世界政治1 ――民主化と権威主義化

世界政治1 ――民主化と権威主義化

1,034円 (税込)

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トランプやプーチンはなぜ出現したのか
民主主義はどうなるのか――

世界の今がわかる
新しい政治学入門

世界の政治が、日本人から遠い存在になってしまっている。それは、国際政治学では説明しきれないテーマや出来事が数多くあるからでもあろう。そこで第一線の政治学者の知を結集し、比較政治学のツールで世界各国の政治を見ていくのが、新シリーズ『世界政治』。第1巻では、近年世界を席巻している「民主主義の後退」と「権威主義化」の二つの現象を考察。世界各国のケースを紹介しつつ、最新の政治的現象の分析から構造的な問題の俯瞰までをカバーする、全く新しい政治学入門。

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【目次】
序章 世界政治をどうみるか(岩崎正洋)

第1章 世界政治における民主主義の問題(杉浦功一)
1 世界政治における民主主義の危機?
2 民主主義の後退
3 民主主義の防衛へ向けて

第2章 アメリカの民主主義の現在(梅川葉菜)
1 現代アメリカの民主主義――枠組みと問題関心
2 包摂と排除の政治
3 代表制の歪みと過大代表された政党による統治
4 現代アメリカと民主主義の脆弱性

第3章 個人化するロシアの権威主義体制(溝口修平)
1 新たな独裁者の時代
2 プーチンによる権力掌握
3 エリートの統制
4 第二次プーチン政権における個人化の進展
5 ウクライナ侵攻とロシアの行方

第4章 タイの民主主義に未来はないのか――革新派政党の挑戦(外山文子)
1 「民主主義の後退」の先駆け――クーデタ13回のタイ
2 既得権益ネットワークの形成と拡大――民主主義vs「ディープ・ステイト」
3 民主主義のラストホープ?――タイ革新派政党の誕生
4 あくまで議場で戦う――革新派政党の戦略転換と苦悩

第5章 カンボジア「民主化」後の世襲独裁――人民党支配の半世紀(山田裕史)
1 「民主化」という逆説――カンボジアからの視座
2 人民党支配の起源と構造
3 独裁強化と王朝化の進展――選挙操作から世襲へ
4 越境する権威主義――日本という最前線と民主化支援への教訓

第6章 インドネシアにおける民主主義の後退(増原綾子)
1 民主主義の定着から後退へ
2 民主的な制度構築と民主政治の実践――第一フェーズから第二フェーズまで
3 民主化進展の裏で構造化する問題
4 民主主義後退の時代――第三フェーズ
5 なぜインドネシアで民主主義は後退しているのか

第7章 エクアドル民主制のゆくえ――後退からの脱却(宮地隆廣)
1 ラテンアメリカにおける民主制の後退
2 エクアドルにおける民主制の後退
3 民主制の後退からの脱却
4 民主制の後退に対する捉え方

第8章 南アフリカの民主主義の現在地(牧野久美子)
1 南アフリカの民主化と一党優位
2 優位政党としてのANC
3 ANC一党優位の衰退と終焉
4 ポスト一党優位時代の南アフリカの民主主義

第9章 アラビア半島の権威主義国家――石油・君主制・移民(松尾昌樹)
1 権威主義国の優等生
2 君主制
3 石油――レンティア国家とは何か
4 移民エスノクラシー――移民を権威主義統治に活用する

第10章 国際的な民主化支援とその激変(市原麻衣子)
1 激変する民主化支援
2 米国による民主化支援の大幅な弱体化
3 他国による民主化支援への期待と現状
4 変化が及ぼす影響
5 今後の展望

コラム1 独裁体制の変貌(東島雅昌)
コラム2 韓国の民主化と権威主義の遺産(安周永)
コラム3 中国政治と民主化論(小嶋華津子)
コラム4 ベネズエラの政治危機(宮地隆廣)
コラム5 競争的権威主義の欺瞞を突くモザンビークのZ世代(網中昭世)
コラム6 国連と民主化(杉浦功一)

【各章・コラム執筆者】
杉浦功一 文教大学国際学部教授。
梅川葉菜 駒澤大学法学部教授。
溝口修平 法政大学法学部教授。
外山文子 筑波大学人文社会系准教授。
山田裕史 新潟国際情報大学国際学部教授。
増原綾子 亜細亜大学国際関係学部教授。
宮地隆廣 東京大学大学院総合文化研究科教授。
牧野久美子 日本貿易振興機構アジア経済研究所主任調査研究員。
松尾昌樹 宇都宮大学国際学部教授。
市原麻衣子 一橋大学大学院法学研究科教授。
東島雅昌 東京大学社会科学研究所教授。
安周永 龍谷大学政策学部教授。
小嶋華津子 慶應義塾大学法学部教授。
網中昭世 アジア経済研究所地域研究センター・アフリカ・ラテンアメリカ研究グループ長。

