配信予定・最新刊

作品一覧

  • トライバル化する世界――集合的トラウマがもたらす戦争の危機
    NEW
    -
    1巻2,112円 (税込)
    自分たちの集団以外の者は敵と見なし、制圧しようとするトライバル(部族)化の動きが世界中で加速しているのはなぜか。 気鋭のベルギー人ジャーナリストが現代と第二次大戦前の社会の類似性を指摘して、戦争の可能性を警告し、真のグローバル化とは何かを問う。
  • ヨーロッパ現代史
    4.3
    1巻1,100円 (税込)
    第二次大戦後、ヨーロッパ諸国は「和解」に向け歩んできた。だが、現在は自国中心主義勢力が各国で拡大し、英独仏ロによる「大国の時代」が復活しつつある。この危機の本質を理解するには、これまでの七十数年の歴史を繙かねばならない。福祉国家の成立とその行き詰まり、新自由主義時代の到来と東欧革命、エスニシティの噴出、グローバル化の進展、財政危機や難民問題、反EUなど現在の危機に至るまで、国際関係のみならず各国の内政との関わりからも描き出す決定版ヨーロッパ史。
  • 物語 ベルギーの歴史 ヨーロッパの十字路
    4.4
    1巻924円 (税込)
    ビールやチョコレートなどで知られるベルギー。ヨーロッパの十字路に位置したため、古代から多くの戦乱の舞台となり、建国後もドイツやフランスなどの強国に翻弄されてきた。本書は、19世紀の建国時における混乱、植民地獲得、二つの世界大戦、フランス語とオランダ語という公用語をめぐる紛争、そして分裂危機までの道のりを描く。EU本部を首都に抱え、欧州の中心となったベルギーは、欧州の問題の縮図でもある。

ユーザーレビュー

  • ヨーロッパ現代史

    Posted by ブクログ

    ヨーロッパの現代史はとにかくめちゃくちゃ、つまんない! 英雄はおらず派手な戦争も起こらない。挫折と妥協と不況と失業と低成長がずーっと続きます。ただ、このつまらなさこそが現代史であり、現在と直接繋がっている本当に知るべき歴史なのでしょう。本としては、若干事実の羅列に思える箇所もありますが十分に網羅的であり、事象・人物の背景や、その後の影響などの説明に心が砕かれていたと思います。

    2ヶ月ほど齧り付いて何とか読破しました。良い読書体験でした。

    0
    2023年08月02日
  • ヨーロッパ現代史

    Posted by ブクログ

    主に大戦後から現代までの欧州の動向がよくまとめられている。特に横のつながりがよく分かる。現代史を俯瞰する際に最適な良書。

    0
    2021年05月05日
  • ヨーロッパ現代史

    購入済み

    通史

    ヨーロッパの歴史ってわからない。新聞読んでわかったフリがいつものこと。そんな私に手助けしてくれました。

    0
    2021年05月02日
  • 物語 ベルギーの歴史 ヨーロッパの十字路

    Posted by ブクログ

    ベルギーで興味深い点がいくつか。

    1.言語
    ベルギーは北部がオランダ語圏、南部はフランス語圏となっており、言語は一種のアイデンティティのような位置付けになってる。20世紀後半にルーヴェン大学では言語分裂が起きたり、選挙では国家分裂の危機に陥ったほど、両言語間の確執は深い。ベルギーが1つの国としてまとまるのは、サッカーベルギー代表を応援する時だけだと揶揄されるのも理解できる。首都ブリュッセルは例外的に両言語とも使用されるらしい。現地の雰囲気を実際に行ってみて感じてみたい。

    2.独立までの道のり
    世界史でうっすら習った記憶もあるが大部分を忘れていた。近代まではフランスやオランダの支配下にあった

    0
    2021年04月12日
  • ヨーロッパ現代史

    Posted by ブクログ

    1950年を起点にして、2000年代までのイギリス、フランス、ドイツを中心に、適宜大きな動きがあったその他のヨーロッパ各国やソ連を含む東欧諸国の動向を簡潔にまとめている。序章において筆者が全体の流れを提示しているので、それを踏まえて読むことができる点が分かりやすさにつながっている。

    映画「リトル・ダンサー」で主人公の親と兄がストライキに参加していた描写が不思議だったが、サッチャー政権下で進められた経済改革が背景にあったと納得する副次効果を得られた。

    前後関係が分かりやすく書かれており、同時期の各国の動向を比較したり、一国の経緯を追って読むこともできる良書であると思う。

    0
    2020年06月18日

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