機会が与えられなかった安定ヨウ素剤 争点④100ミリシーベルト・低線量被ばく論争 争点⑤環境基準〜放射能だけ特別扱い〜 [第2章]福島地裁での闘い(後編) 争点⑥「セシウム含有水溶性放射線微粒子」内部被ばくのリスク 争点⑦山下俊一氏、鈴木眞一氏の証人尋問 コラム・放射能安全神話をまき散らした山下俊一氏 不意打ちの一審判決 [第3章]仙台高裁での闘い 争点① 法の穴(欠缺)争点②国際人権法を活かす 争点③自己決定権 争点④行政の裁量権 [第4章] 原告と支援者たちの声〜裁判をふりかえって〜 〇「原発事故により狂わされた人生」〇「人間であり続けるための勇気」〇「日本政府に、あきれ果ててもあきらめない]おわりに 「子ども脱裁判の会」共同代表・水戸喜世子 など 【著者】 子ども脱被ばく裁判の会 子どもたちが放射線被ばくのおそれのない安全な環境で教育を受ける権利の保障と、国や自治体に対する損害賠償を求めた「子ども脱被ばく裁判(子ども人権裁判・親子国賠訴訟)」の弁護団・原告・支援者の団体。弁護団に井戸謙一、光前幸一、柳原敏夫、崔信義、古川健三、田辺保雄。原告代表に今野寿美雄、荒木田岳。事務局に片岡輝美、水戸喜世子、服部健治。 -
いちばんさいしょに読む昇任論文合格の教科書
昇任試験で、「論文」科目の比重が高まる中、文章を書き慣れていない受験生に朗報! 『いちばんさいしょに読む昇任論文合格の教科書』は、その名の通り、論文対策で勉強する自治体職員が、最初に読むべき論文参考書です。 自治体の昇任論文は、出題テーマに対して、3つの課題を探し、その解決策を提示するのが王道。その3つの課題をいかに見つけ出すかが、試験突破の決め手となります。 ①行き詰まったときに、3つの課題と解決策をどのように発想・提言するかを実践的に解説し、②重要20テーマの模範論文を元にその構造を図解する本書は、必ずあなたを試験合格に導くでしょう。 昇任試験「論文」は、決して難しいものではありません。 受験者は、その自治体の職員だけに限定されています。また、年齢的にも、ある程度、受験者の範囲は限られています。これは、受験者の数が少ないということです。 出題されるテーマも、自治体職員なら、ある程度は耳にしたり、感じたりしていることが多く、まったく未知のテーマが出題されるということは、まずありません。 論文の内容についても、他の人が考えつかないような独創的なアイデアや、課題をすぐに解決できる優れた対応策が求められているわけではありません。 昇任試験論文では、自治体職員としての良識や、受験した職位で積極的に頑張ろうという気持ちを持っているかどうかを評価します。 加えて、本書で明らかにするように、論文の構成は、ほぼパターン化することができます。そのため、受験時にゼロから論文を組み立てるのではなく、事前にある程度の準備が「できる」のです。 『いちばんさいしょに読む昇任論文合格の教科書』は、いちばん頼りになる昇任論文対策書です! -
武器としての<言葉政治>
<小泉>圧勝の謎!歴代首相の政治術、「言葉」から完全査定! 利益分配が不可能な現代、民主主義を動かす要因は「議員の数」から「国民の支持率」へ劇的に変わった。その変化を前に、首相たちはいかにして「言葉」で国民の意識を変え、支持を動員してきたのか。言葉によって新たな政治的現実を創出し、不人気政策にすら国民的支持を動員する新・政治モデル〈小泉型政治手法〉。戦後歴代首相の「言葉の力」との比較から、この新しい政治手法の可能性と限界をダイナミックに考察する。 【目次】 序 〈言葉政治〉とは何か 第一部 〈言葉政治〉能力から見た歴代首相の評価 第一章 〈言葉政治〉の諸類型 1 言葉とはどういう武器なのか 2 政治を振りまわす言葉 第二章 〈言葉政治〉の時代区分 1 民主主義のレトリックの時代 2 国家建設のレトリックの時代 3 課題解決のレトリックの時代 第三章 稚拙・未熟な〈言葉政治〉 1 〈言葉政治〉から見た首相のタイプ 2 稚拙な〈言葉政治〉 竹下登、森喜朗、村山富市 3 理屈者の〈言葉政治〉 橋本龍太郎、宮澤喜一 4 未熟な〈言葉政治〉 細川護熙、海部俊樹、小渕恵三 第四章 〈言葉政治〉の衝撃 1 〈言葉政治〉の本格化 中曽根康弘 2 〈言葉政治〉の真骨頂 小泉純一郎 第二部 不利益分配時代を動かす〈小泉型政治手法〉 第五章 〈小泉型政治手法〉の有効性 1 議会の支持より国民の支持 2 利益分配政治から不利益分配政治へ 3 首相使い捨てvs. プチカリスマ 4 シニカルなニュースショーへの対応 第六章 〈小泉型政治手法〉の陥穽 1 ポピュリズム批判の是非 2 政治のパーソナル化の過剰 3 期待はずれの恐怖 あとがき 還暦を迎えた戦後政治 参考文献 索引 -
約束のあと 安倍晋三から高市早苗へ
あれから14年―― 安倍晋三の「約束」は、高市早苗に託された。 日本は、まだ終わっていない。 7月8日、安倍晋三氏が襲撃された事件から4年――。 本書はあの日の衝撃から始まる。そして、それ以来の日本が試行錯誤と混乱を重ねつつも高市早苗政権成立に辿り着くまでのインサイダー・レポートである。 【目次】 はじめに 第一章わが永遠なる安倍晋三 七月八日――全てはあの日の慟哭から始まった 岸田首相とその幕閣に与う 安倍貶め報道は仕掛けられた歴史戦 岸田爆弾テロと安倍暗殺 第二章 保守派の混乱と漂流 一周忌に――保守の牙城を守り抜いた安倍晋三の人間力 保守派よ、人の道に戻ろう 国家百年の計 第三章 異形の石破政権 石破茂首相への手紙 麻生太郎元首相への手紙 三回忌――安倍晋三の「底知れなさ」 石破茂捕物帖――石破茂の存在そのものが憲政の危機だった 第四章 そして、高市時代の幕が開(あ)く 高市早苗を守り抜け 高市首相のただならぬ強運 自民党よ、裏切るなかれ 戦後レジームの終焉、その先に 跋文――安倍さん、あなたはどこにおいでなのでしょうか -