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    トランプやプーチンはなぜ出現したのか 民主主義はどうなるのか―― 世界の今がわかる 新しい政治学入門 世界の政治が、日本人から遠い存在になってしまっている。それは、国際政治学では説明しきれないテーマや出来事が数多くあるからでもあろう。そこで第一線の政治学者の知を結集し、比較政治学のツールで世界各国の政治を見ていくのが、新シリーズ『世界政治』。第1巻では、近年世界を席巻している「民主主義の後退」と「権威主義化」の二つの現象を考察。世界各国のケースを紹介しつつ、最新の政治的現象の分析から構造的な問題の俯瞰までをカバーする、全く新しい政治学入門。 === 【目次】 序章 世界政治をどうみるか(岩崎正洋) 第1章 世界政治における民主主義の問題(杉浦功一) 1 世界政治における民主主義の危機? 2 民主主義の後退 3 民主主義の防衛へ向けて 第2章 アメリカの民主主義の現在(梅川葉菜) 1 現代アメリカの民主主義――枠組みと問題関心 2 包摂と排除の政治 3 代表制の歪みと過大代表された政党による統治 4 現代アメリカと民主主義の脆弱性 第3章 個人化するロシアの権威主義体制(溝口修平) 1 新たな独裁者の時代 2 プーチンによる権力掌握 3 エリートの統制 4 第二次プーチン政権における個人化の進展 5 ウクライナ侵攻とロシアの行方 第4章 タイの民主主義に未来はないのか――革新派政党の挑戦(外山文子) 1 「民主主義の後退」の先駆け――クーデタ13回のタイ 2 既得権益ネットワークの形成と拡大――民主主義vs「ディープ・ステイト」 3 民主主義のラストホープ?――タイ革新派政党の誕生 4 あくまで議場で戦う――革新派政党の戦略転換と苦悩 第5章 カンボジア「民主化」後の世襲独裁――人民党支配の半世紀(山田裕史) 1 「民主化」という逆説――カンボジアからの視座 2 人民党支配の起源と構造 3 独裁強化と王朝化の進展――選挙操作から世襲へ 4 越境する権威主義――日本という最前線と民主化支援への教訓 第6章 インドネシアにおける民主主義の後退(増原綾子) 1 民主主義の定着から後退へ 2 民主的な制度構築と民主政治の実践――第一フェーズから第二フェーズまで 3 民主化進展の裏で構造化する問題 4 民主主義後退の時代――第三フェーズ 5 なぜインドネシアで民主主義は後退しているのか 第7章 エクアドル民主制のゆくえ――後退からの脱却(宮地隆廣) 1 ラテンアメリカにおける民主制の後退 2 エクアドルにおける民主制の後退 3 民主制の後退からの脱却 4 民主制の後退に対する捉え方 第8章 南アフリカの民主主義の現在地(牧野久美子) 1 南アフリカの民主化と一党優位 2 優位政党としてのANC 3 ANC一党優位の衰退と終焉 4 ポスト一党優位時代の南アフリカの民主主義 第9章 アラビア半島の権威主義国家――石油・君主制・移民(松尾昌樹) 1 権威主義国の優等生 2 君主制 3 石油――レンティア国家とは何か 4 移民エスノクラシー――移民を権威主義統治に活用する 第10章 国際的な民主化支援とその激変(市原麻衣子) 1 激変する民主化支援 2 米国による民主化支援の大幅な弱体化 3 他国による民主化支援への期待と現状 4 変化が及ぼす影響 5 今後の展望 コラム1 独裁体制の変貌(東島雅昌) コラム2 韓国の民主化と権威主義の遺産(安周永) コラム3 中国政治と民主化論(小嶋華津子) コラム4 ベネズエラの政治危機(宮地隆廣) コラム5 競争的権威主義の欺瞞を突くモザンビークのZ世代(網中昭世) コラム6 国連と民主化(杉浦功一) 【各章・コラム執筆者】 杉浦功一 文教大学国際学部教授。 梅川葉菜 駒澤大学法学部教授。 溝口修平 法政大学法学部教授。 外山文子 筑波大学人文社会系准教授。 山田裕史 新潟国際情報大学国際学部教授。 増原綾子 亜細亜大学国際関係学部教授。 宮地隆廣 東京大学大学院総合文化研究科教授。 牧野久美子 日本貿易振興機構アジア経済研究所主任調査研究員。 松尾昌樹 宇都宮大学国際学部教授。 市原麻衣子 一橋大学大学院法学研究科教授。 東島雅昌 東京大学社会科学研究所教授。 安周永 龍谷大学政策学部教授。 小嶋華津子 慶應義塾大学法学部教授。 網中昭世 アジア経済研究所地域研究センター・アフリカ・ラテンアメリカ研究グループ長。 ===
