近現代日本を史料で読む 「大久保利通日記」から「富田メモ」まで

近現代日本を史料で読む 「大久保利通日記」から「富田メモ」まで

968円 (税込)

4pt

歴史は史料に基づき描かれる-。「昭和天皇独白録」や「富田メモ」をはじめ、新たな史料の発掘は、歴史的事実の変更や確定をもたらす。なかでも「原敬日記」「高松宮日記」「真崎甚三郎日記」「佐藤榮作日記」など政治家、皇族、軍人が残した日記は貴重な史料であり、ここから歴史が創られてきた。本書は、明治維新期から現代に至る第一級の史料四十数点を取り上げ、紹介・解説し、その意義を説く。日本近現代史の入門書。

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近現代日本を史料で読む 「大久保利通日記」から「富田メモ」まで のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年07月31日

    大久保利通日記、原敬日記、倉富勇三郎日記、『西園寺港と政局』、「木戸幸一日記」、「宇垣一成日記」、「富田メモ」など、政治家、軍人、官僚等の日記を中心に日本近現代史の史料四十数点をオムニバス的に紹介・解説。単なる史料ガイドではなく、執筆者陣の歴史研究者各自の〝泳法”とその〝読み”を披露している点が本書...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年08月24日

    タイトルは「近現代日本を」であるが、内容は「近現代日本政治を」といったところ。政治家、軍人、天皇側近の日記資料がおもに紹介されている。内容は各執筆担当者の自由にかなり任されていて、史料批判中心のものや面白エピソード中心のものまでさまざま。

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    Posted by ブクログ 2018年10月20日

    近現代史を日記などの史料で振り返る。日記といっても様々なものがある。事象だけを書いた日記から、他者の日記や回顧録と併読すると色々なことが明確になってきたりするという。

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    Posted by ブクログ 2014年12月17日

    史料という大海をどう泳ぐか。20人の学者が「近現代の重要人物達の日記」という海の、それぞれの泳ぎ方を披露している。
    それにしても近現代の史料というのは、本当にここ最近になって活字化された物が多い。未だ御遺族の気持ちに整理がつかないので発表できない、政治的に時期尚早なので発表できない、偶然に発見された...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年12月04日

     本書は歴史上活躍した過去の多くの著名人の「日記」を取り上げた紹介書である。
     普通は公開を前提としない個人的な「日記」が「発掘」されるということは、「歴史の再発見」につながる場合もあるし、日本の過去の歴史的出来事の「周辺事情」を深く探求することにもつながる。
     本書は明治維新から、昭和後期までの多...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年10月07日

     近現代の史料の特徴とか注意点について書かれた本…だと思います。

     内容は明治・大正・昭和に分かれていて、昭和だけ三つくらいにわかれていたと思います。
     史料がどのようにして書かれたとか、注意すべき点とか書いてあってそれなりに便利でした。特に原史料の状態が載っているのは有り難かったです、ほんと…非...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年08月07日

    近現代を生き抜いた政治家、軍人らの日記=史料の解説書といったところか。

    引用はほとんどなし。内容を引用して解説といったありきたりじゃないところがいいと思う。

    私は社会人になってから日記をつけているが、まあ、それだけの話(笑

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    Posted by ブクログ 2011年06月18日

    明治維新〜戦後までの政治家らの日記を取り上げ、解説している。
    「大久保利通日記」から「富田メモ」まで、という副題にあるように日本近現代史の一級史料を取り上げて、それについて其々の項目の著者が詳しく解説を行っているため、非常に読みやすい。
    有名所では「大久保利通」、「木戸孝允」、「原敬」らの日記が取り...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年09月24日

    日本の近現代史、副題どおり明治維新の元勲、大久保利通が、残した「大久保利通日記」から戦後の宮内庁長官として、昭和天皇に仕えた富田朝彦の「富田メモ」まで、描く人の性格を映す鏡である内容は、人それぞれある事を語っている。ちなみにこの本は、編著なので各日記に関して、著者が割り当てられているので、その日記の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年09月25日

    歴史は史料によって創られる。大久保利通日記から富田メモまで、第一級の史料四十数点を一望に取り上げ、紹介・解説し、その意義を説く入門書。

    本書をざっと眺めるだけでも、ため息が出てしまう。史料を紹介するという性質上、概略のみにとどまっており、広く浅くなってしまうのはやむを得ない事であろうか。

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