限界地方政治 ~民主主義崩壊を読み解く6つの視点~
荒れる選挙とモラルの欠如、民主主義は地方からぶっ壊れている! なぜ「無法者」が議員になってしまうのか?なぜ選挙が「デタラメ」にハックされてしまうのか? 近年、日本各地の地方自治体で、 ・学歴詐称や倫理問題を抱えた首長 ・ヘイトスピーチやデマを平然と垂れ流す議員 ・陰謀論や排外主義を主張して当選してしまう議員 が見受けられる。 かつて「泡沫候補」と呼ばれたユニークな候補は、もうその「面白さ」を失い、単に民主主義を破壊する存在になりつつある。 これらは単なる「人物の資質」の問題ではない。 人口減少、産業空洞化、外国人労働への依存、環境問題、文化摩擦、情報環境の劣化といった地方が抱える構造的問題が、 倫理なき政治家や分断を煽る勢力にとって“利用しやすい土壌”になっているのではないか? 本書は、地方議会・地方選挙の現場に赴き、その様子をつぶさに報じてきた6人の視点で、「なぜ地方から民主主義が壊れているのか」を多角的に検証した書籍である。 -
石橋湛山との対話―「危機の時代」を歴史洞察する
世界が、100年前の時代と似ている。何か、どこか、韻を踏んでいる・・・・・・。 経済停滞と所得格差拡大、メディア環境の激変とポピュリズムとナショナリズムの激化、自由主義と民主主義の動揺。100年前に石橋湛山が提起した根本課題とその本質的意味が今日、なお切実な問題であり続けている。 いま、日本が直面する国家的課題により広い歴史的視野を踏まえて取り組むためにも、政治、経済、社会、外交、地政学、歴史などの切迫した課題を、それぞれの分野の専門家に考察していただき、それを1冊にまとめたのがこの本である。 石橋湛山が格闘した「あの時代」の課題を、私たちの時代の課題と照らし合わせつつ取り出し、湛山の問題意識と分析視角を切り口にして、今日の挑戦の意味を考えてみる。「石橋湛山との対話」によって今の「危機の時代」を「歴史洞察」する試みである。 -
紅い沖縄認知戦 中国の行動原理を暴く
「沖縄人は先住民族」「沖縄は日本の領土ではない」… 「尖閣」奪取は「沖縄本島」奪取の予行演習にすぎない! ========================== 日本が平和ボケに浸るなか、中国が凄まじい対日情報戦を仕掛けていることをご存じでしょうか。 国連では沖縄「先住民族」勧告を繰り返し、中国メディアは古文書を使って「琉球は明の属国だった」と執拗に主張しています。 それでも沖縄県知事と地元メディアは明確に反論せず、かえって中国側が増長する結果になっています。 中国は約50年前に突如、石油埋蔵の可能性を機に、尖閣諸島の領有権を主張し始め、その方針は今に至るまで1ミリもぶれていません。 日本国内で物議を醸した高市早苗首相の「台湾有事」発言は、中国側によって自国の利益増進のために巧妙に利用されただけです。 尖閣諸島をわが物扱いする中国のロジックは、日本から沖縄を分離し、やがて奪い取るためのロジックにほかなりません。その根拠がこの本に書かれています。 対中最前線で25年以上にわたり中国の動きをウォッチしてきたベテラン記者が放つ深層リポート。 「ここまで書いていいのか」と周囲が懸念した戦慄の事実の数々。 中国が仕掛ける認知戦に勝つための秘策がここにある! 第1章 中国メディア「沖縄は中国の領土」を論破する 第2章 国連勧告「沖縄県民は先住民族」を粉砕する 第3章 台湾有事、そのとき沖縄で… 第4章 中国の尖閣侵略史 第5章 中国に徒手空拳で挑み続ける男 第6章 先鋭化する「反自衛隊」活動の深層 第7章 17歳の命を奪った辺野古「平和学習」 第8章 「オール沖縄」の正体 -
かんがえる国際法
国際法はどこから来るのか? ロシアのプーチン大統領によるウクライナ侵攻は第二次世界大戦後の国際連合を中心とした国際秩序、ひいては国際法を根本から覆すものとなっている。 また、中東におけるガザ危機も収束の見通しが立たず、国際的枠組みの脆弱性をさらけ出す結果となっている。 とはいえ、慣習国際法から、各種条約、国際連盟や国際連合にいたるまで、世界は数世紀を重ねながら、確固としたルールを築いてきた。 しかし、急ぎ、基本概念を俯瞰しようとしても、この国際法の分野では手軽な入門書は存在しない。 もちろん、すでに多くの国際法学者が国際法の入門書を刊行してはいる。しかし、どの本も法学部生を対象としており、法学部以外の学生や初学者ではなかなか読むのが難しい。 本書は、主権、自決、平和、戦争、制裁をはじめ、国家関係の基本に立ち返り、国際法をゼロから学び直すことを狙いとしている。 国際法はどこから来るのか? その歴史、そして未来とは? 複雑きわまりない国際法の世界をコンパクトな入門書でアプローチ! -
煽動政治 包括政党としての自民党を破壊したサイレント・マジョリティの正体
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「高市自民党」は、もう自民党ではない! 「逆説」を使って徹底分析。 煽動政治とは、「政治的孤児」たちの心の深層にある破壊的なエネルギーをハッキングし、特定の方向へと突き「動かす」力だ。 総選挙での高市自民党の地滑り的勝利、参政党現象、中道改革連合の敗退。 歴史的な日本政治の転換点となった2026年、物言わぬ人々「サイレント・マジョリティ(静かな多数派)」が起こした大変革を、著者はタテの歴史的視座とヨコの比較政治の手法で分析した。 欧米ポピュリズムの世界が来るのか、高市首相や参政党、斎藤元彦兵庫県知事、チームみらいなどが自ら、あるいは支持者が用いた「煽動政治」のやり方とは。 分析・思考方法を読者と共有し、これからの日本政治を考えていく。 -
