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今年1月に亡くなった,平成の日本政治をリードした野中広務氏が残したメッセージ.長らく続いた55年体制が崩れてゆく時,自民党の中で,「政界の狙撃手」とも呼ばれた野中氏は,何を見,何を感じ,どのように決断し,戦ったのか.今の自民党,政治状況を改めて考えるためのヒントに満ちた回顧録.
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Posted by ブクログ
野中広務という人物について何を連想するだろうか。最近でこそリベラル系の議員からの再評価(ただし現政権への当てつけに過ぎず、あまり褒められたものではない)が進むが、当時は巨悪自民党の首魁として野党のみならず与党の非主流・特に小泉純一郎から目の敵にされていたのを覚えている。 しかしその人生を振り返ってみ...続きを読むるとここまでと叩き上げ議員もいない。本人が言うように国鉄の一駅長で終わっていた可能性もあるし、一歩間違えていれば社会党や共産党の政治家として活躍していたかもしれない。官僚や世襲のエリートを決して否定するものではないが、このような真の叩き上げが政界に限らず減ってしまったのはそれこそ日本の失われた多様性ではないだろうか。権力の過程を登り詰める中で清濁呑み併せることでできた重厚な人間性には敬意を表したい。 ここまで書くと硬い話ばかりのようにも思えるが、村山首班指名の鈴木宗男とのやりとりや、官房長官を任された時の小渕竹下との茶番くさいやり取りには思わず笑ってしまう。そのユーモアも野中広務の魅力なのかもしれない。
研究者3名を聞き手とするオーラルヒストリー。内容の大半は中央政界入りしてからの政局や政治家評。ただし、ところどころで、沖縄や土建など、政治理念についての踏み込んだ発言もなされている。政局についての話はとても面白いのだけれど、理念についてももう少し突っ込んだことを聞いてみたくもある。 一番残念なのは...続きを読む、京都時代についての話が20頁くらいしかなかったこと。政治家・野中広務の本質を理解する上では、もっと詳しい話が欲しかったなあ、というのが率直な感想。実際、野中自身も、京都での経験が中央政界でもとても役にたったと本書で度々語っている。
昭和から平成への政局が、野中の眼でみっちり語られる。オーラル・ヒストリーシリーズで言えば、後藤田の場合は、政治や国の有り様全体を俯瞰して話す第三者・客観的な視点のようなものを感じたが、野中の場合はもう少し地平に近い目線で当事者としての濃い感情も出ており、主観的。
日本の政治の裏話 何だかんだ平和な時代。人事の話しに終始。 結局、親分子分の関係でやってきたツケが、現代の体たらく 日本国の滅びに向かって行くだけ
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