配信予定・最新刊

作品一覧

  • EU 統治の論理と思想
    NEW
    -
    1巻1,100円 (税込)
    イギリスの離脱,移民や難民の増大,極右勢力の台頭,多様化する性…….様々な問題に直面し岐路に立つEU.壮大な実験はどこへ向かうのか.激動する世界の中で,どんな意味をもつのか.超国家的統合の実態や意義を明快に説き好評を博した前著『欧州連合』を大幅に改訂.これからの国際社会を展望するための新たな基本書.

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  • ブリュッセル効果 EUの覇権戦略:いかに世界を支配しているのか
    4.5
    1巻5,742円 (税込)
    米中に対抗する「規制帝国」の全貌 欧州の時代はもう終わったと言われる。 EUは現在、侵略に手を染めたロシア、各国を蝕むポピュリズムや権威主義、さらにブレグジットに象徴されるあらゆる脅威に直面している。 こうした状況下、EUを最も熱心に支持する人々でさえ、EUの衰退が避けられないと思い込んでしまうのかもしれない。 本書によれば、実際に起きている事態は全く正反対である。すなわち、あらゆる難題にもかかわらず、EUは依然として、自らのイメージで世界を形づくる、影響力のあるスーパーパワーであり続けているのである。 さらにEUの支配力は、ブレグジットやトランプ政権に典型的な自国第一主義によってかえって強化されたという。 昨今のEU衰退論は、「規範形成力」が全く視野に入っていない。本書ではこの規範形成力を「ブリュッセル効果」と呼んで、プライバシーから環境・食品安全まで、その重要性がますます高まっていることを事実に基づいて確認していく。 「規制帝国」を支えるメカニズムはいかなるものか、またこの帝国がいつまで持続するのかを見事に解明した空前絶後のEU論。
  • 欧州ポピュリズム ──EU分断は避けられるか
    3.7
    1巻825円 (税込)
    欧州連合(EU)が、ポピュリズム危機に揺れている。反移民の声は衰えず、ポピュリズム政党への支持は増え続けている。中東欧では政権を担う党すら現れた。いまや、欧州の政治は左右対立ではなく、親EUの既成政党と反EUのポピュリスト政党という対立軸で動いているのだ。ポピュリズムの台頭を招いた要因はなにか。EUの基本理念であるリベラリズムは守られるのか。その統治機構や政策から分析する。
  • 欧州の危機―Brexitショック
    -
    1巻1,760円 (税込)
    イギリスの離脱、ギリシャの巨額債務、押し寄せる難民…EUの3大問題はどう解決されるのか? およそ30カ国へと広がった加盟国の間では、考え方や経済的な能力の違いもめだつ。 EUは統合の形を変えざるを得ない。「アラカルト欧州」、「2速度式欧州」などの方式をはじめ、新たな統合の形が模索されている。 それは国際政治やグローバル投資家、欧州関連企業に、どのような波紋を広げていくのか。 EU研究の第一人者が、不安定化する欧州を展望する。

ユーザーレビュー

  • 欧州ポピュリズム ──EU分断は避けられるか

    Posted by ブクログ

    何度も大学の課題の資料でお世話になっている。少し古い情報だけど、大体2015年以降の欧州ポピュリズムの台頭と、南米のポピュリズムについてわかりやすく取り上げられている。さらに、EUの制度やなぜ批判されているのかも扱われており、ヨーロッパのポピュリズムについて簡単に知りたいときにオススメ。

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    2025年07月29日
  • ブリュッセル効果 EUの覇権戦略:いかに世界を支配しているのか

    Posted by ブクログ

    ー あとがきより
    ブラッドフォード教授はこのような現象面を提示するにとどまらず、EU法や国際法だけでなく経済学、政治学、国際関係論など広範にわたる学識を駆使して、いわゆる「カリフォルニア効果」に関する先行研究に依拠しつつそれを発展させ、「ブリュッセル効果」が発生する五つの条件を理論的に示している。

    第一に、輸入先としてEUが大規模な人口を擁する「市場規模」であることである。第二に、EUが規制を定めてその遵守を確保する立法、行政、司法の「規制能力」が優れていることである。第三に、EUの消費者の生活水準が相対的に高く、公的規制による健康、安全、環境などの「厳格な基準」を求める傾向が強いことである

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    2023年01月14日
  • ブリュッセル効果 EUの覇権戦略:いかに世界を支配しているのか

    Posted by ブクログ

     中国を始めとする新勢力の台頭やブレグジットなどの情勢変化に伴い、欧州の破綻、EUの崩壊と衰退といった考え方がニュースやシンクタンクの政策分析に登場してきているが、世界におけるEUの影響力は決して落ちていない、それが本書の主張であり、それを ”ブリュッセル効果”を分析することによって明らかにしようとする。

     ブリュッセル効果とは、グローバルな市場を規制するEUの一方的な能力を指し、市場がEUの規制をEU域外の市場参加者と規制者双方に波及させている現象と捉える。そして、ブリュッセル効果が生じるためには、①市場規模、②規制能力、③厳格な基準、④非弾力的対象(ある特定の規制体制に拘束される製品ある

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    2024年04月18日
  • 欧州ポピュリズム ──EU分断は避けられるか

    Posted by ブクログ

    EUの基本的な構造や、それによって引き起こされている問題点、さらにはその問題を利用して、市民を注目を引く「ポピュリズム」について説明した本。

    加盟国の多くは離脱といった極端な選択肢は支持しないものの、移民・難民の受け入れや欧州統合による格差などのEU市民の不満は近年積もりに積もり、極右政党の台頭を許す結果となった。

    マーストリヒト条約やシェンゲン協定以来、経済的な欧州統合は格段と進み、ヨーロッパ全体としての一体感を強めていったが、イギリスのEU離脱をはじめ、政治的な統合はおろか、経済的な結びつきも懸念され始め、超国家共同体の限界が感じられる。

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    2021年06月27日
  • 欧州ポピュリズム ──EU分断は避けられるか

    Posted by ブクログ

    EUは各国政治指導者により、代表制民主主義に伴う制約を回避して政策決定を行うことができる保護領域として構築されてきた政治システムbyピーターメア96

    当初のEECの目的地と現在のEUの目的を比べると、相当拡張している。「超国家性の妥協」の範囲から大きく逸脱している102

    EU自体が代表制民主主義の機能不全に対する「解決策」として存在?110

    難民、移民の自由はEUが扱ってるが、その規制やら取り扱いやらは各国に委ねられてる(「移動の自由と人権は大切。但し責任と権限が有るのはEUじゃなく各国」)。だからポピュリストは各国政府を攻撃する最適な材料にする。各国政府も責任の一部はEUだと押し付けら

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    2021年04月03日

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