物語 インドの歴史 インダス文明からムガル帝国、現代まで
紀元前2600年のインダス文明を起源とするインド。社会、文化の礎が築かれたのはヴェーダ時代からグプタ朝の間だった。中世にはイスラーム勢力が入り、多数の王朝が乱立し分裂する。16世紀から300年にわたり支配したのはムガル帝国だった。イギリス統治期を経て、ついに1947年に独立。20世紀末からの成長は目覚ましく、世界に存在感を示す。本書は「21世紀の超大国」の、5000年に及ぶ長く複雑な軌跡を描く。 ■目 次■ まえがき 序 章 長い歴史と複雑な社会 第1章 インダス文明から始まるインド史 1 ハラッパー、モヘンジョ・ダロ遺跡の発見 2 未解明のインダス文明 3 インダス文明の衰退 第2章 古代文明の展開 1 ヴェーダ時代 2 仏教・ジャイナ教の成立と発展 3 古代統一王朝の成立 4 クシャーナ朝と南インドの諸王朝 5 グプタ朝―ヒンドゥー教と古典文化の隆盛 コラム アレクサンドロス東征がマウリヤ朝を生み出したのか コラム 文化遺産のアジャンターとエローラ 第3章 中世インド世界 イスラームとの遭遇 1 イスラーム勢力の進出 2 南インドの攻防 バフマニー朝対ヴィジャヤナガル王国 コラム 世界遺産クトゥブ・ミナール 第4章 ムガル帝国の成立と展開 1 初代バーブル帝 ムガル帝国の始祖 2 第三代アクバル帝 実質的な帝国建設者 3 ムガル朝の全盛から衰退へ 4 反ムガル・在地勢力の台頭 5 ムガル帝国の遺産 第5章 英国のインド支配 インドの近代 1 インド航路の開拓と欧州列強のインド進出 2 英国による植民地化と在地勢力の征服 3 一八五七年反乱 4 英領インドの誕生 第6章 独立運動の展開 1 社会改革から始まった独立運動 2 インド国民会議派の誕生 3 第一次世界大戦期以降の独立運動とガンディーの登場 4 可視範囲に入り始めた独立 5 大英帝国の落日と第二次世界大戦 6 第二次世界大戦終結から英国の撤退へ 第7章 独立インド 理念から現実へ 1 憲法の制定 世界で最長の憲法 2 ネルー時代 独立~一九六四年 3 インディラ・ガンディーの時代 一九六〇年代中頃~八〇年代 4 一九八〇年代 激動の一〇年 5 九〇年代の枠組み変更 コラム ガンディーの現代史的意味 第8章 日本とインド 1 憧れの国インド 2 明治時代から第二次世界大戦まで 3 第二次世界大戦後の日印関係 両国間のズレと低迷した関係 4 九〇年代に始まった日印パートナー関係 5 これからの日印関係 コラム インパール作戦 終 章 21世紀のインド 1 インドの政治経済状況 2 国際社会におけるインド あとがき 主要参考文献 関連年表 -
安倍晋三 平成・令和の光と闇
戦後最年少の52歳で首相に就任、8年8ヵ月の史上最長政権を誇った安倍晋三。祖父に岸信介を持つ政界のエリートは、自民党最右派として憲法改正を掲げたが一次政権では挫折する。 しかし政権復帰後、「アベノミクス」など経済政策により支持を獲得、6度の国政選挙に連勝し「安倍一強」体制を築く。彼の威光はG7でも際立ち、トランプ米大統領への対応など国際的評価も高かった。だが、安保法制など敵と味方を峻別する政治姿勢や、森友・加計学園、桜を見る会など権力の私物化への批判が付きまとった。 本書は波乱と毀誉褒貶に満ちた安倍の生涯を辿り、彼の政治を総括する。 目次 はしがき 序 章 ブルーブラッドの「使命」 第1章 傍流から主流へ――安倍と森喜朗・小泉純一郎 第2章戦後レジームからの脱却――第1次内閣の挫折 第3章 アベノミクスから積極的平和主義へ――第2次内閣 2012~ 第4章 外交の充実、国内の分断――第3次内閣 2014~ 第5章 瓦解する「一強」――第4次内閣 2017~ 終 章 突然の死と安倍の遺産 あとがき 安倍晋三 略年譜 -
国家形成の政治外交史
アメリカ合衆国と国際金融が機能低下に陥った現在の世界の混迷を前に、日本の近現代の経験が示唆するところに着目し、19世紀後半の国際社会への本格的参入と20世紀半ばの国際社会への復帰という二つの時期を中心に、戦前から戦後に掛けての政治史を骨太に描く。 【主要目次】 序 章 近現代日本の国家形成—―力点としての「二つの開国」(五百旗頭薫) 第Ⅰ部 国家形成から帝国へ 第1章 幕末の不平等条約再考――近世的日蘭関係と米英の参入(福岡万里子:国立歴史民俗博物館研究部准教授) 第2章 明治維新再訪――陸奥宗光を手がかりに(佐々木雄一:明治学院大学法学部准教授) 第3章 金融・帝国・戦争――「満洲国」承認の国際政治経済学 1932-1937(前田亮介:東京大学大学院総合文化研究科准教授) 第Ⅱ部 帝国から通商国家へ 第4章 戦後「通商国家」の始動――通商をめぐる外務省と経済官庁の相克(井上正也:慶應義塾大学法学部教授) 第5章 経済自立と安全保障――1950年代前半の日米関係(楠 綾子:国際日本文化研究センター教授) 第6章 戦後政党政治における外資導入論――1950年代の展開を中心に(伏見岳人:東北大学大学院法学研究科教授) 第7章 大来佐武郎と戦後日本――経済とアジアの交錯(高橋和宏:法政大学法学部教授) 第8章 覇権のなかの自律性――アメリカの国際秩序構想と日本のアジア外交(玉置敦彦:中央大学法学部教授) 第Ⅲ部 戦前戦後の通観的視座 第9章 「一等国」をめざして――戦前・戦後日本のステイタス追求(佐藤 信:東京都立大学法学部准教授) 第10章 ライシャワー夫妻から見る日本の民主主義――二つの開国の発酵過程(村井良太:駒澤大学法学部教授) 第11章 国内統括の構造――経済インフラをめぐる府県知事と代議士(稲吉 晃:新潟大学法学部教授) 第12章 近現代日本の政治――軍事との関係から(五百旗頭薫) -