  • 世界政治2 ――紛争・戦争・政治的暴力
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    ウクライナ・中東から各地の紛争まで―― 現在の戦争の背景がわかる! 世界を揺るがしている中東の戦争は、国家対国家という単純な構造のみならず、国家と非国家主体が絡み合い複数の戦線が同時並行的に動く、多層化した紛争となっている。『世界政治』第2巻では、こうした国家の多様なあり方が現在の戦争・紛争において深く関わっていることを分析しつつ、世界各国の個別の事情を解説。底流にあるテクノロジー問題や資源問題なども総合的に考察し、政治的暴力が生み出されるメカニズムを探る。現在の戦争の背景を根底から理解するための必読書。 === 【目次】 序章 国家による暴力をどうみるか(岩崎正洋) 第1章 中東の紛争メカニズム――戦争・内戦・非国家主体(末近浩太) 1 中東の紛争の特徴を捉える 2 中東の紛争はなぜ起こるのか――紛争研究の知見から 3 中東の紛争はなぜ終わらないのか――二〇二三年ガザ紛争から考える 第2章 ウクライナにおける戦争と国家再建――強制力と資本(松嵜英也) 1 戦争と国家建設 2 一党優位体制の成立と強制力 3 ウクライナ軍と強制力 4 戦時下の資金調達 5 戦争とグローバルな国家建設 第3章 デジタルで変わる戦争と暴力(大澤傑) 1 不可分な関係 2 デジタル技術による政治の変化 3 デジタル技術と戦争 4 デジタル技術は戦争と暴力の何を変えたか 第4章 イラク戦争と国家建設の蹉跌(山尾大) 1 「破綻国家」問題と外部介入のジレンマ 2 国家機構の解体とリベラルで民主的な国家建設の試み 3 換骨奪胎された民主主義 4 機能しない国家機構 5 構造的要因と教訓 第5章 イスラエル・パレスチナ紛争(錦田愛子) 1 世界政治の中でのイスラエル・パレスチナ紛争 2 パレスチナ国家承認をめぐる展開 3 闘争と社会福祉を担う非国家主体 4 行き詰まる中東の民主主義 第6章 資源開発と社会紛争(岡田勇) 1 天然資源のグローバル・コモディティ・チェーンと社会紛争 2 資源開発はいかに紛争と結びついてきたか 3 資源開発の社会的受容性 4 資源紛争の強度を下げる 第7章 シリアは未知の領域を進む(髙岡豊) 1 未曽有の実験のただなかにある外交・治安・安全保障政策 2 先の見えない内政状況 3 シリアの事例が問うこと 第8章 ボスニア・ヘルツェゴヴィナにおける平和の設計(田中聡) 1 分断社会の比較政治学 2 権力分有による紛争解決の試み――比較政治学の理論から実践へ 3 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争とデイトン合意――平和はどう設計されたか 4 デイトン合意後のボスニア社会――紛争は設計通りに解決されたのか 第9章 アフリカ・サヘル地域の複雑化した紛争――マリ共和国を中心に(佐藤章) 1 実効支配からみる紛争 2 マリ北部紛争の展開 3 実効支配回復への苦難 4 継続する紛争 第10章 インドネシアにおける分離独立紛争(増原綾子) 1 インドネシアにおける国家の暴力 2 東ティモールの併合と分離独立 3 アチェにおける分離独立紛争と和平 4 パプアにおける出口の見えない紛争 5 東ティモール・アチェ・パプアにおける紛争解決の比較 6 不処罰の「文化」と終わらない暴力 コラム1 南コーカサスの治安機関と政治的暴力(立花優) コラム2 革命・クーデタと民族問題(宮脇昇) コラム3 日食と暴力(菊田恭輔) コラム4 ラテンアメリカの麻薬と組織犯罪(馬場香織) コラム5 カンボジア人民党の生存戦略と政治的暴力(山田裕史) コラム6 忘れられるミャンマー内戦(中西嘉宏) ===

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