作品一覧 2023/07/25更新 検証 ナチスは「良いこと」もしたのか? 試し読み フォロー 第三帝国 ある独裁の歴史 試し読み フォロー 野戦郵便から読み解く「ふつうのドイツ兵」 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 小野寺拓也の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 検証 ナチスは「良いこと」もしたのか? 小野寺拓也 / 田野大輔 定期的に繰り返される「ナチスは良いこともしたのだ」という発言や主張に対して、そんなわけないじゃん、で片付けるのではなく、歴史学の手法で丁寧に反証していく。 ある「事実」を、文脈や全体像、目的、背景までを視野に入れて捉え、「解釈」すること。そこから自分の「意見」を持つこと。それが「歴史的思考力」を養...続きを読むうことでもある。 ここで示される検証方法は、「歴史的思考力」とは何か、どうやって思考すればよいのかを知る手掛かりとなると思う。 Posted by ブクログ 検証 ナチスは「良いこと」もしたのか? 小野寺拓也 / 田野大輔 正直、ナチスは良いこともしたと思っていた側の人間だった。 そこに対してしっかりと反証を持ってきて、全部プロパガンダだよと突きつけてくれる素晴らしい本。 ナチスに限らずだが、歴史認識というものは本当に難しいし、「ナチスは実は良いこともしていた」という面白く刺激的なナラティブにはどうしても心惹かれるもの...続きを読むがある。 こういった本がちゃんと出版されることに感謝。 Posted by ブクログ 検証 ナチスは「良いこと」もしたのか? 小野寺拓也 / 田野大輔 強い。 文書で戦うとは、こういうことか。ちょっと違うか。でも、徹底的に事実を並べ、検証する事の重要さを学べる。学生入門書としては本当に最適。 ・ポストトゥルース ・歴史書 Posted by ブクログ 検証 ナチスは「良いこと」もしたのか? 小野寺拓也 / 田野大輔 「はじめに」では、歴史学において重要なのは〈事実〉〈解釈〉〈意見〉の三層構造で検討することだと説明している。そのあとで、ナチスの個々の政策について歴史的経緯、歴史的文脈、歴史的結果という三つの視点から整理して検討しており、練習問題と解説であるかのようにとてもわかりやすい。このような視点で考えることは...続きを読む歴史学に限らず重要だろう。「あとがき」にあるポリコレへの反発という考察は納得のいくものであるだけに気が滅入るが、専門家は反発を覚悟しつつも粘り強く専門知識を伝える努力を続ける必要があるとしてTwitterで実践している著者を見ると心強く思う。 Posted by ブクログ 検証 ナチスは「良いこと」もしたのか? 小野寺拓也 / 田野大輔 ナチ政権についての知識がほぼないまま読み進めたけど、平易でかなり読みやすかった。 政策について事実、目的、結果を順に説明して評価が書かれてあり、表面や小粒の事柄を捉るのではなく全体的な目的から評価する重要性にも気付ける。 あと最後の章で、ナチスは良いこともしたと主張する人たちの動機まで考察されてい...続きを読むたのが興味深かった! Posted by ブクログ 小野寺拓也のレビューをもっと見る