見えない戦争 インテリジェンス・勢力圏・経済安全保障の地政学
ビジネスエリート必読の最新地政学講義! 激化する米中対立、AI・スマホが戦場に――。 元国家安全保障局長・北村滋氏の最新作は、インテリジェンスの核心に迫ったビジネスエリート必読の1冊です。 ●第1章 「見えない戦争」――インテリジェンスが戦争を決める 《現実を直視する第一歩として、先ずは現代の戦場で何が生起しているのかを明らかにしなければならない。火力の応酬などのキネティック(物理的、動力学的)な戦闘に先立ち、勝敗を決しているのは「知」の攻防である。本章では、ウクライナ、ベネズエラ、ガザ、そしてイランにおける最新の戦訓からインテリジェンスが現代戦をいかに駆動しているかを描き出す。》 ●第2章 勢力圏思想の復活――米中大国間競争の本質 《インテリジェンスによる「見えない戦争」における優位は、単なる戦術的勝利にとどまらない。それは国家自らの生存空間、すなわち勢力圏を確保し、維持するための前提と言える。本章では、大国間競争の深層に踏み込み、スパイクマン的リアリズムへ回帰した米中両国による勢力圏再編の力学を分析する。》 ●第3章 経済安全保障と企業インテリジェンス 《我が国が戦後最も厳しい安全保障環境に直面する中、有事と平時の境界は曖昧となり、安全保障の主体は国家から民間へと拡大している。世界経済がグローバリゼーションからデリスキング経済へと移行することに伴い、国家の安全保障政策はミクロ経済の主体である企業にまで深く浸透しつつある。本章では、このマクロの構造転換が、企業の構造や行動に具体的に如何なるインパクトを与えるのかという現代的課題について、企業とインテリジェンス、グリーン経済安全保障、M&Aという多角的視点から論ずる。》 ●第4章 テクノロジーと主権――決定の自律性 《企業がインテリジェンス能力を涵養すべき対象は、M&Aやサプライチェーン領域に限定されない。国家と企業の意思決定を根底から支え、一方において最大の脆弱性をもたらしかねないのが、サイバー空間とAIである。本章では、我々の掌にあるからスマートフォンから国家中枢を与るガバメントクラウドに至るまで、テクノロジーがいかに「主権」概念を再定義しているかを説き明かす。》 ●最終章 日本はこの大競争の時代をどう生き延びるか――レアルポリティークと我が国に求められる戦略性 《インテリジェンス、勢力圏、企業防衛、そしてAI。これら「見えない戦争」の全貌を俯瞰したとき、我が国に突きつけられているのは、決定の自律性という「主権」をいかに維持するかという重い問いである。本章では、これまでの議論を総括するとともに、「縁辺部(リムランド)における紛争の時代」に我が国が「戦略国家」として生き残るための道筋を呈示したい。》 この「見えない戦争」の時代を、いかに戦略的に生き抜くか。本書はその羅針盤となるはずです。 -
空の地経学戦略 日本の経済安全保障と航空サプライチェーン
「空を制する者は、世界を制す」――。 現代社会に不可欠な半導体とその製造装置、 ノートPCやスマートフォン、医薬品・ワクチンなど貴重な戦略物資は、 どれも航空機で運ばれている。 そしていま、地政学リスクの高まりによって、空の覇権争いは激しさを増している。 本書は、世界の「空のつながり」を、複雑ネットワーク分析の手法を用いて可視化し、 地政学と経済安全保障を掛け合わせた「地経学」の視点から、 アメリカ、中国、ヨーロッパ、ロシア、インド、中東、ASEAN、中南米諸国など 主要各国の動向を解説する。 「陸」と「海」が中心だった防衛・安全保障の議論に新たな視座を導入し、 政策決定者、企業経営層から注目される最新研究を書籍化。 航空機・航空管制の発達の歴史や、知られざる航空輸送システムの全貌も解説する。 【目次】 プロローグ 第1章 空の地経学とは――空の覇権が経済を動かす ・エアパワーから見る日本の防衛・安全保障 ・航空輸送と経済安全保障 第2章 知られざる空の舞台裏――航空輸送システムの全貌 ・航空輸送の成り立ち ・空の交通整理と空港のキャパシティ ・航空機はどのように飛ばすのか ・「空の安全」が脅かされるとどうなるのか 第3章 「空のネットワーク」を読み解く――米・中・日の戦略構造 ・2019年から2023年にかけて何があったのか ・航空ネットワークから見る国際構造の変化 ・台湾有事の空をシミュレーションする 第4章 多極化する空の秩序 ・再編される空の中核――欧州・中東・ASEAN ・浮上する新たな国々――航空ネットワークの新地図 第5章 航空サプライチェーンを強靭化する国家・企業戦略 ・日本の航空サプライチェーンの課題は何か ・航空力で日本を強くする――経済と国家安全保障の未来図 エピローグ/あとがき 資料編 用語集/空港重要度の比較ランキング/参考文献 -
冷戦と台湾海峡危機 一九五四~六五年
分断か、統一か、それとも併存か? 1949年まで続いた国共内戦の末、毛沢東率いる共産党が北京に政権を樹立し、敗北した蔣介石の中華民国国民党政府は台湾に逃れた。互いに正統性を主張しあう中国と台湾の間で、台湾海峡は政治的にも軍事的にも今日まで対立の火種になってきた。 戦後から現在まで数度の「台湾海峡危機」が生じたが、とりわけ1950年代に二度にわたって起きた危機は、中国と台湾の間の軍事的な緊張状態にまでいたった。その主な舞台となったのが、国府が保有していた金門・馬祖島などの大陸沿岸諸島である。 だが、冷戦のさなかにあっても、これらの危機が、中国と台湾の間はもとより、アメリカと中国の間、さらにはアメリカとソ連の間で、直接的な軍事衝突などへ発展することはなかった。 当時、米ソの冷戦構造が本格化するなかで、「一つの中国」をめぐる対立の起源はどこに求められるのか? また台湾海峡の現状維持という固定化のプロセスはいかに形成されてきたのか? 本書は、米国側史料はもとより新たに公開された台湾側史料を多数用いて、アメリカと台湾(米華)の関係を主軸に台湾海峡を挟んで中国と台湾の対立と分断が固定化されていく過程を描き、今日まで続く中国と台湾の対立の構図を明らかにする。 [目次] はじめに 序章 歴史としての台湾海峡危機 第1章 冷戦と台湾 一 冷戦の拡大 二 アメリカの援蔣政策をめぐる紆余曲折 三 朝鮮戦争とアメリカの台湾政策の転換 第2章 台湾海峡の中立化解除――「解き放し」政策の虚実 一 アジアにおける多国間安全保障同盟の形成 二 米国政府による台湾海峡の中立化解除 三 アメリカと大陸沿岸諸島の防衛問題 第3章 第一次台湾海峡危機 一九五四~五五年――米華相互防衛条約の形成 一 米華相互防衛条約の起源 二 第一次台湾海峡危機の発生 三 米華相互防衛条約をめぐる協議 四 米華相互防衛条約の成立 第4章 大陳島からの撤退――表面化するアメリカと台湾の矛盾 一 大陳島撤退問題をめぐる米台間の亀裂 二 強まる蔣介石の対米不信感 三 第一次台湾海峡危機の終息 第5章 第二次台湾海峡危機 一九五八年――金門島再砲撃 一 中国による金門島への再砲撃 二 米台による危機への対応 三 危機の収束へ向けた動き 第6章 第二次台湾海峡危機の変容――中ソ関係の悪化 一 戦況の変化――海上封鎖の突破 二 「ダレス・蔣介石共同コミュニケ」の波紋 三 蔣介石の大陸反攻をめぐる変化 第7章 失われた戦機――未完の台湾海峡危機 一九六二~六五年 一 揺れる正統性――国連での代表権問題の浮上 二 蔣介石による大陸反攻計画の立案 三 先送りされた大陸反攻計画 四 三度目の緊張の高まり 五 幻の台湾海峡危機 終章 台湾海峡における現状維持の形成 注記 参考文献 あとがき -
水の世界史
歴史とは、人類の水との闘いの軌跡である。 経済システム、政治体制、国際ルール… 社会のあらゆる仕組みが作られた背後には、つねに水の存在があった。 メソポタミアの最初の国家、古代ローマの高度な水管理システム、 水利争いから生まれた中世ヨーロッパの法と経済、 ダムや発電所への投資で発展した近代アメリカ、 中東での水をめぐる紛争とその帰結-- 文明誕生から21世紀まで、今を読み解くための人類一万年史。 ★推薦の辞★ 気候変動と持続可能性をめぐる議論に決定的な視点を与える。 ――リー・ボリンジャー(コロンビア大学学長) 人類史における水の役割を理解するための必読書。 ――ピーター・ブラベック(ネスレ名誉会長) 最も重要な資源と私たちとの関係を見事に捉えた一冊。 ――フレッド・ピアス(ジャーナリスト、『水の未来』著者) -
ウォール・ストリートと極東 新装版
国際金融資本はいかなる論理に基づいて行動し、政治においていかなる位置を占めるか。ウォール・ストリートや日本の国際金融家がワシントン体制期から日中戦争期にかけての国際政治および各国の政治に果たした役割を追究し、政治と国際金融との関係を問う。 《書物復権2026》 【主要目次】 序論 政党制と国際金融システム Ⅰ 明治国家の経済ナショナリズム――その歴史的起源 1 明治国家の外国借款政策――幕末維新期から日清戦争期にいたる経済ナショナリズム 2 福沢諭吉と勝海舟――外国借款政策をめぐる対立とその歴史的意味 Ⅱ 国際金融資本とワシントン体制 3 日本の国際金融家と国際政治――高橋是清・井上準之助と国際金融資本 4 ウォール・ストリートと極東――ワシントン体制における国際金融資本の役割 5 ウォール・ストリートと満蒙――外債発行計画をめぐる日米関係 6 ワシントン体制と日米関係――国際的文脈における大正デモクラシー Ⅲ ワシントン体制の解体と国際金融資本の退場 7 国際金融資本とアジアの戦争――終末期における四国借款団 8 資本による国際協調の時代の終焉――英国の国際借款団政策の変遷とワシントン体制の解体 結語 ワシントン体制と日本の政党制 -
Disposable Time and Capital
What does Karl Marx’s Capital mean for our lives today? Disposable Time and Capital: Learning from Marx by Shii Kazuo offers a compelling and highly accessible answer. This book presents Capital not simply as a critique of capitalism, but as a powerful guide to thinking about human freedom. At its core is Marx’s idea of “disposable time”─time beyond necessity that can be devoted to learning, creativity, social life, and the full development of human potential. By placing this concept at the center, the book reveals a striking and often overlooked dimension of Marx’s thought: that the true wealth of society lies not only in production, but in the expansion of free time. Based on a series of widely praised lectures, the book is structured in three parts that guide readers step by step. It begins with a clear explanation of socialism as a society grounded in human freedom, not state control. It then introduces the key ideas of Capital─including exploitation and the struggle over working time─in an engaging and easy-to-understand way. Finally, it explores the deeper theoretical foundations of Marx’s vision, drawing on both published works and recent scholarly research. The author, Shii Kazuo, is Chairperson of the Central Committee of the Japanese Communist Party and a former long-serving member of Japan’s House of Representatives. Known for his extensive engagement with political economy and contemporary global issues, he brings both intellectual depth and practical insight to his reading of Marx. The result is a rare combination: a book that is both accessible for beginners and intellectually satisfying for serious readers. Without requiring prior knowledge, it opens the door to one of the most influential works in modern thought. At a time when questions about work, inequality, and the use of time are more urgent than ever, this book offers a fresh and thought-provoking perspective. It invites readers to rediscover Marx not only as a critic of capitalism, but as a thinker who explored how a freer and more humane society might be built. Clear, engaging, and deeply relevant, Disposable Time and Capital is an ideal introduction to Marx─and a timely guide for anyone interested in the future of work and human freedom. -
フォークランド戦争
現代の戦争と 安全保障を考えるための 迫真の戦記 台湾有事が予測されるなか、フォークランド戦争が注目を集めつつある。この戦争は第二次世界大戦後、唯一の陸海空全ての次元で戦われた総合的な近代戦であり、仮に台湾で開戦されれば似たような作戦が展開されると想定されているからである。 そこで、フォークランド戦争を政略、戦略、作戦、戦術、術科/技術の五つのレベルで分析し、それらを作戦術で結びつけて考察。なぜ戦争が起き、勝敗が分かれたのかを立体的に描き出し、そこから我々が何を学ぶべきかを導き出す迫真の戦記。 === 【目次】 はじめに――あらゆる要素が詰まった戦争 Ⅰ 環境形成 第1章 戦争への道 第2章 開戦と初動 Ⅱ 攻撃 第3章 制海権を巡る戦い 第4章 制空権を巡る戦い 第5章 上陸作戦――サン・カルロス湾 第6章 スタンリーへの道――陸戦の展開と試練 Ⅲ 回復 第7章 スタンリー陥落と停戦 第8章 戦争の帰結と教訓 おわりに――フォークランド戦争の意味 英国海兵隊旅団長 特別インタビュー フォークランド戦争の真相/ジュリアン・トンプソン(聞き手 北川敬三) あとがき 主要参考文献 フォークランド戦争関連年表 === -
兵庫県知事問題 失敗の本質 ――情報不信はなぜ生まれたか
謝罪すべきところで謝罪しない 報じない理由を説明しないマスコミ 知事に忖度し続けた側近たち 守られないプライバシー 過熱報道を生み出した調査 事実かどうかは二の次 自分の非を認めないこの国の体質! 一通の告発からはじまった兵庫県の文書問題。元々は県の内部の課題を指摘したものだったが、不適切な会見や対応がくり返される中、歯車が狂いだし収拾がつかなくなる。国の制度まで巻き込んだ騒ぎの中で、メディアはなぜ報じなかったのか、テレビは何を過剰演出したのか、SNSこそが真実なのか。この国の体質をあぶりだし、これからの国の形につながるこの問題、どこに「失敗」があったのかを掘り下げる。 === 【目次】 第一章 告発文書――知事とメディアの対応 第二章 情報発信に失敗した会見 第三章 反論から公益通報へ――高まる知事への不信 第四章 懲戒処分――くり返された誤ったメッセージ発信 第五章 “黒幕”とされた県議と疑惑追及報道 第六章 百条委員会設置へ――“政局”はなぜ生まれたか 第七章 初の釈明会見――説明責任は果たされたか 第八章 告発者の死と情報漏洩――書かなかったメディア 第九章 報道することで失われた信頼 第十章 メディアはなぜ誤情報を放置したのか === -
地方公務員法とひもとくわたしの働き方
公務員として働くということ。 その前提には、どのような法的枠組みがあるのでしょうか。 地方公務員法は、自治体職員の働き方の土台を定める法律です。 本書は、その地方公務員法を手がかりに、 自治体職員としての「わたしの働き方」をひもとく一冊。 身分や服務、分限・懲戒といった基本事項に加え、 給与や休暇などの処遇、さらには育成やキャリア形成まで。 地方公務員法の全体像を視野に入れながら、 働き方を支える法的枠組みを丁寧に整理していきます。 単なる試験対策の知識としてではなく、 日々の実務や身近な疑問と結びつけながら、 法律の言葉を「わたし」の働き方に引き寄せて考える。 そこから、自分の働き方の“理由(ワケ)”が見えてきます。 なんとなく公務員として働いている—— そんなあなたにこそ、手に取ってほしい。 地方公務員法は、あなたを縛るためのものではありません。 安心して仕事を続けていくための“味方”です。 その理解は、日々の実務を支え、 やがて昇任・昇格試験に向けた確かな基礎にもつながります。 働き方の理由を、自分の言葉で語れるようになるための一冊です。 -
光の射す方へ 危機を知ってこそ見えてくる希望
原口一博と石田和靖による対談第二弾! 日本を蝕む「見えない」危機を認識するための1冊。 アメリカの顔色を伺う「従属の連鎖」の末端の存在… 消費税という弱体装置による中小企業と国民の疲弊… 既得権益の根が張る行政、政治家と集金政治の呪縛… 終わらぬマネー支配、既得権益を貪る利権生態系、無法化する世界、 危機を知ってこそ希望が見えてくる! 「本書を貫いているのは、エネルギー、食料、情報、そして心という四つの主権の話です。そのいずれもが、戦後80年の日本が、自らの判断で決められなくなってしまった領域です。命のため、国家国民のため、必要なことなのに自分たちの責任で決められない。そんな国が存続できるでしょうか」──原口一博 ●本書の内容 第1章 日本を蝕む見えない危機 第2章 日本を蝕むマネー支配 第3章 日本を蝕む既得権益の生態系 第4章 日本を蝕む無法化する世界 第5章 日本を蝕むアメリカからの離脱 第6章 日本を蝕むものからの独立 第7章 危機を知ってこそ見えてくる希望 「私たちは、ただ悲観するために本書を書いたのではありません。現状の「危機」を冷静に共有し、正しく理解することこそが、解決への第一歩だからです。闇を直視せずして、光を見つけることはできません。この本を通じて私たちが伝えたかったのは、仕組みや制度の改革もさることながら、私たち日本人の「心」の変革です」──石田和靖 -
高市政権は日本経済を救えるか
著書累計100万部! 総フォロワー数98万人! 安全保障と経済の一体化、成長分野への投資、消費減税――。 “責任ある積極財政”の真実! 高市政権の経済政策について調べていると、必ずと言っていいほど目にする言葉があります。それが、「危険だ」「バラマキだ」「財政が破綻する」といった評価です。 ニュース番組でも、新聞の見出しでも、SNSでも、こうした言葉はとても目立ちます。そして、それを見て不安になるのは、ごく自然なことだと思います。 (中略) では、私たちはどうすればいいのでしょうか。答えはシンプルです。 印象ではなく、経済学の知見を基に考えること。これに尽きます。 たとえば、その政策は、どこにお金を流すのか? 誰の所得を増やすのか? 需要はどう変わるのか? 物価や金利にどんな影響が出るのか? こうした基本に立ち返ることで、初めて政策の実像が見えてきます。 逆に言えば、そこを見ないまま、「危険だ」「大丈夫だ」と判断すること自体が、本当の意味で危険なのです。 本書では、こうした視点から、高市政権の経済政策を一つひとつ分解していきます。 賛成か反対かを先に決めるのではなく、まずは仕組みを理解する。 その上で、どこにリスクがあり、どこに可能性があるのかを考える。 そのプロセスを通じて、読者の皆さんが自分自身で判断できるようになることが大事です。そして、これこそがこの本の目的です。 (本書より) <<目次>> 第1章 高市政権の経済政策は「バラマキ」なのか なぜ「危険」というレッテルが貼られるのか/バランス感覚こそが「責任ある積極財政」の本質/デフレが終わった日本には新しい財政政策が必要……など 第2章 消費減税のメリットとデメリット 「減税しても貯蓄に回るだけで効果が弱い」は妥当か?/「減税=物価下落」という単純な関係ではない/社会保障財源はどうなるのか……など 第3章 財政破綻をしないための絶対条件 「日本銀行は破産しない」の根拠/高市首相の「円安容認発言」をどう理解するか/米国・イスラエルのイラン攻撃で判明した金利急騰リスク……など 第4章 「円安は国力低下」という大きな間違い 「期待」を変化させたアベノミクス/「円は高ければ高いほど良い」という謬論/なぜ高市政権は「超緩和一本槍」だと誤解されるのか……など 第5章 30年、日本の賃金が上がらなかったメカニズム デフレマインドを決定づけた経済ショック/内部留保はリスク管理と成長戦略に関わる重要な要素/賃金は上がるのか?……など 第6章 インフレ時代の資産防衛――賃金・住宅ローン・投資 「インフレだから景気が良い」は成立しない/「給料を待つ」のではなく、「資産を持つ」!/高市政権で期待できるの「ものづくり回帰」……など 第7章 高市政権の経済安全保障政策を評価する 中国の産業政策は絶対に失敗する/高市政権の危機管理投資と成長投資が成功する条件/安全保障投資が国益になる三つの条件……など 第8章 日本経済の成功と失敗を分ける分岐点 日本の強い経済が実現する成功シナリオ/イギリスとジンバブエの通貨危機事例/インフレ時代に合理的な高市政権による政策の方向性……など 最終章 日本経済は復活できるのか 危機の本質は「発生」ではなく「対応」にある/社会主義の末路――飢餓、医療崩壊、死亡率の悪化/安全保障支出は経済活動が成立するため投資……など -
入門 現代政治学 選挙から政治家・政党、メディアまで
そもそも政治とは何か、体系は見えにくい。 選挙で投票しなかったら不都合はあるのか。 政治家は誰の意見を重視するのか。 政党は何のために存在しているのか。 経済や生活にどんな影響を及ぼすのか。 政治は有権者を幸せにしているのか。 本書では、選挙、政治家、政党、有権者、メディア、民主主義などの基本概念をつなぎ合わせ、最新の政治学の理論と動向を紹介。 データをもとに、現在の民主政治の全体像を描き出す。 【目次】 まえがき 序 章 選 挙――なぜ大切なのか 政治とは何か 有権者と政治家 政治家をコントロールする 三つの例――景気対策、選択的夫婦別姓制度、汚職 本書の目的 選挙とは何か――三つの条件 選挙の機能①――選抜機能 選挙の機能②――賞罰機能 有権者、政党、政府 選挙の追加的機能――多数派の尊重と暴力の抑止 第1章 政治家――誰が選ばれるのか 私たちは政治家の何を見ているか 好みと属性 政治家の出馬 選挙に勝つ見込み、出馬のコスト 属性の特徴――資産、学歴、年齢、性別、世襲 経済的地位や性別がもたらす影響 政治家の能力 能力と属性のトレードオフ 利己的動機と利他的動機 まとめ 第2章 政 党――なぜ存在するのか 別の主役 政党=好みが近い仲間とのチーム 好みの近さはなぜ重要か 政策パッケージと選抜機能 政党の業績と賞罰機能 景気に関する業績 政党誕生の歴史 イギリスの二大政党 政党とイデオロギー 左派と右派、リベラルと保守 社会文化をめぐるイデオロギー イギリスの政党のイデオロギー立場 日本の政党のイデオロギー立場 極右政党とポピュリズム まとめ 第3章 有権者――政治に何を求め、どう選ぶのか 理想的な有権者 忙しい有権者 有権者のイデオロギー立場 イデオロギー立場と政策選好 有権者の立場の形成 選抜の基準――争点投票 直観的な判断ルール 賞罰の基準としての経済状況 経済成長と与党得票率 投票①――ベネフィットとコスト 投票②――教育水準、年齢 まとめ 第4章 メディア――欠かせない存在なのか 情報を有権者に届ける メディアからの情報 報道機関は偏向しているか メディアの機能①――学習 メディアの機能②――説得 誘発とフレーミング デジタルメディアの影響 SNSの効用 誰が情報に接触するのか 選択的接触、エコーチェンバー、フィルターバブル メディアと民主主義 まとめ 第5章 選挙制度――競争のあり方は変わるのか 選抜機能と賞罰機能は両立するか 政党の数が多い場合 政党が二つの場合 選挙制度の特徴――比例代表制と多数代表制 機械的効果と心理的効果 各制度の目標の違い 選挙制度と政党数 民意と議会の関係 選挙制度と業績投票 二つの制度のメリットを活かす 選好と質のトレードオフ 中選挙区制の弊害 まとめ 第6章 民主主義――誰の意見が通るのか 前章までのまとめ 多数派と中位投票者 政党のイデオロギー立場や動員 民意の実現①――政策の中身 民意の実現②―― 与党のイデオロギー 民意の実現③――参政権 民意の実現④ ――民主主義の導入 ロビンフッド・パラドックス なぜ経済的不平等は拡大するのか――献金、ロビー活動、バイアス くじ引き民主主義、ロトクラシー まとめ 終 章 政治は私たちのものなのか 楽観的でいいのか 少数派の横暴 分断を生み出すアイデンティティ政治をこえて 民主主義を生きる あとがき 参考文献 索 引 -
勝率94%!「当選請負人」が教える 地方議員になって人生を変える本
「自分の人生はこのままでいいのだろうか?」仕事のやりがい、待遇などに不満を抱えている方、または世の中を良くしていきたいという方、地方議員を目指してみませんか。 市区町村議会議員は比較的当選のハードルが低く、しかも、やりがいや待遇が充実、時間的な自由度もあり、あなたの人生の新しいステージにふさわしい仕事といえます。 本書は、100回以上の選挙を戦い、勝率9割以上を誇る「選挙参謀」大槻研による、最もリアルで実践的な地方議員立候補のバイブルです 。 最短ルートの提示:PTA、消防団、自治会など、日常活動から「地盤」を構築する具体的な手法 「鞄(資金)」のリアル:自己資金100万円から戦える予算別ポートフォリオと、家族・友人の口説き方 三種の神器とデジタル戦:名刺・地図・スーツの活用法から、SNS・AI時代のネット選挙の落とし穴まで 当落を分ける「名前」と「写真」:有権者が書きやすい通称の届け出や、失敗しないポスター戦略 地方議員に必要なのは高学歴や華やかなキャリアではなく、地元で作りあげる「仲間」と「人生を変えたい」という強い熱意です 。 さあ、あなたの人生の「第2章」を今すぐ始めましょう!